JP3939828B2 - 多点自動焦点検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、カメラなどの光学機器に搭載される多点自動焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
カメラのオートフォーカス装置の一つである、いわゆる位相差方式の焦点検出装置は、焦点検出領域内の被写体像を二分割して一対の被写体像をCCDラインセンサで受光し、CCDラインセンサで電気的な信号に変換する。そして、一対の被写体像に関する一対の被写体像信号に基づいてその被写体像の位相差を検出し、位相差に基づいて焦点状態(デフォーカス)を検出している。
【0003】
近年の、複数領域の被写体について焦点検出可能な多点自動焦点検出(オートフォーカス)装置が種々開発されている。例えば、撮影画面において、H字状に配置された、水平方向の中央焦点検出領域およびこの中央焦点検出領域を挟む垂直方向の周辺焦点検出領域内の被写体について焦点検出可能なものが開発されている。
【0004】
このような多点オートフォーカス装置では、複数の焦点検出領域の内、撮影者が選択した焦点検出領域について焦点状態を検出し、合焦処理を行うか、複数の測距領域について焦点状態を検出し、例えば最近距離、あるいは最遠距離の被写体に対して合焦処理を行っていた。
【0005】
しかし、青空をバックにした人物、風景撮影などにおいて、背景の青空に対して、コントラストは低いがデフォーカス量が求められた場合に、その青空に合焦してまう場合がある。また、逆に、道路上に立った人物を撮影する場合に、人物よりも手前の道路に対してデフォーカス量が求まると、道路に対して合焦処理してしまう場合がある。さらに、いくつかの焦点検出領域について有効な検出ができなかった場合は、自動焦点調節処理ができなかったり、撮影者が全く意図しない距離に合焦したりして、撮影者が意図する被写体はピンぼけ状態になる場合がある。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、前記従来の多点オートフォーカス装置の問題に鑑みてなされたもので、被写体のコントラストが低い場合や立体被写体で焦点検出が困難な場合などの悪条件下でも、撮影者が所望する被写体に対して合焦する多点焦点検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の概要】
この目的を達成する本発明は、撮影画面内において相異なる位置に対応する複数の焦点検出ゾーン内の被写体について焦点状態に関する焦点情報を検出する焦点検出手段と、前記いずれかの焦点情報を選択する選択手段と、該選択手段により選択された焦点情報に基づいて焦点調節光学系を移動させるレンズ駆動手段と、前記各焦点検出ゾーン内の被写体のコントラストを検出するコントラスト検出手段と、を備え、前記選択手段は、前記コントラスト検出手段が検出したコントラストが予め設定された所定値よりも高い焦点検出ゾーンの焦点情報に基づいて、最も近距離の焦点検出ゾーンを選択すること、前記焦点検出手段および前記レンズ駆動手段は、焦点情報の検出および焦点調節レンズ群の移動を繰り返し実行することさらに前記選択手段は、前回選択した焦点検出ゾーンの今回の焦点情報については一定量近距離にある焦点情報として、他の焦点検出ゾーンにおける今回の焦点情報と比較し、最も近距離に相当する焦点情報が得られた焦点検出ゾーンを選択すること、に特徴を有する。
【0008】
本発明において、前記選択手段に、前記撮影画面において中央に位置する焦点検出ゾーンの今回の焦点情報を一定量近距離にある焦点情報として前記比較、選択処理させてもよい。
また、本発明にあっては、前記焦点情報をデフォーカス量とし、該デフォーカス量を、前記焦点調節レンズ群を含む撮影レンズによって形成された被写体像面位置とフィルム面との撮影レンズの光軸に沿った距離であって、被写体像面とフィルム面とが一致しているときのデフォーカス量を0、被写体像面がフィルム面よりも光軸上、前記撮影レンズと反対側に位置しているときのデフォーカス量を+の値、被写体像面がフィルム面よりも光軸上撮影レンズ側に位置しているときのデフォーカス量をの値とし、、前記選択手段は、前回選択した焦点検出ゾーンに対しては、今回のデフォーカス量に一定のデフォーカス量を加算して前記比較をする構成にできる。この場合、前記最も近距離の焦点情報は、最も大きいデフォーカス量となる。
本発明の多点自動焦点検出装置において、前記レンズ駆動手段は、前記選択手段により選択された焦点検出ゾーンの今回のデフォーカス量に基づいて前記焦点調節光学系の移動を行う。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて本発明を説明する。図1は、本発明を適用した自動焦点(AF)一眼レフカメラの主要構成を示したブロック図である。このAF一眼レフカメラは、カメラボディ11と、このカメラボディ11に着脱可能なAF対応の撮影レンズ51とを備えている。そしてカメラボディ11は、いわゆる多点オートフォーカス手段(多点焦点検出手段)、自動焦点調節手段を備えている。
【0010】
撮影レンズ51からカメラボディ11内に入射した被写体光束は、大部分がメインミラー13により、ファインダ光学系を構成するペンタプリズム17に向かって反射され、ペンタプリズム17で反射されてアイピースから射出するが、メインミラー13で反射された反射光の一部が測光用IC18の受光素子に入射する。一方、メインミラー13のハーフミラー部14に入射した被写体光束の一部はここを透過し、サブミラー15で下方に反射されて、マルチ焦点検出センサユニット21に入射する。
【0011】
測光用IC18は、受光量に応じて光電変換した電気信号を、電圧信号として対数圧縮し、周辺部制御用回路23を介して、メインCPU35に測光信号として出力する。メインCPU35は、測光信号およびフィルム感度情報に基づいて所定の露出演算を実行し、露出用の適正シャッタ速度および絞り値を算出する。そしてメインCPU35は、これらのシャッタ速度および絞り値に基づいて撮影処理、つまり、露光機構(シャッタ機構)25および絞り機構27を駆動してフィルムに露光する。さらに周辺部制御用回路23は、撮影処理に際し、モータドライブ回路29を介してミラーモータ31を駆動してメインミラー13のアップ/ダウン処理を行ない、露光終了後にはフィルム巻上モータ33を駆動してフィルムを1コマ分巻上げる。
【0012】
マルチ焦点検出センサユニット21は、いわゆる位相差方式の測距センサであって、図示しないが、撮影画面内における複数の焦点検出ゾーン内に含まれる被写体像を形成する被写体光束を二分割する分割光学系と、二分割された被写体光束をそれぞれ受光して積分(光電変換およびその電荷を蓄積)する3個のセンサ212A、212B、212Cを備えている。
【0013】
