JP3933917B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱調理器に関し、詳しくは、トッププレートに耐熱板を有する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
システムキッチン等に設備される加熱調理器の中には、電磁コンロ等のように、フラットな耐熱板を有するトッププレートを用いるタイプがある。この場合、耐熱板の外周縁を支持枠に取付けることが多い。耐熱板を支持枠に位置決めして固定するための技術が模索されてきた。
【0003】
また、支持枠に耐熱板を組立てたトッププレートをケーシングに取付ける場合、メンテナンス時にはトッププレートをケーシングから取外すことが可能で、しかも使用時にはトッププレートがケーシングから浮き上がらないよう固定する必要がある。美観上、トッププレートとケーシングとを固定する構造を目立たなくする必要があり、トッププレートをケーシングに固定する技術が模索されてきた。
【0004】
従来の加熱調理器の一例を図6を参照して説明する。図6は従来の加熱調理器50の前面上部の断面図を示す。加熱調理器50は、キッチンカウンタ52の取付け孔52aに落し込んで設置されるケーシング54と、ケーシング54上に載置されるトッププレート56を備えている。トッププレート56は、耐熱板58と支持枠60で構成され、両者はシリコンゴム62によって固定されている。即ち、支持枠60に水平部60dと垂直部60eが形成されており、水平部60dに耐熱板58の外周縁の下面が支持され、垂直部60eと耐熱板58の側面がシリコンゴム62を介して当接している。
【0005】
トッププレート56の支持枠60の内側には、ケーシング54の内部を通って下方に伸びる板部材60bが設けられ、その先端には外向きフランジ60aが設けられている。ケーシング54は、フランジ54a、前面側の側面上半部54b等から構成されており、側面上半部54bには、開口54cが設けられている。ケーシング54のフランジ54aとキッチンカウンタ52の上面52bとは耐熱性の弾性樹脂製のパッキン64によって液密に固着されている。
トッププレート56の支持枠60の外向きフランジ60aがケーシング54の開口54cに遊挿されることによって、トッププレート56の前側が固定される。この状態では、支持枠60の前縁60cが弾性樹脂製のパッキン64に押付けられる。
また図示しないが、トッププレート56の後部に設けられた吸気口のスリットを利用して、支持枠60の後側はケーシング54にネジ止めされる。
【0006】
支持枠60の上に耐熱板58を載せて固定する構造のトッププレート56は、支持枠60に対して耐熱板58を位置決めしやすい。また、支持枠60自体に、ケーシング54に接続する機能をも兼用させることができ、部品点数が少なくてすむ。しかしながら、耐熱板58と支持枠60との間にシリコンゴム62が露出している。シリコンゴム62は調理時に汚れやすく、手入れに手間を要する。また美観上も好ましくない。
【0007】
そこで、支持枠で耐熱板の外周縁の上面を被覆する方式が開発されている。これを図7を参照して説明する。図7は従来の加熱調理器70の前面上部の断面図を示す。加熱調理器70は、キッチンカウンタ72の取付け孔72aに落し込んで設置されるケーシング74と、ケーシング74上に載置されるトッププレート76を備えている。トッププレート76は、耐熱板78と支持枠80で構成され、両者はシリコンゴム82によって固定されている。即ち、耐熱板78の平面形状より小さい形状の穴80aが支持枠80に設けられ、この穴80aの周縁80bの裏面と耐熱板78の外周縁の上面とがシリコンゴム82を介して固定されている。この方式によると、シリコンゴム82が露出しない。
【0008】
ケーシング74と、ケーシング74に載置されたトッププレート76はネジ88で固定される。即ち、トッププレート76の下面に固定板86を溶接部84で溶接し、この固定板86とケーシング74をネジ88で止めることによってトッププレート76の前面をケーシング74に固定している。トッププレート76をケーシング74から取外す場合は、キッチンカウンタ72の下方の奥まった位置にあるネジ88を取外す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示した、支持枠60の上に耐熱板58を載せて固定する構造では、支持枠60に、耐熱板58の位置決め機構とケース本体54への接続機能を持たせることができ、部品点数が少なくてすむ。反面、シリコンゴム62が露出し、汚れやすく、美観上も好ましくないという問題を持つ。
