JP3944211B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子線を用いた表示装置などの画像形成装置に関わり、特に、スペーサを備えた画像形成装置に関する。
従来から、電子放出素子を利用した画像形成装置として、冷陰極型電子放出素子を多数形成した電子源基板と、アノード電極および蛍光体を具備した陽極基板とを平行に対向させ、内部を真空に排気した平面型表示パネルが知られている。上記冷陰極型電子放出素子としては表面伝導型、FE型、MIM型が一般的である。このような冷陰極型電子放出素子を用いた平面型表示パネルは、現在広く用いられているCRTに比べ、軽量化、大画面化を図ることができ、また、液晶を利用した平面型表示パネルやプラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセントディスプレイなどの他の平面型表示パネルに比べて、より高輝度、高品質な画像を提供することができる。
上記のような画像形成装置は、一般的に、加速電圧(Va)が印加されるメタルバックや蛍光膜などを有し、画像の表示面側となるフェースプレートと、多数の冷陰極型電子放出素子と共に、この電子放出素子を電気的に接続する行方向および列方向配線などを有し、蛍光体を発光させるための電子源側となるリアプレートを相対向させ、周囲を側壁で密封して真空容器を形成すると共に、フェースプレートとリアプレート間に、両者を所定間隔に保持すると共に、大気圧に対する支持部材としてのスペーサを挟持させたものとなっており、通常、このスペーサは、リアプレート上の導体(例えば行方向配線)とフェースプレート上の電極(例えばメタルバック)に当接して挟み込まれている(例えば、特許文献1、2および3を参照)。
ところで、このような画像形成装置において、スペーサは、電子ビームの一部または反射電子が表面に衝突すると、二次電子を放出して、その部分の電位を上昇させるように帯電する場合がある。これによりスペーサ周辺の電位分布が歪み、電子線の軌道が不安定になるばかりでなく、内部で放電を生じるという問題点を有している。
このようなスペーサの帯電を防止する方法としては、絶縁性基材の表面に帯電防止を目的とした高抵抗膜を形成したスペーサを用いることで帯電を除去する方法が適用できる。このような方法も特許文献1、2および3などで提案されている。
米国特許5614781号公報 米国特許5742117号公報 特開平8−180821号公報
ところで、我々は、スペーサの帯電を防止するより好ましい方法として、絶縁性基材の表面に高抵抗膜を形成したスペーサを用い、このスペーサと前記リアプレート上の導体との当接を間欠的に行う方法を提案している(特願2003−136741)。
しかしながら、前記導体と相対向するスペーサの面全体に比べて、この面が実際に当接する面積が小さい場合には、当接部の端に電流が集中してしまうことが生じる。例えば、上記のようにスペーサが間欠的に当接するような場合や、板状スペーサの厚み(幅)よりも、当接する導体の幅が狭いような場合が該当する。
後者について図11で説明すると、前記リアプレート1015上の導体(行方向配線1013)または前記フェースプレート1017上の電極(メタルバック1019)と当接する前記スペーサ1020の当接面が、該当接面の一部のみ当接するような場合,当接部の端(図中b点)に電流が集中してしまう。上記電流集中により、b点付近で局部的な発熱が発生し、前記高抵抗膜1001の種類によっては、長期にわたる使用(Vaの印加)において膜質変化(抵抗変化など)を生じてしまい、スペーサ1020近傍の電界を歪め、その結果、画像の歪みを引き起こす可能性がある。なお、図11において、1000は絶縁性基材、1018は蛍光膜、1014は列方向配線、1021は絶縁層である。
図11に記載のように、スペーサの端部に高抵抗膜を形成しているにもかかわらず、端部の高抵抗膜の一部に電流が集中する現象は、上述のようなスペーサのリアプレートまたはフェースプレートに面する面(端面)の一部のみでリアプレートまたはフェースプレートの導体と当接する場合に限らず、スペーサ側面の高抵抗膜、スペーサ端部の被膜、及びスペーサに当接する導体の電気的特性の関係に起因することが分かってきた。スペーサの端面の全面で当接する場合においても、端面の高抵抗膜全面を電流パスとして有効に利用することが望まれていた。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、本発明の主たる目的は、冷陰極電子放出素子を用いた平面型表示パネルなどの画像形成装置において、長期の使用においても画像の歪みを生じない安定したパネルを提供することである。
