JP2005012703A - 音声記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】音声データ記録部1で音声データを取得して記録し、画像データ記録部2で画像データを取得して記録し、上記音声データを記録する際に音声データを記録する動作に関する情報を表示部3に表示する。上記音声データ記録部1による音声データの記録中に、第1の検出部4で第1の所定の操作を行ったと検出した場合には、画像記録準備部5により画像データ記録部2を非動作状態から画像記録準備状態に移行させる。また、上記画像データ記録部2が上記画像記録準備状態であるか否かを第2の検出部6で検出し、該第2の検出部6により、画像データ記録部2が画像記録準備状態であると検出した場合に、制御部9により画像データの記録が可能であることを表示部3に表示させる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声及び画像の記録が可能な電子機器に関し、より詳細には、録音中の撮影が容易なデータ記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、データ記録装置に於いて、音声データの記録と共に画像を撮影して記録する機能を有した電子機器が開発されている。例えば、画像記録モードの場合は液晶モニタに撮影対象を表示し、音声記録モードの場合には該液晶モニタに音声関連の情報を表示して、撮影及び録音を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−213523号公報
上述した特許文献1は、現在の記録モードを液晶モニタに表示することで、ユーザにモードを告知しながら録音及び撮影が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1では、ユーザが手動によってモードを切り換えなければならず、煩わしいものであった。加えて、録音中には撮影することができないという課題を有していた。
【0005】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、録音中の撮影が容易に操作可能なデータ記録装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1に記載の発明は、音声データを取得し記録する音声データ記録手段と、画像データを取得し記録する画像データ記録手段と、上記音声データを記録する際、上記音声データを記録する動作に関する情報を表示する表示手段と、第1の所定操作が行われたか否かを検出する第1の検出手段と、上記音声データ記録手段による上記音声データの記録中に、第1の所定の操作が行われた場合には上記画像データ記録手段を、画像データを記録することができない非動作状態から画像データを記録することが可能な画像記録準備状態に移行させる画像記録準備手段と、上記画像データ記録手段が上記画像記録準備状態となったか否かを検出する第2の検出手段と、上記第2の検出手段により、上記画像データ記録手段が上記画像記録準備状態となったことが検出された場合には、画像データの記録が可能であることを示す表示を上記表示手段を用いて行うように制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0007】
このように構成することにより、データ記録装置の録音中での撮影が容易に操作可能になる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記画像データの記録が可能であることを示す表示を開始してから所定時間経過後、及び/または第2の所定の操作が行われた場合には、上記画像データの記録が可能であることを示す表示を停止し、上記音声データを記録する動作に関する情報を表示する通常表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする。
【0009】
このように構成することにより、表示手段によって現在の操作を容易に確認することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記第2の検出手段により上記画像データ記録手段が上記画像記録準備状態となったことが検出された場合には、上記画像データ記録手段が取得した画像データを上記表示手段を用いて表示させるように制御することを特徴とする。
【0011】
このように構成することにより、表示手段によって取得した画像データを容易に確認することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、上記制御手段は、上記第2の検出手段により上記画像データ記録手段が上記画像記録準備状態となったことが検出された場合には、上記音声データを記録する動作に関する情報と共に、上記画像データ記録手段が取得した画像データを上記表示手段を用いて表示させるように制御することを特徴とする。
【0013】
このように構成することにより、撮影中でも音声データの記録中であることを確認することができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記第1の検出手段は、該データ記録装置本体が所定の姿勢となったか否かを検出することを特徴とする。
【0015】
