JP3922827B2 - 振動式部品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、チップ電子部品等の微小部品を整列供給する振動式部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
チップ抵抗やチップコンデンサ等の微小部品を整列供給する振動式部品供給装置として、特公平1−34894号公報に記載されたものが従来から知られている。
【0003】
上記公報に記載された振動式部品供給装置においては、微小部品が移送されるトラックに単列矯正部を設け、その単列矯正部において微小部品を単列状態としたのち、その下流側に設けられた表裏矯正部において微小部品の表裏を揃えるようにしている。
【0004】
表裏矯正部は、V溝から成るトラックを有し、そのトラックの一方の傾斜面上に微小部品を連続的に導いて表裏検出器により表裏を検出し、裏面であることが検出されると、ノズルから噴射される圧縮エアによりV字状トラックの他方の傾斜面へと反転させるようにしている。
【0005】
また、V溝から成るトラックの一方の傾斜面および他方の傾斜面に沿って移送される微小部品のそれぞれをそのトラックに続く合流トラックにおいて合流し、その合流トラックの両側壁部の案内作用により中央の移送面上に導いて表面を上向きとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記公報に記載された微小部品の表裏矯正部においては、微小部品の表裏の矯正を高速度で多量に処理しようとして、振動機器の振幅を上げると、微小部品に付与される送り方向分力の増大と共に微小部品が持ち上げる方向の上向き分力も増大し、微小部品の飛び跳ねによって表裏検出器で微小部品の表裏を正確に検出することができない問題が生じる。
【0007】
また、上流側のトラックからV字状トラックに微小部品が隙間なく詰まった状態で送り込まれると、ノズルから噴射される圧縮エアによって微小部品を反転させる際に、その微小部品の前後の微小部品も共に反転される場合があり、反転を目的とする微小部品のみを確実に反転させることができないという問題もある。
【0008】
上記のような微小部品の表裏の矯正は微小部品を直線状に移送する直進フィーダにも適用することができるが、この場合にも上記と同様の問題が生じる。
【0009】
この発明の課題は、表裏検出手段によって微小部品の表裏を検出し、その検出結果に基づいて微小部品を反転し、あるいは排除するようにした振動式部品供給装置において、表裏検出手段によって微小部品の表裏を正確に検出し得るようにすること、および微小部品の反転あるいは排除を確実に行なえるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、直線状のトラックを有するトラック部材の往復振動により、前記トラックに沿って微小部品を単列単層状態で移送し、その移送路に微小部品の表裏を検出する表裏検出手段と、この表裏検出手段の検出結果に基づいて微小部品に反転力を付与する反転手段とを設けた振動式部品供給装置において、前記トラックを微小部品の進行方向に下り勾配をもって傾斜させた構成を採用している。
【0011】
上記のように、トラックを微小部品の進行方向に下り勾配をもって傾斜させることによりトラックを水平にしたものに比較して、トラック部材に付与される往復振動の振幅を同じとした場合に、微小部品の送り量が増大し、微小部品の表裏の矯正を高速度で多量に処理することができると共に、微小部品の飛び跳ね量はほぼ等しいため、表裏検出手段によって微小部品の表裏を正確に検出することができる。
【0012】
また、上流側のトラックから微小部品が隙間なく詰った状態で送り込まれてきても、その微小部品が傾斜状のトラックに乗り移った際に、後側の微小部品との間に間隔が生じ、傾斜状のトラック上において、微小部品を隙間があく状態で移送することができる。
【0013】
このため、反転手段によって微小部品を反転させる際に、前後の微小部品が反転されるのを防止することができ、矩形の微小部品の整列供給に最適である。
【0014】
