JP3942043B2 - 高い垂直壁の連続コンクリート打設のための登攀式型枠装置及び方法 - Google Patents

高い垂直壁の連続コンクリート打設のための登攀式型枠装置及び方法 Download PDF

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    • E04G11/28Climbing forms, i.e. forms which are not in contact with the poured concrete during lifting from layer to layer and which are anchored in the hardened concrete

Description

本発明は、高い垂直壁の連続コンクリート打ちのための請求項1の前提部分による登攀式型枠装置と方法に関する。
請求項1の前提部分による装置は、AU-B-18541/88(受理番号597836)の従来技術において知られており、少なくとも二個の、離れていて好適には平行な高壁を組み立てるための特に、先行使用の主題として見られている。そのような登攀式型枠装置を使用するプロセスでは、壁はセクション毎に、例えばそれぞれ一階の高さのセクションで、建てられる。これに関連して、第一の壁セクションにコンクリート打設するために、壁を建てるべきほぼ平らな面に最初にそして主として、複数のコンクリート型枠要素から成るコンクリート型枠が形成される。ここでは、コンクリートの型枠要素は要素自身の支持手段と据え付け手段とによって据え付けられ固定される。
続きの壁セクションを建てるために同じ型枠要素が用いられ、これらは追加の構成部材と組み立てられて登攀式型枠装置を形成する。コンクリート型枠要素と支持キャリアを用いて支持構造物が配置されるようにこの組み立ては行われる。クレーンによる配置後、既に構築された壁セクション内で横方向に支持された上部支持キャリアを備えた装置が対応する高さで保持される。完成した壁セクション内において横方向に支えられた下部支持キャリア上に載置することによって、第一の壁セクションより上に配置された第二の壁セクションの構築後、装置全体は再び上方へ動かされる。次いで適当な高さで、構築すべき第三の壁セクション用の型枠を据え付けることができる。上記のステップを随意頻繁に繰り返すことによって、柱体又は完全な配置の形成のための高い垂直壁が構築される。
詳述すると、公知の登攀式型枠装置は、このようにほぼ水平に配設された支持構造物を有し、この支持構造物は少なくとも二つの第一の支持キャリア、所謂上部支持キャリアと連結され、これらの上部支持キャリア上に支持されている。この支持構造物に、複数のコンクリート型枠要素が下方へ懸垂して取り付けられる。更にこの上部支持キャリアは、完成した壁セクションで上部支持キャリアを横方向に支持することができる手段を備えていなければならない。同様に少なくとも二つの第二の支持キャリア、所謂下部支持キャリアもそのような手段が設けられている。支持構造物の垂直方向移動のために、及び/又は下部支持キャリアを持ち上げるために、それぞれ二つのリフト装置が設けられ、これらは上部支持キャリアと下部支持キャリア間の相対移動を行う。
上に説明した構成要素を備えた公知の装置では、登攀と、引き続く型枠の形成の実現性、従って高い垂直壁の連続コンクリート打設の実現性は確実化されてはいるが、この公知の装置は、始まりの点であるほぼ平らな面にそれぞれの第一の壁セクションを建てるために利用することはできない。その理由は、この目的のためには、支持構造物に懸垂しているコンクリートの型枠要素をほぼ平らな面上まで全体的に下ろさなければならないことにある。しかしながら、コンクリート型枠要素を下ろさなければならない領域には、上部支持キャリアの支持に必要な構成要素、例えば側方に枢動可能な歯止めなど、が形成されている。既に存在している壁セクションに接して1個の壁セクションの型枠を付ける間、型枠要素の下にある上部支持キャリアの横方向支持が保証されるように、これらの要素は、必然的にコンクリート型枠要素の下に、それらの要素と一列に整列させて形成されなければならない。
上部支持キャリアの側方支持を行うためのこれらの本質的要素のために、第一の壁セクションが構築されるべき面の高さまでコンクリートの型枠要素を降下することが結果的にできない。更に、コンクリート型枠要素を備えた支持構造物を支持するために、公知の装置中の構成要素が、コンクリート打ち作業の開始時に平らな面へ上部支持キャリアを配置するのを妨げる。
