JP3913237B2 - 情報処理装置および情報処理装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置および情報処理装置の制御方法に関するものである。詳しくは、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置とプリンタなどの印刷装置を有して構成されるシステムにおいて、複写物と原本とを明確に区別するための地紋画像を含んだ画像をプレビュー表示する処理に関するものである。
従来、帳票や住民票などの複写を禁止、或いは抑止する目的で、偽造防止用紙と呼ばれる特殊な印刷を施した用紙が用いられていた。この偽造防止用紙は、原本においては人間にとって見えにくいが、複写機などを用いてこれを複写した場合には、複写されたシート上に「複写物(COPY)」の文字などが浮び上がるような用紙である。これにより、原本としてのプリントシートと、原本を複写した複写物とを視覚的に容易に認識できるようになる。この偽造防止用紙を利用することにより、複写する者はその複写物の使用などを躊躇する。また、複写行為そのものを抑止するという心理的牽制効果を有するものである。偽造防止用紙の原本において文字列が人間にとって見えにくくする必要があるのは、原本と複写物とを明確に区別可能とするためである。もし、原本において人間が明らかに識別できるように「COPY」などの文字列が見えてしまっていると、複写物として識別されてしまう可能性が生じ、偽造防止用紙としての意味をなさない。
しかし、このような偽造防止用紙は、特殊な印刷技術を駆使して作成されているため、通常の用紙と比較してコストが高いという問題がある。また、偽造防止用紙の製作時に設定した文字などしか浮び上がらせることができない。そのため、偽造防止用紙の用途や設定する文字列が制限されてしまう。つまり、従来の偽造防止用紙はその製作上の都合により、用途に関して柔軟性に欠ける部分がある。
一方、様々なコンテンツのデジタルデータ化が進む中、帳票や住民票などのコンテンツも同様にデジタルデータ化されている。しかしながら、これら帳票や住民票の利用など、その扱いに関するデジタル化はまだ過渡期にある。結果として、コンピュータを用いて作成したデジタルデータのコンテンツをプリンタなどを用いて紙に出力して利用することが多い。
こうした状況の中、近年のプリンタ性能の飛躍的な向上も起因して、従来の偽造防止用紙と同様の効果を有する用紙を、コンピュータとプリンタを用いてオンデマンドに印刷する技術が注目されている。特許文献1及び特許文献2には、コンピュータを用いて作られたコンテンツデータを、プリンタを用いて印刷出力する際に、コンテンツデータの背景に地紋と呼ばれる画像を重ねて出力する技術が開示されている。地紋画像は、原本(プリンタで出力した印刷物)においては人間の目に対して単なる模様や背景色などに見えるが、原本を複写すると複写物上に所定の文字などが浮び上がるようなものである。これにより、複写した者に偽造防止用紙と同様の牽制効果を与えることができる。
コンピュータを用いて作成した地紋画像を重ねて出力する場合、当然のことながら通常の印刷用の紙などを用いることができる。そのため、偽造防止用紙に比べてコストの面で利点がある。更に、コンテンツを印刷出力する際に地紋画像を生成することができる。これにより、複写の際に顕在化させる文字等を自由に設定することが可能となる。あるいは、印刷を実行したユーザ名や出力日時などの動的な情報を文字列として浮び上がらせることができるという利点もある。
地紋画像は、上述したように、複写をした場合、複写前には認識できなかった所定の文字などが複写物において顕在化し、その複写物を使用等することを抑止し、また複写物であること、換言すれば原本ではないことを視覚的に容易に識別可能とする効果を実現するものである。この効果を実現すべく、地紋画像は、基本的に、複写時、複写物において画像が残る(現れる)領域と、複写物において画像が消えるか、あるいは上記の残る領域に較べて薄くなって認識し難くなる領域の2つの領域から構成される。この2つの領域は印刷した状態ではほぼ同じ濃度であり、マクロ的には、一見すると「COPY」などの複写によって顕在化する文字などが隠れている(埋め込まれている)ことが分からない。しかし、ミクロ的には、例えば、印刷のドットのレベルでは、以下に示されるようにそれぞれ異なる特性を持っている。
以後、複写によって現れる画像を「潜像」と呼び、複写によって消えるかあるいは薄くなる画像を「背景」と便宜的に呼ぶ。そして、地紋画像は、基本的にこの潜像画像と背景画像からなるものである。また、後述のカモフラージュ画像をさらに含む場合もある。なお、潜像を前景と呼ぶ場合もある。
但し、地紋印刷は上記構成に限定されるものではなく、複写物において人間が認識可能に「COPY」などの文字列やロゴ、模様などが現れる(顕像化する)ように構成すればよい。つまり、複写物において「COPY」といった文字列が白抜き状態で示されても地紋印刷としてはその目的を達成することになる。この場合、「COPY」という文字列を背景画像として生成していることは言うまでもない。
さて、電子写真やインクジェットなどのドットプリンタの場合、複写物において画像が残る領域(潜像部または前景部)は集中したドットの塊の集合で構成される。また、複写物において画像が消える、または画像が残る領域の画像濃度に比べて薄い濃度で再現される領域(背景部)は分散したドットの集合で構成される。さらに、地紋画像が印刷された状態において、それぞれの領域の濃度がほぼ同じになるよう構成することにより、地紋画像全体の濃度がほぼ均一となるようにすることができる。
図27は、この2つの領域を示す図である。同図に示すように、ドットが分散して配置される背景部と集中したドットの塊が配置される潜像部とによって地紋画像が構成される。このふたつの領域は、それぞれ異なる網点処理や異なるディザ処理により生成することができる。
