JP3923787B2 - 破風構成体の取り付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根のケラバに取り付けて破風を構成する破風構成体の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
家屋の切妻屋根廻りの造作において、妻側端部を装飾するため、屋根の端部に沿って長尺枠状に形成された破風板を取り付けることがある。このような屋根構造では、妻側端部に沿って支持具を固着し、この支持具に破風板を接合し、ビス止めして破風板を固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
破風板の取り付けは、屋根の側方で破風板を支えながら取り付け位置を合わせ、取り付け位置が決まったところで支持具に破風板をあてがい、その状態のままビスやネジをねじ入れて固定するとう作業手順によって行われ、支持具に固定されるまで破風板を支える必要があることから、一人の作業者で取り付け作業を行うことは困難であり、破風板の位置決めや固定作業にも時間を要していた。
また、屋根材の種類(瓦、スレート、金属)にかかわりなく同形状の破風板を使用することができれば、施工コストの削減が可能となるが、従来そのような構造のものはなく、また、特に金属製の屋根材では、屋根材裏側に雨水が入り込まないよう、屋根材と破風板との取り合い部分の防水処理を確実に施しておく必要がある。
【0004】
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、破風板の取り付けを一人の作業者でも容易、確実且つ迅速に行えるようにするとともに、屋根材の種類にかかわりなく、同形状の破風板を使用できるようにことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明は、唐草が固定された屋根側端部に、
唐草の内側面に接合して唐草よりも高く突出する側面部と側面部の端部から垂直に折れた下面部を有する下水切り板と唐草の上面に接合する下面部の端部に上方へ垂直に折れた側面部、側面部の上端から垂直に折れて側方へ突出した上面部及び上面部の端部から下方へ折れた垂下片部を連ねてなる上水切り板からなる捨て水切り板と、
屋根側端部の上方を覆う上部被覆面と側方を覆う側部被覆面と下方を覆う下部被覆面とを有して略コ字状の断面形状に形成された破風板と、
屋根側端部の側面に接合する側面部の上下両部に端部を垂直に折り曲げて破風板の内面に当接する支持片部を設けてなるブラケットとからなる破風構成体を取り付ける構造において、
前記下水切り板を、その側面部を唐草の内側面、下面部を屋根側端部の上面にそれぞれ接合させて唐草に沿って軒から棟まで取り付けた後、屋根上面に金属製屋根材を取り付け、当該屋根材の側端部は上方へ折り返して前記下水切り板の側面部内側に重ね合わせ、
次いで側面部と上面部の内折れ部に防水材を装着した前記上水切り板を、その下面部を唐草の上面、側面部を唐草の上方に突出した下水切り板の側面部にそれぞれ接合させ、上面部を下水切り板に被せて唐草に沿って軒から棟まで取り付けるとともに、上下の水切り板と屋根材側端部の継ぎ目部分に防水材を被せて塞ぎ、
屋根側端部の側面に適宜な間隔を開けて複数のブラケットを取り付けた後、前記破風板の上部被覆面端部の下折れした縁部の係合部を上水切り板の垂下片部に係合させながら破風板の下側を屋根側端部の下側へ押し込んで下部被覆面端部の折り返し部を屋根側端部下面に接合させて、破風板を捨て水切り板とブラケットで支持させ、
上部被覆面と上水切り板の垂下片部との重合部と下部被覆面と屋根側端部下面との重合部とに固着具を打ち込んで破風板を固定することを特徴とする。
これによれば、破風板は、その上部を捨て水切り板で、側部をブラケットでそれぞれ支持されて屋根側端部に仮止めされ、その状態のままスライドさせて取り付け位置を調節できるので、位置決めや固定作業において破風板を手で支える必要はなく、位置の微調節も可能となり、取り付け作業を容易且つ迅速に行うことができる。破風板と屋根材との取り合い部分の隙間は捨て水切り板によって塞がれるので、屋根材表面から屋根側端部に滴下した雨水は捨て水切り板を伝って雨樋に流入し、破風板内に雨水が進入することはない。金属製屋根材の裏側に雨水が入り込むことも防止することができる。
