JP3927328B2 - 籾摺選別装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、機台上に、籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部と、脱ぷ風選部からの混合米を選別する壺穴式選別部を配置し組成してなる籾摺選別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、機台上に、籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部と、脱ぷ風選部からの混合米を選別する壺穴式選別部を配置してなる籾摺選別装置は、例えば、特開昭59−55353号公報、同開昭60−216854号公報等によって公開されているところである。しかし、この同公報に開示された籾摺選別装置なるものは、脱ぷ風選部の脱ぷロ−ル軸は混合米移送用コンベヤ軸と粃移送用コンベヤ軸等に平行に横架されて機台に対し前後方向の向きになり、壺穴式選別部の選別胴の回転軸芯は左右方向であって脱ぷ風選部の各軸と壺穴式選別部の選別胴の回転軸芯は直交状態で並設され、また、動力源である電動モ−タは壺穴式選別部内に設置されて長い伝動経路を有する伝動機構により壺穴式選別部内から脱ぷ風選部に動力を伝達する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のものの脱ぷロ−ル軸は脱ぷ風選部の各移送用コンベヤ軸と平行に横架されてはいるが、壺穴式選別部の選別胴とは直交状態になり、壺穴式選別部への動力伝達経路が繁雑になるとともに、その伝動機構に対する安全対策も広範囲にわたるものになってコスト高になるなど数々の問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は前項に記載する問題点を解決するために、機台上の左側に籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部を、右側に脱ぷ風選部からの混合米を選別する壺穴式選別部を配置してなる籾摺選別装置であって、脱ぷ風選部の脱ぷロ−ル軸を他の移送用コンベヤ軸および選別風起風用の吸引ファン軸に平行にして左右方向にし、壺穴式選別部はその選別胴の回転軸芯を左右方向の同方向にして脱ぷ風選部に並設するとともに、脱ぷ風選部と壺穴式選別部との間に、脱ぷ風選部から壺穴式選別部に動力を伝達する伝動機構を設けるようにすると、壺穴式選別部の選別胴を支承し回動する駆動輪軸は左右方向になって脱ぷ風選部の各軸と同方向のものになり、脱ぷ風選部から壺穴式選別部への動力の伝達は容易になって、その伝動経路は短縮され伝動機構は簡素化される。しかも、その伝動機構は脱ぷ風選部と壺穴式選別部の間に設けられているから、安全カバ−等の安全対策が施し易く、また、装置全体がコンパクトになる。
【0005】
また、脱ぷ風選部の前側で脱ぷロ−ル上に設けた籾漏斗近くに、脱ぷ風選部と壺穴式選別部の調節操作部を集中配置したので、脱ぷ風選部の前側で籾漏斗の近くに脱ぷロ−ルの間隙調整ハンドルと脱ぷロ−ルを開く展開レバ−と籾漏斗のシャッタ−の開閉と選別胴内に設けた玄米仕切板の傾きを変更する操作レバ−が配置されて、作業者はこれら脱ぷ風選部と壺穴式選別部の調節操作部の操作が籾を籾漏斗に入れながらでも行えるのである。
【0006】
更に、籾漏斗の上方に、脱ぷ風選部に設置した電動モ−タの負荷モニタ−と選別胴の回転数モニタ−および選別胴の壺穴により放物線を描いて飛翔し落下する穀粒の飛行位置モニタ−を有するモニタ−パネルを設けると、作業者は脱ぷ風選部の前側に位置して調節操作部を操作するとき、動力源である電動モ−タの負荷と壺穴式選別部における選別胴の回転数および選別胴内の穀粒の飛行状態を監視しながら最良の運転状態になるように調整を行うことができる。
【0007】
そして、脱ぷ風選部には脱ぷロ−ルからの摺落物を吸引選別風路に拡散する跳出翼車を設け、伝動機構中に介装する変速装置により跳出翼車と選別胴の回転速度を同時に変速調節可能にすることによって、摺落物量の増減に応じて変速装置を操作すると、跳出翼車と選別胴の回転速度が同調して両者が同時に調節されるようになり、摺落物量の増減に対して迅速に対応処理するようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、この発明による籾摺選別装置に関して図面を参照し具体的に説明すると、(1)は機台で、この機台(1)は左機台(1a)から右側方に延設する右機台(1b)とによって構成され、その左機台(1a)上に籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部(A)を、右機台(1b)上には脱ぷ風選部(A)からの混合米を選別する壺穴式選別部(B)がそれぞれ配置されている。
【0009】
そこで、先ず脱ぷ風選部(A)について図2〜図5および図6により記載することにする。(A1)は一対の脱ぷロ−ル(8)と脱ぷロ−ル(8)上に設けられた籾漏斗(9)とからなる脱ぷ部、(A2)は選別風起風用の吸引ファン(18)を備えて下方から上方に向けて選別風を吹流させる吸引選別風路(15)を形成する風選部であって、脱ぷ部(A1)は吸引選別風路(15)に向け流穀板(19)が斜設されて摺落物流路(20)が形成され、この流路(20)が吸引選別風路(15)下部の始端がわに連通して脱ぷ部(A1)からの摺落物を風選部(A2)で風選し籾殻や粃などを機外に排出するのである。
【0010】
そして、脱ぷ部(A1)は機台(1)の手前がわつまり前側になり、風選部(A2)はその吸引選別風路(15)を脱ぷ部(A1)にそわせて後側に設けたもので、前記の吸引ファン(18)は脱ぷロ−ル(8)上に設けた籾漏斗(9)の手前がわと反対がわの後側に位置させて、吸引ファンケ−ス(21)の前側部を籾漏斗(9)内に入り込ませ、吸引選別風路(15)上部の終端がわを吸引ファンケ−ス(21)の右側部に開口する吸入口(22)に連通し、その吸引選別風路(15)の前側には副吸引選別風路(23)を形成して、この風路(23)の終端がわを吸引ファンケ−ス(21)の左側部に開口する吸入口(24)に連通している。
【0011】
