JP4030380B2 - グリル - Google Patents
グリル Download PDFInfo
- Publication number
- JP4030380B2 JP4030380B2 JP2002226371A JP2002226371A JP4030380B2 JP 4030380 B2 JP4030380 B2 JP 4030380B2 JP 2002226371 A JP2002226371 A JP 2002226371A JP 2002226371 A JP2002226371 A JP 2002226371A JP 4030380 B2 JP4030380 B2 JP 4030380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grill
- hot air
- cabinet
- grill cabinet
- burner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被調理物を載置させる焼き網がグリル庫内に設けられ、前記グリル庫外に配設されたバーナの燃焼による熱気を前記グリル庫内の上部に導入させる熱気通路が設けられ、前記グリル庫内に導入された熱気を前記グリル庫外に排気する排気口が設けられているグリルに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなグリルは、バーナの熱気としての燃焼排ガスを熱気通路にてグリル庫内の上部に導入させて、グリル庫内の温度を上昇させることにより、焼き網に載置された魚などの被調理物を加熱し、ドラフト作用を利用して、グリル庫内の温度を上昇させた燃焼排ガスを排気口からグリル庫外に排気するものである。
【0003】
そして、従来のグリルでは、特開2000−245624号公報に示されているように、グリル庫の横側部の両側または一方側の下方側にバーナを配設し、熱気通路が、バーナの燃焼による熱気を、グリル庫外の横側部の下方側から上昇流動させてグリル庫内の上部に導入するように設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のグリルでは、単に、熱気通路にて熱気をグリル庫内の上部に導入させているだけであるので、グリル庫内に導入される熱気の圧力差や流速差によって、焼き網の載置面の面方向において、熱気が流動し易い箇所と熱気が流動し難い箇所とが存在することになる。
説明を加えると、上記従来のグリルでは、熱気通路が、バーナの燃焼による熱気を、グリル庫外の横側部の下方側から上昇流動させてグリル庫内の上部に導入するように設けられているので、グリル庫内に導入される熱気の多くは、熱気通路が存在する側と逆のグリル庫内の横側部に向けて流動することになる。
したがって、焼き網の載置面の面方向において、熱気通路が存在する側から離れる箇所には、熱気が流動し易く、熱気通路が存在する側に近い箇所には、熱気が流動し難くなる。
【0005】
そして、焼き網の載置面の面方向において、熱気が流動し易い箇所と熱気が流動し難い箇所とが存在することにより、熱気が流動し易い箇所では、熱気の流動により温度が高温まで上昇されるが、熱気が流動し難い箇所では、温度があまり高温まで上昇されないことになる。
したがって、焼き網の載置面の面方向で温度にばらつきが生じることになり、焼き網に載置された被調理物を均一に加熱することができない虞がある。
【0006】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、焼き網に載置された被調理物を均一に加熱することが可能となるグリルを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、被調理物を載置させる焼き網がグリル庫内に設けられ、前記グリル庫外に配設されたバーナの燃焼による熱気を前記グリル庫内の上部に導入させる熱気通路が設けられ、前記グリル庫内に導入された熱気を前記グリル庫外に排気する排気口が設けられているグリルにおいて、
前記熱気通路にて前記グリル庫内の上部に導入される熱気を、前記焼き網の載置面の全体にわたり均一化して流動させるように、前記熱気を整流する整流手段が設けられ、
前記バーナが、前記グリル庫外の横側部の一方側の下方側に配設され、前記熱気通路が、前記熱気を上昇流動させて前記グリル庫内の上部に導入するように設けられ、
前記整流手段が、網状又はスリット状の仕切体により前記熱気通路の上端部に連通する均圧室を前記グリル庫の上部に形成して、前記熱気の圧力を前記焼き網の載置面の全体にわたり均一化させるように構成され、
前記仕切体が、前記グリル庫の横幅方向において、前記グリル庫の前記バーナが配設されている前記横側部側から前記グリル庫の中央部分までの部分は水平方向に沿うようにし、かつ、前記グリル庫の中央部分から前記グリル庫の前記バーナが配設されていない前記横側部側までの部分は前記グリル庫の上方側に向って傾斜するように形成されている。
【0008】
すなわち、整流手段が、熱気を焼き網の載置面の全体にわたり均一化して流動させるように熱気を整流することができ、その整流手段にて整流された熱気をグリル庫内の上部に導入させることができることになる。
したがって、焼き網の載置面の全体にわたり均一に熱気を流動させて、焼き網の載置面の全体にわたり温度を均一に上昇させることができることになるので、焼き網に載置された被調理物を均一に加熱することができることになる。
【0009】
