JP3918651B2 - 磁気記録装置 - Google Patents

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    • G11B15/665Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はテープローディング機構を備えた磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14は、本出願の発明者が先に案出した磁気記録再生装置のテープローディング機構10を分解して示す。テープローディング機構10は、駆動リングギヤ部材11、テープガイドポール21を有するLリングギヤ部材20、テープガイドポール31を有するRリングギヤ部材30が重なって独立に回動可能に支持されており、且つ、ギヤ機構40を有する構成である。ギヤ機構40は、図15(A),(B),(C)に示すように、駆動リングギヤ部材11とかみ合っているギヤ部材41と、ギヤ部材41とかみ合っている第1のギヤ部材50と、第1のギヤ部材50とかみ合っている第2のギヤ部材60とを有する。第1のギヤ部材50はLリングギヤ部材20とかみ合っており、第2のギヤ部材60はRリングギヤ部材30とかみ合っている。
【0003】
モータによって駆動リングギヤ部材11が反時計方向に回動されると、ギヤ部材41が回動され、この回動が第1のギヤ部材50に伝達され、更には第2のギヤ部材60に伝達される。第1のギヤ部材50の回動がLリングギヤ部材20に伝達されて、Lリングギヤ部材20がテープガイドポール21と共に時計方向に回動される。第2のギヤ部材60の回動がRリングギヤ部材30に伝達されて、Rリングギヤ部材30がテープガイドポール31と共に時計方向に回動される。これによって磁気テープが引き出されて、回転ドラムの周囲に巻き付けられてテープローディングが終了する。
【0004】
駆動リングギヤ部材11とギヤ部材41とは、駆動リングギヤ部材11が所定の角度回動される間は、この回動がギヤ部材41に伝達されて回動され、駆動リングギヤ部材11がそれ以上回動すると、回動が伝達されず、ギヤ部材41は停止した状態とされる関係にある。ギヤ部材41と第1のギヤ部材50とは、ギヤ部材41が所定の角度回動される間は、この回動が第1のギヤ部材50に伝達されて回動され、ギヤ部材41がそれ以上回動すると、回動が伝達されず、第1のギヤ部材50は停止した状態とされる関係にある。第1のギヤ部材50と第2のギヤ部材60とは、常にかみあっている関係にある。
【0005】
図15(A),(B),(C)に示すように、ギヤ部材41は、カム部41aがギヤ部41bの上側に有する構成であり、第1のギヤ部材50は、凸状のカム部51aがギヤ部51bの一つの歯51b−1の上方に突き出して形成してある構成である。ギヤ部41bとギヤ部51bとがかみ合っており、カム部41aとカム部51aとが同じ高さに位置している。
【0006】
テープローディングが終了した状態では、ギヤ機構40は図16(A)に示す状態となり、図16(B)に拡大して示すように、ギヤ部材41のカム部41aと第1のギヤ部材50の凸状のカム部51aとが当たっている。ギヤ部材41にはばね部材(図示せず)によってA1方向の回転力が作用しており、カム部51aがカム部41aに力f1で押し当たっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、磁気記録再生装置には小型化の要求があり、ギヤ機構40は出来るだけ薄く構成することが要求されている。ギヤ機構40の薄型化を図るためには、ギヤ部材41及び第1のギヤ部材50の厚さを薄くする必要がある。
【0008】
ここで、ギヤ部材41のカム部41aはギヤ部41bとは段違いに配置してあり、また、第1のギヤ部材50のカム部51aもギヤ部51bとは段違いに配置してあり、ギヤ部材41及び第1のギヤ部材50の厚さが限られている条件の下では、カム部41a、51aの厚さ(高さ)寸法aは短く制限されてしまう。しかも、カム部51aがカム部41aに力f1で押し当たる状態となる。このため、第1にはカム部51a及びカム部41aの磨耗が進み易く、ギヤ機構40の寿命が短くなってしまうという問題があった。第2には、カム部51aがカム部41aから外れ易いという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題を解決した磁気記録装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、駆動リングギヤ部材と、第1のテープガイドポストを移動させる第1のリングギヤ部材と、第2のテープガイドポストを移動させる第2のリングギヤ部材とが重なって独立に回動可能に支持されており、且つ、上記駆動リングギヤ部材の回動を伝達されて回動されるギヤ部材と、該ギヤ部材の回動を伝達されて回動されて、第1のリングギヤ部材を回動させる第1のギヤ部材と、該第1のギヤ部材の回動を伝達されて回動されて、第2のリングギヤ部材を回動させる第2のギヤ部材とを有するテープローディング機構を備えた構成の磁気記録装置において、
