JP2701013B2 - パチンコ遊技装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技装置に関
し、特に台間の玉貸機をパチンコ機と１対１で対応させ
て、その玉貸機からの玉貸用パチンコ玉を、直接対応す
るパチンコ機の景品用パチンコ玉の受け皿に供給するよ
うにしたパチンコ遊技装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、遊技中の遊技者がパチンコ機
を離れることなく玉貸用パチンコ玉を借入できるよう
に、薄型パチンコ玉貸機をパチンコ機の間に配設した、
通常は隣接する２台のパチンコ機に対して１台を共用す
るべく設けるいわゆる台間玉貸機を備えたパチンコ遊技
装置が知られている。かかるパチンコ遊技装置の場合、
景品交換所またはその周辺等に設置された店内用玉貸機
まで行かなくとも玉貸用パチンコ玉を借入することがで
きるので、遊技者にとって非常に便利である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の従
来のパチンコ遊技装置においては、玉貸用パチンコ玉を
借入した遊技者は、金員に投入により薄型パチンコ玉貸
機（以下、玉貸機という）から借入した玉貸用パチンコ
玉を一旦手で受けてからパチンコ機に移動する必要があ
ったが、借入した玉貸用パチンコ玉を手で受ける際、玉
貸用パチンコ玉を落とす心配があるという問題があっ
た。

【０００４】この問題に対して、実開昭62−172484号公
報には、コインの投入に応じて、玉貸用パチンコ玉をそ
の収容タンクから排出してパチンコ機の景品用パチンコ
玉の受け皿上に導く排出管路を設けた玉貸機が開示され
ている。この玉貸機によると、玉貸用パチンコ玉を手で
受ける必要がなく、パチンコ機の受け皿に直接玉貸用パ
チンコ玉を排出できるので、きわめて便利である。

【０００５】しかし、前記公報のように、玉貸機と景品
用パチンコ玉の受け皿上とをフレキシブルパイプで連結
することは、景品交換用パチンコ玉の受け皿への排出を
も可能とすることができる点で便利な点があるものの、
逆に、自由に動くために、しかもストッパー手段を有し
ないので、その移動中にパチンコ玉を誤って流出させ、
落としてしまう危険性がある。

【０００６】しかも、フレキシブルパイプでは、遊技者
による不測の取扱により通路を詰まらせたり、一旦、出
口を景品用パチンコ玉の受け皿上に位置させたとして
も、左手を不意に動かしてフレキシブルパイプを移動さ
せ、景品用パチンコ玉の受け皿上から外してしまい、パ
チンコ玉をホール内に落としてしまう危険性がある。

【０００７】したがって、本発明の目的は、玉貸用パチ
ンコ玉を景品用パチンコ玉の受け皿に直接受けることが
できるようにすることにある。

【０００８】また、他の目的としては、パチンコ機を開
けて内部を点検する場合においてパチンコ機の前面から
連結管が衝突しない位置まで逃げるようにすることによ
り、点検を容易にすることにある。

【０００９】別の目的は、排出装置への不測の取扱によ
っても、パチンコ玉をホール内に落下させる事態などを
回避することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、上に景品用パチンコ玉の受け皿および下
に景品交換用パチンコ玉の受け皿を有するパチンコ機に
対して、これに隣接する他のパチンコ機との間に金員の
投入に応じて玉貸用パチンコ玉を排出する玉貸機が１対
１で設けられ、これらのパチンコ機と玉貸機との対が島
方向に連続したパチンコ遊技装置であって、前記各玉貸
機には、これへの金員の投入に応じて、玉貸機の前面か
ら対応するパチンコ機の景品用パチンコ玉の受け皿に、
直接玉貸用パチンコ玉を排出可能とした連結管を有し、
その連結管の出口が景品用パチンコ玉の受け皿の上方に
臨んで配置された排出装置が設けられており、前記連結
管は、玉貸機の前方において旋回軸心を有し、出口を景
品用パチンコ玉の受け皿上に臨ませたパチンコ機前面位
置と、パチンコ機を前方に開けたとき衝突しない位置と
の間に、実質的に平面的に視て９０度の角度範囲内にお
いて水平方向に旋回するように構成し、さらに、遊技者
の操作により、前記連結管から前記景品用パチンコ玉の
受け皿への排出を阻止して前記連結管内に貯留するスト
ッパー手段が設けられている、ことを特徴とするもので
ある。

