JP2004019849A - 間欠ギヤ部材、間欠ギヤ機構及びこれを備えた磁気記録装置 - Google Patents

間欠ギヤ部材、間欠ギヤ機構及びこれを備えた磁気記録装置 Download PDF

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信貴 恒吉
Naoki Tatsumi
直樹 巽
Koichi Shimoyama
浩一 下山
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Abstract

【課題】周囲にギヤ部と回り止め用カム部とを有する間欠ギヤ部材において、薄型化を図ることを課題とする。
【解決手段】円板部121aと、この円板部121aの周面に所定角度α10の範囲に形成してあるギヤ部121bと、この円板部121aの周面のうち、ギヤ部121bが形成されていない欠歯部121a2の周面から突き出してフランジのように形成してある回り止め用カム部121cとを有する。ギヤ部121bと回り止め用カム部121cとは同じ面S1内に配置してある。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は間欠ギヤ部材、間欠ギヤ機構及びこれを備えた磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12(A),(B)は従来の1例の間欠ギヤ機構10を示す。間欠ギヤ機構10は、従動ギヤ部材としての間欠ギヤ部材20と駆動ギヤ部材としてのギヤ部材30とを有する構成である。間欠ギヤ部材20は、角度α1の範囲に亘って形成してあるギヤ部21と、角度α2の範囲に亘って形成してある凹円弧状の回り止め用カム部22と、機構ギヤ部23とを有する。回り止め用カム部22はギヤ部21とは段違いに配置してある。機構ギヤ部23は回り止め用カム部22の上側に配置してある。ギヤ部材30は、ギヤ部21に対向するギヤ部31と、回り止め用カム部22に対向する円弧状のカム部32とを有する。
【0003】
最初は、ギヤ部21とギヤ部31とがかみ合っている。ギヤ部材30が矢印A1方向に回動されると、間欠ギヤ部材20が矢印B1方向に回動され、間欠ギヤ部材20が約角度α1回動されると、ギヤ部31がギヤ部21から外れると同時に回り止め用カム部22がカム部32と嵌合して、間欠ギヤ部材20の回動が規制されて停止して間欠ギヤ部材20はこの回動位置に留まる。ギヤ部材30が逆転して矢印A2方向に回動された場合にも、間欠ギヤ部材20は停止したままである。ギヤ部材30が回動すると、カム部32が回り止め用カム部22から外れ、ギヤ部31がギヤ部21にかみ合い、間欠ギヤ部材20が矢印B2方向に回動を開始する。機構ギヤ部23が機構を動作させる。
【0004】
図13(A),(B)は従来の別の例の間欠ギヤ機構40を示す。間欠ギヤ機構40は、従動ギヤ部材としての間欠ギヤ部材50と駆動ギヤ部材としてのギヤ部材60とを有する構成である。間欠ギヤ部材50は、角度α1の範囲に亘って形成してあるギヤ部51と、角度α2の範囲に亘る歯が形成されていない欠歯部52、機構ギヤ部53とを有する。間欠ギヤ部材50は、トーションコイルばね54によって矢印B2方向に回動付勢されている。ギヤ部材60は、ギヤ部61と円弧状のカム部62とを有する。
【0005】
最初は、ギヤ部51とギヤ部61とがかみ合っている。ギヤ部材60が矢印A1方向に回動されると、間欠ギヤ部材50が矢印B1方向に回動され、間欠ギヤ部材50が約角度α1回動されると、ギヤ部61がギヤ部51から外れて、カム部62が欠歯部52に対向し、ギヤ部材60から間欠ギヤ部材50への回動の伝達が断たれ、間欠ギヤ部材50が停止する。間欠ギヤ部材50は、トーションコイルばね54によって矢印B2方向に回動付勢され、ギヤ部51の端の歯51aがカム部62に当たって回動を制限されて、この回動位置に規制されて留まる。ギヤ部材60が逆転して矢印A2方向に所定角度回動されると、カム部62が欠歯部52から出て、ギヤ部61がギヤ部51とかみ合い、間欠ギヤ部材50が矢印B2方向に回動を開始する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図12(A),(B)の間欠ギヤ機構10においては、間欠ギヤ部材20は回り止め用カム部22がギヤ部21とは段違いに配置してある構成であるため、間欠ギヤ部材20は厚さ寸法がかさばってH1となり、薄型化が難しかった。
【0007】
