JP3923643B2 - 表面保護フイルム用粘着剤と表面保護フイルム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属板、化粧板、プラスチツク板、ガラス板などの加工、運搬、貯蔵などに際し一時的にその表面を保護するために使用する表面保護フイルムと、これに用いる表面保護フイルム用粘着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の表面保護フイルムとしては、プラスチツクフイルムなどの基材上に、炭素数7以下のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとカルボキシル基含有共重合性化合物との共重合体を主成分とし、これを架橋剤で架橋処理してなるアクリル系の粘着剤層を設けたものが知られている。
【0003】
しかし、この表面保護フイルムは、長期間接着した場合に粘着剤が被着体側へ移着し、また被着体に対する接着力の経時上昇性が大きいという問題があつた。これを回避するため、炭素数8〜10のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとアルコ―ル性水酸基を有する共重合性化合物との共重合体を用い、これを架橋剤で架橋処理した粘着剤層を設けたもの(特開昭63−225677号公報)、上記同様の共重合体に(メタ)アクリル酸アルキルエステルとカルボキシル基含有共重合性化合物との共重合体を少量配合し、これを架橋剤で架橋処理した粘着剤層を設けたものなどが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これら提案の表面保護フイルムは、耐熱性に乏しく、電子分野や光学分野などで防眩や光拡散などの目的で用いられる表面に微細な凹凸を有するプラスチツク板、またトリアセテ―ト板のように表面張力が低くて表面が平滑なプラスチツク板などの表面保護に使用すると、加工時や保存時の加熱により浮きなどの剥離現象を生じる問題があつた。この剥離現象は異物の侵入原因となり、またエア―吸着などを不可能にする原因となる。また、別の問題として、手作業領域である高速での剥離時の再剥離性に劣るという問題もあつた。
【0005】
本発明は、このような事情に照らし、耐熱性にすぐれ、加工時や保存時などに浮きなどの剥離現象を生じることなく、所期の保護目的を十分に達成でき、また切断などの加工時の糊切れ性が良好で切断カスなどを生じることのない、すぐれた加工性を示し、しかも接着力の経時上昇性が小さく再剥離性にすぐれており、長期保存とくに高温雰囲気下で長期保存しても、小さな力で容易に再剥離でき、またその際に被着体上に糊残りを生じるおそれもなく、さらに手作業領域である高速剥離でも小さな力で再剥離できる表面保護フイルムと、これに用いる表面保護フイルム用粘着剤を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の目的を達成するために、鋭意検討した結果、特定の(メタ)アクリル酸アルキルエステルとカルボキシル基含有共重合性化合物と炭素数1〜5の脂肪族カルボン酸のビニルエステルとの共重合体を主成分として用い、これを架橋剤で特定ゲル分率となるまで架橋処理した粘着剤層を基材上に設ける構成としたときに、耐熱性の改良された表面保護フイルムを得ることができ、これによれば加工時や保存時などに浮きなどの剥離現象を生じることがないため、所期の保護目的を十分に達成でき、しかもこの表面保護フイルムはすぐれた加工性を備えており、切断などの加工時の糊切れ性が良いために、切断カスなどを生じるおそれがなく、そのうえ接着力の経時上昇性が小さくて再剥離性にすぐれており、長期保存とくに高温雰囲気下で長期保存しても小さな力で再剥離でき、その際被着体上に糊残りを生じず、また高速剥離を行つたときでも小さな力で再剥離できることを知り、本発明を完成するに至つた。
【0007】
すなわち、本発明は、a)炭素数8〜10のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とする(メタ)アクリル酸アルキルエステル100重量部に、b)カルボキシル基含有共重合性化合物1〜15重量部と、c)炭素数1〜5の脂肪族カルボン酸のビニルエステル3〜100重量部とを加えてなる単量体混合物の共重合体に、上記b成分のカルボキシル基に対して当量以上の架橋剤を配合したことを特徴とする表面保護フイルム用粘着剤(請求項1)に係るものであり、とくに上記の架橋剤が1分子中にエポキシ基を2個以上有するエポキシ系化合物である上記構成の表面保護フイルム用粘着剤(請求項1)を提供できるものである。
【0008】