【００１１】〔作用〕本発明では、１台のパチンコ機に
対して１台の玉貸機からなるパチンコ遊技機器を複数列
設してパチンコ遊技装置を形成しているので、遊技者は
１台の玉貸機を自分専用として安心して使用することが
できる。

【００１２】また、各玉貸機には、これへの金員の投入
に応じて、玉貸機の前面から対応するパチンコ機の景品
用パチンコ玉の受け皿に、直接玉貸用パチンコ玉を排出
可能とした連結管を有し、その連結管の出口が景品用パ
チンコ玉の受け皿の上方に臨んで配置された排出装置が
設けられている。

【００１３】したがって、たとえば、実公昭５７−１９
７９号公報に示されているように、景品交換用パチンコ
玉の受け皿に排出する場合には、一旦景品交換用パチン
コ玉の受け皿に排出されたパチンコ玉を景品用パチンコ
玉の受け皿に移し返すことが必要となり、連続的な遊技
を阻害させるのに対して、本発明では、直接、景品用パ
チンコ玉の受け皿に排出されるために、連続的な遊技が
可能であり、興味を逸らすことを防止できる。

【００１４】もちろん、遊技中において購入した金員分
は連続的に遊技を続行できる利点がある。

【００１５】一方、遊技中の不測のトラブルによりパチ
ンコ機の内部を点検する場合、連結管の出口が景品用パ
チンコ玉の受け皿上の臨み、連結管がパチンコ機の前面
にあると、パチンコ機を前方に開けるとき邪魔になる。

【００１６】これに対して、本発明では、連結管を、パ
チンコ機前面からパチンコ機を前方に開けたとき衝突し
ない位置まで逃げるように玉貸機の前方において旋回軸
心を有して平面的に視て９０度、水平方向に旋回可能と
したので、パチンコ機の内部の点検を支障なく行うこと
が可能である。

【００１７】さらに、本発明の連結管は、フレキシブル
管を用いるのではなく、剛性を有する導路とする。した
がって、前記公報例のように、可撓性のものではないた
めに、連結管に左手が不意に衝突して、景品用パチンコ
玉の受け皿上から外れて残パチンコ玉をホール内に落下
させたり、内部にパチンコ玉を詰まらせることを防止で
きる。

【００１８】逆に、本発明の連結管として剛性をもたせ
る場合において、パチンコ機を前方に開けたとき衝突し
ない位置まで逃げるように玉貸機の前方において旋回軸
心を有して旋回可能とする構成に意味があるものであ
る。他方、本発明においては、遊技者の操作により、前
記連結管から前記景品用パチンコ玉の受け皿への排出を
阻止して前記連結管内に貯留するストッパー手段を設け
た。したがって、このストッパー手段を操作することに
より、遊技者が所望する任意の数の玉貸用パチンコ玉を
受け皿に排出させることができる。その結果、受け皿よ
りパチンコ玉が溢れるのを防止でき、玉貸用パチンコ玉
を必要数だけ徐々に排出することもできるので、非常に
便利なものとなる。

【００１９】

【実施例】本発明のパチンコ遊技装置の玉貸機の実施例
を図面に基づき説明する。

【００２０】第１図は、本発明の概略的に示すパチンコ
遊技装置の概要図、第２図は、そのパチンコ排出装置の
概略図、第３図は、そのパチンコ機の概略図である。

【００２１】１はパチンコ遊技装置を示し、遊技場内の
床上に複数立設された柱１１の間に固定されたパチンコ
機台２、このパチンコ機台２の上に設けられた複数のパ
チンコ機３、このパチンコ機３の景品用パチンコ玉の受
け皿３２に景品用パチンコ玉を補給するパチンコ玉排出
装置４、景品用パチンコ玉を補給するパチンコ玉補給装
置５、各パチンコ機３の一方がわに隣接して設けられた
複数の玉貸機６からなる。受け皿３２の下方に設けられ
た受け皿は、景品交換用パチンコ玉の受け皿である。

