JP4678846B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ等の撮像装置に関し、特に撮像素子における撮像面のゴミを除去する技術に関するものである。
デジタルカメラは、CCD等の撮像素子により被写体像を光電変換して得られた画像データをCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カードやハードディスク装置等の外部記憶装置に記録する。外部記憶装置は何度でも書込み、消去が可能であるので、消耗品に掛かる経費が少なくて済み大変便利である。
しかしながら、従来のデジタルカメラにあっては、撮像素子の結像面近傍(例えば、撮像素子の前面に配置されたカバーガラス(以下、撮像面という。))に被写体とは無関係なゴミ、ホコリ、塵等(以下、「ゴミ」と総称する。)の異物が存在すると、これも併せて写り込んでしまうという問題がある。
このように撮像素子の撮像面に1度ゴミが付着すると、その状態で撮影された多くの画像に同様のゴミが写り込んでしまう。従って、撮影者は撮像素子上のゴミの付着には常に注意を払っている必要があり、ゴミの清掃に多くの労力を費やしていた。
更に、一眼レフタイプのレンズ交換式デジタルカメラでは、レンズユニットの着脱によるゴミの侵入や、撮像素子の直前にフォーカルプレーンシャッターを配置している影響で特に撮像素子の撮像面上にゴミが付着し易い。
以上述べたように、デジタルカメラでは撮像素子の撮像面上に付着したゴミの確認や清掃が大きな課題となっている。
上記課題を解決するための技術として、特許文献1には、撮像ユニットの受光面を清掃するためのクリーニングモードを設けたレンズ交換式電子カメラが開示されている。ユーザは、撮像ユニットの受光面上のゴミ等を除去する清掃作業を行う場合には、クリーニングモードを選択し、レリーズボタンを押す。これにより、メインミラーを撮影光路から退避させると共に、シャッターユニットの先幕シャッターのみを走行させて全開状態とし、受光面を露出させる(クリーニング状態)。ユーザは、このクリーニング状態においてブロア等を用いて撮像ユニットの受光面を清掃することができる。また、清掃が終了したらレリーズボタンを再度押すことによりクリーニング状態を解除する。
また、特許文献2には、レンズ交換式デジタルカメラのレンズマウントに清掃装置を装着し、そのノズルから空気を吹き出して撮像素子の撮像面近傍に付着しているゴミを吹き飛ばす技術が開示されている。清掃装置はレンズマウントに装着されて起動スイッチがオンされると、カメラが清掃装置装着による清掃状態であるか判定し、清掃装置装着による清掃状態の場合、ノズルを繰り出して光学ローパスフィルタの近傍までノズルを延ばす。そして、このノズルから空気を吹き出して光学ローパスフィルタの表面に付着しているゴミを吹き飛ばす。
更に、特許文献3には、撮像素子へのゴミの付着を防止するため、撮像素子の前面に振動可能な光透過部材を配置し、この光透過部材を圧電素子により振動させてゴミの付着を抑制する撮像装置が提案されている。
特開2004−32189号公報 特開2004−326095号公報 特開2005−20078号公報
しかしながら、上述したようにカメラをクリーニング状態にして空気を吹き付けるだけでは、撮像素子の前面に配置された光学部材等に付着したゴミが取れない場合がある。
また、カメラ内で自動的に行われる処理のみでは充分にゴミが除去された状態を維持できない場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮像素子の撮像面の清掃作業をユーザの意思に従って効率的に行うことができる撮像装置およびその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決し、目的と達成するために、本発明の撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子の前面に配置された光学部材と、前記光学部材を振動させるための振動手段とを有する撮像装置であって、前記撮像装置がクリーニング状態となるときに、ユーザが手動で前記光学部材のクリーニングを行えるよう前記光学部材を露出させるように制御するとともに、前記撮像装置が前記クリーニング状態となっている間に、第1の操作部材が操作されると、前記光学部材を露出させたままの状態で前記振動手段によって前記光学部材を振動させるように制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの意思により任意のタイミングで、ゴミ除去のための振動動作を実行させることができるので、他の清掃作業との相乗効果を得たり、特定のシャッターチャンスに備えてカメラを最良の状態にコントロールすることができる。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態として適用したレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ(以下、カメラと略称する。)について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態のカメラにおいて、撮像素子に防塵のための更なる構成を追加してもよい。