本発明によれば、露出面に第一高抵抗膜有し、リアプレートまたはフェースプレートと当接する面に第二高抵抗膜を有するスペーサが、リアプレートまたは前記フェースプレートとの当接する際に、第三高抵抗膜を介して当接することによって、スペーサのリアプレートまたはフェースプレートとの当接部付近の高抵抗膜の局所的な電流集中を抑え、その結果、該当接部の高抵抗膜の局所的な抵抗変化を抑制することができ、長期の使用においても高輝度で良好な画像が安定に保たれる画像形成装置を実現することができる。
上記目的を達成するために、本発明の第1は、低電位に規定された導体を有するリアプレートと、
前記リアプレートに対向配置され高電位に規定された電極を有するフェースプレートと、
前記導体に対面する第一の端面および前記電極に対面する第二の端面および前記第一の端面と第二の端面との間の側面を有する絶縁性基材と、該絶縁性基材の前記側面を被覆する第一高抵抗膜と、前記絶縁性基材の第一の端面と第二の端面を被覆し、前記第一高抵抗膜のシート抵抗値以上のシート抵抗値を有する第二高抵抗膜とを備え、前記導体と電極とに電気的に接続されたスペーサとを有し、
前記第一の端面を被覆する第二高抵抗膜と前記導体との間に、該第二高抵抗膜に直接接し、且つ前記導体に前記第一の端面よりも小さい面積で当接する第三高抵抗膜を更に有し、前記第二高抵抗膜の比抵抗ρ 2 、膜厚t 2 と、前記第三高抵抗膜の比抵抗ρ 3、 膜厚t 3 とが、下記関係式を満たすことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
Figure 0003944211
上記本発明の第1は、前記第二の端面を被覆する第二高抵抗膜と前記電極との間に、該第二高抵抗膜に直接接し、且つ前記電極に前記第二の端面よりも小さい面積で当接する第三高抵抗膜を更に有し、前記第二高抵抗膜の比抵抗ρ 2 、膜厚t 2 と、前記第三高抵抗膜の比抵抗ρ 3、 膜厚t 3 とが、上記(1)式を満たすことを好ましい態様として含むものである。
また、本発明の第2は、低電位に規定された導体を有するリアプレートと、
前記リアプレートに対向配置され、高電位に規定された電極を有するフェースプレートと、
前記導体に対面する第一の端面および前記電極に対面する第二の端面および前記第一の端面と第二の端面との間の側面を有する絶縁性基材と、該絶縁性基材の前記側面を被覆する第一高抵抗膜と、前記絶縁性基材の第一の端面と第二の端面を被覆し、前記第一高抵抗膜のシート抵抗値以上のシート抵抗値を有する第二高抵抗膜とを備え、前記導体と電極とに電気的に接続されたスペーサとを有し、
前記第二の端面を被覆する第二高抵抗膜と前記電極との間に、該第二高抵抗膜に直接接し、且つ前記電極に前記第二の端面よりも小さい面積で当接する第三高抵抗膜を更に有し、前記第二高抵抗膜の比抵抗ρ 2 、膜厚t 2 と、前記第三高抵抗膜の比抵抗ρ 3、 膜厚t 3 とが、前記(1)式を満たすことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
本発明の第1および第2の画像形成装置に共通する好ましい第の態様は、前記第二高抵抗膜および前記第三高抵抗膜が、下記(2)式を満たしていることである。
Figure 0003944211
本発明の第1および第2の画像形成装置に共通する好ましい第の態様は、前記第二高抵抗膜の膜厚t2および前記第三高抵抗膜スペーサの膜厚t3が、いずれも10-8m以上で、かつ10-5m以下であることである。
本発明の第1および第2の画像形成装置に共通する好ましい第の態様は、前記第二高抵抗膜の比抵抗ρ2および前記第三高抵抗膜スペーサの比抵抗ρ3が、いずれも0.1Ω・m以上で、かつ108Ω・m以下であることである。
本発明の第1および第2の画像形成装置に共通する好ましい第の態様は、前記第一高抵抗膜のシート抵抗値と第二高抵抗膜のシート抵抗値は実質等しいことである。
また、本発明の第1および第2の画像形成装置に共通する好ましい第の態様は、前記第一高抵抗膜のシート抵抗値が107以上1014以下、前記第二の高抵抗膜のシート抵抗値が108以上1015以下であることである。