図7に示した、支持枠80の裏面で耐熱板78の外周縁の上面を被覆する構造では、シリコンゴム82が露出せず、汚れにくく、見映えもよい。しかしながら耐熱板78を支持枠80へ固定する際の位置決め基準がなく、目視または冶具を用いて位置決めしなければならず、手間を要する。また、支持枠80とは別に固定板86を製造し、それを溶接する必要がある。部品点数が多く、組立てに工数を要する。
本発明は、耐熱板の外周縁の上面を支持枠で覆ってシール剤を露出させない方式の支持枠に耐熱板を固定するときに用いる位置決め基準を提供し、しかもその位置決め基準を提供する部材に、トッププレートをケーシングに固定する機能をも兼用させることによって、部品点数の増加を抑えることを目的とする。
【0010】
ところで、耐熱板はフラットな一枚板であり、上面に鍋等の重量物を載せると下方へ撓む。本発明の第2の目的は、支持枠に耐熱板の位置決め基準を提供し、トッププレートをケーシングに固定する部材に、さらに、耐熱板の撓みを規制する機能をも持たせることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段と作用と効果】 本発明の加熱調理器は、請求項1に記載したように、ケーシングとトッププレートとを有する。ケーシングは、キッチンカウンタの取付け孔に落し込んで設置される。トッププレートは、略矩形形状の耐熱板と、その耐熱板の外周縁の上面に接する支持枠と、一対のコーナー板とを有する。一対のコーナー板は、それぞれに、支持枠の裏面の前部2角部近傍に固定される支持枠当接部と、耐熱板の前部角部から伸びる2つの側面当接する垂直壁状の耐熱板当接部と、ケーシングとの接続部を有していることを特徴とする。
【0012】
本構造によれば、支持枠に耐熱板を取付けるとき、一対のコーナー板を位置決め基準とすることができる。コーナー板はトッププレートの裏側に配されるため使用時には全く見えず、美観上影響はない。そのコーナー板は、耐熱板を位置決めるだけでなく、トッププレートの前側をケーシングに脱着可能に固定する部材でもあり、2つの機能を兼用する。
【0013】
コーナー板の耐熱板当接部からさらに下向きに1または2以上のフランジが伸びていることが好ましい。そのフランジの下端は耐熱板の下面よりも下方に突出し、且つ、ケーシングの上端よりも上方に位置していることが好ましい。このフランジは、トッププレートが下向きに所定量撓んだときに、フランジの下端がケーシングの上端に当接してトッププレートがそれ以上に撓むことを禁止する
【0014】
これによれば、耐熱板が荷重によって撓んだとき、コーナー板に形成された下向きのフランジがケーシングの板金に当たるため、耐熱板が直接板金に接触しない。即ち、コーナー板は、1つの部品で、耐熱板の位置決めと、ケーシングへの固定と、耐熱板の撓み規制という3つの役割を兼用する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明を具現化した一実施例を図1〜図5を用いて説明する。なお、本実施例では主にトッププレートについて説明し、他の部分についての説明は省略する。図1は本実施例の加熱調理器の縦断面図であり、図2は同加熱調理器の平面図であり、図3は同加熱調理器のコーナー板の斜視図であり、図4、図5は同加熱調理器の要部縦断面図である。
【0016】
図1に示すように、本実施例の加熱調理器10は、キッチンカウンタ12に設けられた取付け孔12aに落し込まれて設置されるケーシング14を備えている。ケーシング14の上方にはトッププレート16が載置されている。このトッププレート16は耐熱セラミックガラス板18と、耐熱セラミックガラス板18の外周縁を支持する支持枠20から構成されている。支持枠20の後側には、ケーシング14内へ連通する吸気口22を覆う吸気口ガード24と、ケーシング14内へ連通する排気口(図示省略)を覆う排気口ガード28(図2参照)が載置される。また、トッププレート16の支持枠20の裏側の前部の2角部にはそれぞれコーナー板30が取付けられている。コーナー板30については後で詳述する。
ケーシング14の内部には、誘導加熱方式用の加熱コイル(図示省略)や、制御部(図示省略)や、加熱コイルや制御部等を冷却するための冷却ファン(図示省略)等が収められている。これらの部材の動作は、ケーシング14の前面(図中左側)に設けられた図示しない操作部によって操作される。
【0017】