また、本発明は、後述する実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体(または記録媒体)をカメラに供給することによっても達成されることは言うまでもない。この場合、カメラのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することになる。
[第1の実施の形態]
図1は本発明に係る第1の実施の形態のカメラの背面図(a)及び上面図(b)である。図2は本発明に係る第1の実施の形態のカメラの断面図である。
図1に示すように、100はカメラ本体、200は撮影レンズである。111はファインダ観察用の接眼窓である。112はカメラの各種設定操作に用いるセット釦である。114はレリーズボタンである。115は他の操作ボタンと併用され、カメラに数値を入力したり、撮影モードを切り替えたりするための信号入力用のメイン電子ダイアルである。116はメイン電子ダイアル115と同様の機能を備えた、カメラの撮影条件等を選択するためのサブ電子ダイアルであり、LCDモニタ120の表示及びセット釦112を併用してカメラの各種設定操作を行う。117は撮影モード選択ボタン等の撮影系の操作に使用する釦スイッチ類である。118はカメラの全ての動作を禁止するメインスイッチである。120は撮影された画像を表示するLCD(液晶表示器)モニタである。121はLCDモニタ120にカメラの各種モードを選択するためのメニューボタンである。各種モードを選択する時には、このメニューボタン121を押してLCDモニタ120にメニュー画面を表示させた状態で、サブ電子ダイアル116を回転して所望のモードを選択する。そして、所望のモードを選択しセット釦112を押すことで選択が完了する。なお、上記メニューボタン121、サブ電子ダイアル116及びセット釦112は、後述するクリーニング状態に切り替える際のアイコンの選択にも使用される。122は撮影した画像をLCDモニタ120に表示するための再生釦、123は再生した画像を消去するための消去釦である。409は撮影条件等を表示する外部表示機能を備えた液晶表示器からなる外部表示装置である。
図2に示すように、撮影レンズ200は、カメラ本体100に対して本体マウント202を介して着脱可能に構成される。201は撮影光軸、203はクイックリターンミラーである。クイックリターンミラー203は、上記撮影光軸201の撮影光路内に傾斜して配設されていて、撮影レンズ200からの被写体光をファインダ光学系に導く位置(斜設位置)と撮影光路外に退避する位置(退避位置)との間で移動可能である。図2はクイックリターンミラー203が斜設位置にある状態を示している。
204はピント板で、ファインダ光学系に導かれる被写体光を結像する。206はペンタゴナルダハプリズムで、ピント板204を通った被写体光をファインダ観察用の接眼レンズ208及び測光センサ207に導く。また、111はファインダ観察用の接眼窓である。
209,210はシャッターを構成する後幕と先幕で、これら後幕209,先幕210の開放によって、後方に配置されている撮像素子212に必要な露光を与える。撮像素子212の前面にはカバーガラス205が配置されている。カバーガラス205は圧電素子等の振動素子215と接続されている。
カバーガラス205は撮像素子212の前面にて振動可能な光学部材を構成している。カバーガラス205は振動素子215を駆動することにより撮像素子212の前面にて振動され、そのガラス表面に付着したゴミを除去できるように構成されている。
撮像素子212に蓄積された電気信号は、図3で後述する画像処理回路403において画像データにされてメモリーカード216に送られる。
また、クリーニング状態時は、クイックリターンミラー203を退避位置に駆動し(ミラーアップ)、先幕210を開放して、後幕209を保持(走行させない)するように制御する。これにより、カバーガラス205が露出しレンズマウント202側からカバーガラス205上のゴミを除去することができるようになる。