しかも、例えば、焼き網の載置面の面方向において、熱気通路を左右対称となる形状にしなくても、整流手段を設けることにより、焼き網の載置面の全体にわたり均一に熱気を流動させることができることになるので、熱気通路の形状などの制約を受けずに、グリルを設計することができることになる。
【0010】
以上のことをまとめると、熱気通路の形状を自由に設計しながら、焼き網の載置面の全体にわたり均一に熱気を流動させて、焼き網の載置面の全体にわたり温度を均一に上昇させることができることになるので、設計上の自由度を向上させながら、焼き網に載置された被調理物を均一に加熱することが可能となるグリルを提供できるに至った。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、前記整流手段が、前記熱気の圧力を前記焼き網の載置面の全体にわたり均一化するように構成されている。
【0012】
すなわち、整流手段が、熱気の圧力を焼き網の載置面の全体にわたり均一化することにより、熱気を焼き網の載置面の全体にわたり均一に流動させることができ、整流手段は、熱気通路とグリル庫内の上部とを連通する部分に網状やスリット状の仕切体などを設けることにより、熱気の圧力を焼き網の載置面の全体にわたり均一化することができることになる。
したがって、整流手段として、上述のような仕切体を設けるだけで、熱気を焼き網の載置面の全体にわたり均一に流動させることができることとなって、簡易な構成により、焼き網に載置された被調理物を均一に加熱することができることになる。
また、請求項1に記載の発明によれば、前記バーナが、前記グリル庫外の横側部の一方側の下方側に配設され、前記熱気通路が、前記熱気を上昇流動させて前記グリル庫内の上部に導入するように設けられている。
すなわち、グリル庫外の横側部の一方側にのみバーナを設けて、熱気通路によって、バーナの燃焼による熱気を上昇流動させてグリル庫内の上部に導入させることができるので、グリルの横幅を小さくしながら、熱気をグリル庫内の上部に導入することができることになる。
しかも、整流手段を設けることにより、焼き網の載置面の全体にわたり均一に熱気を流動させることができることになるので、グリル庫外の横側部の一方側にのみバーナを設けても、焼き網の載置面の全体にわたり均一に熱気を流動させることができることになる。
したがって、グリルのコンパクト化を図りながら、焼き網に載置された被調理物を均一に加熱することができることになる。
請求項2に記載の発明によれば、被調理物を載置させる焼き網がグリル庫内に設けられ、前記グリル庫外に配設されたバーナの燃焼による熱気を前記グリル庫内の上部に導入させる熱気通路が設けられ、前記グリル庫内に導入された熱気を前記グリル庫外に排気する排気口が設けられているグリルにおいて、
前記熱気通路にて前記グリル庫内の上部に導入される熱気を、前記焼き網の載置面の全体にわたり均一化して流動させるように、前記熱気を整流する整流手段が設けられ、
前記バーナが、前記グリル庫外の後側部に配設され、前記熱気通路が、前記熱気を上昇流動させて前記グリル庫内の上部に導入するように設けられ、
前記整流手段が、網状又はスリット状の仕切体により前記熱気通路の上端部に連通する均圧室を前記グリル庫の上部に形成して、前記熱気の圧力を前記焼き網の載置面の全体にわたり均一化させるように構成され、
前記仕切体が、前記グリル庫の前後幅方向において、前記グリル庫の後方側から前記グリル庫の中央部分までの部分は水平方向に沿うようにし、かつ、前記グリル庫の中央部分から前記グリル庫の前方側までの部分は前記グリル庫の上方側に向って傾斜するように形成されている。
すなわち、整流手段が、熱気を焼き網の載置面の全体にわたり均一化して流動させるように熱気を整流することができ、その整流手段にて整流された熱気をグリル庫内の上部に導入させることができることになる。
したがって、焼き網の載置面の全体にわたり均一に熱気を流動させて、焼き網の載置面の全体にわたり温度を均一に上昇させることができることになるので、焼き網に載置された被調理物を均一に加熱することができることになる。
しかも、例えば、焼き網の載置面の面方向において、熱気通路を左右対称となる形状にしなくても、整流手段を設けることにより、焼き網の載置面の全体にわたり均一に熱気を流動させることができることになるので、熱気通路の形状などの制約を受けずに、グリルを設計することができることになる。
以上のことをまとめると、熱気通路の形状を自由に設計しながら、焼き網の載置面の全体にわたり均一に熱気を流動させて、焼き網の載置面の全体にわたり温度を均一に上昇させることができることになるので、設計上の自由度を向上させながら、焼き網に載置された被調理物を均一に加熱することが可能となるグリルを提供できるに至った。
また、整流手段が、熱気の圧力を焼き網の載置面の全体にわたり均一化することにより、熱気を焼き網の載置面の全体にわたり均一に流動させることができ、整流手段は、例えば、熱気通路とグリル庫内の上部とを連通する部分に網状やスリット状の仕切体などを設けることにより、熱気の圧力を焼き網の載置面の全体にわたり均一化することができることになる。
したがって、整流手段として、上述のような仕切体を設けるだけで、熱気を焼き網の載置面の全体にわたり均一に流動させることができることとなって、簡易な構成により、焼き網に載置された被調理物を均一に加熱することができることになる。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、前記整流手段が、前記均圧室内の前記グリル庫の上壁部に下方に突出する突状体を複数設けて、前記熱気の流れ方向を前記焼き網の載置面の全体にわたり分散させるように構成されている。
【0014】