網点処理を用いて地紋画像を生成する場合、潜像部は低い線数の網点処理、背景部は高い線数の網点処理が適している。ディザ処理を用いて地紋画像を生成する場合、潜像部はドット集中型ディザマトリクスを用いたディザ処理、背景部はドット分散型ディザマトリクスを用いたディザ処理が適している。
一般に複写機には、原稿の微小なドットを読み取る入力解像度や微小なドットを再現する出力解像度に依存した再現能力の限界点が存在する。地紋画像の背景部のドットが、複写機で再現できるドットの限界点より小さく形成され、潜像部のドット塊が限界点より大きく形成されている場合、複写により地紋画像の大きなドット塊による画像は複写物上に再現され、小さなドットによる画像は複写物上に再現されない。結果として複写物上に潜像が顕在化される。また、複写によって分散した小さなドットが完全に消えなくとも、集中したドット塊と比較して複写後の濃度がより低い場合でも、潜像は相対的により顕著に認識できる。
図28(a)および(b)は、潜像の顕在化を示す図である。図28(a)は地紋画像が印刷された状態に相当する。また、図28(b)は図28(a)を複写機で複写した場合に得られた複写物に相当する。図28の(a)と(b)により、集中したドットの塊の集まりによる潜像が現れ、分散したドットによる背景が消えることが理解されよう。
また、地紋画像には、原本において潜像画像が埋め込まれていることをより認識しにくくする「カモフラージュ」という技術が適用されることも良く知られている。カモフラージュは、潜像部や背景部とは濃度を異ならせた模様を地紋画像に重ねて配置する技術である。カモフラージュを適用した地紋画像は、原本において、潜像部や背景部とは異なる濃度のカモフラージュ画像が目立ち、潜像が更に目立たなくなる効果がある。また、カモフラージュ画像は、印刷物に装飾的な印象を与える効果もある。
図29(a)はカモフラージュ画像が施されていない地紋画像を示している。図29(b)はカモフラージュ画像を施した地紋画像を示している。このカモフラージュ画像は、複写後に複写物において顕在化される潜像に認識が容易となるように、カモフラージュ画像を構成するドットは複写物において再現されないようにすることが望ましい。これは、例えば、図29(b)に示すように、カモフラージュ画像を白抜き画像とすることで実現することができる。
特開2001−197297号公報 特開2001−238075号公報
ところで、文書あるいは画像といったデータをプリンタなどの印刷装置で印刷する際には、実際に用紙上に印刷する前に、印刷されるイメージを画面上に表示して利用者に提示する印刷プレビュー機能を用いることが知られている。ユーザは、この印刷プレビュー機能を利用して印刷される画像をチェックすることで、望ましいレイアウトなどを確認することができる。地紋画像を伴った印刷でも、同様にプレビュー機能を用いることにより、帳票などの印刷出力するコンテンツに地紋画像が正しく付加されているか否かを確認することが考えられる。
しかしながら、印刷プレビューにおいては、印刷出力するイメージをディスプレーデバイスの画面に表示するため、一般には、表示する印刷イメージのサイズは実際の用紙等の印刷媒体に印刷するサイズより小さなものとなる。このため、特に地紋画像のプレビュー表示はその認識が容易でないという問題がある。すなわち、地紋画像自体が小さく表示されることが一つの原因である。また、画像の縮小のために、データ間引きなど画像情報の部分的な欠損を伴う画像処理が行われることにより、地紋画像、あるいはそのうちの潜像画像や背景画像を個別にそのまま表示しても、それらを容易に視認できないという問題がある。なぜなら、地紋画像、すなわち、潜像画像と背景画像からなるもの(あるいはこれにカモフラージュ画像を加えたもの)は本来的に潜像画像と背景画像の区別をつけ難くしたものであることから、上記のようなプレビュー表示上ではさらに視認し難くなることが多い。これらの問題点についてさらに詳細に説明すると、以下のようになる。
一般に、ディスプレーデバイスの解像度はプリンタの解像度また複写機の再現解像度より低い。また、印刷プレビューは、ディスプレーデバイス上のさらに小さな用紙の表示領域内に印刷されるイメージが表示されることから、表示される印刷イメージの解像度はさらに低くなる。このため、地紋画像の表示に際して縮小処理が行われる。その結果、第1に、密度の高い微小ドットで構成される背景画像と、密度の低いドット塊で構成される潜像画像がそれぞれ本来の密度とは異なることがある。また、第2に、潜像画像と背景画像それぞれの輪郭がある程度損なわれることがある。
縮小処理のアルゴリズムとしては、画素の単純間引き、近傍ドットの論理和、近傍ドットの論理積などが知られている。図30は、地紋パターン(ドットデータ)3701を、上記3つのアルゴリズムでそれぞれ1/2のサイズに縮小した場合の例を示す図である。パターン3702は単純間引きによる縮小の途中過程を示すものである。本アルゴリズムは、1/2縮小の場合、元のパターン3701を2×2の小領域に分割し、そのうち左上のドットのみを集めて縮小画像を構成するものである。イメージ3703はドットの単純間引きによる1/2縮小後の地紋パターンを示している。
パターン3704は、近傍ドットの論理和と論理積による縮小の途中過程を示すものである。これらは、単純間引きと同じように、1/2縮小の場合、元のパターン3701を太線で囲まれた2×2の小領域に分割する。そして、その中に含まれるドットに対して、論理和もしくは論理積による演算を行い、縮小後のドットを決定していく。この例の場合は、RGBによる表現をもとに論理演算を適用した場合を示している。パターン3705は論理積によるパターン3701の1/2縮小の結果を、パターン3706は論理和による1/2縮小結果をそれぞれ示す。