また、本発明は、上記のいずれかの画像形成装置と、テレビ信号受信回路と、該画像形成装置と該テレビ信号受信回路とを接続するインターフェース部とを有するテレビジョン装置を、その好ましい形態のひとつとする。
次に、本発明を適用した画像表示装置の一例である平面型表示パネルの構成ついて具体的な例を示して説明する。
図1は、実施例に用いた平面型表示パネルの斜視図であり、内部構造を示すためにパネルの一部を切り欠いて示している。
図中、115はリアプレ−ト、116は側壁、117はフェ−スプレ−トであり、これらにより表示パネルの内部を真空に維持するための気密容器を形成している。上記気密容器の内部は10-4Pa程度の真空に保持されるので、大気圧や不意の衝撃などによる気密容器の破壊を防止する目的で、耐大気圧構造体として、スペーサ120が設けられており、該スペーサ120は画像表示領域の外側で固定治具122によって固定されている。
リアプレ−ト115には、冷陰極型電子放出素子112がN×M個形成されている(N、Mは2以上の正の整数であり、目的とする表示画素数に応じて適宜設定される)。前記N×M個の冷陰極型電子放出素子112は、M本の行方向配線113とN本の列方向配線114により単純マトリクス配置されている。なお、行方向配線113と列方向配線114の交差部は絶縁層121(図2参照)にて絶縁されている。
本例では、冷陰極型電子放出とし112として表面伝導型電子放出素子を単純マトリクス配置しているが、本発明はこれに限定されること無く、FE型やMIM型の電子放出素子においても適用でき、また単純マトリクス配置に限られるものではない。
図3に本例で用いた冷陰極型電子放出素子112の断面模式図を示す。ここで115はリアプレート、113は行方向配線、114は列方向配線、105は素子電極、106は導電性薄膜、107は通電フォ−ミング処理と通電活性化処理を行うことにより形成された電子放出部であり、104は電子放出部付近の導電性薄膜106に堆積したカーボン膜である。
図1に示されるように、フェ−スプレ−ト117には、蛍光膜118が形成されている。本例はカラ−表示装置であるため、蛍光膜118の部分にはCRTの分野で用いられる赤、緑、青、の3原色の蛍光体が塗り分けられている。各色の蛍光体は、例えば図4に示すようにストライプ状に塗り分けられ、蛍光体のストライプの間には黒色導電体110が設けられている。また、3原色の蛍光体の塗り分け方は、図4に示したストライプ状の配列に限られるものではなく、冷陰極型電子放出素子112の配列に応じて、例えばデルタ状配列など、それ以外の配列であってもよい。
なお、モノクロ−ムの表示パネルを作成する場合には、蛍光膜118に単色の蛍光体材料を用いればよく、また黒色導電体110は必ずしも用いなくともよい。
蛍光膜118のリアプレ−ト115側の面には、CRTの分野では公知のメタルバック119を設けてある。メタルバック119は、電子ビ−ム加速電圧Vaを印加するためのアノード電極として作用する。
図2は図1におけるスペーサ120付近の断面模式図であり、各部の符号は図1に対応している。
スペーサ120は、絶縁牲基材100の表面に帯電防止を目的とした第一高抵抗膜101および第二高抵抗膜102を成膜した部材からなるもので、必要な耐大気圧性を得るのに必要な数だけ必要な間隔をおいて配置されている。
ここで、第一高抵抗膜101は、前記絶縁性基材100の側面を被覆した膜で、比抵抗ρ1、膜厚t1である。また、第二高抵抗膜102は、前記絶縁性基材100の第一の端面または前記第二の端面を被覆した膜で、比抵抗ρ2、膜厚t2である。スペーサ120の絶縁性部材100としては、例えば石英ガラス、Naなどの不純物含有量を減少したガラス、ソーダライムガラス、アルミナなどのセラミックス部材などが挙げられ、その熱膨張率が気密容器を成す部材と近いものが好ましい。
なお、第一高抵抗膜101と第二高抵抗膜102は、異なる材料や異なる厚さで形成することができるが、実質的に同じ材料で、実質同じ厚さで形成することもできる。後者の場合、実質、ρ1=ρ2かつt1=t2となる。
上記スペーサ120は、第二高抵抗膜102の上層として成膜された第三高抵抗膜103を介して、フェースプレート117の内側(メタルバック119など)およびリアプレート115の内側(行方向配線113または列方向配線114)に電気的に接続される。ここで第三高抵抗膜103の比抵抗はρ3、膜厚はt3である。なお、ここで説明される態様においては、スペーサ120の形状は薄板状とし、行方向配線113に平行に配置され、行方向配線113に電気的に接続されている。