このように構成することにより、装置本体の姿勢に応じて容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明に於いて、該データ記録装置本体は、平面上に置いた場合には該データ記録装置本体が上記所定の姿勢とならない形状であり、且つ操作者が把持した場合に上記所定の姿勢となる形状であることを特徴とする。
【0017】
このように構成することにより、装置本体の姿勢に応じて容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記第1の検出手段は、操作者が所定の音声キーワードを発したか否かを検出することを特徴とする。
【0019】
このように構成することにより、所定の音声キーワードによって容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、更に、画像データ取得の際の画角を決定するためのファインダを具備し、上記第1の検出手段は操作者が上記ファインダを覗いているか否かを検出することを特徴とする。
【0021】
このように構成することにより、ファインダを覗いているか否かによって容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0022】
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記第1の検出手段は、上記音声データ記録手段に入力される音声データが所定時間以上無音であるか否かを検出することを特徴とする。
【0023】
このように構成することにより、所定時間以上無音であるか否かによって容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0024】
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記音声データ記録手段は、所定レベル以上の音声データの入力があった場合に音声データの記録を開始する音声起動録音を行うことが可能であり、上記第1の検出手段は、上記音声起動録音の開始を検出することを特徴とする。
【0025】
このように構成することにより、音声データの入力の有無によって容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0026】
請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記第1の検出手段は、該データ記録装置を操作するための所定の操作スイッチが操作されたか否かを検出することを特徴とする。
【0027】
このように構成することにより、所定のスイッチ操作が行われることで撮影状態を容易に確認することができる。
【0028】
請求項12に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記音声データ記録手段による音声データの記録が停止した場合に上記画像記録手段を画像記録準備状態から上記非動作状態に移行させる画像記録準備解除手段を更に具備することを特徴とする。
【0029】
このように構成することにより、撮影処理が終了したことを容易に確認することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0031】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態であるデータ記録装置の基本的な構成を示したブロック図である。
【0032】
図1に於いて、制御部9は本データ記録装置全体の動作を司るもので、音声データ記録部1と、画像データ記録部2と、表示部3と、第1の検出部4及び第2の検出部6と、画像記録準備部5と、画像記録準備解除部7と、構図決定部8と、音声再生部10とが接続されている。
【0033】
上記音声データ記録部1は、音声データを取得して該データを記録するためのものである。同様に、画像データ記録部2は、画像データを取得して記録するためのものである。
【0034】
上記表示部3には、上記音声データを記録する際、上記音声データを記録する動作に関する情報が表示される。
【0035】
また、第1の検出部4では第1の所定操作が行われたか否かが検出される。そして、画像記録準備部5では、上記音声データ記録部1による音声データの記録中に、上記第1の所定の操作が行われた場合には画像データ記録部2を、画像データを記録することができない非動作状態から画像データを記録することが可能な画像記録準備状態に移行させる。
【0036】
更に、第2の検出部6では、上記画像データ記録部2が上記画像記録準備状態となったか否かが検出される。そして、この第2の検出部6によって、上記画像データ記録部2が画像記録準備状態となったことが検出された場合には、画像データの記録が可能であることを示す表示が表示部3になされるように、制御部9で制御される。
【0037】
また、上記構図決定部8は、画像データ取得の際の構図を決定するためのもので、液晶画面等により構成される。
【0038】
上記画像記録準備解除部7は、上記音声データ記録部1による音声データの記録が停止した場合に、上記画像データ記録部2を画像記録準備状態から上記非動作状態に移行させるためのものである。
【0039】
尚、音声再生部10は、スピーカ等で構成され、音声データ記録部1に記録された音声データを再生するためのものである。
