JP3926128B2 - リリーフバルブ機構付油圧式テンショナ - Google Patents

リリーフバルブ機構付油圧式テンショナ Download PDF

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    • Y10T137/7852End of valve moves inside dashpot chamber

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両エンジン用タイミングチェーン等の伝動チェーンに適正な張力を付与するために用いられるリリーフバルブ機構付油圧式テンショナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両エンジン用タイミングチェーンに適正な張力を付与するために用いられる油圧式テンショナには、図9のタイミング伝動装置に示すように、駆動軸側スプロケットS1と従動軸側スプロケットS2との間に張架されて伝動するタイミングチェーンTCに過大な緊張力が発生したときに、この過大な緊張力をテンショナレバーTLを介して調整するためのリリーフバルブを有するリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ50がある。
【0003】
図10は、従来のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナの一例を示す正面断面図であって、この図10に示されている従来のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ50は、ハウジング本体51と、ハウジング本体51に形成された有底のプランジャ収容孔51aに摺動自在に底壁52aを外に向けて嵌挿されたプランジャ52と、プランジャ52内に挿入され突出方向に付勢するスプリング53と、ハウジング本体51とプランジャ52との間に形成される高圧油室54と、ハウジング本体51に形成されたプランジャ収容孔51aの底部に設けたチェックバルブ機構55と、プランジャ収容孔51aの底部に近い側壁に連通するようにハウジング本体51内に設けられたリリーフバルブ機構57とを有している。
【0004】
前記チェックバルブ機構55は、プランジャ収容孔51aの底部に形成された孔51bに圧入された油路55aを有するボールシート55bと、このボールシート55bに対して当接自在となるチェックボール55cと、このチェックボール55cを保持するリテーナ55dと、チェックボール55cをボールシート55bに向けて付勢するスプリング55eと、から構成され、さらに、前記ハウジング本体51に形成された孔51bには高圧油室54にオイルポンプ等の油圧発生源からの油を供給するための供給油路51cが形成されている。
このように構成された前記チェックバルブ機構55は、高圧油室54への油の流入を許容し逆に高圧油室54からの油の流出を阻止する機能を有する。
【0005】
一方、前記リリーフバルブ機構57は、ハウジング本体51に形成された弁体嵌挿部57aと、高圧油室54と弁体嵌挿部57aとを連通する油供給用バルブ口57bと、弁体嵌挿部57a内に底面を油供給用バルブ口57bに向けて摺動自在に嵌挿されたコップ形状の弁体57cと、弁体57cを油供給用バルブ口57b方向に付勢するスプリング57dと、弁体嵌挿部57a側壁の油供給用バルブ口57b近傍に穿孔され弁体嵌挿部57a内部とハウジング本体51外部を連通するリリーフ孔57eと、弁体嵌挿部57aに外部から圧入されるプラグ57fと、から構成されている。
そして、このように構成された前記リリーフバルブ機構57は、高圧油室54内の油圧が設定圧を超えるとスプリング57dの付勢力に抗して弁体57cが後退し、油供給用バルブ口57bとリリーフ孔57eとが連通し、高圧油室54内の油圧を低減させる機能を有する。
また、弁体嵌挿部57a内部は、弁体57cの円滑な動作を阻害しないために油で満たされており、弁体57cの後退前進の動きに応じて、プラグ57fに穿孔された油孔57hを介して油が排出供給される。
