JP3943041B2 - コンロ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンロ、特に、天板上に、燃焼部と前記燃焼部を操作する操作部とが、仕切り壁の両側に並設された形式のコンロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
システムキッチン等において用いられるコンロは、図9に示すように、調理台や流し台に連続するカウンタートップ(31)に形成した開口(30)に、制御装置(21)やガスバーナ(23)等が収容された上方開放の本体ケース(2)を落し込んで固定させる、所謂、ドロップインコンロが一般的である。
特に、同図に示すものは、前記本体ケース(2)の上方開放部は天板(3)で被覆されていると共に、前記天板(3)上に、制御装置(21)を操作する操作部(22)と、前記ガスバーナ(23)のバーナヘッド(20)とが並設するように突出しており、これら操作部(22)とバーナヘッド(20)間には、金属製の仕切り壁(32)が設けられている。操作部(22)とバーナヘッド(20)との間に仕切り壁(32)を設けることにより、前記バーナヘッド(20)からの熱によって操作部(22)が過熱されるのを防止している。
【0003】
【特許文献】
実開昭60−48008号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のものでは、前記仕切り壁(32)自体が、ガスバーナ(23)のバーナヘッド(20)からの熱によって過熱されて、仕切り壁(32)の表面温度が高くなってしまうことがある。又、操作部(22)の位置が、仕切り壁(32)に近いことから、操作部(22)を操作する際に、前記仕切り壁(32)に不用意に触れてしまうことがある。
【0005】
本発明は、『本体ケースの上方開放部を覆う天板上に、燃焼部と前記燃焼部を操作する操作部とが並設されていると共に、前記燃焼部と前記操作部との間には、仕切り壁が設けられているコンロ』において、操作部を操作する際に、燃焼部からの熱影響を受けにくいようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
*1項
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、『前記仕切り壁は、下方開放の中空体とすると共に、前記燃焼部に面する一つの構成壁以外の少なくとも一つの構成壁に空気取入口が形成され、
前記仕切り壁の下方開放端で囲まれる範囲内の前記天板に、前記本体ケース内へ連通する開口が形成されると共に、前記開口の、少なくとも前記空気取入口側の周縁に整流板が設けられ、
前記空気取入口側の整流板は、前記仕切り壁の前記空気取入口が形成されている構成壁と所定の間隔をおいて対向するように設定されている』ことである。
【0007】
上記技術的手段は次のように作用する。
天板上において、燃焼部と操作部との間に配設されている仕切り壁は下方開放の中空体状であると共に前記仕切り壁を構成する構成壁の所定箇所には空気取入口が形成されているから、前記空気取入口と本体ケース内とは、前記開口を介して連通する。又、前記開口の周縁には整流板が前記仕切り壁内へ突出するように形成されており、前記空気取入口が形成されている構成壁と、それに対面している整流板との間には、所定の間隔部が形成されているから、前記間隔部は、前記空気取入口から仕切り壁内に取り入れられた空気が前記整流板に沿って上昇する通気路として機能することとなり、前記空気は、前記整流板の上端を越えて、前記開口から本体ケース内に取り込まれていく。前記空気取入口は、仕切り壁の構成壁のうち、燃焼部側に面する構成壁には設けないようにしたから、前記燃焼部からの熱風が仕切り壁内に入り込むことはない。
【0008】
*2項
上記1項において、『前記仕切り壁は、前記天板と別体に形成され、
前記整流板は、前記開口の周縁に沿った少なくとも二箇所に設けられ、
前記空気取入口が形成されていない前記一つの構成壁を、それに対向する前記整流板の一つに接触させることにより、前記仕切り壁を前記天板上の所定位置に載置できるようにした』ものでは、前記整流板の一つが前記仕切り壁の位置決め手段として機能することとなり、前記仕切り壁の所定の構成壁を前記整流板に接触させながら載置させるだけで仕切り壁を天板上における適切な位置に配設することができる。