211はプリント基板で、撮像素子212が保持されていると共に、加振制御回路等が実装されている。撮像素子212が保持されているプリント基板211の外側の面にはLCDモニタ120及びバックライト照明装置214が配置されている。216は画像データを記録するCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等のメモリーカードであり、217は電池である。メモリーカード216及び電池217は着脱可能である。
図3は本発明に係る第1の実施の形態のカメラの電気的な構成を示すブロック図である。
図3において、401はプリント基板で、カメラの動作の全てを制御するマイクロコンピュータ402が搭載されている。また、プリント基板401には、撮像素子212に蓄積された電気信号から画像データを生成したり、撮影した画像をLCDモニタ120に表示するための信号処理をしたりする画像処理回路403等が搭載されている。
405はスイッチ1で、レリーズボタンの半押し状態でON(オン)するスイッチであり、このスイッチ1がONするとカメラは撮影準備状態になる。406はスイッチ2で、レリーズボタンが最後まで押された状態でON(オン)するスイッチであり、このスイッチ2がONするとカメラは撮影動作を開始する。
407はレンズ制御回路で、図2で示した撮影レンズ200との通信及びAF(オートフォーカス)時の撮影レンズ200の駆動や絞り羽根の駆動の制御を受け持っている。
408は外部表示制御回路で、外部表示装置409やファインダ内の表示装置(不図示)の制御を行う。410はスイッチセンス回路で、カメラ内に設けられたメイン電子ダイアル115やサブ電子ダイアル116を含む多数のスイッチ類の信号をマイクロコンピュータ402に伝達する。
413は測距回路で、AF(オートフォーカス)のための被写体に対するデフォーカス量を検出する機能を有する。414は測光回路で、図2に示した測光センサ207の信号から被写体の輝度を測定する機能を有する。415はシャッター及びミラーの駆動制御を行う駆動系制御回路で、シャッターを適宜開放して撮像素子212に対して適正な露光を行い、ミラーアップ/ミラーダウンの制御駆動を行う。
圧電素子等の振動素子215は加振制御回路420で駆動され、図2に示したカバーガラス205を振動させ、そのガラス表面に付着していたゴミを除去できるように構成されている。この圧電素子等の振動素子215及び加振制御回路420により振動手段が構成されている。
421は電池217の電圧をカメラを構成する各回路ユニットが必要とする電圧に変換して供給する電源回路である。
図4は、本発明に係る第1の実施の形態のカメラの動作を示すメインルーチンのフローチャートである。なお、以下の処理は、マイクロコンピュータ402により実行される。
図4において、S401では、図1に示したメインスイッチ118がONしたか否かを判断する。ここでメインスイッチ118がオフの状態であれば、そのまま何もせずスタートに戻ってS401に進む。つまり、電池が入っていてもメインスイッチがオフの位置であれば、S401からスタートの間のループを繰り返して待機していることになる。一方、メインスイッチ118がONであれば、S402に進み、カメラの各操作スイッチがONしたか否かを判断する。そして、いずれの操作スイッチも操作されていない時は、スタートに戻ってS401に進む。
S402でいずれかの操作スイッチがONされたならばS403に進み、ONされた操作スイッチに対応した処理を図3に示したマイクロコンピュータ402により行う。ここでの処理は、例えば、カメラの各操作部材を操作して、撮影モードを変更したり、撮影済の画像を読み出したり、クリーニング状態を設定したりする処理である。S403の処理を実行した結果、S404ではクリーニング状態が設定されたか否かを判断する。S404でクリーニング状態が設定されていたらS405に進み、図5で後述するクリーニングルーチンを実行する。一方、S404でクリーニング状態が設定されていなければ、S406へ進み、スイッチ1がONしたか否かを判断する。スイッチ1(405)は図1に示したレリーズボタン114の半押し状態でONするスイッチであり、このスイッチ1がONするとカメラは撮影準備状態になる。そして、スイッチ1がONしていればS407に進み、スイッチ1がオフしていれば上記S401へ戻る。
S407では、測光回路414を駆動し測光(AE)動作を行う。更に、測距回路413を駆動し測距回路413からの測距情報に基づきレンズ制御回路407により撮影レンズ200を駆動し測距(AF)動作が行われる。