メインCPU35は、マルチ焦点検出センサユニット21から入力した各焦点検出ゾーンに対応する積分データに基づいて所定の演算によりデフォーカス量を算出する。そして、それらのデフォーカス量に基づいて、使用するデフォーカス量および優先順位を設定し、AFモータ39の回転方向および回転数(エンコーダ41が出力するパルス数)を算出する。そしてメインCPU35は、その回転方向およびパルス数に基づき、AFモータドライブ回路37を介してAFモータ39を駆動する。この駆動に際してメインCPU35は、AFモータ39の回転に連動してエンコーダ41が出力するパルスを検知してカウントし、カウント値が前記パルス数に達したらAFモータ39を停止させる。
【0014】
メインCPU35はAFモータ39を、DC駆動および、停止前にはエンコーダ41の出力パルスの間隔に基づいてPWM制御による一定速度制御をすることができる。AFモータ39は、その回転を、ギアブロック46、カメラボディ11のマウント部に設けられたジョイント47と撮影レンズ51のマウント部に設けられたジョイント57との接続を介して撮影レンズ51側に伝達する。そして、レンズ駆動機構55を介して焦点調節用レンズ53を進退移動させる。
【0015】
またメインCPU35は、プログラム等をメモリしたROM35a、演算用、制御用の所定のデータを一時的にメモリするRAM35b、計時用の基準タイマー35c、ハードカウンタ35dおよびA/D変換器35eを内蔵し、外部メモリ手段としてのEEPROM43が接続されている。このEEPROM43には、カメラボディ11特有の各種定数のほかに、本発明の積分制御に必要な所定値などがメモリされている。
【0016】
さらにメインCPU35には、レリーズボタン(図示せず)の半押しでオンする測光スイッチSWSおよび全押しでオンするレリーズスイッチSWR、自動焦点制御とマニュアル焦点制御とを切換える自動焦点スイッチSWAF、メインCPU35や周辺機器等への電源をON/OFFするメインスイッチSWMが接続されている。メインCPU35は、設定されたAF、露出、撮影などのモード、シャッタ速度、絞り値などを表示器45に表示する。表示器45は、通常、カメラボディ11の外面およびファインダ視野内の2か所に設けられた表示器を含む。
【0017】
このメインCPU35は、カメラボディおよび撮影レンズを総括的に制御する制御手段として機能するほかに、マルチ焦点検出センサユニット21および周辺部制御用回路23等とで積分制御手段を構成し、AFモータ39等とでレンズ駆動手段を構成している。
【0018】
一方撮影レンズ51には、焦点調節光学系としての焦点調節用レンズ53を光軸に沿って移動させる焦点調節機構55、撮影レンズ51のマウント部に設けられていて、カメラボディ11のジョイント47と連結してAFモータ39の回転を焦点調節機構55に伝達するレンズ側ジョイント57、及びレンズCPU61を備えている。
【0019】
レンズCPU61は、電気接点群59、49の接続を介してカメラボディ11の周辺部制御用回路23と接続されていて、この周辺部制御用回路23を介してメインCPU35との間で所定のデータ通信を実行する。レンズCPU61から周辺部制御用回路23に伝達されるデータとしては、制御可能な開放絞り値Av (開放F値のアペックス換算値)、最大絞り値Av (最小絞りF値のアペックス換算値)、レンズ位置、Kバリューデータなどがある。なお、Kバリューデータとは、撮影レンズ51により結像された像面を、AFモータ39を駆動して光軸方向に単位距離(例えば1mm)移動させる間にエンコーダ41が出力するパルス数(AFモータ39の回転数)データである。
【0020】
この一眼レフカメラは、測光スイッチSWSがオンされるとAF処理を開始する。AF処理では、先ずマルチ焦点検出センサユニット21が積分を始める。積分終了後、メインCPU35は、その積分データを入力し、そのデータに基づいてデフォーカス量、駆動パルス数を算出し、この駆動パルス数に基づいてAFモータ39を駆動する。
【0021】
マルチ焦点検出センサユニット21には、詳細は図示しないが周知の通り、撮影レンズ51から入射し、メインミラー13の中央部ハーフミラー部14を透過し、さらにサブミラー15で反射された被写体光が入射する。マルチ焦点検出センサユニット21に入射した被写体光は、フィルム面と共役な二次結像面上またはその前後位置に結像し、この二次結像面上に配置されたマスクの複数位置に形成された3個の窓を透過して、それぞれ異なる受光手段(図2参照)上に結像される。なお、各3個の窓は焦点検出ゾーンを規制し、各焦点検出ゾーンに含まれる光束はそれぞれ、図示しない分割光学系によって二分割されて、再結像面上に配置された各受光手段に結像される。
【0022】
マルチ焦点検出センサユニット21は、センサとしていわゆるCCDラインセンサを有するが、その構成を、図2を参照してより詳細に説明する。マルチ焦点検出センサユニット21は、1本のCCD転送部211と、CCD転送部211に隣接し、かつCCD転送部211の長手方向に互いに離反して設けられた、複数の受光手段としての3個のAセンサ212A、Bセンサ212B、およびCセンサ212Cを備えている。各A、B、Cセンサ212A、212B、212Cはそれぞれ、一対の受光部A1とA2、B1とB2、およびC1とC2を備えている。一対の受光部A1とA2、B1とB2、およびC1とC2のそれぞれに、分割光学系によって二分割された被写体像が形成される。各受光部A1とA2、B1とB2、およびC1とC2は、公知のように、例えば一列に一定の間隔で設けられたフォトダイオードアレイ(画素アレイ)からなる。
なお、図示実施例では3個の一対の受光部A1とA2、B1とB2、およびC1とC2をそれぞれ離反して示してあるが、一対の受光部A1とA2、B1とB2、C1とC2はそれぞれ連続した構成でもよい。
【0023】
各センサ212A、212B、212Cはそれぞれ、詳細は図示しないが公知のように、各受光部A1とA2、B1とB2、C1とC2の各フォトダイオードが光電変換した電荷をフォトダイオード毎に独立して積分する(蓄積する)ストレージ部、および積分が終了したらストレージ部が蓄積した電荷を一時的にメモリするメモリー部を備えている。つまり、被写体光を受光したフォトダイオードはこれを光電変換し、各フォトダイオードが光電変換した電荷はストレージ部で積分され、ストレージ部で積分された電荷は積分が終了した時にメモリー部に転送され、保持される。そして、全てのセンサ212A、212B、212Cの積分が終了したら、各メモリー部に保持された電荷は、一斉にCCD転送部211に転送される。CCD転送部211には、図示しない多数の電極が一定の間隔で形成されていて、これらの電極に印加される二相の転送クロックφ1、φ2によって電荷が画素単位で段階的に転送され、CCD転送部211の出力変換部(読み出し部)213から画素単位で電圧に変換され、出力される。
【0024】