それぞれの縮小の結果から明らかなように、ドット配置というミクロのレベルでは、元の地紋パターン3701と異なるパターンになることが理解できる。また、近傍ドットの論理和と論値積による縮小では、白または黒の部分が多くなり、地紋パターンの特徴である離散したドットは、論理積による場合存在しなくなる。また、単純間引きの場合でも、地紋パターン3701では判断がついた大きなドットと小さなドットの区別が付かなくなる。
このように、ミクロのレベルでのパターンの変化やドット密度の変化は、ユーザがディスプレーデバイス上で見るマクロのレベルでは、潜像画像や背景画像の輪郭が損なわれたり、それぞれの濃度が変化したりすることになって現れる。
以上のように、地紋画像またはその潜像画像や背景画像をそのままプレビューア上に表示した場合には、ユーザが、適切に地紋処理が施された印刷を行うことができるかどうかの確認を行うことが困難となる。
なお、仮に、ディスプレーデバイスの解像度が高く、間引きなどの縮小処理を伴わない、単なるサイズの縮小による表示の場合でも、表示領域自体のサイズが小さいことから、地紋画像またはその潜像部画像及びや背景部画像をそのまま表示した場合には、本来的に識別しにくいこれらの画像を視認することが容易ではないという問題もある。
その点に関して、プレビュー表示する地紋画像において、原稿データとは合成せずに、地紋画像のみを潜像画像と背景画像とを明らかに濃度を変えて表示する方法も考えられるが、この場合は原稿データと地紋画像とが合成されて出力される印刷物がどのようになるかを実際にプリントしてみないとわからないという課題もある。例えば、地紋画像の潜像部が重なることを望まない会社のロゴ画像や写真などの原稿データに対して、地紋画像の潜像部がどのような位置関係となっているかをプリント前には確認できない。
本発明は、以上説明した地紋画像のプレビュー時の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザが、表示画面上で、意図した地紋画像が印刷出力される画像に適切に付加されているか否かの確認を容易に行うことを可能とする情報処理装置および情報処理装置の制御方法を提供することにある。
以上の課題に鑑み、本発明では、情報処理装置において、印刷物で隠れ、当該印刷物の複写物では現れる地紋用の文字列をユーザから受付ける受付け手段と、前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列に基づく領域と、当該領域とは異なる領域とのうち片方の領域にドットを集中して配置し、他方の領域にドットを分散して配置した印刷物を画像形成装置に作成させるための印刷データを生成する生成手段と、前記生成手段で生成された印刷データを用いて前記画像形成装置に前記印刷物を作成させるより前に、前記印刷物と当該印刷物の複写物との違いをユーザに確認させるための、第1の画像データと第2の画像データとを生成し、当該生成された第1の画像データと第2の画像データとを同一表示画面上に表示するように制御する表示制御手段とを有し、前記第2の画像データは、前記第1の画像データとは異なり、前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列が強調された画像データであることを特徴とする。
他の形態では、情報処理装置において、印刷物で隠れ、当該印刷物の複写物では現れる地紋用の文字列をユーザから受付ける受付け手段と、前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列に基づく領域と、当該領域とは異なる領域とのうち片方の領域にドットを集中して配置し、他方の領域にドットを分散して配置した印刷物を画像形成装置に作成させるための印刷データを生成する生成手段と、前記生成手段で生成された印刷データを用いて前記画像形成装置に前記印刷物を作成させるより前に、前記印刷物と当該印刷物の複写物との違いをユーザに確認させるための、第1の画像データと第2の画像データとを生成し、当該生成された第1の画像データと第2の画像データとを同一表示画面上に表示するように制御する表示制御手段とを有し、前記第1の画像データでは、前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列が隠れており、前記第2の画像データでは、前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列が現れていることを特徴とする。
また、本発明では、情報処理装置の制御方法において、印刷物で隠れ、当該印刷物の複写物では現れる地紋用の文字列をユーザから受付ける受付け工程と、前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列に基づく領域と、当該領域とは異なる領域とのうち片方の領域にドットを集中して配置し、他方の領域にドットを分散して配置した印刷物を画像形成装置に作成させるための印刷データを生成する生成工程と、前記生成工程で生成された印刷データを用いて前記画像形成装置に前記印刷物を作成させるより前に、前記印刷物と当該印刷物の複写物との違いをユーザに確認させるための、第1の画像データと第2の画像データとを生成し、当該生成された第1の画像データと第2の画像データとを同一表示画面上に表示するように制御する表示制御工程とを有し、前記第2の画像データは、前記第1の画像データとは異なり、前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列が強調された画像データであることを特徴とする。
