JP2000254447A - 加熱処理施設と排ガス処理方法 - Google Patents
加熱処理施設と排ガス処理方法Info
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- JP2000254447A JP2000254447A JP11061048A JP6104899A JP2000254447A JP 2000254447 A JP2000254447 A JP 2000254447A JP 11061048 A JP11061048 A JP 11061048A JP 6104899 A JP6104899 A JP 6104899A JP 2000254447 A JP2000254447 A JP 2000254447A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/30—Technologies for a more efficient combustion or heat usage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃棄物等を加熱処理して発生する有害成分を
含む排ガスの処理は、排ガスを一旦高温で燃焼して有害
成分を分解除去した後、冷却してバグフィルタで浄化し
て大気に排出する。高温から低温に冷却する際、300
℃付近でダイオキシン類が再生成されるので、これを防
止するため高温ガスに冷却水を噴霧して急速冷却するこ
とが行われている。冷却水として消毒用の塩素を含んだ
工業用水や上水が使用されているので、有害化を促進す
る可能性がある。 【解決手段】 加熱処理炉1内で脱塩素処理するか、又
は排ガスを導出して加熱処理炉1外の塩素反応手段18
で脱塩素処理し、これを排ガス燃焼手段21で燃焼処理
し、排ガス冷却手段22で塩素を含まない水を噴霧して
急速冷却する。
含む排ガスの処理は、排ガスを一旦高温で燃焼して有害
成分を分解除去した後、冷却してバグフィルタで浄化し
て大気に排出する。高温から低温に冷却する際、300
℃付近でダイオキシン類が再生成されるので、これを防
止するため高温ガスに冷却水を噴霧して急速冷却するこ
とが行われている。冷却水として消毒用の塩素を含んだ
工業用水や上水が使用されているので、有害化を促進す
る可能性がある。 【解決手段】 加熱処理炉1内で脱塩素処理するか、又
は排ガスを導出して加熱処理炉1外の塩素反応手段18
で脱塩素処理し、これを排ガス燃焼手段21で燃焼処理
し、排ガス冷却手段22で塩素を含まない水を噴霧して
急速冷却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害成分を含有す
る被処理物の加熱処理施設および排ガス処理方法に関
し、特に、排ガスに含まれる成分を高温で分解除去した
後、急速冷却する技術に関する。
る被処理物の加熱処理施設および排ガス処理方法に関
し、特に、排ガスに含まれる成分を高温で分解除去した
後、急速冷却する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】被処理物、即ち各種廃棄物(産業廃棄
物、一般廃棄物など)を加熱処理した場合には、各種廃
棄物の含有する各種有害物質(塩素系成分などの有機
物)が析出して排ガス中に含まれていることが知られて
おり、大気中に排出する場合は、排出以前の段階で高温
燃焼(800〜850℃で)して排ガス中の成分を分解
して浄化処理を行うことが必要とされている。
物、一般廃棄物など)を加熱処理した場合には、各種廃
棄物の含有する各種有害物質(塩素系成分などの有機
物)が析出して排ガス中に含まれていることが知られて
おり、大気中に排出する場合は、排出以前の段階で高温
燃焼(800〜850℃で)して排ガス中の成分を分解
して浄化処理を行うことが必要とされている。
【0003】また、高温燃焼後の排ガスはそのまま大気
中に排出することはできず、急速冷却し、その後バグフ
ィルタを通して浄化処理して排出することが行われてい
る。この急速冷却には、例えば、特開平5−30741
5,6−205932,7−35328,7−1322
53,10−267255,10−305206号など
に示されているように、水を噴霧することで急速冷却す
る方法が一般的に行われている。
中に排出することはできず、急速冷却し、その後バグフ
ィルタを通して浄化処理して排出することが行われてい
る。この急速冷却には、例えば、特開平5−30741
5,6−205932,7−35328,7−1322
53,10−267255,10−305206号など
に示されているように、水を噴霧することで急速冷却す
る方法が一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の水噴霧
には、工業用水、一般上水を使用するのが、一般的であ
り、これらの用水には、消毒剤又は滅菌剤として、塩素
が添加されている。このような溶液を高温排ガスに添加
することは冷却効果はあるものの高温の中に塩素を含む
水を噴霧するので、排ガスの有害化が促進される可能性
がある。
には、工業用水、一般上水を使用するのが、一般的であ
り、これらの用水には、消毒剤又は滅菌剤として、塩素
が添加されている。このような溶液を高温排ガスに添加
することは冷却効果はあるものの高温の中に塩素を含む
水を噴霧するので、排ガスの有害化が促進される可能性
がある。
【0005】また、被処理物として加熱処理すると、各
種の有害物質(例えば、塩化水素,ダイオキシン類)が
析出して排ガス中に含まれていることは広く知られてい
る。従って、この排ガスを大気中にそのまま排出するこ
とはできないので、大気中に排出する前段階で排ガスの
浄化処理を行うこと(排出の抑制)が一般に行われる。
種の有害物質(例えば、塩化水素,ダイオキシン類)が
析出して排ガス中に含まれていることは広く知られてい
る。従って、この排ガスを大気中にそのまま排出するこ
とはできないので、大気中に排出する前段階で排ガスの
浄化処理を行うこと(排出の抑制)が一般に行われる。
【0006】この排ガスの浄化装置として一般的な装置
として、特開平8−108026号などに示されている
バグフィルタ装置がある。この装置は、排ガスの浄化剤
として消石灰を使用して排ガス中の塩化水素、ダイオキ
シン類を除去するようにしている。
として、特開平8−108026号などに示されている
バグフィルタ装置がある。この装置は、排ガスの浄化剤
として消石灰を使用して排ガス中の塩化水素、ダイオキ
シン類を除去するようにしている。
【0007】また、加熱処理により多量に発生した塩化
水素は、苛性ソーダなどで中和するか、塩酸にして回収
することも一般に行われている。
水素は、苛性ソーダなどで中和するか、塩酸にして回収
することも一般に行われている。
【0008】一方、本願の出願人は、ハロゲン物質であ
る有機塩素化合物(塩化水素)が、従来の「排出の抑
制」でなく、「発生の抑制」を行うことで、塩化水素な
どの有害物質の発生を抑制し、排ガスの無害化と残渣の
