JP4014791B2 - 多点自動焦点検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ等の光学機器に用いられる多点自動焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮影画面内に複数の焦点検出領域を持つ多点自動焦点検出装置を備えるカメラが広く用いられている。このような、多点自動焦点検出装置は、例えば撮影画面内にH字型に配列された複数の焦点検出領域のうち、最適な焦点検出領域をカメラ任せで選択してAF(オートフォーカス)撮影を行うことのできる自動選択モードが設けられている。このような自動選択モードでは、例えば、複数の焦点検出領域で夫々求められるデフォーカス量に基づいてデフォーカス量の最も大きい、すなわち被写体がカメラに最も近い焦点検出領域を選択するが、中央部の焦点検出領域についてはあらかじめデフォーカス量に所定の基準値を加算して、中央部に優先度を持たせつつ選択を実行することが行われている。従来、このような基準値としては一定の値が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような構成においては、本来選択されるべき焦点検出領域のデフォーカス量から中央部の焦点検出領域のデフォーカス量を減じた差ΔD0が基準値より小さい場合、すなわち選択されるべき焦点検出量の被写体が中央部の焦点検出領域の被写体より僅かしかカメラに近くないときは、中央部の領域が選択されることになる。この様な状況下において、明るい撮影レンズ、すなわち、開放Fナンバーの小さいレンズで撮影すると、焦点深度が浅いために望まれる被写体に合焦されず後ピンとなってしまうことになる。一方、中央部の焦点検出領域に対する左右又は上下対称位置の焦点検出領域についての被写体距離にあまり大差がない場合には、焦点検出を行うたびに選択される焦点検出領域が変化してしまう現象を生ずる。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされた。すなわち本発明は、撮影画面内の最適な被写体を選択してその被写体に合焦させることのできる多点自動焦点検出装置を提供すること、また、焦点検出するたびに選択される焦点検出領域が変化することのない多点自動焦点検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため請求項1に記載の発明は、撮影画面内の複数の焦点検出領域夫々でデフォーカス量を算出し、該夫々のデフォーカス量を近距離側をプラスとする符号付きデフォーカス量に変換するデフォーカス量算出手段と、撮影画面内の中央部の焦点検出領域については、前記デフォーカス量算出手段により求められた符号付きデフォーカス量に撮影レンズの開放Fナンバーと比例関係にある第1所定値を加算した第1比較値とした上で、複数の焦点検出領域に関する符号付きデフォーカス量および当該比較値を比較し、値が最も大きいいずれか1つの焦点検出領域を選択する自動選択手段と、を有し、自動選択手段により選択された焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に基づいて撮影レンズを駆動制御することを特徴とする。中央部の焦点検出領域についての符号付きデフォーカス量にあらかじめ第1所定値が加算された状態で選択が行われるので、中央部の焦点検出領域は他の領域よりも符号付きデフォーカス量が小さくても、その差が第1所定値より小さい場合には選択されることになる。一方、中央部以外の焦点検出領域は、該中央部以外の領域の符号付きデフォーカス量から中央部の領域の符号付きデフォーカス量を減じた差ΔDF1が、ΔDF1>第1所定値の条件を満たさなければ選択されないが、このとき用いられる第1所定値を、撮影レンズの開放Fナンバーに応じて明るいレンズを用いる場合、すなわち焦点深度が浅くなっている状態において、第1所定値を小さくすることで、ΔDF1>第1所定値の条件を満たすためのΔDF1も小さくても良いことになるので、中央部以外の領域が選択される可能性が増加し、中央部以外の領域で検出される被写体であって中央部の焦点検出領域で検出される被写体より距離の近い被写体に合焦されず、撮影した結果後ピンになってしまうことが防止される。また、暗いレンズの場合は、第1所定値を大きくすることで、焦点深度の深さでカバーできる撮影において、無駄に中央部以外の領域を選択する動作が防止され、焦点検出を行う度に選択領域が変化することが防止される。
【0006】
この場合、第1所定値は、(第1所定値)=(開放Fナンバー)×(最小錯乱円径)×b
b;係数
の定義で算出することで、開放Fナンバーに比例させ、明るいレンズでは第1所定値を小さく、暗いレンズでは第1所定値を大きくすることが可能である(請求項2)。
【0007】
