JPS5850597B2 - 面材付発泡体の連続的製法及びその装置 - Google Patents

面材付発泡体の連続的製法及びその装置

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JPS5850597B2
JPS5850597B2 JP54158490A JP15849079A JPS5850597B2 JP S5850597 B2 JPS5850597 B2 JP S5850597B2 JP 54158490 A JP54158490 A JP 54158490A JP 15849079 A JP15849079 A JP 15849079A JP S5850597 B2 JPS5850597 B2 JP S5850597B2
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foam
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弘文 増山
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Achilles Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、面材付発泡体の連続的製法及び該製法に使用
する装置に関するものである。
下面材上に発泡体層を介して上面材を積層した積層物は
、例えば建築または包装工業に於て、軽量構造ユニット
、絶縁材料またはバッキング材として使用されている。
これら積層物を製造するには、例えば第1図に示すよう
に下面材巻出しロール1から巻出された下面材2上に、
ノズル3によって発泡性合成樹脂液4を塗布し、同時に
上面材巻出しロール6から巻出され、ガイドロール7.
8によって案内された上面材9を発泡性合成樹脂液4上
に被覆すると共にメータリングロール10で全体の厚み
を略均−な厚さとし、塗布した発泡性合成樹脂液4を加
熱機5で加熱して発泡させ、これを相互に平行で且つ同
一方向に移動する一対のコンベヤー11゜11′間を通
過させて発泡硬化させて略均−な厚さの積層物12とし
、これを引取ロール13′によって引取り、カッター1
4によって所望の大きさに切断する方法がとられていた
しかしながらこのよう(こして得られた積層物12は、
コンベヤ11,11’で上下の厚さだけが均一な厚さと
なるようにしているので、第2図に示すように、発泡体
層15は両側縁が傾斜した略台形となるため、これを製
品として供するにはa、/線及びb−b′線で両側縁を
カットしなければならないという欠点があった。
従って多量の廃棄物が生じるので、廃棄物処理上及び省
資源の要請上からもこのような廃棄物が生じない発泡体
層を有する積層物の製法が要求されていた。
本発明はこのような欠点を解消した積層物の連続的製法
を提供しようとするもので、上面材と下面材間に略均−
の塗布量の発泡性合成樹脂層を形成させると共に少くと
も下面材の両側部を折り曲げて発泡性合成樹脂液を包む
ようにした積層物を、加熱発泡中積層物の上下及び両側
部を一定に保持しながら圧縮加熱空気による浮支持力の
もとで積層物を移送しながら加熱発泡成形させることを
特徴とする。
また本発明はこのような積層物の連続的製法に使用する
装置を提供しようとするもので、下面プレートと下面プ
レートの長手方向両側部に対向させて設けた左右の側プ
レートと、下面プレート上部で左右の側プレート間に間
隙が生じるように設けた上面プレートとで一定の空洞を
構威し、前記上面プレートと前記下面プレートとは中空
体であって、上面プレート及び下面プレートの対向する
表面(こは、前記空洞内部に圧縮空気を噴出し得る多数
の小孔を設けた空気噴出可能な発泡成形機と、該発泡成
形機前方(こ設けた下面材を長手方向から上方に折り曲
げて上面材と発泡性合成樹脂液を包むようにした積層物
の形成装置と、前記発泡成形機の後方に設けた面材付発
泡体の引取装置とからなることを特徴とする。
以下本発明の一実施例を図面に基ずいて説明する。
第3図に示すように下面材令出しロール1′から巻出さ