【００２２】パチンコ機台２は、上面に帯板状の下材２
１を固定し、下材２１の上方で下材２１に平行に帯板状
の上材２２を固定している。

【００２３】パチンコ機３は、下材２１と上材２２との
間の長手方向に並設され、前面には開閉式のガラス扉３
１が取りつけられ、その内部には、案内釘、セーフ口、
およびアウト口などが取りつけられたセル板が設けられ
ている。このガラス板３１の下方には、受け皿３２取付
けられ、セーフ口に遊技用パチンコ玉が入ったときに、
景品として所定数の景品用パチンコ玉が排出される。

【００２４】パチンコ玉排出装置４は、景品用パチンコ
玉を貯留する金属製または樹脂製のタンク４１と、この
タンク４１の底部に接続された金属製または樹脂製の樋
４２と、この樋４２と受け皿とを接続する樋（図示せ
ず）とを備える。タンク４１内には、電磁弁（図示せ
ず）および発信装置（図示せず）が設けられている。電
磁弁は、通電時に樋４２への出口を開口して景品用パチ
ンコ玉を排出し、非通電時に樋４２への出口を閉鎖して
景品用パチンコ玉の排出を阻止する。発信装置は、所定
数の景品用パチンコ玉が樋４２への出口を通過したとき
電磁弁を非通電する信号を発信する。

【００２５】パチンコ玉補給装置５は、パチンコ機３の
アウト口より排出したパチンコ玉を一箇所に集める樋
（図示せず）と、この樋よりパチンコ玉を上方へ揚送す
ると共に玉磨きを行う揚送機（図示せず）と、この揚送
機の上端部より各パチンコ玉排出装置４、７へ景品用パ
チンコ玉または玉貸用パチンコ玉を補給する樋５１と、
この樋５１とパチンコ玉排出装置４、７のタンク４１、
７１とを接続する複数のシュート５２、５３とを備え
る。

【００２６】玉貸機６は、パチンコ機台２の上に設けら
れ、内部が視認可能な窓６２が形成された樹脂製または
金属製のケーシング６１内に設けられ、パチンコ機３の
受け皿３２への玉貸用パチンコ玉を直接排出するパチン
コ玉排出装置７と、玉貸用のコインを回収するコイン回
収機８とを備える。

【００２７】パチンコ玉排出装置７は、玉貸用パチンコ
玉を貯留する金属製または樹脂製のタンク７１と、この
タンク７１の底部に接続された遊技者がケーシング６１
の窓６２を会して視認可能な透明のシュート７２と、こ
のシュート７２と受け皿３２とを接続する連結管７３と
を備える。タンク７１内には、電磁弁（図示せず）およ
び発信装置（図示せず）が備えられている。また、連結
管７３の先端部には、図４にその拡大図を示すように、
ストッパー７４が設けられている。

【００２８】本実施例では、樋５１、シュート５３およ
びタンク７１から、受け皿３２に景品用パチンコ玉を直
接排出する手段としてパチンコ玉排出装置４を形成し、
受け皿３２に玉貸用パチンコ玉を直接排出する排出管路
としてシュート７２および連結管７３を形成する。

【００２９】電磁弁は、通電時にシュート７２への出口
を閉口して玉貸用パチンコ玉の排出を阻止する。発信装
置は、所定数の玉貸用パチンコ玉がシュート７２の出口
を通過したとき電磁弁を非通電する信号を発信する。

