JP3927338B2 - フレキシブルフラットケケーブルの接続部 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器に電源、GND及び入・出力信号を供給するフレキシブルフラットケーブルに係わり、より具体的には複数のリード線が同一面上に配置され、このリード線の先端に露出するリード端子が0.5mm以下の線間ピッチで並列に配列されているCD駆動制御用配線ケーブルの接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のCD制御回路に対する入・出力は、プリント基板に設けたソケットにリード線端末のコネクタを結合して回路を導通させている。このため、プリント回路とソケットとの接続作業、基板に対するソケットの固定作業および配線ケーブルとコネクタの接続作業が不可欠である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CD制御用機器等の電気機器に要望される小型化に伴い、外部接続部材であるソケットおよびコネクタも小型化が要求され、端子接続部はますます微細化して上記した接続作業が次第に困難になっている。しかも、ソケットおよびコネクタが小形化されると機械的接続に対して精密度および正確度が求められる一方で、基板とソケットとを接続し、配線ケーブルとコネクタとを接続する二重の作業を含むことになるから、接続不良の発生要因も倍増することになる。従って、製品コストは必然的に高価になり、接続部材のコストが製品全体のコストに占める比率が増大する。また、場合によってはソケットとコネクタの整合性が問題になり、検査・管理に対する配慮が必要となる。
【0004】
そこで本発明は、電気機器の回路基板にフレキシブルフラットケーブルを直接接続して、配線接続手段からソケットおよびコネクタを除去することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係わるフレキシブルフラットケーブルの接続構造では、複数のリボン状リード端子を共通面上で密に並列配置したテープ状フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記複数のリボン状リード端子を交互に逆向きに折り曲げ、前記リード端子と導電可能に接続される電気機器の複数のランドを前記核リード端子との対応位置に形成した。また、前記リボン状リード端子は各端子ごとに両面のいずれかを接続面とし、隣接する前記リボン状リード端子が互いに異なる側の前記接続面で対応する電気機器のランドと導電可能に接続するようにしてもよい。
【0006】
また、前記電気機器のランドに接続した前記フレキシブルフラットケーブルを適当な固着手段により前記電気機器に直接固定してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態として、以下に本発明に係わるフレキシブルフラットケーブルの接続部の実施例を図面に基づいて説明する。図1は基本的接続方法を説明する斜視図で、図1(a)は未加工のフレキシブルフラットケーブル(以下ケーブルと略記)10の図示である。ケーブル10は複数の導線(リード線)12が被覆11で並列に結束されて同一面上に配置され、先端から被覆されない複数のリボン状リード端子13が露出している。本実施例では、0.5mmの線間ピッチpでリボン状リード端子13が同一平面上に並列配列されている。
【0009】
ケーブル10には表裏二面あるから、一方の面をA、反対側の面をBとする。図1(b)はフレキシブルフラットケーブルの接続部の第1実施例の形態で、リード端子13を交互に逆向きに90°折曲げた状態のA面側端子13aおよびB面側端子13bを示す。電気機器の回路基板14に被着した外側のランド15aにはリード端子13aのB面が、また内側のランド15bにはリード端子13bのA面がそれぞれ独立にハンダ付Fで導電可能に接続され、ケーブル10は電気機器の回路基板14に対して直立状態にある。
【0010】
図1(c)は、リード端子13a,13bのハンダ付後に、直立状態にあるケーブル10をリード端子13aの直立する導線部分に余裕をもたせて外側に倒して(矢印L)ランド15aに折重ね、固着することで屈曲部分17が不当な応力集中によって破断するのを防止する。固着手段として、ランド15a近傍に両面感圧接着テープ16を貼着してケーブル10を直接回路基板14に固定し、屈曲部分17には紫外線硬化形接着剤18を塗布して紫外線照射により固化する。これにより、リード端子13が不測の張力負荷を受けて損傷に到ることはない。固定手段は両面接着テープ16または紫外線硬化形接着剤18のいずれか一方だけでもよい。
【0011】
図2は、導電可能に接続される各リード端子13a,13bと対応する位置に形成したランド15a,15bのパターンの実施例を示す。図2(a)は、図1の第1実施例に対応するパターンで、隣合うランド15a,15bの距離はリード端子13のピッチpに等しく0.5mmである。図示しないが、ランド15a,15bを同一レベルに整列させランド幅wを0.3mmとすると、ランド15a,15b間のギャップgは0.2mmとなるから、ハンダブリッジが発生して回路が短絡する可能性が極めて高いことは明白である。
【0012】
隣合うランド15a,15bの整列レベルを違えることによってランド間隔d1を広げることができ、図2(a)に示す第1実施例ではランド間隔d1は0.7mmとなる。従って、ランド幅wを例えば0.4mmに拡張してもランド間隔d1にはまだ0.6mmの余裕があるのでハンダブリッジは回避でき、しかもリード端子13の位置ずれに対する許容度の広がりによってハンダ付が安定するため、確実さが増し作業性が向上できる。図では5端子のパターンしか示されていないが、リード端子13の本数に対応するランド数のパターンが2点鎖線で示すように続けて反復並設される。
