JP3092685U - テープローディング装置 - Google Patents

テープローディング装置

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JP3092685U
JP3092685U JP2002005734U JP2002005734U JP3092685U JP 3092685 U JP3092685 U JP 3092685U JP 2002005734 U JP2002005734 U JP 2002005734U JP 2002005734 U JP2002005734 U JP 2002005734U JP 3092685 U JP3092685 U JP 3092685U
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隆二 林
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープの走行安定性に優れるテープローディ
ング装置を提供する。 【解決手段】 左右の揺動アーム10,20を噛合い状
態の左右のギヤ30,40に具備させる。右側のギヤ3
0とローディングギヤ60とをばね体70で反対向きに
付勢し、かつ、その付勢状態を保つための係合部61と
被係合部32とをギヤ30とローディングギヤ60とに
設けることにより、ローディングギヤ60の回転がばね
体70を介してギヤ30に伝わるようにする。揺動アー
ム10、20の関節部17,27を軸15,25と軸孔
16,26との嵌合構造で形成する。左側のギヤ40
に、弾性部44を有する補助歯列43を具備させ、ロー
ディング終了時点での右側のギヤ30の回転を補助歯列
43の変位によって吸収させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ビデオテープレコーダ(以下VTRという)に組み付けられるテー プローディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
VTRなどに採用されているテープローディング装置は、カセットのテープを 引き出して磁気ヘッドを内蔵した回転ドラムに巻き掛けるという基本的機能を備 えている。
【0003】 従来のテープローディング装置では、中折れリンクによって形成された第1及 び第2の左右の揺動アームの先端部に設けられているローディングピンを、シャ ーシ側の位置決めストッパに突き当てて位置規制することが行われている。この ようなテープローディング装置において、左右の揺動アームの長さや左右の位置 決めストッパの位置精度に製作上の寸法誤差が存在すると、たとえば第2揺動ア ームのローディングピンが左側の位置決めストッパに突き当たってローディング 位置に達したときに、第1揺動アームのローディングピンが右側の位置決めスト ッパの手前で止まってしまうという事態の生じるおそれがある。そこで、そのよ うな事態の起こるのを未然に防ぐために、第1及び第2の揺動アームを形成して いる中折れリンクの関節部にばね体を組み込み、そのばね体の弾発付勢力で左右 両方のローディングピンを位置決めストッパに弾圧させるようにしていた。
【0004】 特開平8−315466号公報(先行例1)にVTR等における磁気テープロ ーディング機構についての記載があり、このものの要部の構成を図6及び図7を 参照して説明する。
【0005】 第1ギヤ1と第2ギヤ2とのそれぞれにはローディングアーム3,4が一体に 備わっている。そして、第1ギヤ1にローディングギヤ5が同心配備されていて 、このローディングギヤ5が第2ギヤ2と噛み合っている。第1ギヤ1とローデ ィングギヤ5との間に、ねじりコイルばねでなるばね体6が介在され、そのばね 体の一端6a及び他端6bがローディングギヤ5と第1ギヤ1のそれぞれに設け られている係止部5a,1aに各別に係止されていると共に、そのばね体6によ って第1ギヤ1とローディングギヤ5とが相反する回転方向に付勢されていて、 その付勢された状態を保つための係合部7aと被係合部7bとが第1ギヤ1とロ ーディングギヤ5とに各別に備わっている。