【００３０】コイン回収装置８は、ケーシング６１の前
面パネル８１に形成されたコイン投入口８２と、このコ
イン投入口８２より投入されたコインが落下するコイン
通路８３と、このコイン通路８３を通過したコインが正
規のコインか不良コインかを識別する選択装置８４と、
施規コインを回収用コイン等８５に送るコイン通路８６
とパチンコ玉排出装置７のタンク７１内の電磁弁を通電
する信号を発信する発信装置８７が取りつけられてい
る。

【００３１】さて、遊技者がコインをパチンコ機３の上
面に設けられた玉貸機６のコイン投入口８２より投入す
ると、投入されたコインはコイン通路８３を落下しなが
ら選択装置８４へ到達する。投入されたコインが不良コ
インの場合には、コイン投入口８２より排出されるが、
正規のコインの場合には、コインが選択装置８４よりコ
イン通路８６を介して回収用コイン樋８５に送られる。

【００３２】このコイン通路８６をコインが通過すると
発信装置８７により、パチンコ玉排出装置７のタンク７
１内の電磁弁が通電される。このとき、電磁弁がタンク
７１のシュート７２への出口を開口し、所定数の玉貸用
パチンコ玉がシュート７２を経て連結管７３の先端部に
至る。このとき、遊技者がケーシング６１の窓６２を介
して透明のシュート７２を通過するパチンコ玉を視認で
き、美観に優れ、気分良く、また楽しく遊技をすること
ができる。

【００３３】所定数の玉貸用パチンコ玉がシュート７２
を通過すると、タンク７１内の発信装置により電磁弁が
非通電され、シュート７２への出口を閉鎖することによ
り、所定数を超えた玉貸用パチンコ玉の排出が阻止され
る。

【００３４】そして、図４に示すように、連結管７３の
先端部は、手動式のストッパー７４を設けることができ
る。このストッパー７４は、支点７５、略Ｌ字状板７
６、スプリング７７によって構成されている。略Ｌ字状
板７６は、支点７５を中心として回動可能とされ、パチ
ンコ玉を連結管７３内に貯留させる方向にスプリング７
７によって付勢されている。

【００３５】ストッパー７４は、遊技者が略Ｌ字状板７
６の図示左端部を下方に押すことによって、玉貸用パチ
ンコ玉が遊技者の任意の数受け皿３２に排出される。さ
らに、このストッパー７４によって、パチンコ玉を一時
連結管７３に貯留でき、受け皿３２よりパチンコ玉が溢
れるのを防止でき、また、玉貸用パチンコ玉を必要数だ
け徐々に排出することもできるので、非常に便利であ
る。

【００３６】第５図は、本発明に係るパチンコ遊技装置
の最適な実施例を示す概略図である。

【００３７】なお、第１実施例と同一機能物は同番号を
付す。

【００３８】本実施例のパチンコ遊技装置１００のパチ
ンコ玉補給装置２００は、揚送機（図示せず）の上端部
より景品用パチンコ玉を供給するパチンコ玉排出装置
４、または玉貸機３００へ景品用パチンコ玉または玉貸
用パチンコ玉を補給する供給樋２１０と、この供給樋２
１０の両側に一体的に形成された分配樋２２０、２３０
と、供給樋２２０、２３０を覆うカバー２４０とを備え
る。

【００３９】供給樋２１０は幅広のＵ字溝状を呈し、そ
の両側に、各分配樋２２０、２３０へ景品用パチンコ玉
または玉貸用パチンコ玉を補給する分配部２１１、２１
２を交互に形成している。

【００４０】分配樋２２０、２３０には、供給されたパ
チンコ玉を導出口２２１、２３１へ導く際に、一列に整
えるために、通路絞り部２２２、２２３がそれぞれ形成
されている。

【００４１】通路絞り部２２２、２２３は、導出口２２
１、２３１へ近付くにつれて絞り用側壁２２３、２３３
によって通路幅が狭められている。絞り用側壁２２３、
２３３の下方は、底壁２２４、２３４と一体的に形成さ
れた湾曲面２２５、２３５とされ、パチンコ玉が湾曲面
２２５、２３５に存する際には、常に底壁２２４、２３
４へ転がように作用する。