出力変換部213から出力された電圧信号は、増幅器226により増幅され、クランプ回路227により、ビデオ基準レベルから降下する電圧信号化したビデオ信号VIDEO として出力される。出力されたビデオ信号VIDEO はCPU35に取り込まれ、A/D 変換器35eでディジタル信号に変換されて画素単位でRAM35bにメモリされ、RAM 35bから読み込まれてデフォーカス演算に利用される。
【0025】
なお、被写体の明るさに応じて各センサ212A〜212Cの積分時間(積分終了)をコントロールするために、各センサ212A、212B、212Cに隣接して、各センサ212A、212B、212Cの積分値(受光光量)をモニタするAモニタセンサMA、BモニタセンサMB、CモニタセンサMCが設けられている。さらに、Bセンサ212Bの第1受光部B1に隣接してモニタダークセンサMDが設けられている。モニタセンサMA、MB、MCは、各センサ212A、212B、212C同様に被写体光を受光し、積分値を出力するセンサであって、それぞれの積分値は積分制御回路225A、225B、225Cで検出される。一方モニタダークセンサMDは、モニタセンサMA、MB、MCの暗電流成分を除去するための信号を得るセンサであって、遮光されている。
【0026】
本実施例のモニタセンサMA、MB、MCは、各センサ212A、212B、212Cの一方の受光部A2、B2、C2をそれぞれ5分割して受光するモニタセンサM1〜M5、M6〜M10、M11〜M15を含む。
【0027】
以上のA、B、Cセンサ212A、212B、212Cの積分動作(電荷蓄積)、A、B、Cセンサ212A、212B、212CからCCD転送部211への電荷(積分値)の転送、CCD転送部211における電荷の転送、出力変換部213での電荷から電圧への変換、クランプ回路227によるクランプ処理などは、CCD制御回路221、タイミング発生回路222、ドライバー回路223が出力するクロック(パルス信号)によってなされる。
【0028】
この一眼レフカメラの焦点検出処理は、測光スイッチSWSのオンを条件に開始される。測光スイッチSWSがオンすると、CPU35から出力される通信データによりCCD制御回路221が積分開始信号φINT を立ち上げて、各センサ212A、212B、212CおよびモニタセンサMA、MB、MCが積分を開始する。
【0029】
モニタセンサMA〜MCの積分値が、予め設定されている積分終了レベルVRMを越えたことを積分制御回路225A〜225Cが検知し、検知した積分制御回路225A〜225Cが積分終了信号END-A 〜END-C を出力したときに、対応するセンサ212A〜212Cが積分を終了する。本実施例では、モニタセンサMA、MB、MCのそれぞれの5個のモニタセンサM1〜M5、M6〜M10、M11〜M15の内、いずれかの積分値が積分終了レベルVRMに達したときに、積分制御回路225A、225B、225Cが対応するセンサ212A、212B、212Cの積分を終了させる。積分終了レベルVRMは、周辺部制御用回路23から出力される基準信号(AGC レベル)と、モニタダークセンサMDから出力される暗電流MDとによって決まる信号である。
【0030】
一方、予め設定されている最大積分時間内に全てのセンサ212A〜212Cの積分が終了しなかったとき、つまり、予め設定した最大積分時間内にいずれかのモニタセンサMA、MB、MCの積分値が積分終了レベルに達しなかったときには、最大積分時間経過時に、積分を終了していない全てのセンサ212A〜212Cの積分を強制終了する。積分の強制終了は、CCD制御回路221が各積分制御回路225A〜225Bに強制積分終了信号FENDint を出力し、積分制御回路225A〜225Bが積分終了信号を出力することで実行される。なお、CPU35は、積分開始時から積分時間の計測を開始し、積分制御回路225A〜225Cが出力する積分終了信号を入力して各積分制御回路225A〜225Cの積分時間を計測する。
【0031】
全てのセンサ212A、212B、212Cの積分が終了すると、ドライバー回路223が転送パルスφTGを出力して各センサ212A、212B、212Cが積分した信号電荷をCCD転送部211に転送する。CCD転送部211に転送された各信号電荷は、基準クロックφMに同期して生成される転送/読出しクロックφ1 、φ2 によって画素単位でCCD転送部211を転送される。そして各電荷は、出力変換部213で画素単位で逐一電圧に変換されて出力(読出)され、増幅器226で増幅され、クランプ回路227でクランプされて、画素単位のビデオVIDEO 信号として出力される。クランプ回路227は、サンプルホールドパルスφSHに同期して出力をサンプルホールドし、ビデオ信号VIDEO として出力する。
【0032】
CPU35は、入力したビデオ信号VIDEO を内蔵のA/D変換器35eで10bit のディジタル信号に変換し、さらに、2倍または4倍して、8bit または9bit 精度のデータに変換し、RAM35bに書き込む。
【0033】
マルチ焦点検出センサユニット21の焦点検出ゾーンの配置の一実施例を図3に、その光学系の一実施例を図4に示した。本実施例の焦点検出ゾーン71A、71B、71Cは、センサ212A〜212Cの数に対応して3個である。しかし焦点検出ゾーン71A、71B、71Cの配置パターンは、撮影画面70内においてH型であるが、センサ212A〜212Cの配置パターンは一直線型である。図4は、H型に配置された3個の焦点検出ゾーン内の被写体光束を、一直線上に配置されたセンサ212A〜212Cに導くための光学系の一実施例を示している。
【0034】
マルチ焦点検出センサユニット21には、撮影レンズ51によって被写体像が形成される予定焦点面(不図示のフィルム面と共役な位置)またはその前後近傍に、被写体像の一部分を取り出すための長方形の開口73A、73B、73Cを備えたカバー(焦点検出ゾーン規制板)73が配置されている。各開口73A、73B、73Cは、第1のパターンとしてH形状に配置されていて、それぞれが焦点検出ゾーンを規定する。つまり、各開口(焦点検出ゾーン)73A、73B、73Cを透過する輪郭が長方形の被写体像について焦点検出がなされる。
【0035】
開口73A、73B、73Cは、ファインダー視野において、撮影レンズの光軸を中心として、横長の中央開口73Bと、中央開口73Bの左右に位置する縦長の2つの周辺開口73C、73Aとからなる。
【0036】
カバー73の後方には、リレーレンズとして機能するコンデンサレンズ75(75A、75B、75C)が各開口73A、73B、73Cと対応して設けられている。中央開口73Bの後方には、中央開口73Bおよびコンデンサレンズ75Bを通った光束を90゜偏向する中央ミラー77Bが配置されている。一方の周辺開口73Aの後方には、周辺開口73Aおよびコンデンサレンズ75Aを通った被写体光束を90゜づつ偏向する第1の周辺ミラー77Aおよび第2の周辺ミラー78Aを備え、他方の周辺開口73Cの後方には、周辺開口73Cおよびコンデンサレンズ75Cを通った被写体光束を90゜づつ偏向する第1の周辺ミラー77Cおよび第2の周辺ミラー78Cを備えている。
