JP2013037246A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】測距を高速化でき、ユーザが撮影したい瞬間に連続的に所望の画像を撮影できるようにする。
【解決手段】レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、撮像した画像を表示する画像表示手段と、複数の2次元撮像素子を用いて被写体までの距離を測距する測距手段と、測距手段から出力される測距結果から算出される複数の測距エリアを設定する測距エリア設定手段と、複数の測距エリアのうち互いに距離が近い隣接する測距エリアを合成したエリアと該エリアに係る距離情報とを画像上に表示するエリア表示手段と、所定の条件に従って表示するエリアを変更するとともにその距離情報の表示を変更するエリア表示変更手段と、表示された画像上のエリアの、その距離に基づき合焦位置を決定する合焦位置決定手段と、決定された合焦位置における撮影を行う連続撮影制御手段とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像装置および撮像方法に関する。
従来よりデジタルスチルカメラ等の電子撮像装置は、被写体に対して自動的に焦点を合わせるオートフォーカス(以下「AF」という)装置を搭載しているのが一般的である。AF装置におけるAF制御方法として、山登りAF制御が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。この山登りAF制御は、撮像素子が出力する映像信号から近接画素の輝度差の積分値を求め、この輝度差の積分値を、合焦度合いを示すAF評価値とする。合焦状態にあるときは被写体の輪郭部分がはっきりしており、近接画素間の輝度差が大きくなるのでAF評価値が大きくなる。非合焦状態のときは、被写体の輪郭部分がぼやけるため、画素間の輝度差は小さくなるので、AF評価値が小さくなる。AF動作実行時は、レンズを移動させながらこのAF評価値を順次取得していき、AF評価値が最も大きくなったところ、すなわちピーク位置を合焦点として、レンズを停止させる。
近年では、花の接写など合焦距離が画面内に多数あるシーンで有効な機能として、被写体情報から、カメラが自動的に複数点の合焦距離を決定し、それぞれの距離にピントを移動しながら、高速連続撮影を行い、その結果をマルチピクチャフォーマットのファイルとして保存することで、ユーザが撮影後に、好みの領域に合焦した画像を選択することを可能とした技術がある。
また、特許文献2では、フォーカスエリア内の輝度の分布の平均値(重心)を求め、フレーム間におけるその平均値を比較して被写体の移動を検出し、この移動に追従してフォーカスエリアを移動させ、新たなフォーカスエリア内で合焦位置を検出する技術(自動追尾機能)が提案されている。
しかしながら、従来のAF技術では、高速連続撮影の前にAF測距スキャン動作を行っており、このAF測距スキャン動作はフォーカスレンズが移動可能な範囲全てにフォーカスレンズを移動しながらAF評価値を取得しピーク位置を順次選択するために、処理時間がかかるという問題が既に知られている。
また、焦点を合わせたい被写体を特定することができる特許文献2等に開示の技術でも、オートフォーカス時の処理時間が問題となり、シャッターチャンスを逃してしまうという問題が残る。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、測距を高速化でき、また、ユーザが撮影したい瞬間に連続的に所望の画像を撮影することが可能な撮像装置および撮像方法を提供する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段により撮像した画像を表示する画像表示手段と、複数の2次元撮像素子を用いて被写体までの距離を測距する測距手段と、前記測距手段から出力される測距結果から算出される複数の測距エリアを設定する測距エリア設定手段と、前記複数の測距エリアのうち互いに前記距離が近い隣接する測距エリアを合成し、合成したエリアと該エリアに係る距離情報とを、前記画像表示手段により表示される画像上に表示するエリア表示手段と、所定の条件に従って前記エリア表示手段により表示されるエリアを変更するとともに該エリアに係る距離情報の表示を変更するエリア表示変更手段と、前記画像表示手段により表示された画像上のエリアの、その距離に基づき合焦位置を決定する合焦位置決定手段と、前記合焦位置決定手段により決定された前記合焦位置における撮影を行う連続撮影制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は、レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段により撮像した画像を表示する画像表示手段と、複数の2次元撮像素子を用いて被写体までの距離を測距する測距手段と、を備える撮像装置に対し、該撮像装置を制御する制御手段が、測距エリア設定手段として、前記測距手段から出力される測距結果から算出される複数の測距エリアを設定し、エリア表示手段として、前記複数の測距エリアのうち互いに前記距離が近い隣接する測距エリアを合成し、合成したエリアと該エリアに係る距離情報とを、前記画像表示手段により表示される画像上に表示し、エリア表示変更手段として、所定の条件に従って前記エリア表示手段により表示されるエリアを変更するとともに該エリアに係る距離情報の表示を変更し、合焦位置決定手段として、前記画像表示手段により表示された画像上のエリアの、その距離に基づき合焦位置を決定し、連続撮影制御手段として、前記合焦位置決定手段により決定された前記合焦位置における撮影を行うことを特徴とする。
