JP2003151739A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2003151739A JP2001349773A JP2001349773A JP2003151739A JP 2003151739 A JP2003151739 A JP 2003151739A JP 2001349773 A JP2001349773 A JP 2001349773A JP 2001349773 A JP2001349773 A JP 2001349773A JP 2003151739 A JP2003151739 A JP 2003151739A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱セラミックガラス板をトッププレートの
支持枠に取付けるときの位置決めが容易であり、トップ
プレートをケーシングへ固定する作業が簡略化し、トッ
ププレートが撓んでも耐熱セラミックガラス板がケーシ
ングの板金に直接当たらない構造を実現する。 【解決手段】 トッププレート16の支持枠20裏面の
前部2角部近傍に配されるコーナー板30は、支持枠裏
面の前部2角部近傍と、耐熱セラミックガラス板18側
面の前部2角部近傍とそれぞれ当接する。このコーナー
板の外向きフランジ30hとケーシング14の掛合部1
4bを掛合させることによってトッププレート前部をケ
ーシングに固定する。別のフランジ30i,30j,3
0k下端は耐熱セラミックガラス板の下面よりも下方に
突出しており、トッププレートが荷重によって撓んだと
き、このフランジの下端がケーシングの上端に当たって
耐熱セラミックガラス板がそれ以上撓むのを禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、加熱調理器に関
し、詳しくは、トッププレートに耐熱板を有する加熱調
理器に関する。
【0002】
【従来の技術】 システムキッチン等に設備される加熱
調理器の中には、電磁コンロ等のように、フラットな耐
熱板を有するトッププレートを用いるタイプがある。こ
の場合、耐熱板の外周縁を支持枠に取付けることが多
い。耐熱板を支持枠に位置決めして固定するための技術
が模索されてきた。
【0003】また、支持枠に耐熱板を組立てたトッププ
レートをケーシングに取付ける場合、メンテナンス時に
はトッププレートをケーシングから取外すことが可能
で、しかも使用時にはトッププレートがケーシングから
浮き上がらないよう固定する必要がある。美観上、トッ
ププレートとケーシングとを固定する構造を目立たなく
する必要があり、トッププレートをケーシングに固定す
る技術が模索されてきた。
【0004】従来の加熱調理器の一例を図6を参照して
説明する。図6は従来の加熱調理器50の前面上部の断
面図を示す。加熱調理器50は、キッチンカウンタ52
の取付け孔52aに落し込んで設置されるケーシング5
4と、ケーシング54上に載置されるトッププレート5
6を備えている。トッププレート56は、耐熱板58と
支持枠60で構成され、両者はシリコンゴム62によっ
て固定されている。即ち、支持枠60に水平部60dと
垂直部60eが形成されており、水平部60dに耐熱板
58の外周縁の下面が支持され、垂直部60eと耐熱板
58の側面がシリコンゴム62を介して当接している。
【0005】トッププレート56の支持枠60の内側に
は、ケーシング54の内部を通って下方に伸びる板部材
60bが設けられ、その先端には外向きフランジ60a
が設けられている。ケーシング54は、フランジ54
a、前面側の側面上半部54b等から構成されており、
側面上半部54bには、開口54cが設けられている。
ケーシング54のフランジ54aとキッチンカウンタ5
2の上面52bとは耐熱性の弾性樹脂製のパッキン64
によって液密に固着されている。トッププレート56の
支持枠60の外向きフランジ60aがケーシング54の
開口54cに遊挿されることによって、トッププレート
56の前側が固定される。この状態では、支持枠60の
前縁60cが弾性樹脂製のパッキン64に押付けられ
る。また図示しないが、トッププレート56の後部に設
けられた吸気口のスリットを利用して、支持枠60の後
側はケーシング54にネジ止めされる。
【0006】支持枠60の上に耐熱板58を載せて固定