結果的に、公知の登攀式型枠装置については、追加の安定化及び構築手段を備えた第一の壁セクションが、登攀式型枠装置の型枠要素と一緒に構築されなければならないという問題がある。次いでこの装置自身の安定化及び構築手段を除去しなければならず、更に、特に、柱体内で使用された型枠はクレーンを使った費用のかかる方法で持ち上げて外に出さなければならない。登攀式型枠装置の組み立て前の、第一の壁セクションに使用された構成要素と型枠要素の除去と、これらの要素の保管の必要性によって、公知の装置による壁や柱体の構築のためのコストがすでにかなりの程度まで増大している。更に、労働力の整備に関しては、第一の壁セクションのために使用された型枠の解体期間中は、第一の壁セクションの据え付け、補強、コンクリート打ちのための建築作業員を採用することができないので非常に不利である。上記の構成要素の除去後及び第一の壁セクション上の高さでの登攀式型枠装置の組み立て後にやっと、型枠作業員と鉄筋作業員を再び採用することができる。供給すべき建造物の複雑さにもよるが、この中断は3〜6週間の間続く場合もあり、そのため建築サイクルにおいて望ましくない中断を形成することになる。
実際、その他すべての壁セクションに対してのみならず第一のセクションに対して使用することのできる構成要素を有する登攀式型枠装置が存在する。この場合、最初それぞれの第一の壁セクションが構築される。次いで、構築された壁セクション上に装置が据え付けられ、これらは、除去後、型枠要素を備えた支持構造物全体を第一の壁セクションの上方のゾーンの中に引き入れる。次いで、第二の壁セクション用の型枠を据え付けることができ、第二の壁セクションはコンクリート打設することができる。第二の壁セクションの完成後、登攀式型枠装置を必要な高さまで再び持ち上げる為に、押上げ装置が第二の壁セクションを土台として置かれる。しかしながら、これに関連して、押上げ装置は、通常支持プラットフォームの形で構成される支持構造物の上方に少なくとも一階の高さだけ突き出す。上方へ突き出るこれらの押上げ装置は、特に、コンクリートと補強材を供給するとき極度の妨害物となる。特に上方へ突き出ている押上げ装置のために、これらの装置に対する損傷のかなりの危険性と事故の危険性の増大がある。
WO90/09497に記載されているような登攀式型枠装置でも同様に、押上げ装置の一部が作業用足場の上に突き出て、この領域の活動の邪魔になる。更に、この公知の登攀式型枠装置でも同様に、第一の壁セクションの構築を、出発点であるベース・プレート上で直接行うことはできない。この目的のための適当な手段は上記の公報には何も説明されていない。反対に、登攀式型枠装置の助けを受けた作業は、短い開始用壁をベース・プレート上に構築した後で始まり、これによって懸垂したコンクリートの型枠要素を調節できる。その結果、この公知の登攀式型枠装置を利用するときも同様に、特別の手段が第一の壁セクションの構築にとって必要である。更に、第一の壁セクションを構築した後、開示された装置の下部支持キャリアを登攀に適した支持部材に取り替えなければならず、このため装置と実施される工程を複雑にする。
従来技術で公知の登攀式型枠装置のこれらの不都合を考慮して、本発明の目的は、ほぼ平らな面上でのそれぞれの第一の壁セクションの構築とその他のすべての壁セクションの構築の双方にその構成要素が使用できる登攀式型枠装置を作り出すことである。更に、型枠の組み立て、補強鉄筋の取り付け、及びコンクリートの供給のために必要な活動をできるだけ邪魔しないように登攀式型枠装置は構成されるべきである。
これらの目的は、請求項1による登攀式型枠装置によって達成される。
その結果、本発明による登攀式型枠装置においては、ほぼ平らな面上での支持のために少なくとも一つの上部支持キャリアが設けられ、その面上に該上部支持キャリアが位置決めされることができる。この手段によって、その後で登攀中に支持のために使用される上部支持キャリアが、ほぼ平らな面上に第一の壁セクションを構築するときに懸垂しているコンクリートの型枠要素を備えた支持構造物を支持するために既に使用することができる。
本発明によって更に、型枠要素及び/又は上部支持キャリアが型枠要素を移動してほぼ平らな面上で同時に型枠位置に入るように設計される。組み立てる壁の内部の側部にそれぞれ配置されている二つのコンクリートの型枠要素の間に上部支持キャリアを配設することができる。それによって、本発明によって、登攀のためにその後使用される構成要素を利用することにより、壁を組み立てる予定のほぼ平らな面上の比較的高い垂直壁の第一の壁セクション用型枠を利用することが可能になる。この文脈では本発明によって、起点として使用される平面上に配置できる型枠を適当な方法で随意に取り壊して個々の型枠要素にすることができる。例えば、上部支持キャリアの側部が、特に剥ぎ取られた形状の比較的小さな型枠要素を形成することができ、これらの小さな型枠要素によって、その上方のより広い面からなる型枠要素と共に第一の壁セクション用の型枠が形成されるということは想像できる。
本発明によって、第一の壁セクション組み立て後、懸垂しているコンクリートの型枠要素を備え、少なくとも一つの上部支持キャリアを備えた支持用架設を少なくとも一定の距離だけ上方へ移動することができる。部支持キャリアとほぼ平らな面との間に形成される中間スペースを使用することによって、適当な手段又は要素を用いて、既に組み立てられている壁セクションで横方向に後続の登攀式工程中上部支持キャリアを支持することができるように少なくとも一つの上部支持キャリアを移動又は設けることができる。オプションとして、上部支持キャリアの横方向に在るこれらの小さな型枠要素を予め除去すべきである。二者択一的にあるいは追加的に言えば、上部支持キャリアの横方向支持のための手段又は要素が、上部支持キャリアの横方向支持のためにその効果を発揮できる位置に届くように、コンクリートの型枠要素は垂直に移動することができる。