本発明によれば、測距を高速化でき、また、ユーザが撮影したい瞬間に連続的に所望の画像を撮影することができるようになるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る一実施形態のデジタルスチルカメラの外観の一例を示す上面図である。 図2は、同デジタルスチルカメラの外観の一例を示す正面図である。 図3は、同デジタルスチルカメラの外観の一例を示す背面図である。 図4は、同デジタルスチルカメラ内部のシステム構成例を示すブロック図である。 図5は、同デジタルスチルカメラに備わる測距ユニット内の構成図である。 図6は、撮像素子の基板の内部ブロック図である。 図7は、撮像素子の画像信号の取り込みタイミングを示すタイミングチャートである。 図8は、測距および測光の基本原理(ラインセンサでの測距方法)に関して説明するための図である。 図9は、撮像素子上に配置された2次元のエリア構成の一例を示す図である。 図10は、同デジタルスチルカメラの測距ユニットにおける測距処理を説明する図である。 図11は、測距ユニットの撮像素子であるCCD内で分割されたエリアの一例を示す図である。 図12は、第1の実施例におけるファインダモードから高速連続撮影までの処理フローを示すフローチャートである。 図13は、第1の実施例におけるエリア選択処理を説明するためのフローチャートである。 図14は、第2の実施例におけるファインダモードから高速連続撮影までの処理フローを示すフローチャートである。 図15は、測距処理を説明するためのフローチャートである。 図16は、図15の測距処理における測光処理を説明するためのフローチャートである。 図17は、図15の測距処理における測距処理を説明するためのフローチャートである。 図18Aは、第1の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図18Bは、第1の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図18Cは、第1の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図18Dは、第1の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図18Eは、第1の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図18Fは、第1の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図18Gは、第1の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図18Hは、第1の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図19Aは、第2の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図19Bは、第2の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図19Cは、第2の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図19Dは、第2の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。 図19Eは、第2の実施例における測距処理からエリア設定処理までを説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる撮像装置および撮像方法の実施の形態を詳細に説明する。
[実施形態の概要]
本実施形態の撮像装置および撮像方法は、デジタルスチルカメラ等の撮像装置におけるマルチターゲットAF(本明細書では、オートフォーカスを「AF」と記す)において、測距手段として2次元撮像素子を利用する点、および、合焦させる被写体の候補を含むエリアを自動で決定しそのエリアと被写体までの距離に係る情報(距離分布)を表示する点、その後、その表示を元にユーザ操作により削除するエリアを選択できるようにした点、および、その選択の際、削除対象のエリアと削除非対象のエリアとで、そのエリアと距離の表示態様を異なるようにした点等が特徴になっている。なお、本明細書においてエリアの「距離」とは、測距結果に基づくデジタルスチルカメラから被写体までの距離またはこの距離に相当するもの(距離の平均値等)を意味するものであって、エリア間(被写体間)の距離を意味するものではない。
[デジタルスチルカメラの構成]
まず、この発明にかかる撮像装置の一実施形態であるデジタルスチルカメラの構成を、図1から図5に基づいて説明する。なお、ここではデジタルスチルカメラを例に説明するが、このデジタルスチルカメラに限らず、カメラ付き携帯電話、PDA等の携帯機器にも本発明を適用することができる。
(デジタルスチルカメラの外観)
図1から図3はそれぞれ、本実施形態のデジタルスチルカメラの外観の一例を示す上面図、正面図および背面図である。図1に示すように、デジタルスチルカメラの上面には、レリーズスイッチSW1、モードダイアルSW2、タッチパネル式サブ液晶ディスプレイ(以下、液晶ディスプレイを「LCD」という)1が配置されている。また、図2に示すように、デジタルスチルカメラの正面には、撮影レンズを含む鏡胴ユニット7、光学ファインダ4、ストロボ発光部3、測距ユニット5、リモコン受光部6、メモリカード装填室および電池装填室の蓋2が配置されている。また、デジタルスチルカメラの背面には、図3に示すように、電源スイッチ13、タッチパネルを備えるLCDモニタ10、AF用LED8、ストロボLED9、光学ファインダ4、広角方向ズームスイッチSW3、望遠方向ズームスイッチSW4、セルフタイマの設定および解除スイッチSW5、メニュースイッチSW6、上移動およびストロボセットスイッチSW7、右移動スイッチSW8、ディスプレイスイッチSW9、下移動およびマクロスイッチSW10、左移動および画像確認スイッチSW11、OKスイッチSW12、撮影設定へのクイックアクセススイッチSW13が配置されている。なお、上記において各部位の機能は、公知のデジタルスチルカメラのものと同様である。
(デジタルスチルカメラのシステム構成例)
図4は、このデジタルスチルカメラ内部のシステム構成例を示すブロック図である。図4に示すように、デジタルスチルカメラの各部はデジタルスチルカメラプロセッサ104(以下、単に「プロセッサ104」という)によって制御されるように構成されている。プロセッサ104は、CCD1信号処理ブロック104−1、CCD2信号処理ブロック104−2、CPUブロック104−3、ローカルSRAM(Local SRAM)104−4、USBブロック104−5、シリアルブロック104−6、JPEG・CODECブロック104−7、RESIZEブロック104−8、TV信号表示ブロック104−9、メモリカードコントローラブロック104−10を備え、これらは相互にバスラインで接続されている。
