JP3917790B2 - 断熱パネルの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の金属外皮間に断熱材を充填させる断熱パネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属外皮間に断熱材を充填する断熱パネルの製造は、上下の金属フープ材を連続して送り出し、このような金属フープ材の両側端に折り曲げ加工を施して嵌合部となる屈曲成形部を形成し、この上下の金属フープ材間にウレタンフォームミックスやフェノールフォームミックス等の発泡性のプラスチックフォームミックスを充填し、上下の金属フープ材を加熱してプラスチックフォームミックスを反応させることにより発泡させて金属フープ材間にプラスチックフォームからなる断熱材を形成して長尺の断熱板材を形成し、その後、断熱板材を所定寸法に切断手段にて切断していたものであった。
【0003】
ここで、ウレタンフォームミックス、フェノールフォームミックス、プラスチックフォームミックスとは、それぞれウレタンフォーム、フェノールフォーム、プラスチックフォームを生成するための発泡性の反応性組成物をいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上下の金属外皮間にプラスチックフォームミックスを充填する際に、プラスチックフォームミックスが均一に充填されず、その結果、均一な品質の断熱材が形成されずに、断熱パネルに部分的に断熱性や強度のムラが生じるおそれがあった。また上記のような従来の連続工法においては、断熱材を形成する際にプラスチックフォームミックスの反応が完全には完了せず、断熱材を形成した後、経時変化により断熱材中に残存する未反応のプラスチックフォームミックスが反応して発泡し、断熱パネルにフクレが発生するおそれがあった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、金属外皮間に断熱材を充填する断熱パネルの製造方法において、品質が均一な断熱材を形成することができると共に、断熱材の形成工程を経た後の断熱パネルのフクレの発生を防止することができる、断熱パネルの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る断熱パネルの製造方法は、一対の金属外皮1,2間に断熱材3を充填させる断熱パネルAの製造方法において、金属外皮1,2となる一対の金属フープ材5,6を搬送しながら、各金属フープ材5,6の両側端部を屈曲成形して屈曲成形部7を形成し、各金属フープ材5,6の両側の屈曲成形部7同士を対向させた状態で、対向する屈曲成形部7間を除く金属フープ材5,6間の領域に、プラスチックフォームからなる板状の断熱芯材3aを挿着し、対向する屈曲成形部7間にプラスチックフォームミックスを注入し、屈曲成形部7間のプラスチックフォームミックスを加熱反応させることにより発泡させて発泡成形体3bを成形すると共に発泡成形体3bと断熱芯材3aと一体化させ、両側端部に屈曲成形部7と発泡成形体3bとで構成される嵌合部4を形成することを特徴とするものである。
【0007】
また請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、断熱芯材3aと発泡成形体3bとを、フェノールフォームにて形成することを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
本発明において製造される断熱パネルAは、図6に示すように、一対の金属外皮1,2間に断熱材3が充填されたものであり、その両端の各側端部には、嵌合部4として、嵌合凹部4a及び嵌合凸部4bがそれぞれ形成されている。この嵌合凹部4a及び嵌合凸部4bは、折り曲げ加工が施された金属外皮1,2の両側端部にて構成されており、同一の形状を有する二つの断熱パネルAにおいて、一方の断熱パネルAの嵌合凸部4bと他方の断熱パネルAの嵌合凹部4aとが嵌合するように形成され、断熱パネルAの取付け施工時においては、嵌合凸部4bと嵌合凹部4aとを嵌合させることにより、断熱パネルA同士を接続するものである。
【0010】
金属外皮1,2としては、亜鉛鉄板、アルミニウム板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板、ステンレス鋼板、チタン鋼板等の金属板、あるいは、これら金属板に一般の塗料で着色したり、塩化ビニル樹脂、アクリルフィルム、フッ素樹脂等で被覆したものなどが採用される。
【0011】
図1に本発明に係る断熱パネルAの製造工程の一例の概要を示す。
【0012】
この断熱パネルAの製造工程は、一対の長尺の金属フープ材5,6を連続的に搬送しながら、この金属フープ材5,6間に断熱材3を形成して長尺な断熱板材Bを構成し、この断熱板材Bから断熱パネルAを切り出すものである。