【0009】
*3項
上記1項又は2項において、『前記整流板は、前記開口の周縁全域に配設されている』ものでは、天板上に溢れた煮こぼれ等が仕切り壁内にどの方向から侵入しても前記整流板で堰き止められることとなる。
【0010】
*4項
上記課題を解決するための他の発明の技術的手段は、『前記仕切り壁は、前記燃焼部に面する第1構成面と、前記操作部に面する第2構成面とを備えた下方開放の中空体とし、
前記仕切り壁の下方開放端で囲まれる範囲内の前記天板に、前記本体ケースの内部へ連通する開口が形成され、
前記本体ケース内から前記開口を介して前記仕切り壁内に、前記第1、第2構成面に対して略平行に位置する整流板が突設され、
前記整流板と前記第1構成面との間に第1通気路が形成されると共に、前記整流板と前記第2構成面との間に、前記整流板の上端を介して前記第1通気路に連通する第2通気路が形成され、
前記操作部の下方に、外方と前記第2通気路とを連通させる空気取入口が設けられるようにした』ものでは、前記操作部の下方に設けられた前記空気取入口から本体ケース内へ送り込まれた空気は、第2通気路に送られると共に、前記仕切り壁内を、整流板に沿って上昇し、前記整流板の上端から第1通気路へ送られ、前記第1通気路から開口を介して本体ケース内へ送られていく。
【0011】
上記5項における空気取入口は、4項のように、『前記操作部を突出させるために前記天板に開けられている操作部突出用開口である』ものでも良いし、又、6項のように、『前記操作部の下方に、前記操作部が突出する隆起部が設けられ、前記空気取入口は、前記隆起部の側壁に形成される』ようにしても良い。
【0012】
*7項
上記4項から6項において、『前記仕切り壁から前記操作部側の天板は、内板を設けた二重構造に構成されており、前記空気取入口は、前記内板の上方を通って、前記第2通路へ連通するように設定されている』ものでは、空気取入口から送り込まれる空気は、本体ケースの内部全体に行き渡ることなく、二重構造に構成された天板の内板の上方域から前記第2通気路へ送られることとなる。
【0013】
*8項
上記課題を解決するための本発明の他の技術的手段は、『本体ケースの上方開放部を覆う天板上に、燃焼部と前記燃焼部を操作する操作部とが並設されていると共に、前記燃焼部と前記操作部との間には、仕切り壁が設けられているコンロにおいて、
前記操作部は、回動軸を中心に回動操作するためのハンドル部を具備し、
前記ハンドル部のつまみ部分の回動範囲は、前記回動中心を通り且つ前記仕切り壁に対して平行な仮想線よりもコンロの前方側に設定されていること』である。この手段によれば、前記操作部は、ハンドル部のつまみ部分を指でつまんで回動操作されることとなり、このつまみ部分の左右への回動範囲は、最大でも、仕切り壁に平行に位置する態様となる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
上記1項のものでは、前記空気取入口は、仕切り壁を構成する構成壁のうち、燃焼部側に面していない他の構成壁に設けるようにしたから、前記空気取入口から仕切り壁内に取り入れられる空気は冷気であり、前記仕切り壁内は空気取入口から送り込まれると共に整流板に沿って上昇する冷気によって全体的に冷却されることとなる。従って、前記仕切り壁の表面が燃焼部からの熱によって熱せられても、前記仕切り壁の表面温度が異常に上昇することはない。
【0015】
又、前記空気取入口から仕切り壁内に送り込まれた空気は、本体ケース内にまで送られることとなるから、前記空気を燃焼用の一次空気として利用することができる。よって、本体ケース及び天板に一次空気取入用孔を積極的に設けない形式のコンロにおいても、一次空気不足を生じさせることなく、燃焼部の燃焼を促進させることができる。
【0016】
2項のものでは、上記効果に加えて、燃焼部側に位置する整流板を仕切り壁の位置決め手段として利用できるようにしたから、前記仕切り壁が天板と別体に構成されている場合であっても、前記天板への設置を容易に且つ確実に行うことができる。
【0017】
さらに、3項のものでは、天板に設けた開口の周縁全域に設けられた整流板は、天板上への煮こぼれを堰き止める堰として機能するから、前記開口から本体ケース内に煮こぼれ等を侵入させる不都合がない。