CCD1信号処理ブロック104−1は、TG(タイミングジェネレータ)102−4に、垂直同期信号VD、水平同期信号HDを供給する。CCD2信号処理ブロック104−2は、フィルタリング処理により輝度データ・色差データへの変換を行う。
プロセッサ104のCPUブロック104−3は、音声記録回路115−1による音声記録動作を制御するようになっている。音声記録回路115−1は、マイクロホン115−3で変換された音声信号のマイクロホンアンプ115−2による増幅信号を、CPUブロック104−3からの指令に応じて記録する。
また、CPUブロック104−3は、音声再生回路116−1の動作も制御する。音声再生回路116−1は、CPUブロック104−3からの指令により、適宜のメモリに記録されている音声信号を再生してオーディオアンプ116−2に入力し、スピーカー116−3から音声を出力するように構成されている。
CPUブロック104−3はまた、ストロボ回路114の動作を制御することによってストロボ発光部3から照明光を発光させるようになっており測距ユニット5の動作も制御する。
また、CPUブロック104−3は、プロセッサ104の外部に配置されたサブCPU109と接続されており、このサブCPU109は、LCDドライバ111を介してサブLCD1による表示を制御する。サブCPU109はさらに、AF用LED8、ストロボLED9、リモコン受光部6、スイッチSW1〜SW13からなる操作キーユニット、ブザー113と接続されており、これらの制御も行う。
ローカルSRAM104−4は、制御に必要なデータ等を一時的に保存する。USBブロック104−5は、USBコネクタ122に接続されており、パソコンなどの外部機器とUSB通信を行う。シリアルブロック104−6は、シリアルドライバ回路123−1を介してRS−232Cコネクタ123−2に接続されており、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行う。JPEG CODECブロック104−7は、JPEG圧縮・伸張を行う。RESIZEブロック104−8は、画像データのサイズを補間処理により拡大/縮小する。TV信号表示ブロック104−9は、LCDドライバ117を介してLCDモニタ10に接続され、また、ビデオアンプ118を介してビデオジャック119にも接続されており、画像データを液晶モニタやTVなどの外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換する。メモリカードコントローラブロック104−10は、メモリカードスロット121の、カードとの接点に接続されており、撮影された画像データを記録するメモリカードの制御を行う。
プロセッサ104の外部には、画像データに各種処理を施す際に、その画像データを一時的に保存するSDRAM103が配置され、プロセッサ104とバスラインによって接続されている。SDRAM103に保存される画像データは、例えば、CCD101からF/E−IC102を経由して取り込まれ、CCD1信号処理ブロック104−1でホワイトバランス設定およびガンマ設定が行われた状態の「RAW−RGB画像データ」や、CCD2信号処理ブロック104−2で輝度データ・色差データ変換が行われた状態の「YUV画像データ」や、JPEG CODECブロック104−7でJPEG圧縮された「JPEG画像データ」等である。
プロセッサ104の外部にはまた、RAM107、内蔵メモリ120、およびROM108が配置され、これらも、プロセッサ104とバスラインによって接続されている。ROM108には、CPUブロック104−3にて解読可能なプログラムコードで記述された、制御プログラムや制御するためのパラメータ等が格納されている。電源スイッチ13の操作によって、このデジタルスチルカメラの電源がオン状態になると、制御プログラムがROM108からメインメモリとしても利用されるLocal SRAM104−4またはRAM107にロードされ、CPUブロック104−3は、その制御プログラムに従って装置各部の動作を制御することとなる。内蔵メモリ120は、撮影した画像データを記憶するためのメモリであり、メモリカードスロット121にメモリカードが装着されていない場合であっても、撮影した画像データを記憶することができるようにするために設けられている。
上記制御プログラムは、測距ユニット5からの出力(測距結果)を処理し、測距エリアを設定する測距エリア設定機能をもつ「測距処理部」、LCDに画像データを表示する処理を行う「画像表示処理部」、LCDに表示された画像上に、互いに距離(上記測距結果)が近い隣接する測距エリアを合成して表示するとともにこの合成したエリアの距離(合成前の各測距エリアの測距結果の平均値)をインジケータ表示するための処理を行う「エリア表示処理部」と、ユーザによる所定操作等の所定の条件に応じて測距エリアを変更し、変更後の測距エリアとその距離を表示する処理を行う「エリア表示変更処理部」、SDRAM103に格納された画像データから被写体の顔領域を検出する「顔領域検出処理部」、静止画撮影を高速に連続して行う、いわゆる高速連続撮影機能をもつ「連続撮影処理部」、および、後述の距離リストの距離データから、各フォーカスレンズ7−2aの合焦位置へ変換する合焦位置決定機能をもつ「レンズ位置決定処理部」を含む各種処理プログラムを有する。
鏡胴ユニット7は、ズームレンズ7−1aを有するズーム光学系7−1、フォーカスレンズ7−2aを有するフォーカス光学系7−2、絞り7−3aを有する絞りユニット7−3、メカニズムシャッタ7−4aを有するメカシャッタユニット7−4、を備える。ズーム光学系7−1、フォーカス光学系7−2、絞りユニット7−3、メカシャッタユニット7−4は、それぞれズームモータ7−1b、フォーカスモータ7−2b、絞りモータ7−3b、メカシャッタモータ7−4bによって駆動されるようになっており、各モータは、プロセッサ104のCPUブロック104−3によって制御されるモータドライバ7−5によってそれらの動作が制御されるように構成されている。
