JP2018018662A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】通気用の孔を有しないフラットでシンプルなデザインのカバーを備えることで、意匠性の高い加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器は、上部が開口した箱形状の本体ケースと、本体ケースの上部開口を覆う天板部と、天板部の下方に配設された加熱手段と、本体ケースに間隔をあけて少なくとも2つ形成され、本体ケース内の部品を冷却するための冷却風を吸込み或いは排出する開口部と、開口部を覆うカバーと、を備えている。カバーは、本体ケースの上面との間に隙間を設けて配置されており、カバーと本体ケースとの間の隙間が、開口部と連通している。【選択図】図1

Description

本発明は、吸気口及び排気口を覆うカバーを備えた加熱調理器に関するものである。
従来、誘導加熱コイルに高周波電流を流すことによって生じる高周波磁束で渦電流を誘起し、それによって発生するジュール熱で被加熱物の加熱を行う加熱調理器が知られている。この加熱調理器には、本体ケース内の部品を冷却するための冷却風を吸込み或いは排出する吸気口と排気口が設けられ、その吸気口と排気口を覆うカバーが本体ケースに取り付けられている。
このカバーは、例えば特許文献1又は2に開示されているように、通気性を有するパンチングメタル又は格子状の金属部材等で構成されており、通気性があり、冷却風の吸気及び排気、調理室からの排気の気流を通気抵抗が少なくスムースに通過させる。
特開平10−214677号公報 特開2002−280155号公報
ところで、近年、意匠性を重視した加熱調理器として、本体の上面に通気用の孔を有しないフラットでシンプルなデザインとした構成が求められている。そのため、特許文献1又は2に開示されたパンチングメタル又は格子状の金属部材等からなるカバーでは、外観の意匠性が劣るとの指摘がある。また、パンチングメタルは開口が小さく、ホコリ等がカバーに溜まりやすいとの指摘がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、通気用の孔を有しないフラットでシンプルなデザインのカバーを備えることで、意匠性の高い加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、上部が開口した箱形状の本体ケースと、前記本体ケースの上部開口を覆う天板部と、前記天板部の下方に配設された加熱手段と、前記本体ケースに間隔をあけて少なくとも2つ形成され、前記本体ケース内の部品を冷却するための冷却風を吸込み或いは排出する開口部と、前記開口部を覆うカバーと、を備え、前記カバーは、前記本体ケースの上面との間に隙間を設けて配置されており、前記カバーと前記本体ケースとの間の隙間が、前記開口部と連通しているものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、カバーが本体ケースの上面との間に隙間を設けて配置されており、カバーと本体ケースとの間の隙間が開口部と連通しているので、カバーは通気用の孔を有しないフラットでシンプルなデザインとすることができ、外観の意匠性を高めることができる。
本発明の実施の形態1に係る加熱調理器であってカバーを取り付ける前の状態を示した斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器であってカバーを取り付けた状態を示した斜視図である。 図2で指示したX−X線矢視を概略的に示した断面図である。 図2で指示したY−Y線矢視の要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器のカバーを本体ケースの前面側に傾けて配置した状態を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の異なる形態を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の異なる形態を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の異なる形態を示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を示した斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を示した斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を示した斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る加熱調理器を示した斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器であってカバーを取り付ける前の状態を示した斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器であってカバーを取り付けた状態を示した斜視図である。図3は、図2で指示したX−X線矢視を概略的に示した断面図である。図4は、図2で指示したY−Y線矢視の要部拡大断面図である。