【0006】 ローディング時に図示していないスライダの移動を介してローディングギヤ5 がローディング方向(図6では時計方向)aに回転すると、その回転がばね体6 を介して第1ギヤ1のローディングアーム3や第2ギヤ2のローディングアーム 4に伝わる。これにより、ローディングアーム3が時計方向aに揺動し、ローデ ィングアーム4が反時計方向bに揺動する。このようなローディングアーム3, 4の揺動によってそれらに連結されている各ローディングピン(不図示)がシャ ーシ(不図示)側の位置決めストッパ(不図示)に突き当たってローディング位 置に位置規制され、その後では、図7のように、第2ギヤ2に対するローディン グギヤ5の噛み合いが外れて、ローディングギヤ5がさらに一定角度だけ時計方 向に追加回転する。このときのローディングギヤ5の追加回転cによって、ロー ディングアーム3がばね体6によって時計方向に弾発付勢され、かつ、図7のよ うに係止部5aから突き出ているばね体6の一端6aが第2ギヤ2に備わってい る係止部2aに係止してその第2ギヤ2とローディングアーム4とがばね体6に よって反時計方向に弾発付勢されると共に、被係止部7bが係止部7aから離れ る。これにより、ローディングしたテープを支える左右のローディングピンが1 つのばね体6の力によって位置決めストッパに弾圧される。このようにばね体6 の力によって左右のローディングピンが位置決めストッパに弾圧されていること によって、画質に影響を及ぼすテープの走行安定性が確保される。 また、実開昭62−186242号公報(先行例2)には、テープローディン グ装置のローディングアームとローディングレバーとでなる中折れリンクの関節 部を、軸とその軸に回転自在に嵌合する軸孔とによって形成した事例が示されて いる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のテープローディング装置では、第1及び第2の各揺動ア ームを形成してい中折れリンクの関節部に組み込んだ別々のばね体による荷重( スプリング荷重)によって左右のローディングピンを各別の位置決めストッパに 弾圧して保持させていたため、左右のローディングピンでテープを支える力を一 様にしてテープ走行性を安定させるためには、それぞれのばね体に別々の荷重値 を設定しておく必要があり、その設定が煩わしいだけでなく、ばね体の必要本数 が2本になってそのことが組立ての簡略化やコストダウンを図りにくかった。
【0008】 これに対し、先行例1に記載されているものは、ばね体の必要本数が1本であ るためにばね体の必要本数が従来例に比べて少なくなる。
【0009】 しかし、先行例1のものでは、左右のローディングピンが位置決めストッパに 突き当たってローディング位置に位置規制された直後に、第2ギヤ2に対するロ ーディングギヤ5の噛み合いが外れ、その後にばね体6の一端6aが係止部2a に係止してローディングアーム4を反時計方向に弾発付勢するようになっている ため、第2ギヤ2に対するローディングギヤ5の噛み合いが外れた後、ばね体6 の一端6aが係止部2aに係止して第2ギヤ2を反時計方向に付勢するまでの間 では、ローディングアーム4がフリーになり、ローディングアーム4に連結され ているローディングピンが位置決めストッパに突き当たった状態を維持できなく なって安定したローディングを行うための阻害要因になるおそれがある。
【0010】 また、同先行例1では、ローディングアーム3を有する第1ギヤ1とローディ ングアーム4を有する第2ギヤ2とが直接噛み合って同調回転するようになって いない。すなわち、第2ギヤ2にはローディングギヤ5が直接噛み合ってそのロ ーディングギヤ2の回転が直接伝わるようになっているのに対し、第1ギヤ1に はローディングギヤ5の回転がばね体6を介して伝わるようになっている。その ため、ローディングギヤ5からの第1ギヤ1への回転の伝わり方と第2ギヤ2へ の回転の伝わり方が異なり、その相違によって左右のローディングアーム3,4 のローディング時の回転動作が不安定になるおそれがある。
【0011】 本考案は以上の状況に鑑みてなされたものであり、第1ギヤと第2ギヤとを直 接噛み合わせることによりそれらを正確に同調回転させられるようにしてローデ ィングの安定性を向上させることができるものでありながら、ローディング後に 左右のローディングピンに与える荷重を、基本的には1本のばね体でまかなうこ とによってテープの走行安定性を向上させることのできるテープローディング装 置を提供することを目的とする。
【0012】 また、左右の揺動アームの長さや左右の位置決めストッパの位置精度に製作上 の寸法誤差が存在していても、それらの揺動アームを形成している中折れリンク の関節部にばね体を組み込むことなく、左右のローディングピンが各別の位置決 めストッパに確実に弾圧状態に突き当たってテープの走行安定性を確保すること のできるテープローディング装置を提供することを目的とする。