また、前記流穀板(19)の下部は凹面に湾曲し、その凹面に接続して斜め下方に向かう斜板(25a)を有する混合米樋(25)を設け、前記凹面上には摺落物流路(20)を流下するものを吸引選別風路(15)に跳ね出す跳出翼車(16)を横架し、混合米樋(25)には右方向に送る混合米コンベヤ(26)を内装している。
【0012】
(27)は前記吸引選別風路(15)の途中に開口する粃落下口で、その粃落下口(27)の下方には左方向に送る粃コンベヤ(28)を内装するところの粃樋(29)が横設され、前記混合米樋(25)の前側には斜め上方に向け延出する斜板(30a)を有する返り籾樋(30)を横設し、この樋(30)内に左方向に送る返り籾コンベヤ(31)を内装している。
【0013】
そして、(M)は脱ぷ部(A1)下方の空間に設置した動力源である電動モ−タで、この電動モ−タ(M)の軸と脱ぷロ−ル(8)の脱ぷロ−ル軸(2)と吸引ファン(18)の吸引ファン軸(6)と跳出翼車(16)の軸(32)および返り籾コンベヤ(31)と混合米コンベヤ(26)と粃コンベヤ(28)の各移送用コンベヤ軸(3)(4)(5)は左右方向に平行であって、脱ぷ風選部(A)の右側面にそって設けたベルト伝達手段(D1)によって駆動している。
【0014】
即ち、図12にも示すように、電動モ−タ(M)からベルト(33)により脱ぷロ−ル軸(2)を駆動し、この脱ぷロ−ル軸(2)からベルト(34)を介して伝動するのであるが、跳出翼車(16)の軸(32)には遊転プ−リ(35)が嵌合し、この軸(32)を除いて吸引ファン軸(6)と各移送用コンベヤ軸(3)(4)(5)を伝動し図5に矢印(イ)で示す方向にそれぞれ回転させている。
【0015】
また、籾漏斗(9)の左後部がわの隅部上に底無しの拡散ケ−ス(36)を設け、その拡散ケ−ス(36)の吸引ファンケ−ス(21)がわの一側面に目抜き穴(36a)を形成し、この目抜き穴(36a)を通して拡散ケ−ス(36)内を左側部の吸入口(24)に連通するとともに、返り籾樋(30)の左側端部を脱ぷ風選部(A)の左側面にそって立設するスロワ−式の返り籾揚穀機(37)により拡散ケ−ス(36)内に連通し、図6に示すように、還元籾を拡散ケ−ス(36)内に矢印(ロ)のように投入し衝撃によって拡散させ籾中に含有する粉塵を矢印(ハ)のように吸引ファンケ−ス(21)内に吸出するようにしている。
【0016】
(38)は脱ぷ風選部(A)の右側部の後側にそって立設したバケット式の混合米揚穀機で、混合米コンベヤ(26)により右方向に送られたものを受け入れて揚上し後述する壺穴式選別部(B)に供給するようにしてある。なお、(39)は壺穴式選別部(B)によって選出された還元籾を返り籾樋(30)に返すため斜板(30a)上に通じるように開口した籾還元口である。
【0017】
次に、壺穴式選別部(B)について図8〜図10により記載すると、(7)は内周面に無数の壺穴(13)を形成した選別胴で、その選別胴(7)は回転軸芯を左右方向にして右機台(1b)上に載置され脱ぷ風選部(A)に並設されているのである。
【0018】
即ち、選別胴(7)は手前がわの前側と後側とに左右方向に横架する駆動輪軸(40)(41)に軸着する数個の駆動輪(42)により支承されて回転し、選別胴(7)内には右方向に送る混合米コンベヤ(43)を内装する混合米受樋(44)と、左方向へ送る玄米コンベヤ(45)を内装する玄米受樋(46)を段違いに挿架し、その混合米受樋(44)の左側の始端がわから混合米供給筒(47)が立設して、混合米供給筒(47)の上端部を前記混合米揚穀機(38)の投出がわに接続し、右側の終端がわには混合米を選別胴(7)の内周面に落下させる供給口(48)を開口している。
【0019】
また、玄米受樋(46)の左側の終端がわからは玄米を前側に導出する玄米取出樋(49)が連結され、選別胴(7)の左側にはこの内周面から流出するものを受ける籾取出樋(50)が設けられて、その籾取出樋(50)の下端部を前記脱ぷ風選部(A)の籾還元口(39)にのぞませ、玄米取出樋(49)の下端部は壺穴式選別部(B)の前側にそって立設するバケット式玄米揚穀機(51)の下部に連結している。
【0020】
(52)は選別胴(7)内の混合米の流量を検出するセンサ−であり、(53)は後述する移動用車輪(54)の出没動作を行わせるハンドル(55)を外部に延出するための開口である。
【0021】
そして、前記の駆動輪軸(40)(41)と混合米コンベヤ軸(56)および玄米コンベヤ軸(57)は図12にも示してあるように、壺穴式選別部(B)の左側面にそって掛け廻したベルト(58)によるベルト伝達手段(D2)によって伝動され、図10に矢印(ニ)で示すようにそれぞれ回転し選別胴(7)は(ホ)の方向に回転させるとともに、混合米受樋(44)内のものを右方向に送り玄米受樋(46)内のものを左方向に送るのであって、前記脱ぷ風選部(A)がわのベルト伝達手段(D1)と壺穴式選別部(B)がわのベルト伝達手段(D2)は脱ぷ風選部(A)と壺穴式選別部(B)の間に介在している。
【0022】
そこで、脱ぷ風選部(A)から壺穴式選別部(B)に動力を伝動する伝動機構(D)に関して図6と図7および図12により記載すると、この伝動機構(D)は一方のベルト伝達手段(D1)から動力を受継いで他方のベルト伝達手段(D2)に受継がせるもので、ベルト伝達手段(D1)と(D2)も脱ぷ風選部(A)から壺穴式選別部(B)に動力を伝動するところの伝動機構(D)の一翼を担っている。
【0023】
(59)は伝動機構(D)中に設けるカウンタ−ケ−スで、右機台(1b)上に設置されて、このカウンタ−ケ−ス(59)の後側部と前側部には入力軸(60)と出力軸(61)を間隔をあけて左右方向に並架し、入力軸(60)の左側端部に入力プ−リ(62)を軸着し、また、出力軸(61)の同側端部に割りプ−リ(63)を装着して各軸(60)(61)の右側端部にチエン(64)を対の平ギヤ(61a)を介して掛け渡し、入力プ−リ(62)に前記ベルト伝達手段(D1)におけるベルト(34)を掛け廻して動力を入力し出力軸(61)から出力させるのである。なお、(64a)はチエン(64)のカバ−である。
【0024】
また、前記遊転プ−リ(35)が嵌合する跳出翼車(16)の軸(32)端部に跳出プ−リ(65)を軸着し、前記移送用コンベヤ軸(5)には突起付き遊転プ−リ(66)を嵌合させて、ベルト(67)を割りプ−リ(63)と跳出プ−リ(65)と突起付き遊転プ−リ(66)およびテンションプ−リ(68)に掛け廻し、テンションプ−リ(68)によって割りプ−リ(63)の伝動有効径を変更し出力軸(61)から跳出プ−リ(65)と突起付き遊転プ−リ(66)の回転数を同時に変更調節するようにしてある。