れた下面材2′の両側縁を折り曲げ機16で順次上方に
向けて軽く折り曲げ、ノズル3′によって発泡性合成樹
脂液4′を下面材2′上(こ塗布し、同時に上面材巻出
しロール6′から巻出されガイドロール7’ 、 s’
iこよって案内されながら引出される上面材9′の両側
縁を折り曲げ機16′で順次上方に向けて軽く折り曲げ
、この上面材9′を発泡性合成樹脂液4′上にメータリ
ングロール10′で合せて発泡性合成樹脂液を略均−な
厚さの積層物とする。
この積層物を略矩形の成形空腔を有するガイド板18を
通して上面材と下面材とをその両側縁が接するように折
り曲げ、全体の断面形状が矩形となるように成形し上下
面材で発泡性合成樹脂液を包むようにする。
そしてこの積層物を発泡成形機21内の圧縮加熱空気2
0,20’を噴出させた一定の巾と厚さと長さを有する
空洞19内に移送し、発泡性合成樹脂液を発泡、硬化さ
せると共に、圧縮加熱空気による浮支持力により空洞1
9内の引張負荷を減少させて空洞19出口に設けた引取
ロール22によって、積層物を引取り、カッター14′
によって所望の長さに切断すると、第4図に示すように
断面形状矩形の上側縁で上下の面材が発泡体層15′を
介して接着され、この接着部から両側外方をこ向って上
下面材が突出した面材付発泡体が得られる。
この両側部から突出した上下面材をカッターによりe−
e’線で切断すると、第5図に示すようIこ上下両側面
の四面が面材で覆われた発泡体23が得られる。
このよう(こして得られた面材付発泡体23は、このま
ま製品として種々の用途に供することができる。
上記実施例で使用した発泡成形機21は第6図に示すよ
うに、下面プレート24と、下面プレートの長手方向側
部(こ対向させて設けた左右の側プレー)25,25’
と、下面プレート上部で左右の側プレート間に間隙26
,26’が生じるように設けた上面プレート27とから
なり、各プレートは中空体で且つ空気導入管28,28
’が接続され、上下プレート及び左右側プレートにより
形成される空洞19内に面する全ての面には圧縮加熱空
気を噴出させるための多数の小孔29,29′、29″
29″fJ3設けられている。
又、左右側プレートは、下面プレートと一体であっても
独立していてもよい。
なお、図中33は、空洞19の厚さを決めるスペーサー
31を上面プレート27に連結した上部支持板30と下
面プレート24に連結した下部支持板32とで挾持し、
これを一定圧力で油圧しめした圧力調整弁であり、発泡
性合成樹脂液がこの一定圧力以上の異常圧力になった場
合にのみ上面プレート27が上昇するようにしたもので
あるが、これは必ずしも設けなくとも或いは他の手段に
よってもよい。
上記実施例では発泡成形機を構成する各プレートには圧
縮加熱空気を噴出させるための多数の小孔が設けられて
いるが、これは必ずしもこのようにする必要はなく上面
プレートと下面プレートだけ(こ圧縮加熱空気を噴出さ
せるための小孔を設けるようにしてもよい。
このように圧縮加熱空気を噴出させるための小孔を設け
ることによって、発泡成形機内で加熱硬化させることが
できるばかりでなく、空気浮支持力による積層物の搬送
が容易となる。
上面プレートと左右の側プレートとの間隙は1ないし1
0關とするようにするのがよく、1關以下では上下面材
の厚みがくるとほぼ空洞内は密閉されてクローズドモー
ルドに近くなり、この間隙は内部発泡圧を逃がす弁とし
ての働きをしなくなるし、また10I!z以上であると
、発泡圧の逃げが犬となり、発泡体の下面材端面の角部
にエアーボイドを発生させやすくなる。
また空洞内で発泡してオーバーパック(こなった発泡体
は、空洞内を通過中にこの間隙から噴き出し、製品の厚
みや空洞内の発泡圧の調整がはかられる。
上下面プレート及び側面プレートからの空気噴出圧は0
.1ないし1.2 k!9/aftとするのが好ましく
、0.1ky/i以下では安定した空気浮支持効果が得
られにくいし、1.2kg/ff1以上となると圧力が
強すぎて均一な厚さの発泡体を得ることが困難となる。
上記実施例のよう(こ空洞内に加熱空気を噴出させずに
、空洞内に積層物を導く前に積層物を加熱するようにし