【0013】 さらに、ローディング後に、ローディングピンに加えられているばね体の荷重 が変動するおそれをなくしてテープの走行安定性を向上させることのできるテー プローディング装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るテープローディング装置は、ローディングピンを備えた中折れリ ンクでなる第1及び第2の揺動アームを各別に備えて互いに噛合い状態に配列さ れた第1及び第2の各ギヤを有し、第1ギヤとその第1ギヤに同心配備されたロ ーディングギヤとが相反する回転方向にばね体により弾発付勢されかつその弾発 付勢状態を保つための係合部と被係合部とが第1ギヤとローディングギヤとに各 別に備わり、上記ローディングギヤのローディング方向の回転が上記ばね体を介 して第1ギヤに伝達されるようになっていると共に、第1及び第2の各揺動アー ムの上記ローディングピンが位置決めストッパに突き当たることによってローデ ィング位置に位置規制されるようになっているテープローディング装置において 、第1及び第2のそれぞれの揺動アームを形成している上記中折れリンクの関節 部が、軸とこの軸に回転自在に嵌合された軸孔とによって形成され、上記第1ギ ヤに噛み合う上記第2ギヤの歯列を、その第2ギヤの歯列保持部に一体に設けら れてローディングの開始時から終了直前に至る工程で上記第1ギヤに噛み合う主 歯列と、その第2ギヤの歯列保持部から分離されていてローディングの終了直前 に上記主歯列から離れた第1ギヤに噛み合う補助歯列とに分割し、補助歯列が、 上記歯列の周方向で中立位置の両側に変位可能に、弾性部を介して第2ギヤに具 備されている、というものである。
【0015】 この構成であれば、第1ギヤが第2ギヤに噛み合わされているため、第1揺動 アームと第2揺動アームとが正確に同調揺動するようになり、これによってロー ディング動作の安定性が向上する。
【0016】 また、第2ギヤの歯列に、歯列の周方向で中立位置の両側に弾性部を介して変 位可能な補助歯列が含まれていて、その補助歯列が、ローディングの終了直前に 上記主歯列から離れた第1ギヤに噛み合うようになっているので、第2揺動アー ムのローディングピンが位置決めストッパに突き当たった時点で、第1揺動アー ムのローディングピンが位置決めストッパに突き当たっていないという片当たり 状態が生じても、補助歯列に噛み合った第1ギヤが弾性部を撓み変形させながら ローディング方向に回転して第1揺動アームのローディングピンを位置決めスト ッパに突き当てることが可能になる。したがって、左右の揺動アームの長さや左 右の位置決めストッパの位置精度のばらつきが吸収され、テープの走行安定性を 向上させることが可能になる。
【0017】 本考案では、上記弾性部が、上記第2ギヤの歯列保持部からその半径方向に延 び出た突片状の樹脂ばねでなることが望ましく、そのようにすると、ばね材など の余分な部品を用いずに左右の位置決めストッパの位置精度のばらつきを吸収さ せることが可能になる。
【0018】 本考案では、第2揺動アームのローディングピンが上記位置決めストッパに突 き当たった後に引き続いて行われる上記補助歯列の中立位置からの変位に抗する 付勢力を上記弾性部に付与する補助ばねを備えることが望ましく、これによれば 、上記樹脂ばねの弾性の劣化が補助ばねによって抑制され、併せて、補助ばねの 力によって、第2揺動アームのローディングピンが位置決めストッパに突き当た る力を十分に大きくすることが可能になり、そのことが、テープの走行安定性を 向上させることに役立つ。
【0019】 本考案では、ローディングピンがローディング位置に位置規制されたときの上 記関節部の開き角度が180度よりも小さくなるように構成されていることが望 ましく、これによれば、何らかの理由でテープの過大な荷重がローディングピン に加わっても、関節部の開き角度がばね力に抗して変化することによりその荷重 が吸収されてテープが切断するというような致命的な事態が起こらなくなる。