【0025】
そして、壺穴式選別部(B)の後側に横架する駆動輪軸(41)の左側端部に軸着されてベルト(58)が掛け廻されている受動プ−リ(69)には前記突起付き遊転プ−リ(66)の突起(66a)に係合する突起(69a)を設けてあって、双方の突起(66a)と(69a)の係合により駆動輪軸(41)は突起付き遊転プ−リ(66)と一体的に回転するようになり、跳出翼車(16)と選別胴(7)の回転速度が変速装置(17)によって同時に変速調節可能になっている。
【0026】
また(70)は入力軸(60)から一対のベベルギヤにより取出した取出軸、(71)はこの取出軸(70)の右斜め下方に位置して前後方向に横架した伝動軸で玄米揚穀機(51)の下部バケット軸(72)の延長軸部にジョイント(73)によって接続され、この伝動軸(71)と取出軸(70)および混合米揚穀機(38)の下部バケット軸(74)とをベルト(75)を介して伝動するのである。
【0027】
前記籾漏斗(9)から下の脱ぷ部(A1)の前面と左側面は図3と図4に示すように透明板体(76)(76)で囲われ、その前面の透明板体(76)から脱ぷロ−ル(8)の間隙調整ハンドル(77)と脱ぷロ−ル(8)を開く展開レバ−(78)が突出し、また、籾漏斗(9)の右側上縁から側方に突設するガイド板(79)からは籾漏斗(9)のシャッタ−(80)の開閉およびその開度調節と、選別胴(7)内に挿架する混合米受樋(44)と玄米受樋(46)の間に斜設して玄米受樋(46)内への受入量を調節する玄米仕切板(81)の傾きを変更する操作レバ−(82)が突出して、脱ぷ部(A1)の前側で籾漏斗(9)の近くに脱ぷ部(A1)と壺穴式選別部(B)の調節操作部(C)を集中配置してある。
【0028】
なお、操作レバ−(82)によるシャッタ−(80)と玄米仕切板(81)の動作を図11によって簡単に補足説明すると、(83)はガイド板(79)に形設したガイド溝で、そのガイド溝(83)のうち(a)はシャッタ−開閉ゾ−ン、(c)は中立ゾ−ン、(b)は玄米仕切板傾動ゾ−ンであって、操作レバ−(82)を中立ゾ−ン(c)からシャッタ−開閉ゾ−ン(a)に移動すると、操作レバ−(82)は一方の係合部材(84)に係合し操作レバ−(82)を矢印(P)方向に操作することにより、係合部材(84)は(Q)方向に揺動してシャッタ−(80)を開閉するとともに、その開度を調節するのである。
【0029】
そして、操作レバ−(82)を中立ゾ−ン(c)に移動すると、係合部材(84)との係合を解き中立ゾ−ン(c)から玄米仕切板傾動ゾ−ン(b)に移動することによって、操作レバ−(82)は他方の係合部材(85)に係合し操作レバ−(82)を矢印(R)方向に操作すると係合部材は(S)方向に揺動して玄米仕切板(81)を傾動し玄米受樋(46)内への受入量を調節する。
【0030】
また、図2〜図4に示すように、(85)は吸引ファンケ−ス(21)から籾漏斗(9)の上方に向け突設するパネル台で、パネル台(85)の前面にモニタ−パネル(14)が設けられ、そのモニタ−パネル(14)には脱ぷ風選部(A)に設置した本装置の動力源である電動モ−タ(M)の負荷モニタ−(10)と壺穴式選別部(B)の選別胴(7)の回転数モニタ−(11)および回転する壺穴(13)により放物線を描いて飛翔し落下する穀粒の飛行位置モニタ−(12)が具備されて運転時の状態が監視できるようになっている。
【0031】
(86)はガイド板(79)の前端部から垂下させて脱ぷ風選部(A)がわに取着した安全カバ−で、ガイド板(79)と共働して脱ぷ風選部(A)がわと壺穴式選別部(B)がわのベルト伝達手段(D1)(D2)および伝動機構(D)をカバ−している。
【0032】
また、図13と図14および図1に示してあるように、右機台(1b)の右側における前側と後側とに移動用車輪(54)が装着され、その移動用車輪(54)はハンドル(55)の回動操作によって右機台(1b)の下面から出没し、運転時には機台(1)全体を地面に設置させ、移動時には移動用車輪(54)によって移動を容易にし、また、籾取出樋(50)がわ下がりに選別胴(7)を傾斜させて胴内に残粒する穀粒の排出を迅速にしている。
【0033】
これにより、籾摺選別装置は電動モ−タ(M)からの脱ぷ風選部(A)がわのベルト伝達手段(D1)の動力を伝動機構(D)が受継いで壺穴式選別部(B)がわのベルト伝達手段(D2)に受継がせて運転状態となり、籾漏斗(9)内の籾は脱ぷ風選されて籾殻と粃はそれぞれ排出され、混合米は混合米揚穀機(38)により揚上されて選別胴(7)内に供給されて選別作用を受け、選出された玄米は玄米揚穀機(51)によって機外に取出され、籾は籾取出樋(50)から籾還元口(39)を通過し返り籾樋(30)に入り、返り籾揚穀機(37)で拡散ケ−ス(36)内に揚上されて含有する粉塵が吸引ファン(18)により吸出されたのち籾漏斗(9)に還元されて再脱ぷされる。
【0034】
そして、作業者は脱ぷ風選部(A)の前側に位置して籾を籾漏斗(9)に入れるとともに、モニタ−パネル(14)に表示される運転状態を監視しながら調節操作部(C)を操作し、更には伝動機構(D)中に介装する変速装置(17)を調節して籾摺作業を行い、作業の終了と共に移動用車輪(54)を利用し選別胴(7)内に残粒するものを排出してから移動するのである。
【0035】
また、脱ぷ風選部(A)の跳出翼車(16)に代えて図15に示すもののように、脱ぷ部(A1)の下方に摺落物を受けて後側に向け移送するベルトコンベヤ(87)を装架し、このベルトコンベヤ(87)の終端がわ上に副吸引選別風路(23)の始端部を位置させ、ベルトコンベヤ(87)の終端部を吸引選別風路(15)の始端がわにのぞませるようにしてもよい。
【0036】
そして、選別胴(7)により選別された玄米は玄米揚穀機(51)によって取出されるのであるが、図16のように、玄米揚穀機(51)の投出筒(88)から落下する玄米の落下力を利用して回転する羽根車(89)を設け、その羽根車(89)の回転により篩い線(90)または網体を振動させることにより玄米中に混入する異物を一方の出口(91)から取出し、他方の出口(92)から玄米を取出す異物除去装置(93)を附設すればよい。