下に本発明の局所的な電流集中の抑制について説明する。
まず、本発明の構成と、本発明に該当しない構成とで、電流の流れ方(カレントフロー)について説明する。
図12は本発明の構成におけるスペーサ端部での電流の流れを示す模式図、図13は図12の構成に対して、第三の高抵抗膜が存在しない構成におけるスペーサ端部での電流の流れを示す模式図、図14は、図12の構成に対して、第二の高抵抗膜のシート抵抗値が第一の高抵抗膜のシート抵抗値よりも小さい構成におけるスペーサ端部での電流の流れを示す模式図である。各図面において、共通の部材には同じ番号を付しており、それぞれ、スペーサ基材(絶縁性基材)2100、第一の高抵抗膜2101、第二の高抵抗膜2102、第三の高抵抗膜2103、配線電極2113、電流集中個所2130を示す。尚図中矢印線は電流をあらわす。
図13の構成の場合、第一の高抵抗膜を流れてきた電流は、スペーサの端部において、第二の高抵抗膜のシート抵抗が、第一の抵抗膜のシート抵抗と等しいかまたは大きいため、第二の高抵抗膜内で配線電極に向かうもっとも抵抗の小さい経路を流れる。よって、図13のように、模式的には電流は、配線に向かう最短の経路を通る。このため、電流集中個所2130が存在する。
また、図14の構成の場合、第一の高抵抗膜を流れてきた電流は、スペーサ端部において、第二の高抵抗膜のシート抵抗が第一の高抵抗膜のシート抵抗よりも小さいので、第二の高抵抗膜内に分散する。つまり、シート抵抗の大小関係によって、第二の高抵抗膜における電圧降下は、第一の高抵抗膜の電圧降下に比較して小さいので、第二の高抵抗膜は見かけ上、電極としての機能を果たし、電流は第二の高抵抗膜内で分散する。よって、図14のように、模式的には電流は、第二高抵抗膜内に均等に分散するため、図13の構成に比較すると、電流集中は緩和されるものの、やはり電流集中個所2130が存在する。
一方、本発明の図12の構成の場合、第一の高抵抗膜から第二の高抵抗膜に流れる電流には、第二高抵抗膜内で、図中Y方向下向きの力を受けながら分散していき、上記図14のような急峻な分散による電流集中個所が存在しない。また、第二高抵抗膜内で電流が分散しているため、第三の高抵抗膜から配線に流れる電流は、最短経路を通るものの、ここでも上記図13のような電流集中個所は存在しない。尚、ここで、第一の高抵抗膜と第二の高抵抗膜との関係がシート抵抗で定義される理由は、第一の高抵抗膜を流れる着目すべき電流の向きと、第二の高抵抗膜を流れる着目すべき電流の向きが、どちらも膜厚方向に対して垂直の向きだからである。
次に、本発明における数式について説明する。
電流集中の指標として、前記第二高抵抗膜102の厚み方向に生じる電位差を用いた。図5を用いて説明する。
図5は図2のa点付近の拡大図であり、各構成部材の番号は図2と同じである。比較場所は、当接部の端から延ばした前記リアプレート115または前記フェースプレート117(図1、図2参照)に対する垂線上の2点間(図5中a−a’間)である。この電位差が大きい場合は膜厚方向(図5中Y方向)の電流成分が大きいので、当接部の端への電流集中が大きく、電位差が小さい場合は膜面方向(図5中X方向)への電流成分が増え、当接部の端への電流集中が小さいと判断できる。
図6は、第三高抵抗膜103(図2参照)がある場合の図5中a−a’間の電位差の、第三高抵抗膜103が無い場合の同場所の電位差に対する割合を、比抵抗の比(ρ3/ρ2)に対する依存性として膜厚比(t3/t2)別に示したグラフである。横軸は比抵抗比(ρ3/ρ2)、縦軸は電位差の割合(第三高抵抗膜有/無)である。
図6において、100%近辺は第三高抵抗膜103(図2参照)による電流集中抑制効果がほとんど無い条件である。そこで、図6から、明らかに100%から下がり始める(つまり、急峻に減少し始める臨界点(変局点))条件における比抵抗比と膜厚比の関係を抽出し、図8に示すような特徴がえられた。図8は、前記第三高抵抗膜103によって当接部端への電流集中を抑制できる条件を、膜厚比(横軸)と比抵抗比(縦軸)で示したものである
