JP2004096641A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】多点の全ての点での詳細な合焦状態を表示できるようにし、かつ合焦枠の表示を見易くする撮像装置を提供する。
【解決手段】被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段28を有する。制御手段50は測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて測距点の内から合焦点を選択して、合焦点を表示手段28に表示する。合焦点と測距結果が同じになる測距点も表示手段28に表示される。合焦点の表示と、合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、異なる表示である。
【選択図】 図1
【解決手段】被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段28を有する。制御手段50は測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて測距点の内から合焦点を選択して、合焦点を表示手段28に表示する。合焦点と測距結果が同じになる測距点も表示手段28に表示される。合焦点の表示と、合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、異なる表示である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置特に多点オートフォーカス(AF)を行なうデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、多点AFを行うカメラにおいて、たとえば特開2002−072331号公報に開示されるように、合焦した点を表示している。
一方、レリーズボタン半押し後に、複数の測距エリアのうち合焦したエリアが表示され、レリーズボタン押し切り後に消灯するようしたものがある。
さらに、特開2002−072331号公報には、フォーカスエイドを行う場合の表示方法が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−072331号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来方式では多点のどの点が合焦であるかを表示していても、どの点がジャストピントであるか、またはどの点が前ピンあるいは後ピンであるか等の詳細な合焦状態までは表示できていなかった。
【0005】
また、従来方式でも、フォーカスエイド表示とすることで、多点のうちの選択した1点における詳細な合焦状態は表示できても、同時期にその他の点での合焦状態は表示できていなかった(特許文献1参照)。そのためユーザーには、詳細な合焦状態表示の無い点のピントがどうなっているのか判断できなかった。
【0006】
そこで、本発明は、このような不都合を解消し、多点の全ての点での詳細な合焦状態を表示できるようにし、かつ合焦枠の表示を見易くすることで、ユーザーが撮影被写体に集中できるようした撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置であって、制御手段は上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点を上記表示手段に表示し、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段に表示されることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、異なる表示であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示であり、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示であることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更または消灯されることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の撮像装置において、上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の撮像装置において、上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の撮像装置は、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置であって、上記表示手段は上記測距点の表示を行い、制御手段は上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点は上記表示手段にて表示を変更され、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段にて表示を変更されることを特徴とする。
【0015】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示に変更し、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示に変更されることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更又は消灯されることを特徴とする。
【0017】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の撮像装置において、上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0019】
また、本発明の撮像装置において、上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ、又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の撮像装置の制御方法は、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置の制御方法であって、上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点を上記表示手段に表示し、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段に表示されるように制御することを特徴とする。
【0021】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、異なる表示であることを特徴とする。
【0022】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示であり、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示であることを特徴とする。
【0023】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更または消灯されることを特徴とする。
【0024】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする。
【0025】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0026】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0027】
また、本発明の撮像装置の制御方法は、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置の制御方法であって、上記表示手段が上記測距点の表示を行い、上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点は上記表示手段にて表示を変更され、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段にて表示を変更されるように制御することを特徴とする。
【0028】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示に変更し、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示に変更されることを特徴とする。
【0029】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更又は消灯されることを特徴とする。
【0030】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする。