図2は、加熱調理器10の上方に載置されるトッププレート16の平面図である。図中下側がトッププレート16の前部である。このトッププレート16は、被加熱物を載置する略長方形状の耐熱セラミックガラス板18と支持枠20を備えている。この支持枠20は、前部(図中下側)に耐熱セラミックガラス板18の上面の長辺と短辺よりそれぞれ短い長辺と短辺を持つ略長方形状の穴20aを有しており、この穴20aの周縁の裏面と耐熱セラミックガラス板18の周縁部18aの表面が接触している。
【0018】
誘導加熱式の加熱調理器では、加熱部が赤熱する電熱ヒータとは異なり、加熱部の位置や加熱部が加熱中であるか否かを視覚によって確認できない。そこで、従来は、使用状態では加熱部の周囲に配されているLEDを点灯させ、加熱部の位置や加熱部が加熱中であるか否かを使用者に認識させていた。しかし、このような方式では、非通電時には加熱部の位置を把握しづらい。特に、高齢者にとっては通電前に正しい位置に鍋等を載せることは難しい。
本実施例の加熱調理器10の耐熱セラミックガラス板18上面には全面に印刷が施されており、全体的に色調が統一されている。3箇所の加熱部26には全体の色とは異なる色で大小3つの円26が印刷されている。このことから、非通電時においても加熱部26の位置を把握でき、被加熱物を正しい位置に載置することができる。あるいは、全体色と異なる色で加熱部の周囲の一部に円弧状のインジケータ部を印刷しても同様の効果が得られる。
【0019】
ケーシング14の後部には、吸気口(図1参照)と排気口(図示省略)が左右方向に並列して設けられ、これらは通気穴を有する吸気口ガード24と排気口ガード28によって覆われている。吸気口ガード24と排気口ガード28は支持枠20の後側に載置される。吸気口ガード24と排気口ガード28は同大・同形の略長方形状であり、吸気口ガード24と排気口ガード28とを取替えて取付けることができ、前後を逆に取付けることもできる。なお、従来は、吸気口と排気口を共に覆う左右方向の長さが長いガードが取付けられており、その取扱いが厄介であった。本実施例のように吸気口と排気口を分割することにより、ガードが2分割されてコンパクト化する。食器洗浄機内で洗浄することができる大きさとなり、手入れが容易になる。また、このような形状の吸気口ガード24と排気口ガード28によれば、取付ける位置や方向を誤ることがなくなる。
【0020】
先に述べたように、支持枠20の裏側の前部の2角部には、コーナー板30がそれぞれ配されている。このコーナー板30の構造と作用について図3〜図5を用いて説明する。図3は支持枠20の右前角部の裏側に取付けられる右コーナー板30aであり、ここではこの右コーナー板30aの形状について説明する。なお、左前角部の裏側に取付けられる左コーナー板30bは右コーナー板30aと鏡対称の形状を呈す。図4、図5はトッププレート16の前部角部近傍の縦断面図である。
【0021】
まず、コーナー板30の構造について説明する。図3に示すように、右コーナー板30a(以下、単にコーナー板30とする)は左右に伸びる部分(図中左側)と前後に伸びる部分(図中右側)とからなる略L字形状を示している。また、コーナー板30は支持枠当接部30xと耐熱板当接部30yによって構成されている。
コーナー板30の支持枠当接部30xは、水平部分30c、傾斜部分30d、鉛直部分30eとからなる。また、図4に示すように、支持枠20の周縁部は、水平部分20cと傾斜部分20dと端部を内側に曲げたU字部分20eとからなる。コーナー板30の支持枠当接部30xの表面は支持枠20の周縁部の裏面と当接する形状である。即ち、支持枠20の水平部分20cとコーナー板30の水平部分30c、支持枠20の傾斜部分20dとコーナー板30の傾斜部分30d、支持枠20のU字部分20eとコーナー板30の鉛直部分30eがそれぞれ当接する形状を示す。
【0022】
図3に示すように、コーナー板30の耐熱板当接部30yは、左右に伸びる前部鉛直部分30fと、前後に伸びる側部鉛直部分30gからなり、それぞれの下端の複数箇所にフランジが形成されている。前部鉛直部分30fの左端部の近傍には斜め下向きに伸びる外向きフランジ30hが形成されている。また前部鉛直部分30fの左端部と側部鉛直部分30gの角部近傍と後端部(図中右側)には下向きに伸びるフランジ30i,30j,30kが形成されている。
【0023】