鏡胴ユニット7は、撮像素子であるCCD101に被写体像を結ぶ撮影レンズを有し、CCD101は上記被写体像を画像信号に変換してF/E−IC102に入力する。F/E−IC(フロントエンドIC)102は周知のとおり、画像ノイズ除去用のため相関二重サンプリングを行うCDS102−1、利得調整を行うAGC102−2、A/D変換を行うA/D102−3を有し、上記画像信号にそれぞれ所定の処理を施し、デジタル信号に変換してプロセッサ104のCCD1信号処理ブロック104−1に入力する。これらの信号処理動作は、プロセッサ104のCCD1信号処理ブロック104−1から出力されるVD・HD信号により、TG102−4を介して制御される。
また、測距ユニット5は、単独でCPUを有する。そのため、測距ユニット5は、デジタルスチルカメラ内における他の処理とは非同期に動作させることが可能である。その測距ユニット5内の構成図を図5に示す。
(測距ユニットの構成)
図5に示すように、レンズアレイ11にはレンズ12a、12bが一体化されて形成されている。レンズ12a、12bは測距用のレンズであり、同じ形状で焦点距離は等しく、それぞれの光軸14a、14bは平行である。光軸14aと光軸14bの間隔が基線長Dである。
ここで図5のように光軸14a、14bの方向をZ軸とし、Z軸に垂直であり、かつ光軸14bから光軸14aへ向かう方向をY軸とし、Z軸とY軸の両方に直交する方向をX軸とする。レンズ12a、12bはXY平面上にありY軸上に両レンズの中心を配置した。この場合、視差Δが発生する方向はY軸方向となる。
撮像素子15はCMOS、CCD等の撮像素子であり、ウェハ上に半導体プロセスにより多数の受光素子(画素)を形成したものである。本実施形態ではCCDを用いて説明する。撮像素子15上には、測距用レンズ12aを経て被写体像が結像される撮像領域16aと、測距用レンズ12bを経て被写体像が結像される撮像領域16bが離間して配置されている。
撮像領域16aと撮像領域16bはそれぞれ同じ大きさの矩形領域であり(図5下図)、これらの各撮像領域の対角中心と、各レンズの光軸はほぼ一致するように配置されている。本実施形態の測距ユニット5は、撮像領域16aと撮像領域16bを離間して設けている。これらの撮像領域が離間されていない場合は、隣接する撮像領域に光線が入射することを避けるために撮像領域を区切る壁などを設ける必要があるが、本実施形態の測距ユニット5にはこのような構造は不要である。
撮像素子15の下には図示しないデジタル信号プロセッサ(DSP)を含む基板18が配置されている。基板18の内部ブロック図は、図6のとおりである。図6に示す構成において撮像素子15は、プロセッサ204によって制御されるように構成されている。
プロセッサ204は、CCD信号処理ブロック204−1、CPUブロック204−2、メモリコントローラブロック204−3、外部I/Fブロック204−4を有し、これらは相互にバスラインで接続されている。プロセッサ204の外部には、YUV画像データを保存するSDRAM205が配置され、プロセッサ204とバスラインによって接続されている。またプロセッサ204の外部には、制御プログラムが格納されたROM206が配置され、プロセッサ204とバスラインによって接続されている。
また、基板18では、撮像素子15であるCCD201−1、201−2からの被写体像の画像信号をそれぞれ、F/E−IC202、203に入力する。本実施形態では、測距ユニット5は2つの撮像素子を有し、それぞれについて測距用センサ1用F/E−IC202、測距用センサ2用F/E−IC203を有している。F/E−ICは周知のとおりで、F/E−IC202および203はそれぞれ、相関二重サンプリングを行うCDS202−1、203−1、利得調整を行うAGC202−2、203−2、A/D変換を行うA/D変換部202−3、203−3を有しており、画像信号をデジタル信号へと変換しプロセッサ204のCCD信号ブロック204−1へ入力する。これらの信号処理動作は、プロセッサ204のCCD信号処理ブロック204−1から出力される同期信号であるVD/HD/CLK信号より、TG202−4、203−4を介して制御される。
ROM206に格納された制御プログラムは、CCD信号処理ブロック204−1がこれらの制御を2つの撮像素子201−1、201−2のそれぞれに対して行えるようにプログラムされている。この制御プログラムは、撮像素子201−1、201−2のそれぞれに対して測距処理を行うための測距処理部ブロックおよび測光処理を行うための測光処理部ブロックをもつ。
また、撮像素子(CCD201−1、201−2)の画像信号の取り込みタイミングはVD信号に同期して制御されるが、その取り込みタイミングは、本実施形態では30fps(以後フレームレート)で駆動できるようになっている。そのタイミングチャートは、図7のようになり、電子シャッタの取り込みタイミングを設定することで、露光量を制御することが可能である。
外部I/Fブロック204−4は、測距(距離分布)および測光結果の出力、2つの撮像素子からの画像データの出力、さらにデジタルスチルカメラからの通信を行えるようにしている。従って、測距ユニット5以外のデジタルスチルカメラの内部でも、その出力データを演算させることが可能である。
[測距および測光の基本原理]
次に、測距および測光の基本原理に関して説明する。まず、測距に関して、図8のラインセンサでの測距方法を用いて説明する。
図8において被写体311からの光を同一の光学系からなる2台のデジタルスチルカメラ312a、312bを配置して撮影する場合を考える。レンズ313aを通して得た被写体像314aと、レンズ313bを通して得た被写体像314bとは、図8のように被写体上の同一点が視差Δだけずれてラインセンサ315a、315bにそれぞれ至り、複数の受光素子(画素)で受光され、電気信号に変換される。ここでレンズ313a、313bの光軸間の距離は基線長と呼ばれ、これをDとし、レンズと被写体との距離をA、レンズの焦点距離をfとして、A≫fであるときには次式の式(1)が成り立つ。
A=Df/Δ … (1)
基線長Dおよびレンズの焦点距離fは既知であるから、式(1)より、視差Δを検出すれば被写体までの距離Aを算出することができる。このように2つの画像の視差Δから距離Aを算出する方式を三角測量という。視野全体のうち、レンズ解像度の高い中心部にラインセンサを配して受光するため、視野の中心部に焦点合わせが行われることになる。