【0037】
第1、第2の周辺ミラー77A、78Aおよび第1、2の周辺ミラー77C、78Cは、被写体光束をそれぞれ軸周りに90゜回転させる機能を有する。つまり本実施の形態では、周辺開口73A、73Cによって規定される長方形の焦点検出ゾーンを左、右に90゜回転させて、中央開口73Bによって規定される焦点検出ゾーンと一列に配置する。
【0038】
中央ミラー77Bおよび第2の周辺ミラー78A、78Cのそれぞれの後方には順番に、補助レンズ81、マスク83、セパレータレンズ85およびラインセンサ212A、212B、212Cが配置されている。これらは、各開口73A、3B、73Cに対応して、補助レンズ81は3個の補助レンズ81A、81B、81Cを備え、マスク83はそれぞれが一対からなる3個の開口83A、83B、83Cを備え、セパレータレンズ部85はそれぞれが一対からなる3個のセパレータレンズ85A、85B、85Cを備えている。各一対のセパレータレンズ85A、85B、85Cは、開口73A、73B、73Cを通る被写体光束を二分割して、センサ212A、212B、212C(受光部A1、A2、受光部B1、B2、受光部C1、C2)上に、開口73A、73B、73C、すなわち焦点検出ゾーン71A、71B、71Cに対応する被写体像が形成される。
【0039】
この本発明の多点焦点検出装置を搭載した一眼レフカメラの動作を、さらに図5〜図10を参照して説明する。
【0040】
「メイン処理」
図5は、この一眼レフカメラのメイン処理に関するフローチャートである。このメイン処理では、測光スイッチSWSがオンされるのを待ち、測光スイッチSWSがオンされたら測光および露出演算処理(AE処理)を実行して最適な絞り値およびシャッタ速度を求め、焦点検出処理およびいずれかのセンサ212A、212B、212Cで検出したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動処理(AF処理)を実行して焦点検出用レンズ53を合焦位置まで移動し、レリーズスイッチSWRがオンされたらAE処理で求めた絞り値およびシャッタ速度で露光処理を実行する。
【0041】
このメイン処理には、バッテリが装填されたときに入る。この処理に入ると先ず、RAM35bをイニシャライズする(S101)。そして、CPU35以外の回路、部品への電源供給を遮断し、測光スイッチSWSがオンするのを待つ(S103、S105)。測光スイッチSWSがオンされると、周辺機器への電力供給を開始してVDDループ処理を実行する(S107)。
【0042】
VDDループ処理に入ると、VDDループ時間タイマをスタートさせて(S111)、各スイッチの状態をチェックし(S113)、レンズCPU61との間で所定のレンズ通信を実行して、開放絞り値、最小絞り値、焦点距離データなどのレンズデータを入力する(S115)。
【0043】
そして、AE演算処理を実行し(S117)、演算によって求めたシャッタ速度など、撮影に関する表示を行う(S119)。AE演算処理とは、測光IC18によって被写体輝度を測定し、被写体輝度データおよびフィルム感度データなどに基づき、所定の露出モード、例えばプログラム露出モードによって適正シャッタ速度および絞り値を演算により求める処理である。
【0044】
シャッタ速度および絞り値が求まると、焦点調節レンズ53を移動し、焦点検出した被写体に合焦させるAF処理を実行する(S121)。このAF処理を、ループ時間が経過するまで繰り返し実行する(S123)。
【0045】
ループ時間が経過したら、測光スイッチSWSの状態をチェックし、オンしていたらVDDループ処理に戻る(S125、S111)。測光スイッチSWSがオフしていたら、パワーホールド中フラグがセットされているかどうかをチェックし、セットされていなければパワーホールド中タイマをスタートさせ、パワーホールド中フラグをセットしてからパワーホールドタイマがタイムアップするまで、VDDループ処理を繰り返す(S125、S127、S129、S131、S133、S111)。そして、パワーホールド時間が経過したら、パワーホールド中フラグをクリアしてパワーダウン処理に戻る(S133、S135、S103)。
【0046】
「AF処理」
S121のAF処理について、図6を参照してより詳細に説明する。AF処理に入ると、先ず、測光スイッチSWSがオン状態にあるかどうかをチェックする(S201)。測光スイッチSWSがオフしていれば、AFロックフラグをクリアしてリターンする(S201、S203)。AFロックフラグは、一度合焦したときにセットされるフラグで、一旦ある被写体に合焦したときには、その被写体に対する合焦状態を維持する、いわゆるフォーカスロックを可能にするフラグである。
【0047】
測光スイッチSWSがオン状態にあれば、AFロックフラグがセットされているかどうかをチェックする。AFロックフラグがセットされていればリターンするが、合焦していないときにはセットされていないので、全センサ212A、212B、212Cの積分をスタートさせる(S205、S207)。積分が終了したらCCDビデオデータを入力し、測距値選択処理を実行して1個の焦点検出ゾーン(センサ)を選択し、選択された焦点検出ゾーンについてデフォーカス計算を実行してデフォーカス量を求める(S209、S210、S211)。そして、計算したデフォーカス量から合焦しているかどうかをチェックし、合焦していなければデフォーカス量およびKバリューデータからAFパルス数を演算し、演算したAFパルス数に基づいてAFモータ39を駆動する(S213、S215、S217、S219)。合焦していたら、AFロックフラグをセットしてリターンする(S215、S221)。
【0048】
「積分スタート処理」
S207の積分スタート処理について、図7を参照してより詳細に説明する。この積分スタート処理は、マルチ焦点検出センサユニット21に積分を開始させ、適正積分値で積分を終了させる処理である。
【0049】
積分スタート処理に入ると、先ず、最大積分時間経過フラグおよび強制終了フラグをクリアする(S301)。最大積分時間経過フラグは、使用するセンサ212A〜212C(に対応するモニタセンサMA〜MC)が、予め定めてある最大積分時間を経過しても積分値が積分終了レベルVRMに達しなかったこと(積分が終了しなかったこと)を識別するフラグ、強制終了フラグは、モニタセンサMA〜MCの積分値が積分終了レベルVRMに達しないにもかかわらず、強制的に積分を終了させたことを識別するフラグである。なお、本実施の形態では、全てのセンサ212A、212B、212Cを使用するものとする。
【0050】
次に、RAM35bに、最大積分時間をセットし、積分許可センサ212A〜212Cをセットし、AGCレベル(VAGC )をセットする(S303、S305、S307)。そして、積分をスタートさせ、積分時間カウントをスタートする(S309、S311)。なお、AGCレベルは、EEPROM43に予め設定されたデジタルデータを、CPU35を介して周辺回路23が読み込み、内蔵のD/A変換器23aで変換して出力する電圧である。