【0037】
また、風選部(A2)の後壁(94)に、図5のように可能な限り広く開放する清掃口を開設し、この清掃口に閉塞板(95)を着脱自在に設けると、風選部(A2)内の清掃点検が容易になる。
【0038】
更に、選別胴(7)を右側方に抜き出し自在にして選別胴(7)の交換や点検を行う場合、図17と図18に示してあるように、選別胴(7)を支承して回転させる駆動輪軸(40)(41)の断面を角形にし、その駆動輪軸(40)(41)に左側の駆動輪(42)(42)を嵌合して左右方向に摺動可能にするとともに、選別胴(7)の外周面に既存の鍔部(96)に対向する鍔部(97)を設けて双方の鍔部(96)(97)で駆動輪(42)(42)を挟むようにし、駆動輪軸(40)(41)と駆動輪(42)に選別胴(7)を差し込んだとき、その選別胴(7)を定位置に位置決めできるようにするために、段部(98)と圧縮スプリング(99)により圧着するボ−ル(100)およびボ−ル(100)がはまる溝(101)を設けてある。
【0039】
そこで、選別胴(7)を抜き出すとき、選別胴(7)をもって矢印(ヘ)のように引き出すと、駆動輪(42)(42)は一方の鍔部(97)によって押されて駆動輪軸(40)(41)と摺動し選別胴(7)を支承したまま引き出せ、差し込むときは、駆動輪(42)(42)に支承させた状態でその駆動輪(42)(42)は他方の鍔部(96)により押し込まれ定位置に位置決めされるようになる。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。
【0041】
即ち、機台上の左側に籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部を、右側に脱ぷ風選部からの混合米を選別する壺穴式選別部を配置してなる籾摺選別装置であって、脱ぷ風選部の脱ぷロ−ル軸を他の移送用コンベヤ軸および選別風起風用の吸引ファン軸に平行にして左右方向にし、壺穴式選別部はその選別胴の回転軸芯を左右方向の同方向にして脱ぷ風選部に並設するとともに、脱ぷ風選部と壺穴式選別部との間に、脱ぷ風選部から壺穴式選別部に動力を伝達する伝動機構を設けたから、壺穴式選別部の選別胴を支承し回動する駆動輪軸は左右方向になって脱ぷ風選部の各軸と同方向のものになり、脱ぷ風選部から壺穴式選別部への動力の伝達は容易になって、その伝動経路は短縮され伝動機構は簡素化される。しかも、その伝動機構は脱ぷ風選部と壺穴式選別部の間に設けられているから、安全カバ−等の安全対策が施し易く、また、装置全体がコンパクトになりコスト安になる。
【0042】
また、脱ぷ風選部の前側で脱ぷロ−ル上に設けた籾漏斗近くに、脱ぷ風選部と壺穴式選別部の調節操作部を集中配置したので、脱ぷ風選部の前側で籾漏斗の近くに脱ぷロ−ルの間隙調整ハンドルと脱ぷロ−ルを開く展開レバ−と籾漏斗のシャッタ−の開閉と選別胴内に設けた玄米仕切板の傾きを変更する操作レバ−が配置されて、作業者はこれら脱ぷ風選部と壺穴式選別部の調節操作部の操作が籾を籾漏斗に入れながらでも行え、操作を便利且つ迅速に行うことができる。
【0043】
更に、籾漏斗の上方に、脱ぷ風選部に設置した電動モ−タの負荷モニタ−と選別胴の回転数モニタ−および選別胴の壺穴により放物線を描いて飛翔し落下する穀粒の飛行位置モニタ−を有するモニタ−パネルを設けることにより、作業者は脱ぷ風選部の前側に位置して調節操作部を操作するとき、動力源である電動モ−タの負荷と壺穴式選別部における選別胴の回転数および選別胴内の穀粒の飛行状態を監視しながら最良の運転状態になるように調整が可能になる。
【0044】
そして、脱ぷ風選部には脱ぷロ−ルからの摺落物を吸引選別風路に拡散する跳出翼車を設け、伝動機構中に介装する変速装置により跳出翼車と選別胴の回転速度を同時に変速調節可能にしたので、摺落物量の増減に応じて変速装置を操作することにより、跳出翼車と選別胴の回転速度が同調して両者が同時に調節でき、摺落物量の増減に対して迅速な対応処理ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺選別装置全体の前面図である。
【図2】脱ぷ風選部の右側面図である。
【図3】同脱ぷ風選部の前面図である。
【図4】同脱ぷ風選部の左側面図である。
【図5】同脱ぷ風選部の内部を示す右側面図である。
【図6】脱ぷ風選部から壺穴式選別部の一部を示す平面図である。
【図7】同脱ぷ風選部から壺穴式選別部の一部を示す後面図である。
【図8】壺穴式選別部の内部を示す前面図である。
【図9】同壺穴式選別部の左側面図である。
【図10】同壺穴式選別部の右側面図である。
【図11】調節操作部の説明用斜視図である。
【図12】伝動経路を示す図である。
【図13】機台の前面図である。
【図14】同機台の平面図である。
【図15】別実施例における脱ぷ風選部の内部を示す右側面図である。
【図16】異物除去装置の内部を示す右側面図である。
【図17】壺穴式選別部の左側部を示す前面図である。
【図18】選別胴を抜き差しする説明図である。
【符号の説明】
A 脱ぷ風選部
B 壺穴式選別部
C 調節操作部
D 伝動機構
1 機台
2 脱ぷロ−ル軸
3、4、5 移送用コンベヤ軸
6 吸引ファン軸
7 選別胴
8 脱ぷロ−ル
9 籾漏斗
10 負荷モニタ−
11 回転数モニタ−
12 飛行位置モニタ−
13 壺穴
14 モニタ−パネル
15 吸引選別風路
16 跳出翼車
17 変速装置
M 電動モ−タ
【発明の属する技術分野】