無害化、塩素による処理装置の損傷の低減を行うことを
提案している。
る有機塩素化合物(塩化水素)が、従来の「排出の抑
制」でなく、「発生の抑制」を行うことで、塩化水素な
どの有害物質の発生を抑制し、排ガスの無害化と残渣の
無害化、塩素による処理装置の損傷の低減を行うことを
提案している。
【0009】即ち、被処理物にアルカリ物質を添加混合
して所定の温度で加熱することで塩化水素を分解析出さ
せると同時に、添加混合しているアルカリ物質と接触反
応させて無害な塩化物に置換生成する技術を見出し、既
に、特開平9−155326号,特開平10−4371
3号,特開平10−235186号,特開平10−23
5187号などで提案し、更に、薬剤を多孔質化して接
触反応する面積を増加させて反応効果を高めた薬剤も提
案している(特願平10−193844号)。
して所定の温度で加熱することで塩化水素を分解析出さ
せると同時に、添加混合しているアルカリ物質と接触反
応させて無害な塩化物に置換生成する技術を見出し、既
に、特開平9−155326号,特開平10−4371
3号,特開平10−235186号,特開平10−23
5187号などで提案し、更に、薬剤を多孔質化して接
触反応する面積を増加させて反応効果を高めた薬剤も提
案している(特願平10−193844号)。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱処理施設
において被処理物を加熱処理したときに分解析出した排
ガスを、850℃以上の高温で加熱処理して排ガス中の
有害成分等を分解して除去し、処理後の排ガスに冷却水
を噴霧して急速冷却した後、バグフィルタ等の浄化手段
で浄化して、大気中に排出する技術に関するものである
が、排出する場合、従来のように噴霧に用いる水を工業
用水や上水等を使用すると消毒又は滅菌用に注入されて
いる塩素により排ガスの有害化が促進される可能性があ
ること、および純水を用いるとこの可能性が無くなるこ
とに着目するとともに、急速冷却する場合、冷却液を噴
霧する前段階で、高温ガスに空気を導入して所定の温度
に下げた後、冷却液を噴霧すれば、急速冷却が効果的に
行われることを見出した。本発明はこのような知見に基
づいてなされたものである。
において被処理物を加熱処理したときに分解析出した排
ガスを、850℃以上の高温で加熱処理して排ガス中の
有害成分等を分解して除去し、処理後の排ガスに冷却水
を噴霧して急速冷却した後、バグフィルタ等の浄化手段
で浄化して、大気中に排出する技術に関するものである
が、排出する場合、従来のように噴霧に用いる水を工業
用水や上水等を使用すると消毒又は滅菌用に注入されて
いる塩素により排ガスの有害化が促進される可能性があ
ること、および純水を用いるとこの可能性が無くなるこ
とに着目するとともに、急速冷却する場合、冷却液を噴
霧する前段階で、高温ガスに空気を導入して所定の温度
に下げた後、冷却液を噴霧すれば、急速冷却が効果的に
行われることを見出した。本発明はこのような知見に基
づいてなされたものである。
【0011】その具体的手段は、被処理物を加熱処理し
て発生した析出ガスを含む排ガスを大気中に放出する排
気系において排ガスを燃焼した後に、急速冷却して冷却
した排ガスを浄化装置を通過させて大気中に排出する加
熱処理施設であって、被処理物を加熱処理して分解ガス
を含む排ガスを発生させる加熱処理炉と、排ガス中に含
まれる塩素系ガス成分と塩素反応剤とを反応させて塩素
系ガス成分を含まない排ガスを得る脱塩素処理手段と、
該脱塩素処理手段で得られた排ガスを燃焼する排ガス燃
焼手段と、該排ガス燃焼手段から送出した燃焼後の排ガ
スに蒸発冷却液を注入噴霧する排ガス冷却手段とを備え
たことを特徴とする。
て発生した析出ガスを含む排ガスを大気中に放出する排
気系において排ガスを燃焼した後に、急速冷却して冷却
した排ガスを浄化装置を通過させて大気中に排出する加
熱処理施設であって、被処理物を加熱処理して分解ガス
を含む排ガスを発生させる加熱処理炉と、排ガス中に含
まれる塩素系ガス成分と塩素反応剤とを反応させて塩素
系ガス成分を含まない排ガスを得る脱塩素処理手段と、
該脱塩素処理手段で得られた排ガスを燃焼する排ガス燃
焼手段と、該排ガス燃焼手段から送出した燃焼後の排ガ
スに蒸発冷却液を注入噴霧する排ガス冷却手段とを備え
たことを特徴とする。
【0012】また、被処理物を加熱処理して発生した析
出ガスを含む排ガスを大気中に放出する排気系において
排ガスを燃焼した後に、急速冷却して冷却した排ガスを
浄化装置を通過させて大気中に排出する加熱処理施設の
排ガス処理装置であって、被処理物を加熱処理炉内で加
熱して塩素系ガスを発生させ、発生した塩素系ガスを塩
素反応剤と反応させて脱塩素処理する第1の加熱処理炉
と、該加熱処理炉で塩素成分を除去した被処理物を加熱
処理して減容化する第2の加熱処理炉と、第1の加熱処
理炉および第2加熱処理炉のいずれか一方又は両方の加
熱処理炉で発生した排ガスを導出して燃焼処理する排ガ
ス燃焼手段と、該排ガス燃焼手段から送出した燃焼後の
排ガスに蒸発冷却液を注入噴霧する排ガス冷却手段とを
備えたことを特徴とする。
出ガスを含む排ガスを大気中に放出する排気系において
排ガスを燃焼した後に、急速冷却して冷却した排ガスを
浄化装置を通過させて大気中に排出する加熱処理施設の
排ガス処理装置であって、被処理物を加熱処理炉内で加
熱して塩素系ガスを発生させ、発生した塩素系ガスを塩
素反応剤と反応させて脱塩素処理する第1の加熱処理炉
と、該加熱処理炉で塩素成分を除去した被処理物を加熱
処理して減容化する第2の加熱処理炉と、第1の加熱処
理炉および第2加熱処理炉のいずれか一方又は両方の加
熱処理炉で発生した排ガスを導出して燃焼処理する排ガ
ス燃焼手段と、該排ガス燃焼手段から送出した燃焼後の
排ガスに蒸発冷却液を注入噴霧する排ガス冷却手段とを
備えたことを特徴とする。
【0013】脱塩素処理手段は、加熱処理炉から導出し
た排ガス中に塩素反応剤を添加又は混入するか、若しく
は、加熱処理炉内に添加又は混合して塩素系ガス成分と
反応させることによって塩素成分を含まない排ガスを得
るようにする。
た排ガス中に塩素反応剤を添加又は混入するか、若しく
は、加熱処理炉内に添加又は混合して塩素系ガス成分と
反応させることによって塩素成分を含まない排ガスを得
るようにする。
【0014】また、上記の排ガス冷却手段には、蒸発冷
却液を噴霧する冷却液噴霧手段と、該冷却液噴霧手段の
流路上流側に冷却用の空気を導入する補助空気導入手段
を設けることが好ましい。
却液を噴霧する冷却液噴霧手段と、該冷却液噴霧手段の
流路上流側に冷却用の空気を導入する補助空気導入手段
を設けることが好ましい。
【0015】また、排ガス冷却手段で冷却した排ガス
を、更に冷却用の空気を導入して降温させて浄化手段に
送出する補助冷却手段を設けることが好ましい。
を、更に冷却用の空気を導入して降温させて浄化手段に
送出する補助冷却手段を設けることが好ましい。
【0016】上記の加熱処理施設で発生した排ガスの処
理方法は、被処理物を加熱処理して発生した析出ガスを