【0018】
4項のものでは、上記1項と同様の効果を得ることができる上に、空気取入口を操作部の下方に設ける構成としたから、天板上に空気孔が露出せず、外観を向上させることができるといった効果がある。5項のものでは、4項と同様な効果を得ることができる上に、空気取入口のための孔を別途設ける必要がないといった効果があり、さらに、6項のものでは、操作部の下方であっても、その中心よりも外側寄りに空気取入口が形成される、言い換えれば、空気取入口が操作部の下方の奥まった位置に形成されないため、空気を取り入れ易いという効果がある。
【0019】
又、7項のものでは、空気取入口から取り入れられた空気は本体ケース全体に拡散されることなく、内板の上方域を介して仕切り壁内に送り込むことができるから、仕切り壁への冷気の送り込みがスムーズであり、前記仕切り壁の冷却効果を向上させることができる。
【0020】
8項のものでは、操作部を操作する際に、ハンドル部のつまみ部分を持つ指先が、仕切り壁側へ近づき過ぎることがないから、操作部の操作時に前記仕切り壁に手が触れにくい。よって、仕切り壁が冷却されない構成の場合であっても、操作部の操作時に燃焼部からの熱影響を受けにくい。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。
本発明の第1番目の実施の形態のコンロは、図1に示すように、略長方形皿状の本体ケース(2)を、カウンタートップ(31)に形成されている開口(30)内に落とし込むとともに、前記本体ケース(2)の上方開放端に周設させたフランジ部(24)を前記開口(30)の周縁に係止させて使用されるドロップインコンロに実施したものであり、同図の向かって左側がコンロの前方を示している。又、前記本体ケース(2)の上方開放端は、天板(3)で被覆されている。
【0022】
前記本体ケース(2)内には、ガスバーナ(23)と、その前方に前記ガスバーナ(23)の点火消火を制御する制御装置(25)が収容されている。
【0023】
前記ガスバーナ(23)は、本体ケース(2)内に収容されているベンチュリ(23a)と、前記ベンチュリ(23a)の上端に配設され且つ前記天板(3)に設けたバーナ用開口(3a)から上方へ露出させているバーナボディ(23b)と、前記バーナボディ(23b)上に載置され且つ前記バーナボディ(23b)の上端との間に炎孔部(23d)を形成するバーナヘッド(23c)とから構成されている。
ベンチュリ(23a)の吸気口(26)には、燃料ガス供給用のノズル(27)が差し込まれ、前記ベンチュリ(23a)内で、燃料ガスと一次空気とが吸気されて、上方のバーナボディ(23b)へ送られる。
【0024】
前記制御装置(25)の上方には、操作つまみ突出用開口(33)が形成されており、前記開口(33)から、操作つまみ(28)が天板(3)の上方へ突出されてガスバーナ(23)が操作される。
又、天板(3)上に於いて、前記操作つまみ(28)とガスバーナ(23)の炎孔部(23d)(燃焼部(36))との間には、仕切り壁(1)が設けられており、前記炎孔部(23d)からの熱が操作つまみ(28)に直接伝わるのを防止している。
【0025】
前記仕切り壁(1)は、天板(3)と別体に設けられているもので、前記炎孔部(23d)側(燃焼部(36)側)に面する第1構成壁(11)と、操作つまみ(28)側に面する第2構成壁(12)と、コンロの側方に向いた両側壁(13)(13)とから構成された下方開放の中空体とし、前記第2構成壁(12)の下辺に沿って切り欠くことにより、図2に示すように、下方に開放する空気取入口(10)が構成されている。
【0026】
前記仕切り壁(1)を配設させる天板(3)の所定箇所には、開口(34)が貫通していると共に、前記開口(34)の周縁全域は上方へ延長形成するように立ち上げられ、整流板(35)を構成している。
【0027】
前記整流板(35)の高さは、整流板(35)が上から被覆されるように仕切り壁(1)を天板(3)上に配設させたときに、整流板(35)の上端と仕切り壁(1)の頂部裏面との間に所定の空気通路が形成される程度の高さに設定されている。前記空気取入口(10)は、上記したように、仕切り壁(1)の下端に開放するように設けられているから、前記整流板(35)の上端は、前記空気取入口(10)よりも高く位置する関係となる。