【0031】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0032】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ、又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0033】
また、本発明の記憶媒体は、上記いずれかの各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体である。
また、本発明の記憶媒体は、上記処理手順を実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体である。
【0034】
本発明によれば、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点で測距を行い、測距結果に基づいて合焦点を選択し、合焦点及び合焦点と測距結果が同じになる測距点を表示して、ピントの合う点をユーザーに知らせる。また、測距結果が合焦点よりも近側になる測距点の表示と、合焦点よりも遠側になる測距点の表示を、合焦点表示と異なる表示で表示することでユーザーに分かり易くする。
また、タイマー手段により、合焦表示を任意の期間だけ表示できるようにすることで、合焦確認後はファインダーに集中できるようにする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態の構成を示す図である。図1において、100は画像処理装置である。10は撮影レンズ、12は絞り及びシャッター機能を備える露光制御装置、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、システム制御回路50の制御で感度を変更できるようになっている。
【0036】
16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、 A/D変換器16、 D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0037】
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0038】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0039】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFTLCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0040】
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0041】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0042】
40は絞り及びシャッター機能を備える露光制御装置12を制御する露光制御手段である。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段、46は振れを補正する手段である光学防振手段102の動作を制御する防振制御手段である。防振制御手段には電力消費は大きいが追従特性の良い通常モードと、電力消費は少ないが追従特性がやや劣るエコノミーモードがある。48はダミー負荷であり、電池の負荷試験を行う際に用いる。
【0043】
露光制御手段40、測距制御手段42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う。
【0044】
50は画像処理装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
【0045】
表示部54の表示内容のうちLCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示等がある。
【0046】
また、表示部54の表示内容のうち光学ファインダー104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
【0047】
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60,62,64,66,68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0048】
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルスイッチであり、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ繋ぎ撮り撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
【0049】
62はシャッタースイッチSW1であり、図示しないシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2であり、図示しないシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0050】
66は画像表示ON/OFFスイッチであり、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により光学ファインダー104を用いて撮影を行う際に、TFTLCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
68は画質モード設定手段であり、記録画像の圧縮率やサイズ等、画質や記録容量にかかわる設定を行う。
【0051】
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
【0052】
80は電源制御手段であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源手段である。
【0053】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
【0054】
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
【0055】
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
さらに、インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0056】
102は画像の振れを防止する光学防振手段であり、防振制御手段46によって制御される。
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には表示部54の一部の機能、例えば合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
【0057】
110は通信手段であり、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。
112は通信手段110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
【0058】
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインタフェース204、画像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理装置100とのインタフェース214、画像処理装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0059】
次に、図2のフローチャートにより本発明の第1の実施形態における動作を説明する。
まず、ステップS101において、シャッタースイッチ(SW1)62がONされた場合にはステップS102へ進み、そうでない場合にはステップS101へ戻る。そして、ステップS102では測距制御手段42で、1つ以上の測距点で測距を行い、ステップS103へ進む。そして、ステップS103ではステップS102で行われた測距の結果に基づいて、合焦点を選択して画像表示部28に表示してステップS104へ進む。
【0060】
そして、ステップS104において表示モードが通常表示の場合にはステップS106へ進み、詳細表示の場合にはステップS105へ進む。なお、表示モードの設定に関しては、図示しない設定入力手段によって「表示無し」、「通常表示」、「詳細表示」等の表示種別を、ユーザーが任意に設定可能となっている。また、図2のフローチャートには示していないが、表示無しの設定の場合には全ての表示を行わないので、ステップS103の合焦点の表示も行わないように動作する。
【0061】
そして、ステップS105では合焦点と測距結果が同じになる測距点を画像表示部28に表示し、タイマーをスタートしてステップS106へ進む。ここで、タイマーはハードでもソフトでも良く、スタートしてから予め決められた任意の時間が経過した時に、それを制御手段に知らせることが可能となっている。なお、かかる経過時間はユーザーによって予め設定可能となっている。