【0051】
そして、許可したセンサ212A〜212C全ての積分が終了するか、最大積分時間が経過するのを待つ(S313〜S323)。つまり、積分を許可したセンサ212A〜212Cの積分終了および積分時間をチェックする積分時間チェック処理を実行し(S313)、強制積分終了フラグがセットされているかどうかをチェックし(S315)、セットされていなければ最大積分時間が経過しているかどうかをチェックし(S317)、経過していなければ積分を許可した全てのセンサ212A〜212Cが積分終了したかどうかをチェックし(S319)、いずれかのセンサ212A〜212Cの積分が終了していなければS313に戻る。
【0052】
積分を許可した全センサ212A〜212Cが積分を終了したら、そのままリターンする(S319)。また、強制終了フラグがセットされたとき、または強制終了フラグはセットされていないが最大積分時間が経過したときは、最大積分終了処理を実行し(S315、S321またはS315、S317、S321)、積分を終了していない全てのセンサ212A〜212Cの積分を強制的に終了させてリターンする(S323)。
【0053】
「CCDデータ入力処理」
次に、S209のCCDデータ入力処理について、図8に示したフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0054】
本実施例では、クランプ回路227から逐次出力されてCPU35に入力された、画素単位のアナログのビデオ信号を、CPU35内蔵のA/D変換器35eでディジタルのビデオデータに変換する。ビデオデータに変換したら、強制積分終了がされておらず、かつ最大積分時間経過前に積分終了したデータであれば、基準出力との比とビデオデータを乗算し、乗算値をビデオデータとしてRAM35bにメモリする。強制積分終了されたか最大積分時間が経過しているビデオデータは、すでに増幅器226においてゲインコントロールがされているので、その値をビデオデータとしてRAM35bにメモリする。
【0055】
以上の処理を、全センサ212A〜212Cの全画素についてのビデオ信号について実行する。なお、本実施例では、ビデオ信号を、先ずA/D変換器35eで10bit のディジタルデータに変換する。さらに、焦点検出演算に使用する精度に応じて、9bit または8bit のディジタルデータに変換している。
【0056】
CCDデータ入力処理に入ると、まず、A/D変換器35eを10bit モードに設定し、A/D変換するビット数(画素数)を内蔵カウンタにセットする(S601、S603)。A/D変換同期信号φADがローレベルに落ちるのを待って、ローレベルに落ちたらA/D変換器35eにA/D変換をスタートさせる(S605、S607、S609)。A/D変換を終了したら、変換したディジタルデータを入力し、反転する(S609、S611)。この反転処理は、ビデオ信号がビデオ基準値から明るくなるに従って降下する信号、つまり明るいほど小さい値になるので、明るいほど大きくなるように変換する処理である。
【0057】
S619では9bit 精度かどうかをチェックする。9bit 精度か8bit 精度かは、マルチ焦点検出センサユニット21の最大出力電圧、カメラの性能などに応じて設定され、製造時にEEPROM43にメモリされている。
【0058】
9bit 精度が設定されている場合は、10bit 変換値を2で割って9bit データに変換し(S619、S621)、9bit データがFFh(16進数、10進数では255)を越えているかどうかをチェックする。FFhを越えていたらFFhとするリミット処理を実行してそのデータをビデオデータとしてRAM35bにメモリする(S623、S625、S633)。このリミット処理は、例えば、A/D変換器35eのフルレンジが4ボルトの場合は、最大ビデオデータ(入力電圧)を2Vに相当する値でカットする処理である。9bit データがFFh以下の場合は、そのデータをRAM35bにメモリする。
【0059】
一方、8bit 精度が設定されている場合は10bit 変換値を4で割って8bit データに変換し(S619、S627)、変換後のデータが飽和出力レベルを越えているかどうかをチェックし、越えている場合は飽和出力レベルでリミットをかけて、リミットをかけた値をビデオデータとしてRAM35bにメモリする(S627、S629、S631、S633)。本実施例での飽和出力レベルは、例えば2. 7V(ACh)に相当する。8bit データに変換後のデータが飽和出力レベルに達していないときは、その変換後のデータをビデオデータとしてRAM35bにメモリする(S627、S629、S631、S633)。
【0060】
ビデオデータメモリが終了したら、カウンタのビット数を1減算し、減算後のビット数が0でなければS605に戻ってS605〜S635の処理を繰り返す。つまり、以上のS605〜S635の処理を、使用する全センサ212A〜212Cの全ビデオ信号VIDEO について実行してからリターンする。
【0061】
本実施の形態の特徴である焦点検出値選択処理について説明する。本発明を適用した図示一眼レフカメラは、3個のセンサ212A、212B、212Cで焦点検出処理を実行し、測距値(デフォーカス量)の中から、最短距離の被写体に対して合焦処理を行う。本実施例は、その際、いずれかのセンサ212A、212B、212Cを介して得た測距値(デフォーカス量)の信頼度が低い場合、あるいはいずれかのセンサ212A、212B、212Cから測距値が得られなかった場合の処理に特徴を有する。
【0062】
AF処理に入ると、先ず、A、B、Cセンサ212A、212B、212C(Aセンサ、Bセンサ、Cセンサ)それぞれについて積分処理を実行し、各A〜Cセンサの各一対の受光部A1とA2、B1とB2、C1とC2の全ての画素(フォトダイオード)の積分値(ビデオ信号VIDEO )をA/D変換器35eでディジタルデータに変換し、RAM35bにメモリする。RAM35bには、各一対の受光部A1とA2、B1とB2、C1とC2のデータ毎に各一対の受光部の各フォトダイオードの積分値に関する画素データがメモリされる。以上の処理が、積分処理およびCCDデータ入力処理である。
【0063】
そしてCPU35は、RAM35bに書き込んだ画素データを読み込んで、相関法により一対の受光部の位相差を求め、その位相差に基づいてデフォーカス量を求める。以上の処理が、デフォーカス計算、測距演算またはAF測距演算処理である。
【0064】
公知の相関法では、被写体のコントラストが低い場合(ローコンの場合)、たとえば白壁など、被写体がカメラからの距離が極端に相違する立体的な場合、あるいは繰り返し模様の場合などに、正確なデフォーカス量を求められない場合がある。