含む排気ガスを大気中に放出する排気系において排ガス
を燃焼した後に急速冷却し、冷却した排ガスを浄化手段
で浄化した後、大気中に排出する排ガス処理方法であっ
て、被処理物から析出する塩素系ガス成分を排ガスから
除去して塩素成分を含まない排ガスを得、この排ガスを
燃焼手段で燃焼した後、該燃焼ガスに蒸発冷却液を注入
噴霧して急速冷却するようにしたことを特徴とする。
理方法は、被処理物を加熱処理して発生した析出ガスを
含む排気ガスを大気中に放出する排気系において排ガス
を燃焼した後に急速冷却し、冷却した排ガスを浄化手段
で浄化した後、大気中に排出する排ガス処理方法であっ
て、被処理物から析出する塩素系ガス成分を排ガスから
除去して塩素成分を含まない排ガスを得、この排ガスを
燃焼手段で燃焼した後、該燃焼ガスに蒸発冷却液を注入
噴霧して急速冷却するようにしたことを特徴とする。
【0017】そして、上記の塩素成分を含まない排ガス
は、被処理物を加熱処理炉内で加熱処理して塩素系ガス
を発生させ、発生した塩素系ガスを含む析出ガスを加熱
処理炉外に導出して加熱処理炉外で塩素反応剤により脱
塩素処理して得るようにする。
は、被処理物を加熱処理炉内で加熱処理して塩素系ガス
を発生させ、発生した塩素系ガスを含む析出ガスを加熱
処理炉外に導出して加熱処理炉外で塩素反応剤により脱
塩素処理して得るようにする。
【0018】塩素成分を含まない排ガスは、塩素反応剤
と被処理物との混合物を加熱処理炉内で加熱処理して塩
素系ガスを発生させ、発生した塩素系ガスを添加混合し
た塩素反応剤とを接触反応させて無害な塩化物を生成す
ることで得るようにする。
と被処理物との混合物を加熱処理炉内で加熱処理して塩
素系ガスを発生させ、発生した塩素系ガスを添加混合し
た塩素反応剤とを接触反応させて無害な塩化物を生成す
ることで得るようにする。
【0019】上記の被処理物から塩素系ガスを分解析出
する温度は、200℃〜350℃を好適とする。
する温度は、200℃〜350℃を好適とする。
【0020】また、上記の噴霧する蒸発冷却液は、少な
くともハロゲン物質を含有しない液体であること、好ま
しくは塩素を含まないこと、更には、純水であることが
好ましい。
くともハロゲン物質を含有しない液体であること、好ま
しくは塩素を含まないこと、更には、純水であることが
好ましい。
【0021】そして、脱塩素処理手段に使用する塩素反
応剤は、アルカリ物質で加熱により被処理物から分解析
出する有害成分と反応して無害な塩化物を生成するアル
カリ金属,アルカリ金属化合物,アルカリ土類金属,ア
ルカリ土類金属化合物に含まれる物質の中から、少なく
とも1種類を選択、又は2種類以上の混合物が好まし
く、具体的にはカルシウム、石灰、消石灰、炭酸カルシ
ウム、ドロマイト、珪酸塩(珪酸カルシウムなど)、炭
酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリ
ウム、天然ソーダ、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウムの中から1種類選
択するか、数種類混合して使用することができる。
応剤は、アルカリ物質で加熱により被処理物から分解析
出する有害成分と反応して無害な塩化物を生成するアル
カリ金属,アルカリ金属化合物,アルカリ土類金属,ア
ルカリ土類金属化合物に含まれる物質の中から、少なく
とも1種類を選択、又は2種類以上の混合物が好まし
く、具体的にはカルシウム、石灰、消石灰、炭酸カルシ
ウム、ドロマイト、珪酸塩(珪酸カルシウムなど)、炭
酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリ
ウム、天然ソーダ、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウムの中から1種類選
択するか、数種類混合して使用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。
によって説明する。
【0023】図1は加熱処理炉を使用した本発明の加熱
処理施設の基本構成の概念図、図2および図3は加熱処
理炉の加熱部分の説明図で、図2は図1のA−A断面矢
視図を示す。これらの図において、1は加熱処理炉を示
し、該加熱処理炉1は、回転自在な回転円筒体2と、こ
の回転円筒体2の外周にガスダクトを形成し熱ガスを導
入して回転円筒体2を加熱する加熱ジャケット3と、回
転円筒体2を両端側で回転自在に支承する支持ローラ
4,4′と、回転円筒体2を回転駆動する回転駆動手段
5,5′とで構成され、また回転円筒体2には一端側に
被処理物を搬入する供給口6,他端側に被処理物を排出
する排出口7を有し、内部には図2および図3に示すよ
うに回転円筒体の軸線に対して傾斜した送り羽根2bが
径方向及び軸方向に複数枚設けられ、回転円筒体2が回
転したとき被処理物を供給口6側から排出口7側に攪拌
しながら移送する。
処理施設の基本構成の概念図、図2および図3は加熱処
理炉の加熱部分の説明図で、図2は図1のA−A断面矢
視図を示す。これらの図において、1は加熱処理炉を示
し、該加熱処理炉1は、回転自在な回転円筒体2と、こ
の回転円筒体2の外周にガスダクトを形成し熱ガスを導
入して回転円筒体2を加熱する加熱ジャケット3と、回
転円筒体2を両端側で回転自在に支承する支持ローラ
4,4′と、回転円筒体2を回転駆動する回転駆動手段
5,5′とで構成され、また回転円筒体2には一端側に
被処理物を搬入する供給口6,他端側に被処理物を排出
する排出口7を有し、内部には図2および図3に示すよ
うに回転円筒体の軸線に対して傾斜した送り羽根2bが
径方向及び軸方向に複数枚設けられ、回転円筒体2が回
転したとき被処理物を供給口6側から排出口7側に攪拌
しながら移送する。
【0024】加熱ジャケット3は、図示を省略してある
固定部材に固定支持され、回転円筒体2との接触部に
は、メカニカルシール8が施されている。
固定部材に固定支持され、回転円筒体2との接触部に
は、メカニカルシール8が施されている。
【0025】9は回転円筒体2の供給口6側を覆い被処
理物を回転円筒体内に供給する供給側ダクト、10は排
出口7側を覆い回転円筒体2内で処理された被処理物を
排出する排出側ダクトで、この排出側ダクト10には、
ロータリーバルブ11を有し、被処理物の排出量を調節
したり、空気の侵入を防止し、回転円筒体2内を低酸素
雰囲気に保持する。
理物を回転円筒体内に供給する供給側ダクト、10は排
出口7側を覆い回転円筒体2内で処理された被処理物を
排出する排出側ダクトで、この排出側ダクト10には、
ロータリーバルブ11を有し、被処理物の排出量を調節
したり、空気の侵入を防止し、回転円筒体2内を低酸素
雰囲気に保持する。
【0026】12は熱ガス発生手段で、例えばLNG,
LPG等の燃料を燃焼させて熱ガスを発生させ、加熱ジ
ャケット3内に供給する。
LPG等の燃料を燃焼させて熱ガスを発生させ、加熱ジ
ャケット3内に供給する。
【0027】支持ローラ4,4′は、図1および図2に
