JP3938984B2 - 遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の排出条件の成立に基づき、所要数の球を排出する球排出装置と、前記球排出装置から排出された球を受け入れて貯留可能な上皿と、該上皿が満杯となって該上皿に受け入れられなくなった球を流下案内するオーバーフロー樋と、該オーバーフロー樋を介して流下された球を受け入れて貯留する下皿と、前記球排出装置及びオーバーフロー樋が基盤ベースに設けられた裏機構盤と、前記オーバーフロー樋の所定部位に設置され、前記下皿が満杯となった際の前記オーバーフロー樋に溜まったオーバーフロー球のオーバーフロー状態を検出するオーバーフロー検出装置と、を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ遊技機などの遊技機においては、球排出装置から排出された球を、上皿が満杯状態のときに下皿へ流下案内させるオーバーフロー樋が設けられ、このオーバーフロー樋の所定部位には、下皿が満杯状態となってオーバーフロー樋に溢れたオーバーフロー球のオーバーフロー状態を検出するオーバーフロー検出センサが配設されている。
このオーバーフロー検出センサの動作確認は、検出センサ及び該検出センサを動作させるための可動部材等の操作部が手の届かない内部位置に配置されているため、所定の道具を用いて行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
オーバーフロー検出センサの動作確認は、上記のように、道具を用いて行われていたため、作業効率が悪く、例えば、遊技機の出荷時などには、その確認作業に多くの時間を要した。
また、オーバーフロー樋に溢れた球の接触により変位してオーバーフロー検出センサを作動させるオーバーフロー検出体とオーバーフロー検出センサとの間に、例えば、ゴミなどが挟まった場合でも、道具を用いてオーバーフロー検出体を揺動させてゴミを取り外しており、そのゴミを取り除くためのメンテナンス作業の効率が悪く、時間がかかるものであった。
【0004】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、オーバーフロー検出センサの検査やメンテナンス作業を道具を用いなくとも容易にかつ速やかに行うことを可能とする遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、所定の排出条件の成立に基づき、所要数の球を排出する球排出装置と、
前記球排出装置から排出された球を受け入れて貯留可能な上皿と、
該上皿が満杯となって該上皿に受け入られなくなった球を流下案内するオーバーフロー樋と、
オーバーフロー樋を介して流下された球を受け入れて貯留する下皿と、
前記球排出装置及びオーバーフロー樋が配設される基盤ベースと、
前記オーバーフロー樋の所定部位に配設され、前記下皿が満杯となった際のオーバーフロー球のオーバーフロー状態を検出するオーバーフロー検出装置と、
を備えた遊技機において、
前記オーバーフロー樋は、前記基盤ベースの背面に案内壁により形成されて前記上皿に受け入られなくなった球を前記下皿に流下案内する案内路と、該案内路の裏側開口部を覆う蓋部材とから構成し、
前記案内路の下流側側部には、前記案内壁と防護壁によって囲まれた凹部が設けられて、該凹部は、前記オーバーフロー検出装置が取り付けられるとともに、前記蓋部材によって覆われ、
前記オーバーフロー検出装置は、前記案内路側に臨んで前記オーバーフロー樋に溜まった前記オーバーフロー球の接触によって変位されるオーバーフロー検出体と、該オーバーフロー検出体の変位を感知して前記オーバーフロー状態を検出するオーバーフロー検出センサとから構成され、
前記オーバーフロー検出体は、該オーバーフロー検出体の上端部を、前記凹部に突設された支軸により支持され、支軸を軸心として下端側が揺動自在となる状態に配置されるとともに、該オーバーフロー検出体の前側に球の接触部を、後側に変位伝達部を、後部側下端に外部操作によって当該オーバーフロー検出体を変位させるための操作部を、それぞれ備え、
前記オーバーフロー検出センサは、前記凹部のオーバーフロー検出体後方に、位置決めピン及び位置決め壁によって位置決めされた状態で取り付けられるとともに、前記変位伝達部と近接または接触するアクチュエータを備え、
前記凹部の下端部には、前記オーバーフロー検出装置と前記蓋部材とが取り付けられた状態において、前記操作部を介して前記オーバーフロー検出体を作業者の指によって変位操作させるための指差込み用開口部が形成され、
前記指差込み用開口部より前記操作部下端が上方に位置する構成とした。
【0006】