【0006】
上述したような従来のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ50は、エンジンが所定の通常駆動をしている状態において、タイミングチェーンの弛みが発生した場合、スプリング53の付勢力によってプランジャ52が突出し、同時にチェックボール55cがボールシート55bから離れ、オイルポンプ等の油圧発生源からハウジング本体51に形成された孔51bに連通している供給油路51cおよびボールシート55bの油路55aを介して高圧油室54内に油が供給され、タイミングチェーンの緊張力を維持する。
【0007】
また、タイミングチェーンに過大な緊張力が発生した場合には、プランジャ52が図示しないテンショナレバーから逆付勢方向に押圧荷重を受ける。
このときチェックバルブ機構55は高圧油室54内の油の逆流を阻止するように作用し、非圧縮性流体である高圧油室54内の油が、プランジャ52の戻りを阻止するが、リリーフバルブ57の弁体57cが高圧油室54内に発生した油圧を受けて、スプリング57dの付勢力に抗して摺動して僅かながら後退し、タイミングチェーンに発生した過大な緊張力を吸収する。
【0008】
さらに、プランジャ52への押圧荷重が増大し、リリーフバルブ機構57の弁体57cがさらに後退すると、油供給用バルブ口57bとリリーフ孔57eとが連通し、高圧油室54の油がテンショナ外部に放流排出することを許容するので、高圧油室54内の油圧を低減させ、タイミングチェーンの過大な緊張力を吸収する。
【0009】
そして、このようなテンショナ外部への油の放流排出に伴って高圧油室54内の油圧が低下すれば、弁体57cがスプリング57dの付勢力を受けてリリーフ孔57eを塞いで高圧油室54の油圧を設定値に維持し、また、過剰に高圧油室54内の油圧が低下すれば、チェックバルブ機構55が作用し、高圧油室54内に油が流入して高圧油室54内の油圧を正常に戻す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような図10に示す従来のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ50では、エンジンがエンストする等のアクシデントによりタイミングチェーンに急激な緊張力が発生した場合に、高圧油室54内の油が一気にリリーフバルブ機構57へと流入するため、リリーフバルブ機構57の弁体57cが急激に後退し、弁体57cがプラグ57fに衝突して打撃音を発生するという問題が生じていた。
さらに、弁体57cを付勢しているスプリング57dが弾性限界を超えて圧縮されることにより、スプリング57dの付勢力が次第に低下しリリーフバルブとしての機能が失われる問題も懸念されていた。
このような問題を防止するために弁体嵌挿部57a内の弁体57cとプラグ57fとの間にゴム等の緩衝材を介在させることも提案されているが、緩衝材を介在させることによる組み立て工数の増加やコストの増加という問題があり、有効な解決策とはなっていなかった。
【0011】
そこで、本発明の目的は、前述したような従来技術の問題点を解消し、オイルポンプ等の油圧発生源から供給される油が過剰供給されたり、タイミングチェーンに急激な緊張力が発生したり、高圧油室内が過剰高圧となったりした場合に、簡単なバルブ構造でリリーフバルブ機構に生じがちな弁体の打撃音や弁体をバネ付勢しているスプリングのへたりや破損を防止することができ、タイミングチェーンに急激な張力変動に対して瞬時に調整可能な応答特性を備えた安価なリリーフバルブ機構付油圧式テンショナを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本請求項1に係る発明は、ハウジング本体と該ハウジング本体に形成された有底のプランジャ収容孔に摺動自在に嵌挿されたプランジャと該プランジャ内に挿入されて突出方向に付勢するスプリングと前記ハウジング本体とプランジャとの間に形成される高圧油室と前記ハウジング本体に形成されたプランジャ収容孔の底部に設けたチェックバルブ機構と前記テンショナ本