JP3913582B2 - デジタル撮像機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体を撮影するデジタル撮像機器の電源管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
動画や静止画、あるいはこれら双方を撮影記憶可能なデジタル撮像機器には、LCD等の画像表示手段を有し、撮影時に被写体を確認するための電子ファインダーとして使用するタイプのものがある。このタイプのデジタル撮像機器の中には、被写体を映し出すための光学ファインダーを備えるものがあり、光学ファインダーから被写体を見て撮影したり、画像表示手段から被写体を見て撮影する等の多様な機器の使用形態を可能としたものがある。
このような画像表示手段と光学ファインダーの双方を備えたデジタル撮像機器の分野では、画像表示手段をオン/オフするための手段を備え、この手段を操作することで光学ファインダーからの撮影と画像表示手段からの撮影とを選択可能とするものがある。光学ファインダーによる撮影は、画像表示手段を使用しない分、機器の消費電力を抑えられるので、機器の電源が少なくなった場合に選択する場合もある。
画像表示手段と光学ファインダーの双方を備えたデジタル撮像機器あるいは光学ファインダーのみを備えたデジタル撮像機器では、節電を図るための手法として、一定時間機器に操作がされなかった場合に、自動的に機器の電源をオフするように設定を行えるオートパワーオフと称される自動電源切断機能を持つものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
デジタル撮像機器の場合、一見すると機器の電源がオン状態なのかオフ状態なのか見分けがつきにくい。特に画像表示手段を備えたデジタル撮像機器の場合、画像表示手段のオン/オフ状態で機器の電源投入状態を判断しがちであり、画像表示手段がオフ状態であると機器の電源がオフ状態であると見てしまう。また、画像表示手段を備えたデジタル撮像機器で自動電源切断機能を有している場合、画像表示手段がオフ状態で、この機能が無効に設定されていると、電源がオンになっていることに気がつかず、電源に電池を用いている場合には電池切れとなって撮影できなくなることがある。
自動電源切断機能は、節電と言う点では優れた機能であるが、所定時間操作されないと電源が自動的にオフされてしまうので、いざ使用しようとした際に電源を入れ直さなければならず、不便に感じることがある。
デジタル撮像機器には、撮影に関する様々な条件を設定できるものが多いが、一旦電源がオフされると、機器に設定されたこれら設定条件がリセットされて初期設定となると、機器再使用時に再設定しなければならず面倒である。設定した条件を機器の使用者の操作により保存できるものもあるが、このようなタイプの機器であっても使用者の操作ミスで保存されない場合には、再設定を余儀なくされる。
本発明は、機器使用者の負担にならずに省電力化を図れて使い勝手の良いデジタル撮像機器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する、請求項1にかかるデジタル撮像機器は、撮像部より得られる画像信号から画像データを生成する信号処理部と、信号処理部で生成された画像データを表示することでファインダー機能を有する画像表示手段と、一定時間操作されなかった場合に電源をオフする自動電源切断手段と、自動電源切断手段を有効または無効に設定する設定手段と、画像表示手段をオン/オフする表示操作手段と、表示操作手段で画像表示手段がオフ状態とされているときに、自動電源切断手段が無効設定されていても自動電源切断手段の設定を有効へと切換え、その状態で所定時間操作がない場合に電源をオフする制御手段を有することを特徴としている。
【0005】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のデジタル撮像機器において、時間計測用の計測手段を有し、制御手段は、設定手段の状態を判断する第1判断部と、表示操作手段の操作状態を判断する第2判断部と、計測手段による計測結果に基づき機器に対する非操作時間を判断する第3判断部とを有し、第1判断部において無効設定と判断した場合に自動電源切断手段による自動切断を無効とし、第2判断部において画面表示手段がオフであると判断した場合に自動電源切断手段による自動切断を有効とし、第3判断部において所定時間操作なしと判断した場合に電源をオフするように制御することを特徴としている。
【0006】