【0013】
図2(b)は第2実施例のランドパターンで、リード端子13aのB面を接続する外側のランド15cは同一線上に整列させ、反対側でリード端子13bのB面を接続する内側のランド15dを階段状に配置した。この場合、並列するランドの間隔d2をさらに拡大させることができる。
【0014】
図2(c)は第3実施例のランドパターンで、回路基板14の両面が使用される。すなわち、リード端子13aのB面は回路基板の第2面(図中裏面)に被着したランド15fにハンダ付Fで導電可能に接続され、リード端子13bのA面は回路基板の第1面(図中表面)に被着したランド15eにハンダ付Fで導電可能に接続される。同じ側の面におけるランド間隔d3は第1実施例のランド間隔d1に等しい。符号18は第1実施例と同様の紫外線硬化形接着剤を示す。第3実施例では表裏二面にわたる接続作業になるが、ケーブル10の折曲げ作業と両面接着テープによる固定作業が省略できる。回路基板14として鉄板基板を用いる場合では、該鉄板基板の端面を絶縁する必要がある。
【0015】
図3はフレキシブルフラットケーブルの接続方法を示す参考例であり、第1実施例と同様のランドパターン15a,15bが図示されているが、第2実施例のランドパターン15c,15dでもよい。リード端子13は薄いリボン箔形状で剛性に欠けるため、複数のリード端子13を並列状態に整列させて安定な一定形状に維持することが困難で自由に変形してバラけ易く、接続作業時にランド15a,15b上に各リード端子13のそれぞれを正確に位置付けることは容易でない。そこで、バラけ防止用に複数のリード端子13の先端部分を一線上に揃えて並列状態に整列させ、耐熱性感圧接着テープ20に貼着して各リード端子13を整列状態に拘束する。
【0016】
耐熱性感圧接着テープ20は切目21(図中破線部分)を設けた幅広のテープを使用し、最初はリード端子13の接合面を全面被覆して保護膜として機能させ、ランド15a,15bとの接続作業直前に切目21から先端部分22だけを残して、接合面の被覆部分(図中2点鎖線部分)を全て剥離する。回路基板14のランド15a,15b上にリフローハンダを載せ、リード端子13を互いに連結したままそれぞれを正確に位置付けした後、熱風を当てるかオーブンで加熱して熱圧着しハンダ付Fする。隣接するリード端子は互いに先端から異なる距離に位置する部分で対応するランド15a,15bと導電可能に接続される。
【0017】
このように、リード端子13は総て同じ側の片面でそれぞれ対応する各ランド15a,15bだけに確実にハンダ付Fされハンダブリッジは生じない。そこで、リード端子13を図中X印の位置Rにおいて切離し、拘束している耐熱性感圧接着テープ20の先端部分22から分離する。第1実施例と同様の紫外線硬化形接着剤18でケーブル10を回路基板14に固着する。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わるフレキシブルフラットケーブルの接続部によれば、隣接するランドの間にランド幅一個以上の空間が形成されるので、各ランドは個々に幅を拡張することができ、従ってハンダ接続のときの位置ずれに対する許容度が大きくなる。このように安定したハンダ付の確実性とハンダブリッジによる不良率の減少により、歩留まりとともに作業性が向上する。しかも、ソケットおよびコネクタが省略される上、それらへの接続作業がなくなるので、生産性が向上しコストダウンが達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるフレキシブルフラットケーブルの接続部の基本的接続を説明する斜視図で、(a)は未加工のケーブルの図示、(b)はリード端子の接続態様の図示、(c)はケーブルを回路基板に固定した態様の図示である。
【図2】本発明に係わるフレキシブルフラットケーブルの接続部に基いて回路基板に設けたランドパターンの平面図示で(a)は第1実施例、(b)は第2実施例、(c)は第3実施例を示す。
【図3】フレキシブルフラットケーブルの接続方法の参考例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 フレキシブルフラットケーブル
12 導線
13 リード端子
14 回路基板
15 ランド
16 両面接着テープ
18 紫外線硬化形接着剤
Claims (3)
- 複数のリボン状リード端子を共通面上で密に並列配置したテープ状フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記複数のリボン状リード端子を交互に逆向きに折り曲げ、前記リード端子と導電可能に接続される電気機器の複数のランドを前記核リード端子との対応位置に形成したことを特徴とするフレキシブルフラットケーブルの接続部。
- 複数のリボン状リード端子を共通面上で密に並列配置したテープ状フレキシブルフラットケーブルにおいて、前記リボン状リード端子は各端子ごとに両面のいずれかを接続面とし、隣接する前記リボン状リード端子が互いに異なる側の前記接続面で対応する電気機器のランドと導電可能に接続することを特徴とするフレキシブルフラットケーブルの接続部。
- 前記テープ状フレキシブルフラットケーブルを適当な固着手段により前記電気機器に直接固定したことを特徴とする請求項1または2に記載のフレキシブルフラットケーブルの接続部。
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- 1999-06-18 JP JP17228399A patent/JP3927338B2/ja not_active Expired - Fee Related
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