上記ギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部と円弧状のカム部とを有する構造であり、
第1のギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部と、凹凸形状のカム部とを有する構造であり、
第2のギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部と、上記第1のギヤ部材の凹凸形状のカム部がかみ合う凹凸形状のカム部を構造であり、
上記第1のギヤ部材の凹凸形状のカム部は、上記テープローディング機構の動作の途中では、上記第2のギヤ部材の凹凸形状のカム部とかみ合って回転を伝達し、上記テープローディング機構が動作を完了した状態では、上記ギヤ部材の上記円弧状のカム部の周面に押し当たる構成としたものである。
【0011】
ギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部と円弧状のカム部とを有する構造であり、且つ、第1のギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部と、凹凸形状のカム部とを有する構造であるので、第1のギヤ部材がギヤ部とカム部とを段違いに配置した構成である従来の構成に比べて、押し当たっている関係にある第1のギヤ部材のカム部の厚さとギヤ部材の円弧状のカム部の厚さを共に約2倍に厚く出来る。これによって、第1のギヤ部材のカム部及びギヤ部材の円弧状のカム部の磨耗が進みにくくなり、寿命が長くなる。また、第1のギヤ部材のカム部がギヤ部材の円弧状のカム部から外れにくくなる。
【0012】
第2のギヤ部材の凹凸形状のカム部は第1のギヤ部材の凹凸形状のカム部がかみ合う形状であるため、第1のギヤ部材の凹凸形状のカム部と第2のギヤ部材の凹凸形状のカム部との部分は、第1のギヤ部材の回動を第2のギヤ部材に伝動するように機能する。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1記載の磁気記録装置において、
上記第1のギヤ部材のカム部は、突き出た第1のカム部とこれに隣接する凹んだ第2のカム部とがよりなり、
上記第2のギヤ部材のカム部は、凹んだ第1のカム部とこれに隣接する突き出た第2のカム部とよりなる構成としたものである。
【0014】
突き出たカム部とこれに隣接する凹んだカム部とは、かみ合い易くして、第1のギヤ部材の回動の第2のギヤ部材への伝動が安定になされるようになる。
【0015】
請求項3の発明は、請求項2記載の磁気記録装置において、
上記第1のギヤ部材のカム部の第1のカム部は、第1のギヤ部材のギヤ部の歯先円より突き出た凸カム部を有し、
上記第1のギヤ部材のカム部の第2のカム部は、第1のギヤ部材のギヤ部の歯元円より凹んだ凹カム部を有し、
上記第2のギヤ部材のカム部の第1のカム部は、第2のギヤ部材のギヤ部の歯元円より凹んだ凹カム部を有し、
歯先円より突き出た凸カム部を有し、
上記第1のギヤ部材のカム部の第2のカム部は、第1のギヤ部材のギヤ部の歯先円より突き出た凸カム部を有する構成としたものである。
【0016】
ギヤ部の歯先円より突き出た凸カム部と歯元円より凹んだ凹カム部とは、係止し易くして、第1のギヤ部材の回動の第2のギヤ部材への伝動が更に安定になされる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の一実施例になる磁気記録再生装置100の停止モード時の状態を示し、図3はテープローディングが完了した状態示す。磁気記録再生装置100は、ストリーマ装置であり、例えば、コンピュータの外部記憶装置として用いられる。磁気記録再生装置100は、テープカセット(図示せず)が挿入されるホルダ101と、ホルダ101を装着位置に移動するホルダ移動機構102と、テープカセットのリールに巻回された磁気テープ(図示せず)を引き出すテープローディング機構103と、テープローディング機構103により磁気テープを所定角度巻き付けられる回転ドラムユニット104と、テープカセットのリールを回転駆動するリール駆動機構105,106と、ピンチローラ機構107と、これらの各機構を支持するメインシャーシ108とから概略構成されている。
