JP6851012B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭用または業務用として使用される誘導加熱調理器に関し、特に、誘導加熱調理器において被加熱物を載置するトッププレートの取り付け構造に関するものである。
誘導加熱調理器は、投入電力から見て熱変換効率が高く、調理温度管理が容易であり、輻射熱の発生が少なく、且つ安全性および清掃容易性において優れているため、他の調理器具より優位な点を多く有している。このため、誘導加熱調理器としては、加熱調理器具として多くの場所で用いられており、用いられる場所に応じて、例えばビルトイン型、据え置き型、卓上型等の多くの形式が提供されている。また、業務用の誘導加熱調理器においては、厨房カウンターの上に置くカウンター形式、厨房カウンターの中に組み込む埋め込み形式等があり、大型であり、長時間の使用に耐えるように構成されている。
一般的に、誘導加熱調理器は、本体内の加熱コイルユニットをバネでトッププレートの裏面に押し付けて、加熱コイルとトッププレートとの間の距離を一定に保持する構成を有している。誘導加熱調理器においては、トッププレートの上に載置される被加熱物である調理容器(鍋)と加熱コイルとの間の距離が変化すると、加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路に発生する高周波電圧および高周波電流が変化して、設計どおりの製品性能が得られなくなる。また、調理容器と加熱コイルとの間の距離はできるだけ近い方が加熱効率の点で好ましい。したがって、調理容器が載置されるトッププレートと加熱コイルとの間の距離をできるだけ短くして常に一定の距離に維持することは、誘導加熱調理器の性能を確保する上で極めて重要である。
実開昭62−136091号公報 特開2006−147303号公報
前述のように、誘導加熱調理器においては、加熱コイルとトッププレートとの間の距離を一定距離に維持するために、例えば本体内のバネにより加熱コイルユニットをトッププレートに押し付ける構成を有している。また、誘導加熱調理器においては、被加熱物を載置するためのトッププレートとして透磁性を有し、熱伝導率の低いガラスプレートまたはセラミックプレートが用いられており、このような材質のトッププレートが本体の筐体枠に接着剤にて固着されている。また、トッププレートの外周には筐体枠との間を埋めるようにコーキング剤が施されている構成が提供されている(例えば、特許文献1,2参照)。
上記のように構成された従来の誘導加熱調理器においては、トッププレートがバネによる押圧力を常に受けているため、トッププレートと筐体枠とを接合する接着剤にはバネによる押圧力により引き剥がし力が常に働いた状態である。このような引き剥がし力に抗するために、トッププレートの上から押さえ付ける部材を誘導加熱調理器の上面側に設けることは可能である。しかし、誘導加熱調理器においては、被加熱物である調理容器がトッププレート上をスムーズに移動できるように、トッププレートの上面と共に誘導加熱調理器の上面側は平坦に構成することが求められている。このため、誘導加熱調理器の上面側にトッププレートを押さえ付けるための部材を設けて、凸部分を形成することは、誘導加熱調理器において好ましいものではなかった。
また、誘導加熱調理器においては、トッププレートに載置された被加熱物である調理容器(鍋)からふきこぼれた調理物、および洗浄時の洗剤等に起因してトッププレート上面が汚れることが多く、長期間の使用によりトッププレート外周のコーキング剤、更にはトッププレートを筐体枠に固定する接着剤を劣化させていた。このように、長期間の経過により、トッププレートの周りのコーキング剤、および接着剤が劣化した場合、最悪の場合には、トッププレートが筐体枠から外れて、本体内部の加熱コイルユニットを駆動する電気回路の充電部分等が露出してしまい、非常に危険であった。特に、業務用の誘導加熱調理器においては、大型であると共に、調理時間が長く、使用頻度も高いため、トッププレートの周りのコーキング剤、および接着剤が早く劣化する可能性が高く、本体内部の電気回路の充電部分が露出するということは大きな問題であった。
本発明は、トッププレートを筐体に接着する接着剤が劣化しても、本体内部の電気回路の充電部分等が露出されることがなく、安全性および信頼性の高い誘導加熱調理器を簡単な構成で提供することを目的とする。
本発明の誘導加熱調理器は、
被加熱物を載置するトッププレート、
前記トッププレートを接着して支持する枠板を有する筐体、
前記筐体の内部に収納され、前記トッププレートの裏面を鉛直上方に押し付けられる加熱コイルユニット、および