すなわち、整流手段が、熱気の流れ方向を焼き網の載置面の全体にわたり分散させることにより、熱気を焼き網の載置面の全体にわたり均一に流動させることができることになり、整流手段は、グリル庫内の上部に熱気の流れ方向を規制する突状体を設けることにより、熱気の流れ方向を焼き網の載置面の全体にわたり分散させることができることになる。
したがって、整流手段として、単に、グリル庫内の上部に突状体を設けるだけで、熱気を焼き網の載置面の全体にわたり均一に流動させることができることとなって、より一層の構成の簡素化を図りながら、焼き網に載置された被調理物を均一に加熱することができることになる。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、前記グリル庫の側壁部には、前記熱気通路にて前記熱気を導入させにくい箇所に、前記熱気通路を流動する前記熱気の一部を導入する途中導入孔が設けられている。
【0018】
すなわち、熱気通路にて熱気を導入させにくい箇所に、途中導入孔を通して、熱気通路を流動する熱気の一部が導入されることになるので、熱気通路にて熱気を導入させにくい箇所に積極的に熱気を流動させることができることになる。
説明を加えると、例えば、熱気をグリル庫の横側部の下方側から上昇流動させてグリル庫内の上部に導入するように、熱気通路が設けられているものでは、多くの熱気が熱気通路が存在する側と逆のグリル庫の横側部に向かって導入されることになるので、熱気通路が存在する側のグリル庫の横側部に近い箇所は、熱気が流動しにくくなる。
しかしながら、熱気通路が存在する側のグリル庫の側壁部に途中導入孔を設けることにより、熱気が流動し難い熱気通路が存在する側のグリル庫の横側部に近い箇所に、積極的に熱気を流動させることができることになる。
【0019】
したがって、整流手段との協働作用により、熱気通路にて導入される熱気を焼き網の載置面の全体にわたり均一化して流動するように、熱気を整流するだけでなく、熱気通路にて熱気を導入させにくい箇所にも、積極的に熱気を流動させることができることとなって、焼き網の載置面の全体にわたりより一層均一に熱気を流動させることができることになる。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、前記バーナの燃焼による火炎を前記グリル庫の前方側から視認可能とする覗き窓部が設けられている。
【0021】
すなわち、使用者が、グリル庫の前方側から覗き窓部を見ることによって、バーナの燃焼状態を確認することができることになるので、グリル庫の前方側に、グリル庫内の焼き網に載置された被調理物の焼き具合などを視認するための窓部を設けることにより、使用者が、グリル庫の前方側に設けられる窓部から覗き窓部を通してバーナの燃焼状態を確認することができることになる。
したがって、被調理物の焼き具合などを視認するために設けられる窓部を利用しながら、バーナの燃焼状態を容易に確認することができ、構成の簡素化を図りながら、バーナの燃焼状態を確認することができることになる。
【0022】
請求項6に記載の発明によれば、前記排気口に接続された排気路を流動する前記熱気の温度が設定上限温度以上となると、前記バーナの燃焼を停止させる安全手段が設けられている。
【0023】
すなわち、安全手段が、排気路を流動する熱気の温度が設定上限温度以上となると、バーナの燃焼を強制的に停止させることができることになるので、例えば、バーナの燃焼を停止させることを忘れて、グリル庫内の温度が非常に高温になっても、バーナの燃焼が停止されることになる。
したがって、グリル庫内の温度が非常に高温になったときには、バーナの燃焼を停止させることができ、使用者に安心感を与えることができることになる。
【0024】
請求項7に記載の発明によれば、前記被調理物から落下する流動物を受け止める汁受皿が、前記焼き網の下方に配置され、前記熱気の流動により前記汁受皿用の冷却空気を前記グリル庫内に導入する冷却空気導入孔が、前記焼き網と前記汁受皿との間で前記汁受皿の横幅方向に沿って前記冷却空気を流動させるように、前記グリル庫の側壁部および扉部の少なくとも一方に設けられている。
【0025】
すなわち、ドラフト作用を利用することにより、熱気をグリル庫内を流動させてグリル庫外に排気させることができることになるので、このドラフト作用を利用した熱気の流動により、冷却空気導入孔から冷却空気が、焼き網と汁受皿との間で汁受皿の横幅方向に沿って流動するように、グリル庫内に導入される。
そして、冷却空気導入孔からグリル庫内に導入される冷却空気は、燃焼排ガスよりも温度が低いので、燃焼排ガスよりも下方側に存在することになり、焼き網と汁受皿との間で汁受皿の横幅方向に沿って流動することになる。
【0026】
したがって、焼き網と汁受皿との間で汁受皿の横幅方向に沿って冷却空気による断熱層を形成することができることになるので、その冷却空気による断熱層によって、汁受皿が上方側から加熱されることを防止しながら、汁受皿を冷却することができることになる。
【0027】
以上のことから、汁受皿に水を張らなくても、被調理物から落下する油など流動物の発火を阻止しながら、グリルを使用できることとなって、非常に使いやすいものとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるグリルをガスコンロに適応した例について図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
このガスコンロは、図1に示すように、コンロ本体1の上部側に、2つのコンロバーナ2を配置し、コンロ本体1の内部に、グリルバーナ3を備えたグリル4を配置したテーブル式ガスコンロにて構成されている。
