JP3921886B2 - 被処理物の加熱処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の廃棄物等の被処理物を加熱処理し、発生した分解ガスを分解ガス燃焼炉に導入して燃焼処理した後に排出する被処理物の加熱処理方法および装置に関し、特に、分解ガスを分解ガス燃焼炉に導入する際のタール分の固化防止に関する。
【0002】
【従来の技術】
被処理物である各種廃棄物(産業廃棄物、一般廃棄物等)は、ハロゲン物質(塩素など)等の有機性物質を含有しており、加熱処理により各種有害物質(例えば塩化水素、ダイオキシン類)が析出・生成して排ガス中に含まれていることが知られており、大気中に排出する以前の段階で排ガスの浄化処理を行う事(排出の抑制)が一般的に行われている。
【0003】
加熱処理により多量に発生した塩化水素は、苛性ソーダなどで中和するか、塩酸にして回収することが一般的に行われている。
【0004】
また、排ガスの浄化処理装置として一般的な装置として、特開平8−108026号などに示されているバグフィルタ装置がある。これらの装置は、排ガスの浄化剤として消石灰を使用して排ガス中の塩化水素,ダイオキシン類の除去を行うようにしている。また、同様な効果を得るために、最近各種の浄化剤が数多く提案されている。
【0005】
しかし、排ガス処理のためのバグフィルタで使用した消石灰粉末、排ガス中の飛灰,焼却残渣(焼却灰など)などの、排ガス以外の物にも塩素系ガス成分は付着・吸着されて、猛毒のダイオキシン類を生成してしまうことが知られている。
【0006】
一方、発明者らは、有機性物質(塩素などのハロゲン物質)である有機塩素化合物(塩化水素)が従来の「排出の抑制」でなく、「発生の抑制」を行うことで、塩化水素などの有害物質の発生を抑制し、排ガスの無害化、残渣の無害化、塩素による処理装置の損傷の低減化を行うことを提案している。
【0007】
即ち、被処理物にアルカリ物質を添加混合して所定の温度で加熱することで塩化水素を分解析出させると同時に添加混合しているアルカリ物質と接触反応させて無害な塩化物に置換生成する技術を見出し既に出願し、(例えば、特開平9−155326号、特開平10−43713号、特開平10−235186号、特開平10−235187号など)その後も研究開発を行っている。
【0008】
更に、脱塩素剤を多孔質化して接触反応する面積を増加させて反応効果を高めた脱塩素剤も提案している(特願平10−193844号)。
【0009】
これらの処理剤を使用し被処理物を加熱処理して炭化物の残渣を得、この炭化物は多孔質である特性から、土壌改良剤、水質浄化剤、融雪剤、保温剤に使用され、また、燃料としても利用できるなど、幅広い分野でリサイクル品としての利用を可能としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
被処理物を外部加熱手段により加熱処理炉で加熱して乾留処理などの加熱分解処理した場合には、分解ガス(乾留ガス)が発生し、このような発生ガスは850℃で2秒以上燃焼させて排出することが規則で定められている。
【0011】
発生ガスは排ガス系統として後段にあるブロアで全体が吸引されており、内部は大気圧に対して負圧傾向にある。ただ、加熱処理内で分解ガスが発生した場合は、大気圧に対して正圧となる傾向にある。
【0012】
加熱処理炉内が正圧になった場合に問題となるのは、炉を構成するシール部からのガス漏れである。特に、回転部シールを備えているロータリーキルン(回転形)の場合には、シール部分から分解ガスが漏れるおそれがある。この場合、常時状態を監視し、正圧傾向になった場合には、ブロワの吸引力を強化すればよいが、監視と制御が煩雑となる。
【0013】
また、ブロアで強力に吸引すると分解ガス燃焼炉内が負圧になり、燃焼状態が変化することになる。つまり、850℃、2秒の燃焼が困難になる恐れがある。従って、(a)加熱処理炉内圧の負圧維持手段、(b)分解ガス燃焼炉内での燃焼条件の変化(低下)防止をいかに行うかが重要な課題となっている。
【0014】
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、分解ガスを分解ガス燃焼炉に導入する際に、駆動気体を用いて吸引し、加熱処理炉内を大気圧に対して負圧とすることで、分解ガスの漏れを防止し、且つ駆動気体の送入によって、分解ガスが急冷しタール分が固化するのを防止することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、加熱処理炉で発生した分解ガス(排ガス、乾留ガスともいう)を、分解ガス燃焼炉内に導入する際、分解ガス導入管に空気エゼクタのような分解ガス導入手段を設けて、加圧された駆動気体として新鮮な空気を用い、これを分解ガス導入管を通して分解ガス燃焼炉内に噴流し、この噴流の吸引・搬送力によって、分解ガスを分解ガス燃焼炉内に誘引することで、加熱処理炉内を大気圧に対して負圧とするとともに、新鮮な空気により分解ガスを誘引することで冷却される部分を、分解ガス燃焼炉内に配置することで、分解ガスの急冷によるタール分の固化を防止するものである。