ここで、微小部品の進行方向に向けて下り勾配をもって傾斜するトラックの水平面に対する傾斜角は大き過ぎると、微小部品が飛び跳ねて落下するおそれがあるため、1°以下とするのが好ましい。
【0015】
また、この発明に係る振動式部品供給装置においては、長さ方向に往復振動が付与されるトラック部材に微小部品が単列単層状態で移送される直線状のトラックを設け、そのトラックに沿って移送される微小部品の移送路に微小部品の表裏を検出する表裏検出手段と、その表裏検出手段の検出結果に基づいて姿勢が不良の微小部品をトラック上から排除する部品排除手段を設けた振動式部品供給装置において、前記トラックを微小部品の進行方向に下り勾配をもって傾斜させた構成を採用している。
【0016】
上記振動式部品供給装置においても前記振動式部品供給装置と同様に、トラックを水平としたものに比較して、微小部品の送り量の増大化を図ることができると共に、表裏検出手段によって微小部品の表裏を正確に検出することができる。
【0017】
また、上流側のトラックから微小部品が隙間なく詰まった状態で送り込まれてきても、微小部品間に間隔をあけることができるため、部品排除手段によって微小部品を排除する際に前後の微小部品が共に排除されるのを防止することができ、矩形の微小部品の整列供給に最適である。
【0018】
上記振動式部品供給装置においても、トラックの水平面に対する傾斜角を1°以下にするのが好ましい。
【0019】
ここで、トラックにほぼ垂直の基準面と、その基準面に微小部品を押し付ける傾斜角のついた移送面とを設け、前記基準面と移送面とを別部材で形成し、移送面が形成された部材を微小部品の進行方向に角度調整自在に支持することにより、基準面が形成された部材の固定後に、移送面が形成された部材を角度調整することによって、微小部品の進行方向に傾斜角のついたトラックが得られ、トラック部材の取付けの容易化を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1に示すように、振動式部品供給装置は、直線状に配置された第1トラック部材T1 乃至第3トラック部材T3 を有し、これらのトラック部材T1 乃至T3 は一体となって同時に長さ方向に往復振動される。
【0022】
図6は上記振動式部品供給装置によって整列供給される微小部品Aの一例を示す。この微小部品Aはチップ抵抗から成り、長さLが0.6mm、幅Wが0.3mm、厚みTが0.25mmの大きさとされ、表面側に抵抗体aが埋め込まれて表裏面を有している。
【0023】
第1トラック部材T1 は、直線状のトラック1を上側に有し、そのトラック1は図2に示すようにV溝から成り、相反する方向に傾斜する一方の傾斜面2aの幅は微小部品Aの幅寸法にほぼ等しくされ、他方の傾斜面2bの幅は微小部品Aの厚みにほぼ等しくされている。
【0024】
このため、トラック1に微小部品Aが送られてくると、幅方向あるいは厚さ方向を進行方向に向けて移動する微小部品Aはトラック1から落下し、長さ方向を進行方向に向けて移動し、表裏が一方の傾斜面2aと対向する微小部品Aのみがトラック1に沿って移送され、第2トラック部材T2 に送り込まれる。
【0025】
第2トラック部材T2 は、第1トラック部材T1 から単列、単層の状態で送られてくる微小部品Aを移送する直線状のトラック3を上側に有する。
【0026】
図4に示すように、トラック3は、微小部品Aを傾斜姿勢で移送する第1傾斜面4aと、その第1傾斜面4aと反対向きに傾斜した第2傾斜面4bとを有し、両傾斜面4a、4bの交差部に断面がV形の突条5が設けられている。突条5の両側に形成された傾斜面5aの幅は微小部品Aの厚みの1/2以下とされている。
【0027】
図3に示すように、トラック3は、微小部品Aの進行方向に向けて下り勾配をもって傾斜しており、水平面に対する傾斜角αは1°以下とされている。
【0028】
トラック3の第1傾斜面4aに沿って移送される微小部品Aは、図1および図3に示す表裏検出手段としての光電センサ6によって表裏が検出される。第1傾斜面4aには光電センサ6の下流側において光電センサ6と近接した位置に反転手段としてのノズル7が設けられている。ノズル7は第1傾斜面4aに沿って移送される微小部品Aに対して圧縮エアを吹付ける位置に設けられ、前記光電センサ6が微小部品Aの裏面を検出すると、圧縮エアを噴射するようになっている。