そして、コンロ本体1の後方側箇所には、グリル4におけるグリルバーナ3の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口5が形成され、各コンロバーナ2の周囲は、トッププレート6にてコンロ本体1の上面が覆われており、このトッププレート6の上部に、各コンロバーナ2に対する調理容器(鍋など)を受け止め支持するための五徳7が載置支持されている。
【0029】
前記グリル4は、図2〜図5および図7に示すように、片面焼きグリルであり、前面部が開口されかつ後面部が閉塞された箱状に形成されたグリル庫8を備えて、魚などの被調理物を載置させる焼き網9、および、焼き網9に載置された被調理物を加熱するためのグリルバーナ3などから構成されている。
また、このグリルは、グリル庫8が横幅よりも前後幅が大きくなるように形成されている。
【0030】
ちなみに、図2は、焼き網9をグリル庫8から取り出した状態でのグリル4の一部切欠斜視図であり、図3は、グリル4の横断平面図であり、図4は、グリル4の縦断側面図であり、図5は、焼き網9をグリル庫8から取り出した状態でのグリル4の正面図であり、図7は、グリル4の概略構成を示す縦断正面図である。
【0031】
前記焼き網9には、図6に示すように、グリル庫8の横幅方向の両端部に、下方側に延びる取り付け足18が設けられ、この取り付け足18を汁受皿10の嵌合溝19に嵌合することにより、汁受皿10の上方に焼き網9を配置させるように構成されている。
そして、汁受皿10は、グリル庫8の右横側壁部8aおよび左横側壁部8bに設けられたガイド20の案内により、焼き網9を載置した状態で、グリル庫8に対して、収納移動可能でかつ取り出し移動可能に構成されている。
【0032】
以下、グリル4の構成について、図2〜図5および図7に基づいて説明を加える。
前記グリル庫8の側壁部のうち、右横側壁部8aにてグリル庫8の内部空間と仕切る状態で、グリル庫8の横側部に沿って下方側から上方側に向かう筒状の熱気通路11が設けられ、その熱気通路11の下方側に、グリルバーナ3が配設され、熱気通路11の下端部には、グリルバーナ3に二次空気を供給するための吸気口12が形成されている。
すなわち、グリルバーナ3は、グリル庫8外の横側部の一方側に配設され、熱気通路11は、グリルバーナ3の燃焼による熱気としての燃焼排ガスを上昇流動させてグリル庫8内の上部に導入するように設けられている。
【0033】
また、前記焼き網9は、その下方に汁受皿10を配置させる状態で、グリル庫8内に設けられ、汁受皿10にて魚などの被調理物から落下する油などの流動物を受け止めるようにしている。
【0034】
ちなみに、グリルバーナ3は、ブンゼン式のバーナにて構成され、炎孔をグリル庫8の前後幅方向に複数並べるように、グリル庫8の前後幅方向に長い長尺状に形成されている。
そして、グリルバーナ3の炎孔と熱気通路11の壁面部との間には、二次空気を流動させることによりエアカーテンを形成させて、グリルバーナ3の火炎が熱気通路11の壁面部に当たることを防止している。
また、グリルバーナ3の炎孔は、スリット状に空いていて、グリル庫8の前後幅方向に一列に並べることにより、熱気通路11にてグリル庫8内に導入される燃焼排ガスがグリル庫8の前後幅方向において均一に流動するようにしている。
【0035】
前記グリル庫8の後側壁部8cには、グリル庫8内に導入される燃焼排ガスをグリル庫8外に排気する排気口13が設けられ、その排気口13にグリル庫8の上方側に延びる排気路としての排気筒14が連通接続され、排気筒14の上端部がグリル排気口5に接続されている。
そして、排気筒14には、排気筒14を流動する燃焼排ガスの温度を検出する温度センサ31が設けられている。
【0036】
そして、排気通路11にてグリル庫8内の上部に導入される燃焼排ガスを焼き網9の載置面9aの全体にわたり均一化して流動させるように、燃焼排ガスを整流する整流手段15が設けられている。
前記整流手段15は、燃焼排ガスの圧力を焼き網9の載置面9aの全体にわたり均一化するように構成されている。
【0037】
前記整流手段15について説明を加えると、網状の仕切体17が、熱気通路11の上端部に連通する均圧室16をグリル庫8内の上部に形成するように、グリル庫8の上部に取り付けられ、この均圧室16にて、燃焼排ガスの圧力を焼き網9の載置面9aの全体にわたり均一化するようにして、均圧室16および仕切体17にて整流手段15が構成されている。
そして、仕切体17は、グリル庫8の横幅方向において、グリル庫8の右横側部側からグリル庫8の中央部分までの部分は水平方向に沿うように、かつ、グリル庫8の中央部分からグリル庫8の左横側部側までの部分はグリル庫8の上方側に向かって傾斜するように形成されている。
ちなみに、グリル庫8の上壁部8dは、2重構造として、グリル庫8の上部を燃焼排ガスが流動しても、その燃焼排ガスの熱がグリル庫8よりも上方側に伝達しないように断熱している。
【0038】
前記グリルバーナ3の燃焼排ガスの流れについて説明を加える。
燃焼排ガスは、熱気通路11にてグリル庫8外の右横側部において、図7中実線矢印で示すように、下方側から上方側に向けて上昇流動して、グリル庫8内の上部に形成された均圧室16内に導入される。
そして、均圧室16内に導入された燃焼排ガスは、均圧室16内で焼き網9の載置面9aの全体にわたり圧力が均一化されて、グリル庫8内の上部に導入され、焼き網9の載置面9aの全体にわたり均一に温度を上昇させることにより、焼き網9に載置された魚などの被調理物を均一に加熱する。