【００４２】また、導出口２２１、２３１の下方には、
パチンコ玉排出装置４、玉貸機３００へパチンコ玉を導
くシュート２２６、２３６が取り付けられている。

【００４３】カバー２４０は、供給樋２１０を通過する
パチンコ玉が、供給圧力によって重なるのを防止する目
的で設置されたもので、固定部材２４１によって供給樋
２１０および分配樋２２０、２３０に取付けられてい
る。

【００４４】本実施例では、このカバー２４０により、
供給樋２１０および分配樋２２０、２３０の深さが、パ
チンコ玉が二重に重ならないように制限されている。さ
らに本実施例では、パチンコ玉の供給圧力が加わった時
に、分配樋２２０、２３０内のパチンコ玉を底壁２２
４、２３４と一体的に形成された絞り用側壁２２３、２
３３に沿って上方へ僅かに移動させることができるよう
に、カバー２４０がパチンコ玉の直径より高い位置に取
付けられている。

【００４５】本実施例の玉貸機３００は、パチンコ機３
の上方に形成されたコイン投入口（図示せず）にコイン
が投入された時、所定数の玉貸用パチンコ玉を受け皿３
２へ直接排出するパチンコ玉排出装置３１０として、上
述したシュート２３６に接続されるハウジング３１１
と、ケーシング３１２内に配設されたシュート３１３
と、このシュート３１３と受け皿３２とを接続する連結
管３２０とを備える。

【００４６】ハウジング３１１内には、玉貸用パチンコ
玉を計数する計数機（図示せず）、電磁弁（図示せず）
および発信装置（図示せず）が設けられている。

【００４７】ケーシング３１２の中央部には、上面に凹
部３１４を形成した、連結管３２０を取りつけるための
ブラケット３１５を取りつけている。また、ケーシング
３１２の上部には、ヒンジ３１６付蓋３１７が取付けら
れ、下部には、溝状の底壁３１８が締結されている。

【００４８】第１実施例における連結管に代えて、第５
図に明示されているように、剛性を示す連結管３２０に
は、入口に約９０°回動可能な略Ｌ字状の接続管３２
１、および出口にストッパー３２２を設けている。

【００４９】接続管３２１は、ケーシング３１２に取付
けられたブラケット３１５の上面に形成された凹部３１
４に、接続管３２１の下方に形成された凸部３２３が嵌
め込まれ、凸部３２３を中心に水平に平面的に視て約９
０°回動する。このため、本発明では、接続管３２１を
約９０°回動させることにより、パチンコ機３の前面よ
り移動させることができ、パチンコ機３を開いてパチン
コ機３の裏面を点検する際に、連結管３２０が邪魔にな
らないという効果を有する。

【００５０】ストッパー３２２は、手動式で、支点３２
４を中心に回動する略Ｌ字状板３２５、この略Ｌ字状板
３２５をパチンコ玉を連結管３２０内に貯留させる方向
へ付勢するスプリング３２６からなる。

【００５１】本実施例では、供給樋２１０、分配樋２３
０およびシュート２３６から、受け皿３２に玉貸用パチ
ンコ玉を直接排出する手段の接続手段を構成し、ハウジ
ング３１１、シュート３１３、および連結管３２０か
ら、受け皿３２に玉貸用パチンコ玉を直接排出する手段
の排出管路を構成している。

【００５２】以上、上述した第１実施例および最適実施
例では、玉貸機のコイン投入口にコインを入れると直ち
にパチンコ機の景品用パチンコ玉の受け皿３２に玉貸用
パチンコ玉を排出するように設定されているが、玉貸機
のコイン投入口にコインを入れてから所定時間経過後、
パチンコ機の景品用パチンコ玉の受け皿３２に玉貸用パ
チンコ玉を排出するように設定しても良い。