この発明は、機台上に、籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部と、脱ぷ風選部からの混合米を選別する壺穴式選別部を配置し組成してなる籾摺選別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、機台上に、籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部と、脱ぷ風選部からの混合米を選別する壺穴式選別部を配置してなる籾摺選別装置は、例えば、特開昭59−55353号公報、同開昭60−216854号公報等によって公開されているところである。しかし、この同公報に開示された籾摺選別装置なるものは、脱ぷ風選部の脱ぷロ−ル軸は混合米移送用コンベヤ軸と粃移送用コンベヤ軸等に平行に横架されて機台に対し前後方向の向きになり、壺穴式選別部の選別胴の回転軸芯は左右方向であって脱ぷ風選部の各軸と壺穴式選別部の選別胴の回転軸芯は直交状態で並設され、また、動力源である電動モ−タは壺穴式選別部内に設置されて長い伝動経路を有する伝動機構により壺穴式選別部内から脱ぷ風選部に動力を伝達する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のものの脱ぷロ−ル軸は脱ぷ風選部の各移送用コンベヤ軸と平行に横架されてはいるが、壺穴式選別部の選別胴とは直交状態になり、壺穴式選別部への動力伝達経路が繁雑になるとともに、その伝動機構に対する安全対策も広範囲にわたるものになってコスト高になるなど数々の問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は前項に記載する問題点を解決するために、機台上の左側に籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部を、右側に脱ぷ風選部からの混合米を選別する壺穴式選別部を配置してなる籾摺選別装置であって、脱ぷ風選部の脱ぷロ−ル軸を他の移送用コンベヤ軸および選別風起風用の吸引ファン軸に平行にして左右方向にし、壺穴式選別部はその選別胴の回転軸芯を左右方向の同方向にして脱ぷ風選部に並設するとともに、脱ぷ風選部と壺穴式選別部との間に、脱ぷ風選部から壺穴式選別部に動力を伝達する伝動機構を設けるようにすると、壺穴式選別部の選別胴を支承し回動する駆動輪軸は左右方向になって脱ぷ風選部の各軸と同方向のものになり、脱ぷ風選部から壺穴式選別部への動力の伝達は容易になって、その伝動経路は短縮され伝動機構は簡素化される。しかも、その伝動機構は脱ぷ風選部と壺穴式選別部の間に設けられているから、安全カバ−等の安全対策が施し易く、また、装置全体がコンパクトになる。
【0005】
また、脱ぷ風選部の前側で脱ぷロ−ル上に設けた籾漏斗近くに、脱ぷ風選部と壺穴式選別部の調節操作部を集中配置したので、脱ぷ風選部の前側で籾漏斗の近くに脱ぷロ−ルの間隙調整ハンドルと脱ぷロ−ルを開く展開レバ−と籾漏斗のシャッタ−の開閉と選別胴内に設けた玄米仕切板の傾きを変更する操作レバ−が配置されて、作業者はこれら脱ぷ風選部と壺穴式選別部の調節操作部の操作が籾を籾漏斗に入れながらでも行えるのである。
【0006】
更に、籾漏斗の上方に、脱ぷ風選部に設置した電動モ−タの負荷モニタ−と選別胴の回転数モニタ−および選別胴の壺穴により放物線を描いて飛翔し落下する穀粒の飛行位置モニタ−を有するモニタ−パネルを設けると、作業者は脱ぷ風選部の前側に位置して調節操作部を操作するとき、動力源である電動モ−タの負荷と壺穴式選別部における選別胴の回転数および選別胴内の穀粒の飛行状態を監視しながら最良の運転状態になるように調整を行うことができる。
【0007】
そして、脱ぷ風選部には脱ぷロ−ルからの摺落物を吸引選別風路に拡散する跳出翼車を設け、伝動機構中に介装する変速装置により跳出翼車と選別胴の回転速度を同時に変速調節可能にすることによって、摺落物量の増減に応じて変速装置を操作すると、跳出翼車と選別胴の回転速度が同調して両者が同時に調節されるようになり、摺落物量の増減に対して迅速に対応処理するようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
【実施例】
以下、この発明による籾摺選別装置に関して図面を参照し具体的に説明すると、(1)は機台で、この機台(1)は左機台(1a)から右側方に延設する右機台(1b)とによって構成され、その左機台(1a)上に籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部(A)を、右機台(1b)上には脱ぷ風選部(A)からの混合米を選別する壺穴式選別部(B)がそれぞれ配置されている。
【0009】
そこで、先ず脱ぷ風選部(A)について図2〜図5および図6により記載することにする。(A1)は一対の脱ぷロ−ル(8)と脱ぷロ−ル(8)上に設けられた籾漏斗(9)とからなる脱ぷ部、(A2)は選別風起風用の吸引ファン(18)を備えて下方から上方に向けて選別風を吹流させる吸引選別風路(15)を形成する風選部であって、脱ぷ部(A1)は吸引選別風路(15)に向け流穀板(19)が斜設されて摺落物流路(20)が形成され、この流路(20)が吸引選別風路(15)下部の始端がわに連通して脱ぷ部(A1)からの摺落物を風選部(A2)で風選し籾殻や粃などを機外に排出するのである。
【0010】
そして、脱ぷ部(A1)は機台(1)の手前がわつまり前側になり、風選部(A2)はその吸引選別風路(15)を脱ぷ部(A1)にそわせて後側に設けたもので、前記の吸引ファン(18)は脱ぷロ−ル(8)上に設けた籾漏斗(9)の手前がわと反対がわの後側に位置させて、吸引ファンケ−ス(21)の前側部を籾漏斗(9)内に入り込ませ、吸引選別風路(15)上部の終端がわを吸引ファンケ−ス(21)の右側部に開口する吸入口(22)に連通し、その吸引選別風路(15)の前側には副吸引選別風路(23)を形成して、この風路(23)の終端がわを吸引ファンケ−ス(21)の左側部に開口する吸入口(24)に連通している。
【0011】
また、前記流穀板(19)の下部は凹面に湾曲し、その凹面に接続して斜め下方に向かう斜板(25a)を有する混合米樋(25)を設け、前記凹面上には摺落物流路(20)を流下するものを吸引選別風路(15)に跳ね出す跳出翼車(16)を横架し、混合米樋(25)には右方向に送る混合米コンベヤ(26)を内装している。
【0012】
(27)は前記吸引選別風路(15)の途中に開口する粃落下口で、その粃落下口(27)の下方には左方向に送る粃コンベヤ(28)を内装するところの粃樋(29)が横設され、前記混合米樋(25)の前側には斜め上方に向け延出する斜板(30a)を有する返り籾樋(30)を横設し、この樋(30)内に左方向に送る返り籾コンベヤ(31)を内装している。
【0013】