自動選択手段は、中央部の焦点検出領域を中心としてほぼ対称位置にある焦点検出領域のいずれか一方については、デフォーカス量算出手段により求められた符号付きデフォーカス量に撮影レンズの開放Fナンバーと比例関係にある第2所定値を加えた第2比較値とした上で、複数の焦点検出領域に関する符号付きデフォーカス量および各比較値を比較し、値が最も大きいいずれか1つの焦点検出領域を選択することが好ましい。対称位置にある夫々の焦点検出領域についてはいずれか一方の焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に第2所定値が加算された上で選択が行われるので、対称位置にある焦点検出領域のいずれか一方が選択される可能性を高めることができる。すなわち、対称位置にあるいずれか一方の領域が優先的に選択される(請求項3)。
【0008】
請求項4に記載の発明によれば、自動選択手段は、撮影画面内において中央部の焦点検出領域を中心として、ほぼ左右対称の位置にある焦点検出領域については右側の焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に第2所定値を加算し、ほぼ上下対称の位置にある焦点検出領域については上側の焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に第2所定値を加算するように構成される。このように、自動選択手段は、カメラの通常のグリップでの被写体としての人物の顔の位置を考慮して、ほぼ上下対称の位置にある焦点検出領域については上側の焦点検出領域が優先的に選択されるように、該上側の焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に第2所定値を加え、カメラの縦位置グリップでの被写体としての人物の顔の位置を考慮して、ほぼ左右対称の位置にある焦点検出領域については右側の焦点検出領域が優先的に選択されるように、該右側の焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に第2所定値を加えるのが好ましい。
【0009】
例えば、上下対称位置にある焦点検出領域について上側の領域の符号付きデフォーカス量に第2所定値が加えられる場合に於いて、下側の領域は、該下側の焦点領域の符号付きデフォーカス量から上側の領域の符号付きデフォーカス量を減じた差ΔDF2がΔDF2>第2所定値の条件を満たさなければ選択されないことになるが、このとき用いられる第2所定値を開放F値に応じて、明るい撮影レンズを用いる場合すなわち焦点深度が浅くなっている状態において、第2所定値を小さくすることで、ΔDF2>第2所定値の条件を満たすためのΔDF2も小さくても良いことになるので、下側の領域が選択される可能性が増加し、下側の領域で検出される被写体であって上側の領域で検出される被写体より距離の近い被写体に合焦されず、撮影した結果後ピンになってしまう可能性が低下する。
【0010】
上記第2所定値を、
(第2所定値)=(開放Fナンバー)×(最小錯乱円径)×a
a;係数
の定義で算出することで、開放Fナンバーに比例させ、明るいレンズでは第2所定量を小さく、暗いレンズでは第2所定値を大きくすることが可能である(請求項5)。
【0011】
自動選択手段は、中央部の焦点検出領域を中心としてほぼ左右対称の位置にある焦点検出領域のうち符号付きデフォーカス量が大きい第1の領域を選択し、中央部の焦点検出領域を中心としてほぼ上下対称の位置にある焦点検出領域のうちデフォーカス量が大きい第2の領域を選択し、第2の領域の符号付きデフォーカス量に第2所定値を加算した第2比較値と、第1の領域の符号付きデフォーカス量と、を比較して値が大きい方の領域に絞り、中央部の焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に第1所定値を加算した第1比較値と、絞られた該領域の符号付きデフォーカス量と、を比較して値が大きい方の領域を選択することにより、選択の優先順位を付けていることが好ましい。例えば、カメラの通常のグリップ位置で撮影画面中央部を通る上下方向の直線上に配置される可能性が高い人物の顔の位置が優先的に選択されることになる(請求項6)。
【0012】
中央部の焦点検出領域が最も高い優先度で選択されるように、符号付きデフォーカス量に加算される第1所定値と第2所定値の関係は、第1所定値≧第2所定値であるのが好ましい(請求項7)。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の多点自動焦点検出装置を搭載したAF一眼レフカメラの制御系を表したブロック図である。