前記トッププレートの裏面に接着される接着部分と、前記枠板との間に鉛直方向に所定距離を有して配設された係合部分とを有するトッププレート係止機構、を備え、
前記トッププレート係止機構は、前記接着部分と前記係合部分とを有する係合部材、および前記筐体に固定され、前記係合部材の前記接着部分を下方から支持する支持部材を含む
本発明によれば、トッププレートを筐体に接着する接着剤が劣化しても、本体内部の電気回路の充電部分等が露出されることがなく、安全性および信頼性の高い誘導加熱調理器を提供することができる。
本発明に係る実施の形態1の誘導加熱調理器の全体を示す斜視図 実施の形態1の誘導加熱調理器の平面図 実施の形態1の誘導加熱調理器の筐体内部を示す断面図 実施の形態1の誘導加熱調理器における筐体およびトッププレートを裏面側から見た斜視図 実施の形態1の誘導加熱調理器における筐体およびトッププレートを下から見た裏面図 図3において符号VIで示す丸内の構成を拡大して示す図 実施の形態1の誘導加熱調理器におけるトッププレート係止機構の係合部材と支持部材とを示す斜視図
本発明に係る第1の態様の誘導加熱調理器は、
被加熱物を載置するトッププレート、
前記トッププレートを接着して支持する枠板を有する筐体、
前記筐体の内部に収納され、前記トッププレートの裏面を鉛直上方に押し付けられる加熱コイルユニット、および
前記トッププレートの裏面に接着される接着部分と、前記枠板との間に鉛直方向に所定距離を有して配設された係合部分とを有するトッププレート係止機構、を備えてもよい。
本発明に係る第2の態様の誘導加熱調理器は、前記の第1の態様における前記トッププレート係止機構が、少なくとも前記トッププレートの両側面の対角上に配設されてもよい。
本発明に係る第3の態様の誘導加熱調理器は、前記の第1または2の態様における前記トッププレート係止機構が、前記接着部分と前記係合部分とを有する係合部材、および前記係合部材の前記接着部分を支持する支持部材を含む、構成でもよい。
本発明に係る第4の態様の誘導加熱調理器は、前記の第1から3の態様のいずれかの態様において、前記枠板が前記筐体の上面側開口部分の外周縁に設けられて前記トッププレートを支持するように構成され、前記トッププレートが前記枠板に接着剤により接着されて前記上面側開口部分が密閉され、前記筐体の上面が平坦面で構成されてもよい。
本発明に係る第5の態様の誘導加熱調理器は、前記の第3の態様において、前記トッププレート係止機構における前記支持部材が、前記係合部材を支持する支持部分と、前記枠板に接合される接合部分とを有して、前記係合部材の位置決めするよう構成されてもよい。
以下、本発明に係る誘導加熱調理器を示す実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の誘導加熱調理器においては、業務用の厨房カウンターの上に置くカウンター形式の誘導加熱調理器ついて説明するが、この構成は例示であり、本発明は、以下の実施の形態において説明する構成に限定されるものではなく、本発明の技術的特徴を有する他の形式の誘導加熱調理器を含むものである。なお、実施の形態の説明において、左右方向は当該誘導加熱調理器を使用する使用者から見た方向を示しており、当該誘導加熱調理器の使用者側が前側(正面側)であり、使用者側の反対側を後側(背面側)である。また、実施の形態における左または右とは、誘導加熱調理器の正面側から見て左側または右側を示す。
《実施の形態1》
図1は、本発明に係る実施の形態1の誘導加熱調理器の全体を示す斜視図である。図2は、実施の形態1の誘導加熱調理器の平面図である。
図1および図2に示すように、実施の形態1の誘導加熱調理器は、厨房カウンター等の上に置くカウンター形式の業務用の誘導加熱調理器1である。実施の形態1の誘導加熱調理器1は、前面側に斜行した面を有し上面側が開口した箱形状の筐体3と、筐体3の上面側の開口部分を密閉するように設けられた四角形のトッププレート2とにより外観形状が構成されている。筐体3の上面側は、トッププレート2と共に平坦面に形成されている。トッププレート2は、透磁性を有し、熱伝導率が低く、耐熱性のガラスプレートまたはセラミックプレートで構成されている。トッププレート2には、被加熱物である調理容器(鍋)等が載置される加熱位置を表示するサークルパターンが描かれている。また、トッププレート2には、被加熱物の温度を検出するための温度センサ(例えば、赤外線センサ)のための検出窓14が形成されている。