本発明によれば、基盤ベースに、オーバーフロー検出体とオーバーフロー検出センサとからなるオーバーフロー検出装置と蓋部材とが取り付けられた状態において、前記オーバーフロー検出体の操作部を介して該オーバーフロー検出体を作業者によって変位操作が可能であるため、例えば、オーバーフロー検出装置の検査やメンテナンス作業を行う場合など、作業者が外部操作により、そのオーバーフロー検出体を変位させてオーバーフロー検出装置を動作させることができ、道具を用いる場合に比べ、作業を容易にかつ速やかに行うことが可能となる。
【0007】
遊技機としては、例えば、パチンコ遊技機、パチコン機、アレンジボール遊技機、或いは雀球遊技機などが挙げられる。
また、オーバーフロー検出センサは、例えば、オーバーフロー検出体に接触してオーバーフロー検出体に生じた変位を検出するマイクロスイッチでも、非接触状態でオーバーフロー検出体に生じた変位を検出する光学検出器でもよい。
【0008】
また、本発明によれば、下皿が満杯になると、オーバーフロー樋の下流側から順にオーバーフロー球が溜まって、その溜まった球がオーバーフロー検出装置のオーバーフロー検出体の位置に達すると、その溜まった球がオーバーフロー検出体の接触部に接触してその接触圧でオーバーフロー検出体の下端側をオーバーフロー検出センサ方向に回動変位させる。この回動変位に伴い、オーバーフロー検出体の後側の変位伝達部がオーバーフロー検出センサのアクチュエータの自由端部を押して、その自由端部を接触電極部に接触させた状態にさせる。このアクチュエータと接触電極部の接触によって、オーバーフロー検出センサにより、オーバーフロー樋中の球のオーバーフロー状態が検出される。
【0009】
また、本発明によれば、指差込み用開口部が、凹部の下端部を垂直方向に開口させた状態に設けられ、前記オーバーフロー検出体の操作部が、当該指差込み用開口部中に、作業者の指を差し込んで変位操作可能に臨まされているので、裏機構盤上方部からのこぼれ球やゴミなどが指差込み用開口部を介して裏機構盤の内部に入り込み難くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図5の図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1は、この発明に係る遊技機として例示するパチンコ遊技機を示す正面図である。
【0012】
この実施の形態のパチンコ遊技機100は、内部の遊技領域(後述)内に遊技球を発射して遊技を行うもので、パチンコ遊技機100の前側上半部には、ガラス板101がガラス枠102に保持された状態で開閉自在に取り付けられている。ガラス板101の奥側には遊技領域1aを構成する遊技盤1が設置されている。
【0013】
遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技領域1aには、特図始動口9、普図始動ゲート6,6、特図始動口9や普図始動ゲート6,6への入賞に基づいて特図可変表示遊技や普図可変表示遊技等を行う可変表示装置4、特図可変表示遊技の結果如何によって大入賞口を開放するサイクル遊技を行う特別変動入賞装置5、一般入賞口8,…、サイドランプ12,…などが配設されている。遊技領域1aの最下端部中央にはアウト球を回収するためのアウト穴13が設けられている。
【0014】
また、パチンコ遊技機100の前側下半部には、発射部(図示省略)に(遊技)球を供給する上皿105、隣のカードユニット500の球貸し操作を行うためのカード操作部108、上皿105に収容しきれない球を収容する下皿107、前記遊技領域1aに向けて遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル104などが設置されている。
そして、操作ハンドル104によって遊技領域1aに打ち込まれた球が特図始動口9、一般入賞口8、特別変動入賞装置5に入賞したときには、後述の球排出ユニット204により賞球の排出が行われるようになっている。カード操作部108の操作に基づく球貸しの場合も、同様に後述の球排出ユニット204により球の排出が行われる。
【0015】
図2は、パチンコ遊技機の背面図である。
【0016】
パチンコ遊技機100の本体枠110に開閉可能に設置された前面枠111に取り付けられる裏機構盤100aの基板ベース80の裏側には、(予備)球を貯留するための貯留タンク201、該貯留タンク201からの球を整列させて球抜きユニット203まで流下案内するための導出樋202、該導出樋202により流下案内される球の球抜きや球排出ユニット204への流下案内を行う球抜きユニット203、該球抜きユニット203を介して流下案内された球を上皿105へ排出させる球排出装置として例示する球排出ユニット204、該球排出ユニット204より排出された球を上皿105が満杯のときに下皿107へ案内するオーバーフロー樋ユニット190、操作ハンドル104の操作に基づき球を遊技領域1aに発射させるハンドルユニット206、集められた入賞球を順次検出するセーフユニット207などが配設される他、共通制御回路210、遊技機枠用外部接続端子基盤41、ターミナル基盤42等が配設されている。また、オーバーフロー樋ユニット190の裏側面を構成する蓋部材50(後述)には、球排出用中継基盤230及びカードユニット用外部接続端子基盤240が配設されている。