図1のAF一眼レフカメラは、カメラ本体10及びAF対応の撮影レンズ(交換レンズ)50から構成される。また、図1において、CPU24は、カメラのあらゆる制御を行うCPUであるとともに、AFユニット28からの信号に基づいてデフォーカス量を演算する焦点検出手段でもあり、また、自動選択モードにおいて撮影画面内に複数存在する焦点検出領域(エリア)の中から最適な焦点検出領域を選択する自動選択手段でもある。
【0014】
図1において、撮影レンズ50内の焦点調節レンズ52を通過してカメラ本体10内に入射してくる被写体からの光線は、その大部分がメインミラー2で反射されペンタプリズム8で反射されてアイピース(図示しない)から射出するとともに、測光IC12の受光面にも導かれる。測光IC12は、例えば受光量に応じた電圧値を対数圧縮した電気信号を生成し、周辺制御回路14を介してCPU24に受光量に関する情報を提供する。CPU24は、測光IC12から得られた受光量情報、フィルム感度情報に基づいてAE演算(露出演算)を実行し、撮影の為の適正シャッタ速度及び適正絞り値を算出する。撮影処理時、CPU24は、周辺制御回路14を介し、算出された適正シャッタ速度及び適正絞り値に基づいて、露光機構20及び絞り機構22を制御し、フィルムへの露光を行う。また、CPU24は、周辺制御回路14を介し、撮影処理において、モータドライバIC16を介してミラーモータ17を駆動してメインミラー2をアップ/ダウン制御し、また、露光終了後は、巻き上げモータ18を駆動し、フィルムを1コマ分巻き上げる処理を行う。
【0015】
一方、メインミラー2にはハーフミラー部3が設けられており、ここを透過した光線はサブミラー4で反射されAFユニット28に導かれる。AFユニット28は、いわゆる位相差方式の測距センサである。AFユニット28内部には、フィルム面と共役の位置にCCDラインセンサが配置されており、このCCDラインセンサは、撮影画面内を複数の領域に分割した各焦点検出領域毎に、一対のCCDセンサからなるCCDセンサを備える。AFユニット28内部では、撮影画面中の1つの焦点検出領域に対応する被写体光線が2つに分割され、その焦点検出領域に対応する一対のCCDセンサの各CCDセンサに夫々入射する。各CCDセンサに入射した光線は、所定時間積分(蓄積)され、光電変換されて電気信号としてCPU24に伝えられる。CPU24は、一対のCCDセンサから得られる信号を用い、位相差方式によってデフォーカス量を算出する。
【0016】
CPU24は、得られたデフォーカス量に基づいて、焦点調節レンズ52を駆動してフォーカシングを行うための、AFモータ37の回転方向及び回転数を求め、モータドライブIC36を介してAFモータ37を駆動する。AFモータ37の回転は、ギアブロック38、カメラ本体10のマウント部に設けられたジョイント32及び撮影レンズ50に設けられたジョイント62を夫々介してギアブロック54に伝えられ、それにより焦点調節レンズ52が光軸方向において進退駆動される。
【0017】
また、CPU24は、AFユニット28のCCDラインセンサから送られてくるビデオ信号をアナログからデジタルに変換するA/Dコンバータ24a、プログラムを格納したROM24b、RAM24c、タイマ24d及びAFモータ37の回転を電気的パルスに変換するエンコーダ39からのパルス信号をカウントするカウンタ24eを備えている。EEPROM42には、CPU24がAF処理を行う上で必要となる各種定数その他の情報が格納される。
【0018】
図1に示すカメラは、メインスイッチ91をONさせることにより動作可能になる。測光スイッチ92は、図示しないレリーズボタンを半押しすることによってONされる。また、レリーズスイッチ93は、レリーズボタンを全押しすることによってONになり、このスイッチがONになることによりフィルム面への露光が行われる。AFスイッチ94は、自動焦点モードにするかマニュアル焦点モードにするかを切り替えるスイッチであり、このスイッチがONのときに自動焦点モードになる。セレクトスイッチ95は、撮影画面内の複数の焦点検出領域の選択に関し、その選択をカメラに任せる自動選択モードにするか、撮影者が望みの領域を選択して撮影を行うことのできる任意選択モードにするかを切り替えるためのスイッチである。また、CPU24は、撮影に関する様々な情報をカメラ外装面の表示パネル26に表示すると共に、ファインダー内表示を行うためのファインダー内表示LCD6にも、各種の表示を行う。
【0019】
撮影レンズ50内部にはレンズCPU56が備えられている。レンズCPU56は、多数の電気接点64及び本体側の多数の電気接点34を介して周辺制御回路14と接続されており、撮影レンズ50に関する情報をCPU24に転送する。レンズCPU56が転送する情報には、例えば、撮影レンズ50の開放絞り値Av(開放F値のアペックス換算値)、最大絞り値Av(最小絞りF値のアペックス換算値)、Kバリューデータがある。なお、Kバリューとは、撮影レンズ50によって結像された像面を、AFモータ37を駆動して光軸方向で単位長さ移動させた場合に、エンコーダ39が出力するパルス数である。また、レンズCPU56は、焦点調節レンズ52の位置を検出するために設けられた距離スイッチ58により、焦点調節レンズ52の位置を認識しCPU24にその情報も転送する。