【００５３】上記実施例では、連結管内に玉貸用パチン
コ玉を貯留させる手段として、略Ｌ字状板とスプリング
とからなる手動式ストッパーを用いたが、ボタン、スイ
ッチなどの操作により任意の数だけ受け皿に排出できる
ように連結管を開閉する電磁弁や電気式ストッパーを採
用しても良い。また、ストッパー手段を構成する部材
は、連結管の途中や入口に設けることができる。

【００５４】第１実施例では、シュートの全部を透明な
ものとしたが、窓に対応したシュートの一部分を透明な
ものとしても良く、また連結管の全部あるいは一部を透
明としても良い。第２実施例においては、連結管の一部
または全部が透明されていても良く、シュートの一部あ
るいは全部が透明とされていても良く、ケーシングに透
明な窓を設けたり、あるいはケーシング自体を透明なも
のとしても良い。要は、遊技者が排出管路内を視認でき
るよう、排出管路内の少なくとも一部を透明とすれば良
い。

【００５５】玉貸機にコインの返却用レバーを設け、返
却用レバーを手動操作することによって、コイン投入口
よりコインが排出できるようにしても良い。

【００５６】

【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、前記の作
用の欄でも述べたように、次記の効果をもたらす。

【００５７】（１）１台のパチンコ機と１台の玉貸機と
が対応しているので、遊技者は１台の玉貸機を自分専用
として安心して使用することができる。

【００５８】（２）遊技中において購入した金員分は連
続的に遊技を続行できる。

【００５９】（３）一旦景品交換用パチンコ玉の受け皿
に排出されたパチンコ玉を景品用パチンコ玉の受け皿に
移し返すこと必要はない。

【００６０】（４）パチンコ機の内部の点検を支障なく
行うことが可能である。

【００６１】（５）連結管などの内部のパチンコ玉を景
品用パチンコ玉の受け皿上から外してホール内に落下さ
せたり、内部にパチンコ玉を詰まらせることを防止でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例のパチンコ遊技装置を示す
概略図である。

【図２】そのパチンコ遊技装置におけるパチンコ玉排出
装置を示す概略図である。

【図３】そのパチンコ遊技装置におけるパチンコ機を示
す概略図である。

【図４】そのパチンコ遊技装置における玉貸機の排出管
路先端部付近の拡大図である。

【図５】本発明の最適実施例のパチンコ遊技装置のパチ
ンコ玉補給装置および玉貸機を示す概略図である。

【符号の説明】

１、100 …パチンコ遊技装置、２…パチンコ機台、３…
パチンコ機、４…パチンコ玉排出装置、６、300 …玉貸
機、８…コイン回収装置、21…下材、22…上材、32…受
け皿、61…ケーシング、62…窓、72…シュート、74…ス
トッパー、82…コイン投入口、200 …パチンコ玉補給装
置、320 …連結管。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】上に景品用パチンコ玉の受け皿および下に
   景品交換用パチンコ玉の受け皿を有するパチンコ機に対
   して、これに隣接する他のパチンコ機との間に金員の投
   入に応じて玉貸用パチンコ玉を排出する玉貸機が１対１
   で設けられ、これらのパチンコ機と玉貸機との対が島方
   向に連続したパチンコ遊技装置であって、 前記各玉貸機には、これへの金員の投入に応じて、玉貸
   機の前面から対応するパチンコ機の景品用パチンコ玉の
   受け皿に、直接玉貸用パチンコ玉を排出可能とした連結
   管を有し、その連結管の出口が景品用パチンコ玉の受け
   皿の上方に臨んで配置された排出装置が設けられてお
   り、 前記連結管は、玉貸機の前方において旋回軸心を有し、
   出口を景品用パチンコ玉の受け皿上に臨ませたパチンコ
   機前面位置と、パチンコ機を前方に開けたとき衝突しな
   い位置との間に、実質的に平面的に視て９０度の角度範
   囲内において水平方向に旋回するように構成し、 さらに、遊技者の操作により、前記連結管から前記景品
   用パチンコ玉の受け皿への排出を阻止して前記連結管内
   に貯留するストッパー手段が設けられている、 ことを特徴とするパチンコ遊技装置。