JP3935699B2 - 乗客コンベアの踏段体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エスカレーターや動く歩道などの乗客コンベアの踏段体に関する。
【0002】
【従来の技術】
踏段体の強度対応策としては、例えば特開昭60−44483号公報による全体の構成(第1の公知例)や例えば特開昭57−180579号公報によるライザー体下端部の構成(第2の公知例)などが知られている。また、踏段体の安全増し策としては、例えば特開平9−208167号公報による構成(第3の公知例)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記第1の公知例は、クリート体、ライザー体及びブラケット体の配置構成と溶接手段の開示のみでこれら三体を合成しても全体強度を高める具体的手段に対する言及はなかった。また、上記第2の公知例は、ライザー体下端部の強度増し手段の開示のみで、前記三体の全体強度を高める具体的手段に対する言及はなかった。さらに、上記第3の公知例は、滑り剤という補助的手段に頼る安全増し策であり、物理的手段による事故の排除に対する言及はなかった。
【0004】
本発明の目的の一つは、踏段体構成部品の合成強度向上策により、高い強度を確保し得る乗客コンベアの踏段体を提供することにある。
【0005】
本発明の目的のもう一つは、隣接踏段体間に異物が挟まれた際に踏段体の浮上りを物理的に阻止して安全性を高め得る乗客コンベアの踏段体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1では、水平に配置されたクリート体と、このクリート体の後端部とその上端部が連結され、凸曲面部を有して下方に延びるライザー体と、前記クリート体と前記ライザー体とをこれらの幅方向両端部で支える左右一対の略三角状のブラケット体とを備えてなる乗客コンベアの踏段体において、前記クリート体の裏側位置に前記ブラケット体間を連結するクリート補強体を接合し、さらに、前記ライザー体の上端部の裏側位置に前記ブラケット体間を連結する第1のライザー補強体を接合すると共に、前記ライザー体の下端部に前記ブラケット体間を連結する第2及び第3のライザー補強体を接合し、かつ、前記クリート補強体と前記第1のライザー補強体及び前記ブラケット体のそれぞれを固定し、他方、前記第2と第3のライザー補強体と前記ブラケット体のそれぞれを固定すると共に、前記第2のライザー補強体の下端と前記第3のライザー補強体の一端により、前記ライザー体の表面側に突出するコ字形補強部を形成した構成としてある。
【0009】
請求項1の構成によれば、エスカレーター式乗客コンベアにおいて習慣化している踏段体上の歩行乗客によってもたらされる、特に踏段体後部のライザー体側への衝撃、集中荷重に対して、ライザー体上端部においては、クリート補強体と第1のライザー補強体とブラケット体の三体を一体的に固定し、さらにライザー体下端部においては、第2及び第3のライザー補強体とブラケット体の三体を一体的に固定してあるので三体合体による合成強度により強度増しを図ることができる。また、ブラケット体とライザー体に設けた空間部に第2のライザー補強体の折曲げ補強体とでコ字形補強部を形成し、かつブラケット体の三体を一体的に固定してあるので三体合体による合成強度により強度増しを図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明の一実施形態を示す乗客コンベアの上部付近の概念的側面図、図2は図1に示す踏段体単体の背面図、図3は図2のイ−イ線に沿う断面図である。
【0014】
図において、乗客コンベアの一種であるエスカレーター1は、下階床(図示省略)から上階床Fにかけて設置され、無端状のチェーン2に連結されて移動する多数の踏段体3と、この踏段体3と同期移動するハンドレール4の移動体をもって乗客輸送を行うシステムとなっている。また、これら移動体は、制御装置5の電気指令により回転するモータ6と減速機7で構成される駆動機8から駆動チェーン9を介して駆動車10の回転により駆動され、各々案内レール11及び欄干12に沿って移動する仕組みである。
【0015】
そして、踏段体3は、水平に配置されたクリート体31と、このクリート体31の後端部31Aと一端が連結され、凸曲面部32Aを有して下方に延びるライザー体32と、クリート体31とライザー体32とをこれらの幅方向両端部で支える左右一対の略三角状のブラケット体33を備えている。さらに、クリート体31の前端部31B側とライザー体32の下端部32B側、すなわちブラケット体33の前端部33Aと下端部33B部分に、各々が主軸34Aと主軸35Aに軸支される前輪34、後輪35を備えて、この前輪34と後輪35が案内レール11上を移動し、乗降床13の下側で方向転換する構造である。
【0016】
ここで、本発明の踏段体3を構成するクリート体31の詳細は、その表面部分に多数の凹凸部31Cを備え、その後端部31A部分には後部注意帯31Dを、その前端部31B部分には前部注意帯31Eを備えて、乗降床13の先端との噛合いと注意表示により乗客の安全確保に寄与する構成となっている。また、このクリート体31の後端部31A部分と前端部31B部分の裏側位置にはクリート補強体31Fが溶接手段などにより固定され、このクリート補強体31Fにより左右一対のブラケット体33間をボルト36による締結手段で一体的に固定している。