体内に過剰供給された油の油圧を調整するためのリリーフバルブ機構とを備え、前記油圧が過剰高圧状態となってもリリーフバルブ機構によって直ちに減圧して回避するように構成されたリリーフバルブ機構油圧式テンショナにおいて、前記リリーフバルブ機構が、オイルポンプなどの油圧発生源に油供給用バルブ口を介して連通する拡径の弁体嵌挿部と前記油供給用バルブ口からの油圧によって弁体嵌挿部内を進退自在に摺動する弁体と前記弁体を油供給用バルブ口に向けて伸長付勢するスプリングと前記油供給用バルブ口の近傍に弁体嵌挿部の周壁の穿孔されて弁体嵌挿部内部とハウジング本体の外部を連通するリリーフ孔とで構成されているとともに、前記弁体嵌挿部の周壁に穿孔された油逃がし孔が、前記油供給用バルブ口からの急激な油圧により前記弁体がリリーフ孔を越えて過剰に後退したときに閉塞される位置に設けられているものである。
【0013】
また、本請求項2に係る発明は、ハウジング本体と該ハウジング本体に形成された有底のプランジャ収容孔に摺動自在に嵌挿されたプランジャと該プランジャ内に挿入されて突出方向に付勢するスプリングと前記ハウジング本体とプランジャとの間に形成される高圧油室と前記ハウジング本体に形成されたプランジャ収容孔の底部に設けたチェックバルブ機構と前記テンショナ本体内に過剰供給された油の油圧を調整するためのリリーフバルブ機構とを備え、前記油圧が過剰高圧状態となってもリリーフバルブ機構によって直ちに減圧して回避するように構成されたリリーフバルブ機構油圧式テンショナにおいて、前記リリーフバルブ機構が、オイルポンプなどの油圧発生源に油供給用バルブ口を介して連通する拡径の弁体嵌挿部と前記油供給用バルブ口からの油圧によって弁体嵌挿部内を進退自在に摺動する弁体と前記弁体を油供給用バルブ口に向けて伸長付勢するスプリングと前記油供給用バルブ口の近傍に弁体嵌挿部の周壁の穿孔されて弁体嵌挿部内部とハウジング本体の外部を連通するリリーフ孔とで構成されているとともに、前記弁体嵌挿部の周壁に穿孔された油逃がし孔が、前記油供給用バルブ口からの急激な油圧により前記弁体がリリーフ孔を越えて過剰に後退したときに閉塞される位置に設けられ、前記弁体嵌挿部の油供給用バルブ口側周壁が、前記プランジャを進退自在に摺動させるハウジング本体のプランジャ収容孔に形成された高圧油室内に油圧調整路を介して連通されているものである。
【0014】
さらに、本請求項3に係る発明は、ハウジング本体と該ハウジング本体に形成された有底のプランジャ収容孔に摺動自在に嵌挿されたプランジャと該プランジャ内に挿入されて突出方向に付勢するスプリングと前記ハウジング本体とプランジャとの間に形成される高圧油室と前記ハウジング本体に形成されたプランジャ収容孔の底部に設けたチェックバルブ機構と前記テンショナ本体内に過剰供給された油の油圧を調整するためのリリーフバルブ機構とを備え、前記油圧が過剰高圧状態となってもリリーフバルブ機構によって直ちに減圧して回避するように構成されたリリーフバルブ機構油圧式テンショナにおいて、前記リリーフバルブ機構が、前記高圧室に油供給用バルブ口を介して連通する拡径の弁体嵌挿部と前記油供給用バルブ口からの油圧によって弁体嵌挿部内を進退自在に摺動する弁体と前記弁体を油供給用バルブ口に向けて伸長付勢するスプリングと前記油供給用バルブ口の近傍に弁体嵌挿部の周壁の穿孔されて弁体嵌挿部内部とハウジング本体の外部を連通するリリーフ孔とで構成されているとともに、前記弁体嵌挿部の周壁に穿孔された油逃がし孔が、前記油供給用バルブ口からの急激な油圧により前記弁体がリリーフ孔を越えて過剰に後退したときに閉塞される位置に設けられているものである。
【0015】
【作用】
本請求項1に係る発明のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナによれば、弁体嵌挿部の周壁に穿孔された油逃がし孔が前記油供給用バルブ口からの急激な油圧によって前記弁体がリリーフ孔を越えて過剰に後退したときに閉塞される位置に設けられているため、前記油供給用バルブ口からの急激な油圧によって弁体が通常の摺動位置を越えて閉塞される位置に後退した場合には、弁体嵌挿部の周壁に穿孔された油逃がし孔が弁体により閉塞されるので、弁体嵌挿部内に流入してきた油が封入状態となって弁体のそれ以上の後退を阻止して反発する機能、いわゆる、ダンパー機能を発揮して、従来の弁体に生じていたようなプラグへの衝突を回避する。