【0029】
第1トラック部材T1 から単列、単層の状態で送られる微小部品Aは第2トラック部材T2 の第1傾斜面4a上に乗り移る。このとき、第2トラック部材T2 のトラック3は微小部品Aの移送方向に下り勾配をもって傾斜しているため、第1トラック部材T1 から隙間なく詰った状態で微小部品Aが送り込まれると、トラック3の第1傾斜面4a上への微小部品Aの乗り移り時に後続の微小部品A間に隙間が形成され、微小部品Aは前後の微小部品Aとの間に隙間のある状態で第1傾斜面4aに沿って移送される。
【0030】
微小部品Aが光電センサ6の位置まで移動すると、光電センサ6が微小部品Aの表裏を検出する。このとき、光反射性の悪い表面を上向きとする微小部品Aの場合は、光電センサ6は、これを検出せず、表面を上向きとする微小部品Aはそのまま下流側に移送される。一方、光反射性の良い裏面を上向きとして移動する微小部品Aの場合は、光電センサ6がこれを検出し、ノズル7から一定時間圧縮エア噴射する。このため、裏面を上向きとする微小部品Aはノズル7からの圧縮エアの吹付けにより第2傾斜面4bがわに反転移動し、表面が上向きとされる。
【0031】
このとき、前後の微小部品A間には隙間があるため、裏面を上向きとする微小部品Aのみが反転し、前後の微小部品Aは反転しない。
【0032】
このように、裏面を上向きとして移送される微小部品Aはノズル7から噴射される圧縮エアの吹付けによって反転されるため、微小部品Aの全ては表面を上向きとして第1傾斜面4aおよび第2傾斜面4bに沿って下流側に移送され、第3トラック部材T3 に送り込まれる。
【0033】
ここで、第2トラック部材T2 におけるトラック1は微小部品Aの移送方向に下り勾配をもって傾斜しているため、トラックが水平のものと比較して、第2トラック部材T2 に付与される振動の振幅が同じであれば、微小部品Aの送り量が多くなり、微小部品Aの表裏の矯正を高速度で処理することができると共に、微小部品Aの飛び跳ね量はほぼ同一であるため、光電センサ6によって微小部品Aの表裏の判別を正確に検出することができる。
【0034】
第2トラック部材T2 に続く第3トラック部材T3 は直線状のトラック8を上側に有する。このトラック8は、図5に示すように、断面の形状がU字状の溝から成り、第2トラックT2 のトラック3における第1傾斜面4aおよび第2傾斜面4bに沿って移送される微小部品Aがこのトラック8に送り込まれると、トラック8の両側の傾斜面9aにより案内されて底面9b上に誘導され、微小部品Aは表面を上向きとして単列状態で下流側に移送される。
【0035】
図7乃至図12はこの発明に係る振動式部品供給装置の他の例を示す。この例で示す振動式部品供給装置は、直線状に配置された第1トラック部材T11乃至第4トラック部材T14を有し、各トラック部材T11乃至T14は一体となって長手方向に往復振動される。
【0036】
第1トラック部材T11には直線状のトラック11が形成されている。図8に示すように、トラック11はV溝から成り、両側の傾斜面12a、12bは90°の角度で交わり、各傾斜面12a、12bの幅は図6に示す微小部品Aの幅寸法にほぼ等しくなっている。
【0037】
このため、図示省略した上流側のトラックから微小部品Aがトラック11に送り込まれると、幅方向および厚さ方向を進行方向に向けて送り込まれる微小部品Aはトラック11上から落下し、長手方向を進行方向に向けて移動する微小部品Aのみがトラック11に沿って移送される。このとき、微小部品Aの表面又は裏面が傾斜面12a、12bのいずれか支持される状態で移送されて、第1トラック部材T11に続く第2トラック部材T12に送られる。
【0038】
第2トラック部材T12は直線状のトラック13を上側に有する。図9に示すように、トラック13は断面の形状がU字形とされ、第1トラック部材T11のトラック11における傾斜面12a、12bに沿って移送される微小部品Aが前記トラック13に送り込まれると、そのトラック13の両側の傾斜面14aに案内されて底面14b上に誘導される。