図13(A),(B)の間欠ギヤ機構40においては、間欠ギヤ部材50は回り止め用カム部を有しない構造であるため、間欠ギヤ部材50は厚さが薄く寸法H2となる。しかし、歯51aとカム部62とが擦れ合うため、磨耗及び磨耗が原因での寿命の問題が起き、また、トーションコイルばね54が必要となって部品点数が増えてしまっていた。
【0008】
そこで、本発明は、上記課題を解決した間欠ギヤ部材、間欠ギヤ機構及びこれを備えた磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、360度以下の角度範囲内で間欠的に往復回動する間欠ギヤ部材において、
円板部と、
該円板部の周面に所定角度範囲に形成してあるギヤ部と、
該円板部の周面のうち、上記ギヤ部が形成されていない欠歯部に、該円板部の周面から突き出して形成してある回り止め用カム部とよりなり、
上記ギヤ部と回り止め用カム部とが同じ面内に配置してある構成としたものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1記載の間欠ギヤ部材において、
上記回り止め用カム部は、
その周方向の端面が、上記ギヤ部が延長されたと仮定した場合の歯の歯面と一致するように形成してある構成としたものである。
【0011】
請求項3の発明は、往復回動する駆動ギヤ部材と、該駆動ギヤ部材の一方向の回動によって回転を伝達されて360度以下の角度範囲内で回動され、その後に回転の伝達が断たれて回動した位置に停止し、該駆動ギヤ部材が逆方向の回動するときに、回転が再度伝達されて逆方向に回動される従動ギヤ部材とよりなる間欠ギヤ機構において、
上記駆動ギヤ部材は、
周面に所定角度範囲に形成してある駆動ギヤ部と、
駆動ギヤ部に続く円弧状のカム部とよりなる構成であり、
上記従動ギヤ部材は、
円板部と、
該円板部の周面に所定角度範囲に形成してあるギヤ部と、
該円板部の周面のうち、上記ギヤ部が形成されていない部分に、該円板部の周面から突き出して、上記駆動ギヤ部材の円弧状のカム部に対応するように形成してある回り止め用カム部とよりなり、
上記ギヤ部と回り止め用カム部とが同じ面内に配置してある構成としたものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項3の間欠ギヤ機構において、
上記駆動ギヤ部材は、
周面に所定角度範囲に形成してある駆動ギヤ部の端に位置しており回り止め用カム部を蹴る歯は、他の歯よりもたけが高い構成であるようにしたものである。
【0013】
請求項5の発明は、テープカセットが挿入されるホルダを装着位置に搬送するホルダ搬送機構と、
磁気テープが外周に所定の巻き付け角度で摺接される回転ドラムと、
上記装着位置に到ったホルダ内のテープカセットより引き出された磁気テープの走行位置をガイドするテープガイド部材と、
該テープガイド部材を所定位置に移動させる移動機構とを備えてなる磁気記録再生装置において、
請求項3又は請求項4記載の間欠ギヤ機構が、ホルダ搬送機構の場所に設けてあり、上記従動ギヤ部材が一方向に回動されてホルダを装着位置に搬送し、上記従動ギヤ部材が逆方向に回動されてホルダを元の位置に戻す構成としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
説明の便宜上、先ず本発明の一実施例になる間欠ギヤ機構が適用してある磁気記録再生装置100について概略的に説明する。
【0015】
図1、図2及び図3に示すように、磁気記録再生装置100は、ストリーマ装置であり、例えば、コンピュータの外部記憶装置として用いられる。磁気記録再生装置100は、テープカセット(図示せず)が挿入されるホルダ101と、ホルダ101を装着位置に移動するホルダ移動機構102と、テープカセットのリールに巻回された磁気テープ(図示せず)を引き出すテープローディング機構103と、テープローディング機構103により磁気テープを所定角度巻き付けられる回転ドラムユニット104と、テープカセットのリールを回転駆動するリール駆動機構105,106と、ピンチローラ機構107と、これらの各機構を支持するメインシャーシ108とから概略構成されている。
【0016】
メインシャーシ108の中央に、支持リング部材110が固定してあり、この支持リング部材110に、駆動リングギヤ部材111、Rリングギヤ部材112、Lリングギヤ部材113が重なって独立に回動可能に支持されている。Rリングギヤ部材にテープガイドポストユニット114が固定してあり、Lリングギヤ部材113にテープガイドポストユニット115が固定してある。
【0017】