示すように、回転円筒体2の両端側に夫々4,4および
4′,4′の対の支持ローラからなり、また、回転駆動
手段5,5′は、両端側に設けられ、回転円筒体2を両
端側で駆動する構成としている。
示すように、回転円筒体2の両端側に夫々4,4および
4′,4′の対の支持ローラからなり、また、回転駆動
手段5,5′は、両端側に設けられ、回転円筒体2を両
端側で駆動する構成としている。
【0028】そして、この回転駆動手段5,5′は、例
えば、図1および図2に示すように、駆動モータ5a,
5′a,駆動歯車5b,5′bおよび回転円筒体2の外
周に設けた従動歯車2a,2′aから成り、駆動モータ
5a,5′aは、図示を省略したインバータ装置で、回
転制御される。
えば、図1および図2に示すように、駆動モータ5a,
5′a,駆動歯車5b,5′bおよび回転円筒体2の外
周に設けた従動歯車2a,2′aから成り、駆動モータ
5a,5′aは、図示を省略したインバータ装置で、回
転制御される。
【0029】なお、回転駆動手段は、上記の各例のごと
く回転円筒体の両端側に必ずしも設ける必要はなく、中
央の1箇所にのみ設けても良いことは勿論である。
く回転円筒体の両端側に必ずしも設ける必要はなく、中
央の1箇所にのみ設けても良いことは勿論である。
【0030】また、上述した回転駆動手段は、駆動モー
タからの動力の伝達手段として歯車を使用した場合につ
いて説明したが、必ずしも歯車による必要はなく、ロー
ラチェーン用のスプロケットを設け、ローラチェーンで
伝達するようにしてもよい。
タからの動力の伝達手段として歯車を使用した場合につ
いて説明したが、必ずしも歯車による必要はなく、ロー
ラチェーン用のスプロケットを設け、ローラチェーンで
伝達するようにしてもよい。
【0031】20は排ガス処理装置で、排ガス燃焼
(炉)手段21と、排ガス冷却手段22と、浄化手段、
例えば、バグフィルタ23とからなり、加熱処理炉1で
加熱処理中に発生した排ガス(分解ガス、乾留ガス)
を、ガス導出管16を介して(必要に応じ塩素反応手段
18を介し)導入し、これを高温で燃焼した後、排ガス
冷却手段22で急速冷却してバグフィルタ23で清浄化
し、煙突17から排出する。
(炉)手段21と、排ガス冷却手段22と、浄化手段、
例えば、バグフィルタ23とからなり、加熱処理炉1で
加熱処理中に発生した排ガス(分解ガス、乾留ガス)
を、ガス導出管16を介して(必要に応じ塩素反応手段
18を介し)導入し、これを高温で燃焼した後、排ガス
冷却手段22で急速冷却してバグフィルタ23で清浄化
し、煙突17から排出する。
【0032】図4はこの排ガス処理装置20の概念図
で、排ガス燃焼手段21は加熱処理炉1から導出管16
を介して導入した排ガスを、LNG等の燃料を燃焼して
850℃程度で燃焼する。
で、排ガス燃焼手段21は加熱処理炉1から導出管16
を介して導入した排ガスを、LNG等の燃料を燃焼して
850℃程度で燃焼する。
【0033】排ガス冷却手段22は、蒸発冷却液を噴霧
する冷却液噴霧手段22a,およびガスの流路上の上流
側に設けた補助空気導入手段22bを有し、排ガス燃焼
手段21で燃焼した排ガスを導入して、この排ガスに補
助空気導入手段22bから冷却用の空気を導入して排ガ
スの温度を下げ、降温した排ガスに冷却液噴霧手段22
aによって蒸発冷却液を噴霧して急速冷却する。更に、
補助冷却手段24で冷却用空気を導入し、バグフィルタ
23の使用温度(140℃〜150℃)に下げてバグフ
ィルタ23に送出する。
する冷却液噴霧手段22a,およびガスの流路上の上流
側に設けた補助空気導入手段22bを有し、排ガス燃焼
手段21で燃焼した排ガスを導入して、この排ガスに補
助空気導入手段22bから冷却用の空気を導入して排ガ
スの温度を下げ、降温した排ガスに冷却液噴霧手段22
aによって蒸発冷却液を噴霧して急速冷却する。更に、
補助冷却手段24で冷却用空気を導入し、バグフィルタ
23の使用温度(140℃〜150℃)に下げてバグフ
ィルタ23に送出する。
【0034】ここで使用される蒸発冷却液は、滅菌や消
毒用などに用いられている塩素を含まない純水を使用す
る。
毒用などに用いられている塩素を含まない純水を使用す
る。
【0035】なお、図中の22cは噴霧部分の下流側に
設けた排水口で噴霧過多で蒸発しきれない液体が生じた
場合にここから排水する。
設けた排水口で噴霧過多で蒸発しきれない液体が生じた
場合にここから排水する。
【0036】図1の塩素反応手段18は、加熱処理炉1
内で分解反応処理(脱塩素処理)を行わない場合のとき
にのみ設け、後述のように加熱処理炉1内で脱塩素処理
を行う場合は不用である。
内で分解反応処理(脱塩素処理)を行わない場合のとき
にのみ設け、後述のように加熱処理炉1内で脱塩素処理
を行う場合は不用である。
【0037】以上の構成の加熱処理炉を、廃棄物処理等
の加熱処理施設に適用し、加熱処理炉内で分解反応処理
(脱塩素処理)する場合は、まず熱ガス発生手段12で
熱ガスを発生させ、これを加熱ジャケット3内に送り込
み、回転円筒体2を加熱処理目的に応じた温度に加熱す
る。
の加熱処理施設に適用し、加熱処理炉内で分解反応処理
(脱塩素処理)する場合は、まず熱ガス発生手段12で
熱ガスを発生させ、これを加熱ジャケット3内に送り込
み、回転円筒体2を加熱処理目的に応じた温度に加熱す
る。
【0038】次に、被処理物(例えば、一般廃棄物)と
塩素反応剤とを混合(又は添加)する。塩素反応剤は、
塩化水素と接触反応して無害な塩化物を生成するアルカ
リ物質、例えば炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)を
使用し、混合機等に投入して両者を混合する。このと
き、被処理物は、破砕して細かくしておくか、又は混合
しながら破砕する。塩素反応剤は被処理物に対して5〜
30重量%を混合又は添加する。これらを十分混合した
後、ホッパ14を介して回転円筒体2内に投入し、被処
理物を乾燥し、次に熱分解して被処理物から有害成分を
析出すると同時に塩素反応剤との反応を行わせる。この
分解反応処理は、被処理物から塩化水素が析出する温度
(200℃〜350℃)と時間で処理する。この回転円
筒体内で加熱処理された被処理物は排出側ダクト10か
ら排出される。
塩素反応剤とを混合(又は添加)する。塩素反応剤は、
塩化水素と接触反応して無害な塩化物を生成するアルカ
リ物質、例えば炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)を
使用し、混合機等に投入して両者を混合する。このと
き、被処理物は、破砕して細かくしておくか、又は混合
しながら破砕する。塩素反応剤は被処理物に対して5〜
30重量%を混合又は添加する。これらを十分混合した
後、ホッパ14を介して回転円筒体2内に投入し、被処
理物を乾燥し、次に熱分解して被処理物から有害成分を
析出すると同時に塩素反応剤との反応を行わせる。この
分解反応処理は、被処理物から塩化水素が析出する温度
(200℃〜350℃)と時間で処理する。この回転円
筒体内で加熱処理された被処理物は排出側ダクト10か