実施の形態1に係る加熱調理器100は、誘導加熱コイルに高周波電流を流すことによって生じる高周波磁束で渦電流を誘起し、それによって発生するジュール熱で被加熱物の加熱を行う、据え置き型あるいはビルトイン型の誘導加熱調理器である。加熱調理器100は、図1及び図2に示すように、上部が開口した箱形状の本体ケース1と、本体ケース1の上部開口を覆う天板部2と、天板部2の下方に配設された加熱手段3と、本体ケース1に間隔をあけて2つ形成され、本体ケース1内の部品を冷却するための冷却風を吸込み或いは排出する開口部6、7と、開口部6、7を覆うカバー4と、を備えている。
本体ケース1の内部には、加熱手段3として電磁誘導加熱コイル(以下、加熱コイルという)と、この加熱コイルの電力を制御する制御基板と、制御基板及び加熱コイル等を冷却するための冷却風を発生させる冷却装置(冷却ファン)等が配置されている。本体ケース1の上面には、本体ケース1の一部として、ステンレス材等の錆難く剛性を持った素材で構成された支持枠5が着脱自在に取り付けられており、支持枠5の中央に天板部2、前面側に副操作部8aがそれぞれ配置されている。副操作部8aは、加熱調理器100における加熱動作の設定を受け付けるための操作ボタン及びスイッチ等で構成されている。支持枠5の背面側には、本体ケースの1内部と連通する開口部として、本体ケース1の内部に空気を取り込むための吸気口6と、本体ケース1の内部に取り込んだ空気を排気するための排気口7とが、支持枠5に形成されている。なお、本体ケース1の前面には、一例としてグリル扉9と、グリル扉9に隣接して設けられた主操作部8bとを備えている。
天板部2は、平板形状に形成された例えば耐熱性ガラス又はセラミック等の非金属材料で構成され、本体ケース1の上面の開口に設けられている。天板部2は、シリコン接着剤等によって外縁が支持枠5に接着され、支持枠5と一体化されている。天板部2の上面には、被加熱物の載置位置を示す載置位置表示部2a、2b、2cが印刷等により表示されている。これらの載置位置表示部2a、2b、2cの下方には、加熱手段3である加熱コイルが対向して配置されている。なお、載置位置表示部2a、2b、2cは、図示した印刷等による表示に限らず、例えば電源を入れると光って載置位置を表示する構成でもよい。
加熱手段3は、本体ケース1内に配置された例えば3つの加熱コイルからなり、これらの加熱コイルの電力を制御する制御基板によって制御される。なお、加熱源として3つの加熱コイルを用いているが、全てを加熱コイルとする必要は無く、例えば、載置位置表示部2a、2b、2cの下方にラジエントヒーターを設置しても良い。また、加熱コイルを3つとしているが、加熱コイルを2つあるいは4つとしても良い。
支持枠5には、図4に示すように、本体ケース1の内方へ向かって幅が狭くなる倒立台形状に凹ませた絞り部50が、本体ケース1の前面側から背面側に向かって形成されている。絞り部50は、傾斜面でなる側壁50b、50bと、側壁50b、50bを繋ぐ平坦な底面50aとで構成されている。
吸気口6と排気口7は、それぞれ略長方形状をなし、図4に示すように支持枠5に形成された絞り部50の底面50aに形成されている。吸気口6及び排気口7は、支持枠5の上面に配置されたカバー4によって共通に覆われている。なお、詳細に図示することは省略したが、開口部6、7は、図示した2つに限定されない。例えば、開口部6、7は、中央に排気口を設け、その両側に吸気口をそれぞれ設けてもよい。また、2つの開口部6、7は、両方とも排気口又は両方とも吸気口としてもよい。
カバー4は、吸気口6及び排気口7を覆い、吸気口6及び排気口7の中に使用者の指又は異物等が入り込まないようにするために設けられている。カバー4は、略長方形状の平板状の金属材又は合成樹脂材から成り、天板部2の後方側において、支持枠5の上面に設けられたスペーサー40により、支持枠5の上面との間に例えば5mm〜10mm程度の隙間S1、S2を設けて載置する。つまり、実施の形態1の加熱調理器100は、図3及び4に示すように、カバー4と本体ケース1との間に形成された前面側の隙間S1と背面側の隙間S2とが、吸気口6及び排気口7と連通して吸排気が行われる構成である。
