JPH064562Y2 - 多回転型可変抵抗器のハウジングの構造 - Google Patents

多回転型可変抵抗器のハウジングの構造

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JPH064562Y2
JPH064562Y2 JP1986141810U JP14181086U JPH064562Y2 JP H064562 Y2 JPH064562 Y2 JP H064562Y2 JP 1986141810 U JP1986141810 U JP 1986141810U JP 14181086 U JP14181086 U JP 14181086U JP H064562 Y2 JPH064562 Y2 JP H064562Y2
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JP
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worm gear
press
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shaft
insertion hole
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JP1986141810U
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JPS6349204U (ja
Inventor
浩 丹野
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コパル電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、可変抵抗器のハウジングの構造に関し、特に
多回転型可変抵抗器のハウジングのウォームギアシャフ
ト圧入構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、第5図に示すように多回転型可変抵抗器(以下、
単に可変抵抗器という)はハウジング4内に収納されて
おり、第6図に示すように、ハウジング4の円筒状シャ
フト挿入穴5に、環状頭部2aと円錐状脚部2bとを具
えた圧入部2を有するウォームギアシャフト3を矢印で
示すように圧入することによりウォームギアシャフト3
をハウジング4に組付ける。尚符号1はウォームギアシ
ャフト3の頭部で、そのスリット溝にドライバ等を挿入
してウォームギアシャフト3を回動するものである。
符号8は、ウォームギアシャフト3の外周に設けたウォ
ームギアである。ウォームギアシャフト3は可変抵抗器
内部に設けた回転子(図示せず)に噛合可能である。こ
の従来例では、ハウジング4の円筒状シャフト挿入穴5
に、その内径より若干径の大きい環状頭部2aを有する
ウォームギアシャフト3の圧入部2を圧入することによ
り、第7図に示すようにシャフト圧入部2の環状頭部2
aの外周面が円筒状シャフト挿入穴5の内周面に圧着
し、これによりハウジング4の挿入穴5よりウォームギ
アシャフト3の抜け防止、回転トルク、密閉性を同時に
得るように構成してある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の可変抵抗器のシャフト抜け防止力
は、可変抵抗器のシャフト圧入部2の環状頭部2aの外
周面がハウジング4のシャフト挿入穴5の内周面に圧着
している構成であるから、可変抵抗器作動時には、圧着
部の使用による摩耗に起因して環状頭部2aの圧入部2
の環状シャフト穴5の内周面に圧着する圧着力の弱まり
が発生するので、わずかの圧着力となりウォームギアシ
ャフト3と噛み合うように可変抵抗器の内部に設けた回
転子の回転抵抗や回転子の停止機構の反発力等により、
ウォームギアシャフト3の抜ける方向に力が加わると、
安易にウォームギアシャフト3が挿入穴5内で変位して
抜けるという問題があった。ウォームギアシャフト3と
噛合するように可変抵抗器の内部に設けた回転子や回転
子停止機構としては、弾性体湾曲突起部材や羽根状ばね
等を用いた回転子の停止機構があるが、回転子の停止の
際には回転子の回転抵抗や反発力によりウォームギアシ
ャフト3は抜ける方向へ第7図に向って上方向へ力が加
わるものである。また、圧入部2の環状頭部2aの径を
大にしてこれを解決しようとすると、可変抵抗器の回転
トルクが大きくなるという問題があった。
本考案は、上記従来例の問題点を解消したハウジングの
構造を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は実施例に対応する第1〜4図で説明すると、本
考案は、ハウジング4に形成した円筒状シャフト挿入穴
5に圧入して可変抵抗器の内部に設けた回転子と噛合す
るウォームギア8をその外周に形成したウォームギアシ
ャフト3をハウジング4に組立てるようになした多回転
型可変抵抗器において、ウォームギアシャフト3の端部
に、水平上面2cを具えた環状頭部2aと円錐状脚部2
bよりなるウォームギアシャフト圧入部2を設け、前記
円筒状シャフト挿入穴5の内周面に環状突起部6を設
け、その内径を圧入部環状頭部2aの外径よりも若干小
さく形成し、前記シャフト圧入部2を円筒状シャフト挿
入穴5へ圧入して、ウォームギアシャフト3をハウジン
グ4に組付けた場合に、シャフト圧入部2の環状頭部2
aは前記ハウジング4の環状突起部6の孔7内を強制的
に下降通過せしめられ、前記環状頭部2a平坦上面2c
は、前記円筒状シャフト挿入穴5の内側面に形成した環
状突起部6の下面6aに当接した状態で、ウォームギア
シャフト3と噛合する可変抵抗器内部に設けた回転子の
回転抵抗や回転停止機構の反発力により、ウォームギア
シャフト3の抜ける方向に力が加わっても、シャフト圧
入部2がハウジング円筒状シャフト挿入穴5から抜け出
さないように収納されたことを特徴とする多回転型可変
抵抗器のハウジングの構造である。
(作用) 本考案によれば、ハウジング4の円筒状シャフト挿入穴
5内周面に環状突起部6を設け、この環状突起部6の内
面にウォームギアシャフト3の圧入部2を強制的に圧入
通過せしめたものであり、圧入部2の環状頭部2aの平