【0006】
また、前記構成において、破風板の側部被覆面に軒側から棟側に伸びた凹溝を設け、この凹溝からビスやネジ、釘などの固着具をねじ入れ、或いは打ち込んで破風板を固定することが好ましい。このようにすれば、ビスやネジが破風板の表面に突き出ないので破風板の見た目が良くなり、また、ビスやネジが凹溝内に没入しているので、破風板表面から内部へ雨水が進入し難くなる。
【0007】
前記構成において、金属製屋根材とは種類の異なるスレートや瓦といった屋根材を金属製屋根材に代えて屋根上面に取り付けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の好適な一実施形態を説明する。
図1は本発明により破風を構成した屋根の外観を示した図、図2は破風板を取り付けた構造の側面模式図、図3は捨て水切り板を取り付ける手順を示した屋根側端部の断面図、図4は屋根材、捨て水切り板及びブラケットを取り付ける手順を示した屋根側端部の断面図、図5は捨て水切り板とブラケットが取り付けられた屋根側端部の外観図、図6は破風板を組み付ける手順を示した屋根側端部の断面図、図7はスレートを屋根材に用いた屋根に本発明により破風を構成した屋根側端部の断面図である。
【0009】
図1に示されるように、本形態は金属製の屋根材1を用いた切妻屋根の側端部2に沿って破風構成体4を取り付け、その棟側(図示せず)から軒樋3の側方にいたるケラバが幅広の破風板で覆われるように構成してある。
【0010】
破風構成体4は、図2に示されるように、捨て水切り板5、ブラケット6及び破風板7を主要素として構成される。これら部材は、例えば表面を塩化ビニル樹脂で被覆した鋼板などの金属板を用いて形成される。
【0011】
捨て水切り板5は、下水切り板51と上水切り板52により構成され、それぞれ適宜な長さの鋼板をその長手方向に沿って折り曲げて形成されている。
詳しくは、下水切り板51は、後述する唐草8の側面に接合する側面部51aと、側面部51aの端部から垂直に折れて屋根側端部2の上面に接合する下面部51bとを有して長尺L字形に形成されている。側面部51aは、図3(B)に示されるように、下水切り板51を唐草8に沿って設置したときに、唐草8の上面よりも若干突出する高さに設定してある。上水切り板52は、唐草8の上面に接合する下面部52aと、下面部52aの端部から上方へ垂直に折れた側面部52bと、側面部52bの上端から垂直に折れて側方へ適宜な長さ突出した上面部52cと、上面部52cの端部から下方へ折れた垂下片部52dとを有して長尺に形成されている。側面部52bの高さは、前記側面部51aの唐草8の上面よりも突出する部分と略同じ高さに設定され、図4(B)に示されるように、上水切り板52の下面部52aを唐草8の上面に設置したときに、下水切り板51の側面部51aの外側に側面部52bが接合し、側面部51aの上端に上面部52cが当接するように設けてある。
下水切り板51と上水切り板52は、同形状の複数の板を軒から棟まで接合して屋根側端部2に取り付けられ、全体として捨て水切り板5は棟から軒樋3の上方にわたって設置される。
なお、捨て水切り板5は、破風板7を取り付けた状態で、屋根側端部2から上方に突出した破風板7の内側開口部74を閉鎖し得る大きさに設けてある。
【0012】
ブラケット6は、帯状の鋼板を折り曲げ、破風板7の内面に接合してこれを支持し得る形状に設けてある。
詳しくは、図4(C)に示されるように、ブラケット6は、上部が外折れした側面部61と、側面部61の上端から垂直に内折れしていて端部を下方へ折り返してなる上部支持片部62と、側面部61の下端から垂直に内折れしていて端部を上方へ折り返してなる下部支持片部63とを有して形成されている。ブラケット6は、屋根側端部2に設置したときに、側面部61が屋根側端部2の側面と唐草8の側面に接合するとともに、唐草8の上面に取り付けられた上水切り板52の下面部52aと側面部52bに重なり、上水切り板52の上面部52cと同高さに上部支持片部62が配されて連続した破風板支持面を形成するように設けてある。また、屋根側端部2の側面に対して上部支持片部62と下部支持片部63が同幅で突出するように設けてある。