【0017】
また、遊技盤1の裏面側には遊技系統の制御を行う役物制御回路220が設置され、遊技盤1の裏側に突出した可変表示装置4の背部には役物制御系統の中継基盤31、32、33等が配設されている。これら役物制御回路220、中継基盤31、32、33等は裏機構盤100aの中央開口部30を介して、裏機構盤100aの後方に突出している。
【0018】
図3は、パチンコ遊技機の裏機構盤のオーバーフロー樋ユニット部分を分解して示す前面枠及び裏機構盤の分解斜視図、図4は、蓋部材を取り外した状態でのオーバーフロー樋ユニットを示す正面図、図5は、オーバーフロー樋を構成する蓋部材を示す正面図である。
【0019】
裏機構盤100aの基盤ベース80は、図3に示すように、その一端側の軸受88a、88bが、前面枠111(図2)の遊技盤収容部材95の一端側の支軸95a、95bに支持された状態で、前面枠111の裏側に回動自在に取り付けられている。
この基盤ベース80の中央には開口部30が形成され、この開口部30の周りに、上記の如く貯留タンク201、導出樋202、球抜きユニット203、球排出ユニット204等が配設されて、上記裏機構盤100aが構成されている。
また、この基盤ベース80の開口部30の下方の隅部には、オーバーフロー樋ユニット190が取り付けられている。
【0020】
このオーバーフロー樋ユニット190は、ネジ孔92にネジを差し込んで基盤ベース80に取り付けられた樋基盤191と、該樋基盤191に取り付けられたオーバーフロー検出装置20及び蓋部材50等とから構成されている。
樋基盤191の裏側には、球排出ユニット204から排出される球を上皿105や下皿107に流下させる案内路90aが、案内壁86,87により画成されている。この案内路90aに、樋基盤191の裏側に取り付けられた蓋部材50で覆われることによって、オーバーフロー樋90が画成されている。
この案内路90aの上端部には球排出ユニット204からの球を該案内路90aへ流入させる流入部82cが形成され、下端部には下皿107への球の流出部82aが形成されている
この案内路90aの上流側隅部には、パチンコ遊技機100の前面側の上皿105に球を放出させる球放出口81aが設けられ、該球放出口81aの裏側下部に、案内路90aに流入した球を球放出口81aを介して上皿105へ導くための放出用ガイド81bが設けられている。
【0021】
また、この案内路90aの下流側奥部には、案内壁87及び防護壁89によって囲まれた凹部70Aが設けられ、該凹部70A中に、案内路90a中の球のオーバーフロー状態を検出するオーバーフロー検出装置20が設置されている。
このオーバーフロー検出装置20は、オーバーフロー樋90における球のオーバーフロー状態を検出するもので、オーバーフロー樋90に溜まったオーバーフロー球の接触によって変位されるオーバーフロー検出体70と、該オーバーフロー検出体70の変位を感知して球のオーバーフロー状態を検出するオーバーフロー検出センサ60とから構成されている。
【0022】
オーバーフロー検出体70は、凹部70Aの入口部70aに、その上端部を樋基盤191に突設された支軸91により支持され、支軸91を軸心として下端側が揺動自在となる状態に設置されている。このオーバーフロー検出体70は、その前側に球の接触部73を、後側に変位伝達部71を、後部側下端に操作部72を、それぞれ備えている。
一方、オーバーフロー検出センサ60は、凹部70A内のオーバーフロー検出体70後方の樋基盤191部分に、位置決めピン63及び位置決め壁83aによって位置決めされた状態で、ネジ64等により、動かないように取り付けられている。このオーバーフロー検出センサ60は、その前側に、基端部が支軸62bによって回動自在に支持されその自由端部62a側が開く方向に付勢されたアクチュエータ62と、該アクチュエータ62と接触可能な接触電極部66とを備えている。
そして、そのオーバーフロー検出センサ60のアクチュエータ62の自由端部62aが、図4に示すように、接触電極部66から離れて、オーバーフロー検出体70後側の変位伝達部71に近接又は接触した状態となっている。
【0023】
このようにしてオーバーフロー検出装置20が設置された状態で、蓋部材50が、樋基盤191の裏側全体を覆うように、その周りに設けられたネジ孔52にネジ(図示省略)を通して取り付けられている。
この蓋部材50を取り付ける際には、その前面側の位置決め用のガイド53,…が樋基盤191の案内壁86の内側に接触して位置決めが行われる。
この蓋部材50が取り付けられた状態においても、作業者が凹部70Aの下方から指を差し込んでオーバーフロー検出体70の操作部72を操作し得る大きさの指差込み用開口部82bが、凹部70Aの下端部に形成されている。