さらに、図6から、上記の割合(第三高抵抗膜103の有無の電位差比)が0%に近づくと電流集中度が2桁程度改善(抑制)されたことが分かる。そこで、大きな改善ができる形態として、図6から上述の電位差比の減少変化が急激に鈍化しながら0%になる(換言すると、減少変化が飽和する臨界点(変局点))条件における比抵抗比と膜厚比の関係を抽出し、図7に示すような特徴が得られた。図7は前記第三高抵抗膜103(図2参照)を用いたことによって大きく電流集中が改善される条件を、膜厚比(横軸)、比抵抗比(縦軸)で示したものである。該条件は下記(1)式に略一致するものである。この条件を満たすと、電流集中がほとんど無くなる
Figure 0003944211
また、第三高抵抗膜103(図2参照)の厚みは10-8m〜10-5mの範囲が望ましい。材料の表面エネルギーおよび基板との密着性や基板温度によっても異なるが、一般的に10-8m以下の薄膜は島状に形成され、抵抗が不安定で再現性に乏しい。一方、膜厚が10-5m以上では膜応力が大きくなって膜はがれの危険性が高まり、かつ成膜時間が長くなるため生産性が悪い。よって、上限と下限から第二高抵抗膜102と第三高抵抗膜103の膜厚比t3/t2は0.001以上、かつ1000以下が好ましい。該条件は下記(2)式に一致する。
Figure 0003944211
また、図2に示される第一高抵抗膜101には、高電位側のフェースプレート117(メタルバック119など)に印加される加速電圧Vaを概ね第一高抵抗膜101の抵抗で除した電流が流される。そこで、スペーサ120のシート抵抗値は帯電防止および消費電力からその望ましい範囲に設定される。帯電防止の観点からシート抵抗は1014Ω/□以下であることが好ましい。シート抵抗の下限はスペーサ120の形状とスペーサ120間に印加される電圧により左右されるが、107Ω/□以上であることが好ましい。第二高抵抗膜102、第三高抵抗膜103についても同様に考えると、その上限と下限および上述の膜厚とから、第二高抵抗膜102と第三高抵抗膜103の比抵抗は0.1Ω・m以上で、かつ108Ω・m以下が望ましい。また、第二の高抵抗膜のシート抵抗は、108Ω/□以上、1015Ω/□以下が好ましい。
第三高抵抗膜103は、スペーサ120の第二高抵抗膜102の表面に形成されても良いし、リアプレート115上の導体(行方向配線1013または前記列方向配線1014など)の表面、および前記フェースプレート117上の電極(メタルバック1019など)の表面上に形成されても良い。また、第三高抵抗膜103は、第二高抵抗膜102とフェースプレート117上の電極間と、第二高抵抗膜102とリアプレート115上の導体間とのいずれか一方に介在させれば足るが、いずれか一方に介在させる場合、第二高抵抗膜102とリアプレート115上の導体間に介在させることか好ましく、両者間に介在させるのが最も好ましい。
最後に、図1中、Dx1〜DxmおよびDy1〜DynおよびHvは、当該表示パネルと不図示の気回路とを電気的に接続するために設けた気密構造の電気接続用端子である。電気接続用端子Dx1〜Dxmは、複数の冷陰極型電子放出素子112を配列した電子源の行方向配線113と電気的に接続され、電気接続用端子Dy1〜Dynは、電子源の列方向配線114と電気的に接続され、電気接続用端子Hvはフェ−スプレ−ト117のメタルバック119と電気的に接続されている。
以上説明した表示パネルは、電気接続用端子Dx1ないしDxmおよび電気接続用端子Dy1ないしDynを通じて各冷陰極型電子放出素子112に電圧を印加すると、各冷陰極型電子放出素子112から電子が放出される。それと同時にメタルバック119に電気接続用端子Hvを通じて数キロボルトの高圧を印加して放出された電子を加速し、フェースプレート117の内面に衝突させる。これにより、蛍光膜118をなす各色の蛍光体が励起されて発光し、画像が表示される。
通常、冷陰極型電子放出素子112として表面伝導型電子放出素子を用いた場合、この表面伝導型電子放出素子への印加電圧は12〜16V程度、メタルバック119と冷陰極型電子放出素子112との距離は0.1mmから8mm程度、メタルバック119と冷陰極型電子放出素子112間の電圧は1kVから10kV程度である。
以上、本発明の一例に係る表示パネルの構成および概要を説明した。
以下の実施例においては、スペーサ120は板状スペーサで、リアプレート115上の導体は行方向配線113という組み合わせについて説明するが、本発明は、スペーサ形状は板状に限定されるものではなく、柱状、スリット状、十字状などでも適用でき、導体は行方向配線113に限定されるものではなく、列方向配線114、グリッド板(図示されていない)やその他の電位規定面にも適用できる。