する構造のトッププレート56は、支持枠60に対して
耐熱板58を位置決めしやすい。また、支持枠60自体
に、ケーシング54に接続する機能をも兼用させること
ができ、部品点数が少なくてすむ。しかしながら、耐熱
板58と支持枠60との間にシリコンゴム62が露出し
ている。シリコンゴム62は調理時に汚れやすく、手入
れに手間を要する。また美観上も好ましくない。
【0007】そこで、支持枠で耐熱板の外周縁の上面を
被覆する方式が開発されている。これを図7を参照して
説明する。図7は従来の加熱調理器70の前面上部の断
面図を示す。加熱調理器70は、キッチンカウンタ72
の取付け孔72aに落し込んで設置されるケーシング7
4と、ケーシング74上に載置されるトッププレート7
6を備えている。トッププレート76は、耐熱板78と
支持枠80で構成され、両者はシリコンゴム82によっ
て固定されている。即ち、耐熱板78の平面形状より小
さい形状の穴80aが支持枠80に設けられ、この穴8
0aの周縁80bの裏面と耐熱板78の外周縁の上面と
がシリコンゴム82を介して固定されている。この方式
によると、シリコンゴム82が露出しない。
【0008】ケーシング74と、ケーシング74に載置
されたトッププレート76はネジ88で固定される。即
ち、トッププレート76の下面に固定板86を溶接部8
4で溶接し、この固定板86とケーシング74をネジ8
8で止めることによってトッププレート76の前面をケ
ーシング74に固定している。トッププレート76をケ
ーシング74から取外す場合は、キッチンカウンタ72
の下方の奥まった位置にあるネジ88を取外す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 図6に示した、支持
枠60の上に耐熱板58を載せて固定する構造では、支
持枠60に、耐熱板58の位置決め機構とケース本体5
4への接続機能を持たせることができ、部品点数が少な
くてすむ。反面、シリコンゴム62が露出し、汚れやす
く、美観上も好ましくないという問題を持つ。図7に示
した、支持枠80の裏面で耐熱板78の外周縁の上面を
被覆する構造では、シリコンゴム82が露出せず、汚れ
にくく、見映えもよい。しかしながら耐熱板78を支持
枠80へ固定する際の位置決め基準がなく、目視または
冶具を用いて位置決めしなければならず、手間を要す
る。また、支持枠80とは別に固定板86を製造し、そ
れを溶接する必要がある。部品点数が多く、組立てに工
数を要する。本発明は、耐熱板の外周縁の上面を支持枠
で覆ってシール剤を露出させない方式の支持枠に耐熱板
を固定するときに用いる位置決め基準を提供し、しかも
その位置決め基準を提供する部材に、トッププレートを
ケーシングに固定する機能をも兼用させることによっ
て、部品点数の増加を抑えることを目的とする。
【0010】ところで、耐熱板はフラットな一枚板であ
り、上面に鍋等の重量物を載せると下方へ撓む。本発明
の第2の目的は、支持枠に耐熱板の位置決め基準を提供
し、トッププレートをケーシングに固定する部材に、さ
らに、耐熱板の撓みを規制する機能をも持たせることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段と作用と効果】 本発明の
加熱調理器は、請求項1に記載したように、ケーシング
とトッププレートとを有する。ケーシングは、キッチン
カウンタの取付け孔に落し込んで設置される。トッププ
レートは、略矩形形状の耐熱板と、その耐熱板の外周縁
の上面に接する支持枠と、一対のコーナー板とを有す
る。一対のコーナー板は、支持枠の裏面の前部2角部近
傍と当接する支持枠当接部と、耐熱板の側面の前部2角
部近傍と当接する垂直壁状の耐熱板当接部と、ケーシン
グとの接続部を有していることを特徴とする。
【0012】本構造によれば、支持枠に耐熱板を取付け
るとき、一対のコーナー板を位置決め基準とすることが
できる。コーナー板はトッププレートの裏側に配される
ため使用時には全く見えず、美観上影響はない。そのコ
ーナー板は、耐熱板を位置決めるだけでなく、トッププ
レートの前側をケーシングに脱着可能に固定する部材で
もあり、2つの機能を兼用する。
【0013】コーナー板の耐熱板当接部からさらに下向
きに1または2以上のフランジが伸びていることが好ま
しい。そのフランジの下端は耐熱板の下面よりも下方に