また、本発明は、基材上に、上記構成の表面保護フイルム用粘着剤を架橋処理した粘着剤層を設けてなり、この粘着剤層のゲル分率が60%以上であることを特徴とする表面保護フイルム(請求項3)に係るものであり、とくに上記の基材がポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルムまたはポリエステルフイルムの中から選ばれるプラスチツクフイルムである上記構成の表面保護フイルム(請求項4)を提供できるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明において用いられる共重合体は、a成分の(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、b成分のカルボキシル基含有共重合性化合物と、c成分の炭素数1〜5の脂肪族カルボン酸のビニルエステルとからなる単量体混合物を、溶液重合、乳化重合、懸濁重合、塊状重合などの方法で重合させて得られるものであり、重量平均分子量が通常30万〜150万の範囲にあるそれ自体で常温で粘着性を有するアクリル系共重合体である。
【0010】
a成分の(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、炭素数8〜10のアルキル基、たとえば、2−エチルヘキシル基、イソノニル基、イソオクチル基などのアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分(すなわち、a成分中、50重量%を超える割合)としたものであり、これに必要に応じてエチル基、ブチル基などの上記以外のアルキル基を有する他の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを加えたものであつてもよい。また、b成分のカルボキシル基含有共重合性化合物としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸などの分子内にカルボキシル基と重合性不飽和結合を有する化合物が用いられる。さらに、c成分の炭素数1〜5の脂肪族カルボン酸のビニルエステルとしては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸などのビニルエステルが用いられる。
【0011】
上記単量体混合物において、b成分のカルボキシル基含有共重合性化合物は、a成分の(メタ)アクリル酸アルキルエステル100重量部あたり、1〜15重量部、好ましくは3〜10重量部の割合で用いられる。また、c成分の炭素数1〜5の脂肪族カルボン酸のビニルエステルは、a成分の(メタ)アクリル酸アルキルエステル100重量部あたり、3〜100重量部、好ましくは30〜90重量部の割合で用いられる。a成分に対するb成分およびc成分の使用量が上記範囲を逸脱してしまうと、耐熱性、加工性、再剥離性(とくに、高温雰囲気下での長期保存性や高速剥離性)などのいずれかの特性を満足できなくなるため、好ましくない。
【0012】
本発明においては、上記の共重合体に、この共重合体を構成するb成分のカルボキシル基に対して当量以上、通常1〜10当量、好ましくは1.5〜7当量の架橋剤を配合して、表面保護フイルム用粘着剤とする。架橋剤の配合量が上記カルボキシル基に対して当量未満となると、架橋処理後のゲル分率が60%を下回り、前記特性に好結果が得られにくい。架橋剤は、カルボキシル基と反応する官能基を1分子中に2個以上有する多官能性化合物であればよいが、とくに上記官能基としてエポキシ基を有するエポキシ系化合物が好ましく用いられる。このような表面保護フイルム用粘着剤には、さらに必要により、充填剤、酸化防止剤などの公知の種々の添加剤を配合してもよい。
【0013】
本発明の表面保護フイルムは、基材上に、上記構成の表面保護フイルム用粘着剤を架橋処理した粘着剤層を設けてなるものであり、この粘着剤層のゲル分率が60%以上、好ましくは70%以上であることを特徴とする。ここで、架橋処理は、一般に、上記構成の表面保護フイルム用粘着剤を基材上に塗設したのち、加熱乾燥およびその後の熟成処理などを施すことにより、実施できる。基材としては、プラスチツク、紙、布、金属箔などからなる薄葉体が一般的に用いられるが、これらの中でも、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルムまたはポリエステルフイルムの中から選ばれるプラスチツクフイルムが好ましい。
【0014】
本発明の表面保護フイルムは、金属、プラスチツク、ガラス板などの被着体に対して、表面保護に必要な適度な接着力を示し、とくに耐熱性にすぐれていることから、上記被着体が電子分野や光学分野などで防眩や光拡散などの目的で用いられる表面に微細な凹凸を有するプラスチツク板(たとえば、偏光板など)や、トリアセテ―ト板のように表面張力が低くて表面が平滑なプラスチツク板などの場合でも、その加工時などの加熱やさらにこの加熱後の冷却によつて浮きなどの剥離現象を生じることがない。また、加工性にすぐれているため、切断などの加工時の糊切れ性が良好で切断カスなどを生じることもない。