【0020】
図2は、図1のカメラのファインダー内における撮影画面81とファインダー内表示82を示している。また図2は、撮影画面81内において複数設けられた各焦点検出領域の配置も示している。図2に示すように、カメラの通常のグリップでの、ファインダー内の撮影画面81は長方形であり、撮影画面81内の複数の焦点検出領域は、中央部分の領域C、領域Cに対し左右対称の位置にある領域L,R、及び、領域Cに対し上下対称位置にある領域UC,DCの5つの領域に分割及び配置される。なお、自動選択モードによってこれらの焦点検出領域のうちから最適な領域を選択するために処理については、図6及び図7を参照して後述する。
【0021】
図3は、図2のファインダー内表示82の詳細を示している。図1のカメラが自動選択モードに設定されると、初期状態では、ファインダー内表示82のうち、撮影画面81内に図2に示す如く配置される各焦点検出領域の配置に対応して配置された5つの表示部分が全て点灯表示された状態となり(図3(a))、自動選択モードによっていずれか1つの領域、例えば領域UCが選択されピントが合うと、図3(b)のように領域UCに対応する表示部分のみが点灯された状態になるとともに、合焦表示82fが点灯表示される。
【0022】
図4から図7は、図1に示すCPU24によって実行されるカメラの動作を表すフローチャートである。なお、図4はカメラ動作のメインルーチンを表し、図5は、図4のステップS122の「AF処理」サブルーチンを詳細に表したフローチャートであり、図6及び図7は、図5のステップS156の「デフォーカス演算」サブルーチンを詳細に表したフローチャートである。
【0023】
図1に示すカメラのメインスイッチ91がONされると図4のメインルーチンが開始され、最初に周辺制御回路14等のカメラの各制御部分が初期化される(S102)。その後、各制御部分への電源供給を停止して電力消費を抑えるパワーダウン処理が行われ(S104)、測光スイッチ92がONされるのを待つループに入る(S106)。カメラのレリーズボタンが半押しされ、測光スイッチ92がONになると(S106:YES)、カメラの各制御部分へ電源を供給するパワーON処理が実行され(S108)、VDDループに入るべくVDDループ時間タイマがスタートする(S112)。VDDループとは、一度測光スイッチ92がONされたら電源ONの状態を維持し、所定時間ステップS122の「AF処理」等を繰返し実行する処理ループである。
【0024】
VDDループのための所定時間が経過すると(S124:YES)、測光スイッチ92がONである場合には(S126:YES)、再びVDDループに入るが、OFFである場合には(S126:NO)、さらに電源ON状態を所定時間(パワーホールド時間)維持するための処理が行われる(S128〜S134)。すなわち、ステップS128以降の処理に最初に入った場合には、パワーホールドフラグは“0”なので(S128:NO)、パワーホールドタイマがスタートされ(S130)、パワーホールド中フラグが“1”にセットされる(S132)。一方、パワーホールドフラグが既に“1”にセットされている場合には(S128:YES)、ステップS130、S132はスキップされる。測光スイッチ92がOFFの状態でパワーホールド時間が経過した場合には(S134:YES)、パワーホールドフラグが“0”にリセットされ(S138)、その後ステップS104のパワーダウン処理に戻り、再び測光スイッチ92がONされるのを待つループに入る。
【0025】
ステップS106において測光スイッチ92がONされると、各スイッチの状態が確認され(S114)、レンズ通信によりレンズCPU56から撮影レンズ50に関する各種の情報(開放絞り値Av、最大絞り値Av、Kバリュー等)が取得される(S116)。次に、測光IC12による測光結果を用いて、AE演算が行われ(S118)、演算結果の最適シャッタースピード、絞り値等が表示部26へ表示される(S120)。その後、「AF処理」が実行される(S122)。
【0026】
図5は、「AF処理」の詳細を表している。図5の「AF処理」では、始めに測光スイッチ92がONであるか否かが確認され(S150)、本「AF処理」に入ったとき測光スイッチ92がOFFとなっている場合(S150:NO)、AFロックフラグが“0”にリセットされ(S182)、図3に示したファインダー内表示82の状態が初期状態に戻される。すなわち、セレクトスイッチ95を用いて設定したモードが、自動選択モードである場合には(S184:YES)、図3(a)に示すように焦点検出領域の全ての部分が点灯表示される(S190)。一方、任意選択モードである場合には(S184:NO)、撮影者の選択した部分に該当する部分が点灯表示される(S186)。その後、合焦表示82fが消灯され(S188)、メインルーチンに復帰する。