【0028】
又、この実施の形態のものでは、 整流板(35)のうち、燃焼部側に位置する第1整流板(35a)に、仕切り壁(1)の第1構成壁(11)の内面を接触させて、仕切り壁(1)を天板(3)上に載置させることにより、前記仕切り壁(1)は天板(3)上において適切な設置場所、すなわち、空気取入口(10)と第2整流板(35b)とが所定の間隔(S)をおいて位置し且つ前記空気取入口(10)と開口(34)とが第2整流板(35b)の上方を介して連通するような所定箇所に載置されるように設定されている。言い換えれば、前記第1整流板(35a)が仕切り壁(1)の位置決め手段として機能することとなる。
【0029】
この実施の形態のものでは、ガスバーナ(23)の燃焼時において、外気が、前記空気取入口(10)から仕切り壁(1)内に取り入れられると共に、図1の二点鎖線に示すように、第2構成壁(12)と第2整流板(35b)との間を上昇し、前記第2整流板(35b)の上端を超えた後、第1、第2整流板(35a)(35b)内を通って、前記開口(34)から、本体ケース(2)内へ送り込まれることとなる。本体ケース(2)内へ送り込まれた空気は、ベンチュリ(23a)の吸気口(26)から取り込まれて、燃焼用一次空気として利用される。
【0030】
このように、上記実施の形態の仕切り壁(1)は、中空に構成されていると共に、内部の略全域に渡って、外気を流通させることができるようにしたから、仕切り壁(1)は前記外気によって内部温度が冷却されることとなる。よって、燃焼部(36)の燃焼時においても、前記仕切り壁(1)自体の温度上昇を抑えることができる。尚、外気を取り入れるための空気取入口(10)は、操作つまみ(28)側に開放するように、仕切り壁(1)のうち、第2構成壁(12)に設けるようにしたから、燃焼部(36)からの熱風が仕切り壁(1)内に入り込むことがない。言い換えれば、仕切り壁(1)内は、常時、操作つまみ(28)側からの入り込む冷気によって冷却されることとなる。
【0031】
上記実施の形態では、天板(3)には、開口(34)を一つ設ける構成としたが、図3に示すように、複数個並列させて設けても良い。この場合、各開口(34)の周縁からそれぞれ整流板(35)を突設させておく。
又、仕切り壁(1)に設ける空気取入口(10)も、図3に示すように、第2構成壁(12)の下端近傍の所定位置に、複数個設けるようにしても良い。
【0032】
さらに、空気取入口(10)は、図4に示すように、仕切り壁(1)の両側壁(13)(13)に形成してもよく、この場合には、整流板(35)のうち、両側壁(13)に対向する一対の第3整流板(35c)と、前記両側壁(13)との間に所定の間隔(S)が形成されるように、仕切り壁(1)が載置される。
尚、これらの例でも、整流板(35)の高さは、空気取入口(10)の開口位置よりも高く設定されていることが望ましい。
【0033】
上記各図に示す実施の形態のものでは、開口(34)の周縁全域に整流板(35)を構成するようにしたから、天板(3)上に溢れた煮こぼれ等が仕切り壁(1)内に侵入してきても、前記整流板(35)によって堰き止められ、開口(34)から本体ケース(2)内に入り込む不都合を防止することができる。
【0034】
次に、第2番目の実施の形態について説明する。
図5に示すものは、第2番目の実施の形態の要部拡大断面図である。
このものでは、天板(3)のうち、仕切り壁(1)から操作つまみ(28)の下方に至る範囲を、内板(14)を設けて二重構造とし、前記内板(14)のうち、仕切り壁(1)側へ延長させた端縁を、開口(34)の下方中央で上方へ向かって屈曲させると共に、そのまま仕切り壁(1)内へ所定高さ突出させて、整流板(16)として機能させている。これにより、第1構成壁(11)と整流板(16)との間には、第1通気路(1a)が形成され、第2構成壁(12)と整流板(16)との間には、第2通気路(1b)が、前記第1通気路(1a)に連通するように形成される。
【0035】
又、この実施の形態のものでは、仕切り壁(1)に空気取入口(10)を形成せず、操作つまみ(28)を突出させるために天板(3)に設けた操作つまみ突出用開口(33)を空気取入口(10)として機能させるようにした。但し、前記開口(33)が外方から露見しないように、開口(33)の直径は操作つまみ(28)の大径部の直径よりも小さく設定しておく。