【0013】
破風板7は、軒側端部に取り付けられる破風先端7Aと、これと接合して棟側に取り付けられる破風本体7Bにより構成され、それぞれ屋根側端部2の周囲を被覆する被覆面を有し、内側を開口した中空枠状に形成されている。詳しくは、図6に示されるように、両部材は、屋根側端部2の上方を被覆する上部被覆面71と、側方を被覆する側部被覆面72と、下方を被覆する下部被覆面73とを有し、側部被覆面72と対向した上下両部被覆面間を開口部74とした略コ字状の断面形状を有して形成されている。破風先端7Aは、さらに軒側先端部に、前方及び開口先端部を被覆する前部被覆面75を有し、当該先端部分は周囲を閉塞した箱形状に形成されている。上部被覆面71の端部には下方へ折れ曲がった下折れ部71aが連なり、この下折れ部71aの縁部は内側上方に折り返した係合部71bが形成してある。また、下部被覆面73の端部には上方へ折れた上折れ部73aが連なり、この上折れ部73aの縁部は下部被覆面73と平行に外方に延びた折返部73bが形成してある。さらに側部被覆面72には、破風板7を屋根側端部2に取り付けたときに軒側から棟側に連続して伸びる凹溝72aが形成してある。破風先端7Aと破風本体7Bの棟側端部にはそれぞれ継手部76が一体に固着してある。
【0014】
これらの部材からなる破風構成体4は以下の手順で屋根側端部2に取り付けられる。
先ず、屋根側端部2の上面に沿って唐草8を載せ、その上面に釘9を打ち込んで固定する。唐草8を固定したならば、唐草8を含む屋根の表面と屋根側端部2の側面にルーフィングを張り、さらにそれらの表面に耐水シートに重ねて張って防水処理を施す。
【0015】
次に、図3に示されるように、下水切り板51を唐草8に沿って取り付ける。
取り付けは、側面部51aを唐草8の内側面に押し当てるとともに、下面部51bの折り返し縁部に吊り子10を係合させて釘9で固定して行い、軒側の下水切り板51が固定されたならば、その端部に棟側の下水切り板51の端部を継ぎ合わせて順次固定する。
【0016】
軒側から棟側にいたる唐草8の内側面に沿って下水切り板51が取り付けられたならば、屋根の上面に金属製の屋根材1を取り付ける。
このとき、図4(A)に示されるように、屋根材1の側端部1aを下水切り板51に沿って上方へ折り返すとともに、折り返した端部が側面部51aの上端よりも低くなるように切断し、下水切り板51の内側に重ね合わせておく。
【0017】
次に、図4(B)に示されるように、上水切り板52を唐草8に沿って取り付ける。
このとき、上水切り板52の側面部52bと上面部52cの内折れ部には、例えばエプトシラーなどの防水性を有するクッション材11を装着しておき、上面部52cを下水切り板51に被せるようにして、唐草8の上面に下面部52aを接合させ、釘9を打ち込んで固定する。屋根材1の側端部1aと下水切り板51の側面部51aの継ぎ目部分は、側面部52bと上面部52cの内折れ部に装着されたクッション材11で被覆される。下水切り板51と同様に、軒側の上水切り板52が固定されたならば、その端部に棟側の上水切り板52の端部を継ぎ合わせて順次固定する。なお、クッション材11の代わりにコーキング剤などの防水剤を用いて、屋根材1の側端部1aと下水切り板51の側面部51aの継ぎ目部分を被覆してもよい。
【0018】
唐草8に沿って捨て水切り板5が取り付けられたならば、屋根側端部2の側面にブラケット6を取り付ける。
ブラケット6の取り付けは、図4(C)及び図5に示されるように、側面部61を屋根側端部2の側面と唐草8に接合させるとともに、上水切り板52の上面部52cと上部支持片62とが同じ面となるように位置を合わせた状態で、側面部61にビス12を打ち込んで行う。ブラケット6は屋根側端部2の側面に適当な間隔を開けて取り付けておく。