カバー4は、図4に示すように、カバー4における本体ケース1の前面側の縁部44が、支持枠5に形成された絞り部50の絞り始め位置Aよりも前面側に位置するように配置されている。つまり、加熱調理器100は、カバー4で絞り部50を覆い隠すことによって、加熱調理器100の前方に立った使用者の視界から絞り部50を隠すことができるので、外観の意匠性を高めることができる。
一方、カバー4における本体ケース1の背面側の縁部45は、図4に示すように、背面側における絞り部50の側壁50bの範囲B内に位置するように配置されている。カバー4は、背面側の縁部45を、側壁50bよりも背面側に位置するように配置すると吸排気の効率が低下してしまう。また、カバー4は、側壁50bよりも前面側に位置するように配置すると絞り部50が使用者の視界に入ってしまい意匠性を損なう。なお、背面側における絞り部50の側壁50bの範囲Bでは、視野角的に絞り部50が見え難い。そこで、カバー4は、背面側の縁部45を、背面側における絞り部50の側壁50bの範囲B内に位置するように配置することにより、外観の意匠性を高めつつ、カバー4と本体ケース1との間の隙間S2を広げて吸排気の効率を高めている。
ただし、カバー4は、図4に示す位置に配置させた構成に限定するものではない。つまり、カバー4は、前面側の縁部44を、絞り部50の範囲内に位置するように配置してもよい。また、カバー4は、背面側の縁部45を、絞り部50の側壁50bの範囲B内を超えた位置に配置してもよい。
図5は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器のカバーを本体ケースの前面側に傾けて配置した状態を示した要部拡大断面図である。カバー4は、図5に示すように、本体ケース1の前面側に向かい下方に傾斜させて配置した構成としてもよい。カバー4を傾斜させる角度は、一例として10〜30度程度である。つまり、加熱調理器100は、傾斜させたカバー4で絞り部50を覆い隠すことによって、加熱調理器100の前方に立った使用者の視界から絞り部50を隠して、外観の意匠性を高めつつ、背面側におけるカバー4と本体ケース1との間の隙間S2を広げて吸排気の効率をより一層高めることができる。なお、傾斜させたカバー4は、図5に示すように、前面側の縁部44を、絞り部50の絞り始め位置Aよりも前面側に位置するように配置することが望ましい。また、傾斜させたカバー4は、背面側の縁部45を、背面側における絞り部50の側壁50bの範囲B内に位置するように配置することが望ましい。更に、詳細に図示することは省略したが、傾斜させたカバー4は、前面側の縁部44を支持枠5の上面に当接させて、本体ケース1の前面側に隙間S1を設けない構成とすることもできる。
スペーサー40は、一例として直方体形状の合成樹脂材からなり、本体ケース1の側縁部と吸気口6との間、及び本体ケース1の側縁部と排気口7との間において、支持枠5の上面に取り付けられている。スペーサー40は、単体として構成されており、例えば表面から見えないように、支持枠5又はカバー4にネジ等で固定されている。なお、スペーサー40は、上方又は下方に突き出す凸形状として、支持枠5又はカバー4に一体的に形成した構成でもよい。また、スペーサー40の形状は、図示した直方体形状に限定されず、例えば円柱状又はカバー4を支持する上面を半円弧状とした構成等でもよく、カバー4を本体ケース1の上面との間に隙間S1、S2を設けて支持することができれば、大きさ及び形状は問わない。更に、スペーサー40は、吸気口6と排気口7との間の支持枠5の上面に配置してもよい。
図6〜8は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の異なる形態を示した要部拡大断面図である。図6に示した加熱調理器100のカバー4は、下面にスペーサー40の上部を嵌め込む凹状の溝部41が形成された構成である。溝部41は、スペーサー40を嵌め込む部分にのみ形成すれば足りるが、カバー4の両端間に亘って形成してもよい。つまり、図6に示したカバー4は、溝部41に嵌め込んだスペーサー40によって取り付け位置が固定されているので、調理中に不用意に位置ずれして、本体ケース1から落下することがなく、安全性を高めることができる。また、カバー4は、溝部41にスペーサー40を嵌め込んだだけの簡易な構成なので、取り付け取り外し作業が容易であり、使い勝手に優れている。