ら排出される。
【0039】なお、上記の加熱温度と時間は、被処理物
の性質、処理量、加熱炉の状態(性能、大きさ、加熱手
段など炉に依存する条件)などにも関係するので、事前
調査などを十分に行っておくこと、又はデータ取りしデ
ータ蓄積が大事である。
の性質、処理量、加熱炉の状態(性能、大きさ、加熱手
段など炉に依存する条件)などにも関係するので、事前
調査などを十分に行っておくこと、又はデータ取りしデ
ータ蓄積が大事である。
【0040】一方、加熱処理炉1で加熱処理中に分解析
出した排ガスはガス導出管16を介して排ガス処理装置
20に送り込み、排ガス燃焼手段21で燃焼される。
出した排ガスはガス導出管16を介して排ガス処理装置
20に送り込み、排ガス燃焼手段21で燃焼される。
【0041】このとき、例えば、燃料としてLNGを燃
焼して850℃程度で2秒以上滞留させて燃焼する。
焼して850℃程度で2秒以上滞留させて燃焼する。
【0042】燃焼処理後の排ガスは、図4に示すよう
に、排ガス冷却手段22に導入され、一旦補助空気導入
手段22bからの空気の導入により、所定の温度に降温
させた後、冷却液噴霧手段22aで蒸発冷却液(純水)
を噴霧し、蒸発潜熱で急速冷却する。
に、排ガス冷却手段22に導入され、一旦補助空気導入
手段22bからの空気の導入により、所定の温度に降温
させた後、冷却液噴霧手段22aで蒸発冷却液(純水)
を噴霧し、蒸発潜熱で急速冷却する。
【0043】高温の排ガスから低温へ降下すると、その
過程の300℃付近において、毒性の強いダイオキシン
類の再生成が起こるとされている。そこで、300℃付
近での滞留時間を極く短く(1秒以内)することでダイ
オキシン類の再生成は防止される。
過程の300℃付近において、毒性の強いダイオキシン
類の再生成が起こるとされている。そこで、300℃付
近での滞留時間を極く短く(1秒以内)することでダイ
オキシン類の再生成は防止される。
【0044】本発明においては、冷却液噴霧手段22a
で蒸発冷却液を噴霧することで200℃以下(150℃
〜200℃)に急速冷却は可能であるが、更に、補助空
気導入手段22bで冷却用の空気を導入することで所定
の温度を下げておき、これに蒸発冷却液を噴霧すれば急
速冷却の効果が一層顕著にあらわれる。
で蒸発冷却液を噴霧することで200℃以下(150℃
〜200℃)に急速冷却は可能であるが、更に、補助空
気導入手段22bで冷却用の空気を導入することで所定
の温度を下げておき、これに蒸発冷却液を噴霧すれば急
速冷却の効果が一層顕著にあらわれる。
【0045】急速冷却した排ガスは、更に補助冷却手段
24に導入され、冷却用の空気を引き込み、バグフィル
タ23の使用温度(例えば、140℃〜150℃)に冷
却してバグフィルタ23に導入して浄化(除塵など)し
て煙突17から排出する。
24に導入され、冷却用の空気を引き込み、バグフィル
タ23の使用温度(例えば、140℃〜150℃)に冷
却してバグフィルタ23に導入して浄化(除塵など)し
て煙突17から排出する。
【0046】補助空気導入手段22bによる温度の調整
および補助冷却手段24による温度の調整は、冷却空気
の導入量の調節によって行う。この調節は、調節弁22
dおよび24aの開度の調節によって行う。一般的には
バグフィルタ23には、ガス吸引用のポンプpが設けら
れているので、調節弁によって吸入量を調整すればよ
い。
および補助冷却手段24による温度の調整は、冷却空気
の導入量の調節によって行う。この調節は、調節弁22
dおよび24aの開度の調節によって行う。一般的には
バグフィルタ23には、ガス吸引用のポンプpが設けら
れているので、調節弁によって吸入量を調整すればよ
い。
【0047】なお、別途冷却空気送入用ポンプを設けて
調節弁22dおよび24aの外側から供給するようにし
てもよい。
調節弁22dおよび24aの外側から供給するようにし
てもよい。
【0048】加熱処理炉1内で分解反応処理をしない場
合は、加熱処理炉からガス導出管16で排ガスを一旦加
熱処理炉外に導出し、塩素反応手段18で塩素反応剤の
粉又はスラリを噴霧して脱塩素処理した後、排ガス処理
装置20に送出する。
合は、加熱処理炉からガス導出管16で排ガスを一旦加
熱処理炉外に導出し、塩素反応手段18で塩素反応剤の
粉又はスラリを噴霧して脱塩素処理した後、排ガス処理
装置20に送出する。
【0049】次に、本発明の加熱処理炉を、ハロゲン物
質等の有害成分を多量に含有する廃棄物などの被処理物
を、熱分解などの熱的処理を行った後、減容化処理する
加熱処理施設に適用した実施例について説明する。
質等の有害成分を多量に含有する廃棄物などの被処理物
を、熱分解などの熱的処理を行った後、減容化処理する
加熱処理施設に適用した実施例について説明する。
【0050】図5はこの加熱処理施設の概念図で、図1
の加熱処理炉を2基用いて、第1の加熱処理炉で、後述
する被処理物の乾燥と無害化のための分解反応処理(脱
塩素処理)を行い、第2の加熱処理炉で炭化等による減
容化処理を行う場合である。
の加熱処理炉を2基用いて、第1の加熱処理炉で、後述
する被処理物の乾燥と無害化のための分解反応処理(脱
塩素処理)を行い、第2の加熱処理炉で炭化等による減
容化処理を行う場合である。
【0051】図5において100は第1の加熱処理炉、
200は第2の加熱処理炉を示す。これら第1および第
2の加熱処理炉100および200は、図1に示した加
熱処理炉1と同じ構成をなす。
200は第2の加熱処理炉を示す。これら第1および第
2の加熱処理炉100および200は、図1に示した加
熱処理炉1と同じ構成をなす。
【0052】従って、図1と同じ部分には、100およ
び200の1の桁および10の桁にこれと同じ符号を付
して詳細な説明を省略し、異なる部分を重点的に説明す
る。
び200の1の桁および10の桁にこれと同じ符号を付
して詳細な説明を省略し、異なる部分を重点的に説明す
る。
【0053】第1の加熱処理炉100と第2の加熱処理
炉200とは上下方向に配置し、且つ第2の加熱処理炉
200は供給口206側を第1の加熱処理炉100の排
出口107側に位置して配設し、排出側ダクト10を供
給口206の部分まで延設し、該排出側ダクト10で排
出口107と供給口206とを覆い、その中間にロータ
リーバルブ111を設ける。
炉200とは上下方向に配置し、且つ第2の加熱処理炉
200は供給口206側を第1の加熱処理炉100の排
出口107側に位置して配設し、排出側ダクト10を供
給口206の部分まで延設し、該排出側ダクト10で排
出口107と供給口206とを覆い、その中間にロータ
リーバルブ111を設ける。
【0054】また、熱ガス発生手段12で発生した熱ガ
スは、第2の加熱処理炉200の加熱ジャケット203
に供給し、第2の加熱処理炉200の回転円筒体202
を加熱した後、連絡管15を介して第1の加熱処理炉1
00の加熱ジャケット103内に供給される。このと
き、温度調整用の空気34を送り込み熱ガスの温度を調
整する。
スは、第2の加熱処理炉200の加熱ジャケット203