次にS408でスイッチ2(406)がONされたか否かを判断する。このスイッチ2がONされるとS409へ進み、カメラは撮影処理ルーチンを実行する。
S409では、先ず図2に示したクイックリターンミラー203を駆動して撮影光路外にクイックリターンミラー203を退避させる(ミラーアップ)。次に図2に示した撮像素子212による電荷の蓄積が開始され、撮像素子212の露光、即ち、図2に示したシャッター先幕210及びシャッター後幕209がそれぞれ走行する。そして、露光終了後、撮像素子212の電荷蓄積を終了し画像信号が読み出され、図3に示した画像処理回路403に内蔵されている内部メモリ(不図示)に一時的に記憶される。全ての画像信号の読出しが終了した後、被写体光をファインダ光学系に導く位置(斜設位置)にクイックリターンミラー203を駆動し(ミラーダウン)、一連の撮像動作が終了する。
なお、S408でスイッチ2(406)がオフしていればS406へ戻り、S406からS408の処理を繰り返す。
S410では、撮影された被写体の画像を図1に示したLCDモニタ120に表示する。
図5は、図4のS405におけるクリーニングルーチンのフローチャートである。なお、以下の処理は、マイクロコンピュータ402により実行される。
クリーニングルーチンは、具体的には、メニュー釦121が操作されるとLCDモニタ120にメニューが表示され、メニュー項目はサブ電子ダイアル116を操作することにより選択できる。サブ電子ダイアル116を回転させ“クリーニングモード”の項目をフォーカスした状態でセット釦112を押下することによりクリーニングルーチンを実行するクリーニング状態となる。
上記のようにクリーニング状態にセットされると、図5のS510でクリーニング状態を示す画面をLCDモニタ120に表示する。図6はクリーニング状態を示す画面を例示している。図6において、「キャンセル」と「OK]の各ボタン表示は、サブ電子ダイアル116を回転操作することによりフォーカス状態を切り替えることができる。なお、図6では「キャンセル」がフォーカスされた状態を示している。
図6の画面において「OK」がフォーカスされた状態でセット釦112を押下するとS511に進みクリーニング状態を開始する。一方、図6の画面において「キャンセル」がフォーカスされた状態でセット釦112を押下するとクリーニング状態を開始せずにクリーニングルーチンをリターンする。また、図6の画面には次の動作に対する説明が表示される。具体的には、ミラーアップしてクリーニング状態になった後にSET釦を押すとアクティブクリーニングを行うことができる(カバーガラスを振動させることができる)旨の説明が表示される。更に、清掃が終わったときにはメインスイッチをオフすることによりクリーニング状態を終了させることができる旨の説明が表示される。
S510でクリーニングモードを開始するとS511へ進む。S511では図2に示したクイックリターンミラー203のミラーアップ及びシャッター先幕210を駆動して先幕を走行させる。この時点でカメラは本体マウント202側から撮像素子212前面のカバーガラスが露出したクリーニング状態となる。ここで撮影レンズ200が装着されていれば、ユーザは撮影レンズ200を外して本体マウント202側から、ブロア等の清掃用の道具を使用して、撮像素子212の前面に配置されたカバーガラスのゴミや汚れを取り除くことになる。
ここまでの動作は従来のクリーニングモードと同様である。
本第1の実施の形態ではS511の後にS512に進み、加振スイッチの状態を判定する。加振スイッチは専用のスイッチを設けてもよいし、他の機能のスイッチ(釦)と兼用してもよい。他のスイッチとの兼用の場合は、クリーニング状態のときと通常の撮影や再生の動作のときとでスイッチの機能を異ならせ、クリーニング状態では通常の機能としては動作させないようにすればよい。ここではセット釦112を加振スイッチとして用いる。セット釦112が押されていれば加振スイッチONなのでS513に進む。
S513では図3に示した加振制御回路420を制御して振動素子215を駆動させる。振動素子215を駆動することにより振動素子215に接続されたカバーガラス205を振動させ、そのガラス表面に付着したゴミを除去できる。
カバーガラス205は、マウント側に露出しており、ユーザはブロア等の清掃用具を用いてカバーガラスの清掃を行うことができる。これにより、ユーザによる清掃作業とカバーガラス205の振動のいずれか一方のみを行っても除去できないゴミを取り除くことができる。