【0024】
蓋部材50の背面側には、図5に示すように、球排出用中継基盤230及びカードユニット用外部接続端子基盤240をそれぞれ設置するための基盤固定部51a、51b、及びオーバーフロー検出センサ60の配線61を処理するための配線処理部55が設けられている。
【0025】
このように構成されたオーバーフロー樋ユニット190のオーバーフロー樋90中に、球排出ユニット204から排出された球が流入してくると、その球は、上皿105が満杯になるまでは、放出用ガイド81bに案内されて球放出口81aを介して上皿105に放出される。
上皿105が満杯になると、放出用ガイド81bから球がこぼれ落ちてオーバーフロー樋90の下流側へと流下して、下皿107へ放出される。
【0026】
その結果、下皿107が満杯になると、オーバーフロー樋90の下流側から順にオーバーフロー球が溜まって、その溜まった球がオーバーフロー検出装置20のオーバーフロー検出体70の位置に達すると、その溜まった球がオーバーフロー検出体70の接触部73に接触してその接触圧でオーバーフロー検出体70の下端側をオーバーフロー検出センサ60方向に回動変位させる。
この回動変位に伴い、オーバーフロー検出体70の後側の変位伝達部71がオーバーフロー検出センサ60のアクチュエータ62の自由端部62aを押して、その自由端部62aを接触電極部66に接触させた状態にさせる。
このアクチュエータ62と接触電極部66の接触によって、オーバーフロー検出センサ60により、オーバーフロー樋90中の球のオーバーフロー状態が検出される。
このオーバーフロー状態の検出信号が、オーバーフロー検出センサ60から共通制御回路210に送られ、該共通制御回路210からの制御信号により球排出ユニット204による球の排出と、ハンドルユニット206による球の発射が停止されることとなる。
【0027】
その後、下皿107中の球が遊技者等によって抜き取られれば、そのオーバーフロー樋90中のオーバーフロー球が減少して、オーバーフロー検出体70の接触部73に接触する球がなくなる。それに伴い、オーバーフロー検出体70の下端側が復帰する方向に回動して通常状態に戻り、アクチュエータ62と接触電極部66との接触状態が解除されて、オーバーフロー検出センサ60によるオーバーフロー状態の検出が非検出状態となる。
このオーバーフロー状態の非検出状態への復帰によって、前記球排出ユニット204による球の排出の停止と、ハンドルユニット206による球の発射の停止とが解除されて、それぞれ作動可能な状態に復帰される。
【0028】
上記操作部72は、オーバーフロー検出センサ60とオーバーフロー検出体70との隙間、オーバーフロー検出体70と案内壁87との隙間、或いは、オーバーフロー検出センサ60の本体部分とアクチュエータ62との隙間などにゴミが挟まった場合や、オーバーフロー検出装置20の動作確認などを行う場合などに、オーバーフロー検出体70を外部操作により揺動させるためのレバーであるが、上記のように、凹部70Aの下端に指差込み用開口部82bが形成されているので、作業者が該指差込み用開口部82bから指を差し込んで該指によって揺動操作することができる。そうすることで、特別な道具を用いなくとも、隙間から大抵のゴミを取り除くことができ、オーバーフロー検出装置20を正常に作動させることが可能となる。
【0029】
また、パチンコ遊技機100の出荷時など、オーバーフロー検出装置20の動作確認を行う場合にも、上記と同様に、指差込み用開口部82bより指を挿入して、オーバーフロー検出体70の操作部72を指で揺動させる。そうすることにより、オーバーフロー検出体70を介してオーバーフロー検出センサ60のアクチュエータ62と接触電極部66との接点を開閉することができ、特別な道具を用いなくとも、オーバーフロー検出センサ60の作動確認を行うことができる。指差込み用開口部82bは、オーバーフロー樋ユニット190の底部に下向き(垂直)に形成されているため、こぼれ球やゴミなどが入り込み難い状態となっている。
【0030】
なお、この実施の形態では、オーバーフロー検出センサ60が、アクチュエータ62と接触電極部66を備えたマイクロスイッチにより構成した例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、光学検出器を用いて、オーバーフロー検出体70の回動による変位を非接触で検出するものでもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、基盤ベースに、オーバーフロー検出体とオーバーフロー検出センサとからなるオーバーフロー検出装置と蓋部材とが取り付けられた状態において、前記オーバーフロー検出体の操作部を介して該オーバーフロー検出体を作業者によって変位操作が可能であるため、例えば、オーバーフロー検出装置の検査やメンテナンス作業を行う場合など、作業者が外部操作により、そのオーバーフロー検出体を変位させてオーバーフロー検出装置を動作させることができ、道具を用いる場合に比べ、作業を容易にかつ速やかに行うことが可能となる。