に供給し、第2の加熱処理炉200の回転円筒体202
を加熱した後、連絡管15を介して第1の加熱処理炉1
00の加熱ジャケット103内に供給される。このと
き、温度調整用の空気34を送り込み熱ガスの温度を調
整する。
【0055】14はホッパで、被処理物と塩素反応剤等
の処理剤とを混合した混合物、又は混合しながら供給側
ダクト109を介して回転円筒体102内に供給する。
の処理剤とを混合した混合物、又は混合しながら供給側
ダクト109を介して回転円筒体102内に供給する。
【0056】排ガス処理装置20には、第1および第2
の加熱処理炉100および200で加熱処理中に発生し
た分解ガス(排ガス)をガス導出管35(図1の16に
相当),36で導出してタール分等の可燃性分を排ガス
燃焼手段21で燃焼させ、排ガス冷却手段22で冷却し
た後、バクフィルタ23で浄化して煙突17から排出す
る。
の加熱処理炉100および200で加熱処理中に発生し
た分解ガス(排ガス)をガス導出管35(図1の16に
相当),36で導出してタール分等の可燃性分を排ガス
燃焼手段21で燃焼させ、排ガス冷却手段22で冷却し
た後、バクフィルタ23で浄化して煙突17から排出す
る。
【0057】30は溶解槽で、第2の加熱処理炉200
で加熱処理した被処理物と反応によって生成された塩化
物等を排出側ダクト210から排出されるのを受け、こ
れを水洗いして塩化物等を除去した後、脱水手段31で
脱水し、乾燥手段32で乾燥して炭化物等を取り出す。
33は排水処理手段で、溶解槽30からの水および脱水
時に発生する水分を無害化処理した後、排水する。
で加熱処理した被処理物と反応によって生成された塩化
物等を排出側ダクト210から排出されるのを受け、こ
れを水洗いして塩化物等を除去した後、脱水手段31で
脱水し、乾燥手段32で乾燥して炭化物等を取り出す。
33は排水処理手段で、溶解槽30からの水および脱水
時に発生する水分を無害化処理した後、排水する。
【0058】第1の加熱処理炉100を加熱した熱ガス
は、排気管13からガス管37を介して乾燥手段32の
加熱源として利用した後放出する。
は、排気管13からガス管37を介して乾燥手段32の
加熱源として利用した後放出する。
【0059】次に一連の処理方法について説明する。ま
ず、熱ガス発生手段12でLNG等の燃料を燃焼して熱
ガスを発生させ、第2の加熱処理炉200の加熱ジャケ
ット203に供給して回転円筒体202を加熱した後、
連絡管15を介して第1の加熱処理炉100の加熱ジャ
ケット103に送り込み、回転円筒体102を加熱す
る。
ず、熱ガス発生手段12でLNG等の燃料を燃焼して熱
ガスを発生させ、第2の加熱処理炉200の加熱ジャケ
ット203に供給して回転円筒体202を加熱した後、
連絡管15を介して第1の加熱処理炉100の加熱ジャ
ケット103に送り込み、回転円筒体102を加熱す
る。
【0060】次に、ハロゲン物質等の有害成分を含有す
る被処理物を破砕して細かくしたもの(または混合しな
がら破砕)と塩素反応剤とを混合したもの、又は混合し
ながらホッパ14から供給側ダクト109を介して第1
の加熱処理炉100の回転円筒体102内に供給する。
る被処理物を破砕して細かくしたもの(または混合しな
がら破砕)と塩素反応剤とを混合したもの、又は混合し
ながらホッパ14から供給側ダクト109を介して第1
の加熱処理炉100の回転円筒体102内に供給する。
【0061】この第1の加熱処理炉100での加熱処理
は、被処理物から塩素系ガスが析出する温度と時間を事
前に調査して、被処理物の性質を把握し、この調査結果
を十分にカバーできる温度(例えば、200℃〜350
℃)と時間で処理する。この温度の調整は、連絡管15
に供給する温度調整用の空気34の供給量によって行
う。
は、被処理物から塩素系ガスが析出する温度と時間を事
前に調査して、被処理物の性質を把握し、この調査結果
を十分にカバーできる温度(例えば、200℃〜350
℃)と時間で処理する。この温度の調整は、連絡管15
に供給する温度調整用の空気34の供給量によって行
う。
【0062】この第1の加熱処理炉での加熱は、燃焼,
焼却ではなく、低酸素雰囲気中での蒸し焼き、熱分解で
の処理とし、熱分解により析出したHClガス等の有害
成分と塩素反応剤とを接触反応させる。
焼却ではなく、低酸素雰囲気中での蒸し焼き、熱分解で
の処理とし、熱分解により析出したHClガス等の有害
成分と塩素反応剤とを接触反応させる。
【0063】被処理物と混合又は添加する塩素反応剤
は、少なくともHCl(塩化水素)と接触反応して無害
な塩化物を生成するアルカリ物質を使用する。例えば、
本願の出願人が先に出願した特開平9−155326
号,特開平10−43731号,特開平10−2351
86号,特開平10−235187号に示すように、ア
ルカリ土類金属,アルカリ土類金属化合物,アルカリ金
属,アルカリ金属化合物で、具体的には、カルシウム、
石灰、消石灰、炭酸カルシウム、ドロマイト、珪酸塩
(珪酸カルシウムなど)、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、セスキ炭酸ナトリウム、天然ソーダ、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸
カリウムの中から1種類選択するか、数種類混合して使
用する。使用量としては、被処理物に対して5〜30重
量%を混合又は添加する。
は、少なくともHCl(塩化水素)と接触反応して無害
な塩化物を生成するアルカリ物質を使用する。例えば、
本願の出願人が先に出願した特開平9−155326
号,特開平10−43731号,特開平10−2351
86号,特開平10−235187号に示すように、ア
ルカリ土類金属,アルカリ土類金属化合物,アルカリ金
属,アルカリ金属化合物で、具体的には、カルシウム、
石灰、消石灰、炭酸カルシウム、ドロマイト、珪酸塩
(珪酸カルシウムなど)、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、セスキ炭酸ナトリウム、天然ソーダ、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸
カリウムの中から1種類選択するか、数種類混合して使
用する。使用量としては、被処理物に対して5〜30重
量%を混合又は添加する。
【0064】例えば、上記の炭酸水素ナトリウム(Na
HCO3)を使用した場合、第1の加熱処理炉100内
においてHCl成分の分解ガスが発生するが、直ちに炭
酸水素ナトリウムと反応して(NaOH)+(HCl)
→(NaCl)+(H2O)となり、無害な塩化ナトリ
ウム(NaCl)を生成し、分解ガスから有害なHCl
が無くなる。このことによって、分解ガス中のHCl成
分の無害化と残渣の無害化が同時に行われる。
HCO3)を使用した場合、第1の加熱処理炉100内
においてHCl成分の分解ガスが発生するが、直ちに炭
酸水素ナトリウムと反応して(NaOH)+(HCl)
→(NaCl)+(H2O)となり、無害な塩化ナトリ