その後、図3および図4中実線矢印で示すように、グリル庫8の後側壁部8cの排気口13から排気筒14に流動され、排気筒14を下方側から上方側に流動してグリル庫8外に排気される。
【0039】
そして、このような燃焼排ガスの流動は、ドラフト作用を利用しており、グリルバーナ3の燃焼により火炎が形成される位置よりも、排気口13が形成されている上端位置を高くすることにより、ドラフト作用を効果的に作用させるように構成されている。
【0040】
また、燃焼排ガスの流動により汁受皿用の冷却空気をグリル庫8内に導入する冷却空気導入孔21が、焼き網9と汁受皿10との間で汁受皿10の横幅方向に沿って冷却空気を流動させるように、グリル庫8の横側壁部のうち、グリルバーナ3が配設されている右横側壁部8aとは逆の左横側壁部8bおよびグリル庫8の後側壁部8cに設けられている。
【0041】
説明を加えると、グリル庫8の左横側壁部8bには、ガイド20の配設箇所よりも上方側にグリル庫8の前後幅の全長にわたって間隔を隔てて冷却空気導入孔21が複数設けられ、グリル庫8の後側壁部8cには、排気口13の配設箇所よりも下方側で、グリル庫8の左横側壁部8bと同じ高さに、グリル庫8の横幅の全長にわたって間隔を隔てて冷却空気導入孔21が複数設けられている。
そして、ドラフト作用により、グリル庫8内の上部から導入された燃焼排ガスがグリル庫8の後側壁部8cの排気口13に向けて流動することになるので、この燃焼排ガスの流動により、図3、図4および図7中点線矢印で示すように、冷却空気導入孔21からグリル庫8内に冷却空気を導入する。
その冷却空気は、燃焼排ガスよりも温度が低いので、冷却空気は、焼き網9と汁受皿10との間で汁受皿10の上面部の近くを汁受皿10の横幅方向に沿って流動することになり、この冷却空気の流動により汁受皿10の横幅方向に沿う断熱層を形成するようにしている。
【0042】
このようにして、冷却空気の流動により、焼き網9と汁受皿10との間で汁受皿10の上面部の近くを汁受皿10の横幅方向に沿って冷却空気による断熱層を形成することによって、上方側からの加熱を防止しながら、汁受皿10を冷却することができ、汁受皿10に水を張らなくても、汁受皿10にて受け止められる被調理物からの油などの流動物が発火するのを防止するようにしている。
【0043】
前記汁受皿10の前面部には、汁受皿10をグリル庫8内に収納したときに、グリル庫8の前面部を閉塞する把手付きの扉部22が設けられ、その扉部22には、グリル庫8内や熱気通路11の前方側の側壁部を視認可能とするガラス窓23が設けられている。
そして、熱気通路11におけるグリル庫8の前方側の側壁部には、使用者がガラス窓23から覗き込むことにより、グリル庫8の前方側からグリルバーナ3の燃焼による火炎を視認可能とする覗き窓部24が設けられている。
【0044】
前記グリルバーナ3へのガス供給路25には、図7に示すように、上流側から、元電磁弁26、ガバナ27、閉止機能付きのモーター弁28が設けられ、グリルバーナ3の近くには、点火用の点火プラグ29、グリルバーナ3の立ち消えなどの燃焼状態を検出する熱電対30が設けられている。
【0045】
前記コンロ本体1の前側面には、図1に示すように、コンロバーナ2やグリルバーナ3の加熱開始、加熱停止や、火力調節などの各種の運転状態を指令する操作部Sが設けられ、制御部Hが、その操作部Sにて指令された運転状態に基づいて、コンロバーナ1およびグリルバーナ3を制御するように構成されている。
そして、制御部Hは、図7に示すように、グリルバーナ3の燃焼中において、排気筒14に設けられた温度センサ31の検出情報に基づいて、排気筒14を流動する燃焼排ガスの温度が設定上限温度以上となると、元電磁弁26やモーター弁28を作動させて、グリルバーナ3の燃焼を停止させるように構成され、この制御部Hが安全手段として機能するように構成されている。
【0046】
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、上記第1実施形態におけるグリルバーナ3の配設箇所の別実施形態であるので、グリルバーナ3の配設箇所や排気口13などの配設箇所を中心に、以下、図面に基づいて説明を加える。
なお、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0047】
この第2実施形態では、図8〜図10に示すように、グリル庫8の後側壁部8cにてグリル庫8の内部空間と仕切る状態で、グリル庫8の後側部に沿って下方側から上方側に向かう筒状の熱気通路11が設けられ、その熱気通路11の下方側に、グリルバーナ3が配設され、熱気通路11の下端部には、グリルバーナ3に二次空気を供給するための吸気口12が形成されている。
前記グリルバーナ3は、グリル庫8外の後側部に配設され、熱気通路11は、グリルバーナ3の燃焼による燃焼排ガスを上昇流動させてグリル庫8内の上部に導入するように設けられている。
ちなみに、図8は、グリル4の横断平面図であり、図9は、グリル4の縦断正面図であり、図10は、グリル4の縦断側面図である。
【0048】
そして、排気口13は、グリル庫8の右横側壁部8aおよび左横側壁部8bの夫々に設けられ、その排気口13に連通接続された排気通路33が、下方側から上方側に向かう状態でグリル庫8外の横側部の両側に設けられている。
また、排気通路33の上端部に排気筒14が連通接続され、排気筒14は、排気通路33からの燃焼排ガスをグリル庫8の後方側に案内したのち、上方に向けて流動させるような形状に形成されている。
【0049】