【0062】
ここで、画像表示部28への表示例を図3を用いて説明する。図3(a)は外枠が画像表示部28の表示領域になる。この表示領域に画像が表示されていて、それに重ねて合焦点や、合焦点と測距結果が同じになる測距点を表示している。なお、升目状の枠は実際には表示されないその他の測距点の位置を示す。また、図3(b)のように合焦点を実線で表示し、合焦点と測距結果が同じになる測距点は破線で表示しても良い。あるいは合焦点と測距結果が同じになる測距点の線の太さを変える、線の色を変える、線の色の濃さを変える、升目内の色を変える、升目内の色の濃さを変える等の表示方法でも良い。
【0063】
次に、ステップS106では撮影のための準備動作を行い、ステップS107へ進む。そして、ステップS107においてシャッタースイッチ(SW2)64がONされた場合にはステップS109へ進み、そうでない場合にはステップS108へ進む。そして、ステップS108において、シャッタースイッチ(SW1)62がONされてる場合にはステップS110へ進み、そうでない場合にはステップS101へ戻る。
【0064】
そして、ステップS110においてステップS105でスタートしたタイマーが、任意の時間経過したかチェックして、既に経過していた場合にはステップS111へ進み、そうでない場合にはステップS107へ戻る。そして、ステップS111では合焦点および、合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示を消してステップS107へ戻る。なお、表示を消すのは、合焦点と測距結果が同じになる測距点だけでも良いし、表示を消すのではなく目立たなくなるように線を細くしたり、色を薄くするのでも良い。
【0065】
そして、ステップS109では合焦点および、合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示を消して、ステップS112へ進む。そして、ステップS112では撮影動作を行い、ステップS113へ進む。そして、ステップS113ではステップS112で撮影した画像を記録媒体200,210に記録して、ステップS107へ戻る。
【0066】
(第2の実施形態)
次に、図4のフローチャートにより本発明の第2の実施形態を説明する。
まず、ステップS201において、シャッタースイッチ(SW1)62がONされた場合にはステップS202へ進み、そうでない場合にはステップS201へ戻る。そして、ステップS202では測距制御手段42で、1つ以上の測距点で測距を行い、ステップS203へ進む。そして、ステップS203ではステップS202で行われた測距の結果に基づいて、合焦点を選択して画像表示部28に表示してステップS204へ進む。
【0067】
そして、ステップS204において表示モードが通常表示の場合にはステップS206へ進み、詳細表示の場合にはステップS205へ進む。なお、表示モードの設定に関しては、図示しない設定入力手段によって「表示無し」、「通常表示」、「詳細表示」等の表示種別を、ユーザーが任意に設定可能となっている。また、図4のフローチャートには示していないが、表示無しの設定の場合には全ての表示を行わないので、ステップS203の合焦点の表示も行わないように動作する。
【0068】
そして、ステップS205では合焦点に対して測距結果が、やや前ピンとやや後ピンになる測距点を画像表示部28に表示し、タイマーをスタートしてステップS206へ進む。ここで、タイマーはハードでもソフトでも良く、スタートしてから予め決められた任意の時間が経過した時に、それを制御手段に知らせることが可能となっている。なお、かかる経過時間はユーザーによって予め設定可能となっている。
【0069】
ここで、画像表示部28への表示例を図5を用いて説明する。図5(a)は外枠が画像表示部28の表示領域になる。この表示領域に画像が表示されていて、それに重ねて合焦点や、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点を表示している。なお、升目状の枠は実際には表示されないその他の測距点の位置を示す。また、図5(b)のように合焦点を実線で表示し、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点は破線で表示しても良い。あるいは合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点の線の太さを変える、線の色を変える、線の色の濃さを変える、升目内の色を変える、升目内の色の濃さを変える等の表示方法でも良い。また、前ピンか後ピンの区別ができるように、上記各項目を変えても良い。
【0070】
次に、ステップS206では撮影のための準備動作を行い、ステップS207へ進む。そして、ステップS207においてシャッタースイッチ(SW2)64がONされた場合にはステップS209へ進み、そうでない場合にはステップS208へ進む。そして、ステップS208において、シャッタースイッチ(SW1)62がONされてる場合にはステップS110へ進み、そうでない場合にはステップS201へ戻る。
【0071】
そして、ステップS210においてステップS205でスタートしたタイマーが、任意の時間経過したかチェックして、既に経過していた場合にはステップS211ヘ進み、そうでない場合にはステップS207へ戻る。そして、ステップS211では合焦点および、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点の表示を消して、ステップS207へ戻る。なお、表示を消すのは、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点だけでも良いし、表示を消すのではなく目立たなくなるように、線を細くしたり、色を薄くするのでも良い。
【0072】
そして、ステップS209では合焦点および、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点を消して、ステップS212へ進む。そして、ステップS212では撮影動作を行い、ステップS213へ進む。そして、ステップS213ではステップS212で撮影した画像を記録媒体200,210に記録して、ステップS207へ戻る。
【0073】
(第3の実施形態)
次に、図6のフローチャートにより本発明の第3の実施形態を説明する。
まず、ステップS300では測距点を示す表示を画像表示部28に表示して、ステップS301へ進む。そして、ステップS301において、シャッタースイッチ(SW1)62がONされた場合にはステップS302へ進み、そうでない場合にはステップS301へ戻る。そして、ステップS302では測距制御手段42で、1つ以上の測距点で測距を行い、ステップS303へ進む。そして、ステップS303ではステップS302で行われた測距の結果に基づいて、合焦点を選択して、画像表示部28に表示している測距点を示す表示を、合焦点であることを示す表示に変更してステップS304へ進む。
【0074】
そして、ステップS304において表示モードが通常表示の場合にはステップS306へ進み、詳細表示の場合には、ステップS305へ進む。なお、表示モードの設定に関しては、図示しない設定入力手段によって「表示無し」、「通常表示」、「詳細表示」等の表示種別を、ユーザーが任意に設定可能となっている。また、図6のフローチャートには示していないが、表示無しの設定の場合には全ての表示を行わないので、ステップS300の測距点の表示も、ステップS303の合焦点の表示も行わないように動作する。
【0075】
そして、ステップS305では合焦点と測距結果が同じになる測距点と、合焦点に対して測距結果がやや前ピン、前ピン、やや後ピン及び後ピンになる測距点を画像表示部28に表示している測距点を示す表示から変更して、タイマーをスタートして、ステップS306へ進む。ここで、タイマーはハードでもソフトでも良く、スタートしてから予め決められた任意の時間が経過した時に、それを制御手段に知らせることが可能となっている。なお、かかる経過時間はユーザーによって予め設定可能となっている。
【0076】
ここで、画像表示部28への表示例を図7を用いて説明する。図7は外枠が画像表示部28の表示領域になる。この表示領域に画像が表示されていて、それに重ねて合焦点や、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点を表示している。なお、升目状の枠はステップS300で表示する測距点表示であり、合焦点や、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点等の表示とは異なる表示となる。
【0077】