更なる請求の範囲の本発明の推奨実施例を説明する。
ある推奨実施例によれば、上部支持キャリアは、横方向支持のためのそれ自身の歯止めを完成した壁セクションに備えており、これらの歯止めはほぼ水平軸の周りを軸回転可能である。軸の周りを軸回転することによって、上記歯止めを動かし、例えば、既に組み立てられた壁セクションの凹部に該歯止めが係合し、それによって上部支持キャリアを支持する位置に入れることができる。本発明によって、上部支持キャリアを取り外しできるようにこれらの歯止めを据え付けることができる。特に、上述のように、上部支持キャリアをほぼ平らな面上に配置することが妨げられないように、また、第一の壁仕切の組み立て中該平面上の型枠位置にある型枠要素と衝突しないように、平面上への第一の壁仕切の組み立て中これらの歯止めはまだ上部支持キャリアに据え付けられてはいない。
上述のように、該平面への第一の壁セクションの組み立て後、配設物全体が垂直に移動する。上に説明した該歯止めの取り外し可能な据え付けによって、該歯止めは型枠要素と上部支持キャリアの下にある領域に問題なく適合することができる。例えば、これは、型枠の上にあるコンクリートの型枠要素によって型枠が確立され、次の壁仕切が組み立てられたとき、すでに組み立てられた壁仕切の上部ゾーンで上部支持キャリアの支柱を確保するために、上部支持キャリアと接触している型枠要素の下にあるゾーンで外向きに軸回転できる横方向に軸回転可能な歯止めと係合することができる。
もう一つの推奨実施例によれば、これらの型枠要素を持ち上げ、該支持構造物の上に下ろすことができる。それによって、ほぼ平らな面上への第一の壁セクションの組み立て後、上部支持キャリアの横方向に、また、持ち上げられたコンクリートの型枠要素の下で適当な要素を据え付けたり、取り外したりするために、型枠要素をわずかに垂直方向に上方へ移動することが好適に可能になる。これによって登攀中上部支持キャリアは横方向に支持される。
例えば、この推奨実施例の更なる展開に従って、少なくともプッシャ部において横方向に可動自在となるように上部支持キャリアを設計することができる。それによって、コンクリートの型枠要素の上記の持ち上げ後、上部支持キャリアの個々の部分を横方向に外へ動かすことができる。これらの構成要素によって上部支持キャリアの横方向支持を達成することができる。
更に、本発明のこの実施例についてはその横方向支持のためにほぼ水平な軸の周りで軸回転可能な歯止めを上部支持キャリアに設けることが望ましい。この推奨実施例によれば、型枠位置を実現するために下ろされる型枠要素間でのほぼ平らな面への上部支持キャリアの配設中内側へ軸回転できるように、横方向支持のための歯止め上部支持キャリアの上部ゾーンに設けられる。ほぼ平らな面上への第一の壁セクションの組み立て後、持ち上げられた型枠要素の下にあるゾーンで上部支持キャリアの横方向支持のための上記要素を軸回転させて外へ出すことができるように、型枠要素が少なくともわずかに持ち上げられる。更なる壁セクション用の型枠が組み立てられる高さまで配設物全体を移動した後、軸回転可能な要素を軸回転して横方向に外へ出して、すでに組み立てられている壁セクションの凹部の中へ入れることができ、それにより、すでに完成している壁セクションの上方にある壁セクションの組み立てに適した位置にコンクリートの型枠要素が同時に存在することになる。
本発明のもう一つの推奨実施例によれば、該支持構造物と上部支持キャリアとが調節可能な高さになるように相互に接合される。好適には、更にリフト装置に対して高さ調節可能な据え付けを行うことが望ましい。この実施例では、種々の階の高さに対して柔軟に好適な方法で本発明の登攀式型枠装置を利用することができる。これは、該登攀式型枠装置によって組み立てることができる壁セクションの最大限の高さが、下にある壁セクションに接して支持される上部支持キャリアと、該型枠要素が下方へ懸垂して取り付けられている支持構造物との間の距離によって決定されるという理由によるものである。上部支持キャリアと支持構造物との間の高さ調節可能な接合によって、この間隔設定、したがって設けられる階の高さは調節可能である。この接合で、支持構造物、コンクリートの型枠要素、上部支持キャリア、下部支持キャリア、リフト装置のみから成る登攀式型枠装置にこの処置は適していると言うことができる。したがって、この処置は特に登攀式工程の過程の壁セクションの組み立てに適している。そのような登攀式型枠装置のための上記の設計に関して、傑出した柔軟性を達成して様々に選択できる階の高さを伴う高い垂直壁を組み立てることができる。