(実施例1)
本実施例を図1により説明する。
前述したとおり、図1において、120はスペーサで、絶縁性基材100、第一高抵抗膜101および第二高抵抗膜102からなる。第一高抵抗膜101はスペーサ120の真空中に露出する面に形成されており、第二高抵抗膜102はリアプレート115またはフェースプレート117に当接する面に形成されている。103はスペーサ120とリアプレート115またはフェースプレート117との当接部に介在する第三高抵抗膜、113は行方向配線、114は列方向配線、118は蛍光体、119はメタルバックである。
なお、リアプレート115、フェースプレート117およびスペーサ120の絶縁性基材100には旭硝子社製の「PD200ガラス」用い、行方向配線113と列方向配線114は、銀ペーストを印刷後焼成することにより形成した。また、第一高抵抗膜101、第二高抵抗膜102および第三高抵抗膜103は、WGeの合金ターゲットをAr・N2雰囲気中でスパッタすることにより成膜した。ここで、Ar、N2、スパッタ圧力、スパッタ時間などの条件を変えることにより、任意の比抵抗、および膜厚を形成した。
本実施例に於いては、第一高抵抗膜101と第二高抵抗膜102は同条件で成膜し、比抵抗ρ1およびρ2は2.5×105Ω・m、膜厚t1およびt2は100nm、第三高抵抗膜103の比抵抗ρ3は2.5×107Ω・m、膜厚t3は600nmで、第三高抵抗膜103はスペーサ120の第二高抵抗膜102を覆うように形成した。これらは比抵抗比100となり、前記(1)式から得られる条件30以上を満たす条件である。
このように形成された表示パネルを10kVで1000時間駆動したが、画像が乱れることはなかった。また、1000時間後に該表示パネルを分解した後、スペーサ120の真空中に露出していた面の抵抗分布を測定したが、1000時間印加していないものと比較しても差が見られなかった。
(実施例2)
本実施例が実施例1と異なるのは、第三高抵抗膜103が第一高抵抗膜101および第二高抵抗膜102の全ての面を覆うように形成されていることである。図9断面模式図を示す。各符号は図1と対応している。
また、第一〜第三高抵抗膜101〜103の比抵抗、膜厚は実施例1と同じである。
このように形成された表示パネルを10kVで1000時間駆動したが、画像が乱れることはなかった。また、1000時間後に該表示パネルを分解した後、スペーサの真空中に露出していた面の抵抗分布を測定したが、1000時間印加していないものと比較しても差が見られなかった。
(実施例3)
本実施例が実施例1と異なるのは、第一高抵抗膜101と第二高抵抗膜の条件が異なることである。それ以外は実施例1と同様である。本実施例では、第一高抵抗膜101の比抵抗ρ1は2.5×105Ω・mで膜厚t1は100nmとし、第二高抵抗膜102の比抵抗ρ2は2.5×105Ω・mで膜厚t2は10nmとした。この場合も、第二高抵抗膜と第三高抵抗膜との比抵抗比100となり、前記(1)式から得られる条件30以上を満たす条件である。
このように形成された表示パネルを10kVで1000時間駆動したが、画像が乱れることはなかった。また、1000時間後に該表示パネルを分解した後、スペーサの真空中に露出していた面の抵抗分布を測定したが、1000時間印加していないものと比較しても差が見られなかった。
(実施例4)
本実施例を図10により説明する。ここで、120はスペーサで、絶縁性基材100、第一高抵抗膜101および第二高抵抗膜102からなる。第一高抵抗膜101は、スペーサ120の真空中に露出する面に形成され、第二高抵抗膜102は、リアプレート115またはフェースプレート117に当接する面に形成されている。103はスペーサ120とリアプレート115との当接部に介在する第三高抵抗膜、113は行方向配線、114は列方向配線、118は蛍光膜、119はメタルバック、121は絶縁層である。
なお、リアプレート115、フェースプレート117およびスペーサ120の絶縁性基材100には旭硝子社製の「PD200ガラス」を用い、行方向配線113および列方向配線114は、銀ペーストを印刷後焼成することにより形成した。また、第一高抵抗膜101および第二高抵抗膜102は、WGeの合金ターゲットをAr・N2雰囲気中でスパッタすることにより成膜した。ここで、Ar、N2、スパッタ圧力、スパッタ時間などの条件を変えることにより、任意の比抵抗および膜厚を形成した。