てもよいが、その場合でも積層物の移送を容易にするた
め冷風を噴出させるのがよい。
また上記実施例のように加熱空気を噴出させる場合Oこ
は、加熱空気の温度は40ないし150℃であるのがよ
く、40℃以下では空洞内での発泡硬化促進効果は得ら
れないし、150℃以上の高温にさらすと、得られた製
品が常温に下がる間に変形等をきたす恐れが生じる。
圧縮空気はコンプレッサー若しくはブローワー等の適当
な装置から供給すればよく、また空気の加熱も圧縮によ
る空気の自己発熱若しくは熱交換器の設置等の公知の手
段で行うことができる。
空洞内に噴出した空気は、上面プレートと側面プレート
との間隙及び空洞の出入口から排出されるが、特に加熱
空気を噴出させる場合には捕捉カバーを設けてこの空気
をリサイクルさせるようにするのが熱効率が良いので好
ましい。
面材のはじめの折り曲げは下面材だけでもよく、また上
記実施例のように上面材または下面材は必ずしも折り曲
げ機によって直角に折り曲げられていなくても空洞内の
発泡、硬化時の発泡圧でシャープな角度には仕上るが、
上面材、下面材とも折り曲げる個所に前もってスジツケ
等の曲げ易い処理を施しておくのが好ましい。
また上面材または下面材の折り曲げまたは曲げ易い処理
は発泡性合成樹脂液の散布前後いずれでもよいが、折曲
げ処理はメータリングロールより前、特に下面材では原
液が吐出される前が好ましい。
発泡性合成樹脂液の散布は、高圧若しくは低圧トラバス
方式若しくは固定方法のスプレーまたはポワ一方式等の
いずれを使用してもよい。
このように散布方法によって下面材に略均−の発泡性合
成樹脂液を塗布することができる場合(こはメータリン
グモールは必ずしも必要ではなく、通常のロールによっ
て上面剤を発泡性合成樹脂液上に合せてもよい。
またメータリングロールの代りにドクターナイフを使用
するとか或いはロールコート方法によって発泡性合成樹
脂液を塗布することも発泡性合成樹脂液の種類によって
は可能である。
上下面材の巻出し方法、積層物の引取装置及び積層物の
カッターは従来公知の物若しくは方法を使用すればよく
特に限定されない。
本発明に使用する発泡性合成樹脂液としては、発泡成形
し得るものなら特に限定されないが、例えばポリウレタ
ン、ポリイソシアヌレート、フェノール、尿素またはエ
ポキシ等が挙げられる。
上面材及び下面材としては、この種目的に通常使用され
るものがいずれも使用できる。
例えばポリエチレンを両面コートしたライナー紙のよう
な軟質面材が好ましいが、例えば石膏ボードのような寸
法精度の良い硬質面材であるならば、下面材をキャリヤ
紙として用い、硬質面材とフオームを積層させることも
できる。
本発明の方法によって得られた四面面材付発泡体は、そ
の用途によってはサイドカットをしてもよいが、その場
合でも従来の方法に比べてサイドカットによる発泡体の
損失は極めて少くすることができる。
以上述べたように本発明の方法を行うことによつてサイ
ドカットの損失をゼロ若しくは極少とした積層体が得ら
れるので、本発明は省資源の要請上極めて有用な発明で
ある。
また本発明の製造装置は、従来のよう(こダブルコンベ
ヤーを使用せず、コンベヤーに相当する部分が空気によ
り搬送し得るようにしであるので、コンベヤーの駆動部
を必要としないと共に上下ベルトのズレ、騒音及び危険
性の問題等が解消されるほか、更に加熱空気を発泡性合
成樹脂液の積層品に直接吹付けることができるので熱効
率が高くなると共に加熱板を省略することもでき、しか
もサイドカットの損失をゼロ若しくは極少とした積層品
の製造に供することができるという多くの利点を併有し
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の発泡体積層物の製法を説明するための
概略図、第2図は、従来の発泡体積層物のサイドカット
しない状態の断面図、第3図は、本発明の一実施例を示
す概略図、第4図は、本発明の方法により得られた発泡
体積層物の上側縁をカットしない状態の断面図、第5図
は、本発明の方法により得られた四面面材付発泡体の断