【0020】 本考案に係るテープローディング装置は、ローディングピンを備えた中折れリ ンクでなる第1及び第2の揺動アームを各別に備えて互いに噛合い状態に配列さ れた第1及び第2の各ギヤを有し、第1ギヤとその第1ギヤに同心配備されたロ ーディングギヤとが相反する回転方向にばね体により弾発付勢されかつその弾発 付勢状態を保つための係合部と被係合部とが第1ギヤとローディングギヤとに各 別に備わり、上記ローディングギヤのローディング方向の回転が上記ばね体を介 して第1ギヤに伝達されるようになっていると共に、第1及び第2の各揺動アー ムの上記ローディングピンが位置決めストッパに突き当たることによってローデ ィング位置に位置規制されるようになっているテープローディング装置において 、第1及び第2のそれぞれの揺動アームを形成している上記中折れリンクの関節 部が、軸とこの軸に回転自在に嵌合された軸孔とによって形成されていると共に 、上記ローディングピンがローディング位置に位置規制されたときの上記関節部 の開き角度が180度よりも小さくなるように構成されており、上記第1ギヤに 噛み合う上記第2ギヤの歯列を、その第2ギヤの歯列保持部に一体に設けられて ローディングの開始時から終了直前に至る工程で上記第1ギヤに噛み合う主歯列 と、その第2ギヤの歯列保持部から分離されていてローディングの終了直前に上 記主歯列から離れた第1ギヤに噛み合う補助歯列とに分割し、上記補助歯列が、 上記第2ギヤの歯列保持部からその半径方向に延び出た突片状の樹脂ばねでなる 弾性部を介して上記歯列の周方向で中立位置の両側に変位可能に第2ギヤに具備 されていると共に、第2揺動アームのローディングピンが上記位置決めストッパ に突き当たった後に引き続いて行われる上記補助歯列の中立位置からの変位に抗 する付勢力を上記弾性部に付与する補助ばねを備え、上記ローディングギヤをロ ーディング方向に回転させて第1及び第2の各揺動アームの上記ローディングピ ンをローディング位置に移動させた後、さらにそのローディングギヤを一定角度 だけ追加回転させるモードギヤと、このモードギヤを回転させるモード切換え部 材とを有している、という構成を採用することができる。この考案の作用は次に 説明する実施形態によって明らかにする。
【0021】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係るローディング前のテープローディング装置の概略構成図、 図2はローディング後のテープローディング装置の概略構成図、図3は要部を拡 大して示した説明図、図4は揺動アームなどを示した概略断面図、図5は他の要 部を拡大して示した説明図である。
【0022】 図1及び図2において、10は第1揺動アーム、20は第2揺動アームであり 、これらの揺動アーム10,20のそれぞれは、互いに噛み合わされた第1及び 第2のギヤ30,40に一体に具備されていて、先端部にローディングピン11 ,21を備えた中折れリンクでなる。第1揺動アーム10の中折れリンクは、第 1ギヤ30に一体に具備されたローディングアーム12と、ローディングピン1 1に備わっていてシャーシ50のガイド溝51によって案内されるスライダ13 と、ローディングアーム12とスライダ13とを連結しているローディングレバ ー14とを備えている。そして、図4にも示したように、ローディングアーム1 2とローディングレバー14とは、ローディングアーム12の端部のボスによっ て形成されている軸15とローディングレバー14の基部に具備された軸孔16 との嵌合構造を持つ関節部17を介して連結されている。また、ローディングレ バー14とスライダ13とは連結ピン18を介して連結されている。第2揺動ア ーム20の中折れリンクも同様の構成である。すなわち、第2揺動アーム20の 中折れリンクは、第2ギヤ40に一体に具備されたローディングアーム22と、 ローディングピン21に備わっていてシャーシ50のガイド溝52によって案内 されるスライダ23と、ローディングアーム22とスライダ23とを連結してい るローディングレバー24とを備えていて、ローディングアーム22とローディ ングレバー24とは、ローディングアーム22の端部のボスによって形成されて いる軸25とローディングレバー24の基部に具備された軸孔26との嵌合構造 を持つ関節部27を介して連結されている。また、ローディングレバー24とス ライダ23とは連結ピン28を介して連結されている。
【0023】 第1及び第2の各揺動アーム10,20は、ローディング前には図1のように 関節部17,27がV形に折れ曲がっていて、ローディングピン11,21がガ イド溝51,52の始部に位置する。これに対し、ローディング後には図2のよ うにローディングピン51,52のスライダ13,23がガイド溝51,52の 終部によって形成されている位置決めストッパ(図に現れていない)に突き当た って位置規制され、しかも、ローディングアーム12,22とローディングレバ ー14,24との開き角度が180度よりも小さくなる形に関節部17,27が 延びるようになっている。