【0013】
金属外皮1,2となる一対の長尺の金属フープ材5,6はそれぞれペイオフリール8,9に巻取られている。金属フープ材5,6は、その表面を互いに対向させながらペイオフリール8,9から連続的に繰出される。
【0014】
各金属フープ材5,6が繰出された搬送路には、それぞれ成形機10,10が設けられており、金属フープ材5,6は、成形機10,10に備えられた成形ロール等により両端部が屈曲成形され、嵌合部4となる屈曲成形部7が成形される。
【0015】
次に、屈曲成形部7が形成された金属フープ材5,6間に、フェノールフォーム、ウレタンフォーム、エポキシフォーム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム等のプラスチックフォームからなる板状の断熱芯材3aが挿着される。この断熱芯材3aは、所定寸法のものが金属フープ材5,6間に順次供給されて配置されることより挿着される。ここで断熱芯材3aは、金属フープ材5,6間の、屈曲成形部7を除く領域間に配置されるものであり、断熱芯材3aの幅寸法は、金属フープ材5,6の屈曲成形部7を除く幅寸法と略同一に形成される。このように断熱芯材3aの幅寸法は、金属フープ材5,6の屈曲成形部7を除く幅寸法に依存して決定されるものであるが、通常は500〜1000mmの寸法とすることが好ましい。また断熱芯材3aの長さ寸法は1〜2mの範囲が好ましく、厚み寸法は25〜120mmの範囲が好ましい。具体的な例を挙げると、幅910mmの断熱パネルAを製造する場合に、断熱芯材3aの幅を810mm、長さ2m、厚み25mmとすることができる。
【0016】
断熱芯材3aを金属フープ材5,6間に挿着するにあたっては、成形機10,10を通過した金属フープ材5,6の搬送路間に向けて、断熱芯材3aを金属フープ材5,6の搬送路の側方から供給する供給機構を設けるものであり、例えば断熱芯材3aを金属フープ材5,6の搬送路間に搬送するコンベア機構を設けるものである。
【0017】
また、断熱芯材3aを金属フープ材5,6間に挿着するにあたっては、断熱芯材3aと各金属フープ材5,6との間に接着剤20を介在させる。この接着剤としては、ウレタン系接着剤やエポキシ系接着剤を用いることができ、例えば株式会社イーテック製の一液型の湿気硬化型ウレタン接着剤(品番「MLT183」)を用いることができる。このときは、例えば、図1中に示すように、断熱芯材3aを配置する前に下側の金属フープ材6の上面に接着剤20を塗布し、この接着剤20が塗布された下側の金属フープ材6の上面に断熱芯材3aを配置し、次にこの断熱芯材3aの上面に接着剤20を塗布し、この接着剤20が塗布された断熱芯材3aの上面に上側の金属フープ材5を配置するものである。このとき下側の金属フープ材6の上面に接着剤20を塗布する塗布装置11aは、断熱芯材3aの供給位置よりも上流側における金属フープ材6の搬送路の上方に配置され、また断熱芯材3aの上面に接着剤20を塗布する塗布装置11bは、断熱芯材3aの供給機構における断熱芯材3aの搬送路の上方に配置される。
【0018】
ここで、塗布装置11a,11bとして、図2(a)に示すように、金属フープ材6や断熱芯材3aの幅方向に沿って複数の噴出口が形成され、この噴出口から接着剤20を金属フープ材6や断熱芯材3aの表面に向けて噴出する方式を採用することもできる。このとき接着剤20はビード状に塗布されるものである。すなわち、金属フープ材6や断熱芯材3aの上面に、その搬送方向に沿って複数条の接着剤20が塗布される。
【0019】
また、図2(b)に示すように、金属フープ材6や断熱芯材3aの搬送方向と直交する方向に沿って往復運動しながら、塗布装置11a,11bが備える噴出口21から接着剤20を金属フープ材6や断熱芯材3aの表面に向けて噴出する方式(トラバース方式)を採用することもできる。このとき接着剤20は、金属フープ材6や断熱芯材3aの上面に蛇行状に塗布される。
【0020】
更に、接着剤20の塗布装置11a,11bとしては、接着剤20を金属フープ材5,6の表面の全面に塗布するものを用いることができる。この場合は、接着剤20は、断熱芯材3aには塗布せずに、断熱芯材3aの両側に配置される各金属フープ材5,6の表面に塗布するものであり、断熱芯材3aを配置する前に下側の金属フープ材6の上面に接着剤20を塗布すると共に上側の金属フープ材5の下面に接着剤20を塗布し、この接着剤20が塗布された下側の金属フープ材6の上面と上側の金属フープ材5の下面の間に断熱芯材3aを配置するものである。この場合、図3に示すように、下側の金属フープ材6の上面に接着剤20を塗布する塗布装置11aは、断熱芯材3aの供給位置よりも上流側における金属フープ材6の搬送路の上側に配置され、また上側の金属フープ材5の下面に接着剤20を塗布する塗布装置11bは、断熱芯材3aの供給位置よりも上流側における金属フープ材5の搬送路の下側に配置される。このような塗布装置11a,11bとしては、図4に示すものを挙げることができる。