ウム(NaCl)を生成し、分解ガスから有害なHCl
が無くなる。このことによって、分解ガス中のHCl成
分の無害化と残渣の無害化が同時に行われる。
【0065】この有害成分を析出し、無害化した後の被
処理物(残渣)は、排出側ダクト10,ロータリバルブ
111を介して第2の加熱処理炉200の回転円筒体2
02の供給口206に送り込まれ、ここで被処理物が炭
化する温度(紙類は350℃程度で炭化が始まる。)3
50℃〜700℃に加熱して炭化処理、又は800℃以
上に加熱して灰化処理して減容化する。
処理物(残渣)は、排出側ダクト10,ロータリバルブ
111を介して第2の加熱処理炉200の回転円筒体2
02の供給口206に送り込まれ、ここで被処理物が炭
化する温度(紙類は350℃程度で炭化が始まる。)3
50℃〜700℃に加熱して炭化処理、又は800℃以
上に加熱して灰化処理して減容化する。
【0066】この場合、第2の加熱処理炉200内に
は、HCl成分を含む分解ガスは存在しないので、炭化
又は灰化した被処理物はこれを吸収することはない。
は、HCl成分を含む分解ガスは存在しないので、炭化
又は灰化した被処理物はこれを吸収することはない。
【0067】この減容化した被処理物と、反応後の塩化
ナトリウムは、排出側ダクト210およびロータリーバ
ルブ211を介して溶解槽30に排出される。この溶解
槽30内で、減容化された被処理物、反応後の薬剤(塩
化ナトリウム)を水に溶解し、水に溶解した塩化ナトリ
ウムを排水処理手段33に排出し、残りの固形物は脱水
手段31で脱水してこれを乾燥手段32で乾燥し、炭化
物等の固形物を取り出す。取り出され固形物は、物性に
応じて分別して、再利用に供する。
ナトリウムは、排出側ダクト210およびロータリーバ
ルブ211を介して溶解槽30に排出される。この溶解
槽30内で、減容化された被処理物、反応後の薬剤(塩
化ナトリウム)を水に溶解し、水に溶解した塩化ナトリ
ウムを排水処理手段33に排出し、残りの固形物は脱水
手段31で脱水してこれを乾燥手段32で乾燥し、炭化
物等の固形物を取り出す。取り出され固形物は、物性に
応じて分別して、再利用に供する。
【0068】一方、第1および第2の加熱処理炉100
および200で加熱処理中に発生した排ガス(分解ガ
ス,乾留ガス)は、ガス排出管35および36を介して
排ガス処理装置20に送り込み、ここで図1および図4
で説明したように、燃焼処理した後、急速冷却して浄化
し、煙突17から排出する。
および200で加熱処理中に発生した排ガス(分解ガ
ス,乾留ガス)は、ガス排出管35および36を介して
排ガス処理装置20に送り込み、ここで図1および図4
で説明したように、燃焼処理した後、急速冷却して浄化
し、煙突17から排出する。
【0069】
【発明の効果】本発明は、上記のように塩素系ガス成分
を含まない排ガスを排ガス燃焼手段で燃焼するととも
に、排ガス冷却手段には塩素等の有害物質を含有しない
蒸発冷却液(例えば純水)を用いて噴霧し急速冷却する
ようにしたので、蒸発冷却液により有害物質の生成、ダ
イオキシン類の生成などの問題は発生しない。
を含まない排ガスを排ガス燃焼手段で燃焼するととも
に、排ガス冷却手段には塩素等の有害物質を含有しない
蒸発冷却液(例えば純水)を用いて噴霧し急速冷却する
ようにしたので、蒸発冷却液により有害物質の生成、ダ
イオキシン類の生成などの問題は発生しない。
【0070】また、燃焼する排ガスは、前工程で有害な
塩素を除去しているので排ガス系の管路を腐食すること
は無く、高温加熱後の冷却・排出においてもダイオキシ
ン類を生成することはない。
塩素を除去しているので排ガス系の管路を腐食すること
は無く、高温加熱後の冷却・排出においてもダイオキシ
ン類を生成することはない。
【0071】また、蒸発冷却液を噴霧する前段階で、冷
却用の空気を導入して排ガスの温度をあらかじめ下げた
状態で噴霧すれば、ダイオキシン類が再生成される30
0℃付近の温度を極端に短くする冷却ができ、ダイオキ
シン類の再生成が確実に防止される。
却用の空気を導入して排ガスの温度をあらかじめ下げた
状態で噴霧すれば、ダイオキシン類が再生成される30
0℃付近の温度を極端に短くする冷却ができ、ダイオキ
シン類の再生成が確実に防止される。
【0072】従って、排ガスの無害化処理ができ、21
世紀の子孫に有益な環境と技術を伝えることができる。
世紀の子孫に有益な環境と技術を伝えることができる。
【図1】本発明の加熱処理施設の基本構成の概念図。
【図2】図1のA−A断面矢視図。
【図3】図1の回転円筒体の説明図。
【図4】本発明の排ガス処理装置の概念図。
【図5】本発明の加熱処理施設の実施の形態の概念図。
【符号の説明】 1,100,200…加熱処理炉 2,102,202…回転円筒体 3,103,203…加熱ジャケット 4,104,204…支持ローラ 5,105,205…回転駆動手段 6,106,206…供給口 7,107,207…排出口 8…メカニカルシール 9,109…供給側ダクト 10,210…排出側ダクト 11,111,211…ロータリーバルブ 12…熱ガス発生手段 13…排気管 14…ホッパ 15…連絡管 16…ガス導出管 17…煙突 18…塩素反応手段 20…排ガス処理装置 21…排ガス燃焼手段 22…排ガス冷却手段 23…バグフィルタ 30…溶解槽 31…脱水手段 32…乾燥手段 33…排水処理手段 34…冷却用空気 35,36…ガス導出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 7/06 ZAB B01D 53/34 ZABC 4D004 F23J 15/06 B09B 3/00 302F // F23G 5/027 ZAB F23J 15/00 K 5/14 ZAB Fターム(参考) 3K061 AA07 AB02 AC01 BA05 3K065 AA07 AB02 AC01 BA05 HA01 3K070 DA05 DA09 DA35 3K078 AA05 BA08 BA26 4D002 AA18 AA19 AA21 AC04 BA03 BA05 BA12 BA13 BA14 CA01 CA05 CA13 DA01 DA02 DA04 DA11 DA12 DA16 DA35 EA02 GA01 GA03 GB02 GB03 GB08 GB20 HA10 4D004 AA46 AB06 AC04 CA27 CA47 CB31 CC12 DA03 DA06
Claims (13)
- 【請求項1】 被処理物を加熱処理して発生した析出ガ
スを含む排ガスを大気中に放出する排気系において排ガ
スを燃焼した後に、急速冷却して冷却した排ガスを浄化
装置を通過させて大気中に排出する加熱処理施設であっ
て、被処理物を加熱処理して分解ガスを含む排ガスを発
生させる加熱処理炉と、排ガス中に含まれる塩素系ガス
成分と塩素反応剤とを反応させて塩素系ガス成分を含ま
ない排ガスを得る脱塩素処理手段と、該脱塩素処理手段
で得られた排ガスを燃焼する排ガス燃焼手段と、該排ガ
ス燃焼手段から送出した燃焼後の排ガスに蒸発冷却液を