【0015】
しかも、このように表面保護の目的を達成したのち、再剥離する際には、接着力の経時上昇性が小さく、再剥離性にすぐれており、長期保存とくに高温雰囲気下で長期保存しても、被着体上に糊残りを生じることなく、小さな力で容易に再剥離できる。たとえば、偏光板などのプラスチツク板に貼り付け、高温雰囲気下で長期保存したのちでも、初期の剥離強度を2倍以内に抑えることができる。また、手作業領域である高速剥離でも小さな力で再剥離でき、たとえば、上記偏光板などのプラスチツク板に対して、剥離速度を300mm/分から30m/分まで変化させても、剥離強度を2倍以内に抑えることができ、剥離速度に影響を受けることなく再剥離できるという利点が得られる。
【0016】
このため、本発明の表面保護フイルムは、金属板、化粧板、プラスチツク板、ガラス板などの被着体の加工、運搬、貯蔵などに際し、上記被着体の表面に貼り合わせて上記表面を一時的に保護するための表面保護材料として、電子分野や光学分野などをはじめとする各種分野に、有利に利用できる。
【0017】
【実施例】
つぎに、本発明の実施例を記載して、より具体的に説明する。以下において、部とあるのは重量部を意味するものとする。なお、本発明において、粘着剤層のゲル分率は、下記の方法により、測定したものである。
【0018】
<ゲル分率の測定>
表面保護フイルムから50mm×50mmの大きさの試験片を作製し、これを、酢酸エチルからなる溶剤中に室温で7日間浸漬処理したのち、取り出し、その重量Wtを測定する。この重量と浸漬前の初期の重量Woとから、ゲル分率(%)=(Wt/Wo)×100として、算出した。
【0019】
実施例1
アクリル酸イソノニル100部、アクリル酸7部および酢酸ビニル50部からなる単量体混合物を、トルエンからなる溶剤中で、過酸化ベンゾイル0.2部を重合開始剤として重合させ、共重合体溶液を得た。これに、共重合体100部あたり、1分子中にエポキシ基を4個有する化合物(ナガセ化成社製の「デナコ―ルEX411」)9部(アクリル酸のカルボキシル基に対して2.6当量に相当)を加え、表面保護フイルム用粘着剤の溶液とした。
【0020】
この表面保護フイルム用粘着剤の溶液を、厚さが38μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルムからなる基材の片面に、乾燥後の厚さが20μmとなるように均一に塗布したのち、約100℃で3分間乾燥し、さらに50℃で24時間熟成して、架橋処理した粘着剤層を形成し、表面保護フイルムを作製した。このフイルムにおける上記粘着剤層のゲル分率は90%であつた。
【0021】
実施例2
アクリル酸2−エチルヘキシル70部、アクリル酸ブチル30部、アクリル酸13部および酢酸ビニル40部からなる単量体混合物を用いて、実施例1と同様にして重合させ、共重合体溶液を得た。これに、共重合体100部あたり、1分子中にエポキシ基を4個有する化合物(実施例1と同じもの)9部(アクリル酸のカルボキシル基に対して2.6当量に相当)を加え、表面保護フイルム用粘着剤の溶液とした。この表面保護フイルム用粘着剤の溶液を用いて、以下実施例1と同様にして、表面保護フイルムを作製した。このフイルムにおける架橋処理した粘着剤層のゲル分率は90%であつた。
【0022】
実施例3
アクリル酸2−エチルヘキシル100部、アクリル酸4部および酢酸ビニル80部からなる単量体混合物を用いて、実施例1と同様にして重合させ、共重合体溶液を得た。これに、共重合体100部あたり、1分子中にエポキシ基を4個有する化合物(三菱化学社製の「テトラツドC」)10部(アクリル酸のカルボキシル基に対して2.7当量に相当)を加え、表面保護フイルム用粘着剤の溶液とした。この溶液を用いて、以下実施例1と同様にして、架橋処理した実施例1と同様のゲル分率の粘着剤層を有する表面保護フイルムを作製した。
【0023】
比較例1
1分子中にエポキシ基を4個有する化合物(「デナコ―ルEX411」)の使用量を2部(アクリル酸のカルボキシル基に対して0.6当量に相当)に変更した以外は、実施例1と同様にして、表面保護フイルムを作製した。このフイルムにおける架橋処理した粘着剤層のゲル分率は50%であつた。
【0024】
比較例2
1分子中にエポキシ基を4個有する化合物(「デナコ―ルEX411」)の使用量を2部(アクリル酸のカルボキシル基に対して0.6当量に相当)に変更した以外は、実施例2と同様にして、表面保護フイルムを作製した。このフイルムにおける架橋処理した粘着剤層のゲル分率は55%であつた。