以上のような構造のコーナー板30を利用したトッププレート16の組立て方法について説明する。図4に示すように、支持枠20の水平部分20cとコーナー板30の水平部分30c、支持枠20の傾斜部分20dとコーナー板30の傾斜部分30d、支持枠20のU字部分20eとコーナー板30の鉛直部分30eのそれぞれを当接させて、コーナー板30を支持枠20に位置決めする。ついで耐熱セラミックガラス板18の前側面18fを前部鉛直部分30fに、耐熱セラミックガラス板18の右側面18gを側部鉛直部分30gに、シール材34を介して当接させる。このシール材34によって支持枠20と耐熱セラミックガラス板18とコーナー板30とを固着させることによってトッププレート16を組立てる。
【0024】
本実施例に示すようなコーナー板30をトッププレート16の支持枠20の裏側の前部の2角部に配することによって、耐熱セラミックガラス板18の支持枠20への位置決めが容易になる。即ち、耐熱セラミックガラス板18の前角部をコーナー板30の耐熱板当接部30yにシール材34を介して当てながらセットするだけで、耐熱セラミックガラス板18を支持枠20の正規の位置に固定することができる。これにより、位置決め作業を省略することができ、組立て作業の効率化を図ることが可能となる。
【0025】
以上のように組立てられたトッププレート16を備えた加熱調理器10をキッチンカウンタ12へ固定する方法について説明する。図4に示すように、ケーシング14の上端には水平な周縁部14aが形成されている。この周縁部14aはケーシング14がキッチンカウンタ12の取付け孔12aに落し込まれると、キッチンカウンタの上面12bに支持される。このとき、周縁部14aの端部は断面略コの字型の耐熱樹脂製のパッキン32によって挟み込まれ、キッチンカウンタ12とケーシング14とは液密に接触する。また、トッププレート16はケーシング14に固定される(後述する)とき、このパッキン32によって液密に接触する。このパッキン32によってケーシング14内部に煮こぼれ液等が侵入することが防止される。
【0026】
次に、トッププレート16をケーシング14に固定するときのコーナー板30の作用について、特に図5を用いて説明する。図5は図4と縦断面が異なっている。トッププレート16は先に前側をケーシング14に固定し、その後、後側を固定する。
図2、図5に示すように、ケーシング14の上端の周縁部14aの前部には左右方向に伸びる掛合部14bが2箇所に形成されている。トッププレート16をケーシング14の周縁部14aを覆うように載せ、トッププレート16の後部を若干持ち上げた状態で、コーナー板30の前部鉛直部分30fに形成された外向きフランジ30hを掛合部14bに挿入した後、持ち上げていたトッププレート16の後部を降ろす。外向きフランジ30hを掛合部14bに挿入したとき、左右の位置決めがなされ、トッププレート16後部を降ろしたときには前後の位置決めもほぼなされている。なお、図5に示す掛合部14bの高さAは、フランジ30hが挿入された状態でトッププレート16の後部を上げ下ろしすることが可能な高さとなっている。次に、図には示さないが、トッププレート16の後部は吸気口(図1参照)と排気口(図示省略)の内側でケーシング14の周縁部14aにネジ止めすることによって固定する。前述のように吸気口と排気口は吸気口ガード24と排気口ガード28で覆われるため、このネジ止めは外側からは見えず、美観は損なわれない。
【0027】
本実施例に示すようなコーナー板30をトッププレート16の支持枠20の裏側の前部の2角部に配することによって、トッププレート16をケーシング14に容易に、且つ確実に固定することができる。即ち、コーナー板30に形成された外向きフランジ30hをケーシング14上端に形成された掛合部14bに引掛け、トッププレート16後部の吸気口と排気口の内側でケーシング14の上端にネジ止めするだけで、使用時にはトッププレート16の前部が浮き上がらず、メンテナンス時には容易に取外し可能に固定することができる。しかも、固定機構が外側から見えないため美観は損なわれない。
【0028】
次に、トッププレート16がケーシング14に固定された後のコーナー板30の作用について説明する。図5に示すように、コーナー板30の耐熱板当接部30yの下端は耐熱セラミックガラス板18の下面より下方に突出している。このコーナー板30の下端に下向きに形成されたフランジ30jの下端とケーシング14上端の周縁部14aとの間には高さB(本実施例では0.6mm)の間隙が設けられている。図示しないが、コーナー板30に形成された他のフランジ30i,30kの下端とケーシング14上端の周縁部14aとの間にも同様に高さBの間隙が設けられている。
【0029】