【0024】 図3又は図4に示したように、第1ギヤ30にローディングギヤ60が重なり 状に同心配備されていて、ローディングギヤ60の偏心箇所に設けられた突起で なる係合部61が、第1ギヤ30の偏心箇所に背を設けられた円弧状の長孔31 に嵌合され、その長孔31の一端側の壁面が上記係合部61に対する被係合部3 2として形成されている。これに対し、コイルばねでなるばね体70がローディ ングギヤ60に具備された円弧面62に沿って配備されてその一端がローディン グギヤ60から径方向に突出されたフック63に係止され、かつ、その他端がロ ーディングアーム12に備わっているフック19に係止されている。そして、こ のばね体70によって第1ギヤ30とローディングギヤ60とが相反する回転方 向に付勢されて上記係合部61と上記被係合部32とが係合している。ここで、 係合部61と被係合部32とが係合している状態では、ばね体70によって、第 1ギヤ30がローディング方向(図例では反時計方向)に付勢され、ローディン グギヤ60がアンローディング方向(図例では時計方向)に付勢されている。
【0025】 図5のように、第2ギヤ40は、その歯列41が主歯列42と補助歯列43と に分割されていて、主歯列42が第2ギヤ40の円板状の歯列保持部46に一体 に設けられているのに対し、補助歯列43は歯列保持部46から分離されていて 、歯列保持部46からその半径方向に延び出た突片状の樹脂ばねでなる弾性部4 4の先端部に一体に具備されている。この第2ギヤ40において、弾性部44が 無負荷の状態にあるきには、補助歯列43が主歯列42に等ピッチで並んでいて 、その位置が補助歯列44の中立位置である。そして、弾性部44が撓み変形し たときには、その弾性部44の撓み方向及び撓み量に応じて補助歯列44が中立 位置からその両側に変位する。また、第2ギヤ40にはコイルばねでなる補助ば ね47が取り付けられている。この補助ばね47は、補助歯列43が図5の時計 方向(矢印r方向に変位するときに、その変位に抗する付勢力を弾性部44に与 えるために設けられている。したがって、樹脂ばねでなる弾性部44のばね定数 が小さくても、この補助ばね43のばね定数を調節することによって、補助歯列 43を時計方向に変位させるのに要する力の大きさ、ひいては補助歯列43が時 計方向に変位したときの反時計方向の反力の大きさを調節することができる。
【0026】 次に、図1又は図2のように、ローディングギヤ60が、左右にスライドされ るモードレバー90の歯列部91に噛合い回転するモードギヤ80が噛み合って いる。モードレバー90には平坦な欠歯部92が備わっていて、テープのローデ ィング完了後は、この欠歯部92にモードギヤ80に備わっている平坦な欠歯部 82が重なり合って、モード切換え時にモードレバー90が左右に移動してもモ ードギヤ80が回転しないようになっている。さらに、モードギヤ80には別の 凸円弧状の欠歯部83が備わっていて、ローディング完了後は、この欠歯部83 に、ローディングギヤ60に備わっている凹円弧状の欠歯部64が重なり合って 第1揺動アーム10を位置決めするようになっている。
【0027】 以上のように構成されているテープローディング装置によると、ローディング モードでのローディングの開始時からローディングの終了直前に至る工程で次の 動作が行われる。すなわち、図1矢印sのようにモードレバー90が移動するの に伴い、歯列部91に噛み合ったモードギヤ80が同図矢印eのように時計方向 に回転し、その回転がローディングギヤ60に伝わってローディングギヤ60が 矢印fのようにローディング方向(反時計方向)に回転する。こうしてローディ ングギヤ60がローディング方向に回転すると、ばね体70がローディングアー ム12を同方向に引張るので、ローディングアーム12と共に第1ギヤ30がロ ーディング方向に回転し、その回転が第2ギヤ40の主歯列42に正確に伝わっ て第2ギヤ40とローディングアーム22とが矢印f’のようにローディング方 向(時計方向)に回転する。これにより、左右のスライダ13,23がガイド溝 51,52に案内されてカセットのテープ(不図示)を磁気テープを内蔵した回 転ドラム100に巻き掛けるローディング位置に対してスムーズに突出移動する 。
【0028】 ローディングの終了直前からローディングの終了に至る工程で次の動作が行わ れる。すなわち、第2ギヤ40の主歯列42から第1ギヤ30の歯列が離れ、引 き続いて第1ギヤ30の歯列が第2ギヤ40の補助歯列43に噛み合う。この動 作により、ローディングピン11がガイド溝51の終部の位置決めストッパに突 き当たり、ローディングピン21がガイド溝52の終部の位置決めストッパに突 き当たってローディングが終了する。ローディングが終了したときには、第1揺 動アーム10や第2揺動アーム20の関節部17,27が上記したように180 度よりも小さい角度に延びた状態になる。このため、何らかの理由でテープの過 大な荷重がローディングピン11,21に加わっても、関節部の開き角度がばね 力に抗して変化することによりその荷重が吸収されてテープが切断するというよ うな致命的な事態が起こらない。