そして、(M)は脱ぷ部(A1)下方の空間に設置した動力源である電動モ−タで、この電動モ−タ(M)の軸と脱ぷロ−ル(8)の脱ぷロ−ル軸(2)と吸引ファン(18)の吸引ファン軸(6)と跳出翼車(16)の軸(32)および返り籾コンベヤ(31)と混合米コンベヤ(26)と粃コンベヤ(28)の各移送用コンベヤ軸(3)(4)(5)は左右方向に平行であって、脱ぷ風選部(A)の右側面にそって設けたベルト伝達手段(D1)によって駆動している。
【0014】
即ち、図12にも示すように、電動モ−タ(M)からベルト(33)により脱ぷロ−ル軸(2)を駆動し、この脱ぷロ−ル軸(2)からベルト(34)を介して伝動するのであるが、跳出翼車(16)の軸(32)には遊転プ−リ(35)が嵌合し、この軸(32)を除いて吸引ファン軸(6)と各移送用コンベヤ軸(3)(4)(5)を伝動し図5に矢印(イ)で示す方向にそれぞれ回転させている。
【0015】
また、籾漏斗(9)の左後部がわの隅部上に底無しの拡散ケ−ス(36)を設け、その拡散ケ−ス(36)の吸引ファンケ−ス(21)がわの一側面に目抜き穴(36a)を形成し、この目抜き穴(36a)を通して拡散ケ−ス(36)内を左側部の吸入口(24)に連通するとともに、返り籾樋(30)の左側端部を脱ぷ風選部(A)の左側面にそって立設するスロワ−式の返り籾揚穀機(37)により拡散ケ−ス(36)内に連通し、図6に示すように、還元籾を拡散ケ−ス(36)内に矢印(ロ)のように投入し衝撃によって拡散させ籾中に含有する粉塵を矢印(ハ)のように吸引ファンケ−ス(21)内に吸出するようにしている。
【0016】
(38)は脱ぷ風選部(A)の右側部の後側にそって立設したバケット式の混合米揚穀機で、混合米コンベヤ(26)により右方向に送られたものを受け入れて揚上し後述する壺穴式選別部(B)に供給するようにしてある。なお、(39)は壺穴式選別部(B)によって選出された還元籾を返り籾樋(30)に返すため斜板(30a)上に通じるように開口した籾還元口である。
【0017】
次に、壺穴式選別部(B)について図8〜図10により記載すると、(7)は内周面に無数の壺穴(13)を形成した選別胴で、その選別胴(7)は回転軸芯を左右方向にして右機台(1b)上に載置され脱ぷ風選部(A)に並設されているのである。
【0018】
即ち、選別胴(7)は手前がわの前側と後側とに左右方向に横架する駆動輪軸(40)(41)に軸着する数個の駆動輪(42)により支承されて回転し、選別胴(7)内には右方向に送る混合米コンベヤ(43)を内装する混合米受樋(44)と、左方向へ送る玄米コンベヤ(45)を内装する玄米受樋(46)を段違いに挿架し、その混合米受樋(44)の左側の始端がわから混合米供給筒(47)が立設して、混合米供給筒(47)の上端部を前記混合米揚穀機(38)の投出がわに接続し、右側の終端がわには混合米を選別胴(7)の内周面に落下させる供給口(48)を開口している。
【0019】
また、玄米受樋(46)の左側の終端がわからは玄米を前側に導出する玄米取出樋(49)が連結され、選別胴(7)の左側にはこの内周面から流出するものを受ける籾取出樋(50)が設けられて、その籾取出樋(50)の下端部を前記脱ぷ風選部(A)の籾還元口(39)にのぞませ、玄米取出樋(49)の下端部は壺穴式選別部(B)の前側にそって立設するバケット式玄米揚穀機(51)の下部に連結している。
【0020】
(52)は選別胴(7)内の混合米の流量を検出するセンサ−であり、(53)は後述する移動用車輪(54)の出没動作を行わせるハンドル(55)を外部に延出するための開口である。
【0021】
そして、前記の駆動輪軸(40)(41)と混合米コンベヤ軸(56)および玄米コンベヤ軸(57)は図12にも示してあるように、壺穴式選別部(B)の左側面にそって掛け廻したベルト(58)によるベルト伝達手段(D2)によって伝動され、図10に矢印(ニ)で示すようにそれぞれ回転し選別胴(7)は(ホ)の方向に回転させるとともに、混合米受樋(44)内のものを右方向に送り玄米受樋(46)内のものを左方向に送るのであって、前記脱ぷ風選部(A)がわのベルト伝達手段(D1)と壺穴式選別部(B)がわのベルト伝達手段(D2)は脱ぷ風選部(A)と壺穴式選別部(B)の間に介在している。
【0022】
そこで、脱ぷ風選部(A)から壺穴式選別部(B)に動力を伝動する伝動機構(D)に関して図6と図7および図12により記載すると、この伝動機構(D)は一方のベルト伝達手段(D1)から動力を受継いで他方のベルト伝達手段(D2)に受継がせるもので、ベルト伝達手段(D1)と(D2)も脱ぷ風選部(A)から壺穴式選別部(B)に動力を伝動するところの伝動機構(D)の一翼を担っている。
【0023】
(59)は伝動機構(D)中に設けるカウンタ−ケ−スで、右機台(1b)上に設置されて、このカウンタ−ケ−ス(59)の後側部と前側部には入力軸(60)と出力軸(61)を間隔をあけて左右方向に並架し、入力軸(60)の左側端部に入力プ−リ(62)を軸着し、また、出力軸(61)の同側端部に割りプ−リ(63)を装着して各軸(60)(61)の右側端部にチエン(64)を対の平ギヤ(61a)を介して掛け渡し、入力プ−リ(62)に前記ベルト伝達手段(D1)におけるベルト(34)を掛け廻して動力を入力し出力軸(61)から出力させるのである。なお、(64a)はチエン(64)のカバ−である。
【0024】
また、前記遊転プ−リ(35)が嵌合する跳出翼車(16)の軸(32)端部に跳出プ−リ(65)を軸着し、前記移送用コンベヤ軸(5)には突起付き遊転プ−リ(66)を嵌合させて、ベルト(67)を割りプ−リ(63)と跳出プ−リ(65)と突起付き遊転プ−リ(66)およびテンションプ−リ(68)に掛け廻し、テンションプ−リ(68)によって割りプ−リ(63)の伝動有効径を変更し出力軸(61)から跳出プ−リ(65)と突起付き遊転プ−リ(66)の回転数を同時に変更調節するようにしてある。
【0025】
そして、壺穴式選別部(B)の後側に横架する駆動輪軸(41)の左側端部に軸着されてベルト(58)が掛け廻されている受動プ−リ(69)には前記突起付き遊転プ−リ(66)の突起(66a)に係合する突起(69a)を設けてあって、双方の突起(66a)と(69a)の係合により駆動輪軸(41)は突起付き遊転プ−リ(66)と一体的に回転するようになり、跳出翼車(16)と選別胴(7)の回転速度が変速装置(17)によって同時に変速調節可能になっている。
【0026】