請求項1、2記載の発明によると、画面表示手段をオフにしている場合には、自動電源切断手段による自動切断機能が無効に設定されていても、自動切断機能が有効となり、その状態で一定時間操作が無いと電源がオフされる。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のデジタル撮像機器において、機器使用者に警告を伝える警告手段を有し、制御手段が、画像表示手段がオフ状態で、自動電源切断手段により電源がオフされる場合に、電源オフ時よりも所定時間前に警告手段を駆動制御して警告情報を出力させることを特徴としている。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のデジタル撮像機器において、時間計測用の計測手段を有し、制御手段は、設定手段の状態を判断する第1判断部と、表示操作手段の操作状態を判断する第2判断部と、計測手段による計測結果に基づき機器に対する非操作時間を判断する第3判断部と、計測手段による計測結果に基づき第3判断部による非操作時間よりも前の所定時間を判断する第4判断部とを有し、第1判断部において無効設定と判断した場合に自動電源切断手段による自動切断を無効とし、第2判断部において画面表示手段がオフであると判断した場合に自動電源切断手段による自動切断を有効とし、第4判断部で所定時間経過と判断した場合に警告手段を駆動制御し、第3判断部において所定時間操作なしと判断した場合に電源をオフすることを特徴としている。
【0009】
請求項3、4記載の発明によると、画面表示手段をオフにしている状態で、自動電源切断手段により電源がオフされる場合、実際に電源オフがされるよりも所定時間だけ前に警告手段から警告情報が出力される。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1記載のデジタル撮像機器において、機器の設定状態を記憶する記憶手段を有し、制御手段は、画像表示手段がオフ状態で、自動電源切断手段により電源がオフされる前に、機器の設定状態を記憶手段に記憶すると共に、電源オフ後、機器に対する所定の操作に応答して電源をオンし、記憶手段に記憶した電源オフ前の設定状態を読み出して機器をその状態に復帰させることを特徴としている。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のデジタル撮像機器において、時間計測用の計測手段を有し、制御手段は、設定手段の状態を判断する第1判断部と、表示操作手段の操作状態を判断する第2判断部と、計測手段による計測結果に基づき機器に対する非操作時間を判断する第3判断部と、第3判断部での判断後における機器に対する操作の有無を判断する第4判断部とを有し、第1判断部において無効設定と判断した場合に自動電源切断手段による自動切断を無効とし、第2判断部において画面表示手段がオフであると判断した場合に自動電源切断手段による自動切断を有効とし、第3判断部において所定時間操作なしと判断した場合に記憶手段に機器の設定情報を記憶して電源をオフし、第4判断部において機器への所定操作ありと判断すると、電源をオン状態とすると共に記憶手段に保存した機器の設定データを読み出し、機器の設定を電源オフ前の状態に復帰することを特徴としている。
【0012】
請求項5、6記載の発明によると、画面表示手段をオフにしている状態で、自動電源切断手段による自動電源切断機能により電源がオフされる前に、記憶手段に現在の機器の設定内容が保存され、電源オフ後に、所定の操作が機器に行われると、これに応答して電源がオンし、記憶手段に記憶した設定内容が読み出され、電源オフ直前の状態に機器が復帰される。
【0013】
本発明としては、請求項1ないし6の何れか1つに記載のデジタル撮像機器において、前記被写体が写し出される光学ファインダーと、前記信号処理部で生成された画像データを記録する記憶媒体を接続するための記憶媒体インターフェイスと、動作信号を出力して撮影を指示する撮影指示入力手段とを有する態様であっても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用されたデジタル撮像機器の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、デジタル撮像機器としてのデジタルカメラを記す。このデジタルカメラは、動作信号を出力して撮影を指示する撮影指示入力手段としてのシャッタスイッチ10が、カメラ本体30に、カメラ本体30の外側から操作可能に設けられている。カメラ本体30には、画像表示手段としての液晶ディスプレイ(以下「LCD」と記す)11、図示しないレンズからの被写体画像が表示される光学ファインダー12、デジタルカメラの各種設定を行う際に用いられ、操作されることで操作信号を出力する操作スイッチ13、デジタルカメラの電源8をオン/オフするメインスイッチ14、図2に示す自動電源切断手段9を有効または無効に設定する設定手段としての設定スイッチ15、LCD11をオン(表示)/(非表示)オフする表示操作手段としての表示スイッチ16が、カメラ本体30の外側から操作可能にそれぞれ設けられている。
【0015】