【0017】
本発明の被処理物の加熱処理装置、被処理物を加熱処理炉に投入して加熱処理し発生した分解ガスを分解ガス燃焼炉に導入して燃焼処理した後排出する被処理物の加熱処理装置において、前記分解ガスを前記分解ガス燃焼炉に導入する分解ガス導入手段は、前記分解ガスを導入する分解ガス導入管とこの分解ガス導入管内に配設され加圧気体を送風してノズルから噴流させて前記分解ガスを誘引するノズル部材とから成り、前記分解ガス導入管は分解ガス燃焼炉内に配置されたことを特徴とする。
【0018】
上記の分解ガス導入手段は、空気エゼクタの使用が好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面によって説明する。
【0020】
図1は、本発明の被処理物の加熱処理装置の概念図で、同じ構成の回転加熱処理炉を2基用い、第1の回転加熱処理炉に、被処理物を乾燥し脱塩素処理の機能を持たせ(以下、脱塩炉と称す)、第2の回転加熱処理炉に、炭化又は灰化処理による減容化処理の機能を持たせ(以下、減容炉と称す)た場合である。
【0021】
1はこの脱塩炉で、該脱塩炉1は、回転自在の回転円筒体2と、この回転円筒体2の外周にガスダクトを形成して熱ガスを導入して回転円筒体2を外部から加熱する外部加熱手段としての加熱ジャケット3と、回転円筒体2を両端側で回転自在に支承する支持ローラ4,4’と、回転円筒体2を回転駆動する回転駆動手段5,5’とで構成され、また回転円筒体2には一端側に被処理物を搬入する供給口6、他端側に被処理物を排出する排出口7を有し、内部には図示を省略してあるが回転円筒体の軸線に対して傾斜した送り羽根が径方向及び軸方向に複数枚設けられ、回転円筒体2の回転により、被処理物を供給口6側から排出口7側に撹拌しながら移送する。
【0022】
この回転駆動手段5,5’は、例えば、図1に示すように、駆動モータ5a,5’a,駆動歯車5b,5’bおよび回転円筒体2の外周に設けた従動歯車2a,2’aから成り、駆動モータ5a,5’aは図示を省略したモータ制御装置で制御される。
【0023】
なお、この回転駆動手段は、駆動モータからの動力の伝達手段として歯車を使用した場合について説明したが、必ずしも歯車による必要はなく、ローラチェーン用のスプロケットを設け、ローラチェーンで伝達するようにしてもよい。8はメカニカルシールで、円筒体2の外周に接する加熱ジャケット3との接触部をシールしている。
【0024】
20は減容化処理機能を有する減容炉で、該滅容炉20は脱塩炉1と同じ構成をなす。従って脱塩炉1と同じ部分には、20の1の桁に脱塩炉1と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0025】
脱塩炉1と減容炉20とは、上下方向で、且つ減容炉20の供給口26側を脱塩炉1の排出口7側にして配置する。そして、脱塩炉1の供給口6側に、被処理物を回転円筒体2内に供給するための供給側ダクト10を設ける。9はこの供給側ダクト10内に設けたロータリーバルブである。また脱塩炉1の排出口7と減容炉20の供給口26側には、これら排出口7と供給口26を覆って連通する連通ダクト11を設け、脱塩炉1で加熱処理した被処理物(残渣)を滅容炉20に導入する。12はこの連通ダクト11の中間部に設けられたロータリーバルブである。
【0026】
30は熱ガス発生手段で、燃料タンク29からLNG又はLPG等の燃料の供給を受けてこれを燃焼して熱ガスを発生させる。発生した熱ガスは、減容炉20の加熱ジャケット23に供給し、減容炉20の回転円筒体22を加熱した後、連絡管31を介して脱塩炉1の加熱ジャケット3内に供給される。このとき、温度調整空気32を送り込み、熱ガスの温度を調整する。
【0027】
33はホッパで、被処理物と脱塩素剤とを混合した混合物、又は混合しながら供給側ダクト10を介して脱塩炉1の回転円筒体2内に供給する。
【0028】
なお、図示を省略してあるが、回転円筒体2と回転接触する供給側ダクト10,連通ダクト11および回転円筒体22と回転接触する連通ダクト11および排出側ダクト13との接触部には、ガス漏れを防止するためのメカニカルシールが施されている。
【0029】