【0027】
ステップS150で、測光スイッチ92がONであると判断され(S150:YES)、また、AFロック中であることを示すAFロックフラグが“1”でもない場合には(S152:NO)、S154以降の処理が実行される。なお、ステップS152でAFロックフラグが“1”である場合には(S152:YES)、S154以降の処理を実行することなくメインルーチンに復帰する。S154では、AFユニット28中のCCDラインセンサを用いて、被写体像の光電変換出力を所定時間蓄積(積分)する動作が実行され、積分結果がCPU24に取り込まれ、ステップS156では、この積分結果を用いてデフォーカス量の演算及びAF動作を行う対象となる焦点検出領域の選択が実行される。
【0028】
ステップS156の「デフォーカス演算」において、選択された領域についての演算がOK、すなわち有効なデフォーカス量が得られた場合には(S158:YES)、そのデフォーカス量が合焦幅以内であるか否かが確認され(S160)、合焦幅以内である場合、すなわちピントがあっている場合には(S160:YES)、AFロックフラグが“1”にセットされる(S162)。
【0029】
一方、デフォーカス演算結果がNGであった場合、すなわち有効なデフォーカス量が得られなかった場合には(S158:NO)、合焦表示82fを点滅表示にして(S174)、メインルーチンに復帰する。また、デフォーカス量が合焦幅を超えている場合には(S160:NO)、Kバリューを用いてデフォーカス量に応じたパルス数が求められ(S176)、求められたパルス数に応じた量だけ撮影レンズが駆動される(S178)。
【0030】
ステップS164では、自動選択モードであるか否かが確認され、自動選択モードである場合には(S164:YES)、図3(b)に示すように、後述の自動選択のための処理によって選択された最適な焦点検出領域のみが、例えば図3(b)のように点灯表示される(S180)。その後、合焦表示82fが点灯表示される(S172)。一方、任意選択モードである場合には(S164:NO)、処理はステップS172に進み合焦表示82fが点灯される。
【0031】
次に、図6及び図7を参照して図5の「AF処理」におけるステップS156の「デフォーカス演算」の詳細を説明する。なお、本「デフォーカス演算」サブルーチンは、自動選択モードにおける処理を表しており、以下で説明する自動選択のための処理によって複数有る焦点検出領域(C,UC,DC,L,R)のうちから最適な1つの焦点検出領域が選択される。任意選択モードの場合の「デフォーカス演算」サブルーチンについて図示はしていないが、その場合、撮影者の選択している領域についてのデフォーカス演算が行われ、デフォーカス演算がOKであれば演算OKフラグが“1”にセットされ、デフォーカス演算NGであれば演算OKフラグは“0”にリセットされ、サブルーチンが終了することになる。
【0032】
図6において、「デフォーカス演算」サブルーチンが開始されると、初めに全領域(C,UC,DC,L,R)についてデフォーカス量を求めるためのデフォーカス演算が実行される(S200)。その結果、全領域について有効なデフォーカス量が得られない演算NGである場合以外は(S201:NO)、処理はステップS202以降に進むが、全領域について演算NGであった場合には演算OKフラグが“0”にリセットされ(S220)、選択された領域を保持する変数n(“選択エリア”)がクリアされ(S221)サブルーチンは終了する。
【0033】
ステップS200のデフォーカス演算において得られるデフォーカス量は、現在の撮影レンズの撮影距離に対し被写体が、カメラに近い(near側)ほど、或いはカメラから遠い(∞側)ほど絶対値の大きな値として算出されるが、ステップS202では、被写体像が現在の撮影レンズの撮影距離に対し∞方向にある場合には、デフォーカス量が負の値とされる。このことにより、デフォーカス量は符号付きの値となり、値が大きいほどカメラに近いことを表すことになる。なお、ステップS203において、演算NGであった領域について、デフォーカス量が最遠値(負の値)に設定される。
【0034】
ステップS204〜S219は、全ての領域の中から1つの領域を自動選択する処理(以下「自動選択処理」という)である。この「自動選択処理」では、デフォーカス量が最も大きい焦点検出領域を選択するが、中央部以外の領域は、該中央部以外の焦点検出領域のデフォーカス量から中央の領域Cのデフォーカス量を減じた差ΔDFがΔDF≧所定量βの条件を満たさなければ選択されない。すなわち、中央部以外の領域よりも領域Cが優先的に選択されることになる。ステップS205において、この所定量βは、CPU24が取得している撮影レンズ50の開放Fナンバーを用いて、