【0016】
また、本請求項2に係る発明のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナによれば、本請求項1に係る発明が奏する作用に加えて、前記弁体嵌挿部の油供給用バルブ口側周壁が前記プランジャを進退自在に摺動させるハウジング本体のプランジャ収容孔に形成された高圧油室内に油圧調整路を介して連通されていることによって、オイルポンプ等の油圧発生源から供給される油が過剰供給された場合に、高圧油室内の油圧と協動して過剰高圧を吸収して解消する。
【0017】
さらに、本請求項3に係る発明のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナによれば、本請求項1に係る発明が奏する作用に加えて、前記弁体嵌挿部の油供給用バルブ口が前記プランジャを進退自在に摺動させるハウジング本体のプランジャ収容孔に形成された高圧油室内に連通されていることによって、タイミングチェーンに急激な緊張力が発生した場合などに生じる高圧油室内の異常高圧を瞬時に吸収して解消する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を第1実施例のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ(以下、「テンショナ」という。)10に基づき図1乃至図3を参照して説明する。
なお、図1は、本発明の第1実施例であるテンショナの平面断面図であって、図2は、図1のX−X線からみたリリーフバルブ機構の未作動状態を示しており、図3は、図1のX−X線からみたリリーフバルブ機構が作動して油逃がし孔が閉塞された状態を示している。
【0019】
まず、本発明の第1実施例であるテンショナ10は、図1に示すように、ハウジング本体11と、ハウジング本体11に形成された有底のプランジャ収容孔11aに摺動自在に底壁12aを外に向けて嵌挿されたプランジャ12と、このプランジャ12内に挿入され突出方向に付勢するスプリング13と、このハウジング本体11とプランジャ12との間に形成される高圧油室14と、このハウジング本体11に形成されたプランジャ収容孔11aの底部に設けたチェックバルブ機構15と、このチェックバルブ機構15にオイルポンプ等の油圧発生源から供給される油を一旦貯留するリザーバ16と、このリザーバ16へ過剰供給された油の油圧を調整するためのリリーフバルブ機構17とを備えている。
【0020】
そして、前記チェックバルブ機構15は、プランジャ収容孔11aの底部に形成された孔11bに圧入された油路15aを有するボールシート15bと、このボールシート15bに対して当接自在となるチェックボール15cと、このチェックボール15cを保持するリテーナ15dと、チェックボール15cをボールシート15bに向けて付勢するスプリング15eと、から構成され、さらに、前記ハウジング本体11に形成された孔11bには高圧油室14にオイルポンプ等の油圧発生源からの油を供給するための供給油路11cが形成されており、高圧油室14への油の流入を許容し逆に高圧油室14からの油の流出を阻止する機能を奏するようになっている。
【0021】
他方、前記リリーフバルブ機構17は、図2乃至図3に示すように、前記ハウジング本体11に形成された弁体嵌挿部17aと、前記リザーバ16に過剰供給された油を弁体嵌挿部17aへ導入する油供給用バルブ口17bと、前記弁体嵌挿部17aに底面を油供給用バルブ口17bに向けて摺動自在に嵌挿されたコップ形状の弁体17cと、弁体17cを油供給用バルブ口17bに向けて付勢するスプリング17dと、油供給用バルブ口17bの近傍に弁体嵌挿部17a周壁の穿孔されて弁体嵌挿部17a内部とハウジング本体11の外部を連通するリリーフ孔17eと、弁体嵌挿部17aに外部から圧入されるプラグ17fとで構成されている。