自動電源切断手段9は、設定スイッチ15の操作により有効モードが選択されると、電源8からの電流供給をメインスイッチ14とは個別に制御して自動的に電源8を切断し、設定スイッチ15の操作により無効モードが選択されると、自動的に電源8を切断せずに、メインスイッチ14の操作のみで電源8を切断可能とするものである。
【0016】
LCD11は、図2に示す信号処理部2で生成された画像データを、オン状態時において逐次表示するファインダー機能を備えている。LCD11は、カメラ本体30に固定した形態であってもよいし、カメラ本体30に対してヒンジ機構を介して可動自在に取り付けた形態であっても良い。カメラ本体30の一側面には、記録媒体6をカメラ本体30に装着するための挿入口となる開閉可能な蓋を有するスロット31が形成されている。
【0017】
記録媒体6としては、周知のフラッシュメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)、マイクロドライブ、CD-R、CD−RW等の磁気や光による記録再生可能な記憶媒体が挙げられる。
【0018】
図2は、デジタルカメラの機能構成を示すものである。本発明に係るデジタルカメラは、図2に示すように、被写体を撮影して画像信号を生成するCCD等の撮像部1、画像信号から画像データを生成する信号処理部2、信号処理部2で生成された画像データを記録する記憶媒体6を接続するための記憶媒体インターフェイス(以下「記録媒体I/F」と記す)3及び制御手段としてのCPU4が、カメラ本体30内に配設されている。
【0019】
CPU4には、信号処理部2、記録媒体I/F3、メモリ5、計測手段としてのタイマ7及び電源8がそれぞれ信号線によって接続されている。本形態において、電源8には乾電池や充電池が用いられる。CPU4には、シャッタボタン10、操作スイッチ13、メインスイッチ14、設定スイッチ15、及び表示スイッチ16がそれぞれ図示しない信号線で接続されている。
【0020】
このような構成において、図示しないカメラ使用者により、LCD11の表示画像を見ながら被写体の構図を決めてシャッタボタン10を押下すると、CPU4が動作信号を受け取り、撮影の処理を開始する。処理が開始されると被写体は撮像部1で電気信号に変換されたあとに信号処理部2で画像データに変換され、記録媒体I/F3を介して記録媒体6にファイルとして記録される。この記録された画像データは、操作スイッチ13を操作することでLCD11上に表示したり、適宜プリンター等に送られて、画像として出力される。
【0021】
次に第1の実施形態での電源管理について図3に示すフローチャートに沿って説明する。
第1判断部となるステップA1では設定スイッチ15の状態を判断する。ここで設定スイッチ15により自動電源切断手段9を無効とするモードが選択されている場合にはステップA3に進み、設定スイッチ15で自動電源切断手段9を無効とするモードが選択されていなければ、自動電源切断手段9を有効とするモードが選択されているものとしてステップA2に進む。ステップA2では、自動電源切断手段9を有効に設定し、ステップA6に進んでタイマ7によるカウントを開始してステップA7に進む。ステップA7では、例えばシャッタボタン10の操作により発生する動作信号や操作スイッチ13の操作により発生する操作信号の有無を判断し、ステップA8で経過時間を判断することで、カメラに対する非操作時間を判断する。
【0022】
ステップA7でシャッタボタン10や操作スイッチ13からの信号が出力されると、操作ありとしてステップA9に進み、タイマ7をリセットしてステップA6に戻り、タイマカウントを再度開始する。ステップA7でシャッタボタン10や操作スイッチ13からの信号が出力されないと操作なしと判断し、ステップA8に進んでタイマ7の計測時間Tと予め設定された所定時間T1とから経過時間が判断される。この結果、計測時間Tが所定時間T1に達していなければステップA7に戻り、計測時間Tが所定時間T1に達するとステップA10に進む。ステップA10では、タイマ7をリセットし、ステップA11において電源8をオフしてこの制御を終了する。
【0023】
ステップA1で無効モードが選択されている場合には、ステップA3に進んで自動電源切断手段9を無効に設定し、第2判断部となるステップA4に進む。ステップA4では、表示操作スイッチ16の操作状態を判断し、表示操作スイッチ16がオフでなければ、すなわち、LCD11を使用する場合には、電源制御の必要はないので、この制御を終了する。ステップA4において、表示操作スイッチ16がオフであると、ステップA5に進んで自動電源切断手段9を有効に設定し、ステップA6においてタイマ7によるカウントを開始して第3判断部としてのステップA7、A8に進む。
【0024】