【0019】
次に、軒側から破風板7を取り付ける。破風板7の取り付けは、破風先端7Aから行い、破風先端7Aの上部を捨て水切り板5に引っ掛けて回転するように押さえながら組み付ける。
具体的には、図6(A)に示されるように、先ず、上部被覆面71端部の下折れ部71aを上水切り板52の上面部52cに被せ、縁部の係合部71bを垂下片部52dに係合させ、この係合部を軸として破風先端7Aの下側を屋根側に回転させる。
そして、下部被覆面73を下方に引っ張って破風先端7Aの下側を開かせながら、屋根側端部2の下側に押し込んで破風先端7Aを捨て水切り板5及びブラケット6に装着する。
装着された破風先端7Aは、その上部被覆面71及び側部被覆面72が捨て水切り板5とブラケット6とに接合して支持され、下部被覆面73の折返部73bが屋根側端部2の下面に接合した状態で仮止めされる。
そして、この状態で軒又は棟側にスライドさせて取り付け位置を調節した後、図6(B)に示されるように、側部被覆面72に形成された凹溝72aからビス12を唐草8の側面に打ち込んで当該面を固定し、さらに折返部73bを屋根側端部2の下面に釘9で固定する。
また、上部被覆面71の下折れ部71aと捨て水切り板5の垂下片部52dとの重合部もビス12を打ち込んで一体に固定する。破風先端7Aを取り付けた後、同様の手順で破風本体7Bを取り付ける。この際、破風本体7Bの軒側先端は、破風先端7Aの継手部76に重ねて接合するが、両破風の突き当て部は熱伸縮を吸収するため、若干の隙間を設けておく。
【0020】
そして、破風板7を棟側まで取り付けたならば、破風板7のビス12を打ち込んだ部分にコーキング剤を充填して防水処理を施し、破風構成体4の施工が完了する。
【0021】
図7は、屋根材1としてスレートを用いた屋根に破風構成体4を取り付けた屋根側端部2の断面を示している。
屋根材1にスレートを用いた場合であっても、破風構成体4は、上記と同一の部材を用い、同様の手順で取り付けることができる。なお、この場合、下水切り板51の側面部51aの上端と、上水切り板52の上面部52cの当接部分は、防水剤13で被覆される。
【0022】
このように本発明によれば、屋根材1の種類にかかわりなく、同一構成の破風構成体4を取り付けることができるので、施工コストの削減が可能となる。また、破風板7は、その上部を捨て水切り板5で、側部をブラケット6でそれぞれ支持されて屋根側端部2に仮止めされ、その状態のまま取り付け位置を調節できるので、取り付け作業を容易且つ迅速に行うことができる。破風板7と屋根材1の取り合い部分の隙間は捨て水切り板5によって塞がれるので、取り合い部分の雨水は捨て水切り板5を伝い軒樋3に導かれて流れ落ち、雨水が破風板7の内側に進入し、破風板先端から滴ったり、滞留して錆を発生させたりすることはない。また、破風板7の側部被覆面72に設けた凹溝72a内にビス12を打ち込んで固定しているから、ビス12が破風板7の表面に突き出ず、破風板7の外観を見た目の良いものとし、破風板表面から内部へ雨水が進入し難くなる。
【0023】
なお、図示した形態では、破風板7を別体の破風先端7Aと破風本体7Bにより構成したが一体に構成してもよく、また、屋根側端部2の上方、側方、下方を覆う部分毎で別体に構成してもよい。捨て水切り板5とブラット6も他の適宜な形状に設けることができる。
本発明は屋根の妻側の端部に限らず、破風板を取り付ける任意の形態の屋根に適用可能である。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、破風板の取り付けを一人の作業者でも短時間で容易且つ正確に行うことができ、また、屋根材の種類にかかわりなく、同形状の破風板を使用でき、施工コストの削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により破風を構成した一実施形態の屋根の外観を示した図である。
【図2】破風板を取り付けた構造の側面模式図である。