【0022】
また、前記弁体嵌挿部17aの周壁には、本発明の最も特徴とする油逃がし孔17gが穿孔され、この油逃がし孔17gは、前記油供給用バルブ口17bからの急激な油圧によって弁体17cがリリーフ孔17eを越えて過剰に後退したときに閉塞される位置に設けられている。
そして、弁体嵌挿部17a内部は、弁体17cの円滑な動作を阻害しないために油で満たされており、エンジンの通常駆動下における弁体17cの後退前進の動きに応じて、前記油逃がし孔17gを介して油が排出されるようになっている。
【0023】
このようにして得られた本第1実施例のテンショナ10は、エンジンが所定の通常駆動をしている状態において、タイミングチェーンの弛みが発生した場合、スプリング13の付勢力によってプランジャ12が突出し、同時にチェックボール15cがボールシート15bから離れ、オイルポンプ等の油圧発生源からハウジング本体11に形成された孔11bに連通している供給油路11cおよびボールシート15bの油路15aを介して高圧油室14内に油が供給され、タイミングチェーンの緊張力を維持する。
【0024】
また、タイミングチェーンに過大な緊張力が発生した場合には、プランジャ12が図示しないテンショナレバーから逆付勢方向に押圧荷重を受ける。
このときチェックバルブ機構15は高圧油室14内の油の逆流を阻止するように作用し、非圧縮性流体である高圧油室14内の油が、プランジャ12の戻りを阻止するが、リリーフバルブ機構17の弁体17cがリザーバ16内に発生した過剰な油圧を受けて、スプリング17dの付勢力に抗して摺動して僅かながら後退し、プランジャ12のチェーンに対する過大な押し付け力を軽減する。
【0025】
さらに、プランジャ12への押圧荷重が増大し、リリーフバルブ機構17の弁体17cがリリーフ孔17eを越えてさらに後退すると、油供給用バルブ口17bとリリーフ孔17eとが連通し、リザーバ16の油がテンショナ外部に放出することを許容するので、高圧油室14内の油圧を低減させ、タイミングチェーンの過大な緊張力を吸収する。
【0026】
要するに、このようなテンショナ外部への油放出に伴ってリザーバ16内の油圧が低下すれば、弁体17cがスプリング17dの付勢力を受けてリリーフ孔17eを塞いで高圧油室14の油圧を設定値に維持し、また、過剰に高圧油室14内の油圧が低下すれば、チェックバルブ機構15が作用し、高圧油室14内に油が流入して高圧油室14内の油圧を正常に戻すようになっている。
【0027】
つぎに、高圧油室14に過大な圧力がかかると、リザーバ16内の油が油供給用バルブ口17bから一気にリリーフバブル機構17に流入し、スプリング17dの付勢力を遙かに越える圧力が弁体17cに加わって弁体17cを勢いよく後退させるようなバックラッシュが発生する。
【0028】
そして、このようなバックラッシュによって弁体17cが所定量以上に後退すると、図3に示したように、前記油逃がし孔17gが弁体17cの側壁により閉塞され、弁体17cとプラグ17fとの間を満たしている油は逃げ場を失い、それ以上の弁体17cの後退を阻止するようなダンパー作用を発揮する。
その結果、弁体17cがプラグ17fに衝突することが回避され、打撃音は発生しない。油供給用バルブ口17bから一気に流入した油は、リリーフ孔17eを通じて徐々に外部に排出されリザーバ16内の圧力は、正常値へ戻るようになっている。
このようにして、本第1実施例であるリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ10に備えられたリリーフバブル機構17は、急激な圧力上昇に対しても、弁体17cのバックラッシュを抑制し、打撃音を発生することなく、油圧の適切な調整を可能にしている。
【0029】
次に、本発明の第2実施例であるリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ(以下、「テンショナ」という。)20に基づき図4乃至図6を参照して説明する。