【0032】
また、本発明によれば、下皿が満杯になると、オーバーフロー樋の下流側から順にオーバーフロー球が溜まって、その溜まった球がオーバーフロー検出装置のオーバーフロー検出体の位置に達すると、その溜まった球がオーバーフロー検出体の接触部に接触してその接触圧でオーバーフロー検出体の下端側をオーバーフロー検出センサ方向に回動変位させる。この回動変位に伴い、オーバーフロー検出体の後側の変位伝達部がオーバーフロー検出センサのアクチュエータの自由端部を押して、その自由端部を接触電極部に接触させた状態にさせる。このアクチュエータと接触電極部の接触によって、オーバーフロー検出センサにより、オーバーフロー樋中の球のオーバーフロー状態が検出される。
また、本発明によれば、指差込み用開口部が、凹部の下端部を垂直方向に開口させた状態に設けられ、前記オーバーフロー検出体の操作部が、当該指差込み用開口部中に、作業者の指を差し込んで変位操作可能に臨まされているので、裏機構盤上方部からのこぼれ球やゴミなどが指差込み用開口部を介して裏機構盤の内部に入り込み難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る遊技機として例示するパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】パチンコ遊技機の裏機構盤のオーバーフロー樋ユニット部分を分解してして示す前面枠及び裏機構盤の分解斜視図である。
【図4】蓋部材を取り外した状態でのオーバーフロー樋ユニットを示す正面図である。
【図5】オーバーフロー樋ユニットを構成する蓋部材を示す正面図である。
【符号の説明】
20 オーバーフロー検出装置
50 蓋部材
60 オーバーフロー検出センサ
62 アクチュエータ
63 位置決めピン
70 オーバーフロー検出体
71 変位伝達部
72 操作部
73 球の接触部
80 基盤ベース
82b 指差込み用開口部
83a 位置決め壁
90 オーバーフロー樋
91 支軸
100 パチンコ遊技機(遊技機)
100a 裏機構盤
105 上皿
107 下皿
190 オーバーフロー樋ユニット
191 樋基盤
204 球排出ユニット(球排出装置)

Claims (1)

  1. 所定の排出条件の成立に基づき、所要数の球を排出する球排出装置と、
    前記球排出装置から排出された球を受け入れて貯留可能な上皿と、
    該上皿が満杯となって該上皿に受け入られなくなった球を流下案内するオーバーフロー樋と、
    オーバーフロー樋を介して流下された球を受け入れて貯留する下皿と、
    前記球排出装置及びオーバーフロー樋が配設される基盤ベースと、
    前記オーバーフロー樋の所定部位に配設され、前記下皿が満杯となった際のオーバーフロー球のオーバーフロー状態を検出するオーバーフロー検出装置と、
    を備えた遊技機において、
    前記オーバーフロー樋は、前記基盤ベースの背面に案内壁により形成されて前記上皿に受け入られなくなった球を前記下皿に流下案内する案内路と、該案内路の裏側開口部を覆う蓋部材とから構成し、
    前記案内路の下流側側部には、前記案内壁と防護壁によって囲まれた凹部が設けられて、該凹部は、前記オーバーフロー検出装置が取り付けられるとともに、前記蓋部材によって覆われ、
    前記オーバーフロー検出装置は、前記案内路側に臨んで前記オーバーフロー樋に溜まった前記オーバーフロー球の接触によって変位されるオーバーフロー検出体と、該オーバーフロー検出体の変位を感知して前記オーバーフロー状態を検出するオーバーフロー検出センサとから構成され、
    前記オーバーフロー検出体は、該オーバーフロー検出体の上端部を、前記凹部に突設された支軸により支持され、支軸を軸心として下端側が揺動自在となる状態に配置されるとともに、該オーバーフロー検出体の前側に球の接触部を、後側に変位伝達部を、後部側下端に外部操作によって当該オーバーフロー検出体を変位させるための操作部を、それぞれ備え、
    前記オーバーフロー検出センサは、前記凹部のオーバーフロー検出体後方に、位置決めピン及び位置決め壁によって位置決めされた状態で取り付けられるとともに、前記変位伝達部と近接または接触するアクチュエータを備え、
    前記凹部の下端部には、前記オーバーフロー検出装置と前記蓋部材とが取り付けられた状態において、前記操作部を介して前記オーバーフロー検出体を作業者の指によって変位操作させるための指差込み用開口部が形成され、
    前記指差込み用開口部より前記操作部下端が上方に位置することを特徴とする遊技機。
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