【0029】 こうして左右のローディングピン11,21が各別の位置決めストッパに突き 当たってローディング位置に位置規制された後、さらにモードギヤ80が回転し てローディングギヤ60が追加回転すると、その追加回転でローディングギヤ6 0だけがばね体70の付勢に抗してローディング方向(図2の矢印f)に一定角 度だけ回転し、図3に示した係合部61が被係合部32から離れる。そのため、 ばね体70の弾発付勢力によって、第1揺動アーム10の関節部17が矢印gの ように延びる方向に付勢されると共に、第1ギヤ30を介して第2ギヤ40にも ばね体70の弾発付勢力が伝わり、第2揺動アーム20の関節部27が矢印hの ように延びる方向に付勢される。そして、モードギヤ80がローディングギヤ6 0を追加回転させた後では、ローディングギヤ60の欠歯部64とモードギヤ8 0の欠歯部83とが重なり合う。
【0030】 ところで、たとえば第1及び第2の揺動アーム10,20の長さに製作上の寸 法誤差が存在しているような場合には、上記したローディングモードの動作にお いて、第2揺動アーム20のローディングピン21が左側の位置決めストッパに 突き当たった時点で、第1揺動アーム10のローディングピン11が右側の位置 決めストッパの手前に位置しているという事態(以下「片当たり状態」という) が起こり得る。この場合に、片当り状態のままローディングモードを終了させて しまうと、右側のローディングピン11の位置が不安定になってテープの走行安 定性を損なう。しかし、この実施形態では、図5のように、第2ギヤ40の歯列 41を主歯列42と補助歯列43とに分割し、補助歯列43を樹脂ばねでなる弾 性部44を介して第2ギヤ40に具備させることによって上記の片当り状態を発 生させないようにしている。
【0031】 すなわち、左側のローディングピン21が左側の位置決めストッパに突き当た った時点では、第1ギヤ30が第2ギヤ40の主歯列42から離れて補助歯列4 3に噛み合っているので、左側のローディングピン21が左側の位置決めストッ パに突き当たっている状態の下でも、第1ギヤ30が、弾性部44の撓み変形を 介して補助歯列43を中立位置から図5の矢印r方向に変位させながら図2の矢 印f方向に回転可能であり、そのような第1ギヤ30の回転によって右側のロー ディングピン11を右側の位置決めストッパに突き当てることができるようにな る。したがって、上記した片当り状態が発生するのを防ぐことができる。また、 このように補助歯列43が中立位置から図5の矢印r方向に変位した状態では補 助ばね47が圧縮されているので、その反力(復帰力)で第2揺動アーム20の 関節部27が図2の矢印hのように延びる方向に付勢される。したがって、樹脂 ばねでなる弾性部44、補助ばね47及びばね体70のそれぞれのばね定数を適 切に選定することによって、左右の位置決めストッパに突き当たっている左右の ローディングピン11,21の弾圧力を適正に定めてテープの走行安定性を良好 に確保することが可能になる。
【0032】 ここで説明した事例は、第1及び第2の揺動アーム10,20の長さに製作上 の寸法誤差が存在している事例であるけれども、シャーシ50の左右の位置決め ストッパの位置精度に誤差がある場合でも同様である。
【0033】 なお、この実施形態で採用している補助ばね47は、樹脂ばねでなる弾性部4 4の弾性の不足を補うために設けている。そのため、弾性部44に十分に大きな 弾性を付与することができる場合には、補助ばね47は不要になる。
【0034】 この実施形態では、ローディングギヤ60の回転が直接噛み合っている第1ギ ヤ30と第2ギヤ40とに正確に伝わり、第1揺動アーム10と第2揺動アーム 20とが正確に同調して揺動するのでローディング動作が安定して行われる。ま た、モードギヤ80が、ローディングギヤ60をローディング方向に回転させて 第1及び第2の各揺動アーム10,20のローディングピン11,21をローデ ィング位置に移動させた後、さらにそのローディングギヤ60を一定角度だけ追 加回転させる機能を備えているので、ローディングピン11,21が位置決めス トッパに突き当たった状態を維持できなくなるという事態が起こらず、ローディ ングの全動作がスムーズに安定して行われる。さらに、ローディングギヤ60の 追加回転によって、1本のばね体70による荷重が、第1及び第2の各揺動アー ム10,20に具備されたそれぞれのローディングピン11,21に分配される ため、それらのローディングピンによって支えられるテープの走行安定性が向上 する。