坦上面2cはシャフト挿入穴5の内周に形成した環状突
起部6の下面6aに当接するのでウォームギアシャフト
3の抜け強度が増大して、シャフト抜けを防止すると共
にウォームギアシャフト3並びに可変抵抗器の回転子
(図示せず)の回転トルクには全く影響を与えないもの
である。
(実施例) 以下、本考案を第1〜4図に示す一実施例により説明す
る。尚、第1〜4図において、第6〜7図で説明したも
のと同一部材には同一符号を付して、説明は省略する。
第2図に示すように、ハウジング4の円筒状シャフト挿
入穴5の内周面に環状突起部6を形成する。この環状突
起部6は、断面コ字状環状凸状部であるのを最適とす
る。この環状突起部6で形成する内側孔7の径は、ウォ
ームギアシャフト3の外周に設けた圧入部2の環状頭部
2aの径よりも僅かに小さく形成する。円筒状シャフト
挿入穴5にウォームギアシャフト3を圧入すれば、第4
図に示すようにシャフト圧入部2が、ハウジング挿入穴
5の内周面に形成した環状突起部6の内側孔7を通過す
る際、シャフト圧入部2の大きい径の環状頭部2aがシ
ャフト挿入穴5の内周面に形成した環状突起部6の内側
孔7内を強制的に下方へ圧入されて、この孔を通過せし
められ、環状突起部6の下面6aはシャフト圧入部2の
頭部2aの平坦上面2cに当接してひっかかった状態
で、ウォームギアシャフト3はハウジング4に組付けら
れる。すなわち、前記のように環状突起部6の下面6a
はシャフト圧入部2の環状頭部2aの平坦上面2cへ当
接してひっかかるので、可変抵抗器作動時に、可変抵抗
器内部の回転子の回転抵抗や停止機構の反発力等により
ウォームギアシャフト3に対して抜ける方向(第4図に
向って上方向)に力が加わってもウォームギアシャフト
3はハウジング4より抜け出すことはない。
従って、ハウジング4よりのウォームギアシャフト3の
抜け強度を増大し得ると共に、可変抵抗器の回転部材の
回転トルクは従来と同様に得られるものであり、可変抵
抗器の精度向上に役立つ。尚、環状突起6については、
第2図に図示のような断面凸状突起であればよく、その
サイズ等に限定されることはない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、可変抵抗器のハウ
ジングの円筒状シャフト挿入穴内周面に環状突起部を設
け、この環状突起部の下面とシャフト圧入部の環状頭部
上面とが当接した状態で、シャフト圧入部がハウジング
のシャフト挿入穴内に圧入収納されるものであるから、
前記環状突起部下面とシャフト圧入部の環状頭部平坦上
面との当接によりウォームギアシャフト抜け防止の力が
増大し、可変抵抗器作動時、可変抵抗器内部の回転子の
回転抵抗や回転子の停止機構の反発力等により、ウォー
ムギアを介してウォームギアシャフトの抜ける方向に力
が加わっても、シャフトは挿入穴より抜けることはな
く、また可変抵抗器の回転部材の回転トルクは従来と同
様に得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシャフトの側面図。第2図はハウ
ジングの挿入穴に設けた環状突起部の断面図。第3〜第
4図は本考案によるハウジングの構造及び可変抵抗器を
ハウジングに取り付けた状態を示す破砕断面図、第5図
はハウジング内に可変抵抗器を収納した状態の外観斜視
図、第6〜7図は従来のハウジングにシャフトを圧入し
て取付ける圧入前の状態及び圧入後の状態を示す破砕断
面図である。 1…シャフト頭部、2…シャフト圧入部、2a…圧入部
環状頭部、2b…圧入部円錐状脚部、2c…環状頭部の
上面、3…ウォームギアシャフト、4…ハウジング、5
…円筒状シャフト挿入穴、6…環状突起部、6a…環状
突起部下面、8…ウォームギア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに形成した円筒状シャフト挿入
    穴に圧入して可変抵抗器の内部に設けた回転子のギアと
    噛合するウォームギアをその外周に形成したウォームギ
    アシャフトをハウジングに組立てるようになした多回転
    型可変抵抗器において、ウォームギアシャフト端部に、
    平坦上面を具えた環状頭部と円錐状脚部よりなるウォー
    ムギアシャフト圧入部を設け、前記円筒状シャフト挿入
    穴の内周面に環状突起部を設け、その内径を圧入部環状
    頭部の外径よりも若干小さく形成し、前記シャフト圧入
    部を円筒状シャフト挿入穴へ圧入して、ウォームギアシ
    ャフトを可変抵抗器に組付けた場合、シャフト圧入部の
    環状頭部は前記ハウジングの環状突起部の孔内を強制的
    に下降通過せしめられ、環状頭部の平坦上面は、前記円
    筒状シャフト挿入穴の内側面に形成した環状突起部の下
    面に当接した状態にあり、多回転型可変抵抗器作動時に
    おいて、多回転型可変抵抗器内部に設けた回転子の回転
    抵抗や回転子の停止機構の反発力により、ウォームギア
    シャフトの抜け出る方に力が加わっても、シャフト圧入
    部がハウジング円筒状シャフト挿入穴から抜け出さない
    ように収納されたことを特徴とする多回転型可変抵抗器
    のハウジングの構造。
JP1986141810U 1986-09-18 1986-09-18 多回転型可変抵抗器のハウジングの構造 Expired - Lifetime JPH064562Y2 (ja)

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JPS6349204U JPS6349204U (ja) 1988-04-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2805540B2 (ja) * 1990-09-28 1998-09-30 フェザー安全剃刀株式会社 替刃式刃物の替刃容器

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JPS598301A (ja) * 1982-07-06 1984-01-17 アルプス電気株式会社 電気部品

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