β=(開放Fナンバー)×(最小錯乱円径)×b b;係数
の定義で算出される。したがって、撮影レンズとして明るいレンズ(開放Fナンバーが小さいレンズ)が用いられる場合には所定量βは小さくなり、撮影レンズとして暗いレンズ(開放Fナンバーが大きいレンズ)が用いられる場合には所定量βは大きな値になる。
【0035】
明るいレンズが用いられるとき、焦点深度が浅くなっているが、それに応じて所定量βが小さくなっている為、中央部以外の領域がΔDF≧所定量βの条件を満たす可能性が増加し、撮影画面内の中央部の被写体より僅かに近い被写体に合焦されず、撮影した結果後ピンとなることが防止される。一方、暗いレンズが用いられるとき、焦点深度が深くなり、深度でカバーできる範囲が広がっているが、それに応じて所定量βも大きくなっている為、中央部以外の領域が、ΔDF≧所定量βの条件を満たす可能性が低下し、領域C以外の他の領域を不必要に選択することが防止されることになる。
【0036】
また、「自動選択処理」では、中央の領域Cに対して、上下対称の位置にある領域UC,DCについては領域UCが、左右対称位置にある領域L,Rについては領域Rが優先的に選択される。領域R,UCを優先させるために所定量αが用いられる。ステップS204において所定量αは、所定量βと同様の定義、
α=(開放Fナンバー)×(最小錯乱円)×a a;係数
の定義で算出される。所定量βに関し上述したことと同様の理由から、対称位置の領域からいずれか一方の領域を選択することに関し、明るい撮影レンズが用いられる場合は、差が小さくても被写体の近い領域が選択され、暗い撮影レンズのときは、不必要に選択処理が行われることがない。
【0037】
「自動選択処理」において、各焦点検出領域は下記表1に示すように、変数(比較コードk、比較番号m)を用いて特定される。なお、表1に示す参照テーブルは、カメラ本体10のEEPROM42に格納されており、CPU24はEEPROM42からRAM24cにこの参照テーブルを読み出して使用する。
【0038】
「自動選択処理」において、ステップS207〜S210のループ処理で、領域L,Rのうちのいずれか一方が選択され、領域UC,DCのうちいずれか一方が選択される。したがって、4つの領域(L,R,UC,DC)から2つに候補が絞られる。また、ステップS213〜S216のループ処理では、さらに、2つに絞られた候補のいずれか一方が選択される。ステップS217では、1つに絞られた領域と中央の領域Cのうちから1つの領域が選択され、最終的に1つの領域が選択されることとなる。
【0039】
【表1】
【0040】
ステップS206において、比較コードkは最大値である2にセットされ、次に、ステップS207では、比較コードkから1が減じられる。ステップS208では、現在の比較コードk(k=1)における、比較番号m=1の領域(すなわち領域UC)のデフォーカス量DFUCに所定量αを加算した値(DFUC+α)と、比較番号m=2の領域(すなわち領域DC)のデフォーカス量DFDCが比較される。(DFUC+α)≧DFDCである場合には(S208:YES)、領域UCが変数“比較コードk(=1)のエリア”に保持される(S209)。一方、(DFUC+α)<DFDCである場合には(S208:NO)、領域DCが変数“比較コードk(=1)のエリア”に保持される(S211)。
【0041】
ステップS210において、比較コードkが0でないので(S210:NO)、処理はステップS207に戻り、比較コードkからさらに1が減じられ、次の比較コードk(=0)の領域について比較が行われる。すなわち、ステップS208では、現在の比較コードk(k=0)における、比較番号m=1の領域(すなわち領域R)のデフォーカス量DFRに所定量αを加算した値(DFR+α)と、比較番号m=2の領域(すなわち領域L)のデフォーカス量DFLが比較される。(DFR+α)≧DFDCである場合には(S208:YES)、領域Rが変数“比較コードk(=0)のエリア”に保持される(S209)。一方、(DFR+α)<DFLである場合には(S208:NO)、領域Lが変数“比較コードk(=0)のエリア”に保持される(S211)。
【0042】
以上のステップにより、比較コードk=0,比較コードk=1について夫々1つの領域が選択された状態で、ステップS212以降の処理が開始される。なお、以下では、簡単のため、比較コードk=0について選択された領域が領域Rであるものとし、比較コードk=1について選択された領域が領域UCであるものとして説明を行う。ステップS212では、変数“選択エリアn”に比較コードk=0について選択された領域Rが保持され、ステップS213で比較コードkに1が加算される。比較コードkが最大値2に達していないので(S214:NO)、処理はステップS215に進む。
【0043】