誘導加熱調理器1における前面側の斜面には当該誘導加熱調理器1に対する火力設定、時間設定等の各種設定を行うための操作部4が配設されている。誘導加熱調理器1における筐体3の底面には吸気口(図示なし)が設けられており、厨房カウンター等の上に置いたときに底面側に吸気空間を確保するため、複数(実施の形態1においては底面の四隅の4本)の足5が突設されている。また、誘導加熱調理器1の背面側には排気口16(図4参照)が設けられており、筐体3の背面側に排気空間を確保するために、筐体3の背面上部には背面スペーサ7が突設されている。なお、実施の形態1の誘導加熱調理器1においては、背面側の排気口16からの排気が底面側の吸気口に直線的に吸い込まれないように、誘導加熱調理器1の底面には吸気口の吸気空間と排気口16の排気空間とを底面側で分離するように吸排分離プレート6が突設されている。
図3は、実施の形態1の誘導加熱調理器1の筐体内部を示す断面図である。筐体3の内部には、加熱コイル9を有する加熱コイルユニット8、加熱コイル9を駆動して誘導加熱を行うための駆動制御回路(電源回路を含む)等が実装された回路基板15、加熱コイルユニット8および回路基板15等を冷却するためのファン(図示なし)等が収納されている。
加熱コイルユニット8は、被加熱物を誘導加熱する加熱コイル9、加熱コイル9の上側に配設されて被加熱物からの熱を遮る遮熱板、加熱コイル9の下面側に設けられた電気絶縁性を有する絶縁板、絶縁板の下に設けられ磁束吸収効果の高い高透磁率のフェライト等をシールド板上に積み上げて、一つのユニットとして一体化したものである。このように一体化された加熱コイルユニット8は、弾性部材、例えばバネにより筐体3に支持されており、トッププレート2の下面に当接するよう構成されている。
筐体3における上面側の開口部分を形成する縁部分は水平方向内側に折り曲げられた枠部3aとなっている。この枠部3aによりトッププレート2の外縁形状(四角形)に対応した上面側開口部分が形成されている。誘導加熱調理器1において被加熱物の載置面となるトッププレート2は、筐体3の上面側開口部分を密閉するように枠部3aに対して接着剤により密着している。このように構成された誘導加熱調理器1の載置面となる上面は、トッププレート2および筐体3の枠部3aにより実質的な同一平面に形成されており、凹凸のない平坦面となっている。
図4は、実施の形態1の誘導加熱調理器1における筐体3およびトッププレート2を裏面側から見た斜視図である。図4に示すように、筐体3の背面側には複数の排気口16が、下方への吹き出しとなるように形成されている。図5は、筐体3およびトッププレート2を下から見た裏面図である。
図4および図5に示すように、実施の形態1の誘導加熱調理器1においては、トッププレート2と筐体3の枠部3aとの間にはトッププレート脱落防止機構であるトッププレート係止機構10が設けられている。実施の形態1の構成においては、トッププレート係止機構10が、トッププレート2の右側面の前方側と、左側面の後方側の2カ所に対角上に設けられている。実施の形態1においては2つのトッププレート係止機構10を対向する側面における対角上の前後位置に設けた例で説明するが、本発明としてはこのような構成に限定されるものではなく、少なくとも2つのトッププレート係止機構がトッププレートにおける実質的に対向するような位置に設けられた構成であれば、その機能を奏することができる。
図6は、図3において符号VIで示す丸内の構成を拡大して示す図であり、トッププレート2とトッププレート係止機構10との接合状態を拡大して示している。図6に示すように、筐体3の枠部3aには、金属板である枠板3bが、例えば溶接により接合されており、枠部3aと枠板3bとが一体化されている。枠板3bは、枠部3aにより規定される上面側開口部分の全周に沿って設けられており、上面側開口部分を密閉するトッププレート2を下側から支持するように、段差を有する屈曲形状に形成されている。トッププレート2において枠板3bと対向する部分、即ちトッププレート2と枠板3bとの間には第1接着剤17が充填されている。また、トッププレート2における側面全周においては、枠板3bと対向する領域と共に、枠部3aと対向する領域に第1接着剤17が充填されている。このため、トッププレート2は枠部3aおよび枠板3bに確実に接着されて固定され、トッププレート2は筐体3と一体化された状態となる。なお、トッププレート2が筐体3と一体化された状態において、トッププレート2の上面と枠部3aの上面が同一面となるように、枠板3bの段差の形状が規定されている。
[トッププレート係止機構10]