図3に示すように、メインシャーシ108上には、駆動リングギヤ部材111の周囲に、ギヤ部材120、間欠ギヤ部材121、間欠ギヤ部材122、ギヤ組立体123、ギヤ組立体124、間欠ギヤ部材125が配置してある。
【0018】
モータ130が始動されるとこの回転が減速されてギヤ部材120を介して駆動リングギヤ部材111に伝達されて、駆動リングギヤ部材111が反時計方向に回動される。駆動リングギヤ部材111の回動が間欠ギヤ部材121、間欠ギヤ部材122、間欠ギヤ部材125に所定のタイミングで伝達され、間欠ギヤ部材121、間欠ギヤ部材122、間欠ギヤ部材125が間欠的に回動される。間欠ギヤ部材121の回動はホルダ移動機構102を動作させ、テープカセットが装着される。間欠ギヤ部材122が回動すると、ギヤ組立体123を介してLリングギヤ部材113が時計方向に回動され、同時に、ギヤ組立体123、124を介してRリングギヤ部材112が反時計方向に回動され、テープガイドポストユニット114、115が移動されて、磁気テープがテープカセットから引き出されて回転ドラムユニット104に巻き付けられる。間欠ギヤ部材125の回動はピンチローラ機構107を動作させ、ピンチローラ135が磁気テープを挟んでキャプスタン136に圧着される。
【0019】
磁気テープがキャプスタン136とピンチローラ135とによって挟持駆動されて回転ドラムユニット104の周囲に沿って往復走行され、情報が記録される。
【0020】
次に、間欠ギヤ部材121と駆動リングギヤ部材111との部分について説明する。
【0021】
図4(A),(B)に示すように、間欠ギヤ部材121は、円板部121aと、この円板部121aの周面に所定角度α10の範囲に形成してあるギヤ部121bと、この円板部121aの周面のうち、ギヤ部121bが形成されていない欠歯部121a2の周面から突き出してフランジのように形成してある回り止め用カム部121cと、円板部121aの上面のギヤ部121dとよりなる構成である。ギヤ部121bと回り止め用カム部121cとは同じ面S1内に配置してある構成であり、間欠ギヤ部材121は厚さ寸法がH10であり、薄型である。
【0022】
ギヤ部121bは、歯121b−1〜歯121b−nよりなる。121b−(n+1)、121b−(n+2)は、ギヤ部121bを反時計方向に延長した場合の仮想の第1番目の歯、及び第2番目の歯である。
【0023】
回り止め用カム部121cは、外周面にカム面121c1を有する。このカム面121c1は、後述する駆動リングギヤ部材111の円弧状カム111cに対応する形状であり、凹状の円弧である。
【0024】
回り止め用カム部121cと歯121b−nとの間には凹部140を有する。回り止め用カム部121cの時計方向の端面121c2は、第2番目の仮想の歯121b−(n+2)の歯面と一致している。よって、後述するように、駆動リングギヤ部材111のギヤ部111bがギヤ部121bとかみ合う動作が円滑になされる。
【0025】
141は、間欠ギヤ部材121が停止しているときの、間欠ギヤ部材121の中心O121と駆動リングギヤ部材111の中心O111とを結ぶ線である。回り止め用カム部121cは、線141より時計方向への張り出し角度がα11、線141より反時計方向への張り出し角度がα12であり、α12>α11であり、反時計方向に角度α11より大きく張り出している。よって、カム面121c1の長さL10が長くなっており、間欠ギヤ部材121の停止状態の規制は安定となる。
【0026】
ギヤ部121dは、図1及び図2に示すように、ホルダ移動機構102のラック102aとかみ合っている。
【0027】
図5(A),(B)に示すように、駆動リングギヤ部材111は、リング部111aの周面に、所定角度α20の範囲に形成してあるギヤ部111bと、このギヤ部111bに続く円弧状のカム部111cとを有する構成である。ギヤ部111bとカム部111cとは同じ面S2に位置しており、駆動リングギヤ部材111は厚さ寸法がH11であり、薄型である。ギヤ部111bは、歯111b−1〜歯111b−nよりなる。最初の歯111b−1及び最後の歯111b−nは、他の歯111b−2、111b−3、111b−(n−1)よりもたけが高い。後述するように、回り止め用カム部121cを蹴る動作が確実になされるようにするためである。
【0028】
図6は間欠ギヤ機構150を示す。間欠ギヤ機構150は、駆動ギヤ部材としての駆動リングギヤ部材111と、従動ギヤ部材としての間欠ギヤ部材121とがかみ合っている構成である。
【0029】
駆動リングギヤ部材111及び間欠ギヤ部材121が共に薄いため、間欠ギヤ機構150は薄型である。