34は分解ガス燃焼炉で、脱塩炉1および減容炉20で加熱処理中に発生した分解ガス(排ガス)を、ガス導管35,36から導入し、バーナ34aでタール分等の可燃性分および残存有害物質を燃焼処理し、排ガス冷却手段37で冷却した後、バグフィルタ38で浄化して煙突40から排出する。この排ガス冷却手段37での冷却は、熱交換器を用いるか、冷却空気又は冷却液を噴霧することで冷却できる。39はバグフィルタに設けられたブロワで、加熱処理炉内で発生したガスを吸引する。
【0030】
41は溶解槽で、減容炉20で減容化した被処理物と、脱塩炉1内で脱塩素剤と反応して生成された塩化物等を排出側ダクト13、二重ダンパ14から排出されるのを受け、これを水洗いして塩化物等を除去した後、脱水手段42で脱水し、乾燥手段43で乾燥して炭化物等を取り出す。
【0031】
44は排水処理手段で、溶解槽41からの水、および脱水時に発生する水分を無害化処理した後、排水する。
【0032】
なお、ロータリーバルブ9,12は、開閉自在で間欠的に被処理物を送り出す間欠送り出し手段で構成してもよい。
【0033】
乾燥手段43には、熱源として、脱塩炉1を加熱した後の熱ガスを排気管45およびガス管46を介して導入し、加熱処理炉を加熱した後の熱ガスを再利用して乾燥する。
【0034】
図2は図1の分解ガス燃焼炉34部分を拡大した模式図で、50は分解ガス導入手段を示し、空気エゼクタにより構成した場合を示している。該分解ガス導入手段50は分解ガス導入管51、該ガス導入管51内に設けられたノズル部材52で構成されるエゼクタ部と、このノズル部材52に加圧の駆動気体を送出するブロワ53とからなり、エゼクタ部分は分解ガス燃焼炉34内に配設される。そして、分解ガス導入管51の一端は分解ガス燃焼炉34内で開口し、他端側はガス導入管35,36と連通している。ノズル部材52は先端側が細く絞られて分解ガス導入管51の開口部の部分で開口し、他端側はブロワ53に接続されている。このブロワ53は新鮮な空気をノズル部材52の先端から噴出させ、その噴流の吸引・搬送力によって、分解ガスを分解ガス燃焼炉34内に誘引し、該燃焼炉内で燃焼させる。
【0035】
ノズル部材52に新鮮な空気を導入すると、分解ガスの一部が急速に冷却され、分解ガスに含まれるタール分が固化して、分解ガス導入管51の内壁、特に、下部に溜り、分解ガスの通路(ガス管路)を塞ぐ恐れがあるが、エゼクタ部全体が分解ガス燃焼炉34内の高温下にあるので、タール分が固化することはなく、分解ガスは分解ガス燃焼炉34内に導入され、ここで燃焼される。
【0036】
次に、被処理物の一連の処理方法について説明する。まず、熱ガス発生手段30でLNG等の燃料を燃焼して熱ガスを発生させ、減容炉20の加熱ジャケット23に供給して回転円筒体22を加熱した後、連絡管31を介して脱塩炉1の加熱ジャケット3に送り込み、回転円筒体2を加熱する。同時に、分解ガス燃焼炉34のバーナ34aにLNG等の燃料を送り、燃焼させる。
【0037】
次に、ハロゲン物質等の有害成分を含有する被処理物を破砕して細かくしたもの(または混合しながら破砕)と脱塩素剤とを混合したもの、又は混合しながらホッパ33から供給側ダクト10を介して脱塩炉1の回転円筒体2内に供給する。
【0038】
この脱塩炉1での加熱処理は、被処理物から塩素系ガスが析出する温度と時間を事前に調査して、被処理物の性質を把握し、この調査結果を十分にカバーできる温度(例えば、200℃〜350℃)と時間で処理する。この温度の調整は、基本的には連絡管31に供給する温度調整空気32の供給量によって行う。
【0039】
この脱塩炉1での加熱は、燃焼,焼却ではなく、低酸素雰囲気中での蒸し焼き、熱分解での処理とし、熱分解により析出したHClガス等の有害成分と脱塩素剤とを接触反応させる。
【0040】
被処理物と混合又は添加する脱塩素剤は、少なくともHCl(塩化水素)と接触反応して無害な塩化物を生成するアルカリ物質を使用する。例えば、本願の出願人が先に出願した特開平9−155326号、特開平10−43731号、特開平10−235186号、特開平10−235187号、特願平10−193844号に示すように、アルカリ土類金属、アルカリ土類金属化合物、アルカリ金属、アルカリ金属化合物で、具体的には、カルシウム、石灰、消石灰、炭酸カルシウム、ドロマイト、珪酸塩(珪酸カルシウムなど)、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、天然ソーダ、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウムの中から1種類選択するか、数種類混合して使用する。使用量としては、被処理物に対して5〜30重量%を混合又は添加する。
【0041】