【0018】
ここで、テープローディング機構103について説明する。
【0019】
図4、図5、図6に示すように、メインシャーシ108の中央に、リングガイド部材110−1及びガイドシャフト110−2、110−3が固定してあり、このリングガイド部材110−1及びガイドシャフト110−2、110−3に、駆動リングギヤ部材111、Lリングギヤ部材112、Rリングギヤ部材113が重なって独立に回動可能に支持されている。Rリングギヤ部材113にテープガイドポストユニット114が取り付けてあり、Lリングギヤ部材112にテープガイドポストユニット115が取り付けてある。
【0020】
メインシャーシ108上には、ギヤ機構120が設けてある。ギヤ機構120は、駆動リングギヤ部材111とかみ合っているギヤ部材121と、ギヤ部材121とかみ合っている第1のギヤ組立体130と、第1のギヤ組立体130とかみ合っている第2の組立体140とを有する。第1のギヤ組立体130はLリングギヤ部材112とかみ合っており、第2のギヤ組立体140はRリングギヤ部材113とかみ合っている。
【0021】
また、駆動リングギヤ部材111の周囲に、上記のギヤ機構120に加えて、ギヤ部材150、間欠ギヤ部材151、間欠ギヤ部材152が配置してある。
【0022】
モータ160が始動されるとこの回転が減速されてギヤ部材150を介して駆動リングギヤ部材111に伝達されて、駆動リングギヤ部材111が反時計方向(B方向)に回動される。駆動リングギヤ部材111の回動が間欠ギヤ部材151、ギヤ部材121、間欠ギヤ部材152に所定のタイミングで伝達され、間欠ギヤ部材151、ギヤ部材121、間欠ギヤ部材152が間欠的に回動される。間欠ギヤ部材151の回動はホルダ移動機構102を動作させ、テープカセットが装着される。ギヤ部材121はC方向に回動する。ギヤ部材121がC方向に回動すると、第1のギヤ組立体130がD方向に回動され、この第1のギヤ組立体130を介してLリングギヤ部材112がF方向に回動され、同時に、第2のギヤ組立体140がE方向に回動され、この第2のギヤ組立体140を介してRリングギヤ部材112がG方向に回動され、図3に示すように、テープガイドポストユニット115、114が移動されて、磁気テープがテープカセットから引き出され、後述するトーションコイルばね135、145が捩じられてテープガイドポストユニット115、114が最終位置に固定されて、磁気テープが回転ドラムユニット104に約220度の角度範囲に巻き付けられて磁気テープがローディングされる。間欠ギヤ部材152の回動はピンチローラ機構107を動作させ、ピンチローラ107aが磁気テープを挟んでキャプスタン107bに圧着される。磁気テープがキャプスタン107bとピンチローラ107aとによって挟持駆動されて回転ドラムユニット104の周囲に沿って往復走行され、情報が記録される。
【0023】
次に、ギヤ機構120について説明する。
【0024】
図7(A)はギヤ機構120の平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。図8は図7(C)を拡大して示す。図9(A),(B),(C)はギヤ部材121、第1のギヤ組立体130、第2のギヤ組立体140を対応させて示す。
【0025】
ここで、ギヤ機構120はテープローディング機構103を動作させるためのものである故に、後述する入力側ギヤ部材132はギヤ部材121に対して間欠回転伝達の関係にあること、即ち、入力側ギヤ部材132が停止してもギヤ部材121が回動する状態があること、及び、入力側ギヤ部材132から後述する入力側ギヤ部材142への回転の伝達は常時行われることが必要である。入力側ギヤ部材132はギヤ部材121に対して間欠回転伝達の関係にあるため、入力側ギヤ部材132には何らかのカム部が必要となる。入力側ギヤ部材132は、カム部を有し、このカム部とギヤ部とを同じ面内に配置したので、ギヤ部を全周に亘って形成することが出来なくなる。このような状況の下で、入力側ギヤ部材132から後述する入力側ギヤ部材142への回転の伝達が常時行われるようにするために、入力側ギヤ部材142に特別の工夫が必要となる。ギヤ機構120は、上記の状況を考慮して以下のように構成してある。
【0026】
ギヤ部材121は、角度α1に亘るギヤ部121aと角度α2に亘るカム部121bとが同じ平面S1上に位置し、且つ、角度α3に亘るギヤ部121cと、角度α4に亘る円弧状カム部121dとが、平面S1より下側の同じ平面S2上に位置している構成である。ギヤ部121aとカム部121bとは、駆動リングギヤ部材111と係わり合う部分である。ギヤ部121cと円弧状カム部121dとは、第1のギヤ組立体130と係わり合う部分である。ギヤ部121cと円弧状カム部121dが同じ平面S2上に位置しているため、円弧状カム部121d及びギヤ部121cの厚さbは、前記の図15(B)中の厚さaの約2倍と厚い。円弧状カム部121dは、ギヤ部121cの歯先円160に沿う形状である。