【0030】
次に、間欠ギヤ機構150における回転の伝達について説明する。
【0031】
図7(A)は初期の状態である。歯121b−1が歯111b−1と歯121b−2との間に噛んでいる。
【0032】
駆動リングギヤ部材111はA1方向に約273度回動して停止し、停止状態に保持され、その後に、A2方向に回動されて、元の位置に戻される。
【0033】
駆動リングギヤ部材111がA1方向に回動されると、ギヤ部111bがギヤ部121bとかみ合って間欠ギヤ部材121bがB1方向に回動を開始し、図7(B)に示す状態となり、更には、図8(A)示す状態、続いて図8(B)に示す状態、続いて図9(A)に示す状態となる。図8(A)は、歯111b−(n−2)が歯121b−(n−1)と歯121b−nとの間にかみ合って間欠ギヤ部材121bがB1方向に回動され、且つ、歯111b−(n−1)と歯111b−nとが、歯121b−nと回り止め用カム部121cとの間の凹部140に入り込もうとしている状態である。図8(B)は、歯111b−(n−1)と歯111b−nとが凹部140に入り込んで、歯111b−(n−1)が歯121b−nを押しており、且つ、カム部111cの端の部分111c1が回り止め用カム部121cのカム面121c1に当たろうとしている状態である。図9(A)は、歯111b−(n−1)と歯111b−nとが凹部140から抜け出し、カム部111cの端の部分111c1が回り止め用カム部121cのカム面121c1に当たって回り止め用カム部121cがカム部111cに沿った状態である。
【0034】
この後は、駆動リングギヤ部材111から間欠ギヤ部材121bへの回転の伝達が断たれ、駆動リングギヤ部材111だけがA1方向に回動され、間欠ギヤ部材121bは回動せずに停止した状態に維持される。間欠ギヤ部材121bは、回り止め用カム部121cのカム面121c1をカム部111cによって停止位置規制されて、その停止した位置に維持される。ここで、カム面121c1の長さL10が長いため、間欠ギヤ部材121の停止位置への規制は安定になされる。
【0035】
駆動リングギヤ部材111がA2方向に回動された場合には、途中から間欠ギヤ部材121bへの回転の伝達が開始される。ギヤ部111bとギヤ部121bとのかみ合いは、上記とは逆に、図9(A)に対応する図10(A)に示す状態、続いて図8(B)に対応する図10(B)に示す状態、続いて図8(A)に対応する図11に示す状態を経て、開始される。
【0036】
図10(A)は、カム部111cの端の部分111c1が回り止め用カム部121cのカム面121c1に到り、歯111b−nが回り止め用カム部121cの端面121c2に当たろうとする状態である。ここで、歯111b−nのたけが高いため、歯111b−nは回り止め用カム部121cの端面121c2に確実に当たる。
【0037】
図10(B)は、歯111b−nが回り止め用カム部121cの端面121c2を押して間欠ギヤ部材121bがB2方向に回動され、歯111b−(n−1)と歯111b−nとが凹部140に入り込んだ状態である。
【0038】
図11は、歯111b−(n−2)が歯121b−(n−1)と歯121b−nとの間にかみ合い、歯111b−(n−1)と歯111b−nとが凹部140から抜け出した状態である。
【0039】
ここで、回り止め用カム部121cの端面121c2は第2番目の仮想の歯121b−(n+2)の歯面と一致しているように定めてあるため、歯111b−(n−1)と歯111b−nとの凹部140への嵌合が円滑に行われ、且つ、歯111b−(n−2)の歯121b−(n−1)と歯121b−nとの間へのかみ合いが円滑に行われ、駆動リングギヤ部材111のギヤ部111bがギヤ部121bとかみ合う動作が円滑になされる。
【0040】
この後は、駆動リングギヤ部材111から間欠ギヤ部材121bへの回転の伝達が開始され、図7(B)の状態を経て、図7(A)に示す初期の状態となる。
【0041】
間欠ギヤ部材121bを回動付勢するばね部材は設けられていないため、間欠ギヤ機構150は少ない部品点数で構成してある。また、間欠ギヤ部材121bは回動付勢されていないため、磨耗の問題は起きない。