[本実施形態の測距ユニットにおける測距および測光]
本実施形態の測距ユニット5は2次元センサを有しており、上記原理を2次元に展開して実現させている。図9は撮像素子15上に配置された2次元のエリア構成を示している。この各エリアに対して、測距用センサ1(CCD201−1)および測距用センサ2(CCD201−2)による検知結果のズレを求めて視差を求める。例えば図9の測距用センサ1のエリアaとこれに対応する、測距用センサ2のエリアAとを、図10のように水平方向に数画素ずらしながらその画素差分を求めその値が最も小さい位置をそのエリアの視差とする。その視差から上記式(1)より距離を求める。視差を求める場合、空のような視差がわからない被写体の場合は、距離が出ない場合がある。その際は測距不能のため0とすることとする。
一方、本実施形態の測距ユニット5は露光量を可変にすることができるので、測光機能を持っている。本実施形態では、撮像素子の撮像領域を多分割することにより視野領域全体を複数に分割し、各領域の明るさを測定する。図11が測距ユニット5の撮像素子であるCCD201−1もしくは201−2内で分割されたエリアである。例えば、CCD201−2からの画像信号はF/E−IC203を介してCCD信号処理ブロック204−1へと渡り、SDRAM205に格納されたYUV画像データから、これらの分割エリア内のY値(輝度)を用いて、Y値の加算、対象画素数で乗算することによって、各エリアの評価値が求められる。その評価値から得られる分割エリアの輝度分布により適正露光量を算出し、被写体の明るさを検知する。その結果に対して、明るいまたは暗いといった場合は、プロセッサ104がメカシャッタユニット7−4を制御し、電子シャッタを変化させ露光量を変更する。
[従来のデジタルスチルカメラの動作概要]
次に、上記のように構成されたデジタルスチルカメラの動作を説明する前に、従来のデジタルスチルカメラの動作概要を説明しておく。
図1に示すモードダイアルSW2を記録モードに設定することで、デジタルスチルカメラが記録モードで起動する。モードダイアルSW2の設定は、図4における操作Keyユニット(SW1〜SW13)に含まれるモードダイアルSW2の状態が記録モードONになったことをCPUが検知し、モータドライバ7−5を制御して、鏡胴ユニット7を撮影可能な位置に移動させる。さらにCCD101、F/E−IC102、LCDモニタ10等の各部に電源を投入して動作を開始させる。各部の電源が投入されると、ファインダモードの動作が開始される。
ファインダモードでは、レンズを通して撮像素子(CCD101)に入射した光は、電気信号に変換されてアナログ信号のR,G,BとしてCDS回路102−1、AGC102−2、A/D変換器102−3に送られる。A/D変換器102−3でデジタル信号に変換されたそれぞれの信号は、CCD2信号処理ブロック104−2内のYUV変換部でYUV信号に変換されて、メモリコントローラ(図示せず)によってSDRAM103に書き込まれる。このYUV信号はメモリコントローラに読み出されて、TV信号表示ブロック104−9を介してTVやLCDモニタ10へ送られて表示が行われる。この処理が30fps(1/30秒間隔)で行われ、1/30秒ごとに更新されるファインダモードの表示となる。
[本実施形態のデジタルスチルカメラの動作]
続いて、本実施形態のデジタルスチルカメラの動作を説明する。以下では、本実施形態において特徴的な高速連続撮影処理に関して、第1の実施例および第2の実施例を挙げ説明する。
(第1の実施例)
まず、本実施形態のデジタルスチルカメラにおける高速連続撮影処理の第1の実施例について説明する。本実施例のファインダモードから高速連続撮影までの処理フローに関しては図12のフローチャートのとおりである。以下では、このフローに基づき説明する。
デジタルスチルカメラは電源ON後、ファインダモードの状態となる。そして、このファインダモード時に、まず測距ユニット5を使用した測距処理を行う(S12−1)。ここで、この測距処理に関して、図15〜17のフローチャートを用いて説明する。
まず測距ユニット5内のROM206に格納された制御プログラム(測距処理部)に従い、CPUブロック204−2は、先ず測光処理(S15−1)を行う。ここでの測光処理(S15−1)は、図16のフローチャートのとおりである。
まず、露光した画像信号からCCD信号処理ブロック(204−1)にてYUV変換された画像信号に基づいて、前述のように自動露出のための評価値を演算する(S16−1)。
次に、その評価値から被写体のY値(輝度)の分布を確認し、適正露光になるような露光量(シャッタースピード)を設定する(S16−2)。
最後に、設定された露光量を各測距用センサのTG202−4、203−4に設定する(S16−3)。なお、この測光結果はSDRAM205上に保存しておき、デジタルスチルカメラが撮影処理に入った場合に、測距ユニット5から外部I/Fブロック204−4を介して、この測光結果を送信できるようにしておけば、測距ユニット5以外のデジタルスチルカメラ内での測光処理を省略できるので処理時間を短縮することが可能になる。
図15に戻り、上記測光処理で設定された露光設定に基づいて、測距用センサ1、2で露光し、その画像信号から測距処理(S15−2)を行う。ここでの測距処理(S15−2)は、図17のフローチャートのとおりである。
まず2つの測距用センサ1、2の露光のタイミングを取るためVD信号待ちを行う(S17−1)。
次に、その露光した画像信号からCCD信号処理ブロック(204−1)にてYUV変換された画像信号に基づいて、図9のようなエリアに対して測距演算処理を行う(S17−2)。本実施形態では、7×7の計49エリアを撮像範囲に均等に配置している。このエリア数に関しては、さらに細かく設定することで、より細かい被写体に対しての測距演算結果を出力することが可能である。
次に、その測距演算結果から、距離分布生成処理を行う(S17−3)。例えば、図18Aのようなシーンにおいては、図18Bのように49のエリアにエリア分割し、図18Cのような距離分布を作成する。表示されている数値は1/距離[m]で表示している。以上のようにして、測距処理を行う。