【0025】
比較例3
アクリル酸ブチル90部とアクリル酸10部からなる単量体混合物を用いて、実施例1と同様にして重合させ、共重合体溶液を得た。これに、共重合体100部あたり、ポリイソシアネ―ト系化合物1.5部を加え、表面保護フイルム用粘着剤の溶液とした。この表面保護フイルム用粘着剤の溶液を用いて、以下実施例1と同様にして、表面保護フイルムを作製した。このフイルムにおける架橋処理した粘着剤層のゲル分率は50%であつた。
【0026】
上記の実施例1〜3および比較例1〜3の各表面保護フイルムについて、被着体としてポリメチルメタクリ―ト板とトリアセテ―ト板を使用し、下記の方法により、加熱冷却後の剥がれ性(浮き)試験、加工性(切断性)試験、再剥離力試験を行つた。これらの結果は、表1(被着体:ポリメチルメタクリ―ト板)および表2(被着体:トリアセテ―ト板)に示されるとおりであつた。
【0027】
<加熱冷却後の剥がれ性(浮き)試験>
表面保護フイルムを幅20mmに切断して試験片を作製し、この試験片をその粘着剤層を介して、23℃,60%RHの雰囲気下、被着体に2Kg/cm2 の圧力で圧着する。圧着後、90℃で2時間加熱処理し、その後、低温(−5〜5℃)で冷却処理したのち、試験片の浮き(剥がれ)を目視により観察し、浮きが全く確認されないものを○、浮きが確認されたものを×、と評価した。
【0028】
<加工性(切断性)試験>
加熱冷却後の剥がれ性(浮き)試験の場合と同様にして被着体に圧着し、この圧着後、30分間経過したのち、NTカツタで被着体ごと切断し、その断面およびその周辺を目視により観察し、糊切れ性不良に起因した切断カスが全く確認されないものを○、上記切断カスが確認されたものを×、と評価した。
【0029】
<再剥離力試験>
加熱冷却後の剥がれ性(浮き)試験の場合と同様にして被着体に圧着し、この圧着後、30分間経過したのち(初期)、または90℃で2時間保存後、雰囲気温度(23℃)に冷却したのち(加熱後)、試験片(表面保護フイルム)を剥離速度300mm/分で引き剥がし、180度剥離力を測定した。また、高速の剥離力として、上記の圧着後、30分間経過したのち、試験片(表面保護フイルム)を剥離速度5m/分の条件で引き剥がし、180度剥離力を測定した。
【0030】
【0031】
【0032】
上記の表1および表2から、本発明の実施例1〜3の表面保護フイルムは、被着体に貼り合わせたのちの加熱冷却により剥がれ(浮き)を生じることがなく、また加工(切断)時の糊切れ性が良好で切断カスを生じるおそれもなく、さらに再剥離性にすぐれ、貼り合わせ初期はもちろん、加熱後においても小さな剥離力で再剥離でき、また5m/分という高速剥離を行つても、300mm/分という低速剥離とほとんど変わらない小さな力で再剥離できるものであることがわかる。これに対し、比較例1〜3の表面保護フイルムは、加熱冷却後の剥がれ性、加工性、加熱後または高速での再剥離性に著しく劣つている。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、加工時や保存時などに浮きなどを生じないすぐれた耐熱性と、切断などの加工時に切断カスなどを生じないすぐれた加工性を備え、しかも接着力の経時上昇性が小さくて再剥離性にすぐれ、長期保存とくに高温雰囲気下で長期保存しても、被着体上に糊残りを生じることなく小さな力で再剥離でき、さらに剥離速度に影響されることなく再剥離できる表面保護フイルムと、これに用いる表面保護フイルム用粘着剤を提供することができる。
Claims (4)
- a)炭素数8〜10のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とする(メタ)アクリル酸アルキルエステル100重量部に、b)カルボキシル基含有共重合性化合物1〜15重量部と、c)炭素数1〜5の脂肪族カルボン酸のビニルエステル3〜100重量部とを加えてなる単量体混合物の共重合体に、上記b成分のカルボキシル基に対して当量以上の架橋剤を配合したことを特徴とする表面保護フイルム用粘着剤。
- 架橋剤が1分子中にエポキシ基を2個以上有するエポキシ系化合物である請求項1に記載の表面保護フイルム用粘着剤。
- 基材上に、請求項1または2に記載の表面保護フイルム用粘着剤を架橋処理した粘着剤層を設けてなり、この粘着剤層のゲル分率が60%以上であることを特徴とする表面保護フイルム。
- 基材がポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルムまたはポリエステルフイルムの中から選ばれるプラスチツクフイルムである請求項3に記載の表面保護フイルム。
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