なお、図4は、本発明の第2実施例であるテンショナの平面断面図であって、図5は、図4のY−Y線からみたリリーフバルブ機構の未作動状態を示しており、図6は、図4のY−Y線からみたリリーフバルブ機構が作動して油逃がし孔が閉塞された状態を示している。
また、第2実施例のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナと前述した第1実施例のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナとの装置構成で共通する部分は、同一の符号で示している。
【0030】
まず、図4に示す本発明の第2実施例であるテンショナ20は、上述した第1実施例のテンショナ10と同様に、ハウジング本体11と、ハウジング本体11に形成された有底のプランジャ収容孔11aに摺動自在に底壁12aを外に向けて嵌挿されたプランジャ12と、このプランジャ12内に挿入され突出方向に付勢するスプリング13と、このハウジング本体11とプランジャ12との間に形成される高圧油室14と、このハウジング11に形成されたプランジャ収容孔11aの底部に設けたチェックバルブ機構15と、このチェックバルブ機構15にオイルポンプ等の油圧発生源から供給される油を一旦貯留するリザーバ16と、このリザーバ16へ過剰供給された油の油圧を調整するためのリリーフバルブ機構17とを備えている。
【0031】
そして、本発明の第2実施例であるテンショナ20は、図4乃至図6に示すように、前記弁体嵌挿部17aの油供給用バルブ口17b側周壁が前記プランジャ12を進退自在に摺動させるハウジング本体11のプランジャ収容孔11aに形成された高圧油室14内に油圧調整路28を介して連通されていることを特徴としている。
したがって、この油圧調整路28によって、オイルポンプ等の油圧発生源から供給される油が過剰供給された場合に、高圧油室14の油圧と協動して過剰の油をテンショナ外部に放出するので、高圧油室14内に発生しがちな過剰高圧が直ちに吸収解消されてタイミングチェーンの急激な張力変動に対して瞬時に調整可能な応答特性を発揮することができる。
【0032】
なお、図7は、本第2実施例のテンショナ20におけるコップ形状の弁体17cをボール形状の弁体17cに変えた例であって、この場合には、市販規格品のボールを採用することができるので、更なるコストダウンを図ることができる。
【0033】
さらに、本発明の第3実施例であるリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ(以下、「テンショナ」という。)30に基づき図8を参照して説明する。
なお、本第3実施例のテンショナ30と前述した第1実施例のテンショナ10との装置構成で共通する部分は、同一の符号としてその説明を省略する。
そこで、図8に示す本発明の第3実施例であるテンショナ30は、前述した第1実施例のリリーフバルブ機構17と同じ構成・機能を有するものであり、プランジャ12の先端に直接組み込んでいることを最も特徴としている。
【0034】
このようにして得られた本第3実施例のテンショナ30は、基本的に第1実施例と同様な効果を発揮するとともに、前記弁体嵌挿部17aの油供給用バルブ口17bが前記プランジャ12を進退自在に摺動させるハウジング本体11のプランジャ収容孔11aに形成された高圧油室14内に連通されていることにより、タイミングチェーンに急激な緊張力が発生した場合などに生じる高圧油室14内の異常高圧を瞬時に吸収して解消することができる。
しかも、リリーフバブル機構17をプランジャ12の先端に直接組み込んでいるため、ハウジング本体11の形状を小さくすることができ、テンショナ全体をより一層小型化・軽量化することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナは、上述したような構成を備えているので、以下のような本発明に特有の効果を奏することができる。
【0036】