【0035】 また、第1及び第2の揺動アーム10,20に備わっているそれぞれのローデ ィングピン11,21が位置決めストッパに弾圧しているときのばね体70の反 力が、第1ギヤ30の径方向に加わって第1ギヤ30の支軸33によって受け止 められるため、ローディングギヤ60を回転させようとする力が発生しなくなる 。そのため、その反力がモード切換え部材90に加わらなくなり、ローディング 終了後の記録、再生、正逆早送りといった各モードに移行させる際のモード切換 え部材の移動がばね体70の反力によって損なわれない。さらに、ローディング 終了後には、ローディングギヤ60の欠歯部64とモードギヤ80の欠歯部83 とが重なり合うので、たとえ、ばね体70の反力で第1ギヤ30やローディング ギヤ60に回転力が生じても、モードギヤ80を回転させようとするような力が 発生しない。そのため、上記反力がモード切換え部材90に加わらなくなり、モ ード切換え部材90の移動が、ばね体の反力によって損なわれない。
【0036】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、第1ギヤと第2ギヤとを直接噛み合わせるこ とによりそれらを正確に同調回転させることができるようにしてローディング動 作の安定性を向上させることができるものでありながら、ローディング後に左右 のローディングピンに与える荷重を原則として1本のばね体でまかなうことによ ってテープの走行安定性を向上させることができる。
【0037】 また、第1及び第2の揺動アームの長さや、左右の位置決めストッパの位置精 度などにに製作上の寸法誤差が存在しているとしても、第1及び第2の揺動アー ムを形成している中折れリンクの関節部にばね体を組み込むことなく、第1揺動 アームのローディングピンと第2揺動アームのローディングピンとが各別の位置 決めストッパに確実に弾圧状態に突き当たってテープの走行安定性を確保するこ とのできるようになる。
【0038】 さらに、ローディング後に、ローディングピンに加えられているばね体の荷重 が変動するおそれをなくしてテープの走行安定性を向上させることのできるテー プローディング装置を提供することが可能になる。
【0039】 さらに、本考案によれば、部品点数が削減されて組立ての簡略化やコストダウ ンを図りやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るローディング前のテープローディ
ング装置の概略構成図である。
【図2】ローディング後のテープローディング装置の概
略構成図である。
【図3】要部を拡大して示した説明図である。
【図4】揺動アームなどを示した概略断面図である。
【図5】他の要部を拡大して示した説明図である。
【図6】先行例1のローディング前の要部の構成を示し
た説明図である。
【図7】先行例2のローディング後の要部の構成を示し
た説明図である。
【符号の説明】
10 第1揺動アーム 11,21 ローディングピン 15 軸 16 軸孔 17,27 関節部 20 第2揺動アーム 30 第1ギヤ 32 被係合部 40 第2ギヤ 41 歯列 42 主歯列 43 補助歯列 44 弾性部 46 歯列保持部 47 補助ばね 50 シャーシ 60 ローディングギヤ 61 係合部 70 ばね体 80 モードギヤ 90 モード切換え部材
【符号の説明】
10 第1揺動アーム 11,21 ローディングピン 15 軸 16 軸孔 17,27 関節部 20 第2揺動アーム 30 第1ギヤ 32 被係合部 40 第2ギヤ 41 歯列 42 主歯列 43 補助歯列 44 弾性部 46 歯列保持部 47 補助ばね 50 シャーシ 60 ローディングギヤ 61 係合部 70 ばね体 80 モードギヤ 90 モード切換え部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローディングピンを備えた中折れリンク
    でなる第1及び第2の揺動アームを各別に備えて互いに
    噛合い状態に配列された第1及び第2の各ギヤを有し、
    第1ギヤとその第1ギヤに同心配備されたローディング
    ギヤとが相反する回転方向にばね体により弾発付勢され
    かつその弾発付勢状態を保つための係合部と被係合部と
    が第1ギヤとローディングギヤとに各別に備わり、上記