【0040】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るデータ記録装置の具体的な構成を示した外観図であり、(a)は表面側を示した図、(b)は裏面側を示した図である。
【0041】
データ記録装置の本体15の表面側には、例えばLCD等で構成される液晶画面16が設けられている。この液晶画面16は上記表示部3に対応しており、音声を録音する際、該音声を録音する動作に関する情報等が表示される。また、この液晶画面16は、撮影時には構図決定部8に対応するファインダとして機能するもので、画像を取得する際の構図決定用として用いられる。
【0042】
上記液晶画面16の下方には、録音釦17、集中釦18、メニュー釦19、消去釦20の、録音、再生時に使用される各種操作釦が配設されている。上記集中釦18は、例えば停止、スキップ、逆スキップ、再生、早送り、早戻し等の操作を行うための釦が配置されている。
【0043】
また、上記メニュー釦19は、液晶画面16に表示される各種操作メニューを表示させるための切換釦であり、フォルダ切換用の釦も兼用している。
【0044】
上記音声データ記録部1は、音声データを取得して該データを記録するためのものである。同様に、画像データ記録部2は、画像データを取得して記録するためのものである。
【0045】
また、データ記録装置の本体15の側面部には、撮影時の操作を行うためのレリーズ釦22が配設されている。
【0046】
データ記録装置の本体15の背面側には、撮像レンズ25が設けられている。この撮像レンズ25の後方の本体15内に、被写体を撮影するための撮像素子(図示せず)が設けられている。これにより、撮影時に被写体を取得することができる。
【0047】
そして、撮像レンズ25の下方には、閃光発光を行うためのストロボ26が内蔵されている。更に、データ記録装置本体15の下方には、本体の電源スイッチ27と、電池を収納するための電池蓋28が設けられている。
【0048】
また、このデータ記録装置本体15の上面部には、内蔵マイク30と、マイクジャック31と、イヤホンジャック32が設けられている。上記内蔵マイク30は、音声を電気信号に変換するためのものである。また、マイクジャック31は、外部マイク等の外部装置からの音声信号を入力するためのライン入力端子である。同様に、イヤホンジャック32は、イヤホン、ヘッドホン等の外部装置に音声信号を出力するための出力端子である。
【0049】
尚、図2には示されないが、図1に示される音声再生部10に対応して、本体15にスピーカを設けてもよい。
【0050】
次に、図3のフローチャートを参照して、本実施の形態のデータ記録装置に於ける録音処理動作について説明する。
【0051】
この録音処理のルーチンに入ると、先ずステップS1に於いてメモリ残量が判定され、次いでステップS2にて電源電圧が所定値以上であるか否かが判定される。上記ステップS1にてメモリ残量が無い場合、或いはステップS2にて電源電圧が所定電圧値に満たない場合は、録音処理に不適切であるとして、ステップS15に移行して録音停止処理がなされる。その後、本ルーチンを抜ける。
【0052】
一方、上記ステップS1及びS2にて、メモリ残量、電源電圧値とも十分である場合は、ステップS3に移行して、液晶画面16に録音情報が表示されると共に、内蔵マイク30等を介して音声データ記録部1に音声データが記録される。
【0053】
図4(a)は、液晶画面16に録音情報が表示された例を示した図である。例えば、液晶画面16内には、録音状態であることを表すマーク16aや録音時間を表す時計表示16b等が表示される。
【0054】
次いで、ステップS4に於いて、撮影準備の操作がなされたか否かが検出される。ここで、検出される撮影準備操作とは、データ記録装置本体が所定の姿勢となったか否か、操作者が所定の音声キーワードを発したか否か、操作者がファインダである液晶画面16を覗いているか否か、音声データ記録部1に入力される音声データが所定時間以上無音であるか否か、所定レベル以上の音声データの入力があった場合に音声データの記録を開始する音声起動録音が開始されたか否か、或いは該データ記録装置を操作するための所定の操作スイッチが操作されたか否か、等である。
【0055】
尚、所定の操作スイッチが操作されたか否かが検出される場合の所定の操作スイッチの操作とは、インデックス釦が押される、一時停止釦が押される、またはレリーズ釦に手がかけられた場合等である。
【0056】
このステップS4で、上述した撮影準備操作が検出されない場合は後述するステップS14へ移行し、該操作が検出された場合はステップS5に移行する。このステップS5では、例えばカメラ機能の電源がオンにされる等、撮影動作に関する準備が開始される。
【0057】
次に、ステップS6及びS7にて、上述したステップS1及びS2と同様に、メモリ残量の判定及び電源電圧値が判定される。ここで、ステップS6にてメモリ残量が無い場合、或いはステップS7にて電源電圧が所定電圧値に満たない場合は、録音処理に不適切であるとして、ステップS15に移行して録音停止処理がなされる。その後、本ルーチンを抜ける。
【0058】
一方、上記ステップS6及びS7にて、メモリ残量、電源電圧値とも十分である場合は、ステップS8に移行する。そして、このステップS8にて、液晶画面16に録音情報が表示されると共に、内蔵マイク30等を介して音声データ記録部1に音声データが記録される。
【0059】