ここで、合焦点は太い実線表示に変更し、合焦点と測距結果が同じになる測距点は合焦点と同じ太い実線表示に変更し、合焦点に対して測距結果がやや前ピンになる測距点は破線表示に変更し、それより前ピンになる測距点は点線表示に変更する。また、合焦点に対して測距結果が、やや後ピンになる測距点は中程度の太さの実線表示に変更し、それより後ピンになる測距点は細い実線表示に変更して、合焦点、前ピン点、後ピン点がひと目でわかるようにする。また、線の色を変える、線の色の濃さを変える、升目内の色を変える、升目内の色の濃さを変える等の表示方法でも良い。
【0078】
次に、ステップS306では撮影のための準備動作を行い、ステップS307へ進む。そして、ステップS307においてシャッタースイッチ(SW2)64がONされた場合にはステップS309へ進み、そうでない場合にはステップS308へ進む。そして、ステップS308において、シャッタースイッチ(SW1)がONされてる場合にはステップS310へ進み、そうでない場合にはステップS300へ戻る。
【0079】
そして、ステップS310においてステップS305でスタートしたタイマーが、任意の時間経過したかチェックして、既に経過していた場合にはステップS311へ進み、そうでない場合にはステップS307へ戻る。そして、ステップS311では合焦点及び、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点の表示を、ステップS300で表示する測距点の表示に戻して、ステップS307へ戻る。なお、表示を戻すのは、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点だけでも良い。
【0080】
そして、ステップS309では合焦点及び、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点を消して、ステップS312へ進む。そして、ステップS312では撮影動作を行い、ステップS313へ進む。そして、ステップS313ではステップS312で撮影した画像を記録媒体200,210に記録して、ステップS307へ戻る。
【0081】
ここで、上記様々な実施形態に示した各機能ブロックおよび処理手順は、ハードウェアにより構成しても良いし、CPUあるいはMPU、ROMおよびRAM等からなるマイクロコンピュータシステムによって構成し、その動作をROMやRAMに格納された作業プログラムに従って実現するようにしても良い。また、上記各機能ブロックの機能を実現するように当該機能を実現するためのソフトウェアのプログラムをRAMに供給し、そのプログラムに従って上記各機能ブロックを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0082】
この場合、上記ソフトウェアのプログラム自体が上述した各実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム自体、及びそのプログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムを記憶する記憶媒体としては、上記ROMやRAMの他に例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−I、CD−R、CD−RW、DVD、zip、磁気テープ、あるいは不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
【0083】
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0084】
さらに、供給されたプログラムがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点で測距を行い、測距結果に基づいて合焦点を選択し、合焦点及び合焦点と測距結果が同じになる測距点を表示することで、ピントの合う点をユーザーに知らせる。また、測距結果が合焦点よりも近側になる測距点の表示と、合焦点よりも遠側になる測距点の表示を、合焦点表示と異なる表示で表示することで、ピントの状態がユーザーに分かり易く、合焦表示を任意の期間だけ表示することで、合焦確認後はファインダーに集中できるデジタルカメラを提示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における動作のフローチャートである。
【図3】本発明に係る表示手段の第1の表示例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における動作のフローチャートである。
【図5】本発明に係る表示手段の第2の表示例を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態における動作のフローチャートである。
【図7】本発明に係る表示手段の第3の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10:撮影レンズ、12:シャッター、14:撮像素子、16:A/D変換器 、18:タイミング発生回路、20:画像処理回路、22:メモリ制御回路、24:画像表示メモリ、26:D/A変換器、28:画像表示部、30:メモリ、32:画像圧縮・伸長回路、40:露光制御手段、42:測距制御手段、44:ズーム制御手段、46:防振制御手段、48:ダミー負荷、50:システム制御回路、52:メモリ、54:表示部、56:不揮発性メモリ、60:モードダイアルスイッチ、62:シャッタースイッチSW1、64:シャッタースイッチSW2、66:画像表示ON/OFFスイッチ、68:画質モードスイッチ、70:操作部、80:電源制御手段、82:コネクタ、84:コネクタ、86:電源手段、90:インタフェース、92:コネクタ、94:インタフェース、96:コネクタ、98:記録媒体着脱検知手段、100:画像処理装置、102:光学防振手段、104:光学ファインダ、110:通信手段、112:コネクタ(またはアンテナ)、200:記録媒体、202:記録部、204:インタフェース、206:コネクタ、210:記録媒体、212:記録部、214:インタフェース、216:コネクタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置特に多点オートフォーカス(AF)を行なうデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、多点AFを行うカメラにおいて、たとえば特開2002−072331号公報に開示されるように、合焦した点を表示している。
一方、レリーズボタン半押し後に、複数の測距エリアのうち合焦したエリアが表示され、レリーズボタン押し切り後に消灯するようしたものがある。
さらに、特開2002−072331号公報には、フォーカスエイドを行う場合の表示方法が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−072331号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来方式では多点のどの点が合焦であるかを表示していても、どの点がジャストピントであるか、またはどの点が前ピンあるいは後ピンであるか等の詳細な合焦状態までは表示できていなかった。
【0005】
また、従来方式でも、フォーカスエイド表示とすることで、多点のうちの選択した1点における詳細な合焦状態は表示できても、同時期にその他の点での合焦状態は表示できていなかった(特許文献1参照)。そのためユーザーには、詳細な合焦状態表示の無い点のピントがどうなっているのか判断できなかった。
【0006】
そこで、本発明は、このような不都合を解消し、多点の全ての点での詳細な合焦状態を表示できるようにし、かつ合焦枠の表示を見易くすることで、ユーザーが撮影被写体に集中できるようした撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置であって、制御手段は上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点を上記表示手段に表示し、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段に表示されることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、異なる表示であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示であり、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示であることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更または消灯されることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の撮像装置において、上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の撮像装置において、上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の撮像装置は、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置であって、上記表示手段は上記測距点の表示を行い、制御手段は上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点は上記表示手段にて表示を変更され、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段にて表示を変更されることを特徴とする。