【0065】
そこで、本実施の形態では、隣接する画素データの差を逐次加算してコントラストを求め、そのコントラストによってローコン(ローコントラスト)かどうかを判断する。さらに、相関法によって求まる相関関数(一対の受光部の画素データ群の一致度)からデータの信頼度を判断する。そうしてこれらの判断結果に基づいて、焦点調節に使用する1個のセンサ(測距値、焦点検出ゾーン)を選択する。
【0066】
(1)全てのセンサについて有効なデフォーカス量が得られなかったときは、測距NG処理を行い、合焦不能の表示などを行う。
(2)有効なデフォーカス量は求められたが、全てのセンサのデータ(被写体像)がローコントラストの場合には、
(2-1)中央のBセンサ212Bについて有効なデフォーカス量が得られていたらこのBセンサ212B(のデフォーカス量)を選択し、
(2-2)中央のBセンサ212Bについて有効なデフォーカス量が得られていなかったら有効なデフォーカス量の中で、最も近距離に相当するデフォーカス量を選択する。
(2-2-1) 前回選択されたセンサを優先する。
ここで「優先」とは、前回選択されたデフォーカス量の絶対値が一定値よりも小さいときには、その絶対値よりもより小さい絶対値のデフォーカス量が他にあっても、前記選択されたセンサのデフォーカス量を選択することを意味する。
(3)有効なデフォーカス量が求められたが、ローコンではないデータがあった場合は、ローコントラストではないデータの中で、最も近距離に相当するデフォーカス量を選択するが、その際、
(3-1)前回選択されたセンサを優先し、
(3-2)中央のBセンサ212Bを優先する。
【0067】
ここでデフォーカス量は、被写体像面位置とフィルム面との撮影レンズ51の光軸に沿った間隔(距離)を表し、デフォーカス量は±の符号を有するベクトル量である。被写体像面とフィルム面とが一致しているときのデフォーカス量を0、被写体像面がフィルム面よりも光軸上撮影レンズ51とは反対側(後方に)位置しているときのデフォーカス量を+の値、被写体像面がフィルム面よりも光軸上手前(撮影レンズ側)に位置しているときのデフォーカス量を−の値とする。デフォーカス量が0のときが合焦状態であり、このときの被写体までの距離が撮影距離であり、被写体の位置を合焦位置とする。
デフォーカス量が「+」のときには、被写体は合焦位置よりも近距離に位置し、かつデフォーカス量が大きいほど(絶対値が大きいほど)被写体は近距離に位置する。
デフォーカス量が「−」のときには、被写体は合焦位置よりも遠距離に位置し、かつデフォーカス量が小さいほど(絶対値が大きいほど)被写体は遠距離に位置する。
したがって、最も近距離に相当するデフォーカス量とは、符号が+のときには絶対値が最も大きいものを意味し、符号が−のときには絶対値が最も小さいものを意味する。つまり、最も大きなデフォーカス量を意味する。本実施例では、Aセンサ212A、Bセンサ212BおよびCセンサ212Cによって得られたデフォーカス量の内、もっとも大きなデフォーカス量が最も近距離に相当するデフォーカス量に該当する。
【0068】
また、本実施の形態では、以下の設定ができる。
設定1:ローコンのデータを使用するかまたは使用しないかの選択。
設定2:全てのデータがローコンのときには、Bセンサ212Bを選択するかまたは最も近距離に相当するデフォーカス量を選択するかの選択。
設定3:全センサがローコンでBセンサ212Bのデータが有効ではなかったときに、測距NGにする(自動焦点調節処理を終了する)か、最も近距離に相当するデフォーカス量を選択するかの選択。
【0069】
これらの選択結果はEEPROM43に書き込んでおくが、書き込みは、製造者が製造時に予め選択して書き込むか、あるいは撮影者が選択して書き込める構成にできる。本実施例において、設定1はローコン時未選択bit で識別し、“1”が使用、“0”が不使用である。設定2は全ローコン時B選択bit で識別し、“1”がBセンサ212Bの選択、“0”が最も近距離に相当するデフォーカス量の選択である。設定3はBセンサNG時NGbit で識別し、“1”が測距NG、“0”が最も近距離に相当するデフォーカス量の選択である。
【0070】
次に、測距値選択処理について、図9に示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。
測距値選択処理にはいると、まず、A、B、Cセンサそれぞれの画素データについて測距演算を実行する(S401)。そして、全てのセンサについての測距演算がNGであったかどうかをチェックし、測距演算全てNGであれば、測距NG処理を実行してリターンする(S403:Y、S405)。測距NG処理は、例えば、測光スイッチSWSがオンしている間は、表示器45に合焦不能である旨の表示をして、所定時間は他の処理、AF処理、積分スタート処理、測距値選択処理を禁止する処理である。測光スイッチSWSがオフされてオンされると、VDDループ処理に入り、AF処理、積分スタート処理、測距値選択処理を実行する。なお、測距NG処理はこれらに限定されない。
【0071】
1個でも測距演算NGでないものがあれば、ローコン時未選択bit に“1”がセットされているかどうかをチェックする(S403:N、S407)。ローコン時未選択bit に“1”がセットされていなければ、測距OKでローコンでもないセンサの内で最も近距離のもの(最も近距離に相当するデフォーカス量)を選択してリターンする(S409:N、S411)。
【0072】
ローコン時未選択bit に“1”がセットされており、測距OKの全てのセンサがローコンならば、全ローコン時B選択bit に“1”がセットされているかどうかをチェックする(S409:Y、S413)。全ローコン時B選択bit “1”がセットされていなければ、測距OKのセンサの中で最も近距離のもの(最も近距離に相当するデフォーカス量)を選択してリターンする(S413:N、S415)。
【0073】
全ローコン時B選択bit に“1”がセットされていれば、Bセンサ測距OKフラグに“1”がセットされているかどうかをチェックし、“1”がセットされていればBセンサ212Bを選択してリターンする(S413:Y、S417:Y、S419)。Bセンサ測距OKフラグに“1”がセットされていなければ、BセンサNG時NGbit に“1”がセットされているかどうかをチェックし、“1”がセットされていれば測距NG処理を実行してリターンする(S417:N、S421:Y、S423)。BセンサNG時NGbit に“1”がセットされていなければ測距OKのセンサの内で最も近距離(最も近距離に相当するデフォーカス量)を選択してリターンする(S421:N、S425)。
【0074】
測距値選択処理の実施例について、図10から図12に示したフローチャートを参照して説明する。この実施例は、第1の実施例を詳細に示したときの処理である。
【0075】