まず、本請求項1に係る発明によれば、弁体嵌挿部の周壁に穿孔された油逃がし孔が前記油供給用バルブ口からの急激な油圧によって前記弁体がリリーフ孔を越えて過剰に後退したときに閉塞される位置に設けられた簡単なバルブ構造で備えているため、弁体嵌挿部内に流入してきた油が封入状態となって弁体のそれ以上の後退を阻止して反発するダンパー機能を発揮して、従来の弁体に生じたようなプラグへの衝突を回避して打撃音や弁体をバネ付勢しているスプリングのへたりや破損を防止することができ、長期に亙ってリリーフバルブ機構の耐久性を確保することができる。
【0037】
また、本請求項2に係る発明によれば、本請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、前記弁体嵌挿部の油供給用バルブ口側周壁が前記プランジャを進退自在に摺動させるハウジング本体のプランジャ収容孔に形成された高圧油室内に油圧調整路を介して連通されていることによって、オイルポンプ等の油圧発生源から供給される油が過剰供給された場合に高圧油室と協動してテンショナ外部に放出されるので、高圧油室内に発生しがちな過剰高圧が直ちに吸収解消されてタイミングチェーンの急激な張力変動に対して瞬時に調整可能な応答特性を発揮することができる。
【0038】
さらに、本請求項3に係る発明によれば、前記弁体嵌挿部の油供給用バルブ口が前記プランジャを進退自在に摺動させるハウジング本体のプランジャ収容孔に形成された高圧油室内に連通されていることによって、タイミングチェーンに急激な緊張力が発生した場合などに生じる高圧油室内の異常高圧を瞬時に吸収して解消することができるとともに、リリーフバルブ機構がプランジャ内に組み込まれているので、油圧式テンショナが小型化・軽量化され、部品点数、製造工程数、製造コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるリリーフバルブ機構付油圧式テンショナの断面図。
【図2】図1のX−X線からみたリリーフバルブ機構の未作動状態を示した図。
【図3】図1のX−X線からみたリリーフバルブ機構の油逃がし孔が閉塞された状態を示した図。
【図4】本発明の第2実施例であるリリーフバルブ機構付油圧式テンショナの断面図。
【図5】図4のY−Y線からみたリリーフバルブ機構の未作動状態を示した図。
【図6】図4のY−Y線からみたリリーフバルブ機構の油逃がし孔が閉塞された状態を示した図。
【図7】第2実施例であるリリーフバルブ機構付油圧式テンショナの変形例を示した図。
【図8】本発明の第3実施例であるリリーフバルブ機構付油圧式テンショナの正面断面図。
【図9】従来のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナの使用態様図。
【図10】従来のリリーフバルブ機構付油圧式テンショナを示す正面断面図。
【符号の説明】
10 ,50 ・・・ リリーフバルブ機構付油圧式テンショナ
11 ,51 ・・・ ハウジング
12 ,52 ・・・ プランジャ
13 ,53 ・・・ スプリング
14 ,54 ・・・ 高圧油室
15 ,55 ・・・ チェックバブル機構
15a,55a ・・・ 油路
15b,55b ・・・ ボールシート
15c,55c ・・・ チェックボール
15d,55d ・・・ リテーナ
15e,55e ・・・ スプリング
16 ・・・ リザーバ
17 ,57 ・・・ リリーフバルブ機構
17a,57a ・・・ 弁体嵌挿部
17b,57b ・・・ 油供給用バルブ口
17c,57c ・・・ 弁体
17d,57d ・・・ スプリング
17e,57e ・・・ リリーフ孔
17f,57f ・・・ プラグ
57h ・・・ 油孔
17g ・・・ 油逃がし孔
20 ,30 ・・・ リリーフバルブ機構付油圧式テンショナ
28 ・・・ 油圧調整路
S1 ・・・ 駆動軸側スプロケット
S2 ・・・ 従動軸側スプロケット
TC ・・・ タイミングチェーン
TL ・・・ テンショナレバー

Claims (3)

  1. ハウジング本体と該ハウジング本体に形成された有底のプランジャ収容孔に摺動自在に嵌挿されたプランジャと該プランジャ内に挿入されて突出方向に付勢するスプリングと前記ハウジング本体とプランジャとの間に形成される高圧油室と前記ハウジング本体に形成されたプランジャ収容孔の底部に設けたチェックバルブ機構と前記テンショナ本体内に過剰供給された油の油圧を調整するためのリリーフバルブ機構とを備え、前記油圧が過剰高圧状態となってもリリーフバルブ機構によって直ちに減圧して回避するように構成されたリリーフバルブ機構油圧式テンショナにおいて、