図12に戻り、測距処理(S12−1)で測距された距離分布から、各測距エリアにおいて互いに距離が近いものは、その測距エリアに含まれる被写体が同じ被写体であると判定し(測距エリア選択処理)、そのエリアを合成する処理を行う(S12−2)。これは測距ユニット5から出力された距離分布より、各測距エリアの“1/距離”が近いものを抽出し、そのエリアを1つのエリアとして合成する処理である。以下、この合成したエリアを“エリア”と略記する。
次に、S12−2で合成した各エリアとその距離を示すインジケータ表示を行うエリア表示処理を行う(S12−3)。図18Dは、このエリア表示処理後の状態の一例を示している。図18Dの例は、図18Aのシーンについて、A〜Fの6つのエリアとその測距結果が表示されていることになる。なお、各エリアの測距結果は、合成する各測距エリアの測距結果の平均をとり、その平均値を、合成したエリアの測距演算結果として(図18G)、SDRAM103へ保存しておく。そしてこのエリア表示処理(S12−3)ではさらに、合成後の各エリアの測距結果を表示するために、各エリアの測距結果からなる距離分布もインジゲータ表示するようにしている。これによってユーザは測距結果がどのような距離分布になっているかを確認することができる。図18Dの例では色分けしていないが、実際には各エリアとその距離(測距結果)を対応づけて距離分布を示し色で区別できるようにするとより被写体のエリアと距離の関係をより分り易くユーザに示すことが可能となる。
次に、表示されたエリアとその距離から、撮影時に所望とするフォーカスエリア(合焦位置が決定されるエリア)を選択するエリア設定処理を行う(S12−4)。これは実際に測距した結果は、背景や不必要な領域も測距しているため不要なエリアも含まれており、この不要なエリアを任意に削除するための処理である。以下では、この処理に関して図13のフローチャートを用いて説明する。
まず、削除対象とするエリアを選択する(S13−1)。例えば、右移動スイッチSW8、左移動および画像確認スイッチSW11およびOKスイッチSW12によって、削除対象のエリアを選択するようにする。ここでは、右移動スイッチSW8または左移動および画像確認スイッチSW11を押下することによって、押下された右移動スイッチSW8または左移動および画像確認スイッチSW11の方向に順次エリアを移動し、OKスイッチSW12が押下されることで、現在選択されているエリアを削除対象エリアとして決定することができる。図18Eは、削除対象のエリアが選択されている状態を示している。図18Eの例では、削除対象となるエリアを破線で表わし、そうでないものを実線で表している。また、インジケータ表示されている距離分布に関しては、選択された削除対象のエリアとそうでないエリアが色等で区別できるようにしている。このように、ユーザ操作に応じて、表示の変更を行う。なお、上記削除対象エリアの選択の際の操作は一例であって、上記操作方法に限るものではない。
ところで、表示される各エリアのうち互いに距離が近いもの(ここでは被写界深度内のものとする)と、そうでないエリアとで、その表示態様を変更するようにしてもよい。具体的には、例えば、互いに距離が近いエリア(被写界深度内のもの)を同一の表示態様で表示するようにする。図18Eでは、エリアB、Eは互いに近い距離にあると判断されるので、これらを共通の線で(図の例では実線だが、例えば共通の色として)表示する。このようにすることにより、ユーザは、LCDモニタ10に表示される画面上で各エリアが離れていても互いに(本デジタルスチルカメラからの)距離が近い被写体を容易に認識でき、削除対象のエリアとして選択するか否かの判断も容易になる。
図13に戻り、ユーザは、削除したいエリアがある場合(S13−2でYes)、ディスプレイスイッチSW9を押下することで、処理は、エリア削除処理(S13−3)へと移行する。このエリア削除処理では、削除対象のエリアとその距離に係る表示を消去し、残りのエリアのみをフォーカスエリアとして設定する。一方、削除したいエリアがない場合(S13−2でNo)は、メニュースイッチSW6を押下することで、処理は終了する。図18Fは、削除後の状態を示している。ここでは削除したエリアはA、Dの2つエリアで、これらは背景を測距していたため削除されている。
以上までがエリア設定処理(S12−4)である。
図12に戻り、上記エリア設定処理(S12−4)において、設定された複数エリアの測距結果を用いて、距離リストを作成する(S12−5)。図18Aのシーンに関しては図18Gのようにフォーカスエリアとなる4つのエリア(全6エリアだが、そのうち2エリアは上記のエリア設定処理で削除している)を抽出しているので、その4つのエリアの距離データを抽出する。それを距離のリスト(図18H)として作成する。
距離のリストが作成され(S12−6でYes)、さらにレリーズスイッチSW1が押下された場合には(S12−7でYes)、そのリストに基づいて、連続撮影処理へと入る(S12−8)。この連続撮影処理の開始は、レリーズスイッチSW1の押下に代えて、例えば、LCDモニタ10に表示された撮像画面上に表示させたフォーカスエリアの枠のいずれかがタッチパネルを介してタップまたはタッチされると開始するようにしてもよいし、その他のスイッチ操作に応じて開始するようにしてもよい。
本実施例では、距離リストの距離データから、各フォーカスレンズ7−2aの合焦位置へ変換し、その位置へフォーカスレンズを移動してから撮影することを各距離について順次行う。こうすることで、ユーザが所望とする距離についてのみ、山登りAF動作をせずに、より高速な高速連続撮影をすることが可能となり、撮影での処理時間を削減させることが可能となる。また、露光に関しては、事前にファインダモード時に、測距ユニット5以外のデジタルスチルカメラ内で測光した結果を用いて撮影しても、測距ユニット5での測光結果を用いて撮影しても良いが、高速性を配慮する2次元撮像素子を用いた測距ユニット5からの測光結果を用いたほうが、撮影にかかる処理が速くなる。また、測距ユニット5からの測光結果を用いることで、シャッターチャンスを逃さないという効果を奏する。
また、特定の測距エリアの合焦位置での高速連続撮影を行えばよいので、ユーザにとって不要な画像が排除され、その結果連続撮影枚数を最適化できる。
以上、本実施形態のデジタルスチルカメラにおける高速連続撮影処理の第1の実施例について説明した。
(第2の実施例)