前記仕切体17は、グリル庫8の前後幅方向において、グリル庫8の後方側からグリル庫8の中央部分までの部分は水平方向に沿うように、かつ、グリル庫8の中央部分からグリル庫8の前方側までの部分はグリル庫8の上方側に向かって傾斜するように形成されている。
【0050】
前記グリルバーナ3の燃焼による燃焼排ガスの流れについて説明を加える。
燃焼排ガスは、熱気通路11にてグリル庫8外の後側部において、下方側から上方側に向けて流動して、グリル庫8内の上部に形成された均圧室16内に導入される。
そして、均圧室16内に導入された燃焼排ガスは、均圧室16内で焼き網9の載置面9aの全体にわたり圧力が均一化されて、グリル庫8内の上部に導入され、焼き網9の載置面9aの全体にわたり均一に温度を上昇させることにより、焼き網9に載置された魚などの被調理物を均一に加熱する。
その後、グリル庫8の側壁部の両側の排気口13から排気通路33に流動され、排気通路33にてグリル庫8の横側部に沿って上方側に流動したのち、排気筒14に流動されて、グリル庫8外に排気される。
【0051】
そして、このような燃焼排ガスの流動は、ドラフト作用を利用しており、グリルバーナ3の燃焼により火炎が形成される位置よりも、排気口13が形成されている上端位置を高くすることにより、ドラフト作用を効果的に作用させるように構成されている。
【0052】
また、グリル庫8の右横側壁部8aおよび左横側壁部8bには、ガイド20の配設箇所と排気口13の配設箇所との間に、冷却空気導入孔21が設けられ、燃焼排ガスの流動により、グリル庫8の右横側壁部8aおよび左横側壁部8bの両側から冷却空気を、焼き網9と汁受皿10との間で汁受皿10の横幅方向に沿って冷却空気を流動させるように構成されている。
なお、グリルバーナ3の燃焼状態を視認するための覗き窓部24は、グリル庫8の後側壁部8cに設けられている。
【0053】
〔第3実施形態〕
この第3実施形態は、上記第1実施形態におけるグリルバーナ3の燃焼排ガスをグリル庫8内に導入する構成の別実施形態を示すものであるので、その構成を中心に、図面に基づいて説明を加える。
なお、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0054】
この第3実施形態は、図11に示すように、熱気通路11にてグリルバーナ3の燃焼排ガスをグリル庫8内の上部に導入するとともに、グリル庫8の右横側壁部8aに、熱気通路11を流動する燃焼排ガスの一部を、熱気通路11にて燃焼排ガスを導入させにくい箇所に導入する途中導入孔32が設けられている。
ちなみに、図11は、グリル4の縦断正面図である。
【0055】
説明を加えると、グリル庫8の右横側壁部8aに、グリル庫8内と熱気通路11とを連通する途中導入孔32を設けて、図11中実線矢印に示すように、焼き網9の載置面9aのうち、グリル庫8の右横側壁部8aに近い部分に、燃焼排ガスを導入させるように構成されている。
すなわち、熱気通路11は、グリル庫8外の右横側部を上昇流動させてグリル庫8内の上部に燃焼排ガスを導入するので、グリル庫8の右横側壁部8aに近い部分は、熱気通路11にて燃焼排ガスを導入させにくい箇所となる。
そして、グリル庫8の右横側壁部8aに近い箇所に、途中導入孔32から燃焼排ガスを導入させることにより、焼き網9の載置面9aの全体にわたってより均一に温度を上昇させるようにしている。
【0056】
また、この第3実施形態では、図11に示すように、均圧室16のグリル庫8の上下方向に沿う上下幅Xと熱気通路11のグリル庫8の横幅方向に沿う横幅Yとが同じ大きさになるように形成されている。
【0057】
〔別実施形態〕
(1)上記第1実施形態では、整流手段15が、仕切体17をグリル庫8の上部に取り付けて均圧室16を形成することにより、燃焼排ガスの圧力を焼き網9の載置面9aの全体にわたり均一化するように構成されているが、整流手段15が、この構成に加えて、燃焼排ガスの流れ方向を焼き網9の載置面9aの全体にわたり分散させるように構成して実施することも可能である。
【0058】
説明を加えると、図12および図13に示すように、均圧室16内のグリル庫8の上壁部8dに、下方に突出する三角形状の突状体34を複数設けて、これら複数の突状体34にて燃焼排ガスの流れ方向を焼き網9の載置面9aの全体にわたり分散させる。
なお、図12は、グリル4の縦断正面図であり、図13は、突状体34の拡大図である。
そして、突状体34の形状については、二等辺三角形などのように、グリル庫8の横一側部側と横他側部側とが同様の形状の対称形状のものや、グリル庫8の横一側部側と横他側部側とが異なる形状や大きさの非対称形状のものなど、適宜変更が可能であり、突状体34の大きさについても、適宜変更が可能である。
【0060】
(2)上記第1実施形態では、グリル庫8外の右横側部に配設されたグリルバーナ3の燃焼排ガスをグリル庫8内の上部に導入することにより、焼き網9に載置された被調理物を加熱する片面焼きグリルを例示したが、図14に示すように、グリル庫8外の右横側部にグリルバーナ3を設けるとともに、焼き網9よりも下方側でグリル庫8内の横側部の両側に、下火用グリルバーナ3aを設けて両面焼きグリルにて構成して実施することも可能である。
ちなみに、図14は、グリル4の縦断正面図において概略構成を示すものである。
【0061】
説明を加えると、グリル庫8の横幅方向の中央部分に、下火用吸気口35を設け、その下火用吸気口35から吸気した空気を二次空気として、下火用グリルバーナ3aに案内する吸気通路36を設ける。
そして、グリル庫8外の右横側部に配設されたグリルバーナ3による燃焼排ガスを焼き網9よりも上方側からグリル庫8内に導入するとともに、下火用グリルバーナ3aによる燃焼排ガスを焼き網9よりも下方側からグリル庫8内に導入することにより、焼き網9に載置されている被調理物を加熱するように構成されている。