ステップS215では、現在の比較コードk=1について選択された領域UCと、“選択エリアn”に保持されている領域Rが比較される。すなわち、領域UCのデフォーカス量DFUCに所定量αを加えた値(DFUC+α)と、領域Rのデフォーカス量DFRが比較され、(DFUC+α)≧DFRである場合には(S215:YES)、変数“選択エリアn”に領域UCが保持される(S216)。一方、(DFUC+α)<DFRである場合には(S215:NO)、変数“選択エリアn”に保持される領域は、領域Rのままとされる。
【0044】
このように、左右方向の領域(R,L)よりも、上下方向の領域(UC,DC)の方が優先的に選択され、また、領域UC,DCについては領域UCが優先的に選択されるので、領域UCに対応する撮影画面中央上部の位置の、カメラの通常グリップでの被写体としての人物の顔に対応する位置が優先的に選択されることになる。なお、カメラの縦位置グリップでの人物の顔の位置を考慮し、領域R,Lについては、縦位置グリップで撮影画面の中央上部に該当することになる領域Rが優先的に選択されている。
【0045】
ステップS214において、比較コードkが2になっているとき(S214:YES)、領域R,L,UC,DCの中から1つの領域が選択された状態で、ステップS217に処理が進む。なお、簡単のため、領域R,L,UC,DCの中から選択された領域が、領域UCであるものとして以下の説明を行う。
【0046】
ステップS217では、領域Cのデフォーカス量DFCに所定量βが加算された値と、変数“選択エリアn”に保持されている領域である領域UCのデフォーカス量DFUCとが比較される。(DFC+β)≧DFUCであるとき(S217:YES)、変数“選択エリアn”には領域Cが保持される(S218)。一方、(DFC+β)<DFUCであるとき(S217:NO)、変数“選択エリアn”に保持される領域は、領域UCのままである。その後、ステップS219において演算OKフラグが1にセットされ、本サブルーチンは終了する。最終的に全領域から1つ選択された領域が、変数“選択エリアn”に保持される。変数“選択エリアn”に保持された選択領域の情報は、図5のステップS158以降における選択領域に関する処理を実行するために使用されることになる。なお、演算OKフラグはステップS158で演算OKであるか否かを判定するために使用される。
【0047】
以上の説明では、カメラ本体10に設けられた焦点検出領域は、C,R,L,UC,DCの5つの領域であったが、焦点検出領域の配置及び数を変化させた場合にも、本発明は適用される。また、表1の中の各領域の位置を変更することで、選択されるべき領域の優先度を容易に変えることが可能である。例えば、領域R,Lについては領域Lを優先させ、領域UC,DCに関しては領域DCを優先させることも可能である。また、表1参照テーブルの比較コードk=0とk=1の行に含まれる領域を入れ替えた状態の参照テーブルを用いると、中央部の領域Cの左右方向に延びる直線上にある領域(L,R)が選択される優先度を、中央部の領域Cの上下方向に延びる直線上にある領域(UC,DC)よりも高くすることが可能である。
【0048】
また、図6及び図7に示された「自動選択処理」では、初めに中央領域C以外の他の領域から候補を1つに絞り、所定量βを用いて最後に領域Cと比較することで、領域Cを最も優先させるという手順をとったが、あらかじめ、領域Cのデフォーカス量DFCに所定量βを加えておき、その他の優先度を高くする領域のデフォーカス量に所定量αを加えておき、デフォーカス量が最も大きい(カメラ側に最も近い)領域を抽出するようにしても良い。この場合、所定量βを所定量α以上の値にすることで、領域Cについての優先度を他の領域よりも高くすることが可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、近い被写体を選択しつつも中央部を優先させるという自動選択モードにおいて、中央部を優先させるための所定量を、撮影レンズの明るさに応じて変化させることができる。すなわち、明るい撮影レンズでは所定量が小さくなるので、焦点深度が浅い状態で、近い被写体に合焦せず後ピンとなることが防止される。また、暗い撮影レンズでは所定量が大きくなるので、焦点深度が深く焦点深度の深さでカバーできる状況で、不必要に領域の選択が行われることが防止される。
【0050】
また、中央部の焦点検出領域に対する対称位置にある領域の被写体距離がほぼ同じであっても、いずれかの領域が優先されるので、測距を行う度に選択される領域変化することがない。すなわち、本発明の多点自動焦点検出装置は、明るい撮影レンズによる撮影では近い被写体をより優先させ、暗い撮影レンズでの撮影では中央優先的に、焦点深度でカバーし、また、領域の選択に所謂迷いを生ずることのない撮影を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一眼レフカメラの制御系を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラのファインダー内を示す図である。