【0027】
また、ギヤ部121cと円弧状カム部121dとの間に、後述する第1のカム部163と対応する凹状のカム部121eを有する。円弧状カム部121dの端面121fが、凹状のカム部121eに対向している。
【0028】
第1のギヤ組立体130は、出力側ギヤ部材134にカシメられているブッシュ131に、入力側ギヤ部材132、フランジ部材133とが重ねて嵌合してあり、入力側ギヤ部材132と出力側ギヤ部材134との間にトーションコイルばね135が設けてある構成である。入力側ギヤ部材132は上記のギヤ部121cの厚さと同じであり、bである。
【0029】
入力側ギヤ部材132は、角度α10に亘るギヤ部132aと、角度α11に亘るカム部132bとを有する。161はギヤ部132aの歯先円、162はギヤ部132aの歯元円である。カム部132bは、角度α12の突き出ている第1のカム部163と、角度α13の凹んでいる第2のカム部164とよりなる。第1のカム部163と第2のカム部164とは隣接している。第1のカム部163は、歯先円161より突き出ている凸カム部163aと、歯先円161に沿うカム部163bとよりなる。第2のカム部164は、凹んでいる部分164aと、この奥部の、凹カム部164b、凸カム部164c、凹カム部164dとよりなる。凹カム部164b、164dは歯元円162より凹んでいる。凸カム部164cの頂上部は歯元円162に沿っている。
【0030】
第2のギヤ組立体140は、出力側ギヤ部材134にカシメられているブッシュ131に、入力側ギヤ部材142、フランジ部材143とが重ねて嵌合してあり、入力側ギヤ部材142と出力側ギヤ部材144との間にトーションコイルばね145が設けてある構成である。入力側ギヤ部材142は上記のギヤ部132aの厚さと同じであり、bである。
【0031】
入力側ギヤ部材142は、角度α20に亘るギヤ部142aと、角度α21に亘るカム部142bと、角度α22に亘るギヤ部142cとを連続して有する。171はギヤ部142a、142cの歯先円、172はギヤ部142a,142cの歯元円である。カム部142bは、角度α23の凹んでいる第1のカム部173と、角度α23の突き出ている第2のカム部174とよりなる。第1のカム部173と第2のカム部174とは隣接している。第1のカム部173は、前記の第1のカム部163に対応する形状であり、凹んでいる部分173cと、歯元円172より凹んでいる凹カム部173aと、歯元円172に沿うカム部173bとよりなる。第2のカム部174は、前記の第1のカム部164に対応する形状であり、凸カム部174b、凹カム部174c、凸カム部174d、凹カム部174eが並んでいる構成である。凸カム部174b、174dは、歯先円171より外側に突き出ている。凹カム部174c、174eの底は歯先円171に沿っている。
【0032】
間欠ギヤ部材121に入力側ギヤ部材132がかみ合っており、入力側ギヤ部材132に入力側ギヤ部材142がかみ合っている。
【0033】
次に、ギヤ部材121のC方向の360度以下の回動が入力側ギヤ部材132に伝達され、入力側ギヤ部材132のD方向の360度以下の回動が入力側ギヤ部材142に伝達されて入力側ギヤ部材142がE方向に360度以下の角度回動することについて説明する。
【0034】
説明は、図示の便宜上、ギヤ機構120を底面から見た状態で行う。
【0035】
ギヤ機構120は最初は図7(A),(B),(C)及び図8に示す状態にある。ギヤ部材121のギヤ部121cと入力側ギヤ部材132のギヤ部132aとがかみ合っている。入力側ギヤ部材132のギヤ部132aと入力側ギヤ部材142のギヤ部142aとがかみ合っている。
【0036】
駆動リングギヤ部材111が回動することによって、ギヤ部材121はD方向に、図10、図11、図12の状態を経て、図13(A)に示す位置まで約3/4回転回動され、図13(A)に示す位置で停止される。
【0037】
[ギヤ部材121から入力側ギヤ部材132への回転の伝達]
図10(A)、(B)、図11(A)、(B)に示すように、ギヤ部材121のギヤ部121cと入力側ギヤ部材132のギヤ部132aとがかみ合って回転が伝達される。最後の段階では、図12(A)、(B)、図13(A)に示すように、凹状カム部121eと第1のカム部163とがかみ合って、更には、端面121fが第1のカム部163を凹状カム部121eから押し出すようにし押すことによって、回転が伝達される。