突出し、且つ、ケーシングの上端よりも上方に位置して
いることが好ましい。このフランジは、トッププレート
が下向きに所定量撓んだときに、フランジの下端がケー
シングの上端に当接してトッププレートがそれ以上に撓
むことを禁止する
【0014】これによれば、耐熱板が荷重によって撓ん
だとき、コーナー板に形成された下向きのフランジがケ
ーシングの板金に当たるため、耐熱板が直接板金に接触
しない。即ち、コーナー板は、1つの部品で、耐熱板の
位置決めと、ケーシングへの固定と、耐熱板の撓み規制
という3つの役割を兼用する。
【0015】
【発明の実施の形態】 本発明を具現化した一実施例を
図1〜図5を用いて説明する。なお、本実施例では主に
トッププレートについて説明し、他の部分についての説
明は省略する。図1は本実施例の加熱調理器の縦断面図
であり、図2は同加熱調理器の平面図であり、図3は同
加熱調理器のコーナー板の斜視図であり、図4、図5は
同加熱調理器の要部縦断面図である。
【0016】図1に示すように、本実施例の加熱調理器
10は、キッチンカウンタ12に設けられた取付け孔1
2aに落し込まれて設置されるケーシング14を備えて
いる。ケーシング14の上方にはトッププレート16が
載置されている。このトッププレート16は耐熱セラミ
ックガラス板18と、耐熱セラミックガラス板18の外
周縁を支持する支持枠20から構成されている。支持枠
20の後側には、ケーシング14内へ連通する吸気口2
2を覆う吸気口ガード24と、ケーシング14内へ連通
する排気口(図示省略)を覆う排気口ガード28(図2
参照)が載置される。また、トッププレート16の支持
枠20の裏側の前部の2角部にはそれぞれコーナー板3
0が取付けられている。コーナー板30については後で
詳述する。ケーシング14の内部には、誘導加熱方式用
の加熱コイル(図示省略)や、制御部(図示省略)や、
加熱コイルや制御部等を冷却するための冷却ファン(図
示省略)等が収められている。これらの部材の動作は、
ケーシング14の前面(図中左側)に設けられた図示し
ない操作部によって操作される。
【0017】図2は、加熱調理器10の上方に載置され
るトッププレート16の平面図である。図中下側がトッ
ププレート16の前部である。このトッププレート16
は、被加熱物を載置する略長方形状の耐熱セラミックガ
ラス板18と支持枠20を備えている。この支持枠20
は、前部(図中下側)に耐熱セラミックガラス板18の
上面の長辺と短辺よりそれぞれ短い長辺と短辺を持つ略
長方形状の穴20aを有しており、この穴20aの周縁
の裏面と耐熱セラミックガラス板18の周縁部18aの
表面が接触している。
【0018】誘導加熱式の加熱調理器では、加熱部が赤
熱する電熱ヒータとは異なり、加熱部の位置や加熱部が
加熱中であるか否かを視覚によって確認できない。そこ
で、従来は、使用状態では加熱部の周囲に配されている
LEDを点灯させ、加熱部の位置や加熱部が加熱中であ
るか否かを使用者に認識させていた。しかし、このよう
な方式では、非通電時には加熱部の位置を把握しづら
い。特に、高齢者にとっては通電前に正しい位置に鍋等
を載せることは難しい。本実施例の加熱調理器10の耐
熱セラミックガラス板18上面には全面に印刷が施され
ており、全体的に色調が統一されている。3箇所の加熱
部26には全体の色とは異なる色で大小3つの円26が
印刷されている。このことから、非通電時においても加
熱部26の位置を把握でき、被加熱物を正しい位置に載
置することができる。あるいは、全体色と異なる色で加
熱部の周囲の一部に円弧状のインジケータ部を印刷して
も同様の効果が得られる。
【0019】ケーシング14の後部には、吸気口(図1
参照)と排気口(図示省略)が左右方向に並列して設け
られ、これらは通気穴を有する吸気口ガード24と排気
口ガード28によって覆われている。吸気口ガード24
と排気口ガード28は支持枠20の後側に載置される。
吸気口ガード24と排気口ガード28は同大・同形の略
長方形状であり、吸気口ガード24と排気口ガード28
とを取替えて取付けることができ、前後を逆に取付ける
こともできる。なお、従来は、吸気口と排気口を共に覆
う左右方向の長さが長いガードが取付けられており、そ
の取扱いが厄介であった。本実施例のように吸気口と排
気口を分割することにより、ガードが2分割されてコン