【図3】捨て水切り板を取り付ける手順を示した屋根の外観図(A)と側端部の断面図(B)である。
【図4】(A)、(B)、(C)はそれぞれ屋根材、捨て水切り板及びブラケットを取り付ける手順を示した屋根側端部の断面図である。
【図5】捨て水切り板とブラケットが取り付けられた屋根側端部の外観図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ破風板を組み付ける手順を示した屋根側端部の断面図である。
【図7】スレートを屋根材に用いた屋根に本発明により破風を構成した屋根側端部の断面図である。
【符号の説明】
1 屋根材 2 屋根側端部 3 軒樋
4 破風構成体 5 捨て水切り板 51 下水切り板
52 上水切り板 6 ブラケット 7 破風板
7A 破風先端 7B 破風本体 8 唐草
9 釘 10 吊り子 11 クッション材
12 ビス 13 防水剤
Claims (3)
- 唐草(8)が固定された屋根側端部(2)に、
唐草(8)の内側面に接合して唐草(8)よりも高く突出する側面部(51a)と側面部(51a)の端部から垂直に折れた下面部(51b)を有する下水切り板(51)と唐草(8)の上面に接合する下面部(52a)の端部に上方へ垂直に折れた側面部(52b)、側面部(52b)の上端から垂直に折れて側方へ突出した上面部(52c)及び上面部(52c)の端部から下方へ折れた垂下片部(52d)を連ねてなる上水切り板(52)からなる捨て水切り板(5)と、
屋根側端部(2)の上方を覆う上部被覆面(71)と側方を覆う側部被覆面(72)と下方を覆う下部被覆面(73)とを有して略コ字状の断面形状に形成された破風板(7)と、
屋根側端部(2)の側面に接合する側面部(61)の上下両部に端部を垂直に折り曲げて破風板(7)の内面に当接する支持片部(62、63)を設けてなるブラケット(6)とからなる破風構成体(4)を取り付ける構造において、
前記下水切り板(51)を、その側面部(51a)を唐草(8)の内側面、下面部(51b)を屋根側端部(2)の上面にそれぞれ接合させて唐草(8)に沿って軒から棟まで取り付けた後、屋根上面に金属製屋根材(1)を取り付け、当該屋根材(1)の側端部(1a)は上方へ折り返して前記下水切り板(51)の側面部(51a)内側に重ね合わせ、
次いで側面部(52b)と上面部(52c)の内折れ部に防水材(11)を装着した前記上水切り板(52)を、その下面部(52a)を唐草(8)の上面、側面部(52b)を唐草(8)の上方に突出した下水切り板(51)の側面部(51a)にそれぞれ接合させ、上面部(52c)を下水切り板(51)に被せて唐草(8)に沿って軒から棟まで取り付けるとともに、上下の水切り板(51、52)と屋根材側端部(1a)の継ぎ目部分に防水材(11)を被せて塞ぎ、
屋根側端部(2)の側面に適宜な間隔を開けて複数のブラケット(6)を取り付けた後、前記破風板(7)の上部被覆面(71)端部の下折れした縁部の係合部(71b)を上水切り板(52)の垂下片部(52d)に係合させながら破風板(7)の下側を屋根側端部(2)の下側へ押し込んで下部被覆面(73)端部の折り返し部(73b)を屋根側端部(2)下面に接合させて、破風板(7)を捨て水切り板(5)とブラケット(6)で支持させ、
上部被覆面(71)と上水切り板(52)の垂下片部(52d)との重合部と下部被覆面(73)と屋根側端部(2)下面との重合部とに固着具を打ち込んで破風板(7)を固定することを特徴とする破風構成体の取り付け構造。 - 破風板(7)の側部被覆面(72)に軒側から棟側に伸びた凹溝(72a)を設け、この凹溝(72a)から固着具を打ち込んで破風板(7)を固定する請求項1に記載の破風構成体の取り付け構造。
- 請求項1又は2に記載の破風構成体の取り付け構造において、金属製屋根材とは種類の異なる屋根材(1)を金属製屋根材に代えて屋根上面に取り付け、上下の水切り板(51、52)の継ぎ目部分を防水剤(13)で被覆して塞ぐことを特徴とする破風構成体の取り付け構造。
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