【0015】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示に変更し、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示に変更されることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更又は消灯されることを特徴とする。
【0017】
また、本発明の撮像装置において、上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の撮像装置において、上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0019】
また、本発明の撮像装置において、上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ、又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0020】
また、本発明の撮像装置の制御方法は、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置の制御方法であって、上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点を上記表示手段に表示し、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段に表示されるように制御することを特徴とする。
【0021】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、異なる表示であることを特徴とする。
【0022】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示であり、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示であることを特徴とする。
【0023】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更または消灯されることを特徴とする。
【0024】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする。
【0025】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0026】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0027】
また、本発明の撮像装置の制御方法は、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置の制御方法であって、上記表示手段が上記測距点の表示を行い、上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点は上記表示手段にて表示を変更され、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段にて表示を変更されるように制御することを特徴とする。
【0028】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示に変更し、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示に変更されることを特徴とする。
【0029】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更又は消灯されることを特徴とする。
【0030】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする。
【0031】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0032】
また、本発明の撮像装置の制御方法において、上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ、又は色が異なる表示であることを特徴とする。
【0033】
また、本発明の記憶媒体は、上記いずれかの各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体である。
また、本発明の記憶媒体は、上記処理手順を実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体である。
【0034】
本発明によれば、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点で測距を行い、測距結果に基づいて合焦点を選択し、合焦点及び合焦点と測距結果が同じになる測距点を表示して、ピントの合う点をユーザーに知らせる。また、測距結果が合焦点よりも近側になる測距点の表示と、合焦点よりも遠側になる測距点の表示を、合焦点表示と異なる表示で表示することでユーザーに分かり易くする。
また、タイマー手段により、合焦表示を任意の期間だけ表示できるようにすることで、合焦確認後はファインダーに集中できるようにする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態の構成を示す図である。図1において、100は画像処理装置である。10は撮影レンズ、12は絞り及びシャッター機能を備える露光制御装置、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、システム制御回路50の制御で感度を変更できるようになっている。
【0036】
16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、 A/D変換器16、 D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0037】
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0038】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0039】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFTLCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0040】
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0041】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0042】
40は絞り及びシャッター機能を備える露光制御装置12を制御する露光制御手段である。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段、46は振れを補正する手段である光学防振手段102の動作を制御する防振制御手段である。防振制御手段には電力消費は大きいが追従特性の良い通常モードと、電力消費は少ないが追従特性がやや劣るエコノミーモードがある。48はダミー負荷であり、電池の負荷試験を行う際に用いる。
【0043】
露光制御手段40、測距制御手段42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う。
【0044】
50は画像処理装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
【0045】
表示部54の表示内容のうちLCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示等がある。
【0046】
また、表示部54の表示内容のうち光学ファインダー104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
【0047】
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
60,62,64,66,68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0048】
