JPS5841513Y2 - 分針歯車のスリップ装置 - Google Patents

分針歯車のスリップ装置

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JPS5841513Y2
JPS5841513Y2 JP10178681U JP10178681U JPS5841513Y2 JP S5841513 Y2 JPS5841513 Y2 JP S5841513Y2 JP 10178681 U JP10178681 U JP 10178681U JP 10178681 U JP10178681 U JP 10178681U JP S5841513 Y2 JPS5841513 Y2 JP S5841513Y2
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hand gear
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JPS588178U (ja
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邦善 稲毛
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は分針軸(2番軸ともいう)の端部に嵌合した分
針歯車と分針軸とのスリップ装置に関する。
分針軸には、一端に分針歯車が嵌合され、他端に分針が
取付けられ、分針歯車の回動に伴う分針軸の回動により
分針に所定の時刻を表示させているが、分針の時刻表示
誤差を修正する必要がしばしば生ずる。
本考案はこの誤差修正時の分針歯車と分針軸とのスリッ
プ装置に係るものである。
従来のこの種スリップ装置を次に示す。
第1図はその一例にして、同図Aは分針歯車の平面図、
同図Bは分針軸の側面図、同図CはBより90°回動し
た状態の分針軸の側面図、同図り、Eは分針バネの平面
図、側面図、同図Fは分針歯車を分針軸に分針バネを介
在して嵌合した状態図である。
第1図Bの如く分針軸2は一端に鍔3及び短軸4が一体
に形成され、該短軸4の外周に一対の溝5が平行に設け
られている。
したがって、短軸4には同図Cのように溝5と直交して
一対の鍔4a、4bが形成される。
第1図りの如く分針バネ6はコ字状の薄板がらなり、そ
の各脚片7の内壁には互に対向して一対の突起8が形成
され、また同図Eに示すように各脚片7は山形に湾曲形
成されている。
而して、上記分針歯車1を分針軸2の短軸4に挿入し、
次いで分針バネ6の両脚片7を短軸4の一対の溝5に突
起8が短軸4を挾持する如く挿入する(第1図F参照)
この状態で、分針バネ6の山形に湾曲された両脚片7は
分針軸2の鍔4bに押圧されて脚端部と連結部により分
針歯車1を分針軸2の鍔3に弾性的に押圧し、分針歯車
1に対して分針軸2がスリップして回転する。
第2図は他の例にして、上記例の分針バネを使用せずに
、分針歯車自体で分針軸を弾性的に挾持しているもので
ある。
同図Aに示すように、分針歯車9は円環状に形成され、
内腔に向けて設けた一対の脚片10間に、同図Bに示す
分針軸11の端部に一体成形した鍔12.13間の短軸
14を弾性的に嵌合しく同図C参照)、分針歯車9に対
して分針軸11をスリップして回転するようになされて
いる。
以上のように、従来のスリップ装置は、分針バネの弾性
的押圧力又は分針歯車に形成した一対の脚片の弾性的挟
持力によるものであるが、これら分針バネ又は分針歯車
の脚片は何れも形状に伴う押圧力、挟持力が特定されて
いるので、分針軸の回転トルクの加減が不可能であり、
また分針歯車の脚片により分針軸を挾持するものにあっ
ては分針軸の正逆回転を円滑にするために挾持摺動面に
油等の潤滑剤を塗付する必要があった。
本考案は上記の点に着目してなされたもので、分針軸の
正逆回転が円滑であり、回転トルクの加減が可能にして
、しかも回転力の変化がないスリップ装置を提供するこ
とを目的とする。
次に、本考案を図面に示す一実施例により説明する。
第3図は分針歯車、第4図は分針軸、第5図は分針バネ
を示す。
第3図に示すように、分針歯車15には中心円孔16が
穿設されている。
第4図に示すように、分針軸17の一端部にはピニオン
歯車18.鍔19及び短軸20が一体に成形され、鍔1
9の外径d1は第3図の分針歯車15の円孔16の内径
りより大きく、短軸20の外径d2は円孔16の内径り
より若干小さくされており、分針歯車15が短軸20に
挿入しうるようになっている。
第5図に示すように、分針バネ21は中心円孔22を有
する円環状薄板からなり、その環状板部には上下対称に
一対の略半円形の溝23が穿設されている。
したがって、分針バネ21は左右一対の連結部24を有
する外側環状板部25と内側環状板部26が形成される
而して、上記円孔22の内径Xは分針軸17のビニオン
歯車18の外径d3より若干大きく、鍔19の外径d1
より小さくされており、分針バネ21が分針軸17のビ
ニオン歯車18に挿入しうるようになされている。
而して、本考案のスリップ装置を構成するに当っては、
分針軸17の短軸20に分針歯車15を挿入し、また分