図4(b)は、録音情報と撮影情報とが共に表示された液晶画面16の表示例を示した図である。例えば、この場合、液晶画面16には、時計表示16bと共に現在の撮影画像16cが表示されている。
【0060】
次に、ステップS9では、撮影スイッチ、この場合レリーズ釦22の状態が検出される。ここで、レリーズ釦22が押されていれば、ステップS10に移行して撮影している画像のデータが、画像データ記録部2に記録される。その後、上記ステップS6に移行する。
【0061】
上記ステップS9にて撮影スイッチが検出されない場合は、ステップS11にて撮影以外のスイッチの状態が検出される。また、上記ステップS9及びS11にて何れのスイッチも押されない場合は、ステップS12に移行して所定の一定時間が経過したか否かが判定される。ここで、上記一定時間が経過していない場合は、上記ステップS6へ移行して上述した処理が繰り返される。
【0062】
一方、上記ステップS11にて、撮影以外のスイッチ、例えば、停止スイッチ等が押された場合、及び上記ステップS12にて一定時間が経過した場合は、ステップS13へ移行して撮影処理が停止される。このとき、撮影処理が停止されると共に、液晶画面16から画像情報の表示が消去される。
【0063】
図4(c)は、この撮影処理停止による画像表示が消去されて録音情報のみが表示された状態の例を示した図である。この場合、図4(a)と同様に、録音情報に関する表示マーク16a、時計表示16bが表示されている。
【0064】
そして、ステップS14に於いて、集中釦18内の録音停止スイッチの状態が検出される。ここで、該録音停止スイッチが押されていなければ、上記ステップS1に移行して、上述した処理が繰り返される。
【0065】
一方、上記ステップS14にて録音停止スイッチが押されていれば、続くステップS15にて録音停止処理がなされた後、本ルーチンを抜ける。
【0066】
ところで、上述したステップS4に於ける撮影準備操作検出の1つとして、データ記録装置本体が所定の姿勢となったか否かが検出されるが、以下、これについて説明する。
【0067】
本データ記録装置の録音時の使用状態は、例えば、図5に示されるように、撮影者が手35で装置本体15を把持して、録音釦17が親指等で操作されるようにする。つまり、録音時は、本体15の長手方向を垂直方向として、本体15が把持されている。このとき、カメラ機能側の電源はオフ状態である。
【0068】
そして、撮影時は、例えば図6に示されるように、本体15の長手方向が水平方向であり、撮影者は両手35で本体15を把持した状態となり、装置本体15は所定の姿勢となる。この姿勢が第1の検出部4で検出されると、カメラ機能側の電源がオンになって撮影準備状態となる。この場合、第1の検出部4は角速度センサ等で構成される。
【0069】
更に、撮影者は液晶画面16をファインダとして見ながら被写体(図示せず)を捉え、レリーズ釦22を押下することによって撮影が実行されるわけである。
【0070】
尚、ファインダが光学式等、接眼タイプの場合には、第1の検出部4として上記ファインダの近傍に明るさセンサを配置し、操作者がファインダを覗いたか否かを判別可能なように構成し、撮影準備操作を検出するようにしてもよい。
【0071】
また、図7はデータ記録装置本体15を机等に載置した状態の例を示した図でり、(a)は外観斜視図、(b)は本体15の下方側から見た図である。
【0072】
この場合、液晶画面16と反対側である撮像レンズ(図7には示されない)側に、装置本体15の重心があるものとする。したがって、本体15を机36等に載置しようとすると、この重心配置によって必ず撮像レンズ側が下になる。そして、この姿勢ではカメラ機能側の電源はオフになるようにする。
【0073】
このようにして、録音中に本体の状態変化を検出するか、または録音モードに付随するスイッチを操作することで自動的に撮影準備を行い、撮影準備完了と共に本体の表示部に録音及び撮影の2つのモードの表示を行うので、録音中の撮影を容易に操作可能とすることができる。
【0074】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0075】
尚、本第2の実施の形態に於ける装置の構成は上述した第1の実施の形態と同じであり、図1、図2と同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明は省略し、異なる動作についてのみ説明する。
【0076】
上述した第1の実施の形態では、録音中に撮影動作を実行するようにしていたが、本第2の実施の形態では、再生中に撮影動作を実行しようとするものである。
【0077】
以下、図8のフローチャートを参照して、第2の実施の形態のデータ記録装置に於ける再生処理動作について説明する。
【0078】
尚、図8のフローチャートに於いて、ステップS21〜S22、S24〜S27、S29〜S33の処理動作は、それぞれ上述した第1の実施の形態の図3のフローチャートに於けるステップS1〜S2、S4〜S7、S9〜S13と同じであるので説明は省略し、異なるステップの動作のみ説明するする。
【0079】
この再生処理のルーチンに入り、ステップS21及びS22にてメモリ残量及び電源電圧が判定される。そして、何れの判定もOKであれば、ステップS23に移行して、液晶画面16に再生情報が表示されると共に、図示されないスピーカ等を介して音声データが再生される。
【0080】