この焦点検出値選択処理に入ると、測距値選択OKビットをクリア(“0”をセット)する(S501)。測距値選択OKビットは、測距値を選択したかしていないかを識別するフラグであって、選択していないときは“0”がセットされ、選択したときは“1”がセットされる。
【0076】
A、B、Cセンサそれぞれのデータについて測距演算を実行する(S503)。測距演算結果に基づいて、それぞれの測距OKフラグが全て“0”であるかどうかをチェックし、全ての測距OKフラグが“0”であればリターンする(S505:Y)。測距OKフラグは、適切な測距値が得られたどうかを識別するフラグであって、得られていれば“1”がセットされ、得られていなければ“0”がセットされる。
【0077】
少なくとも1個のセンサ212A〜212Cによって適正な測距値が得られていたら、得られたデフォーカス量をそれぞれRAM35bの作業エリアにメモリ(セット)する(S505:N、S507)。
【0078】
そして、各センサごとに対応するセンサ測距OKフラグをチェックし、“1”がセットされていないときは、そのセンサによって得られたデフォーカス量をメモリするRAM35bの所定アドレスに、最遠値をセットする。つまり、Aセンサ測距OKフラグに“1”がセットされていなければ、Aセンサ212Aによって得られたデフォーカス量をメモリするRAM35bの所定アドレスに、最遠値をセットし(S509:N、S511)、Bセンサ測距OKフラグに“1”がセットされていなければBセンサ212Bによって得られたデフォーカス量をメモリするRAM35bの所定アドレスに最遠値をセットし(S513:N、S515)、Cセンサ測距OKフラグに“1”がセットされていなければ、Cセンサ212Cによって得られたデフォーカス量をメモリするRAM35bの所定アドレスに、最遠値をセットする(S517:N、S519)。
【0079】
この「最遠値」とは、デフォーカス量がマイナスの値で絶対値が最大の値を意味し、逆に「最近値」とは、デフォーカス量がプラスの値で絶対値が最大の値を意味する。
【0080】
以上のS509〜S519の処理によって、有効な測距値が得られなかったセンサのデフォーカス量として、最遠値に相当するデフォーカス量がRAM35bの所定アドレスにセットされる。
【0081】
次に、ローコン時未選択bit に“1”がセットされているかどうかをチェックする(S521)。ローコン時未選択bit は、各センサ212A〜212Cから得られたデータがローコントラストのときには選択しないかどうかを識別するビットであって、“1”がセットされているときは選択せず、“0”がセットされているときは選択する。
【0082】
ローコン時未選択bit に“1”がセットされているときには、少なくとも1個のセンサ212A〜212Cに対応する被写体像がローコントラストではないときは、Aセンサ212Aがローコンであるか、Bセンサがローコンであるか、Cセンサ212Cがローコンであるかどうかをそれぞれチェックする(S521:Y、S523:N、S525、S529、S533)。
【0083】
Aセンサ212AがローコントラストであればAセンサ212Aによって得られたデフォーカス量をメモリするRAM35bの所定アドレスに最遠値をセットし(S525:N、S527)、BセンサがローコントラストであればBセンサ212Bによって得られたデフォーカス量をメモリするRAM35bの所定アドレスに最遠値をセットし(S529:N、S531)、Cセンサ212CがローコントラストであればCセンサ212Cによって得られたデフォーカス量をメモリするRAM35bに最遠値をセットする(S533:N、S535)。
【0084】
以上の処理によって、ローコン時未選択bit に“1”がセットされているときは、測距OKであっても、ローコンのときには、最も遠距離に相当するデフォーカス量がそのセンサのデフォーカス量としてRAM35bの所定アドレスにメモリされる。
【0085】
全てのセンサ212A〜212Cに対応する被写体がローコントラストのときには、全ローコン時B選択bit に“1”がセットされているかどうかをチェックする(S523:Y、S537)。全ローコン時B選択bit に“1”がセットされているときは、Bセンサ測距OKフラグに“1”がセットされているかどうかをチェックし、“1”がセットされていないときは、BセンサNG時NGbit に“1”がセットされているかどうかをチェックし、“1”がセットされていたらリターンする(S537:Y、S539:N、S541:Y)。BセンサNG時NGbit は、Bセンサ212Bにより有効な測距値が得られなく、その他のセンサの測距値がローコンかNGのときは自動焦点調節処理を中止するかどうかを設定するbit であって、製造時にEEPROM43に書き込まれる。Bセンサ測距OKフラグに“1”がセットされていたときは、Bセンサ212Bによって有効な測距値が得られているので、Bセンサ212Bを選択し、測距選択OKビットに“1”をセットしてリターンする(S537:Y、S539:Y、S543、S567)。
【0086】
また、全ローコン時B選択bit に“1”がセットされていなかったとき、セットされていても、Bセンサ測距OKフラグに“1”がセットされておらず、かつBセンサNG時NGbit に“1”がセットされていなかったときは、S545に進む(S537:N、S545、またはS537:Y、S539:N、S541:N、S545)。
【0087】
次に、S545〜S555では、前回選択していたセンサは比較的信頼度が高いのでそのセンサのデフォーカス量を優先する処理である。つまり、前回どのセンサを選択していたかどうかをチェックし、前回選択していたセンサのデフォーカス量に一定量プラスする処理を実行する。まず、前回Aセンサ212Aを選択していたかどうかをチェックし、Aセンサ212Aを選択していたときはAセンサ212Aを優先するために、Aセンサ212Aのデフォーカス量に一定量をプラスする。
この一定量は、前回選択したセンサをどの程度優先するかを決める値であり、予めEEPROM43に書き込まれている。
【0088】
S545では、前回の選択がAセンサ212Aであるかどうか、つまり前回Aセンサ212Aを選択したかどうかをチェックし、Aセンサ212Aを選択していれば、RAM35bにメモリしたAセンサ212Aのデフォーカス量を、これに一定量のデフォーカス量をプラスしたデフォーカス量で書き換えてS549に進み(S545:Y、S547、S549)、前回Aセンサ212Aを選択していなければそのままS549に進む(S545:N、S549)。
【0089】
S549では、前回の選択がBセンサ212Bであるかどうか、つまり前回Bセンサ212Bを選択したかどうかをチェックし、Bセンサ212Bを選択していれば、RAM35bにメモリしたBセンサ212Bのデフォーカス量を、これに一定量のデフォーカス量をプラスしたデフォーカス量で書き換えてS553に進み(S549:Y、S551、S553)、前回Aセンサ212Aを選択していなければそのままS553に進む(S549:N、S553)。