図7に示す加熱調理器100のカバー4は、本体ケース1に向かって突き出すフランジ部42が縁部44、45に沿って設けられており、下面に開口面を有する箱型形状とした構成である。スペーサー40は、本体ケース1の側面方向から見て略T字形状をなし、T字の頭部がフランジ部42で囲まれた内部に嵌め込まれている。したがって、図7に示す加熱調理器100のカバー4は、フランジ部42で囲まれた内部に嵌め込んだスペーサー40によって取り付け位置が固定されているので、調理中に不用意に位置ずれして、本体ケース1から落下することがなく、安全性を高めることができる。また、カバー4は、フランジ部42の内部にスペーサー40の上部を嵌め込んだだけの簡易な構成なので、取り付け取り外し作業が容易であり、使い勝手に優れている。なお、スペーサー40の形状は、図示した略T字状に限定されない。例えば、側面方向から見て四角形状、又は倒立台形形状等であってもよい。
なお、支持枠5は、図8に示すように、絞り部50を設けることなく平坦面とした構成とし、その平坦面に吸気口6と排気口7を形成してもよい。この場合、カバー4は、カバー4における本体ケース1の前面側の縁部44を、吸気口6又は排気口7の前面側の開口縁60よりも前面側に位置するように配置する。つまり、加熱調理器100は、カバー4で吸気口6及び排気口7を覆い隠すことによって、加熱調理器100の前方に立った使用者の視界から吸気口6及び排気口7を隠すことができるので、外観の意匠性を高めることができる。そして、カバー4における本体ケース1の背面側の縁部45を、吸気口6又は排気口7における背面側の開口縁61よりも前面側に配置し、カバー4と支持枠5との間の隙間S2を広げて吸排気の効率を高める。但し、カバー4における本体ケース1の背面側の縁部45は、吸気口6又は排気口7の背面側における開口縁61よりも背面側に配置させてもよい。
したがって、実施の形態1の加熱調理器100によれば、カバー4が本体ケース1の上面との間に隙間S1、S2を設けて配置されており、カバー4と本体ケース1との間の隙間S1、S2が、吸気口6及び排気口7と連通して吸排気が行われる構成なので、カバー4は通気用の孔を有していないフラットでシンプルなデザインとすることができる。よって、本発明に係る加熱調理器100は、本体ケース1の上面がフラットでシンプルなデザインを有し、外観の意匠性を高めることができる。
また、パンチングメタル又は格子状の金属部材等で構成した従来のカバーでは、通気孔が吸気口6及び排気口7の開口面の真上となる位置に設けられているため、調理中に飛び跳ねた調理物又は油が通気孔を通じて吸気口6及び排気口7に進入しやすく、吸気口6及び排気口7の内部が汚れる問題があった。また、吸気口6及び排気口7は、手の届き難い本体ケース1の背面側に位置している上に、内部に制御基板及び冷却装置等が配置されているため、開口内部に手を入れて清掃する作業が困難である。そのため、吸気口6及び排気口7の内部は、きれいに清掃することが難しい。更に、制御基板又は冷却装置に付着する調理物又は油が、装置の故障の原因となる。
一方、実施の形態1の加熱調理器100によれば、カバー4の上面に通気用の孔を有しない構成なので、調理中に飛び跳ねた調理物又は油が、カバー4の上面から進入することがなく、吸気口6及び排気口7の内部の汚れを軽減することができる。また、吸気口6又は排気口7と、カバー4との隙間は、パンチングメタル又は格子状のカバーの開口に比べ、幅広く開いているので、ホコリ等がカバー4に溜まり難い。また、カバー4は、通気用の孔を有しないので、パンチングメタル又は格子状のカバーに比べて強度が高い。したがって、洗浄作業中にカバー4の変形を抑制できる。
また、実施の形態1の加熱調理器100によれば、カバー4における本体ケース1の前面側における縁部44が、吸気口6及び排気口7の開口縁60よりも前面側に位置するように配置されているので、カバー4で吸気口6及び排気口7を覆い隠すことができる。よって、加熱調理器100は、加熱調理器100の前方に立った使用者の視界から吸気口6及び排気口7を隠すことができるので、外観の意匠性を高めることができる。
また、実施の形態1の加熱調理器100によれば、本体ケース1の上面に、本体ケース1の内方へ向かって幅が狭くなる倒立台形状に凹ませた絞り部50が、本体ケース1の前面側から背面側に向かって形成されているので、圧力損失が軽減され冷却性能を向上させることができる。よって、加熱調理器100は、カバー4を本体ケース1の上面に近づけることができ、本体ケース1の上面がよりフラットでシンプルなデザインを有することができる。