ステップA7でシャッタボタン10や操作スイッチ13からの信号が出力されると、操作ありとしてステップA9に進み、タイマ7をリセットしてステップA6に戻り、タイマカウントを再度開始する。ステップA7でシャッタボタン10や操作スイッチ13からの信号が出力されないと、操作なしと判断し、ステップA8に進んでタイマ7の計測時間Tと予め設定された所定時間T1とから経過時間が判断される。この結果、計測時間Tが所定時間T1に達していなければステップA7に戻り、計測時間Tが所定時間T1に達するとステップA10に進む。ステップA10では、タイマ7をリセットし、ステップA11において電源8をオフしてこの制御を終了する。
【0025】
このように、LCD11がオフの場合には、自動電源切断手段9が無効状態とされていても有効状態に自動的に切り替えられ、この状態が所定時間継続すると、電源をオフして電源8からの通電を停止する。このため、カメラ使用者がLCD11を使用しない撮影モード時において自動電源切断モードが設定されている場合でも、電源8を確実にオフでき、メインスイッチ13の入れっぱなしによる電池の消耗を抑えることができる。カメラ使用者は図1の光学ファインダー12により構図を決めて撮影を行うこともでき、この場合、操作スイッチ13によりデジタルカメラの設定を変えてLCD11の電源8をオフにすることで消費電力を抑えることができる。
【0026】
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係るデジタルカメラの概観は、図1と同様であるのでその説明は省略する。図4は、第2の実施形態にかかるデジタルカメラの機能構成を示すものである。図4に示すように、制御手段を構成するCPU40には、撮像部1、信号処理部2、記録媒体I/F3、メモリ5、タイマ7、シャッタボタン10、操作スイッチ13、メインスイッチ14、設定スイッチ15、表示スイッチ16及び警告手段として発音手段20がそれぞれ図示しない信号線で接続されている。警告手段としては発音手段20に限定されるものではなく、LED等のような発光手段や可動体を振動させる振動発生手段であっても良い。
【0027】
第2の実施形態の構成において、図示しないカメラ使用者により、LCD11の表示画像を見ながら被写体の構図を決めてシャッタボタン10を押下すると、CPU40が動作信号を受け取り、撮影の処理を開始する。処理が開始されると被写体は撮像部1で電気信号に変換されたあとに信号処理部2で画像データに変換され、記録媒体I/F3を介して記録媒体6にファイルとして記録される。この記録された画像データは、操作スイッチ13を操作することでLCD11上に表示したり、適宜プリンター等に送られて、画像として出力される。
【0028】
第2の実施形態での電源管理について図5に示すフローチャートに沿って説明する。
第1判断部となるステップB1では設定スイッチ15の状態を判断する。ここで設定スイッチ15により自動電源切断手段9を無効とするモードが選択されている場合にはステップB7に進み、設定スイッチ15で自動電源切断手段9を無効とするモードが選択されていなければ、自動電源切断手段9を有効とするモードが選択されているものとしてステップB2に進む。ステップB2では、自動電源切断手段9を有効に設定し、ステップB3に進んでタイマ7によるカウントを開始してステップB4に進む。ステップB4では、例えばシャッタボタン10の操作により発生する動作信号や操作スイッチ13の操作により発生する操作信号の有無を判断し、ステップB6で経過時間を判断することで、カメラに対する非操作時間を判断する。
【0029】
ステップB4でシャッタボタン10や操作スイッチ13からの信号が出力されると、操作ありとしてステップB5に進み、タイマ7をリセットしてステップB3に戻り、タイマカウントを再度開始する。ステップB4でシャッタボタン10や操作スイッチ13からの信号が出力されないと操作なしと判断し、ステップB6に進んでタイマ7の計測時間Tと予め設定された所定時間T1とから経過時間が判断される。この結果、計測時間Tが所定時間T1に達していなければステップB4に戻り、計測時間Tが所定時間T1に達するとステップB16に進む。ステップB16では、タイマ7をリセットし、ステップB17において電源8をオフしてこの制御を終了する。
【0030】
ステップB1で無効モードが選択されている場合には、ステップB7に進んで自動電源切断手段9を無効に設定し、第2判断部となるステップB8に進む。ステップB8では、表示操作スイッチ16の操作状態を判断し、表示操作スイッチ16がオフでなければ、すなわち、LCD11を使用する場合には、電源制御の必要はないので、この制御を終了する。ステップB8において、表示操作スイッチ16がオフであると、ステップB9に進み自動電源切断手段9を有効に設定し、ステップB10においてタイマ7によるカウントを開始して第4判断部となるステップB11に進む。
【0031】