【0090】
S553では、前回の選択がCセンサ212Cであるかどうか、つまり、前回Cセンサ212Cを選択したかどうかをチェックし、Cセンサ212Cを選択していれば、RAM35bにメモリしたCセンサ212Cのデフォーカス量に一定量を、これに一定量のデフォーカス量をプラスしたデフォーカス量で書き換えてS557に進み(S553:Y、S555、S557)、前回Aセンサ212Aを選択していなければそのままS557に進む(S553:N、S557)。 なお、前回どのセンサを選択したかは、RAM35bに書き込まれている。
【0091】
S557では、まず、RAM35bにメモリしたBセンサ212Bのデフォーカス量に一定量のデフォーカス量をプラスしてRAM35bにメモリする(S557)。
【0092】
そして、Aセンサ212AとCセンサ212Cのデフォーカス量を比較し、Aセンサ212Aのデフォーカス量の方が小さければCセンサ212CとBセンサ212Bのデフォーカス量を比較し、等しいかCセンサ212Cのデフォーカス量の方が小さければBセンサ212Bを選択し、Cセンサ212Cのデフォーカス量の方が大きければCセンサ212Cを選択して測距選択OKビットに“1”をセットしてリターンする(S559:Y、S561:Y、S563、S567、またはS559:Y、S561:N、S565、S567)。
【0093】
S559でAセンサ212AとCセンサ212Cのデフォーカス量の比較において、等しいかAセンサ212Aのデフォーカス量の方が大きいときにはAセンサ212AとBセンサ212Bのデフォーカス量を比較し、等しいかAセンサ212Aのデフォーカス量の方が小さければBセンサ212Bを選択し、Aセンサ212Aのデフォーカス量の方が大きければAセンサ212Aを選択して測距選択OKビットに“1”をセットしてリターンする(S559:N、S569:Y、S571、S567、またはS559:N、S569:N、S573、S567)。
【0094】
以上、本発明を図示実施例に基づいて説明したが、焦点検出ゾーン、測距センサの数は2個、または4個以上でもよく、それらの配置も図示実施例に限定されない。
【0095】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り本発明の多点自動焦点検出装置は、複数の焦点検出ゾーンについて得られた焦点情報を比較して最も近距離の焦点検出ゾーンを選択するアルゴリズムにおいて、前回選択した焦点検出ゾーンの焦点情報は一定量近距離にある焦点情報として、前回選択されなかった焦点検出ゾーンにおける今回の焦点情報と比較するので、一度選択された焦点検出ゾーンが選択される確率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焦点検出装置を一眼レフカメラに適用した一実施の形態の主要構成をブロックで示す図である。
【図2】同一眼レフカメラのマルチ焦点検出センサユニットの一実施例を示す図である。
【図3】同一眼レフカメラのマルチ焦点検出センサユニットの焦点検出ゾーンの配置の一実施例を示す図である。
【図4】同一眼レフカメラのマルチ焦点検出センサユニットの光学系の一実施例を示す図である。
【図5】同一眼レフカメラの主要動作に関するフローチャートを示す図である。
【図6】同一眼レフカメラのAF処理に関するフローチャートを示す図である。
【図7】同一眼レフカメラの積分スタート処理に関するフローチャートを示す図である。
【図8】同一眼レフカメラのCCDデータ入力処理に関するフローチャートを示す図である。
【図9】同一眼レフカメラの、測距値選択処理の一実施例に関するフローチャートを示す図である。
【図10】同一眼レフカメラの、測距値選択処理の一実施例の詳細に関するフローチャートの一部を示す図である。
【図11】同一眼レフカメラの、測距値選択処理の一実施例の詳細に関するフローチャートの一部を示す図である。
【図12】同一眼レフカメラの、測距値選択処理の一実施例の詳細に関するフローチャートの一部を示す図である。
【符号の説明】
11 カメラボディ
13 メインミラー
14 ハーフミラー部
15 サブミラー
21 マルチ焦点検出センサユニット
211 CCD転送部
212A Aセンサ
212B Bセンサ
212C Cセンサ
221 CCD制御回路
35 メインCPU(制御手段)
35b RAM
43 EEPROM
51 撮影レンズ
53 焦点調節レンズ

Claims (5)

  1. 撮影画面内において相異なる位置に対応する複数の焦点検出ゾーン内の被写体について焦点状態に関する焦点情報を検出する焦点検出手段と、
    前記いずれかの焦点情報を選択する選択手段と、
    該選択手段により選択された焦点情報に基づいて焦点調節光学系を移動させるレンズ駆動手段と、
    前記各焦点検出ゾーン内の被写体のコントラストを検出するコントラスト検出手段と、を備え、
    前記選択手段は、前記コントラスト検出手段が検出したコントラストが予め設定された所定値よりも高い焦点検出ゾーンの焦点情報を比較して、最も近距離の焦点検出ゾーンを選択すること、
    前記焦点検出手段および前記レンズ駆動手段は、焦点情報の検出および焦点調節レンズ群の移動を繰り返し実行すること
    さらに前記選択手段は、前回選択した焦点検出ゾーンの今回の焦点情報については一定量近距離にある焦点情報として、他の焦点検出ゾーンにおける今回の焦点情報と比較し、最も近距離に相当する焦点情報が得られた焦点検出ゾーンを選択すること、を特徴とする多点自動焦点検出装置。
  2. 前記選択手段は、前記撮影画面において中央に位置する焦点検出ゾーンの今回の焦点情報を一定量近距離にある焦点情報として前記比較、選択処理することを特徴とする請求項に記載の多点自動焦点検出装置。
  3. 前記焦点情報はデフォーカス量であって、該デフォーカス量は、前記焦点調節レンズ群を含む撮影レンズによって形成された被写体像面位置とフィルム面との撮影レンズの光軸に沿った距離であって、被写体像面とフィルム面とが一致しているときのデフォーカス量を0、被写体像面がフィルム面よりも光軸上、前記撮影レンズと反対側に位置しているときのデフォーカス量を+の値、被写体像面がフィルム面よりも光軸上撮影レンズ側に位置しているときのデフォーカス量を−の値とし、前記選択手段は、前回選択した焦点検出ゾーンに対しては、今回のデフォーカス量に一定のデフォーカス量を加算して前記比較をすること、を特徴とする請求項1または2に記載の多点自動焦点検出装置。
  4. 前記最も近距離の焦点情報は、最も大きいデフォーカス量である請求項に記載の多点自動焦点検出装置。
  5. 前記レンズ駆動手段は、前記選択手段により選択された焦点検出ゾーンの今回のデフォーカス量に基づいて前記焦点調節光学系の移動を行う請求項3または4に記載の多点自動焦点検出装置。
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