パクト化する。食器洗浄機内で洗浄することができる大
きさとなり、手入れが容易になる。また、このような形
状の吸気口ガード24と排気口ガード28によれば、取
付ける位置や方向を誤ることがなくなる。
【0020】先に述べたように、支持枠20の裏側の前
部の2角部には、コーナー板30がそれぞれ配されてい
る。このコーナー板30の構造と作用について図3〜図
5を用いて説明する。図3は支持枠20の右前角部の裏
側に取付けられる右コーナー板30aであり、ここでは
この右コーナー板30aの形状について説明する。な
お、左前角部の裏側に取付けられる左コーナー板30b
は右コーナー板30aと鏡対称の形状を呈す。図4、図
5はトッププレート16の前部角部近傍の縦断面図であ
る。
【0021】まず、コーナー板30の構造について説明
する。図3に示すように、右コーナー板30a(以下、
単にコーナー板30とする)は左右に伸びる部分(図中
左側)と前後に伸びる部分(図中右側)とからなる略L
字形状を示している。また、コーナー板30は支持枠当
接部30xと耐熱板当接部30yによって構成されてい
る。コーナー板30の支持枠当接部30xは、水平部分
30c、傾斜部分30d、鉛直部分30eとからなる。
また、図4に示すように、支持枠20の周縁部は、水平
部分20cと傾斜部分20dと端部を内側に曲げたU字
部分20eとからなる。コーナー板30の支持枠当接部
30xの表面は支持枠20の周縁部の裏面と当接する形
状である。即ち、支持枠20の水平部分20cとコーナ
ー板30の水平部分30c、支持枠20の傾斜部分20
dとコーナー板30の傾斜部分30d、支持枠20のU
字部分20eとコーナー板30の鉛直部分30eがそれ
ぞれ当接する形状を示す。
【0022】図3に示すように、コーナー板30の耐熱
板当接部30yは、左右に伸びる前部鉛直部分30f
と、前後に伸びる側部鉛直部分30gからなり、それぞ
れの下端の複数箇所にフランジが形成されている。前部
鉛直部分30fの左端部の近傍には斜め下向きに伸びる
外向きフランジ30hが形成されている。また前部鉛直
部分30fの左端部と側部鉛直部分30gの角部近傍と
後端部(図中右側)には下向きに伸びるフランジ30
i,30j,30kが形成されている。
【0023】以上のような構造のコーナー板30を利用
したトッププレート16の組立て方法について説明す
る。図4に示すように、支持枠20の水平部分20cと
コーナー板30の水平部分30c、支持枠20の傾斜部
分20dとコーナー板30の傾斜部分30d、支持枠2
0のU字部分20eとコーナー板30の鉛直部分30e
のそれぞれを当接させて、コーナー板30を支持枠20
に位置決めする。ついで耐熱セラミックガラス板18の
前側面18fを前部鉛直部分30fに、耐熱セラミック
ガラス板18の右側面18gを側部鉛直部分30gに、
シール材34を介して当接させる。このシール材34に
よって支持枠20と耐熱セラミックガラス板18とコー
ナー板30とを固着させることによってトッププレート
16を組立てる。
【0024】本実施例に示すようなコーナー板30をト
ッププレート16の支持枠20の裏側の前部の2角部に
配することによって、耐熱セラミックガラス板18の支
持枠20への位置決めが容易になる。即ち、耐熱セラミ
ックガラス板18の前角部をコーナー板30の耐熱板当
接部30yにシール材34を介して当てながらセットす
るだけで、耐熱セラミックガラス板18を支持枠20の
正規の位置に固定することができる。これにより、位置
決め作業を省略することができ、組立て作業の効率化を
図ることが可能となる。
【0025】以上のように組立てられたトッププレート
16を備えた加熱調理器10をキッチンカウンタ12へ
固定する方法について説明する。図4に示すように、ケ
ーシング14の上端には水平な周縁部14aが形成され
ている。この周縁部14aはケーシング14がキッチン
カウンタ12の取付け孔12aに落し込まれると、キッ
チンカウンタの上面12bに支持される。このとき、周
縁部14aの端部は断面略コの字型の耐熱樹脂製のパッ
キン32によって挟み込まれ、キッチンカウンタ12と
ケーシング14とは液密に接触する。また、トッププレ
ート16はケーシング14に固定される(後述する)と
き、このパッキン32によって液密に接触する。このパ
ッキン32によってケーシング14内部に煮こぼれ液等
が侵入することが防止される。