本実施例では第一高抵抗膜101の比抵抗ρ1は2.5×105Ω・mで膜厚t1は100nmとし、第二高抵抗膜102の比抵抗ρ2は2.5×105Ω・mで膜厚t2は10nmとした。
第三高抵抗膜103としては、リアプレート115側にはスペーサ120の乗る行方向配線113上に比抵抗が3×104Ω・mのATOをスプレー塗布法により10nm厚で塗布した。また、フェースプレート117側には比抵抗ρ3が2×107Ω・mのブラックマトリックスを3μm程の厚みで印刷した。これらのリアプレート115側は比抵抗比0.12となり、前記(1)式から得られる条件0.05以上を満たす条件であり、フェースプレート117側は比抵抗比80となり、前記(1)式から得られる条件30以上を満たす条件である。
このように形成された表示パネルを10kVで1000時間駆動したが、画像が乱れることはなかった。また、1000時間後に該表示パネルを分解した後、スペーサの真空中に露出していた面の抵抗分布を測定したが、1000時間印加していないものと比較しても差が見られなかった。
(実施例5)
本実施例が実施例4と異なるのは、リアプレート側の第三高抵抗膜103としてATOの代わりに絶縁層ペーストを印刷により形成したことである。焼成後の絶縁層の比抵抗ρ3は1010Ω・m以上であり、膜厚は5μmとした。このときリアプレート115側の比抵抗比は4×106以上となり、前記(1)式から得られる条件30以上を満たす条件である。
このように形成された表示パネルを10kVで1000時間駆動したが、初期の画像との変化は確認されなかった。また、1000時間後に該表示パネルを分解した後、スペーサの真空中に露出していた面の抵抗分布を測定したが、1000時間印加していないものと比較しても差が見られなかった。
尚、上述した本発明の画像形成装置は、TVセットへの応用が可能である。以下に、本発明の画像形成装置を応用したTVセットについて説明する。
図15は、本発明に係るテレビジョン装置のブロック図である。受信回路C20は、チューナーやデコーダ等からなり、衛星放送や地上波等のテレビ信号、ネットワークを介したデータ放送等を受信し、復号化した映像データをI/F部(インターフェース部)に出力する。I/F部C30は、映像データを表示装置の表示フォーマットに変換して表示装置に画像データを出力する。表示装置C10は、表示パネル、駆動回路、及び制御回路からなり、前述の図1の画像形成装置が適用できる。制御回路C13は、入力した画像データに表示パネルに適した補正処理等の画像処理を施すともに、駆動回路に画像データ及び各種制御信号を出力する。駆動回路C12は、入力された画像データに基づいて、表示パネルC11に駆動信号を出力し、テレビ映像が表示される。
受信回路とI/F部は、セットトップボックス(STB)として表示装置とは別の筐体に収められていてもよいし、また表示装置と同一の筐体に収められていてもよい。
本発明の表示パネルの一部を切り欠いて示した斜視図である。 図1に示される表示パネルのスペーサー付近の断面図である。 本発明の表示パネルに用いた冷陰極型電子放出素子の断面模式図である。 本発明の表示パネルに用いたフェースプレートの蛍光体配列を示した平面図である。 本発明の表示パネルのスペーサ下部の詳細説明図である。 本発明の第三高抵抗膜による電流集中緩和を示すグラフである。 本発明の第三高抵抗膜と第二高抵抗膜の関係を示すグラフである。 三高抵抗膜と第二高抵抗膜の関係を示すグラフである。 実施例2の説明図である。 実施例4の説明図である。 本発明が解決しようとする課題の説明図である。 本発明の表示パネルのスペーサ下部における電流の流れを説明する概念模式図である。 比較例の表示パネルのスペーサ下部における電流の流れを説明する概念模式図である。 他の比較例の表示パネルのスペーサ下部における電流の流れを説明する概念模式図である。 テレビジョン装置のブロック図である。
符号の説明
100 絶縁性基材
101 第一高抵抗膜
102 第二高抵抗膜
103 第三高抵抗膜
104 カーボン膜
105 素子電極
106 導電性薄膜
107 電子放出部
110 黒色導電材
112 冷陰極型電子放出素子
113 行方向配線
114 列方向配線
115 リアプレート
116 側壁
117 フェースプレート
118 蛍光膜
119 メタルバック
120 スペーサ
121 絶縁層
122 固定冶具
1000 絶縁性基材
1001 高抵抗膜