【0038】
[入力側ギヤ部材132から入力側ギヤ部材142への回転の伝達]
最初は、ギヤ部132aとギヤ部142aとがかみ合って回転が伝達され、続いて、図10(A)、(B)に示すように、第1のカム部163が第1のカム部173に嵌合しそして抜け出すようにかみ合って、入力側ギヤ部材132から入力側ギヤ部材142への回転の伝達が継続される。続いて、図11(A)、(B)に示すように、第2のカム部164が第2のカム部174に嵌合しそして抜け出すようにかみ合って、回転の伝達が継続される。その後に、図12(A)、(B)及び図13に示すように、ギヤ部132aとギヤ部142cとがかみ合って回転が伝達される。
【0039】
ここで、第1のカム部163と第1のカム部173とによる回転の伝達、及び第2のカム部164と第2のカム部174とによる回転の伝達について説明する。回転の伝達は、第1のカム部163が第1のカム部173を最初に点P1で押し、続いて点P2で押し、次いで、第2のカム部164が第2のカム部174を最初に点P3で押し、続いて点P4で押すことによってなされる。
【0040】
突き出ている凸カム部163aと凹んでいる凹カム部173aとが形成してあることによって、点P2が確実に形成される。また、突き出ている凸カム部174bと凹んでいる凹カム部164aとが形成してあることによって、点P4が確実に形成される。よって、通常の歯の形状ではない第1のカム部163、173、第21のカム部164,174を利用した回転の伝達は確実に行われる。
【0041】
回転の伝達の最終の段階で、トーションコイルばね135、145が捩じられて、入力側ギヤ部材132にはEとは逆方向の回動力が発生し、図13(A)、(B)に示すように、第1のカム部163の凸カム部163aが円弧状カム部121dに力f10で押し当たっている状態となる。
【0042】
ここで、凸カム部163aの厚さ及び円弧状カム部121dの厚さは共にbと広い。よって、凸カム部163aと円弧状カム部121dとは従来に比べて磨耗しにくくなり、ギヤ機構120は従来に比べて寿命が長くなる。また、従来に比べて、凸カム部163aが円弧状カム部121dから外れにくくなる。
【0043】
なお、テープアンローディングの場合には、ギヤ部材121は図13(A)に示す状態から矢印Dとは反対方向に回動され、ギヤ部材121から入力側ギヤ部材132への回転の伝達、及び入力側ギヤ部材142から入力側ギヤ部材132への回転の伝達は、上記とは逆に、図12(B)、(A)、図11(B)、(A)、図10(B)、(A)の順序で逆に行われる。
【0044】
図11(B)、(A)、図10(B)、(A)に示すカム部を利用した部分の入力側ギヤ部材142から入力側ギヤ部材132への回転の伝達は、最初に、第2のカム部164が第2のカム部174にかみ合うように嵌合し、次いで、第1のカム部163が第1のカム部173にかみ合うように嵌合することによって行われる。
【0045】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の磁気記録装置によれば、駆動リングギヤ部材の回動を伝達されて回動されるギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部と円弧状のカム部とを有する構造であり、ギヤ部材の回動を伝達されて回動されて第1のリングギヤ部材を回動させる第1のギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部と、凹凸形状のカム部とを有する構造であり、第1のギヤ部材の回動を伝達されて回動されて第2のリングギヤ部材を回動させる第2のギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部と、上記第1のギヤ部材の凹凸形状のカム部がかみ合う凹凸形状のカム部を構造であるため、第1のギヤ部材がギヤ部とカム部とを段違いに配置した構成である従来の構成に比べて、押し当たっている関係にある第1のギヤ部材のカム部の厚さとギヤ部材の円弧状のカム部の厚さを共に厚く出来、よって、第1のギヤ部材のカム部及びギヤ部材の円弧状のカム部の磨耗が進みにくくなり、寿命を長くすることが出来、また、第1のギヤ部材のカム部がギヤ部材の円弧状のカム部から外れにくくなり、信頼性の向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる磁気記録再生装置の斜視図である。
【図2】図1の磁気記録再生装置の平面図である。
【図3】磁気記録再生装置のテープローディングが完了したときの状態を示す平面図である。