ステップB11では計測時間Tと予め設定されている警告時間T2とを比較し、計測時間Tが警告時間T2を超えると、所定時間経過したものとしてステップB12に進んで発音手段20を駆動して警告音であるブザー音を発生させてステップB13に進む。
【0032】
ステップB13では、シャッタボタン10や操作スイッチ13の操作により発生する信号の有無を判断し、信号出力がある場合には操作ありとしてステップB14に進み、タイマ7をリセットしてステップB10に戻り、タイマカウントを再度開始する。ステップB13でシャッタボタン10や操作スイッチ13からの信号が出力されないと操作なしと判断し、ステップB15に進んでタイマ7の計測時間Tと予め設定された所定時間T1とから経過時間が判断される。
【0033】
所定時間T1と警告時間T2との関係は、所定時間T1>警告時間T2とされている。計測時間Tが、所定時間T1に達していなければステップB13に戻り、計測時間Tが所定時間T1に達するとステップB16に進む。ステップB16では、タイマ7をリセットし、ステップB17において電源8をオフしてこの制御を終了する。
【0034】
このように、LCD11がオフの場合には、自動電源切断手段9が無効状態とされていても有効状態に自動的に切り替えられ、この状態が所定時間継続すると電源8をオフして通電を停止する。このため、カメラ使用者がLCD11を使用しない撮影モード時において自動電源切断モードが設定されている場合でも、電源8を確実にオフでき、メインスイッチ13の入れっぱなしによる電池の消耗を抑えることができる。カメラ使用者は、図1の光学ファインダー12により構図を決めて撮影を行うこともでき、この場合、操作スイッチ13によりデジタルカメラの設定を変えてLCD11の電源8をオフにすることで消費電力を抑えることができる。また、電源8がオンされる前に警告情報となるブザー音が鳴るので、カメラ使用者は、電源8が自動的に切られることを自動電源切断前に事前に知ることができる。
【0035】
例えば所定時間T1を1分とし、警告時間T2を30秒とすることで、電源8が自動的にオフされる30秒前に警告情報をカメラ使用者に知らせることができる。
【0036】
(第3の実施形態)
本形態は、電源8がオフされる前に、カメラに設定されている設定内容を記憶し、電源8の再投入後に、記憶した設定内容を呼び出してカメラ設定を復帰させるものである。第3の実施形態に係るデジタルカメラの概観は、図1と同様であるのでその説明は省略する。カメラの機能構成に関しては、図2の構成と同一なものとし、図2を用いて説明する。
【0037】
第3の実施形態での電源管理について図6,図7に示すフローチャートに沿って説明する。
第1判断部となるステップC1では設定スイッチ15の状態を判断する。ここで設定スイッチ15により自動電源切断手段9を無効とするモードが選択されている場合にはステップC9に進み、設定スイッチ15で自動電源切断手段9を無効とするモードが選択されていなければ、自動電源切断手段9を有効とするモードが選択されているものとしてステップC2に進む。ステップC2では、自動電源切断手段9を有効に設定し、ステップC3に進んでタイマ7によるカウントを開始してステップC4に進む。ステップC4では、例えばシャッタボタン10の操作により発生する動作信号や操作スイッチ13の操作により発生する操作信号の有無を判断し、ステップC6で経過時間を判断することで、カメラに対する非操作時間を判断する。
【0038】
ステップC4でシャッタボタン10や操作スイッチ13からの信号が出力されると、操作ありとしてステップC5に進み、タイマ7をリセットしてステップC3に戻り、タイマカウントを再度開始する。ステップC4でシャッタボタン10や操作スイッチ13からの信号が出力されないと操作なしと判断し、ステップC6に進んでタイマ7の計測時間Tと予め設定された所定時間T1とから経過時間が判断される。この結果、計測時間Tが所定時間T1に達していなければステップC4に戻り、計測時間Tが所定時間T1に達するとステップC7に進む。ステップC7ではタイマ7をリセットし、ステップC8において電源8をオフしてこの制御を終了する。
【0039】
ステップC1で無効モードが選択されている場合には、ステップC9に進んで自動電源切断手段9を無効に設定し、第2判断部となるステップC10に進む。ステップC10では、表示操作スイッチ16の操作状態を判断し、表示操作スイッチ16がオフでなければ、すなわち、LCD11を使用する場合には、電源制御の必要はないので、この制御を終了する。ステップC10において、表示操作スイッチ16がオフであると、ステップC11に進み自動電源切断手段9を有効に設定し、ステップC12においてタイマ7によるカウントを開始して第3判断部となるステップC14,C15に進む。
【0040】