トッププレート16上に鍋等の被加熱物を載置すると、トッププレート16は荷重によって下向きに若干撓む。このトッププレート16の撓みを、前述のコーナー板30のフランジ30i,30j,30kの下端と周縁部14aの間の間隙によって許容する。トッププレート16が荷重によって撓むと耐熱セラミックガラス板18の撓みと共にコーナー板30が下向きに移動する。ある程度の荷重を受けると、コーナー板30に形成されたフランジ30i,30j,30kの下端が周縁部14aに当たる。しかし、それ以上の荷重を受けてもフランジ30i,30j,30kの下端が周縁部14aに当たっているため、耐熱セラミックガラス板18がそれ以上下向きに撓むことが抑制され、耐熱セラミックガラス板18が直接ケーシング14の板金に当たることを防止できる。なお、耐熱セラミックガラス板18が高さBだけ撓んでも、耐熱セラミックガラス板18の割れは生じない。
【0030】
本実施例に示すようなコーナー板30をトッププレート16の支持枠20の裏側の前部の2角部に配することによって、荷重で耐熱セラミックガラス板18が撓んでも割れることを防止できる。即ち、耐熱セラミックガラス板18が撓むとコーナー板30の耐熱板当接部30yの下端に下向きに形成された各フランジ30i,30j,30kが下方に移動し、耐熱セラミックガラス板18が割れる程の撓みが生じる前に各フランジ30i,30j,30kがケーシング14の上端に当たり、耐熱セラミックガラス板18がそれ以上撓まず、耐熱セラミックガラス板18が直接ケーシング14の板金に当たって割れることを防止することが可能となる。
【0031】
以上のことから、本発明の加熱調理器のトッププレートに配したようなコーナー板を用いれば、1つの部品で、耐熱セラミックガラス板を支持枠に取付けるときの位置決めが容易となり、トッププレートをケーシングへ固定する作業が簡略化でき、さらに、トッププレートが撓んでも耐熱セラミックガラス板がケーシングの板金に直接当たらないようにすることができるといった多くの効果を得ることができる。
【0032】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の加熱調理器の縦断面図。
【図2】 同加熱調理器の平面図。
【図3】 同加熱調理器のコーナー板の斜視図。
【図4】 同加熱調理器の要部の縦断面図。
【図5】 同加熱調理器の要部の縦断面図。
【図6】 従来の加熱調理器の一例の要部の縦断面図。
【図7】 従来の加熱調理器の別の例の要部の縦断面図。
【符号の説明】
10:加熱調理器
12:キッチンカウンタ
12a:取付け孔
12b:上面
14:ケーシング
14a:周縁部
14b:掛合部
16:トッププレート
18:耐熱セラミックガラス板
18a:周縁部
18f:前側面
18g:右側面
20:支持枠
20a:穴
20c:水平部分
20d:傾斜部分
20e:U字部分
22:吸気口
24:吸気口ガード
26:加熱部
28:排気口ガード
30:コーナー板
30a:右コーナー板
30b:左コーナー板
30c:水平部分
30d:傾斜部分
30e:鉛直部分
30f:前部鉛直部分
30g:側部鉛直部分
30h:外向きフランジ
30i,30j,30k:フランジ
30x:支持枠当接部
30y:耐熱板当接部
32:パッキン
34:シール材

Claims (2)

  1. キッチンカウンタの取付け孔に落し込んで設置されるケーシングと、
    ケーシングの上部に載置されるトッププレートとを備えた加熱調理器であり、
    そのトッププレートは、略矩形形状の耐熱板と、その耐熱板の外周縁の上面に接する支持枠と、支持枠の裏面の前部2角部近傍にそれぞれ配置される、平面視で略L字型のコーナー板とを有し、
    それぞれのコーナー板は、支持枠の裏面の前部2角部近傍に固定される支持枠当接部と、耐熱板の前部角部から伸びる2つの側面当接する垂直壁状の耐熱板当接部と、ケーシングとの接続部を有していることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記コーナー板の耐熱板当接部からさらに下向きに伸びる1または2以上のフランジを備え、そのフランジの下端は耐熱板の下面よりも下方に突出し、且つ、ケーシングの上端よりも上方に位置しており、トッププレートが下向きに所定量撓んだときに、フランジの下端がケーシングの上端に当接してトッププレートのそれ以上の撓みを禁止することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
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