【0021】
図4に示す例では、上側の金属フープ材5に接着剤20を塗布する塗布装置11bでは塗布ノズル22が金属フープ材5の下面側に配置され、また下側の金属フープ材6に接着剤20を塗布する塗布装置11aでは塗布ノズル22が金属フープ材6の上面側に配置される。塗布ノズル22はシリンダー24のシリンダーロッド25の先端に、スプリング28を介して接続されており、塗布ノズル22はシリンダー24にて昇降自在に保持されている。すなわち、塗布ノズル22はシリンダーロッド25のスライド移動に従って昇降し、更にスプリング28の伸縮によって若干の上下位置の変更が行えるようになっている。また塗布ノズル22の先端には接着剤20が噴出する複数個の噴出孔23が、金属フープ材5,6の長手方向と略直交する方向に間隔を開けて並んで形成されている。また塗布ノズル22の、噴出孔23の前後両側の外面は断面略円弧状の均し部26として形成されている。また塗布ノズル22の金属フープ材5,6を介した反対側には、外周面が金属フープ材5,6に接触する支持ロール27が配設されており、塗布ノズル22の噴出口23は、金属フープ材5,6と支持ロール27とが接する部分に向けて開口するように形成されている。
【0022】
このように形成された塗布装置11a,11bにて金属フープ材5,6の全面に接着剤20を塗布するにあたっては、シリンダー24を作動してシリンダーロッド25を金属フープ材5,6に向けてスライド移動させ、塗布ノズル22を噴出口23の形成位置において金属フープ材5,6に当接させる。この状態で噴出口23から接着剤20を噴出し、このとき接着剤20の噴出圧力を受けてスプリング28が収縮して塗布ノズル22が後退し、塗布ノズル22と金属フープ材5,6との間に隙間dが形成される。噴出口23から噴出した接着剤20は均し部26によって均されて、金属フープ材5,6の全面に、隙間dと同一の厚みに塗布されることとなる。
【0023】
一対の金属フープ材5,6間に断熱芯材3aが挿着された後、各金属フープ材5,6の屈曲成形部7同士がそれぞれ対向し、かつ金属フープ材5,6と断熱芯材3aの表面同士を密接させた状態で、後述するようにダブルコンベア13に搬入されるが、ダブルコンベア13に搬入される直前に、一対の金属フープ材5,6の両側の隙間から屈曲成形部7同士の間に発泡性のプラスチックフォームミックスが注入される。プラスチックフォームミックスとしては、このプラスチックフォームミックスを反応させて発泡成形してなるプラスチックフォームと、断熱芯材3aを構成するプラスチックフォームとの密着性が良好なものであれば、特に限られるものではないが、特に断熱芯材3aを形成するために用いたものと同一の組成を有するものであれば、プラスチックフォームミックスから形成される発泡成形体3bと断熱芯材3aとの強い密着性が得られる。
【0024】
ここで、プラスチックフォームミックスを注入する注入装置16は、断熱芯材3aの供給位置よりも下流側であり、かつ、ダブルコンベア13よりもすぐ上流側の位置に配置され、搬送路の側方に向けて金属フープ材5,6間の隙間にプラスチックフォームミックスを注入するように形成されている。
【0025】
断熱芯材3aとプラスチックフォームミックスとが間に介在した一対の金属フープ材5,6は、上下に成形コンベア12,12を、隙間をあけた状態で対向させて構成されるダブルコンベア13に搬入される。金属フープ材5,6は、このダブルコンベア13の成形コンベア12,12間に挟まれた状態で搬送され、成形コンベア12,12からの圧力により金属フープ材5,6と断熱芯材3aとが接着成形される。このときダブルコンベア13は、上下に配置した温風ダクト等によって加熱され、そのため金属フープ材5,6が好ましくは40〜70℃の温度範囲で3〜7分間加熱されて、プラスチックフォームミックスが反応して発泡されるものであり、特にフェノールフォームミックスを注入する場合は、50℃の温度に加熱することが好ましい。
【0026】
このようにしてダブルコンベア13にてプラスチックフォームミックスが反応して発泡し、複雑な形状を有する屈曲成形部7の形状に沿って膨脹してプラスチックフォームからなる発泡成形体3bが形成されるものであり、この発泡成形体3bは断熱芯材3aと一体化して断熱材3が構成される。このため、一対の金属フープ材5,6間に断熱材3が充填された断熱板材Bが構成される。このとき対向する断熱板材Bの両側には、嵌合部4として、嵌合凹部4aと嵌合凸部4bとが、金属フープ材5,6の相対向する屈曲成形部7及び屈曲成形部7間の発泡成形体3bによって形成される。