ガス供給路25は、グリルバーナ3側と下火用グリルバーナ3a側とに分岐され、その分岐路の夫々に、閉止機能付きのモーター弁28が設けられ、グリルバーナ3および下火用グリルバーナ3aの夫々の火力を調節できるように構成されている。
【0063】
(3)上記第1〜3実施形態では、グリル庫8の左横側壁部8bや後側壁部8cなど、グリル庫8の側壁部に冷却空気導入孔21を設ける例を示したが、例えば、グリル庫8の側壁部に加えて、図16に示すように、扉部22に冷却空気導入孔21を設けることも可能であり、冷却空気導入孔21の配設箇所は、グリル庫8の側壁部および扉部22の少なくとも一方であればよい。
【0065】
(4)上記第1実施形態では、熱気通路11におけるグリル庫8の前方側の側壁部に、覗き窓部24を設けるようにしているが、例えば、グリル庫8の右横側壁部8aに覗き窓部24を設けて、グリル庫8内からグリルバーナ3の燃焼状態を視認可能としてもよく、覗き窓部24の配設箇所については適宜変更が可能である。
【0066】
(5)上記第1実施形態では、グリルバーナ3をグリル庫8外の右横側部に配設するようにしているが、グリル庫8外の左横側部に配設して実施することも可能である。
【0067】
(6)上記第1実施形態では、グリルバーナ3の炎孔をスリット状のものとしたが、例えば、細穴が2列交互に並んでいるものでもよく、熱気通路11にてグリル庫8内に導入される燃焼排ガスがグリル庫8の前後幅方向において均一に流動するものであれば適宜変更が可能である。
【0068】
(7)上記第1〜3実施形態では、本発明にかかるグリルをテーブル式ガスコンロに適応した例を示したが、ビルトイン式ガスコンロにも適応することが可能であり、各種のガスコンロに適応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガスコンロの斜視図
【図2】 第1実施形態におけるグリルの斜視図
【図3】 第1実施形態におけるグリルの横断平面図
【図4】 第1実施形態におけるグリルの縦断側面図
【図5】 第1実施形態におけるグリルの正面図
【図6】 汁受皿および焼き網を示す図
【図7】 グリルの概略構成図
【図8】 第2実施形態におけるグリルの横断平面図
【図9】 第2実施形態におけるグリルの縦断正面図
【図10】 第2実施形態におけるグリルの縦断側面図
【図11】 第3実施形態におけるグリルの縦断正面図
【図12】 別実施形態におけるグリルの縦断正面図
【図13】 別実施形態におけるグリルの要部を示す図
【図14】 別実施形態におけるグリルの縦断正面図
【図15】 別実施形態における扉部を示す図
【符号の説明】
3 バーナ
8 グリル庫
9 焼き網
10 汁受皿
11 熱気通路
13 排気口
15 整流手段
21 冷却空気導入孔
24 覗き窓部
32 途中導入孔
Claims (7)
- 被調理物を載置させる焼き網がグリル庫内に設けられ、前記グリル庫外に配設されたバーナの燃焼による熱気を前記グリル庫内の上部に導入させる熱気通路が設けられ、前記グリル庫内に導入された熱気を前記グリル庫外に排気する排気口が設けられているグリルであって、
前記熱気通路にて前記グリル庫内の上部に導入される熱気を、前記焼き網の載置面の全体にわたり均一化して流動させるように、前記熱気を整流する整流手段が設けられ、
前記バーナが、前記グリル庫外の横側部の一方側の下方側に配設され、前記熱気通路が、前記熱気を上昇流動させて前記グリル庫内の上部に導入するように設けられ、
前記整流手段が、網状又はスリット状の仕切体により前記熱気通路の上端部に連通する均圧室を前記グリル庫の上部に形成して、前記熱気の圧力を前記焼き網の載置面の全体にわたり均一化させるように構成され、
前記仕切体が、前記グリル庫の横幅方向において、前記グリル庫の前記バーナが配設されている前記横側部側から前記グリル庫の中央部分までの部分は水平方向に沿うようにし、かつ、前記グリル庫の中央部分から前記グリル庫の前記バーナが配設されていない前記横側部側までの部分は前記グリル庫の上方側に向って傾斜するように形成されているグリル。 - 被調理物を載置させる焼き網がグリル庫内に設けられ、前記グリル庫外に配設されたバーナの燃焼による熱気を前記グリル庫内の上部に導入させる熱気通路が設けられ、前記グリル庫内に導入された熱気を前記グリル庫外に排気する排気口が設けられているグリルであって、
前記熱気通路にて前記グリル庫内の上部に導入される熱気を、前記焼き網の載置面の全体にわたり均一化して流動させるように、前記熱気を整流する整流手段が設けられ、
前記バーナが、前記グリル庫外の後側部に配設され、前記熱気通路が、前記熱気を上昇流動させて前記グリル庫内の上部に導入するように設けられ、
前記整流手段が、網状又はスリット状の仕切体により前記熱気通路の上端部に連通する均圧室を前記グリル庫の上部に形成して、前記熱気の圧力を前記焼き網の載置面の全体にわたり均一化させるように構成され、
前記仕切体が、前記グリル庫の前後幅方向において、前記グリル庫の後方側から前記グリル庫の中央部分までの部分は水平方向に沿うようにし、かつ、前記グリル庫の中央部分から前記グリル庫の前方側までの部分は前記グリル庫の上方側に向って傾斜するように形成されているグリル。 - 前記整流手段が、前記均圧室内の前記グリル庫の上壁部に下方に突出する突状体を複数設けて、前記熱気の流れ方向を前記焼き網の載置面の全体にわたり分散させるように構成されている請求項1又は2に記載のグリル。