例えば、上記の炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)を使用した場合、第1の加熱処理炉である脱塩炉内においてHCl成分の分解ガスが発生するが、直ちに炭酸水素ナトリウムと反応して(NaHCO3)+(HCl)→(NaCl)+(H2O)+(CO2)となり、無害な塩化ナトリウム(NaCl)を生成し、分解ガスから有害なHClが無くなる。このことによって、分解ガス中のHCl成分の無害化と残渣の無害化が同時に行われる。
【0042】
この有害成分を析出し、無害化した後の被処理物(残渣)は、連通ダクト11、ロータリーバルブ12を介して第2の回転加熱処理炉である減容炉20の回転円筒体22の供給口26に送り込まれ、ここで被処理物が炭化する温度(紙類は350℃程度で炭化が始まる。)350℃〜700℃に加熱して炭化処理、又は800℃以上に加熱して灰化処理して減容化する。
【0043】
この減容化した被処理物と、反応後の塩化ナトリウムは、排出側ダクト13および二重ダンパ14を介して溶解槽41に排出される。この溶解槽41内で、減容化された被処理物、反応後の脱塩素剤(塩化ナトリウム)を水に溶解し、水に溶解した塩化ナトリウムを排水処理手段44に排出し、残りの固形物は脱水手段42で脱水してこれを乾燥手段43で乾燥し、炭化物等の固形物を取り出す。取り出された固形物は、物性に応じて分別して、再利用に供する。
【0044】
一方、脱塩炉1および減容炉20内で加熱処理中に発生した分解ガス(排ガス、乾留ガス)は、分解ガス導入手段50によってガス導出管35および36から分解ガス燃焼炉34内に誘引され、ここで燃焼処理される。燃焼後のガスは排ガス冷却手段37で、バグフィルタ38の適温にまで冷却した後、煙突40から排される。
【0045】
上記のように分解ガス中には、塩化水素などの有害成分は、脱塩炉1における反応処理によって基本的には除去されるが、何等かの事由によって反応しきれず、排ガス(分解ガス)中に残存する可能性もある。しかし、排ガスは、分解ガス燃焼炉34で燃焼処理した後、排ガス冷却手段37で、バグフィルタ38の耐熱許容温度以下に下げて、バグフィルタ38で清浄して煙突40から排出するので、有害成分は完全に除去される。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、上述したように、分解ガスを分解ガス燃焼炉で燃焼処理する際、新鮮な空気を分解ガス燃焼炉内に噴流して分解ガスを分解ガス燃焼炉内に誘引する分解ガス導入手段を設けたので、加熱処理炉内は大気圧に対して負圧となり、加熱処理炉における回転円筒体と各ダクトとの接触部のメカニカルシール部分からのガス漏れは生じない。
【0047】
また、分解ガス導入管は分解ガス燃焼炉内に配設され、高温下にあるので、分解ガスが急冷されることはなく、従って、分解ガス導入管の内壁にタール分が固化してガス管路を塞ぐ恐れはなく、常に安定した分解ガスの燃焼処理が可能となる。
【0048】
また、新鮮な空気を導入するので、分解ガス燃焼炉内での燃焼も酸素は十分確保され、確実に燃焼を行うこと(CO成分の低減)が可能となる等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概念図。
【図2】本発明の分解ガス燃焼炉の脱明図。
【符号の説明】
1…脱塩炉
20…減容炉
2,22…回転円筒体
3,23…加熱ジャケット
4,24…支持ローラ
5,25…回転駆動手段
6,26…供給口
7,27…排出口
8…メカニカルシール
9…ロータリーバルブ
10…供給側ダクト
11…連通ダクト
12…ロータリーバルブ
13…排出側ダクト
14…二重ダンパ
29…燃料タンク
30…熱ガス発生手段
31…連絡管
32…温度調整空気
33…ホッパ
34…ガス燃焼炉
35,36…ガス導入管
37…排ガス冷却手段
38…バグフィルタ
39…ブロワ
40…煙突
41…溶解槽
42…脱水手段
43…乾燥手段
44…排水処理手段
45…排気管
46…ガス管
50…分解ガス導入手段
51…分解ガス導入管
52…ノズル部材
53…ブロワ

Claims (1)

  1. 被処理物を加熱処理炉に投入して加熱処理し発生した分解ガスを分解ガス燃焼炉に導入して燃焼処理した後排出する被処理物の加熱処理装置において、
    前記分解ガスを前記分解ガス燃焼炉に導入する分解ガス導入手段は、
    前記分解ガスを導入する分解ガス導入管と
    この分解ガス導入管内に配設され加圧気体を送風してノズルから噴流させて前記分解ガスを誘引するノズル部材と
    から成り、
    前記分解ガス導入管は分解ガス燃焼炉内に配置されたこと
    を特徴とする被処理物の加熱処理装置
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