また、実施の形態1の加熱調理器100によれば、吸気口6及び排気口7は、絞り部50の底面50aに形成されており、カバー4における本体ケース1の前面側の縁部44が、絞り部50よりも本体ケース1の前面側に位置するように配置され、カバー4における本体ケース1の背面側の縁部45が、絞り部50の傾斜面に位置するように配置されている。よって、加熱調理器100は、カバー4で絞り部50を覆い隠すことができるので、加熱調理器100の前方に立った使用者の視界から絞り部50を隠して、外観の意匠性を高めつつ、背面側におけるカバー4と本体ケース1との間の隙間S2を広げて吸排気の効率を高めることができる。
また、実施の形態1の加熱調理器100によれば、カバー4を本体ケース1の前面側に向かい下方に傾斜させて配置した構成とすることで、加熱調理器100の前方に立った使用者の視界から絞り部50を隠して、外観の意匠性を高めつつ、背面側におけるカバー4と本体ケース1との間の隙間S2を広げて吸排気の効率を高めることができる。
また、実施の形態1の加熱調理器100によれば、カバー4の下面に、スペーサー40の上部を嵌め込む凹状の溝部41が形成された構成とすることで、溝部41に嵌め込んだスペーサー40によってカバー4の取り付け位置が固定される。よって、加熱調理器100は、カバー4が調理中に不用意に位置ずれして、本体ケース1から落下する虞がなく、安全性を高めることができる。
また、実施の形態1の加熱調理器100によれば、カバー4に、本体ケース1に向かって突き出すフランジ部42、42を縁部44、45に沿って設け、フランジ部42で囲まれた内部にスペーサー40の上部を嵌め込む構成とすることで、カバー4の取り付け位置が固定される。よって、加熱調理器100は、カバー4が調理中に不用意に位置ずれして、本体ケース1から落下する虞がなく、安全性を高めることができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を図9〜11に基づいて説明する。図9〜11は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器を示した斜視図である。なお、実施の形態1で説明した加熱調理器100と同一の構成について、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
実施の形態2の加熱調理器100は、図9に示すように、カバー4が、吸気口6と排気口7との間と対向する部分で二分割された左右対称の2つのカバー4A、4Bで構成されている。各カバー4A、Bは、両端部がそれぞれ支持枠5の上面に設けられたスペーサー40、40によって支持されており、一方の端部を対向させて配置されている。支持枠5の上面に配置された各カバー4A、4Bの上面は略面一である。
実施の形態2の加熱調理器100によれば、カバー4が、吸気口6と排気口7との間と対向する部分で分割された構成なので、汚れた部分のカバー4A、4Bのみを取り外して洗浄することができ、清掃性を向上させることができる。また、カバー4A、4Bの一部が破損等した場合には、破損した部分のカバー4A、4Bのみを新しいカバーと交換することができるので経済的である。更に、図9に示したカバー4A、4Bでは、分割した2つのカバー4A、4Bが左右対称なので、部品の共通化を図ることができ、製造が容易で生産性を高めることができる。
図10に示した加熱調理器100では、分割した各カバー4A、4Bの対向する側の端部を共通のスペーサー40に載置させた構成である。スペーサー40を共通に使用することで、部品点数を減らしてシンプルですっきりとした構造とすることができる。
また、図11に示した加熱調理器100では、カバー4が、本体ケース1の前面に設けたグリル扉9と、グリル扉9に隣接して設けられた主操作部8bとの境界線Lの位置に合わせて分割されており、統一感を図って意匠性を高めた構成である。なお、詳細に図示することは省略したが、カバー4は、吸気口6と排気口7との間と対向する部分において3分割以上とした構成でもよく、本体ケース1の大きさ若しくは形状、又は開口部6、7の大きさ若しくは形状に合わせて適宜変更して分割するものとする。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器を図12に基づいて説明する。図12は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器を示した斜視図である。なお、実施の形態1で説明した加熱調理器100と同一の構成について、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
実施の形態3に係る加熱調理器100は、図12に示すように、カバー4の両端部に下方に突き出すフランジ部43、43が設けられている。カバー4は、フランジ部43、43の下端部を支持枠5の上面に当接させて、本体ケース1の上面との間に隙間S1、S2を設けて配置されている。フランジ部43、43は、一例として平板状の金属材からなるカバー4の両端部を、同じ向きに約90度屈曲させて形成されている。なお、カバー4の上面は、フランジ部43、43によって支持枠5の上面から5〜10cm程度の高さで支持されている。