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
60はモードダイアルスイッチであり、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ繋ぎ撮り撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
【0049】
62はシャッタースイッチSW1であり、図示しないシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2であり、図示しないシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0050】
66は画像表示ON/OFFスイッチであり、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により光学ファインダー104を用いて撮影を行う際に、TFTLCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
68は画質モード設定手段であり、記録画像の圧縮率やサイズ等、画質や記録容量にかかわる設定を行う。
【0051】
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
【0052】
80は電源制御手段であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源手段である。
【0053】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
【0054】
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
【0055】
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
さらに、インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0056】
102は画像の振れを防止する光学防振手段であり、防振制御手段46によって制御される。
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には表示部54の一部の機能、例えば合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
【0057】
110は通信手段であり、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信等の各種通信機能を有する。
112は通信手段110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
【0058】
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインタフェース204、画像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理装置100とのインタフェース214、画像処理装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0059】
次に、図2のフローチャートにより本発明の第1の実施形態における動作を説明する。
まず、ステップS101において、シャッタースイッチ(SW1)62がONされた場合にはステップS102へ進み、そうでない場合にはステップS101へ戻る。そして、ステップS102では測距制御手段42で、1つ以上の測距点で測距を行い、ステップS103へ進む。そして、ステップS103ではステップS102で行われた測距の結果に基づいて、合焦点を選択して画像表示部28に表示してステップS104へ進む。
【0060】
そして、ステップS104において表示モードが通常表示の場合にはステップS106へ進み、詳細表示の場合にはステップS105へ進む。なお、表示モードの設定に関しては、図示しない設定入力手段によって「表示無し」、「通常表示」、「詳細表示」等の表示種別を、ユーザーが任意に設定可能となっている。また、図2のフローチャートには示していないが、表示無しの設定の場合には全ての表示を行わないので、ステップS103の合焦点の表示も行わないように動作する。
【0061】
そして、ステップS105では合焦点と測距結果が同じになる測距点を画像表示部28に表示し、タイマーをスタートしてステップS106へ進む。ここで、タイマーはハードでもソフトでも良く、スタートしてから予め決められた任意の時間が経過した時に、それを制御手段に知らせることが可能となっている。なお、かかる経過時間はユーザーによって予め設定可能となっている。
【0062】
ここで、画像表示部28への表示例を図3を用いて説明する。図3(a)は外枠が画像表示部28の表示領域になる。この表示領域に画像が表示されていて、それに重ねて合焦点や、合焦点と測距結果が同じになる測距点を表示している。なお、升目状の枠は実際には表示されないその他の測距点の位置を示す。また、図3(b)のように合焦点を実線で表示し、合焦点と測距結果が同じになる測距点は破線で表示しても良い。あるいは合焦点と測距結果が同じになる測距点の線の太さを変える、線の色を変える、線の色の濃さを変える、升目内の色を変える、升目内の色の濃さを変える等の表示方法でも良い。
【0063】
次に、ステップS106では撮影のための準備動作を行い、ステップS107へ進む。そして、ステップS107においてシャッタースイッチ(SW2)64がONされた場合にはステップS109へ進み、そうでない場合にはステップS108へ進む。そして、ステップS108において、シャッタースイッチ(SW1)62がONされてる場合にはステップS110へ進み、そうでない場合にはステップS101へ戻る。
【0064】
そして、ステップS110においてステップS105でスタートしたタイマーが、任意の時間経過したかチェックして、既に経過していた場合にはステップS111へ進み、そうでない場合にはステップS107へ戻る。そして、ステップS111では合焦点および、合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示を消してステップS107へ戻る。なお、表示を消すのは、合焦点と測距結果が同じになる測距点だけでも良いし、表示を消すのではなく目立たなくなるように線を細くしたり、色を薄くするのでも良い。
【0065】
そして、ステップS109では合焦点および、合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示を消して、ステップS112へ進む。そして、ステップS112では撮影動作を行い、ステップS113へ進む。そして、ステップS113ではステップS112で撮影した画像を記録媒体200,210に記録して、ステップS107へ戻る。
【0066】
(第2の実施形態)
次に、図4のフローチャートにより本発明の第2の実施形態を説明する。
まず、ステップS201において、シャッタースイッチ(SW1)62がONされた場合にはステップS202へ進み、そうでない場合にはステップS201へ戻る。そして、ステップS202では測距制御手段42で、1つ以上の測距点で測距を行い、ステップS203へ進む。そして、ステップS203ではステップS202で行われた測距の結果に基づいて、合焦点を選択して画像表示部28に表示してステップS204へ進む。
【0067】
そして、ステップS204において表示モードが通常表示の場合にはステップS206へ進み、詳細表示の場合にはステップS205へ進む。なお、表示モードの設定に関しては、図示しない設定入力手段によって「表示無し」、「通常表示」、「詳細表示」等の表示種別を、ユーザーが任意に設定可能となっている。また、図4のフローチャートには示していないが、表示無しの設定の場合には全ての表示を行わないので、ステップS203の合焦点の表示も行わないように動作する。
【0068】
そして、ステップS205では合焦点に対して測距結果が、やや前ピンとやや後ピンになる測距点を画像表示部28に表示し、タイマーをスタートしてステップS206へ進む。ここで、タイマーはハードでもソフトでも良く、スタートしてから予め決められた任意の時間が経過した時に、それを制御手段に知らせることが可能となっている。なお、かかる経過時間はユーザーによって予め設定可能となっている。
【0069】
ここで、画像表示部28への表示例を図5を用いて説明する。図5(a)は外枠が画像表示部28の表示領域になる。この表示領域に画像が表示されていて、それに重ねて合焦点や、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点を表示している。なお、升目状の枠は実際には表示されないその他の測距点の位置を示す。また、図5(b)のように合焦点を実線で表示し、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点は破線で表示しても良い。あるいは合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点の線の太さを変える、線の色を変える、線の色の濃さを変える、升目内の色を変える、升目内の色の濃さを変える等の表示方法でも良い。また、前ピンか後ピンの区別ができるように、上記各項目を変えても良い。