本発明の更なる局面に従って、高い垂直壁の連続コンクリート打ちを行うための方法が提案される。この方法において、第一の壁セクションのほぼ平らな面上への組み立てのために、及び、第一の壁セクションの上方にあるすべての壁セクションの組み立てのために型枠登攀式装置の同じ構成要素を利用することができる。
本発明による方法は請求項7に記載されている。
適宜、完成した壁セクションで横方向に上部支持キャリアを支持できる手段を有するか、そのような手段に据え付けることができる少なくとも一つの上部支持キャリアがほぼ平らな面に配設される。次いで、該上部支持キャリアの上方に支持構造物が配設され、上部支持キャリアに接して支持される。複数のコンクリートの型枠要素が上部支持キャリアに隣接してそれぞれ配設されているほぼ平らな面にある型枠位置の中にはめ込むことができるように、該支持構造物に接してこれらの型枠要素を下方へ懸垂して設ける。配設物全体の後続する移動のために、更に少なくとも一つの押上げ装置が、支持構造物又は上部支持キャリアとほぼ平らな面とのオプションとして上記のステップと同時に、ほぼ平らな面上で第一の壁セクションを補強することができる。更に、適当な時点で第一の壁セクションのためのコンクリート打ち作業を実行することができる。
第一の壁セクションの組み立てと、少なくとも小さな水平方向の転置によるコンクリートの型枠要素の据え付け後に、コンクリートの型枠要素と上部支持キャリアを備えた支持構造物が少なくとも一つの押上げ装置によって垂直に移動される。次いで少なくとも一つの下部支持キャリアが、押上げ装置の底部に適合される。オプションとしてこのステップと同時に、完成した壁セクションの横方向支持用上部支持キャリア手段を隣接コンクリートの型枠要素の下に配設することができるように、上部支持キャリア及び/又は型枠要素の位置を上部支持キャリアに対して変更することができる。本発明による、上部支持キャリアのこの変更を例えば上部支持キャリアの横方向支持を行うために軸回転可能な要素に適用することができる。或いはこのステップの過程で、型枠要素を持ち上げることができる。この場合上部支持キャリアについては仕切り毎に横方向に動くことが望ましい。
利用される登攀式型枠装置に対するこれらの処置の完了後に、完成した壁セクションの頂部ゾーンで上部支持キャリアを支持できる高さまで配設物全体が移動する。ある環境では、必要な補強作業と型枠作業の実行後、完成した壁セクションの上で更なる壁セクションのコンクリート打ちを行うことができる。オプションとして、上記のステップと同時に、完成した壁セクションの上部ゾーンの横方回で支持できる高さまで下部支持キャリアが動かされる。下部支持キャリアのそのような配設に従って、下部支持キャリアの支持による配設物全体の上方への移動を頻繁に繰り返し随意行い、所望の高さまで垂直壁やシャフトにコンクリート打ちを行うために更なる壁仕切ための型枠を組み立てることができる。所定の壁セクションに対する補強、型枠及びコンクリート打ち作業中、下方にある第二の壁セクション上で支持される下部支持キャリアの上で装置全体を支持することができると言うことができる。その結果この場合の支持については、使用されるのは、また、すぐ下にある壁セクションに接して支持されるのは上部支持キャリアではない。壁セクションのコンクリートはまだ柔らかくある環境下では必要な強さをまだ有していないかもしれない。この処置によってある環境でタイミングの加速を達成することができる。
以下に図面に示された本発明の実施例をより詳細に説明する。以下の図はそれぞれ:
図1 平らな面に第一の壁セクションを構築するために配置した本発明の登攀式型枠装置の側面図
図2 登攀工程を行うために少し押し上げて変化させた本発明の登攀式型枠システムの側面図
図3 第二の壁セクション用の型枠を組み立てることができる位置にある本発明の登攀式型枠装置の側面図
図4 移動して更なる壁セクションの型枠を組み立てるための位置に入る発明の登攀式型枠装置の側面図
を示す。
図1に示す位置で、平面12に二つの垂直壁14を構築するために登攀式型枠装置10の個々の構成要素が配置されている。詳述すれば、登攀式型枠装置10は、図1の図面で横方向に延在し、そしてその上に図1の図面に直角に延在するクロス・サポート24が配設されるキャッピング・ピース22から構成される支持構造物20から成る。キャッピング・ピース22とクロス・サポート24とは、ある程度までプロフィール・グリッドを形成し、このグリッド上に足場26が適当な構成部材によって形成される。この足場が本発明の登攀式型枠装置における主要作業面であり、補強部材、及びコンクリートの導入、桁座面のみならずバイブレータや溶接装置のような作業用機械の位置決めのために使用される。特に、「共生サイト」という意味で、一つ以上のコンテナをこの足場の上に配設することができ、このコンテナの中にオフィスのみならず社会的公衆衛生的装置が収容される。
ほぼ水平に配設された支持構造物20は、二本のビーム・プロフィール28によって第一の所謂上部支持キャリア30に連結され、ビーム・プロフィール28の上方で上部支持キャリア30を土台として支持されている。図1に見られるように、ビーム・プロフィール28は、所定の階高さなどの要件に従って支持構造物20と上部支持キャリア30との間の高さが合わせられるように適当な穴を設けて構成されている。図示されているケースでは、支持構造物20は上部支持キャリア30に高さ調節自在に連結されている。以下に説明するリフト装置50の高さ調節可能な支持をその上部領域で見ることができる。
支持構造物20に、そして図示のケースにおいて、キャッピング・ピース22に、複数の型枠要素44が連結部材40とスピンドル42とによって下方へ懸垂して取り付けられている。本図の場合、キャッピング・ピース22に取り付けられている型枠要素44しか見えない。しかし、特に、図示の壁14を横切る方向に延在する壁のための型枠を構築するためには、クロス・サポート24から懸垂する型枠要素44の存在があり得ることは理解される。図1の矢印によって示されるように、型枠要素44は連結部材40上のローラーによって水平方向に可動である。この移動は一方で、完成した壁14から型枠要素44を剥がし取るために必要であり、他方で型枠要素44と、構築すべき壁のゾーンの中に取り付ける補強材との間に十分に大きい中間のスペースを形成するためにも必要である。この中間スペースでは、例えば作業員が入って必要な作業を行うことができなければならない。型枠要素44を支柱の長手方向に移動できるように型枠要素44がキャッピング・ピース22に取り付けられていることが本図面にそれぞれ示されている。しかし、適当な中間要素を用いることによって、型枠要素44が取り付けられている支柱に対して垂直方向に可動になるように型枠要素44を吊るすことも又できることは容易に想像できる。
図1に示されるケースにおいて、図示されている左手の壁14の型枠要素44、は、ビーム・プロフィール28の適当な要素によって調節可能である。左手の壁に接して配設されている二つの型枠要素44のために、図示された位置で本発明の登攀式型枠装置10の上記の構成要素によって平面12に壁14を構築することができる。これを行うために型枠要素44を直接この面12上に配置する。二つの壁14が形成する柱体中にそれぞれ存在する型枠要素44は、支持キャリア30に隣接しており、ほぼ平らな面12上の所謂上部支持キャリア30の上方の図示の位置で全装置を支えることができるように、この上部支持キャリア30は本発明により構成されている。特に、面12上の壁14の構築用型枠を形成するために、少なくとも型枠要素44の型枠板46は上部支持キャリア30の横方向端縁に隣接している。図1でもわかるように、型枠要素44は又これに十分な強さを与える垂直支持部材48から成り、この支持部材間に最も横方向に延在する上部支持キャリア30の端縁が配設されている。
図1において右手の壁のために、スピンドル42による矢印Bの方向への登攀工程に備えて型枠要素44が持ち上げられた状態が例示されている。更に、型枠要素44が、剥ぎ取りのためにそれぞれ矢印Aの方向に一定の距離だけ水平方向に移動されている。型枠要素44のこの配置によって登攀式型枠装置10全体の垂直方向への移動が可能になり、その移動がリフト装置50によって実行される。
図2に、登攀式型枠装置10の垂直方向への比較的短い(例えば50〜100cm)上向きの移動による状態が示されている。図2に見られるように、リフト装置50はリフトシリンダー52から成り、これは図示されたケースでは支持構造物20に確りと連結されている。更に、リフトシリンダー52は上部支持キャリア30内でガイドされるが、型枠要素44と共にこの装置全体を持ち上げるために上部支持キャリア30としっかり連結することもできる。
この持ち上げは、油圧式手段などによるリフトピストン54の下向きの伸長によって実行される。リフトピストン54は平面12上の基部56の上方で支えられているために、伸長したときリフトシリンダー52とこれに取り付けられた構成要素とを上向きに押す。
完成済みの壁セクション14の中で、登攀工程のために上部支持キャリア30の横方向支持を後で実行することを可能にする変更を、型枠要素44及び/又は上部支持キャリア30に起こすために、比較的僅かな上向き量の登攀式型枠装置10の最初の垂直方向移動が必要である。図示されたケースにおいて、これを行うために、登攀式型枠装置10の垂直方向移動が行われる前に型枠要素44が持ち上げられる。更に、図示のケースにおいて、装置全体の垂直移動は歯止め32を上部支持キャリア30に取り付けるために又必要であり、前記歯止め32は水平軸の回りに枢動可能であり、これによって上部支持キャリア30は壁14の内部で横方向に支持されることができる。
歯止め32は所謂重力歯止めであり、他の力が歯止めに働かない限りこれらの歯止めがセクション毎に上部支持キャリア30から横方向へ突き出るように枢動軸の周りに重量が分布されている。
図2に図示された位置で、歯止め32は隣接壁14によって例えばほぼ限定された位置に保持される。しかし移動中、壁14の上部ゾーンに見える凹部16に達するとすぐに、歯止め32は、上記の重量分布のために外向きに側方へ回転し、歯止め32の上方に上部支持キャリア30を支持することができるようになる。これについては以下に更に詳しく説明する。
歯止め32とは別に、図2に示す登攀式型枠装置10の位置に他の構成要素が取り付けられることができる。例えば、図2に、支持構造物20から垂下して左手の壁の左に固定されている作業用足場58が見える。更に、壁14の外側に正面プロフィール、外部足場、風よけ等を取り付けることができる。図3において、そのような構成要素が右側領域に示されている。その結果、図3に示す右側領域は構築される柱体の外側に存在する。図3において、例えば左手の壁14の左側に対して、左手ゾーンのための更なる柱体を設けることができることが示されている。この場合リフト装置は存在しない。これに対して、図3の中央ゾーンに示されているリフト装置と他のリフト装置とによって支持構造物20が動かされると、型枠要素44とオプションの作業用足場とは支持構造物20と一緒に持ち上げられる。
図3には又、図2に示す位置から始まり、上部支持キャリア30へ歯止め32が取り付けられた後、上部支持キャリア30を支持するためにその中に歯止め32が枢動して入れる適当な凹部16が上部支持キャリア30のゾーンの壁14に形成されている高さまで装置全体が移動された状態が示されている。図3に示された登攀式型枠装置10の位置で、更なる壁セクションの型枠を設けるために、又、必要な補強材18を取り付けるために必要な作業の遂行が、左手の壁14に対して示されているように、可能である。補強材を差し挟むために、このゾーンに作業員が入って補強材を動かして配置できる程度まで、型枠要素44の対から一方の型枠要素44だけを移動しなければならないということに留意すべきである。同じように、対応する距離だけ移動することができるように型枠要素44の双方を支持構造物20に据え付けることができる。
この作業と同時に、そして時間が大いに節約されて、下部支持キャリア60をリフト装置50の基部56に取り付けることによって本発明の型枠登攀式装置10が完成される。この目的のためにリフトピストン54が基部56と共に矢印Cの方向へまず少し持ち上げられる。次いで基部56に下部支持キャリア60が固定され、この下部支持キャリア60は、壁14が全ての側が閉じている柱体の壁である程度において、シャフトを持ち上げるためのアクセスドアのような柱体孔などを経由して導入されることができる。
図3に見られるように、上部支持キャリア30と同様に下部支持キャリア60は歯止め62を有し、図3に示す状態では、この歯止め62は壁14を貫通する枢動位置に保持され、更にこれは適当な凹部に達したときにその重量分布によって横向きに外側へ枢動し、下部支持キャリア60の支持を行う。図示の例では、下部支持キャリア60はプッシャ部64を有し、これは構築する壁14の間隔に下部支持キャリア60の幅を適合させるために使用される。同じ様に、図示のケースにおいて、上部支持キャリア30はプッシャ部34を備えることもでき、上記の幅の適合はさておき、型枠要素44の持ち上げ後に支持要素の、例えば歯止め32の伸長のためにも使用できる。
リフト装置50へ下部支持キャリア60を取り付けた後、登攀工程を実行するために本発明の登攀式型枠装置10が完成される。これを行うためには、下部支持キャリア60を横方向で支えることができる適当な凹部16まで矢印Cの方向にまず、下部支持キャリア60が上方へ移動される。図3に示された壁14の上方の更なる壁セクションの完成後、上部支持キャリア30、ビーム・プロフィール28、支持構造物20、及び型枠要素44から成る装置が第三の壁セクションを構築する高さまで移動することができる。これを行うために、装置全体は下部支持キャリア60上に支えられる。
図4はこの装置を移動しているときの状態を図示している。図示のケースにおいて、横方向へ枢動可能な歯止め62の上に下部支持キャリア60を支えるためにも使用できるように、凹部16は壁14の上部ゾーンに形成される。上部支持キャリア30の上方に図示されている凹部16とは別個に、下部支持キャリア60を支えるために適当な凹部又は適当な装置が設けられることも想像できる。下部支持キャリアが対応して設計され及び/又は配設されているとき、下部支持キャリア60のためのこれらの別個の凹部や装置が、様々な高さで、及び/又は特に上部支持キャリア30用凹部によって横方向に形成することができる。
リフトピストン54をリフトシリンダー52の中に導入することによって下部支持キャリア60が上方へ移動した後、歯止め62は横方向で外向きに枢動して凹部16の中に入り込む。リフトシリンダー52からのリフトピストン54のその後の伸長によって、装置全体が下部支持キャリア60上の支持部材によって必要な高さまでに押し上げられる。次いで、所望の回数だけ説明した方法ステップを実行して、所望の高さを有する垂直壁或いは柱体を形成することができる。支持構造物20を適切に構成することにより、また複数の上部支持キャリア30及び下部支持キャリア60と、本発明の登攀式型枠装置10の他の必要な構成要素とを使用することによって、必要な高さで装置全体の基部全体をコンクリート打設することが可能となる。図示のケースにおいて、上部支持キャリア30の下に更なる作業用プレート70も存在する。