したがって、実施の形態3に係る加熱調理器100は、実施の形態1及び2の加熱調理器の構成要素であるスペーサー40を必要としない構成なので、部品点数を減らすことができ、製造コストを抑えることができる。
なお、詳細に図示することは省略したが、実施の形態3に係る加熱調理器100のカバー4は、実施の形態2で説明したように、吸気口6と排気口7との間と対向する部分で複数に分割された構成でもよい。また、カバー4は、実施の形態1で説明したように、本体ケース1の前面側に向かい下方に傾斜させて配置された構成としてもよい。
以上の各実施の形態において、支持枠5に開口する開口部6、7をそれぞれ吸気口6、排気口7として説明したが、いずれの開口も排気口7としてもよい。この場合、吸気口は、本体ケース1の後面又は前面に設けられる。
1 本体ケース、2 天板部、2a、2b、2c 載置位置表示部、3 加熱手段、4、4A、4B カバー、5 支持枠、6 吸気口(開口部)、7 排気口(開口部)、8a 副操作部、8b 主操作部、9 グリル扉、40 スペーサー、41 溝部、42、43 フランジ部、44、45 縁部、50 絞り部、50a 底部、50b 側壁、60、61 開口縁、100 加熱調理器、S1、S2 隙間。

Claims (9)

  1. 上部が開口した箱形状の本体ケースと、
    前記本体ケースの上部開口を覆う天板部と、
    前記天板部の下方に配設された加熱手段と、
    前記本体ケースに間隔をあけて少なくとも2つ形成され、前記本体ケース内の部品を冷却するための冷却風を吸込み或いは排出する開口部と、
    前記開口部を覆うカバーと、を備え、
    前記カバーは、前記本体ケースの上面との間に隙間を設けて配置されており、
    前記カバーと前記本体ケースとの間の隙間が、前記開口部と連通している加熱調理器。
  2. 前記カバーは、前記カバーにおける前記本体ケースの前面側の縁部が、前記開口部の開口縁よりも前記本体ケースの前面側に位置するように配置されている請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記本体ケースの上面には、前記本体ケースの内方へ向かって幅が狭くなる倒立台形状に凹ませた絞り部が、前記本体ケースの前面側から背面側に向かって形成されており、
    前記開口部は、前記絞り部の底面に形成されており、
    前記カバーは、前記カバーにおける前記本体ケースの前面側の縁部が、前記絞り部よりも前記本体ケースの前面側に位置するように配置され、前記カバーにおける前記本体ケースの背面側の縁部が、前記絞り部の傾斜面に位置するように配置されている請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記カバーは、前記本体ケースの前面側に向かい下方に傾斜させて配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  5. 前記天板部と前記カバーとの間には、スペーサーが設けられており、
    前記カバーは、前記スペーサーに支持されて前記本体ケースの上面との間に隙間を設けて配置されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記カバーの下面には、前記スペーサーの上部を嵌め込む凹状の溝部が形成されている請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 前記カバーには、前記本体ケースに向かって突き出すフランジ部が縁部に沿って設けられており、
    前記フランジ部で囲まれた内部に、前記スペーサーの上部が嵌め込まれている請求項5に記載の加熱調理器。
  8. 前記カバーは、隣接する前記開口部の間と対向する部分で複数に分割されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  9. 前記カバーの両端部には、前記本体ケースに向かって突き出すフランジ部が設けられており、
    前記カバーは、前記フランジ部の下端部を前記本体ケースの上面に載置させて、前記本体ケースの上面との間に隙間を設けて配置されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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