    ローディングギヤのローディング方向の回転が上記ばね
    体を介して第1ギヤに伝達されるようになっていると共
    に、第1及び第2の各揺動アームの上記ローディングピ
    ンが位置決めストッパに突き当たることによってローデ
    ィング位置に位置規制されるようになっているテープロ
    ーディング装置において、 第1及び第2のそれぞれの揺動アームを形成している上
    記中折れリンクの関節部が、軸とこの軸に回転自在に嵌
    合された軸孔とによって形成されていると共に、上記ロ
    ーディングピンがローディング位置に位置規制されたと
    きの上記関節部の開き角度が180度よりも小さくなる
    ように構成されており、 上記第1ギヤに噛み合う上記第2ギヤの歯列を、その第
    2ギヤの歯列保持部に一体に設けられてローディングの
    開始時から終了直前に至る工程で上記第1ギヤに噛み合
    う主歯列と、その第2ギヤの歯列保持部から分離されて
    いてローディングの終了直前に上記主歯列から離れた第
    1ギヤに噛み合う補助歯列とに分割し、上記補助歯列
    が、上記第2ギヤの歯列保持部からその半径方向に延び
    出た突片状の樹脂ばねでなる弾性部を介して上記歯列の
    周方向で中立位置の両側に変位可能に第2ギヤに具備さ
    れていると共に、第2揺動アームのローディングピンが
    上記位置決めストッパに突き当たった後に引き続いて行
    われる上記補助歯列の中立位置からの変位に抗する付勢
    力を上記弾性部に付与する補助ばねを備え、 上記ローディングギヤをローディング方向に回転させて
    第1及び第2の各揺動アームの上記ローディングピンを
    ローディング位置に移動させた後、さらにそのローディ
    ングギヤを一定角度だけ追加回転させるモードギヤと、
    このモードギヤを回転させるモード切換え部材とを有し
    ていることを特徴とするテープローディング装置。
  2. 【請求項2】 ローディングピンを備えた中折れリンク
    でなる第1及び第2の揺動アームを各別に備えて互いに
    噛合い状態に配列された第1及び第2の各ギヤを有し、
    第1ギヤとその第1ギヤに同心配備されたローディング
    ギヤとが相反する回転方向にばね体により弾発付勢され
    かつその弾発付勢状態を保つための係合部と被係合部と
    が第1ギヤとローディングギヤとに各別に備わり、上記
    ローディングギヤのローディング方向の回転が上記ばね
    体を介して第1ギヤに伝達されるようになっていると共
    に、第1及び第2の各揺動アームの上記ローディングピ
    ンが位置決めストッパに突き当たることによってローデ
    ィング位置に位置規制されるようになっているテープロ
    ーディング装置において、 第1及び第2のそれぞれの揺動アームを形成している上
    記中折れリンクの関節部が、軸とこの軸に回転自在に嵌
    合された軸孔とによって形成され、 上記第1ギヤに噛み合う上記第2ギヤの歯列を、その第
    2ギヤの歯列保持部に一体に設けられてローディングの
    開始時から終了直前に至る工程で上記第1ギヤに噛み合
    う主歯列と、その第2ギヤの歯列保持部から分離されて
    いてローディングの終了直前に上記主歯列から離れた第
    1ギヤに噛み合う補助歯列とに分割し、補助歯列が、上
    記歯列の周方向で中立位置の両側に変位可能に、弾性部
    を介して第2ギヤに具備されていることを特徴とするテ
    ープローディング装置。
  3. 【請求項3】 上記弾性部が、上記第2ギヤの歯列保持
    部からその半径方向に延び出た突片状の樹脂ばねでなる
    請求項2に記載したテープローディング装置。
  4. 【請求項4】 第2揺動アームのローディングピンが上
    記位置決めストッパに突き当たった後に引き続いて行わ
    れる上記補助歯列の中立位置からの変位に抗する付勢力
    を上記弾性部に付与する補助ばねを備える請求項3に記
    載したテープローディング装置。
  5. 【請求項5】 ローディングピンがローディング位置に
    位置規制されたときの上記関節部の開き角度が180度
    よりも小さくなるように構成されている請求項2ないし
    請求項4のいずれか1項に記載したテープローディング
    装置。
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