【0017】
さらに、本発明の踏段体3を構成するライザー体32の詳細は、その表面の凸曲面部32Aに多数の凸凹部を32Cを備え、その上端部32Dの折曲げ部32Eを後部注意帯31Dに嵌入し、かつその上端部32Dの裏側位置には、第1のライザー補強体32Fを凸曲面部32Aに沿わせて溶接手段により固定される垂辺32Gと、クリート補強体31Fとブラケット体33の間に挟まれる上辺32Hにより構成して設けている。
【0018】
一方、ライザー体32の下端部32Bには、凸曲面部32Aに沿わせて溶接手段などにより固定さえる上端部32Jと、これの補強となる折曲げ補強部32Kを有し、これらと連続して垂辺32Lとこれの補強となる折曲げ補強部32Mを有する第2のライザー補強体32Nを設けている。また、この下端部32Bには、折曲げ補強部32Mとでライザー体32の表面側に突出するコ字形補強部32Pを形成する一方、浮上り防止部37Aを構成する第3のライザー補強体37が設けられており、これら第及び第のライザー補強体32N、37とブラケット体33をボルト38による結合手段で一体的に固定している。
【0019】
なお、上記折曲げ補強部32Kはブラケット体33の後面に、凸曲面部32Aを有するライザー32とは反対向きの凹曲面部33Cを設け空間部Qを形成したことにより、存在し得るもので、これにより下端部32Bの強度を高めている。加えて、第3のライザー補強体37の存在は、それ自体とコ字形補強部32Pとの相乗で下端部32Bの強度を高めることは勿論、そのコ字形補強部32Pとして突出する浮上り防止部37Aが隣接踏段30のクリート体30Aの下側に重なる配置関係であって踏段体3が、隙間Xに靴先などが挟まって浮上ろうとした場合に、浮上り防止部37Aが矢印Yのようにクリート体30Aに接触して異常な浮上りを物理的に阻止して乗客に対する安全増しを図っている。
【0020】
以上の構成になる踏段体3は、特に衝撃、集中荷重を受けるクリート体31の後端部31Aとこれを支持するライザー体32は、ライザー体32の上端部32Dにおいては、クリート補強体31F、第1のライザー補強体32F及びブラケット体33の三体がボルト36による締結手段により合体され、それらの合成強度により高い強度を備えることができる。一方、上記上端部32Dに生じる荷重を最終的に負担する下端部32Bにおいては、第2及び第3のライザー補強体33N及び37とブラケット体33の三体がボルト38による締結手段により合体され、それらの合成強度により高い強度を備えることができる。さらに、折曲げ部強度32M、32Nとコ字形補強部32Pが下端部32Bの強度増しに追加的に貢献するほか、浮上り防止部37Aによる踏段3の浮上り防止効果により乗客の安全増しに寄与できる。
【0021】
なお、上記上辺32Hに折曲げ補強部41を追加したり、上記空間部Qを活用して垂直32Gに折曲げ補強部42を追加して一層の強度増しを図ることもできる。また、上記では乗客コンベアとしてエスカレーター1の例で説明したが、本発明はこれに限らず、類似形態の踏段体3を使用する動く歩道の場合にも応用することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の踏段体によれば、踏段構成体の合成強度向上策により、より高い強度を確保することができる。また、隣接踏段体間に異物が挟まれた際に踏段体の浮上りを物理的に阻止して安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す乗客コンベアの上部付近の概念的側面図である。
【図2】図1に示す踏段体単体の背面図である。
【図3】図2のイ−イ線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 エスカレーター(乗客コンベア)
3,30 踏段体
30A,31 クリート体
31A 後端部
31B 前端部
31F クリート補強体
32 ライザー体
32A 凸曲面部
32B 下端部
32D 上端部
32F 第1のライザー補強体
32M 折曲げ補強部
32N 第2のライザー補強体
32K 折曲げ補強部
32P コ字形補強部
33 ブラケット体
33C 凹曲面部
37 第3のライザー補強体
37A 浮上り防止部
Q 空間部

Claims (1)

  1. 水平に配置されたクリート体と、このクリート体の後端部とその上端部が連結され、凸曲面部を有して下方に延びるライザー体と、前記クリート体と前記ライザー体とをこれらの幅方向両端部で支える左右一対の略三角状のブラケット体とを備えてなる乗客コンベアの踏段体において、
    前記クリート体の裏側位置に前記ブラケット体間を連結するクリート補強体を接合し、さらに、前記ライザー体の上端部の裏側位置に前記ブラケット体間を連結する第1のライザー補強体を接合すると共に、前記ライザー体の下端部に前記ブラケット体間を連結する第2及び第3のライザー補強体を接合し、かつ、前記クリート補強体と前記第1のライザー補強体及び前記ブラケット体のそれぞれを固定し、他方、前記第2と第3のライザー補強体と前記ブラケット体のそれぞれを固定すると共に、前記第2のライザー補強体の下端と前記第3のライザー補強体の一端により、前記ライザー体の表面側に突出するコ字形補強部を形成したことを特徴とする乗客コンベアの踏段体。
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