    前記リリーフバルブ機構が、オイルポンプなどの油圧発生源に油供給用バルブ口を介して連通する拡径の弁体嵌挿部と前記油供給用バルブ口からの油圧によって弁体嵌挿部内を進退自在に摺動する弁体と前記弁体を油供給用バルブ口に向けて伸長付勢するスプリングと前記油供給用バルブ口の近傍に弁体嵌挿部の周壁の穿孔されて弁体嵌挿部内部とハウジング本体の外部を連通するリリーフ孔とで構成されているとともに、
    前記弁体嵌挿部の周壁に穿孔された油逃がし孔が、前記油供給用バルブ口からの急激な油圧により前記弁体がリリーフ孔を越えて過剰に後退したときに閉塞される位置に設けられていることを特徴とするリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ。
  2. ハウジング本体と該ハウジング本体に形成された有底のプランジャ収容孔に摺動自在に嵌挿されたプランジャと該プランジャ内に挿入されて突出方向に付勢するスプリングと前記ハウジング本体とプランジャとの間に形成される高圧油室と前記ハウジング本体に形成されたプランジャ収容孔の底部に設けたチェックバルブ機構と前記テンショナ本体内に過剰供給された油の油圧を調整するためのリリーフバルブ機構とを備え、前記油圧が過剰高圧状態となってもリリーフバルブ機構によって直ちに減圧して回避するように構成されたリリーフバルブ機構油圧式テンショナにおいて、
    前記リリーフバルブ機構が、オイルポンプなどの油圧発生源に油供給用バルブ口を介して連通する拡径の弁体嵌挿部と前記油供給用バルブ口からの油圧によって弁体嵌挿部内を進退自在に摺動する弁体と前記弁体を油供給用バルブ口に向けて伸長付勢するスプリングと前記油供給用バルブ口の近傍に弁体嵌挿部の周壁の穿孔されて弁体嵌挿部内部とハウジング本体の外部を連通するリリーフ孔とで構成されているとともに、
    前記弁体嵌挿部の周壁に穿孔された油逃がし孔が、前記油供給用バルブ口からの急激な油圧により前記弁体がリリーフ孔を越えて過剰に後退したときに閉塞される位置に設けられ、
    前記弁体嵌挿部の油供給用バルブ口側周壁が、前記プランジャを進退自在に摺動させるハウジング本体のプランジャ収容孔に形成された高圧油室内に油圧調整路を介して連通されていることを特徴とするリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ。
  3. ハウジング本体と該ハウジング本体に形成された有底のプランジャ収容孔に摺動自在に嵌挿されたプランジャと該プランジャ内に挿入されて突出方向に付勢するスプリングと前記ハウジング本体とプランジャとの間に形成される高圧油室と前記ハウジング本体に形成されたプランジャ収容孔の底部に設けたチェックバルブ機構と前記テンショナ本体内に過剰供給された油の油圧を調整するためのリリーフバルブ機構とを備え、前記油圧が過剰高圧状態となってもリリーフバルブ機構によって直ちに減圧して回避するように構成されたリリーフバルブ機構油圧式テンショナにおいて、
    前記リリーフバルブ機構が、前記高圧室に油供給用バルブ口を介して連通する拡径の弁体嵌挿部と前記油供給用バルブ口からの油圧によって弁体嵌挿部内を進退自在に摺動する弁体と前記弁体を油供給用バルブ口に向けて伸長付勢するスプリングと前記油供給用バルブ口の近傍に弁体嵌挿部の周壁の穿孔されて弁体嵌挿部内部とハウジング本体の外部を連通するリリーフ孔とで構成されているとともに、
    前記弁体嵌挿部の周壁に穿孔された油逃がし孔が、前記油供給用バルブ口からの急激な油圧により前記弁体がリリーフ孔を越えて過剰に後退したときに閉塞される位置に設けられていることを特徴とするリリーフバルブ機構付油圧式テンショナ。
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