- 前記グリル庫の側壁部には、前記熱気通路にて前記熱気を導入させにくい箇所に、前記熱気通路を流動する前記熱気の一部を導入する途中導入孔が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のグリル。
- 前記バーナの燃焼による火炎を前記グリル庫の前方側から視認可能とする覗き窓部が設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のグリル。
- 前記排気口に接続された排気路を流動する前記熱気の温度が設定上限温度以上となると、前記バーナの燃焼を停止させる安全手段が設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のグリル。
- 前記被調理物から落下する流動物を受け止める汁受皿が、前記焼き網の下方に配置され、前記熱気の流動により前記汁受皿用の冷却空気を前記グリル庫内に導入する冷却空気導入孔が、前記焼き網と前記汁受皿との間で前記汁受皿の横幅方向に沿って前記冷却空気を流動させるように、前記グリル庫の側壁部および扉部の少なくとも一方に設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載のグリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002226371A JP4030380B2 (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | グリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002226371A JP4030380B2 (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | グリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004065391A JP2004065391A (ja) | 2004-03-04 |
JP4030380B2 true JP4030380B2 (ja) | 2008-01-09 |
Family
ID=32013733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002226371A Expired - Fee Related JP4030380B2 (ja) | 2002-08-02 | 2002-08-02 | グリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4030380B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6731739B2 (ja) * | 2016-02-02 | 2020-07-29 | 株式会社ハーマン | ガスグリル |
-
2002
- 2002-08-02 JP JP2002226371A patent/JP4030380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004065391A (ja) | 2004-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4677385B2 (ja) | グリル | |
JP4030380B2 (ja) | グリル | |
JP2004065392A (ja) | グリル | |
JP4929259B2 (ja) | グリル | |
JP3545272B2 (ja) | ガスグリル | |
KR100415289B1 (ko) | 그릴 | |
JP2001324153A (ja) | トッププレート温度上昇防止構造 | |
JP4375770B2 (ja) | グリル | |
JP3545310B2 (ja) | グリル | |
JP3615990B2 (ja) | グリル | |
JP3922909B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP4203178B2 (ja) | グリル | |
JP3558380B2 (ja) | ガス調理器 | |
JP2003070656A (ja) | ビルトインこんろ | |
JP4262860B2 (ja) | グリル庫の排気構造 | |
JP6670158B2 (ja) | ガスバーナ | |
JP3814402B2 (ja) | 両面焼グリル | |
JP2003047563A (ja) | ガス調理器 | |
JP2006304882A (ja) | ガスグリル | |
JPH0736613Y2 (ja) | 焼成器 | |
JP2928230B1 (ja) | 無煙焼き器 | |
JP2762687B2 (ja) | ガス焼成器 | |
JPH0774687B2 (ja) | ガス燃焼装置およびガス加熱調理器 | |
JPH04347113A (ja) | ガス調理器 | |
JP3936805B2 (ja) | 両面焼グリル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050726 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071016 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4030380 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |