JP3941161B2 - ベッド装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベッド装置、特に脚体がフレーム側に折り畳まれるように構成されたベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のベッド、例えば、特開平5−32907号公報に開示されるものにおいては、フレームの端部側に装架されたレバーを上方に変移させると、フレームのを床面上に支持する脚体がフレームに対してアンロック状態となり、脚体がフレーム側に折り畳まれるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ベッドメーキングの際に身体の一部が誤ってレバーに触れた場合、脚体がフレーム側に折り畳まれ、ベッドメーキングをする者は、再度、脚を元の状態に戻さねばならず、作業の効率が阻害される。
【0004】
それ故に、本発明は、かかる不具合がないベッド装置を提供せんことを、その技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために請求項1記載の発明において講じた技術的手段は、フレーム:前記フレームに装架され、使用位置にあるときは前記フレームを床面上に支持し、不使用位置にあるときは前記フレームの端部側の空間部内に折り畳まれる脚体:前記脚体に回転可能に連結された下端部及び前記空間部内に位置する上端部を持つ支持軸:前記空間部内に収容されて、前記脚体が前記使用位置にある時に前記支持軸の前記上端部が嵌合される待機空間及び前記フレームが持ち上げられた時に自重の作用で前記嵌合から解放されて下降した前記支持軸の前記上端部の摺動を許容する摺動空間を画成するカバー:並びに前記空間部内に装架され、前記脚体を前記使用位置から前記不使用位置に変移させるべく前記フレームが持ち上げられた時に前記待機空間から下降した前記支持軸の前記上端部の前記摺動空間内の摺動を阻止し、前記フレーム持ち上げの後に操作されると前記支持軸の前記上端部の前記摺動空間内の摺動を許容するレバー:を備えたベッド装置を構成したことである。
【0006】
また、請求項2記載の発明において講じた技術的手段は、請求項1記載のベッド装置において、前記端部に縁部を設け、前記脚体が折り畳まれて前記フレームが前記床面に近接したときに、前記縁部を持つ手が前記床面に接触しないように前記縁部を形成したことである。
【0007】
【作用および効果】
上記第1の技術的手段においては、フレームを持ち上げない限りレバーを操作しても脚体がフレームに拘束されている状態は保持されるわけだから、ベッドメーキンの際に誤ってレバーに手を触れただけでは脚体がフレーム内に折り畳まれることがないという効果を奏する。
【0008】上記第2の技術的手段においては、上記第1の技術的手段の作用・効果の他に、フレームの着床時の手の挟み込みを防止できるという効果を奏する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
【0010】
図1ないし図4において、ベッド装置20は、マットレス19が載置される矩形のフレーム21を備える。フレーム21は、長手方向に延在する1対の長手ビーム21aおよび長手ビーム21aの各端部間を溶着により連結する1対の短手ビーム21bから構成されている。
【0011】
特に図3および図4に示されるように、フレーム21においては、1対の長手ビーム21a間を各短手ビーム21bと平行するように連結し且つ各短手ビーム21bとの間に収納空間50を画成する横桟21cが設けられている。なお、後で詳細に説明するが、フレーム21の各端部側には、金属パイプを浅いU字型に屈曲成型して形成された脚体22が装架されており、脚体22がフレーム21の収納空間50内に折り畳まれたときに、脚体22に装架されたキャスターないしローラ23が着床するようになっている。
【0012】
横桟21cの各端部側とこの横桟21cと対向する短手ビーム21bとの間には縦桟21dが架橋されており、この縦桟21dの内面には、プレート24が溶接されている(特に図4参照)。しかして、プレート24の横桟21c側ならびに短手ビーム21bには、夫々、膨出部24aならびに膨出部24bおよびストッパ24cが形成されている。
【0013】
脚体22の各端部は、軸25により、プレート24の膨出部24aに、回転可能に連結されている。脚体22上には、ローラ23の少し下側にリング状の連結体26が溶着されており、この連結体26には、支持軸27の下端部が回転可能に連結されている。しかしてプレート24には断面コ型状のカバー28溶着されており、カバー28に連結された板28aにより、カバー28は、待機空間28bと摺動空間28cとが画成されるようになっている。通常、待機空間28bには、支持軸27の上端部27aが嵌合されているが、後述するように、この嵌合が解除されると、支持軸27の上端部27aが摺動空間28c内を摺動するようになっている。
【0014】
カバー28の脚体22側には、ストッパ29が装架されており、このストッパ29により、支持軸27の上端部27aが空間28cからの抜けが防止されるようになっている。しかして、ストッパ29には下方開放のスロット29aが形成されており、このスロット29aを支持軸27が通過するようになっている。
【0015】
プレート24の膨出部24bには、ピン31により、レバー30の側部30aが回転可能に連結されている。しかしてレバー30は、側部30a、図示されない他の側部(側部30aと対称の形状を備える)および双方の側部を連結し且つ短手ビーム21bと平行して延在する把持部30bから構成される。レバー30は、通常、自重により、図3において時計方向に付勢されており、その結果、図8ないし図10に拡大図示されるように、レバー30の側部30aの先端部30cが、板28aの下面に当接している。これにより、フレーム21に、図3・図8の下方向に力が作用して、待機空間28bから、支持軸27の上端部27aが抜け出て下方に変位しても、レバー30の側部30aの先端部30cが支持軸27の上端部27aの摺動空間28c内を摺動するのが阻止される。すなわち、レバー30の側部30aの先端部30cが待機空間28bを画成する板28aと共同してロック機構51を構成し、フレーム21を持ち上げない限り、支持軸27の上端部27aは、摺動空間28c内を摺動することができないようになっている。
【0016】
以下において、上記したベッド装置20の作用について説明する。図1ないし図4に示されるようにベッド装置20が立脚状態にある場合、脚体22をフレーム21内に収納しようとするとき、ブレーム21の短手ビーム21bに連結された縁21eをを持ち上げると、支持軸27の上端部27aは自重により、下方に変位ないし移動しようとする。しかして、かような状態の下、レバー30の把持部30bを上方に持ち上げると、図3において、レバー30の側部30aがピン31を中心に,反時計方向に回動し、図5の状態および図8の破線で示される状態が齎される。つまり、ロック機構51が解除され、その後、支持軸27の上端部27aの摺動空間28a内を摺動して、図6および図7に示される状態が齎される。この状態のままでフレーム21のローラ23は着床するわけであるが、手をかけた短手ビーム21bの縁21eには面取りが形成されているので、ローラ23が着床した際、手がフレーム21と床との間に挟まれることはない。なお、ローラ23が着床した際、手がフレーム21と床との間に挟まれること防止するためには、短手ビーム21bの縁21eを、図13に示されるように段付状に形成しても良い。
【0017】
上とは逆に、収納した脚体22を引き出して、再度、図1に示す状態に復帰せしめる場合、 図6の状態においてブレーム21の短手ビーム21bの縁を持ち上げると、脚体22が自重で時計方向に回動し、支持軸27の上端部27aが摺動空間28a内を移動して待機空間28b内に至る。しかしてこれとて同時に、レバー30の側部30aの先端部30cが時計方向に回動して板28cの下面に変移して、つまり、ロック機構51がロック状態となり、レバー30の側部30aの先端部30cが支持軸27の上端部27aの摺動空間28a内を摺動するのを阻止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るベッド装置の長手方向の側面図である。
【図2】図1のベッド装置の短手方向の側面図である。
【図3】図1のベッド装置のロック機構周辺部の側面の説明図である。
【図4】図1のベッド装置のロック機構周辺部の裏面の説明図である。
【図5】ロック装置が解除された直後のロック機構周辺部の側面の説明図である。
【図6】脚体が収納空間内に収容された状態を示す図面である。
【図7】脚体が収納空間内に収容されたときのロック機構周辺部の裏面図である。
【図8】ロック機構の作動を説明する図面である。
【図9】図8のA−A線に沿う断面図である。
【図10】図8のB−B線に沿う断面図である。
【図11】フレームの短手ビームの縁の変形例の断面図である。
【符号の説明】
20 ベッド装置
21 フレーム
21e 短手ビームの縁(把持部)
22 脚体
30 レバー
50 収納空間(空間部)
51 ロック機構
Claims (2)
- フレーム:前記フレームに装架され、使用位置にあるときは前記フレームを床面上に支持し、不使用位置にあるときは前記フレームの端部側の空間部内に折り畳まれる脚体:前記脚体に回転可能に連結された下端部及び前記空間部内に位置する上端部を持つ支持軸:前記空間部内に収容されて、前記脚体が前記使用位置にある時に前記支持軸の前記上端部が嵌合される待機空間及び前記フレームが持ち上げられた時に自重の作用で前記嵌合から解放されて下降した前記支持軸の前記上端部の摺動を許容する摺動空間を画成するカバー:並びに前記空間部内に装架され、前記脚体を前記使用位置から前記不使用位置に変移させるべく前記フレームが持ち上げられた時に前記待機空間から下降した前記支持軸の前記上端部の前記摺動空間内の摺動を阻止し、前記フレーム持ち上げの後に操作されると前記支持軸の前記上端部の前記摺動空間内の摺動を許容するレバー:を備えたベッド装置。
- 前記端部に縁部を設け、前記脚体が折り畳まれて前記フレームが前記床面に近接したときに、前記縁部を持つ手が前記床面に接触しないように前記縁部を形成した、請求項1記載のベッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15689197A JP3941161B2 (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | ベッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15689197A JP3941161B2 (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | ベッド装置 |
Publications (2)
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---|---|
JPH11239A JPH11239A (ja) | 1999-01-06 |
JP3941161B2 true JP3941161B2 (ja) | 2007-07-04 |
Family
ID=15637663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15689197A Expired - Fee Related JP3941161B2 (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | ベッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3941161B2 (ja) |
-
1997
- 1997-06-13 JP JP15689197A patent/JP3941161B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11239A (ja) | 1999-01-06 |
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