面図、第6図は、本発明の発泡成形機の断面図である。 図中、2,2′・・・・・・下面材、3 、3’・・・
・・ノズル、4.4′・・・・・・発泡性合成樹脂液、
9,9′・・・・・・上面材、10 、10’・・・・
・・メータリングロール、15 、15’・・・・・・
発泡体層、16 、16’・・・・・・折り曲げ機、1
8・・・・・・ガイド板、20 、20’・・・・・・
圧縮加熱空気、21・・・・・・発泡成形機、24・・
・・・・下面プレート、25゜25′・・・・・・側プ
レート、2T・・・・・・上面プレート、28゜28′
・・・・・・空気導入管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上面材と下面材間に略均−の塗布量の発泡性合成樹
    脂層を形成させると共に少くとも下面材の両側部を折り
    曲げて発泡性合成樹脂液を包むようにした積層物を、加
    熱発泡中積層物の上下及び両側部を一定に保持しながら
    圧縮加熱空気による浮支持力のもとで、積層物を移送し
    ながら加熱発泡成形することを特徴とする面材付発泡体
    の連続的製法。 2 下面プレートと、下面プレートの長手方向両側部に
    対向させて設けた左右の側プレートと、下面プレート上
    部で左右の側プレート間に間隙が生じるように設けた上
    面プレートとで一定の空洞を構威し、前記上面プレート
    と前記下面プレートとは中空体であって、上面プレート
    及び下面プレートの対向する表面には、前記空洞内部に
    圧縮空気を噴出し得る多数の小孔を設けてなる空気噴出
    可能な発泡成形機と、該発泡成形機前方に設けた下面材
    を長手方向から上方に折り曲げて上面材と発泡性合成樹
    脂液を包むようにした積層物の形成装置と、前記発泡成
    形機の後方に設けた面材付発泡体の引取装置とからなる
    面材付発泡体の連続的製造装置。 3 発泡成形機の左右の側プレートを中空体とし、側プ
    レート表面にはトンネル内に圧縮空気を噴出し得る多数
    の小孔を設けた特許請求の範囲第2項記載の製造装置。 4 下面材を長手方向から上方に折り曲げて上面材と発
    泡性合成樹脂液を包むようにした積層物の形成装置が、
    上下面材の巻出し装置と、下面材への発泡性合成樹脂液
    の塗布装置と、上面材を発泡性合成樹脂液上Iこ載置し
    、発泡性合成樹脂液を一定の厚さにするためのメータリ
    ングロールと、下面材を長手方向から上方に折り曲げて
    発泡性合成樹脂液を包むようにするためのガイド板とか
    らなる特許請求の範囲第2項または第3項記載の発泡体
    の製造装置。 5 下面材の巻出し装置と発泡原液の吐出装置との間及
    び上面材の巻出し装置とメータリングロールとの間に面
    材折り曲げ機を設けた特許請求の範囲第4項記載の発泡
    体の製造装置。
JP54158490A 1979-12-06 1979-12-06 面材付発泡体の連続的製法及びその装置 Expired JPS5850597B2 (ja)

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JPS5680440A JPS5680440A (en) 1981-07-01
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009216179A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Panasonic Corp 自動販売機の断熱壁の製造方法および自動販売機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009216179A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Panasonic Corp 自動販売機の断熱壁の製造方法および自動販売機

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