S514では加振スイッチ(セット釦112)がOFFであるかどうかの判定をする。加振スイッチがONの間はカバーガラス205を引き続き振動させる。カバーガラス205の振動は加振スイッチがONの間のみ行ってもよいし、加振スイッチが一瞬だけONされた場合であっても一定時間振動させるようにしてもよい。また、加振スイッチのON状態が長時間維持された場合でも所定時間でカバーガラスの振動を終了させるようにしてもよい。更には、OFFとするための別のボタンを設けておいて、ユーザがこのボタンを押し下げる動作をうけて、振動駆動を停止するようにしてもよい。
S514で加振スイッチのOFFを判定するとS515に進み、カバーガラス205の振動を終了する。
S512で加振スイッチがONされていない場合やS515でカバーガラス205の振動を終了した場合にはS516に進む。
S516では図1に示したメインスイッチ118がOFFであるかどうかを判定する。
ユーザは上記清掃作業が終了したらメインスイッチ118をオフすることでクリーニングモードを終了させることができる。メインスイッチ118がOFFされるまでS512〜S516を実行し、メインスイッチ118がOFFされるとS517に進み、シャッター後幕209を駆動して後幕を閉じ、クイックリターンミラー203をミラーダウンする。更に、次回の撮影動作のためにシャッターチャージ動作(シャッターを撮影前の状態に戻し、レリーズ可能な状態にする動作)を行い、一連の動作が終了する。
上記第1の実施の形態によれば、マイクロコンピュータ402がクリーニング状態において撮像素子212の前面に配置されたカバーガラス205を露出すると共に、カバーガラス205を振動素子215により振動させるように制御する。
これにより、ユーザがブロア等を用いてゴミの除去作業中にカバーガラス205を振動させるので、ゴミの排出がしやすくなる。
その結果、(1)カメラをクリーニング状態にしユーザがブロア等を使って手動で行うゴミの除去と(2)振動によるゴミの除去とを同時に実行し、上記(1)と(2)の相乗効果により個々の作業では除去できないゴミを除去できる。よって、撮像素子の受光面の清掃作業を効率良く行うことができる。
また、撮像素子の前面のカバーガラスを露出させた状態で清掃を行うためカメラ外部にゴミを排出することができる。
すなわち、カバーガラスを振動させただけではカバーガラス上で移動するだけで取りきれないゴミが残る事や、カバーガラス上から取れたゴミがカメラ内部に留まってしまい、再度カバーガラス上に付着するおそれがある。また、ユーザがブロア等で吹き飛ばすだけではカバーガラスに強く付着したゴミが取れない場合がある。このような場合でも、振動によりカバーガラス上のゴミの付着力を弱めた状態で、ユーザがブロア等で吹き飛ばせるので、ゴミを効率よくカメラ外部に排出することができる。
[第2の実施の形態]
本発明に係る第2の実施の形態では、図1乃至図3を用いて説明したカメラの構成については同等であるので説明を省略する。本発明に係る第2の実施の形態においては、図3で示した加振制御回路420を制御して振動素子215を駆動させる指示の仕方が異なる。
図7は、本実施の形態のカメラの動作を示すフローチャートである。なお、以下の処理において、図4と同じ動作を行うものについては、図4と同じ符号を用いることとし、その詳細な説明については省略する。
S401でメインスイッチがONであれば、S402で各操作スイッチのONおよびOFFを判断する。ONであれば、その操作スイッチに対応した処理をS403で実行する。OFFであればS401へ戻る。
次にS701に進み、セットボタン112が押し下げられているか否かを判断する。ここで、セットボタン112は、カバーガラス205を振動させるために、加振制御回路420を制御するためのトリガーボタンとしての機能を有するものである。
S701で、セットボタン112が押し下げられていると判断するとS702に進み、カバーガラス205の振動を開始する。具体的には、加振制御回路420を制御して振動素子215を駆動させることにより、カバーガラス205の振動を実現する。
S703では、カバーガラス205の振動中にスイッチ1(405)がONされたか否かを判断する。ONされたことを判断すると、S705に進み、カバーガラス205の振動を直ちに終了する。このような動作をすることにより、ユーザは咄嗟のシャッターチャンスにもいち早く対応することが可能となる。
S703でONでない、すなわちOFFのままであると判断すると、S705に進み、振動を開始してから所定時間が経過したか否かを判断する。ここで、所定時間とは、カバーガラス205に付着しているであろうゴミがおおよそ除去できると期待できる、予め設定されている振動時間である。所定時間が経過していなければ、振動を継続する。所定時間が経過していればS705に進み、カバーガラス205の振動を終了する。