実施の形態1の誘導加熱調理器1においては、安全性および信頼性をより高めるために、トッププレート2の脱落防止機構としてトッププレート係止機構10が設けられている。以下、そのトッププレート係止機構10の構成について詳細に説明する。図7は、トッププレート係止機構10における係合部材11と支持部材12とを示す斜視図である。
図6の断面図に示すように、トッププレート2の裏面には断面が屈曲した形状を有する金属材料の係合部材11が第2接着剤18により接合されている。この係合部材11は、筐体3と一体化された枠板3bと係合可能な係合面11aを有している。この係合面11aと枠板3bとの間は、図6に示すように、正常状態では所定距離(隙間)hを有している。所定距離(隙間)hとしては、トッププレート2の厚みより短いことが好ましい。
また、トッププレート係止機構10としては、例えば溶接により筐体3の枠板3bに接合された金属材料の支持部材12が設けられている。この支持部材12は、トッププレート2を筐体3の上面側開口部分に組み込むとき、係合部材11をトッププレート2の裏面の所定位置に接着して固定する位置決め部材として用いられる。
図7に示すように、係合部材11は屈曲した形状を有しており、枠板3bと係合可能な係合面11aを有する係合部分11cと、トッププレート2の裏面に第2接着剤18により接着される接着面11bを有する接着部分11dとを持つ。
一方、支持部材12は、筐体3の枠板3bに溶接などにより接合される接合部分12aと、トッププレート2の組立時に係合部材11を載せて支持する支持部分12bとを有する。実施の形態1における支持部材12は、所謂「門」型の形状を有する平板であり、両端部分が接合部分12aであり、中央部分が支持部分12bなる。なお、支持部材12の形状としては実施の形態1の構成に限定されるものではなく、少なくとも筐体3に接合される接合部分12aと、係合部材11を支持する支持部分12bとを有する構成であればよい。実施の形態1において、筐体3の枠部3aと枠板3bとの接合、および枠板3bと支持部材12との接合は、金属溶接等を用いて確実な固着状態が確保されている。
次に、上記のように構成されたトッププレート係止機構10を実施の形態1の誘導加熱調理器1に設けるときの組立方法について説明する。
(1)トッププレート2を筐体3の上面側開口部分への組立時において、筐体3の枠部3aに接合された枠板3bに対して、支持部材12の接合部分12aを、例えば溶接により接合する。
(2)接合された支持部材12における支持部分12bに係合部材11の接着部分11dを載せて、その接着部分11dにおけるトッププレート2の裏面と対向する接着面11bに第2接着剤18を塗布する。このとき、筐体3の枠板3bにおけるトッププレート2との対向する領域に第1接着剤17を塗布する。
(3)トッププレート2を筐体3の上面側開口部分に対して上方から配置して、第1接着剤17が塗布された筐体3の枠板3b、および第2接着剤18が塗布された係合部材11の接着部分11dに対して上方から押し付けて接着させる。このとき、トッププレート2の外周部分と筐体3の枠部3aとの間から盛り上がった第1接着剤17は、当該誘導加熱調理器1における上面が平坦となるように除去される。
実施の形態1の誘導加熱調理器1においては、トッププレート2の両側面における対角上の前後位置にそれぞれトッププレート係止機構10が設けられており、それぞれトッププレート係止機構10が上記の組立方法において同時に取り付けられる。従って、本発明におけるトッププレート係止機構としては複数組を同時に簡単な組立方法により設けることが可能となる。
上記のようにトッププレート係止機構10が当該誘導加熱調理器1に設けることにより、前述の図6に示すように、係合部材11の係合部分11cは筐体本体3の枠板3bから所定距離(隙間)hだけ離れた状態に配置される。このような状態において、長期間の使用により、トッププレート2の周りの接着剤が劣化して、トッププレートが筐体3から外れた場合には、トッププレート2が加熱コイルユニット8を押圧する力により持ち上がり、係合部材11の係合部分11cが枠板3bに当接する。このとき、係合部分11cの接合面11aと枠板3bとの隙間hがトッププレート2の厚みより短いため、トッププレート2が大きく持ち上がることがない。このように、実施の形態1の誘導加熱調理器1においては、トッププレート係止機構10が設けられているため、接着剤が劣化してトッププレートが筐体3から外れた状況であっても、筐体内部の電気回路の充電部分等が露出されるようなことがなく、そのような充電部分等の危険な領域に人が触れるようなことが防止される安全性の高い構成となる。