ステップC14では、シャッタボタン10や操作スイッチ13の操作により発生する信号の有無を判断し、信号出力がある場合には操作ありとしてステップC13に進み、タイマ7をリセットしてステップC12に戻り、タイマカウントを再度開始する。ステップC14でシャッタボタン10や操作スイッチ13からの信号が出力されないと操作なしと判断し、ステップC15に進んでタイマ7の計測時間Tと予め設定された所定時間T1とから経過時間が判断される。計測時間Tが所定時間T1に達していなければステップC14に戻り、計測時間Tが所定時間T1に達するとステップC16に進む。ステップC16では、タイマ7をリセットし、ステップC17において現在のカメラの設定を、記憶手段を構成するメモリ5に記憶保存して図7のステップC18に進み、電源8をオフにする。
【0041】
ステップC18での電源8のオフ後、第4判断部としてのステップC19に進み、カメラに対する操作の有無を判断する。ここで、例えば操作スイッチ14や表示スイッチ16が操作されると、カメラへの所定操作ありと判断し、ステップC20に進んで電源8をオンし、ステップC21でメモリ5に保存した設定を呼び出してカメラを電源オフ前の状態に復帰させてこの制御を終了する。
【0042】
このように、LCD11がオフの場合には、自動電源切断手段9が無効状態とされていても有効状態に自動的に切り替えられ、この状態が所定時間継続すると電源8をオフして通電を停止する。このため、カメラ使用者がLCD11を使用しない撮影モード時において自動電源切断モードが設定されている場合でも、電源8を確実にオフでき、メインスイッチ13の入れっぱなしによる電池の消耗を抑えることができる。またカメラ使用者は、図1の光学ファインダー12により構図を決めて撮影を行うこともでき、この場合操作スイッチ13によりデジタルカメラの設定を変えてLCD11の電源8をオフにすることで消費電力を抑えることができる。また、カメラに設定された各種設定内容を、電源8が自動的にオフされる前に自動的にメモリ5に記憶するので、登録し忘れや操作ミスによる保存忘れを防止できる。また、自動的に電源8がオフされた後に、カメラに対して何らかの操作が実行されると、電源オフ前の状態がメモリ5から読み出されて、読み出したデータを再設定して電源オフ前の状態に復帰させるので、改めて各種設定をする必要がなくなり、操作性が向上する。
【0043】
本発明に係るデジタルカメラは、LCD11を利用しないで光学ファインダー12を用いる光学モード、LCD11を用いるワイドビューモード、自動電源切断手段9を機能させる節電モード、自動電源切断手段9による自動電源オフ機能やLCD11をも利用しない場合に電源8を自動的にオフするセーフティモード、セーフティモードの電源オフの前に警告を発する警告セーフティモード、セーフティモードの電源オフの前にカメラの各種設定を記憶し、再操作後に電源8を再投入して、電源オフ前の状態にカメラを自動的に復帰させるサスペンドモードの複数の撮影モードを備えており、カメラ使用者が適宜書房の撮影モードを選択設定することで、各モードを実行することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、画像表示手段をオフにしている場合には、自動電源切断手段が無効に設定されていても自動電源切断手段が自動的に有効となり、その状態で所定時間カメラに操作が無い場合には電源がオフされるので、使用者が画像表示手段をオフしていることでデジタルカメラの電源がオンになっていることに気がつかない場合でも自動電源切断手段により電源がオフされるので、電池切れによる撮影ができないといった不具合を防止できると共に、カメラの無駄なエネルギー消費も防止することができる。
【0045】
本発明によれば、画像表示手段をオフにしていて自動電源切断手段で電源がオフされる場合、実際に電源がオフされるより前に警告情報が発生音を鳴らすようにしているので、カメラ使用者が引き続きデジタルカメラを使用しようと思っている時は何らかの操作を行って電源をオフしないようにすることができる。
【0046】
本発明によれば、画像表示手段をオフにしている状態で、自動電源切断手段により電源がオフされた後、所定の操作に応答して電源がオンになり、このとき電源がオフされる直前の状態が自動的に復元されるので、カメラ使用者の操作ミスや、意図しない電源がオフになってしまった場合でも、使用者は再設定の煩わしさが無く前の状態で撮影を続けることができ、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すデジタルカメラの概観構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1、第3の実施の形態におけるカメラの機能を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態における電源管理の一処理例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるカメラの機能を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態における電源管理の一処理例を示すフローチャートである。