【0070】
次に、ステップS206では撮影のための準備動作を行い、ステップS207へ進む。そして、ステップS207においてシャッタースイッチ(SW2)64がONされた場合にはステップS209へ進み、そうでない場合にはステップS208へ進む。そして、ステップS208において、シャッタースイッチ(SW1)62がONされてる場合にはステップS110へ進み、そうでない場合にはステップS201へ戻る。
【0071】
そして、ステップS210においてステップS205でスタートしたタイマーが、任意の時間経過したかチェックして、既に経過していた場合にはステップS211ヘ進み、そうでない場合にはステップS207へ戻る。そして、ステップS211では合焦点および、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点の表示を消して、ステップS207へ戻る。なお、表示を消すのは、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点だけでも良いし、表示を消すのではなく目立たなくなるように、線を細くしたり、色を薄くするのでも良い。
【0072】
そして、ステップS209では合焦点および、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点を消して、ステップS212へ進む。そして、ステップS212では撮影動作を行い、ステップS213へ進む。そして、ステップS213ではステップS212で撮影した画像を記録媒体200,210に記録して、ステップS207へ戻る。
【0073】
(第3の実施形態)
次に、図6のフローチャートにより本発明の第3の実施形態を説明する。
まず、ステップS300では測距点を示す表示を画像表示部28に表示して、ステップS301へ進む。そして、ステップS301において、シャッタースイッチ(SW1)62がONされた場合にはステップS302へ進み、そうでない場合にはステップS301へ戻る。そして、ステップS302では測距制御手段42で、1つ以上の測距点で測距を行い、ステップS303へ進む。そして、ステップS303ではステップS302で行われた測距の結果に基づいて、合焦点を選択して、画像表示部28に表示している測距点を示す表示を、合焦点であることを示す表示に変更してステップS304へ進む。
【0074】
そして、ステップS304において表示モードが通常表示の場合にはステップS306へ進み、詳細表示の場合には、ステップS305へ進む。なお、表示モードの設定に関しては、図示しない設定入力手段によって「表示無し」、「通常表示」、「詳細表示」等の表示種別を、ユーザーが任意に設定可能となっている。また、図6のフローチャートには示していないが、表示無しの設定の場合には全ての表示を行わないので、ステップS300の測距点の表示も、ステップS303の合焦点の表示も行わないように動作する。
【0075】
そして、ステップS305では合焦点と測距結果が同じになる測距点と、合焦点に対して測距結果がやや前ピン、前ピン、やや後ピン及び後ピンになる測距点を画像表示部28に表示している測距点を示す表示から変更して、タイマーをスタートして、ステップS306へ進む。ここで、タイマーはハードでもソフトでも良く、スタートしてから予め決められた任意の時間が経過した時に、それを制御手段に知らせることが可能となっている。なお、かかる経過時間はユーザーによって予め設定可能となっている。
【0076】
ここで、画像表示部28への表示例を図7を用いて説明する。図7は外枠が画像表示部28の表示領域になる。この表示領域に画像が表示されていて、それに重ねて合焦点や、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点を表示している。なお、升目状の枠はステップS300で表示する測距点表示であり、合焦点や、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点等の表示とは異なる表示となる。
【0077】
ここで、合焦点は太い実線表示に変更し、合焦点と測距結果が同じになる測距点は合焦点と同じ太い実線表示に変更し、合焦点に対して測距結果がやや前ピンになる測距点は破線表示に変更し、それより前ピンになる測距点は点線表示に変更する。また、合焦点に対して測距結果が、やや後ピンになる測距点は中程度の太さの実線表示に変更し、それより後ピンになる測距点は細い実線表示に変更して、合焦点、前ピン点、後ピン点がひと目でわかるようにする。また、線の色を変える、線の色の濃さを変える、升目内の色を変える、升目内の色の濃さを変える等の表示方法でも良い。
【0078】
次に、ステップS306では撮影のための準備動作を行い、ステップS307へ進む。そして、ステップS307においてシャッタースイッチ(SW2)64がONされた場合にはステップS309へ進み、そうでない場合にはステップS308へ進む。そして、ステップS308において、シャッタースイッチ(SW1)がONされてる場合にはステップS310へ進み、そうでない場合にはステップS300へ戻る。
【0079】
そして、ステップS310においてステップS305でスタートしたタイマーが、任意の時間経過したかチェックして、既に経過していた場合にはステップS311へ進み、そうでない場合にはステップS307へ戻る。そして、ステップS311では合焦点及び、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点の表示を、ステップS300で表示する測距点の表示に戻して、ステップS307へ戻る。なお、表示を戻すのは、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点だけでも良い。
【0080】
そして、ステップS309では合焦点及び、合焦点に対して測距結果がやや前ピンとやや後ピンになる測距点を消して、ステップS312へ進む。そして、ステップS312では撮影動作を行い、ステップS313へ進む。そして、ステップS313ではステップS312で撮影した画像を記録媒体200,210に記録して、ステップS307へ戻る。
【0081】
ここで、上記様々な実施形態に示した各機能ブロックおよび処理手順は、ハードウェアにより構成しても良いし、CPUあるいはMPU、ROMおよびRAM等からなるマイクロコンピュータシステムによって構成し、その動作をROMやRAMに格納された作業プログラムに従って実現するようにしても良い。また、上記各機能ブロックの機能を実現するように当該機能を実現するためのソフトウェアのプログラムをRAMに供給し、そのプログラムに従って上記各機能ブロックを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0082】
この場合、上記ソフトウェアのプログラム自体が上述した各実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム自体、及びそのプログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムを記憶する記憶媒体としては、上記ROMやRAMの他に例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−I、CD−R、CD−RW、DVD、zip、磁気テープ、あるいは不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
【0083】
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0084】
さらに、供給されたプログラムがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点で測距を行い、測距結果に基づいて合焦点を選択し、合焦点及び合焦点と測距結果が同じになる測距点を表示することで、ピントの合う点をユーザーに知らせる。また、測距結果が合焦点よりも近側になる測距点の表示と、合焦点よりも遠側になる測距点の表示を、合焦点表示と異なる表示で表示することで、ピントの状態がユーザーに分かり易く、合焦表示を任意の期間だけ表示することで、合焦確認後はファインダーに集中できるデジタルカメラを提示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における動作のフローチャートである。
【図3】本発明に係る表示手段の第1の表示例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における動作のフローチャートである。