【0036】
外気は、同図の二点鎖線に示すように、前記操作つまみ突出用開口(33)と操作つまみ(28)との隙間部分から、内板(14)の上方に入り込み、前記第2通気路(1b)を通って仕切り壁(1)内を上昇し、整流板(16)の上端から第1通気路(1a)へ送られ、開口(34)を介して、本体ケース(2)内に送られる。
【0037】
この実施の形態のものでは、仕切り壁(1)内の中央に、整流板(16)を設ける構成としたから、前記操作つまみ突出用開口(33)から取り込んだ外気を整流板(16)に沿わせて仕切り壁(1)全体に行き渡らせることができる。よって、仕切り壁(1)を十分に冷却させることができる。
【0038】
又、空気取入口(10)は、操作つまみ突出用開口(33)を兼用させているので、空気取入口(10)を別途開口させる必要がなく、構造が簡単となる。さらに、空気取入口(10)と操作つまみ(28)の大径部との寸法関係は上記したとおりであるから、コンロ表面には空気取入口(10)が見えない。よって、コンロの外観を向上させることができる上に、煮こぼれ等も侵入させにくい構成となる。
【0039】
図6に示すものは、図5に示したものと同様に、仕切り壁(1)から操作つまみ(28)に至る範囲の天板(3)を、内板(14)を設けて二重構造すると共に、前記天板(3)の操作つまみ(28)で覆われる範囲内に貫通孔(17)を形成し、この貫通孔(17)を空気取入口(10)として機能させるようにしたものである。このものも、貫通孔(17)は外方に露見しない態様となるため、コンロの外観がよくなる。又、貫通孔(17)を操作つまみ(28)の下方域において奥まった位置ではなく、周縁に沿った所定箇所に設けておけば、空気取入口(10)から空気を取り入れ易い。さらに、貫通孔(17)から煮こぼれ等が侵入しても、内板(14)上で遮断されるので、本体ケース(2)内に落下することはない。
【0040】
図7に示すものは、操作つまみ(28)の下方に、隆起部(18)を設けると共に、前記隆起部(18)の後方側面に空気取入口(10)を形成したものである。このものも、コンロの前面側から空気取入口(10)が見えないため、外観の良いコンロとなる上に、空気も取り入れ易い構成となる。
【0041】
上記いずれの実施の形態のドロップインコンロでも、空気取入口(10)から仕切り壁(1)内に空気を取り込むことによって、仕切り壁(1)内の温度を下げることができ、操作つまみ(28)の操作時に仕切り壁(1)に触れても熱影響を受けにくい。又、前記仕切り壁(1)内へ取り込んだ空気は、燃焼用一次空気として利用することもできるようにしたから、天板(3)に一次空気取入用の開口を別途設けなくても、この種構成のドロップインコンロにおいて不足気味な一時空気を補うことができる。
【0042】
図8に示すものは、操作つまみ(28)を操作する際に、燃焼部(36)からの熱影響を受けにくいようにするために、操作つまみ(28)を回動操作させるハンドル部(29)のつまみ部分(29a)を、操作つまみ(28)の本体部(28a)から外方に突出するように設けると共に、前記つまみ部分(29a)の回動範囲を、コンロの前方(図面の下方)に向いた状態から、左右に45度ずつに設定したものである。この場合、ハンドル部(29)のつまみ部分(29a)を手で持って、回動操作する態様となるが、前記つまみ部分(29a)を最右端又は最左端まで回動させたときでも、ハンドル部(29)のつまみ部分(29a)は、仕切り壁(1)に対して平行な位置よりもさらに前方へ45度離れて位置することとなる。よって、操作つまみ(28)の操作時に仕切り壁(1)に手が触れにくいものとなる。
【0043】
尚、上記構成の操作つまみ(28)の後方に設ける仕切り壁(1)を、上記したような通気性を有する構成としておけば、ハンドル部(29)の操作時に、手が燃焼部(36)からの熱影響を受けることが殆どなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1番目の実施の形態のコンロの断面図。
【図2】本発明の第1番目の実施の形態のコンロの要部拡大分解斜視図。
【図3】本発明の第1番目の実施の形態のコンロの変形例の説明図。