【0026】次に、トッププレート16をケーシング1
4に固定するときのコーナー板30の作用について、特
に図5を用いて説明する。図5は図4と縦断面が異なっ
ている。トッププレート16は先に前側をケーシング1
4に固定し、その後、後側を固定する。図2、図5に示
すように、ケーシング14の上端の周縁部14aの前部
には左右方向に伸びる掛合部14bが2箇所に形成され
ている。トッププレート16をケーシング14の周縁部
14aを覆うように載せ、トッププレート16の後部を
若干持ち上げた状態で、コーナー板30の前部鉛直部分
30fに形成された外向きフランジ30hを掛合部14
bに挿入した後、持ち上げていたトッププレート16の
後部を降ろす。外向きフランジ30hを掛合部14bに
挿入したとき、左右の位置決めがなされ、トッププレー
ト16後部を降ろしたときには前後の位置決めもほぼな
されている。なお、図5に示す掛合部14bの高さA
は、フランジ30hが挿入された状態でトッププレート
16の後部を上げ下ろしすることが可能な高さとなって
いる。次に、図には示さないが、トッププレート16の
後部は吸気口(図1参照)と排気口(図示省略)の内側
でケーシング14の周縁部14aにネジ止めすることに
よって固定する。前述のように吸気口と排気口は吸気口
ガード24と排気口ガード28で覆われるため、このネ
ジ止めは外側からは見えず、美観は損なわれない。
【0027】本実施例に示すようなコーナー板30をト
ッププレート16の支持枠20の裏側の前部の2角部に
配することによって、トッププレート16をケーシング
14に容易に、且つ確実に固定することができる。即
ち、コーナー板30に形成された外向きフランジ30h
をケーシング14上端に形成された掛合部14bに引掛
け、トッププレート16後部の吸気口と排気口の内側で
ケーシング14の上端にネジ止めするだけで、使用時に
はトッププレート16の前部が浮き上がらず、メンテナ
ンス時には容易に取外し可能に固定することができる。
しかも、固定機構が外側から見えないため美観は損なわ
れない。
【0028】次に、トッププレート16がケーシング1
4に固定された後のコーナー板30の作用について説明
する。図5に示すように、コーナー板30の耐熱板当接
部30yの下端は耐熱セラミックガラス板18の下面よ
り下方に突出している。このコーナー板30の下端に下
向きに形成されたフランジ30jの下端とケーシング1
4上端の周縁部14aとの間には高さB(本実施例では
0.6mm)の間隙が設けられている。図示しないが、
コーナー板30に形成された他のフランジ30i,30
kの下端とケーシング14上端の周縁部14aとの間に
も同様に高さBの間隙が設けられている。
【0029】トッププレート16上に鍋等の被加熱物を
載置すると、トッププレート16は荷重によって下向き
に若干撓む。このトッププレート16の撓みを、前述の
コーナー板30のフランジ30i,30j,30kの下
端と周縁部14aの間の間隙によって許容する。トップ
プレート16が荷重によって撓むと耐熱セラミックガラ
ス板18の撓みと共にコーナー板30が下向きに移動す
る。ある程度の荷重を受けると、コーナー板30に形成
されたフランジ30i,30j,30kの下端が周縁部
14aに当たる。しかし、それ以上の荷重を受けてもフ
ランジ30i,30j,30kの下端が周縁部14aに
当たっているため、耐熱セラミックガラス板18がそれ
以上下向きに撓むことが抑制され、耐熱セラミックガラ
ス板18が直接ケーシング14の板金に当たることを防
止できる。なお、耐熱セラミックガラス板18が高さB
だけ撓んでも、耐熱セラミックガラス板18の割れは生
じない。
【0030】本実施例に示すようなコーナー板30をト
ッププレート16の支持枠20の裏側の前部の2角部に
配することによって、荷重で耐熱セラミックガラス板1
8が撓んでも割れることを防止できる。即ち、耐熱セラ
ミックガラス板18が撓むとコーナー板30の耐熱板当
接部30yの下端に下向きに形成された各フランジ30
i,30j,30kが下方に移動し、耐熱セラミックガ
ラス板18が割れる程の撓みが生じる前に各フランジ3
0i,30j,30kがケーシング14の上端に当た
り、耐熱セラミックガラス板18がそれ以上撓まず、耐
熱セラミックガラス板18が直接ケーシング14の板金