【0039】
このとき、微小部品Aは表裏が上下を向く状態となり、単列の状態でトラック13に沿って移送され、第2トラック部材T12に続く第3トラック部材T13に送り込まれる。
【0040】
第3トラック部材T13は直線状のトラック15を有する。図11に示すように、トラック15はほぼ垂直の基準面16と、その基準面16に微小部品Aを押し付ける傾斜角のついた移送面17とを有し、基準面16は第1ガイド部材18の一側に形成され、一方、移送面17は第2ガイド部材19の上側に形成されている。
【0041】
図10に示すように、第2ガイド部材19は長さ方向の両端部にボルト挿入孔20、21を有し、各ボルト挿入孔20、21に挿入されて第1ガイド部材18の一側にねじ込まれるボルト22の締付けにより第2ガイド部材19が第1ガイド部材18に固定されている。
【0042】
このとき、第2ガイド部材19は上側の移送面17が微小部品Aの進行方向に下り勾配をもって傾斜する取付けとされ、水平面に対する移送面17の傾斜角αは1°以下とされている。
【0043】
ここで、第2ガイド部材19に形成されたボルト挿入孔20、21の一方は、ボルト22の軸径より大径とされ、上記ボルト22とボルト挿入孔間の隙間の範囲内において第2ガイド部材19は角度調整自在とされている。
【0044】
第2トラック部材T12のトラック13から単列、単層の状態で送られる微小部品Aは第3トラックT13の移送面17上に送り込まれる。このとき、移送面17は微小部品Aの進行方向に下り勾配をもって傾斜しているため、微小部品Aが隙間なく詰った状態で送り込まれてきても、上記移送面17上への乗り移りによって後続の微小部品Aとの間に隙間が形成され、前後の微小部品A間に隙間が存在する状態で基準面16および移送面17に沿って移送される。
【0045】
微小部品Aの移送路上には表裏検出手段として光電センサ23が設けられている。一方、第1ガイド部材18には部品排除手段としてのノズル24が上記光電センサ23の位置に近接して設けられている。
【0046】
ノズル24は、移送面17に沿って移動する微小部品Aに圧縮エアを吹付ける位置に設けられ、前記光電センサ23が裏面を上向きとして移動する微小部品Aを検出すると、圧縮エアを噴射するようになっている。
【0047】
このため、裏面を上向きとして移送される微小部品Aはノズル24から噴射される圧縮エアにより吹き飛ばされてトラック15上から排除される。
【0048】
このとき、微小部品A間には隙間が存在するため、裏面を上向きとする微小部品Aのみがトラック15上から確実に排除され、表面を上向きとする微小部品Aのみが下流側に移送され、第3トラック部材T13に続く第4トラック部材T14に送られる。
【0049】
ここで、第3トラック部材T13における移送面17は、微小部品Aの進行方向に下り勾配をもって傾斜しているため、移送面が水平のものと比較して、第3トラック部材T13に付与される振動の振幅が同じであれば、微小部品Aの送り量が多くなり、微小部品Aの排除を高速度で処理することができると共に、微小部品Aの飛び跳ね量は同じであるため、光電センサ23によって微小部品Aの表裏を確実に判別することができる。
【0050】
第4トラック部材T14は直線状のトラック25を有し、このトラック25は断面が矩形の中空状を有し、第3トラック部材T13から送り込まれる微小部品Aは表面を上向きとする状態でその中空状トラック25に沿って移送される。
【0051】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成したので下記に示す効果を奏する。
【0052】
請求項1に記載の発明においては、トラックを微小部品の進行方向に下り勾配をもって傾斜させたことにより、上流側のトラックから隙間なく詰った状態で微小部品が送り込まれてきた場合でも前後の微小部品間に隙間を形成することができる。このため、反転手段によって微小部品を反転させる際に、前後の微小部品が共に反転されるのを防止することができる。
【0053】