また(70)は入力軸(60)から一対のベベルギヤにより取出した取出軸、(71)はこの取出軸(70)の右斜め下方に位置して前後方向に横架した伝動軸で玄米揚穀機(51)の下部バケット軸(72)の延長軸部にジョイント(73)によって接続され、この伝動軸(71)と取出軸(70)および混合米揚穀機(38)の下部バケット軸(74)とをベルト(75)を介して伝動するのである。
【0027】
前記籾漏斗(9)から下の脱ぷ部(A1)の前面と左側面は図3と図4に示すように透明板体(76)(76)で囲われ、その前面の透明板体(76)から脱ぷロ−ル(8)の間隙調整ハンドル(77)と脱ぷロ−ル(8)を開く展開レバ−(78)が突出し、また、籾漏斗(9)の右側上縁から側方に突設するガイド板(79)からは籾漏斗(9)のシャッタ−(80)の開閉およびその開度調節と、選別胴(7)内に挿架する混合米受樋(44)と玄米受樋(46)の間に斜設して玄米受樋(46)内への受入量を調節する玄米仕切板(81)の傾きを変更する操作レバ−(82)が突出して、脱ぷ部(A1)の前側で籾漏斗(9)の近くに脱ぷ部(A1)と壺穴式選別部(B)の調節操作部(C)を集中配置してある。
【0028】
なお、操作レバ−(82)によるシャッタ−(80)と玄米仕切板(81)の動作を図11によって簡単に補足説明すると、(83)はガイド板(79)に形設したガイド溝で、そのガイド溝(83)のうち(a)はシャッタ−開閉ゾ−ン、(c)は中立ゾ−ン、(b)は玄米仕切板傾動ゾ−ンであって、操作レバ−(82)を中立ゾ−ン(c)からシャッタ−開閉ゾ−ン(a)に移動すると、操作レバ−(82)は一方の係合部材(84)に係合し操作レバ−(82)を矢印(P)方向に操作することにより、係合部材(84)は(Q)方向に揺動してシャッタ−(80)を開閉するとともに、その開度を調節するのである。
【0029】
そして、操作レバ−(82)を中立ゾ−ン(c)に移動すると、係合部材(84)との係合を解き中立ゾ−ン(c)から玄米仕切板傾動ゾ−ン(b)に移動することによって、操作レバ−(82)は他方の係合部材(85)に係合し操作レバ−(82)を矢印(R)方向に操作すると係合部材は(S)方向に揺動して玄米仕切板(81)を傾動し玄米受樋(46)内への受入量を調節する。
【0030】
また、図2〜図4に示すように、(85)は吸引ファンケ−ス(21)から籾漏斗(9)の上方に向け突設するパネル台で、パネル台(85)の前面にモニタ−パネル(14)が設けられ、そのモニタ−パネル(14)には脱ぷ風選部(A)に設置した本装置の動力源である電動モ−タ(M)の負荷モニタ−(10)と壺穴式選別部(B)の選別胴(7)の回転数モニタ−(11)および回転する壺穴(13)により放物線を描いて飛翔し落下する穀粒の飛行位置モニタ−(12)が具備されて運転時の状態が監視できるようになっている。
【0031】
(86)はガイド板(79)の前端部から垂下させて脱ぷ風選部(A)がわに取着した安全カバ−で、ガイド板(79)と共働して脱ぷ風選部(A)がわと壺穴式選別部(B)がわのベルト伝達手段(D1)(D2)および伝動機構(D)をカバ−している。
【0032】
また、図13と図14および図1に示してあるように、右機台(1b)の右側における前側と後側とに移動用車輪(54)が装着され、その移動用車輪(54)はハンドル(55)の回動操作によって右機台(1b)の下面から出没し、運転時には機台(1)全体を地面に設置させ、移動時には移動用車輪(54)によって移動を容易にし、また、籾取出樋(50)がわ下がりに選別胴(7)を傾斜させて胴内に残粒する穀粒の排出を迅速にしている。
【0033】
これにより、籾摺選別装置は電動モ−タ(M)からの脱ぷ風選部(A)がわのベルト伝達手段(D1)の動力を伝動機構(D)が受継いで壺穴式選別部(B)がわのベルト伝達手段(D2)に受継がせて運転状態となり、籾漏斗(9)内の籾は脱ぷ風選されて籾殻と粃はそれぞれ排出され、混合米は混合米揚穀機(38)により揚上されて選別胴(7)内に供給されて選別作用を受け、選出された玄米は玄米揚穀機(51)によって機外に取出され、籾は籾取出樋(50)から籾還元口(39)を通過し返り籾樋(30)に入り、返り籾揚穀機(37)で拡散ケ−ス(36)内に揚上されて含有する粉塵が吸引ファン(18)により吸出されたのち籾漏斗(9)に還元されて再脱ぷされる。
【0034】
そして、作業者は脱ぷ風選部(A)の前側に位置して籾を籾漏斗(9)に入れるとともに、モニタ−パネル(14)に表示される運転状態を監視しながら調節操作部(C)を操作し、更には伝動機構(D)中に介装する変速装置(17)を調節して籾摺作業を行い、作業の終了と共に移動用車輪(54)を利用し選別胴(7)内に残粒するものを排出してから移動するのである。
【0035】
また、脱ぷ風選部(A)の跳出翼車(16)に代えて図15に示すもののように、脱ぷ部(A1)の下方に摺落物を受けて後側に向け移送するベルトコンベヤ(87)を装架し、このベルトコンベヤ(87)の終端がわ上に副吸引選別風路(23)の始端部を位置させ、ベルトコンベヤ(87)の終端部を吸引選別風路(15)の始端がわにのぞませるようにしてもよい。
【0036】
そして、選別胴(7)により選別された玄米は玄米揚穀機(51)によって取出されるのであるが、図16のように、玄米揚穀機(51)の投出筒(88)から落下する玄米の落下力を利用して回転する羽根車(89)を設け、その羽根車(89)の回転により篩い線(90)または網体を振動させることにより玄米中に混入する異物を一方の出口(91)から取出し、他方の出口(92)から玄米を取出す異物除去装置(93)を附設すればよい。
【0037】
また、風選部(A2)の後壁(94)に、図5のように可能な限り広く開放する清掃口を開設し、この清掃口に閉塞板(95)を着脱自在に設けると、風選部(A2)内の清掃点検が容易になる。
【0038】
更に、選別胴(7)を右側方に抜き出し自在にして選別胴(7)の交換や点検を行う場合、図17と図18に示してあるように、選別胴(7)を支承して回転させる駆動輪軸(40)(41)の断面を角形にし、その駆動輪軸(40)(41)に左側の駆動輪(42)(42)を嵌合して左右方向に摺動可能にするとともに、選別胴(7)の外周面に既存の鍔部(96)に対向する鍔部(97)を設けて双方の鍔部(96)(97)で駆動輪(42)(42)を挟むようにし、駆動輪軸(40)(41)と駆動輪(42)に選別胴(7)を差し込んだとき、その選別胴(7)を定位置に位置決めできるようにするために、段部(98)と圧縮スプリング(99)により圧着するボ−ル(100)およびボ−ル(100)がはまる溝(101)を設けてある。