に当たって割れることを防止することが可能となる。
【0031】以上のことから、本発明の加熱調理器のト
ッププレートに配したようなコーナー板を用いれば、1
つの部品で、耐熱セラミックガラス板を支持枠に取付け
るときの位置決めが容易となり、トッププレートをケー
シングへ固定する作業が簡略化でき、さらに、トッププ
レートが撓んでも耐熱セラミックガラス板がケーシング
の板金に直接当たらないようにすることができるといっ
た多くの効果を得ることができる。
【0032】以上、本発明の具体例を詳細に説明した
が、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定する
ものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上
に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれ
る。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、
単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性
を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせ
に限定されるものではない。また、本明細書または図面
に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであ
り、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的
有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の加熱調理器の縦断面図。
【図2】 同加熱調理器の平面図。
【図3】 同加熱調理器のコーナー板の斜視図。
【図4】 同加熱調理器の要部の縦断面図。
【図5】 同加熱調理器の要部の縦断面図。
【図6】 従来の加熱調理器の一例の要部の縦断面図。
【図7】 従来の加熱調理器の別の例の要部の縦断面
図。
【符号の説明】
10:加熱調理器 12:キッチンカウンタ 12a:取付け孔 12b:上面 14:ケーシング 14a:周縁部 14b:掛合部 16:トッププレート 18:耐熱セラミックガラス板 18a:周縁部 18f:前側面 18g:右側面 20:支持枠 20a:穴 20c:水平部分 20d:傾斜部分 20e:U字部分 22:吸気口 24:吸気口ガード 26:加熱部 28:排気口ガード 30:コーナー板 30a:右コーナー板 30b:左コーナー板 30c:水平部分 30d:傾斜部分 30e:鉛直部分 30f:前部鉛直部分 30g:側部鉛直部分 30h:外向きフランジ 30i,30j,30k:フランジ 30x:支持枠当接部 30y:耐熱板当接部 32:パッキン 34:シール材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キッチンカウンタの取付け孔に落し込ん
    で設置されるケーシングと、 ケーシングの上部に載置されるトッププレートとを備え
    た加熱調理器であり、 そのトッププレートは、略矩形形状の耐熱板と、その耐
    熱板の外周縁の上面に接する支持枠と、支持枠の裏面の
    前部2角部近傍にそれぞれ配置される、平面視で略L字
    型のコーナー板とを有し、 そのコーナー板は、支持枠の裏面の前部2角部近傍と当
    接する支持枠当接部と、耐熱板の側面の前部2角部近傍
    と当接する垂直壁状の耐熱板当接部と、ケーシングとの
    接続部を有していることを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記コーナー板の耐熱板当接部からさら
    に下向きに伸びる1または2以上のフランジを備え、そ
    のフランジの下端は耐熱板の下面よりも下方に突出し、
    且つ、ケーシングの上端よりも上方に位置しており、ト
    ッププレートが下向きに所定量撓んだときに、フランジ
    の下端がケーシングの上端に当接してトッププレートの
    それ以上の撓みを禁止することを特徴とする請求項1に
    記載の加熱調理器。
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