続いて、本実施形態のデジタルスチルカメラにおける高速連続撮影処理の第2の実施例について説明する。本実施例のファインダモードから高速連続撮影までの基本的な処理フローは、第1の実施例で図12のフローチャートを用いて説明したとおりである。また、測距ユニット5を使用した測距処理についても、第1の実施例で図15、16、17を用いて説明したとおりである。以下では、ファインダモードから高速連続撮影までの基本的な処理フローに加え、本実施例に特徴的な処理について図14を用いて説明する。
まず、デジタルスチルカメラは電源ON後、ファインダモードの状態となる。このファインダモード時に、まず測距ユニット5を使用した測距処理を行う(S14−1)。この測距処理は、第1の実施例において、図15、16、17を用いて前述したとおりであるので、ここではその説明を省略する。この測距処理で、第1の実施例と同様に図18Aに示すようなシーンでは、図18Bのように49のエリアにエリア分割し、図18Cに示すような距離分布が作成される。この距離分布に示す数値は、1/距離[m]で表示している。
次いで、ファインダモード時に表示されている画像データの中で、顔領域があるかどうかを確認する(顔検知処理:S14−2)。顔領域の検知方法に関しては、デジタルスチルカメラの技術分野のおいて様々な手法がすでに知られており、本実施例では、そのうちのいずれかの方法を用いるものとする。以下に、顔領域の検知方法に関する公知例を示す。
(1)テレビジョン学会誌Vol.49、No.6、pp.787−797(1995)の「顔領域抽出に有効な修正HSV表色系の提案」に示されるように、カラー画像をモザイク画像化し、肌色領域に着目して顔領域を抽出する方法。
(2)電子情報通信学会誌Vol.74−D−II、No.11、pp.1625−1627(1991)の「静止濃淡情景画像からの顔領域を抽出する手法」に示されているように、髪や目や口など正面人物像の頭部を構成する各部分に関する幾何学的な形状特徴を利用して正面人物の頭部領域を抽出する方法。
(3)画像ラボ1991−11(1991)の「テレビ電話用顔領域検出とその効果」に示されるように、動画像の場合、フレーム間の人物の微妙な動きによって発生する人物像の輪郭エッジを利用して正面人物像を抽出する方法。
上記のような顔領域の検知方法のいずれかの方法を用いて、ファインダモード時のデジタルスチルカメラの画像データを用いて顔検知を行い、顔領域が検知された場合(S14−3でYes)、検知された顔エリアを選択し、その顔エリアと重なる測距エリアを、測距ユニット5から出力される距離分布と比較し、抽出する(S14−4)。
図19Aが、顔エリアが検出できたときの状態である。ここでは4人の顔を検知しており、その顔エリアA〜Dに近い測距エリア部分について、その測距結果の平均値をそれぞれ算出する。そして、その値を測距演算結果として(図19D)、SDRAM103へ保存しておく。
一方、顔が検出されなかった場合(S14−3でNo)、第1の実施例と同様に、測距処理(S14−1)で測距された距離分布から、各測距エリアにおいて距離が近いものは同じ被写体であると判定し(S14−6)、そのエリアを合成する処理を行う(S14−7)。そして合成した各エリアとその距離分布を表示するエリア表示処理を行う(S14−5)。なお、実施例1と同様に本実施例でも、各エリアの測距結果(ここでは合成された各測距エリアの測距結果の平均値)を示す距離分布もインジゲータ表示するようにしている。これによってユーザは距離分布がどのようになっているかを確認することができる。本実施例では色分けしていないが、実際にはこの各エリアとその距離分布を対応づけて色で区別するようにするとより被写体のエリアと距離の関係をユーザに示すことが可能となる。
次に、エリア設定処理(S14−8)において、表示されたエリアとその距離から、撮影時に所望とするフォーカスエリアを選択するエリア設定処理を行う。これは実際に測距した結果は、背景や不必要な領域も測距しているため、そのエリアを任意に削除するためのものである。この処理は、前述の第1の実施例にて図13を用いて説明した同処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
図19Bは、削除対象となるエリアが選択されている状態を示している。この図においても、削除対象となるエリアを破線で表わし、そうでないものを実線で表している。図19Cは、削除後のエリアと距離分布を示している。なお、本実施例においても、各エリアの距離が近い場合(被写界深度内のもの)は、第1の実施例で説明したように処理するとよい。
次いで、上記エリア設定処理(S14−8)で設定された複数エリアの測距結果を用いて、距離リストを作成する(S14−9)。図19Cのシーンに関しては2つの顔エリア(4人の顔を検出しているが、エリア設定処理にて2つ除外したため)を抽出しているので、その2つのエリアの距離データを抽出する。図19Eはそのときの距離のリストである。
距離のリストが作成され(S14−10のYes)、レリーズスイッチSW1が押下された場合(14−11のYes)には、作成された距離リストに基づいて高速連続撮影を行う連続撮影処理へと入る(S14−12)。この連続撮影処理の開始は、レリーズスイッチSW1の押下に代えて、例えば、LCDモニタ10に表示された撮像画面上に表示させたフォーカスエリアの枠のいずれかがタッチパネルを介してタップまたはタッチされると開始するようにしてもよいし、その他のスイッチ操作に応じて開始するようにしてもよい。
本実施例においても、第1の実施例と同様に、距離リストの距離データから、各フォーカスレンズ7−2aの合焦位置へ変換し、その位置へフォーカスレンズを移動してから撮影することを各距離について順次行う。こうすることで、ユーザが所望とする距離のみ、山登りAF動作をせずに、より高速な高速連続撮影をすることが可能となり、高速連続撮影での処理時間を削減させることが可能となる。本実施例では特に顔領域を検知しているが、実際のデジタルスチルカメラでは顔優先モードを用意し、顔領域を判別するか、またはそれ以外の被写体も判別するかを切り替えられるようにしておくと尚良い。また、露光に関しては、事前にファインダモード時に、測距ユニット5以外のデジタルスチルカメラ内で測光した結果を用いて撮影しても、測距ユニット5での測光結果を用いて撮影しても良いが、高速性を配慮する2次元撮像素子を用いた測距ユニット5からの測光結果を用いたほうが、撮影にかかる処理が速くなる。また、測距ユニット5からの測光結果を用いることで、シャッターチャンスを逃さないという効果を奏する。