実施の形態1の誘導加熱調理器1においては、トッププレート係止機構10における係合部材11の係合部分11cが、「門」型形状の支持部材12の内側と筐体3の枠板3bとの間に形成された開口の内部に配置される構成である。このため、トッププレート係止機構10の組立時において、係合部材11の支持部材12(枠板3b)に対する位置決めが容易なものとなる。
なお、実施の形態1の誘導加熱調理器1においては、トッププレート2の両側面における対角上の前後位置にそれぞれトッププレート係止機構10を設けた構成で、トッププレート2が大きく持ち上がることを防止した構成であるが、トッププレートの大きな持ち上がりを防止できる適切な位置にトッププレート係止機構を設ける構成であれば本発明に含まれる。
また、実施の形態1の誘導加熱調理器1においては、筐体3における枠部3aと、枠板3bとを別部材で構成した例で説明したが、これらを同一部材で構成して、この部材に対してトッププレート係止機構10を設けてもよい。
実施の形態1の誘導加熱調理器1においては、筐体3の枠板3b等に第1接着剤17を塗布し、係合部材11の接着部分11dに第2接着剤18を塗布した構成で説明したが、第1接着剤17および第2接着剤18は、同じ仕様の接着剤を用いてもよい。第1接着剤17および第2接着剤18としては、耐熱性のある、例えばシリコーン系の接着剤が用いられる。また、トッププレートの外周部分と筐体3との間の上面側に耐熱性のコーキング剤を用いてもよい。
上記のように、本発明の誘導加熱調理器は、トッププレートを筐体に接着する接着剤が劣化しても、筐体内部の電気回路における充電部分等が露出することがなく、安全性および信頼性の高い調理器具を簡単な構成を付加するだけで提供することができる。
本発明は、安全性および信頼性の高い誘導加熱調理器であるため、各種調理器具に適用すべき構成であり、市場価値の高い装置となる。
1 誘導加熱調理器
2 トッププレート
3 筐体
4 操作部
5 足
6 吸排分離プレート
7 背面スペーサ
8 加熱コイルユニット
9 加熱コイル
10 トッププレート係止機構
11 係合部材
11a 係合面
11b 接着面
11c 係合部分
11d 接着部分
12 支持部材
12a 接合部分
12b 支持部分
17 第1接着剤(接着剤)
18 第2接着剤(接着剤)

Claims (7)

  1. 被加熱物を載置するトッププレート、
    前記トッププレートを接着して支持する枠板を有する筐体、
    前記筐体の内部に収納され、前記トッププレートの裏面を鉛直上方に押し付けられる加熱コイルユニット、および
    前記トッププレートの裏面に接着される接着部分と、前記枠板との間に鉛直方向に所定距離を有して配設された係合部分とを有するトッププレート係止機構、を備え、
    前記トッププレート係止機構は、前記接着部分と前記係合部分とを有する係合部材、および前記筐体に固定され、前記係合部材の前記接着部分を下方から支持する支持部材を含む、誘導加熱調理器。
  2. 前記トッププレート係止機構は、少なくとも前記トッププレートの両側面の対角上に配設された、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記枠板が前記筐体の上面側開口部分の外周縁に設けられて前記トッププレートを支持するように構成され、前記トッププレートが前記枠板に接着剤により接着されて前記上面側開口部分が密閉され、前記筐体の上面が平坦面で構成された、請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記トッププレート係止機構における前記支持部材が、前記係合部材を支持する支持部分と、前記枠板に接合される接合部分とを有して、前記係合部材の位置決めするよう構成された、請求項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記支持部材は、前記枠板に固定された、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記トッププレートと前記筐体の枠体とを接着する接着剤が、前記接着部分とは分離するよう配設された、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  7. 前記トッププレートと前記筐体で構成される当該誘導加熱調理器の上面は、平坦面で構成された、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
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