【図3】図2のファインダー内のファインダー内表示を詳細に示す図である。
【図4】図1のカメラで実行される処理のメインルーチンを表すフローチャートである。
【図5】AF処理を詳細に表すフローチャートである。
【図6】図7とともに、自動選択処理を含むデフォーカス演算処理を詳細に示すフローチャートである。
【図7】図6とともに、自動選択処理を含むデフォーカス演算処理を詳細に示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 メインミラー
4 サブミラー
6 ファインダー内表示LCD
8 ペンタプリズム
10 カメラ本体
12 測光IC
14 周辺制御回路
24 CPU
28 AFユニット
37 AFモーター
42 EEPRON
50 撮影レンズ
52 焦点調節レンズ
56 レンズCPU
81 撮影画面
82 ファインダー内表示
82f 合焦表示
91 メインスイッチ
92 測光スイッチ
94 AFスイッチ
Claims (7)
- 撮影画面内の複数の焦点検出領域夫々でデフォーカス量を算出し、該夫々のデフォーカス量を近距離側をプラスとする符号付きデフォーカス量に変換するデフォーカス量算出手段と、
前記撮影画面内の中央部の焦点検出領域については、前記デフォーカス量算出手段により求められた符号付きデフォーカス量に撮影レンズの開放Fナンバーと比例関係にある第1所定値を加算した第1比較値とした上で、前記複数の焦点検出領域に関する前記符号付きデフォーカス量および前記第1比較値を比較し、値が最も大きいいずれか1つの焦点検出領域を選択する自動選択手段と、を有し、
前記自動選択手段により選択された焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に基づいて撮影レンズを駆動制御することを特徴とする多点自動焦点検出装置。 - 前記第1所定値は、次の定義、
(第1所定値)=(開放Fナンバー)×(最小錯乱円径)×b b;係数
で算出されること、を特徴とする請求項1に記載の多点自動焦点検出装置。 - 前記自動選択手段は、前記中央部の焦点検出領域を中心としてほぼ対称位置にある焦点検出領域のいずれか一方については、前記デフォーカス量算出手段により求められた符号付きデフォーカス量に前記撮影レンズの開放Fナンバーと比例関係にある第2所定値を加算した第2比較値とした上で、前記複数の焦点検出領域に関する前記符号付きデフォーカス量および前記各比較値を比較し、値が最も大きいいずれか1つの焦点検出領域を選択すること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多点自動焦点検出装置。
- 前記自動選択手段は、前記撮影画面内において前記中央部の焦点検出領域を中心として、ほぼ左右対称の位置にある焦点検出領域については右側の焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に前記第2所定値を加算し、ほぼ上下対称の位置にある焦点検出領域については上側の焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に前記第2所定値を加算すること、を特徴とする請求項3に記載の多点自動焦点検出装置。
- 前記第2所定値は、次の定義、
(第2所定値)=(開放Fナンバー)×(最小錯乱円径)×a a;係数
で算出されること、を特徴とする請求項3または請求項4に記載の多点自動焦点検出装置。 - 前記自動選択手段は、
前記中央部の焦点検出領域を中心としてほぼ左右対称の位置にある焦点検出領域のうち符号付きデフォーカス量が大きい第1の領域を選択し、
前記中央部の焦点検出領域を中心としてほぼ上下対称の位置にある焦点検出領域のうちデフォーカス量が大きい第2の領域を選択し、
前記第2の領域の符号付きデフォーカス量に前記第2所定値を加算した前記第2比較値と、前記第1の領域の符号付きデフォーカス量と、を比較して値が大きい方の領域に絞り、
前記中央部の焦点検出領域の符号付きデフォーカス量に前記第1所定値を加算した第1比較値と、絞られた該領域の符号付きデフォーカス量と、を比較して値が大きい方の領域を選択することにより、選択の優先順位をつけていることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の多点自動焦点検出装置。 - 前記第1所定値≧前記第2所定値の関係であること、請求項3から請求項6のいずれかに記載の多点自動焦点検出装置。
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