【0027】
また、ダブルコンベア13の両側には図5(a)に示すように成形コンベア12,12間にサイドシールコンベア14が設置される。尚、図5中では、金属フープ材5,6の両端部に形成される屈曲成形部7は、図示を省略している。サイドシールコンベア14は、例えば可撓性材料にてループ状に形成され、ダブルコンベア13の周回運動と連動して周回運動するように形成されている。このサイドシールコンベア14の周回軌道は、成形コンベア12,12間の隙間を含むものであり、成形コンベア12,12間の隙間において金属フープ材5,6の両側面を押さえて、屈曲成形部7間に注入されたプラスチックフォームミックスの漏出を防止するものである。このサイドシールコンベア14は、その断面形状を、断熱パネルAの嵌合部4の側端面の形状に対応する形状に形成することにより、プラスチックフォームミックスの漏出を効果的に防止すると共に、プラスチックフォームミックスの反応による発泡によって屈曲成形部7が変形することを防止して、嵌合部4の成形性を向上するものである。すなわち、嵌合凸部4b側に配置されるサイドシールコンベア14bの断面形状を、図5(b)に示すように、嵌合凸部に対応する形状に形成し、嵌合凹部4a側に配置されるサイドシールコンベア14aの断面形状を、図5(c)に示すように嵌合凹部4aに対応する形状に形成するものである。尚、サイドシールコンベア14の構成としては、図示したもの以外の適宜の構成を採用することができる。
【0028】
次に、ダブルコンベア13から導出された断熱板材Bは、ダブルコンベア13の下流側に設けられたバンドソーのような切断装置17により所定寸法に切断されて、表裏の金属外皮1,2間に断熱材3が形成されると共に両側にそれぞれ嵌合部4が形成された断熱パネルAが製造される。
【0029】
断熱板材Bから切り出された断熱パネルAは、下面に複数の吸着パット19を有する移載装置18(パイラー)によって順次移載されて、必要に応じて次工程に搬送されるものである。
【0030】
上記のようにして断熱パネルAを製造すると、断熱パネルAを構成する断熱材3のうちの大部分は、予めプラスチックフォームからなる板状の断熱芯材3aを金属フープ材5,6間に挿着するので、断熱材3の反応ムラをなくして、均一な断熱材3を形成することができ、更に、断熱パネルAの製造後における未反応のプラスチックフォームミックスの反応を抑制して、断熱パネルAにフクレが発生することを防止することができるものである。しかも、嵌合部4においては、嵌合部4を構成する屈曲成形部7間に発泡性のプラスチックフォームミックスを注入し、このプラスチックフォームミックスを屈曲成形部7間において反応させると共に断熱芯材3aと一体化させることにより断熱材3を形成するので、複雑な形状を有する嵌合部4における断熱材3の充填性が良好なものである。
【0031】
また、嵌合部4が形成される部分も、断熱芯材3aと同様な予め発泡成形された部材を介装することにより形成しようとすると、その部材は嵌合部4の複雑な形状に合わせて切削加工等を施しておかねばならず、製造工程が煩雑になるものであるが、断熱材3のうち、嵌合部4が形成される部分のみを上記のような発泡成形体3bにて形成することにより、切削工程を経ずに嵌合部4の形状に沿った断熱材3を形成することができ、製造工程が簡略化されるものである。
【0032】
上記のようにして断熱パネルAを製造するにあたり、断熱芯材3aとしては、フェノールフォームミックス、ウレタンフォームミックス、エポキシフォームミックス、ポリスチレンフォームミックス、ユリアフォームミックス等の発泡性のプラスチックフォームミックスを加熱発泡成形して板状に成形したプラスチックフォームからなるものを用いることができる。
【0033】
表1に、種々のプラスチックフォームについての性能評価を示す。この性能評価は、平成9年11月7日10時00分から16時35に東京貨物運送厚生年金基金会館にて開催された情報セミナー「フェノール樹脂による建材開発−有機高分子材料開発の最近の進歩と建材への応用開発−」において発表されたデータに基づくものである。尚、表中の燃焼性の評価は、建設省昭和45年告示1828号及び建設省昭和51年告知1231号に基づくものである。また酸素指数と最大光遮断率は、それぞれAhrens,H.W.,Zahradnik,B.,J.Fire and Flamm.,2,260(1973)及びBall,G.W.etal;J.Cellular plastics,Sep/Oct241,(1971)の各文献に記載されている方法に基づいて測定されたものである。
【0034】
【表1】
Figure 0003917790
【0035】