【図6】第3の実施の形態における電源管理の一処理例を示すフローチャートである。
【図7】図6の端子▲1▼,▲2▼,▲3▼につながるフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮像部
2 信号処理部
4,40 制御手段
5 記憶手段
7 測手段
8 電源
9 自動電源切断手段
11 画像表示手段
15 設定手段
16 表示操作手段
20 警告手段
Claims (6)
- 撮像部より得られる画像信号から画像データを生成する信号処理部と、前記信号処理部で生成された画像データを表示することでファインダー機能を有する画像表示手段と、一定時間操作されなかった場合に電源をオフする自動電源切断手段と、前記自動電源切断手段を有効または無効に設定する設定手段と、前記画像表示手段をオン/オフする表示操作手段とを有するデジタル撮像機器において、
前記表示操作手段で前記画像表示手段がオフ状態とされているときに、前記自動電源切断手段が無効設定されていても、前記自動電源切断手段の設定を有効へと切換え、その状態で所定時間操作がない場合に前記電源をオフする制御手段を有することを特徴とするデジタル撮像機器。 - 請求項1記載のデジタル撮像機器において、
時間計測用の計測手段を有し、
前記制御手段は、前記設定手段の状態を判断する第1判断部と、前記表示操作手段の操作状態を判断する第2判断部と、前記計測手段による計測結果に基づき機器に対する非操作時間を判断する第3判断部とを有し、
第1判断部で無効と判断した場合に前記自動電源切断手段による自動切断を無効とし、第2判断部で画面表示手段がオフであると判断した場合に前記自動電源切断手段による自動切断を有効とし、第3判断部で所定時間操作なしと判断した場合に前記電源をオフするように制御することを特徴とするデジタル撮像機器。 - 請求項1記載のデジタル撮像機器において、
機器の使用者に警告を伝える警告手段を有し、
前記制御手段は、前記画像表示手段がオフ状態で、前記自動電源切断手段により電源がオフされる場合、電源オフ時よりも所定時間前に前記警告手段を駆動制御して警告情報を出力させることを特徴とするデジタル撮像機器。 - 請求項3記載のデジタル撮像機器において、
時間計測用の計測手段を有し、
前記制御手段は、前記設定手段の状態を判断する第1判断部と、前記表示操作手段の操作状態を判断する第2判断部と、前記計測手段による計測結果に基づき機器に対する非操作時間を判断する第3判断部と、前記計測手段による計測結果に基づき第3判断部による非操作時間よりも前の所定時間を判断する第4判断部とを有し、
第1判断部で無効と判断した場合に前記自動電源切断手段による自動切断を無効とし、第2判断部で前記画面表示手段がオフであると判断した場合に前記自動電源切断手段による自動切断を有効とし、第4判断部で所定時間経過と判断した場合に前記警告手段を駆動制御し、第3判断部において所定時間操作なしと判断した場合に前記電源をオフすることを特徴とするデジタル撮像機器。 - 請求項1記載のデジタル撮像機器において、
機器の設定状態を記憶する記憶手段を有し、
前記制御手段は、前記画像表示手段がオフ状態で、前記自動電源切断手段により電源がオフされる前に、機器の設定状態を前記記憶手段に記憶すると共に、電源オフ後、機器に対する所定の操作に応答して電源をオンし、前記記憶手段に記憶した電源オフ前の設定状態を読み出して機器をその状態に復帰させることを特徴とするデジタル撮像機器。 - 請求項5記載のデジタル撮像機器において、
時間計測用の計測手段を有し、
前記制御手段は、前記設定手段の状態を判断する第1判断部と、前記表示操作手段の操作状態を判断する第2判断部と、前記計測手段による計測結果に基づき機器に対する非操作時間を判断する第3判断部と、第3判断部での判断後における機器に対する操作の有無を判断する第4判断部とを有し、
第1判断部で無効設定と判断した場合に前記自動電源切断手段による自動切断を無効とし、第2判断部で画面表示手段がオフであると判断した場合に前記自動電源切断手段による自動切断を有効とし、第3判断部で所定時間操作なしと判断した場合に前記記憶手段に機器の設定情報を記憶して前記電源をオフし、第4判断部で機器への所定操作ありと判断した場合、前記電源をオン状態とすると共に、前記記憶手段に保存した機器の設定データを読み出して機器設定を電源オフ前の状態に復帰することを特徴とするデジタル撮像機器。
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