注入噴霧する排ガス冷却手段とを備えたことを特徴とす
る加熱処理施設。 - 【請求項2】 被処理物を加熱処理して発生した析出ガ
スを含む排ガスを大気中に放出する排気系において排ガ
スを燃焼した後に、急速冷却して冷却した排ガスを浄化
装置を通過させて大気中に排出する加熱処理施設の排ガ
ス処理装置であって、被処理物を加熱処理炉内で加熱し
て塩素系ガスを発生させ、発生した塩素系ガスを塩素反
応剤と反応させて脱塩素処理する第1の加熱処理炉と、
該加熱処理炉で塩素成分を除去した被処理物を加熱処理
して減容化する第2の加熱処理炉と、第1の加熱処理炉
および第2加熱処理炉のいずれか一方又は両方の加熱処
理炉で発生した排ガスを導出して燃焼処理する排ガス燃
焼手段と、該排ガス燃焼手段から送出した燃焼後の排ガ
スに蒸発冷却液を注入噴霧する排ガス冷却手段とを備え
たことを特徴とする加熱処理施設。 - 【請求項3】 脱塩素処理手段は、加熱処理炉から導出
した排ガス中に塩素反応剤を添加又は混入するか、若し
くは、加熱処理炉内に添加又は混合して塩素系ガス成分
と反応させることによって塩素成分を含まない排ガスを
得るようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の
加熱処理施設。 - 【請求項4】 排ガス冷却手段は、蒸発冷却液を噴霧す
る冷却液噴霧手段と、該冷却液噴霧手段の流路上流側に
冷却用の空気を導入する補助空気導入手段を設けたこと
を特徴とする請求項1又は2記載の加熱処理施設。 - 【請求項5】 排ガス冷却手段で冷却した排ガスを、更
に冷却用の空気を導入して降温させて浄化手段に送出す
る補助冷却手段を設けたことを特徴とする請求項1ない
し4のいずれか1項に記載の加熱処理施設。 - 【請求項6】 被処理物を加熱処理して発生した析出ガ
スを含む排気ガスを大気中に放出する排気系において排
ガスを燃焼した後に急速冷却し、冷却した排ガスを浄化
手段で浄化した後、大気中に排出する排ガス処理方法で
あって、被処理物から析出する塩素系ガス成分を排ガス
から除去して塩素成分を含まない排ガスを得、この排ガ
スを燃焼手段で燃焼した後、該燃焼ガスに蒸発冷却液を
注入噴霧して急速冷却するようにしたことを特徴とする
排ガス処理方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の塩素成分を含まない排ガ
スは、被処理物を加熱処理炉内で加熱処理して塩素系ガ
スを発生させ、発生した塩素系ガスを含む析出ガスを加
熱処理炉外に導出して加熱処理炉外で塩素反応剤により
脱塩素処理して得るようにしたことを特徴とする排ガス
処理方法。 - 【請求項8】 請求項6記載の塩素成分を含まない排ガ
スは、塩素反応剤と被処理物との混合物を加熱処理炉内
で加熱処理して塩素系ガスを発生させ、発生した塩素系
ガスを添加混合した塩素反応剤とを接触反応させて無害
な塩化物を生成することで得るようにしたことを特徴と
する排ガス処理方法。 - 【請求項9】 被処理物から塩素系ガスを分解析出する
温度は、200℃〜350℃であることを特徴とする請
求項6ないし8のいずれか1項に記載の排ガス処理方
法。 - 【請求項10】 噴霧する蒸発冷却液は、少なくともハ
ロゲン物質を含有しない液体であることを特徴とする請
求項6記載の排ガス処理方法。 - 【請求項11】 蒸発冷却液は、塩素を含まない液体で
あることを特徴とする請求項6又は10記載の排ガス処
理方法。 - 【請求項12】 蒸発冷却液は、純水であることを特徴
とする請求項6,10,11のいずれか1項に記載の排
ガス処理方法。 - 【請求項13】 塩素反応剤は、アルカリ物質で、加熱
により被処理物から分解析出する有害成分と反応して無
害な塩化物を生成するアルカリ金属,アルカリ金属化合
物,アルカリ土類金属,アルカリ土類金属化合物に含ま
れる物質の中から、少なくとも1種類を選択、又は2種
類以上の混合物であることを特徴とする請求項6ないし
9のいずれか1項に記載の排ガス処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061048A JP2000254447A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 加熱処理施設と排ガス処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061048A JP2000254447A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 加熱処理施設と排ガス処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000254447A true JP2000254447A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13159963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11061048A Pending JP2000254447A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 加熱処理施設と排ガス処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000254447A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106040724A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-10-26 | 沈阳环境科学研究院 | 固体废物热脱附模块式应急处理装置 |
US9631810B2 (en) | 2009-02-11 | 2017-04-25 | Edwards Limited | Method of treating an exhaust gas stream |
CN115475477A (zh) * | 2022-10-24 | 2022-12-16 | 白剑 | 一种废气处理装置 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP11061048A patent/JP2000254447A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9631810B2 (en) | 2009-02-11 | 2017-04-25 | Edwards Limited | Method of treating an exhaust gas stream |
CN106040724A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-10-26 | 沈阳环境科学研究院 | 固体废物热脱附模块式应急处理装置 |
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