また、特定の測距エリアの合焦位置での高速連続撮影を行えばよいので、ユーザにとって不要な画像が排除され、その結果連続撮影枚数を最適化できる。
以上、本実施形態のデジタルスチルカメラにおける高速連続撮影処理の第2の実施例について説明した。
1 サブ液晶ディスプレイ
2 メモリカード装填室および電池装填室の蓋
3 ストロボ発光部
4 光学ファインダ
5 測距ユニット
6 リモコン受光部
7 鏡胴ユニット
8 AF用LED
9 ストロボLED
10 LCDモニタ
13 電源スイッチ
SW1 レリーズスイッチ
SW2 モードダイアル
SW3 広角方向ズームスイッチ
SW4 望遠方向ズームスイッチ
SW5 セルフタイマの設定および解除スイッチ
SW6 メニュースイッチ
SW7 上移動およびストロボセットスイッチ
SW8 右移動スイッチ
SW9 ディスプレイスイッチ
SW10 下移動およびマクロスイッチ
SW11 左移動および画像確認スイッチ
SW12 OKスイッチ
SW13 クイックアクセススイッチ
101 CCD
102 F/E−IC
103 SDRAM
104 デジタルスチルカメラプロセッサ
107 RAM
108 ROM
109 サブCPU(SUB−CPU)
111 LCDドライバ
113 ブザー
117 LCDドライバ
118 ビデオアンプ
119 ビデオジャック
120 内蔵メモリ
121 メモリカードスロット
122 USBコネクタ
特公昭39−5265号公報 特開平04−158322号公報

Claims (8)

  1. レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像した画像を表示する画像表示手段と、
    複数の2次元撮像素子を用いて被写体までの距離を測距する測距手段と、
    前記測距手段から出力される測距結果から算出される複数の測距エリアを設定する測距エリア設定手段と、
    前記複数の測距エリアのうち互いに前記距離が近い隣接する測距エリアを合成し、合成したエリアと該エリアに係る距離情報とを、前記画像表示手段により表示される画像上に表示するエリア表示手段と、
    所定の条件に従って前記エリア表示手段により表示されるエリアを変更するとともに該エリアに係る距離情報の表示を変更するエリア表示変更手段と、
    前記画像表示手段により表示された画像上のエリアの、その距離に基づき合焦位置を決定する合焦位置決定手段と、
    前記合焦位置決定手段により決定された前記合焦位置における撮影を行う連続撮影制御手段と、を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像手段により撮像した画像から顔領域を検出する顔領域検出手段をさらに備え、前記顔領域検出手段により顔領域が検出された場合、前記エリア表示手段は、前記顔領域検出手段により検出された顔領域と該顔領域に係る距離情報とを、前記画像表示手段に表示される画像上に表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. ユーザ操作を受け付ける操作手段をさらに備え、前記エリア表示変更手段は、前記所定の条件に従った変更としてユーザ操作による指示に従って、該ユーザ操作により選択されたエリアを削除対象として、当該エリアおよびその距離情報の表示態様を変更することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記エリア表示変更手段は、前記所定の条件として前記エリア表示手段により表示されるエリアの前記距離が互いに近いか否かを条件とし、互いに近いエリアを同一の表示態様に変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段により撮像した画像を表示する画像表示手段と、複数の2次元撮像素子を用いて被写体までの距離を測距する測距手段と、を備える撮像装置に対し、該撮像装置を制御する制御手段が、
    測距エリア設定手段として、前記測距手段から出力される測距結果から算出される複数の測距エリアを設定し、
    エリア表示手段として、前記複数の測距エリアのうち互いに前記距離が近い隣接する測距エリアを合成し、合成したエリアと該エリアに係る距離情報とを、前記画像表示手段により表示される画像上に表示し、
    エリア表示変更手段として、所定の条件に従って前記エリア表示手段により表示されるエリアを変更するとともに該エリアに係る距離情報の表示を変更し、
    合焦位置決定手段として、前記画像表示手段により表示された画像上のエリアの、その距離に基づき合焦位置を決定し、
    連続撮影制御手段として、前記合焦位置決定手段により決定された前記合焦位置における撮影を行う
    ことを特徴とする撮像方法。
  6. 前記制御手段は、顔領域検出手段として、前記撮像手段により撮像した画像から顔領域を検出し、前記顔領域検出手段により顔領域が検出された場合、前記顔領域検出手段により顔領域が検出された場合、前記エリア表示手段は、前記顔領域検出手段により検出された顔領域と該顔領域に係る距離情報とを、前記画像表示手段に表示される画像上に表示することを特徴とする請求項5に記載の撮像方法。
  7. 前記撮像装置は、ユーザ操作を受け付ける操作手段をさらに備えており、前記エリア表示変更手段としての前記制御手段は、前記所定の条件に従った変更としてユーザ操作による指示に従って、該ユーザ操作により選択されたエリアを削除対象として、当該エリアおよびその距離情報の表示態様を変更することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の撮像方法。
  8. 前記エリア表示変更手段としての前記制御手段は、前記所定の条件として前記エリア表示手段により表示されるエリアの前記距離が互いに近いか否かを条件とし、互いに近いエリアを同一の表示態様に変更することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の撮像方法。
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