1013 行方向配線
1014 列方向配線
1015 リアプレート
1017 フェースプレート
1018 蛍光膜
1019 メタルバック
1020 スペーサ
1021 絶縁層
2100 スペーサ基材(絶縁性基材)
2101 第一の高抵抗膜
2102 第二の高抵抗膜
2103 第三の高抵抗膜
2113 配線電極
2130 電流集中個所

Claims (9)

  1. 低電位に規定された導体を有するリアプレートと、
    前記リアプレートに対向配置され高電位に規定された電極を有するフェースプレートと、
    前記導体に対面する第一の端面および前記電極に対面する第二の端面および前記第一の端面と第二の端面との間の側面を有する絶縁性基材と、該絶縁性基材の前記側面を被覆する第一高抵抗膜と、前記絶縁性基材の第一の端面と第二の端面を被覆し、前記第一高抵抗膜のシート抵抗値以上のシート抵抗値を有する第二高抵抗膜とを備え、前記導体と電極とに電気的に接続されたスペーサとを有し、
    前記第一の端面を被覆する第二高抵抗膜と前記導体との間に、該第二高抵抗膜に直接接し、且つ前記導体に前記第一の端面よりも小さい面積で当接する第三高抵抗膜を更に有し、前記第二高抵抗膜の比抵抗ρ 2 、膜厚t 2 と、前記第三高抵抗膜の比抵抗ρ 3、 膜厚t 3 とが、下記関係式を満たすことを特徴とする画像形成装置。
    Figure 0003944211
  2. 前記第二の端面を被覆する第二高抵抗膜と前記電極との間に、該第二高抵抗膜に直接接し、且つ前記電極に前記第二の端面よりも小さい面積で当接する第三高抵抗膜を更に有し、前記第二高抵抗膜の比抵抗ρ 2 、膜厚t 2 と、前記第三高抵抗膜の比抵抗ρ 3、 膜厚t 3 とが、下記関係式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
    Figure 0003944211
  3. 低電位に規定された導体を有するリアプレートと、
    前記リアプレートに対向配置され、高電位に規定された電極を有するフェースプレートと、
    前記導体に対面する第一の端面および前記電極に対面する第二の端面および前記第一の端面と第二の端面との間の側面を有する絶縁性基材と、該絶縁性基材の前記側面を被覆する第一高抵抗膜と、前記絶縁性基材の第一の端面と第二の端面を被覆し、前記第一高抵抗膜のシート抵抗値以上のシート抵抗値を有する第二高抵抗膜とを備え、前記導体と電極とに電気的に接続されたスペーサとを有し、
    前記第二の端面を被覆する第二高抵抗膜と前記電極との間に、該第二高抵抗膜に直接接し、且つ前記電極に前記第二の端面よりも小さい面積で当接する第三高抵抗膜を更に有し、前記第二高抵抗膜の比抵抗ρ 2 、膜厚t 2 と、前記第三高抵抗膜の比抵抗ρ 3、 膜厚t 3 とが、下記関係式を満たすことを特徴とする画像形成装置。
    Figure 0003944211
  4. 前記第二高抵抗膜および前記第三高抵抗膜が、下記関係式を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
    Figure 0003944211
  5. 前記第二高抵抗膜の膜厚t2および前記第三高抵抗膜の膜厚t3が、いずれも10-8m以上で、かつ10-5m以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第二高抵抗膜の比抵抗ρ2および前記第三高抵抗膜の比抵抗ρ3が、いずれも0.1Ω・m以上で、かつ108Ω・m以下であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第一高抵抗膜のシート抵抗値と第二高抵抗膜のシート抵抗値は等しいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置
  8. 前記第一高抵抗膜のシート抵抗値が107Ω/□以上1014Ω/□以下、前記第二の高抵抗膜のシート抵抗値が108Ω/□以上1015Ω/□以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置と、テレビ信号受信回路と、該画像形成装置と該テレビ信号受信回路とを接続するインターフェース部とを有するテレビジョン装置。
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