本発明の登攀式型枠装置10に関する本明細書から、支持構造物20の下にリフト装置50を配設することによって、登攀式型枠装置10の個々の構成要素が、従来技術で公知の装置では特に型枠をコンクリートで充填する際これらの構成要素のために作業が妨げている支持構造物20の足場26の上方にすぐに突き出すことは明らかである。更に、本発明の登攀式型枠装置10では、登攀工程のために使用される本装置の同じ構成要素を、起点としての役割を果たす平面12の上に第一壁セクションの型枠を組み立てるために使用することもできるという利点が達成される。次いで本発明によれば、個々の構成要素が登攀工程中にその機能を遂行することができるように登攀式型枠装置10が修正される。登攀式型枠装置10のこの完成と同時に、第二の壁セクションのために型枠作業と補強材取り付け作業を実行することができる。従って、従来技術による公知の登攀式型枠装置において避けられない型枠作業員と補強作業員の作業の中断は、第一の壁セクション用型枠要素を除去したために最早生じることは無い。更に、補強材取り付け作業やコンクリート打設のような垂直壁の構築に必要な作業を行うために、公知の登攀式型枠装置で支持構造物20の上に突き出るいかなる要素によってなくなる。これによって、この作業のより良好で、より安全な実現がほとんどリスク無く達成される。
上部支持キャリア30及び下部支持キャリア60を横方向に支持するための歯止めに関して、適当なばねによって軸回転した位置の中にこれらの歯止めを入れ、その位置からまた図の重力歯止めの場合のように壁を貫通して限定された位置の中に無理に入れることも案出できるということに留意すべきである。更に、凹部16の代わりに、又は凹部16に加えて、壁自身の装置を壁14に取り付け、その装置によって上部支持キャリア30及び下部支持キャリア60を適当な要素によって支えることができる。更に、これらの歯止めの代わりに、任意の伸縮自在要素を設けて横方向の支持部を固定することができる。例えばスピンドルによって無段階に伸長を実行することができ、また、一定の位置に停止するようにこれらの伸縮自在要素を構成することができる。同様に、垂直軸の周りを回転可能であり、従って、回転して支持キャリアを支え、支持キャリアが動くとき、支持キャリアの横方向の端縁の範囲内で回転することができる適当な構成要素を両支持キャリアの横方向の支持部に設けることができる。
これらは、壁に固定されたり、壁の適当な凹部に沈められる所謂レセプター・シューズと称することができる。このようなレセプター・シューズは、この場合、支持キャリアのための本発明の推奨実施例に従って配設される、軸回転可能な、配置変更可能な或いは回転可能な構成要素を有することになろう。これらの上記の要素は、直接これらの構成要素に接して、このゾーンのこれらの要素を通過してそれぞれの支持キャリアを動かすことができ、次いで支持キャリア上の適当な施工基面が支持キャリアを支持する上記の要素と係合するように僅かに低くすることができるように構成しなければならないことになろう。上部支持キャリア上の及び/又は既に組み立てられた壁セクション上の支持装置の上記の実施例を下部支持キャリアの支持に対して同じように利用することができることは理解される

Claims (10)

  1. 複数のコンクリートの型枠要素(44)が下方へ懸垂して取り付けられているほぼ水平に設けられた支持構造物(20)と、
    該支持構造物(20)を支持する少なくとも一つの第一の上部支持キャリア(30)であって、相互に間隔を置いて配置された二つの完成済壁セクション(14)の間で横方向に前記支持構造物(20)を支えることができる歯止め(32)を有する該第一の上部支持キャリア(30)と、
    上部支持キャリア(30)の下にある少なくとも一つの下部支持キャリア(60)であって、相互に間隔を置いて配置された前記二つの完成済壁セクション(14)の間で横方向に前記下部支持キャリア(60)を支えることができる歯止め(62)を有する該下部支持キャリア(60)と、
    該上部支持キャリア(30)と前記下部支持キャリア(60)との間で相対的移動を行うための少なくとも一つのリフト装置(50)とを有し、更に、
    該上部支持キャリア(30)が、ほぼ平らな面(12)上で支えるために、そのような面(12)上に前記上部支持キャリア(30)を配置することができるように構成され、
    前記型枠要素(44)を配置して、少なくとも二つの対向する壁セクション(14)用の型枠をほぼ平らな面(12)に接して形成することができるように、前記型枠要素(44)及び/又は前記上部支持キャリア(30)が構成され、