【図4】本発明の第1番目の実施の形態のコンロの他の変形例の説明図。
【図5】本発明の第2番目の実施の形態のコンロの要部拡大断面図。
【図6】本発明の第2番目の実施の形態のコンロの変形例を示す要部拡大断面図。
【図7】本発明の第2番目の実施の形態のコンロの他の変形例を示す要部拡大断面図。
【図8】本発明の実施の形態のコンロの操作部の様子を示す平面図。
【図9】従来のドロップインコンロの断面図。
【符号の説明】
(1) ・・・・・・・仕切り壁
(10)・・・・・・ 空気取入口
(11)(12)・・・・・構成壁
(2) ・・・・・・ 本体ケース
(28)・・・・・・・操作部(操作つまみ)
(3) ・・・・・・・天板
(34)・・・・・・ 開口
(35)・・・・・・ 整流板
(36)・・・・・・ 燃焼部

Claims (8)

  1. 本体ケースの上方開放部を覆う天板上に、燃焼部と前記燃焼部を操作する操作部とが並設されていると共に、前記燃焼部と前記操作部との間には、仕切り壁が設けられているコンロにおいて、
    前記仕切り壁は、下方開放の中空体とすると共に、前記燃焼部に面する一つの構成壁以外の少なくとも一つの構成壁に空気取入口が形成され、
    前記仕切り壁の下方開放端で囲まれる範囲内の前記天板に、前記本体ケース内へ連通する開口が形成されると共に、前記開口の、少なくとも前記空気取入口側の周縁に整流板が設けられ、
    前記空気取入口側の整流板は、前記仕切り壁の前記空気取入口が形成されている構成壁と所定の間隔をおいて対向するように設定されていることを特徴とするコンロ。
  2. 請求項1に記載のコンロにおいて、前記仕切り壁は、前記天板と別体に形成され、
    前記整流板は、前記開口の周縁に沿った少なくとも二箇所に設けられ、
    前記空気取入口が形成されていない前記一つの構成壁を、それに対向する前記整流板の一つに接触させることにより、前記仕切り壁を前記天板上の所定位置に載置できるようにしたコンロ。
  3. 請求項1又は2に記載のコンロにおいて、前記整流板は、前記開口の周縁全域に配設されているコンロ。
  4. 本体ケースの上方開放部を覆う天板上に、燃焼部と前記燃焼部を操作する操作部とが並設されていると共に、前記燃焼部と前記操作部との間には、仕切り壁が設けられているコンロにおいて、
    前記仕切り壁は、前記燃焼部に面する第1構成面と、前記操作部に面する第2構成面とを備えた下方開放の中空体とし、
    前記仕切り壁の下方開放端で囲まれる範囲内の前記天板に、前記本体ケース内へ連通する開口が形成され、
    前記本体ケース内から前記開口を介して前記仕切り壁内に、前記第1、第2構成面に対して略平行に位置する整流板が突設され、
    前記整流板と前記第1構成面との間に第1通気路が形成されると共に、前記整流板と前記第2構成面との間に、前記整流板の上端を介して前記第1通気路に連通する第2通気路が形成され、
    前記操作部の下方に、外方と前記第2通気路とを連通させる空気取入口が設けられるようにしたことを特徴とするコンロ。
  5. 請求項4に記載のコンロにおいて、前記空気取入口は、前記操作部を突出させるために前記天板に開けられている操作部突出用開口であるコンロ。
  6. 請求項4に記載のコンロにおいて、前記操作部の下方に、前記操作部が突出する隆起部が設けられ、前記空気取入口は、前記隆起部の側壁に形成されているコンロ。
  7. 請求項4から6のいずれかに記載のコンロにおいて、前記仕切り壁から前記操作部側の天板は、内板を設けた二重構造に構成されており、前記空気取入口は、前記内板の上方を通って、前記第2通路へ連通するように設定されているコンロ。
  8. 本体ケースの上方開放部を覆う天板上に、燃焼部と前記燃焼部を操作する操作部とが並設されていると共に、前記燃焼部と前記操作部との間には、仕切り壁が設けられているコンロにおいて、
    前記操作部は、回動軸を中心に回動操作するためのハンドル部を具備し、
    前記ハンドル部のつまみ部分の回動範囲は、前記回動中心を通り且つ前記仕切り壁に対して平行な仮想線よりもコンロの前方側に設定されていることを特徴とするコンロ。
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