図9(a)は、液晶画面16に再生情報が表示された例を示した図である。例えば、液晶画面16内には、再生状態であることを表すマーク16dや残り再生時間を表す表示16e等が表示される。
【0081】
そして、ステップS24〜S27にて、撮影準備動作とメモリ残量及び電源電圧が判定がなされた後、ステップS28では、液晶画面16に再生情報が表示されると共に、図示されないスピーカ等を介して音声データが再生される。
【0082】
図9(b)は、再生情報と撮影情報とが共に表示された液晶画面16の表示例を示した図である。例えば、この場合、液晶画面16には、残り再生時間を表す表示16eと共に現在の撮影画像16cが表示されている。
【0083】
次に、ステップS29〜S33にて、スイッチ等の検出が行われる。ステップS33では、撮影処理が停止されると共に、液晶画面16から画像情報の表示が消去される。
【0084】
図9(c)は、この撮影処理停止による画像表示が消去されて再生情報のみが表示された状態の例を示した図である。この場合、図9(a)と同様に、再生情報に関する表示マーク16d、時計表示16bが表示されている。
【0085】
そして、ステップS34に於いて、集中釦18内の再生停止スイッチの状態が検出される。ここで、該再生停止スイッチが押されていなければ、上記ステップS21に移行して、上述した処理が繰り返される。
【0086】
一方、上記ステップS34にて再生停止スイッチが押されていれば、続くステップS15にて再生停止処理がなされた後、本ルーチンを抜ける。
【0087】
このように、再生中に本体の状態変化を検出するか、または再生モードに付随するスイッチを操作することで自動的に撮影準備を行い、撮影準備完了と共に本体の表示部に再生及び撮影の2つのモードの表示を行うので、再生中の撮影を容易に操作可能とすることができる。
【0088】
尚、上述した第1及び第2の実施の形態に於いては、撮影画像の準備中の表示は、実際の撮影画像以外にも、撮影準備中を表すものであれば、イラストや「ready」、「OK」等の文字であってもよい。
【0089】
また、上述した液晶画面は、電子ビューファインダで構成してもよいのはもちろんである。
【0090】
更に、上述した第1及び第2の実施の形態では、単に画像として説明したが、これは静止画、動画の何れであってもよい。
【0091】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、録音中の撮影が容易に操作可能なデータ記録装置を提供することができる。
【0092】
そして、請求項1に記載の発明によれば、データ記録装置の録音中での撮影が容易に操作可能になる。
【0093】
請求項2に記載の発明によれば、表示手段によって現在の操作を容易に確認することができる。
【0094】
請求項3に記載の発明によれば、表示手段によって取得した画像データを容易に確認することができる。
【0095】
請求項4に記載の発明によれば、撮影中でも音声データの記録中であることを確認することができる。
【0096】
請求項5に記載の発明によれば、装置本体の姿勢に応じて容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0097】
請求項6に記載の発明によれば、装置本体の姿勢に応じて容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0098】
請求項7に記載の発明によれば、所定の音声キーワードによって容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0099】
請求項8に記載の発明によれば、ファインダを覗いているか否かによって容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0100】
請求項9に記載の発明によれば、所定時間以上無音であるか否かによって容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0101】
請求項10に記載の発明によれば、音声データの入力の有無によって容易に撮影状態であるか否かを確認することができる。
【0102】
請求項11に記載の発明によれば、所定のスイッチ操作が行われることで撮影状態を容易に確認することができる。
【0103】
請求項12に記載の発明によれば、撮影処理が終了したことを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるデータ記録装置の基本的な構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るデータ記録装置の具体的な構成を示した外観図であり、(a)は表面側を示した図、(b)は裏面側を示した図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のデータ記録装置に於ける録音処理動作について説明するフローチャートである。
【図4】(a)は液晶画面16に録音情報が表示された例を示した図、(b)は録音情報と撮影情報とが共に表示された液晶画面16の表示例を示した図、(c)は撮影処理停止による画像表示が消去されて録音情報のみが表示された状態の例を示した図である。
【図5】データ記録装置の録音時の使用状態の例を示した図である。
【図6】データ記録装置の撮影時の使用状態の例を示した図である。