また、トラックを傾斜させたことによって微小部品の送り量が増大し、トラックを水平としたものに比較して微小部品の反転動作を高速度で処理することができると共に、微小部品の飛び跳ね量が増大することがないので、表裏検出手段によって微小部品の表裏を確実に判別することができる。
【0054】
請求項2に記載の発明においてはトラックの傾斜角を1°以下としたことによってトラックから微小部品が落下するのを防止することができる。
【0055】
請求項3に記載の発明においては、請求項1に記載の発明と同様に、上流側のトラックから隙間なく詰った状態で微小部品が送られてきた場合でも微小部品間に隙間をあけて微小部品を移送することができるので、部品排除手段によって姿勢不良の微小部品のみをトラック上から排除することができる。
【0056】
また、微小部品の送り量の増大化を図ることができるため、トラックを水平としたものに比較して姿勢不良の微小部品の排除を高速度で処理することができると共に、微小部品の飛び跳ね量が増大することもないため、表裏検出手段によって微小部品の表裏を確実に判別することができる。
【0057】
請求項4に記載の発明においては、請求項2に記載の発明と同様に、トラックから微小部品が落下するのを防止することができる。
【0058】
請求項5に記載の発明においては、移送面を有する部材が角度調整自在であるため、基準面を有する部材の取付け後において傾斜面の傾斜角の調整ができるため、直線フィーダへの組付けの容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る振動式部品供給装置の平面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図1のIII −III 線に沿った断面図
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面図
【図5】図1のV−V線に沿った断面図
【図6】図1に示す振動式部品供給装置によって整列供給される微小部品の一例を示す斜視図
【図7】この発明に係る振動式部品供給装置の他の例を示す平面図
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った断面図
【図9】図7のIX−IX線に沿った断面図
【図10】図7に示す振動式部品供給装置の第3トラック部材を示す一部切欠正面図
【図11】図7のXI−XI線に沿った断面図
【図12】図7のXII −XII 線に沿った断面図
【符号の説明】
2 第2トラック部材
3 トラック
6 光電センサ
7 ノズル
13 第3トラック部材
15 トラック
16 基準面
17 移送面
19 第2ガイド部材

Claims (1)

  1. 長さ方向に往復振動が付与されるトラック部材に直線状のトラックを設け、そのトラックに沿って移送される微小部品の移送路に微小部品の表裏を検出する表裏検出手段と、その表裏検出手段の検出結果に基づいて微小部品に反転力を付与する反転手段とを設けた振動式部品供給装置において、前記トラック部材が直線状に配置された第1トラック部材乃至第3トラック部材からなり、前記第1トラック部材の上側に、相反する方向に傾斜する2つ傾斜面を有し、一方の傾斜面の幅が微小部品の幅寸法に等しくされ、他方の傾斜面の幅が微小部品の厚みにほぼ等しくされて微小部品を単列、単層の状態で搬送するV溝形状のトラックを形成し、前記第2トラック部材の上側には、第1トラック部材のトラックから送り込まれる傾斜状の微小部品を受取って傾斜状態で搬送する第1傾斜面と、その第1傾斜面と反対向きに傾斜する第2傾斜面と、その両傾斜面の交差部に形成されたV形の突条とを有し、その突条の両側の傾斜面の幅が微小部品の厚みの1/2以下とされた直線状のトラックを形成し、前記第3トラック部材の上側には、断面形状がU字状の溝からなる直線状のトラックを形成し、前記第2トラック部材のトラックを微小部品の進行方向に下り勾配をもって傾斜させ、その第2トラック部材のトラックに前記表裏検出手段と、反転手段とを設けたことを特徴とする振動式部品供給装置。
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