    前記上部支持キャリア(30)の配設によって前記型枠要素(44)が水平方向に少なくともわずかに可動自在となるように、形成される予定の壁セクション(14)の内側の型枠位置に存在する前記型枠要素(44)の間に前記上部支持キャリア(30)を配設することが可能であり、
    前記上部支持キャリア(30)がリフト装置(50)の下端部で、前記完成した壁セクション(14)で支えられているとき、前記下部支持キャリア(60)を取り付けることが可能である
    ことを特徴とする登攀式型枠装置。
  2. ほぼ水平軸の周りで軸回転可能で、前記上部支持キャリア(30)上で取り外し可能な、横方向支持のための歯止め(32)が前記上部支持キャリア(30)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の登攀式型枠装置。
  3. 前記型枠要素(44)が、前記支持構造物(20)に接して下ろされ、持ち上げられるように据え付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の登攀式型枠装置。
  4. 前記上部支持キャリア(30)のプッシャ部(34)が横方向に延在するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の登攀式型枠装置。
  5. 前記上部支持キャリア(30)が、ほぼ水平軸の周りで軸回転可能な、横方向支持のための歯止め(32)であって、前記上部支持キャリア(30)の配設を持つ前記軸回転可能な歯止め(32)が平面(12)上でかつ型枠要素(44)間の型枠位置にある前記型枠要素(44)の間で軸回転できるように上部支持キャリア(30)の上部ゾーンに配設されている前記歯止め(32)を有することを特徴とする請求項3又4に記載の登攀式型枠装置。
  6. 前記支持構造物(20)と少なくとも一つの上部支持キャリア(30)とが相互に高さを調節可能となるように連結していることを特徴とする請求項1〜5の少なくとも1つに記載の登攀式型枠装置。
  7. a)部支持キャリアを完成した壁セクションで横方向に支持することができる、あるいはそのような歯止め上まで動かすことができる歯止めを有するほぼ平らな面上への少なくとも一つの上部支持キャリアの配設と、
    b)前記上部支持キャリアの上へのほぼ水平な支持構造物の配設と、前記支持構造物の垂直支持のための上部支持キャリアと前記支持構造物との連結と、
    c)ほぼ平らな面上のコンクリートの型枠要素を型枠位置の中へ動かすことができるように、かつ、前記コンクリートの型枠要素が前記上部支持キャリアに隣接して配設されるように前記支持構造物に接して懸垂している複数のコンクリートの型枠要素の供給と、
    d)前記支持構造物又は前記上部支持キャリアと前記ほぼ平らな面との間の少なくとも一つのリフト装置の配設と、前記支持構造物上又は前記上部支持キャリア上にリフト装置を固定することと、
    e)オプションとして、ステップd)と同時に、前記ほぼ平らな面上で第一の壁セクションのコンクリート打ちを行うことと、
    f)前記コンクリートの型枠要素の水平方向への転置と、前記支持構造物と、前記コンクリートの型枠要素と、前記上部支持キャリアの、前記リフト装置による垂直方向への移動と、
    g)前記リフト装置の下端部への、下部支持キャリアの据え付けと、
    h)オプションとして、ステップg)と同時に、完成した壁セクションでの横方向支持のために、隣接コンクリートの型枠要素の下で前記上部支持キャリアの前記要素を配設するようにするための、上部支持キャリア及び/又は前記上部支持キャリアに対する前記型枠要素の位置の変更と、
    i)オプションとして、コンクリートの型枠要素の水平方向への転置と、完成した壁セクションの上部ゾーンに前記上部支持キャリアを支持できる高さまでの、前記上部支持キャリアと、前記支持構造物と、前記コンクリートの型枠要素の移動と、
    j)前記完成した壁セクションの上にある更なる壁仕切コンクリート打ちと、
    k)オプションとして、ステップj)と同時に、完成した壁セクションの上部ゾーンで該下部支持キャリアを横方向で支えることができる高さまでの、前記下部支持キャリアの移動と、
    l)ステップi)〜k)の頻繁な随意の繰り返しステップを有することを特徴
    とする高い垂直壁の連続コンクリート打設方法。
  8. ステップh)の枠組み作業の範囲内で、横方向支持のための上部支持キャリアに、ほぼ水平軸のまわりで軸回転可能な歯止めが設けられていることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. ステップh)の枠組み作業の範囲内で前記型枠要素が持ち上げられることを特徴とする請求項7又は8に記載の方法。
  10. ステップh)の枠組み作業の範囲内で前記上部支持キャリアのプッシャ部(34)が横方向に延在することを特徴とする請求項9に記載の方法。
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