【図7】データ記録装置本体15を机等に載置した状態の例を示した図でり、(a)は外観斜視図、(b)は本体15の下方側から見た図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態のデータ記録装置に於ける再生処理動作について説明するフローチャートである。
【図9】(a)は液晶画面16に再生情報が表示された例を示した図、(b)は再生情報と撮影情報とが共に表示された液晶画面16の表示例を示した図、(c)は撮影処理停止による画像表示が消去されて再生情報のみが表示された状態の例を示した図である。
【符号の説明】
1…音声データ記録部、2…画像データ記録部、3…表示部、4…第1の検出部、5…画像記録準備部、6…第2の検出部、7…画像記録準備解除部、8…構図決定部、9…制御部、10…音声再生部、15…データ記録装置の本体、16…液晶画面、17…録音釦、18…集中釦、19…メニュー釦、20…消去釦、22…レリーズ釦、25…撮像レンズ、26…ストロボ、27…電源スイッチ、28…電池蓋。
Claims (12)
- 音声データを取得し記録する音声データ記録手段と、
画像データを取得し記録する画像データ記録手段と、
上記音声データを記録する際、上記音声データを記録する動作に関する情報を表示する表示手段と、
第1の所定操作が行われたか否かを検出する第1の検出手段と、
上記音声データ記録手段による上記音声データの記録中に、第1の所定の操作が行われた場合には上記画像データ記録手段を、画像データを記録することができない非動作状態から画像データを記録することが可能な画像記録準備状態に移行させる画像記録準備手段と、
上記画像データ記録手段が上記画像記録準備状態となったか否かを検出する第2の検出手段と、
上記第2の検出手段により、上記画像データ記録手段が上記画像記録準備状態となったことが検出された場合には、画像データの記録が可能であることを示す表示を上記表示手段を用いて行うように制御する制御手段と、
を具備することを特徴とするデータ記録装置。 - 上記制御手段は、上記画像データの記録が可能であることを示す表示を開始してから所定時間経過後、及び/または第2の所定の操作が行われた場合には、上記画像データの記録が可能であることを示す表示を停止し、上記音声データを記録する動作に関する情報を表示する通常表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
- 上記制御手段は、上記第2の検出手段により上記画像データ記録手段が上記画像記録準備状態となったことが検出された場合には、上記画像データ記録手段が取得した画像データを上記表示手段を用いて表示させるように制御することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
- 上記制御手段は、上記第2の検出手段により上記画像データ記録手段が上記画像記録準備状態となったことが検出された場合には、上記音声データを記録する動作に関する情報と共に、上記画像データ記録手段が取得した画像データを上記表示手段を用いて表示させるように制御することを特徴とする請求項3に記載のデータ記録装置。
- 上記第1の検出手段は、該データ記録装置本体が所定の姿勢となったか否かを検出することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
- 該データ記録装置本体は、平面上に置いた場合には該データ記録装置本体が上記所定の姿勢とならない形状であり、且つ操作者が把持した場合に上記所定の姿勢となる形状であることを特徴とする請求項5に記載のデータ記録装置。
- 上記第1の検出手段は、操作者が所定の音声キーワードを発したか否かを検出することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
- 更に、画像データ取得の際の画角を決定するためのファインダを具備し、上記第1の検出手段は操作者が上記ファインダを覗いているか否かを検出することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
- 上記第1の検出手段は、上記音声データ記録手段に入力される音声データが所定時間以上無音であるか否かを検出することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
- 上記音声データ記録手段は、所定レベル以上の音声データの入力があった場合に音声データの記録を開始する音声起動録音を行うことが可能であり、上記第1の検出手段は、上記音声起動録音の開始を検出することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
- 上記第1の検出手段は、該データ記録装置を操作するための所定の操作スイッチが操作されたか否かを検出することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
- 上記音声データ記録手段による音声データの記録が停止した場合に上記画像記録手段を画像記録準備状態から上記非動作状態に移行させる画像記録準備解除手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のデータ記録装置。
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