【0039】
そこで、選別胴(7)を抜き出すとき、選別胴(7)をもって矢印(ヘ)のように引き出すと、駆動輪(42)(42)は一方の鍔部(97)によって押されて駆動輪軸(40)(41)と摺動し選別胴(7)を支承したまま引き出せ、差し込むときは、駆動輪(42)(42)に支承させた状態でその駆動輪(42)(42)は他方の鍔部(96)により押し込まれ定位置に位置決めされるようになる。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次に記載するような効果を奏する。
【0041】
即ち、機台上の左側に籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部を、右側に脱ぷ風選部からの混合米を選別する壺穴式選別部を配置してなる籾摺選別装置であって、脱ぷ風選部の脱ぷロ−ル軸を他の移送用コンベヤ軸および選別風起風用の吸引ファン軸に平行にして左右方向にし、壺穴式選別部はその選別胴の回転軸芯を左右方向の同方向にして脱ぷ風選部に並設するとともに、脱ぷ風選部と壺穴式選別部との間に、脱ぷ風選部から壺穴式選別部に動力を伝達する伝動機構を設けたから、壺穴式選別部の選別胴を支承し回動する駆動輪軸は左右方向になって脱ぷ風選部の各軸と同方向のものになり、脱ぷ風選部から壺穴式選別部への動力の伝達は容易になって、その伝動経路は短縮され伝動機構は簡素化される。しかも、その伝動機構は脱ぷ風選部と壺穴式選別部の間に設けられているから、安全カバ−等の安全対策が施し易く、また、装置全体がコンパクトになりコスト安になる。
【0042】
また、脱ぷ風選部の前側で脱ぷロ−ル上に設けた籾漏斗近くに、脱ぷ風選部と壺穴式選別部の調節操作部を集中配置したので、脱ぷ風選部の前側で籾漏斗の近くに脱ぷロ−ルの間隙調整ハンドルと脱ぷロ−ルを開く展開レバ−と籾漏斗のシャッタ−の開閉と選別胴内に設けた玄米仕切板の傾きを変更する操作レバ−が配置されて、作業者はこれら脱ぷ風選部と壺穴式選別部の調節操作部の操作が籾を籾漏斗に入れながらでも行え、操作を便利且つ迅速に行うことができる。
【0043】
更に、籾漏斗の上方に、脱ぷ風選部に設置した電動モ−タの負荷モニタ−と選別胴の回転数モニタ−および選別胴の壺穴により放物線を描いて飛翔し落下する穀粒の飛行位置モニタ−を有するモニタ−パネルを設けることにより、作業者は脱ぷ風選部の前側に位置して調節操作部を操作するとき、動力源である電動モ−タの負荷と壺穴式選別部における選別胴の回転数および選別胴内の穀粒の飛行状態を監視しながら最良の運転状態になるように調整が可能になる。
【0044】
そして、脱ぷ風選部には脱ぷロ−ルからの摺落物を吸引選別風路に拡散する跳出翼車を設け、伝動機構中に介装する変速装置により跳出翼車と選別胴の回転速度を同時に変速調節可能にしたので、摺落物量の増減に応じて変速装置を操作することにより、跳出翼車と選別胴の回転速度が同調して両者が同時に調節でき、摺落物量の増減に対して迅速な対応処理ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺選別装置全体の前面図である。
【図2】脱ぷ風選部の右側面図である。
【図3】同脱ぷ風選部の前面図である。
【図4】同脱ぷ風選部の左側面図である。
【図5】同脱ぷ風選部の内部を示す右側面図である。
【図6】脱ぷ風選部から壺穴式選別部の一部を示す平面図である。
【図7】同脱ぷ風選部から壺穴式選別部の一部を示す後面図である。
【図8】壺穴式選別部の内部を示す前面図である。
【図9】同壺穴式選別部の左側面図である。
【図10】同壺穴式選別部の右側面図である。
【図11】調節操作部の説明用斜視図である。
【図12】伝動経路を示す図である。
【図13】機台の前面図である。
【図14】同機台の平面図である。
【図15】別実施例における脱ぷ風選部の内部を示す右側面図である。
【図16】異物除去装置の内部を示す右側面図である。
【図17】壺穴式選別部の左側部を示す前面図である。
【図18】選別胴を抜き差しする説明図である。
【符号の説明】
A 脱ぷ風選部
B 壺穴式選別部
C 調節操作部
D 伝動機構
1 機台
2 脱ぷロ−ル軸
3、4、5 移送用コンベヤ軸
6 吸引ファン軸
7 選別胴
8 脱ぷロ−ル
9 籾漏斗
10 負荷モニタ−
11 回転数モニタ−
12 飛行位置モニタ−
13 壺穴
14 モニタ−パネル
15 吸引選別風路
16 跳出翼車
17 変速装置
M 電動モ−タ
Claims (4)
- 機台(1)上の左側に籾を脱ぷし風選する脱ぷ風選部(A)を、右側に脱ぷ風選部(A)からの混合米を選別する壺穴式選別部(B)を配置してなる籾摺選別装置であって、脱ぷ風選部(A)の脱ぷロ−ル軸(2)を他の移送用コンベヤ軸(3)(4)(5)および選別風起風用の吸引ファン軸(6)に平行にして左右方向にし、壺穴式選別部(B)はその選別胴(7)の回転軸芯を左右方向の同方向にして脱ぷ風選部(A)に並設するとともに、脱ぷ風選部(A)と壺穴式選別部(B)との間に、脱ぷ風選部(A)から壺穴式選別部(B)に動力を伝達する伝動機構(D)を設けたことを特徴とする籾摺選別装置。
- 脱ぷ風選部(A)の前側で脱ぷロ−ル(8)上に設けた籾漏斗(9)近くに、脱ぷ風選部(A)と壺穴式選別部(B)の調節操作部(C)を集中配置したことを特徴とする請求項1.記載の籾摺選別装置。
- 籾漏斗(9)の上方に、脱ぷ風選部(A)に設置した電動モ−タ(M)の負荷モニタ−(10)と選別胴(7)の回転数モニタ−(11)および選別胴(7)の壺穴(13)により放物線を描いて飛翔し落下する穀粒の飛行位置モニタ−(12)を有するモニタ−パネル(14)を設けてあることを特徴とする請求項2.記載の籾摺選別装置。
- 脱ぷ風選部(A)には脱ぷロ−ル(8)からの摺落物を吸引選別風路(15)に拡散する跳出翼車(16)を設け、伝動機構(D)中に介装する変速装置(17)により跳出翼車(16)と選別胴(7)の回転速度を同時に変速調節可能にしたことを特徴とする請求項1.記載の籾摺選別装置。
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