【図4】テープローディング機構の一部を示す斜視図である。
【図5】テープローディング機構の側面図である。
【図6】テープローディング機構の分解斜視図である。
【図7】ギヤ機構を示す図である。(A)は平面図、(B)は正面図、(B)は底面図である。
【図8】ギヤ機構を拡大して示す図である。
【図9】ギヤ機構を分解して示す斜視図である。
【図10】ギヤ機構の回転伝達の動作を示す図である。
【図11】図10に続くギヤ機構の回転伝達の動作を示す図である。
【図12】図11に続くギヤ機構の回転伝達の動作を示す図である。
【図13】ギヤ機構の回転伝達の最終の状態を示す図である。
【図14】本出願の発明者が先に案出した磁気記録再生装置のテープローディング機構を分解して示す図である。
【図15】図14中のギヤ機構を示す図である。
【図16】テープローディングが終了した後のギヤ機構の状態を示す図である。
【符号の説明】
100 磁気記録再生装置
103 テープローディング機構
111 駆動リングギヤ部材
112 Lリングギヤ部材
113 Rリングギヤ部材
114,115 テープガイドポストユニット
120 ギヤ機構
121 ギヤ部材
121a、121c ギヤ部
121b カム部
121d 円弧状カム部
121e 凹状のカム部
121f 端面
130 第1のギヤ組立体
132 入力側ギヤ部材
132a ギヤ部
132b カム部
134 出力側ギヤ部材
135 トーションコイルばね
140 第2のギヤ組立体
142 入力側ギヤ部材
142a、142c ギヤ部
142b カム部
144 出力側ギヤ部材
145 トーションコイルばね
161 歯先円
162 歯元円
163 第1のカム部
163a 凸カム部
163b カム部
164 第2のカム部
164a 凹んでいる部分
164b,164d 凹カム部
164c 凸カム部
171 歯先円
172 歯元円
173 第1のカム部
173a 凹カム部
173b カム部
173c 凹んでいる部分
174 第2のカム部
174b 凸カム部
174c 凹カム部
174d 凸カム部
174e 凹カム部

Claims (3)

  1. 駆動リングギヤ部材と、第1のテープガイドポストを移動させる第1のリングギヤ部材と、第2のテープガイドポストを移動させる第2のリングギヤ部材とが重なって独立に回動可能に支持されており、且つ、上記駆動リングギヤ部材の回動を伝達されて回動されるギヤ部材と、該ギヤ部材の回動を伝達されて回動されて、第1のリングギヤ部材を回動させる第1のギヤ部材と、該第1のギヤ部材の回動を伝達されて回動されて、第2のリングギヤ部材を回動させる第2のギヤ部材とを有するテープローディング機構を備えた構成の磁気記録装置において、
    上記ギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部と円弧状のカム部とを有する構造であり、
    第1のギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部とカム部とを有する構造であり、
    第2のギヤ部材は、同じ面内に、ギヤ部と、上記第1のギヤ部材のカム部がかみ合う形状のカム部を構造であり、
    上記第1のギヤ部材のカム部は、上記テープローディング機構の動作の途中では、上記第2のギヤ部材のカム部とかみ合って回転を伝達し、上記テープローディング機構が動作を完了した状態では、上記ギヤ部材の上記円弧状のカム部の周面に押し当たる構成としたことを特徴とする磁気記録装置。
  2. 請求項1記載の磁気記録装置において、
    上記第1のギヤ部材のカム部は、突き出た第1のカム部とこれに隣接する凹んだ第2のカム部とがよりなり、
    上記第2のギヤ部材のカム部は、凹んだ第1のカム部とこれに隣接する突き出た第2のカム部とよりなる構成としたことを特徴とする磁気記録装置。
  3. 請求項2記載の磁気記録装置において、
    上記第1のギヤ部材のカム部の第1のカム部は、第1のギヤ部材のギヤ部の歯先円より突き出た凸カム部を有し、
    上記第1のギヤ部材のカム部の第2のカム部は、第1のギヤ部材のギヤ部の歯元円より凹んだ凹カム部を有し、
    上記第2のギヤ部材のカム部の第1のカム部は、第2のギヤ部材のギヤ部の歯元円より凹んだ凹カム部を有し、
    歯先円より突き出た凸カム部を有し、
    上記第1のギヤ部材のカム部の第2のカム部は、第1のギヤ部材のギヤ部の歯先円より突き出た凸カム部を有する構成としたことを特徴とする磁気記録装置。
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