【0042】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の間欠ギヤ部材によれば、ギヤ部と回り止め用カム部とが同じ面内に配置してある構成としたものであるため、従来のギヤ部と回り止め用カム部とが段差を持たせて配置してある構成の間欠ギヤ部材に比べて、薄型に構成することが出来る。また、本発明の間欠ギヤ機構によれば、上記の構成に間欠ギヤ部材を使用した構成であるため、従来の構成の間欠ギヤ機構に比べて、薄型に構成することが出来る。また、本発明の磁気記録装置によれば、従来の構成の磁気記録装置に比べて、薄型に構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる磁気記録再生装置の斜視図である。
【図2】図1の磁気記録再生装置の平面図である。
【図3】図1及び図2の磁気記録再生装置のギヤ機構を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例になる間欠ギヤ部材を示す図である。
【図5】駆動リングギヤ部材を示す図である。
【図6】本発明の一実施例になる間欠ギヤ機構を示す図である。
【図7】駆動リングギヤ部材がA1方向に回動したときの、間欠ギヤ機構の動作を示す図である。
【図8】図7に続く間欠ギヤ機構の動作を示す図である。
【図9】図8に続く間欠ギヤ機構の動作を示す図である。
【図10】駆動リングギヤ部材が戻るときの、間欠ギヤ機構の動作を示す図である。
【図11】図10に続く間欠ギヤ機構の動作を示す図である。
【図12】従来の1例の間欠ギヤ部材を示す図である。
【図13】従来の別の例の間欠ギヤ部材を示す図である。
【符号の説明】
100 磁気記録再生装置
101 ホルダ
102 ホルダ移動機構
103 テープローディング機構
104 回転ドラムユニット
110 支持リング部材
111 駆動リングギヤ部材
111a リング部
111b ギヤ部
111b−1〜111b−n 歯
111c 円弧状のカム部
121 間欠ギヤ部材
121a 円板部
121b ギヤ部
121c 回り止め用カム部
140 凹部

Claims (5)

  1. 360度以下の角度範囲内で間欠的に往復回動する間欠ギヤ部材において、
    円板部と、
    該円板部の周面に所定角度範囲に形成してあるギヤ部と、
    該円板部の周面のうち、上記ギヤ部が形成されていない欠歯部に、該円板部の周面から突き出して形成してある回り止め用カム部とよりなり、
    上記ギヤ部と回り止め用カム部とが同じ面内に配置してある構成としたことを特徴とする間欠ギヤ部材。
  2. 請求項1記載の間欠ギヤ部材において、
    上記回り止め用カム部は、
    その周方向の端面が、上記ギヤ部が延長されたと仮定した場合の歯の歯面と一致するように形成してある構成としたことを特徴とする間欠ギヤ部材。
  3. 往復回動する駆動ギヤ部材と、該駆動ギヤ部材の一方向の回動によって回転を伝達されて360度以下の角度範囲内で回動され、その後に回転の伝達が断たれて回動した位置に停止し、該駆動ギヤ部材が逆方向の回動するときに、回転が再度伝達されて逆方向に回動される従動ギヤ部材とよりなる間欠ギヤ機構において、
    上記駆動ギヤ部材は、
    周面に所定角度範囲に形成してある駆動ギヤ部と、
    駆動ギヤ部に続く円弧状のカム部とよりなる構成であり、
    上記従動ギヤ部材は、
    円板部と、
    該円板部の周面に所定角度範囲に形成してあるギヤ部と、
    該円板部の周面のうち、上記ギヤ部が形成されていない部分に、該円板部の周面から突き出して、上記駆動ギヤ部材の円弧状のカム部に対応するように形成してある回り止め用カム部とよりなり、
    上記ギヤ部と回り止め用カム部とが同じ面内に配置してある構成であることを特徴とする間欠ギヤ機構。
  4. 請求項3の間欠ギヤ機構において、
    上記駆動ギヤ部材は、
    周面に所定角度範囲に形成してある駆動ギヤ部の端に位置しており回り止め用カム部を蹴る歯は、他の歯よりもたけが高い構成であることを特徴とする間欠ギヤ機構。
  5. テープカセットが挿入されるホルダを装着位置に搬送するホルダ搬送機構と、
    磁気テープが外周に所定の巻き付け角度で摺接される回転ドラムと、
    上記装着位置に到ったホルダ内のテープカセットより引き出された磁気テープの走行位置をガイドするテープガイド部材と、
    該テープガイド部材を所定位置に移動させる移動機構とを備えてなる磁気記録再生装置において、
    請求項3又は請求項4記載の間欠ギヤ機構が、ホルダ搬送機構の場所に設けてあり、上記従動ギヤ部材が一方向に回動されてホルダを装着位置に搬送し、上記従動ギヤ部材が逆方向に回動されてホルダを元の位置に戻す構成としたことを特徴とする磁気記録再生装置。
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