S701でセットボタン112が押し下げられていない場合、または、S705でカバーガラス205の振動を終了した場合には、S405に進み、スイッチ1(405)がONされているか否かを判断する。OFFであればS401へ戻る。
S406でONであれば、S407へ進み、公知の測光(AE)、測距(AF)動作を行う。
続いてスイッチ2(406)が押し下げられているか否かをS408で判断し、OFFであると判断されるとS406へ戻り、ONであると判断されるとS409へ進み、撮像処理ルーチンが実行される。
そして、S410で撮像画像の表示が実行され、一連の撮像動作が終了する。
以上のように、撮影に先立つ任意のタイミングで、ユーザの意思によりカバーガラスを振動できるようにしたので、特定のシャッターチャンスの前に、特にゴミ除去を行っておきたいというユーザの要求に応えることが可能となる。また、本発明に係る第2の実施の形態によれば、ミラーアップやシャッター幕駆動といった動作を伴わないため、カメラの外部にゴミを排出することはあまり期待できないが、その分振動動作を迅速に実行できるので、シャッターチャンス前に素早く、少なくともカバーガラス上からは一定のゴミを除去することが期待できる。
なお、本発明に係る第2の実施の形態においては、セットボタン112をカバーガラス205を振動させるためのトリガーボタンとして利用したが、これに限られるものではなく、他のボタンや複数のボタンの組み合わせ等であっても良い。
本発明に係る第1の実施の形態のカメラの背面図(a)及び上面図(b)である。 本発明に係る第1の実施の形態のカメラの断面図である。 本発明に係る第1の実施の形態のカメラの電気的な構成を示すブロック図である。 本発明に係る第1の実施の形態のカメラの動作を示すメインルーチンのフローチャートである。 図4のS405におけるクリーニングルーチンのフローチャートである。 クリーニングモードを示す画面を例示する図である。 本発明に係る第2の実施の形態のカメラの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 カメラ本体
111 接眼窓
112 セット釦
114 レリーズ釦
115 メイン電子ダイアル
116 サブ電子ダイアル
117 撮影系スイッチ類
118 メインスイッチ
120 LCDモニタ
121 メニュー釦
122 再生釦
123 消去釦
200 撮影レンズ
201 撮影光軸
202 本体マウント
203 クイックリターンミラー
204 ピント板
205 カバーガラス
206 ペンタゴナルダハプリズム
207 測光センサ
208 接眼レンズ
209 シャッターの後幕
210 シャッターの先幕
211 プリント基板
212 撮像素子
214 バックライト照明装置
215 振動素子
216 メモリーカード
217 電池
401 プリント基板
402 マイクロコンピュータ
403 画像処理回路
405 スイッチ1
406 スイッチ2
407 レンズ制御回路
408 外部表示制御回路
409 外部表示装置
410 スイッチセンス回路
413 測距回路
414 測光回路
415 駆動系制御回路
420 加振制御回路
421 電源回路

Claims (3)

  1. 被写体像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子の前面に配置された光学部材と、前記光学部材を振動させるための振動手段とを有する撮像装置であって、
    前記撮像装置がクリーニング状態となるときに、ユーザが手動で前記光学部材のクリーニングを行えるよう前記光学部材を露出させるように制御するとともに、前記撮像装置が前記クリーニング状態となっている間に、第1の操作部材が操作されると、前記光学部材を露出させたままの状態で前記振動手段によって前記光学部材を振動させるように制御する制御手段を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記クリーニング状態となっている間に前記第1の操作部材が操作されている間だけ、前記光学部材を露出させたままの状態で前記振動手段によって前記光学部材を振動させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置は、操作されることで、前記クリーニング状態が解除される第2の操作部材をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
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