【図5】本発明に係る表示手段の第2の表示例を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態における動作のフローチャートである。
【図7】本発明に係る表示手段の第3の表示例を示す図である。
【符号の説明】
10:撮影レンズ、12:シャッター、14:撮像素子、16:A/D変換器 、18:タイミング発生回路、20:画像処理回路、22:メモリ制御回路、24:画像表示メモリ、26:D/A変換器、28:画像表示部、30:メモリ、32:画像圧縮・伸長回路、40:露光制御手段、42:測距制御手段、44:ズーム制御手段、46:防振制御手段、48:ダミー負荷、50:システム制御回路、52:メモリ、54:表示部、56:不揮発性メモリ、60:モードダイアルスイッチ、62:シャッタースイッチSW1、64:シャッタースイッチSW2、66:画像表示ON/OFFスイッチ、68:画質モードスイッチ、70:操作部、80:電源制御手段、82:コネクタ、84:コネクタ、86:電源手段、90:インタフェース、92:コネクタ、94:インタフェース、96:コネクタ、98:記録媒体着脱検知手段、100:画像処理装置、102:光学防振手段、104:光学ファインダ、110:通信手段、112:コネクタ(またはアンテナ)、200:記録媒体、202:記録部、204:インタフェース、206:コネクタ、210:記録媒体、212:記録部、214:インタフェース、216:コネクタ。
Claims (28)
- 被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置であって、
制御手段は上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点を上記表示手段に表示し、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段に表示されることを特徴とする撮像装置。 - 上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、異なる表示であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示であり、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更または消灯されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の撮像装置。
- 上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする請求項3又は4記載の撮像装置。
- 上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする請求項2又は3記載の撮像装置。
- 上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする請求項2又は3記載の撮像装置。
- 被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置であって、
上記表示手段は上記測距点の表示を行い、制御手段は上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点は上記表示手段にて表示を変更され、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段にて表示を変更されることを特徴とする撮像装置。 - 上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示に変更し、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示に変更されることを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
- 上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更又は消灯されることを特徴とする請求項8又は9記載の撮像装置。
- 上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする請求項9又は10記載の撮像装置。
- 上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項記載の撮像装置。
- 上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ、又は色が異なる表示であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項記載の撮像装置。
- 被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置の制御方法であって、
上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点を上記表示手段に表示し、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段に表示されるように制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、異なる表示であることを特徴とする請求項14記載の撮像装置の制御方法。
- 上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示であり、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示であることを特徴とする請求項14記載の撮像装置の制御方法。
- 上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更または消灯されることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項記載の撮像装置の制御方法。
- 上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする請求項16又は17記載の撮像装置の制御方法。
- 上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする請求項15又は16記載の撮像装置の制御方法。
- 上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする請求項15又は16記載の撮像装置の制御方法。
- 被写体との距離を測定可能な1つ以上の測距点を持ち、該測距点に対応した表示が可能な表示手段を有する撮像装置の制御方法であって、
上記表示手段が上記測距点の表示を行い、上記測距点の全点で測距を行い、その測距結果に基づいて上記測距点の内から合焦点を選択して、上記合焦点は上記表示手段にて表示を変更され、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点も上記表示手段にて表示を変更されるように制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示は、同一表示に変更し、上記測距結果が上記合焦点よりも近側になる測距点の表示と、上記測距結果が上記合焦点よりも遠側になる測距点の表示とは、異なる表示に変更されることを特徴とする請求項21記載の撮像装置の制御方法。
- 上記合焦点の表示と、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示と、上記測距結果が近側になる測距点の表示と、上記測距結果が遠側になる測距点の表示は、任意の期間表示した後に変更又は消灯されることを特徴とする請求項21又は22記載の撮像装置の制御方法。
- 上記合焦点の表示の有無、上記合焦点と測距結果が同じになる測距点の表示の有無、上記測距結果が近側になる測距点の表示の有無、上記測距結果が遠側になる測距点の表示の有無及び上記任意の期間のいずれか又はそれぞれは、ユーザーによって設定可能であることを特徴とする請求項22又は23記載の撮像装置の制御方法。
- 上記異なる表示とは表示する線の太さ、種類、濃さ又は色が異なる表示であることを特徴とする請求項22〜24のいずれか1項記載の撮像装置の制御方法。
- 上記異なる表示とは表示する面の種類、濃さ、又は色が異なる表示であることを特徴とする請求項22〜24のいずれか1項記載の撮像装置の制御方法。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
- 請求項14〜26に記載の方法の処理手順を実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
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