針バネ21を分針軸17のビニオン歯車18に挿入し、
分針バネ21の外側環状板部25の複数点を分針歯車1
5に固着(例えばスポット溶接等)する。
したがって、分針歯車15及び分針バネ21は分針軸1
7の鍔19により位置規制され、また分針バネ21の内
側環状板部26の鍔19に対する弾性的押圧力により、
分針歯車15が分針軸17に保持され、円滑なスリップ
機能を奏することとなる。
また、分針バネ21の外側環状板部25の分針歯車15
への固着位置を変化すれば、内側環状板部26の鍔19
に対する弾性的押圧力が変化するので、回転トルクの加
減ができるものであり、しかも鍔19への押圧力を利用
するものであるので油等の潤滑剤の使用を必要としない
ものである。
なお、上記の実施例では、分針バネ21に一対の略半円
形の溝23を上下対称に設けたものを示したが、さらに
内側環状板部26に連結部24と直交する状態で一対の
溝を設ければ、回転トルクの調整が微細に行いうるもの
である。
以上のように、本考案は特殊形状の分針バネをもって分
針歯車との協動により分針軸の鍔を弾性的に押圧挾持す
るようにしているので、分針軸の正逆回転が円滑に行わ
れ、しかも回転トルクの加減が可能であり、回転力の変
化もない等の効果を有する実用上有益な分針歯車のスリ
ップ装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の分針歯車スリップ装置の一例にして、同
図Aは分針歯車の平面図、同図B、Cは異なる状態の分
針軸の側面図、同図り、Eは分針バネの平面図、側面図
、同図Fは分針歯車を分針軸に分針バネを介在して嵌合
した状態の裏面図を示す。 第2図は従来の他の例にして、同図Aは分針歯車の平面
図、同図Bは分針軸の側面図、同図Cは分針歯車を分針
軸に嵌合した状態の裏面図を示す。 第3図乃至第5図は本考案に係る分針歯車のスリップ装
置の一実施例にして、第3図は分針歯車の平面図、第4
図は分針軸の側面図、第5図は分針バネの平面図を示す
。 15・・・・・・分針歯車、16・・・・・・中心円孔
、17・・・・・・分針軸、18・・・・・・ビニオン
歯車、19・・・・・・鍔、20・・・・・・短軸、2
1・・・・・・分針バネ、22・・・・・・中心円孔、
23・・・・・・半円形溝、24・・・・・・連結部、
25・・・・・・外側環状板部、26・・・・・・内側
環状板部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 分針軸の一端部に形成した鍔を挾んで挿入された分針歯
    車と、円環状薄板からなる環状板部の対称位置に略半円
    形の溝を設けた分針バネとよりなり、該分針バネの上記
    溝により国威された外側環状板部の複数個所を分針歯車
    に固着したことを特徴とする分針歯車のスリップ装置。
JP10178681U 1981-07-10 1981-07-10 分針歯車のスリップ装置 Expired JPS5841513Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10178681U JPS5841513Y2 (ja) 1981-07-10 1981-07-10 分針歯車のスリップ装置
US06/314,410 US4464062A (en) 1981-07-10 1981-10-23 Battery powered time piece
EP81305167A EP0069814A3 (en) 1981-07-10 1981-10-30 Battery powered timepiece

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10178681U JPS5841513Y2 (ja) 1981-07-10 1981-07-10 分針歯車のスリップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS588178U JPS588178U (ja) 1983-01-19
JPS5841513Y2 true JPS5841513Y2 (ja) 1983-09-19

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ID=29896441

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10178681U Expired JPS5841513Y2 (ja) 1981-07-10 1981-07-10 分針歯車のスリップ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6196821U (ja) * 1984-11-30 1986-06-21

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JPS588178U (ja) 1983-01-19

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