表1に示す通り、これらのプラスチックフォームのうち、フェノールフォームにて形成された具体例1のプラスチックフォームは特に燃焼性が低いものであり、また燃焼性以外の性質は、他のプラスチックフォームと同等の水準にある。このようなフェノールフォームにて形成されたプラスチックフォームを用いると、断熱パネルAの耐火性を特に向上することができる。
【0036】
また、注入装置16から注入されるプラスチックフォームミックスとしてフェノールフォームミックスを用いることによって、フェノールフォームにて発泡成形体3bを構成すると、断熱パネルAの耐火性を向上することができる。また断熱芯材3aと発泡成形体3bとを共にフェノールフォームにて形成すると、断熱パネルAの断熱材3を全てフェノールフォームにて形成することとなって、断熱パネルAの耐火性を更に向上することができ、更に断熱芯材3aと発泡成形体3bとの間の密着性を向上することができる。
【0037】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に係る断熱パネルの製造方法は、一対の金属外皮間に断熱材を充填させる断熱パネルの製造方法において、金属外皮となる一対の金属フープ材を搬送しながら、各金属フープ材の両側端部を屈曲成形して屈曲成形部を形成し、各金属フープ材の両側の屈曲成形部同士を対向させた状態で、対向する屈曲成形部間を除く金属フープ材間の領域に、プラスチックフォームからなる板状の断熱芯材を挿着し、対向する屈曲成形部間にプラスチックフォームミックスを注入し、屈曲成形部間のプラスチックフォームミックスを加熱反応させることにより発泡させて発泡成形体を成形すると共に発泡成形体と断熱芯材と一体化させ、両側端部に屈曲成形部と発泡成形体とで構成される嵌合部を形成するため、断熱パネルを構成する断熱材のうちの大部分は、予めプラスチックフォームからなる断熱芯材にて構成されることとなり、断熱材の反応ムラをなくして、均一な断熱材を形成することができると共に断熱パネルの製造後における未反応のプラスチックフォームミックスの反応による発泡を抑制して、断熱パネルにフクレが発生することを防止することができるものであり、また、複雑な形状を有する嵌合部における断熱材の充填性が良好なものである。また、このように断熱材のうち、嵌合部が形成される部分のみを発泡成形体にて形成することにより、切削工程を経ずに嵌合部の形状に沿った断熱材を形成することができ、製造工程が簡略化されるものである。
【0038】
また請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、断熱芯材と発泡成形体とを、フェノールフォームにて形成するため、断熱材を構成する断熱芯材と発泡成形体との密着性を向上することができると共に、断熱パネルの耐火性を向上することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は平面の概略図、(b)は正面の概略図である。
【図2】図1に示す実施の形態における、接着剤の塗布装置の例を示すものであり、(a)及び(b)は概略の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の他例を示すものであり、(a)は平面の概略図、(b)は正面の概略図である。
【図4】図3に示す実施の形態における、接着剤の塗布装置の例を示すものであり、(a)から(c)は接着剤の塗布動作を示す概略の断面図である。
【図5】図1又は図3に示す実施の形態におけるサイドシールコンベアの構成の一例を示すものであり、(a)は一部の斜視図、(b)及び(c)は一部の断面図である。
【図6】断熱パネルの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
A 断熱パネル
1 金属外皮
2 金属外皮
3 断熱材
3a 断熱芯材
3b 発泡成形体
4 嵌合部
5 金属フープ材
6 金属フープ材
7 屈曲成形部

Claims (2)

  1. 一対の金属外皮間に断熱材を充填させる断熱パネルの製造方法において、金属外皮となる一対の金属フープ材を搬送しながら、各金属フープ材の両側端部を屈曲成形して屈曲成形部を形成し、各金属フープ材の両側の屈曲成形部同士を対向させた状態で、対向する屈曲成形部間を除く金属フープ材間の領域に、プラスチックフォームからなる板状の断熱芯材を挿着し、対向する屈曲成形部間にプラスチックフォームミックスを注入し、屈曲成形部間のプラスチックフォームミックスを加熱反応させることにより発泡させて発泡成形体を成形すると共に発泡成形体と断熱芯材と一体化させ、両側端部に屈曲成形部と発泡成形体とで構成される嵌合部を形成することを特徴とする断熱パネルの製造方法。
  2. 断熱芯材と発泡成形体とを、フェノールフォームにて形成することを特徴とする請求項1に記載の断熱パネルの製造方法。
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