他の形態では、情報処理装置の制御方法において、印刷物で隠れ、当該印刷物の複写物では現れる地紋用の文字列をユーザから受付ける受付け工程と、前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列に基づく領域と、当該領域とは異なる領域とのうち片方の領域にドットを集中して配置し、他方の領域にドットを分散して配置した印刷物を画像形成装置に作成させるための印刷データを生成する生成工程と、前記生成工程で生成された印刷データを用いて前記画像形成装置に前記印刷物を作成させるより前に、前記印刷物と当該印刷物の複写物との違いをユーザに確認させるための、第1の画像データと第2の画像データとを生成し、当該生成された第1の画像データと第2の画像データとを同一表示画面上に表示するように制御する表示制御工程とを有し、前記第1の画像データでは、前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列が隠れており、前記第2の画像データでは、前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列が現れていることを特徴とする
以上の構成によれば、ユーザは地紋画像のプレビューにおいて、意図した地紋画像が適切か否かの確認を容易に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1から図26の各図は、本発明の一実施形態に係わる情報処理装置であるホストコンピュータと印刷装置であるプリンタを有して構成されるシステムにおける、印刷処理およびそれに伴う地紋画像の描画データの生成に関する構成を説明するとともに、後述される本発明の地紋画像の表示のいくつかの実施形態ための前提となる構成を説明する図である。以下、これらの図を参照して地紋画像表示の前提となる構成について説明する。
なお、本実施形態においては、複写時に、複写物において顕在化する部分を潜像部または前景部と称する。また、複写時に、複写物において消失または潜像部に比較して薄くなる部分を背景部と称している。そして、潜像部には「COPY」や「VOID」などのテキスト情報を入力している。しかしながら本発明における地紋画像はこれに限られるものではなく、複写物において、テキスト情報は周囲の画像に対して白抜き文字のように表現される(顕在化する)形態であってもよい。この場合、潜像部と背景部の上述したドットの集中と分散の関係は白抜きでないものと逆の関係となることはもちろんである。本発明は、地紋画像の種類や生成処理、色、形状、サイズなどによって規定されるものではない。
印刷システムの構成
図1は、本発明の実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN,WAN等のネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであっても本発明を適用できる。
同図において、ホストコンピュータ3000は、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等に基づいて、図12以降で後述される本発明の各実施形態に係わる処理を含む、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理およびそれに基づく印刷処理の実行を制御するCPU1を備えている。このCPU1がシステムバス4に接続される各デバイスの制御を総括する。また、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等を記憶する。また、ROM3のフォント用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶する。また、ROM3のデータ用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、地紋画像の表示を含む、CRTディスプレイ(CRT)10による表示を制御する。7はディスクコントローラ(DKC)を示し、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)8は、双方向性インタフェイス(インタフェイス)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウィンドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
プリンタ1500は、そのCPU12によって制御される。プリンタCPU12は、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に印刷出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM13のプログラムROMには、CPU12の制御プログラム等を記憶する。ROM13のフォント用ROMには上記印刷出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM13のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ14がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
CPU12は入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、18は前述した操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
また、前述した外部メモリ14は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、図示しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
印刷部17は本実施形態では電子写真方式のエンジンを備えている。従って、画像の印刷およびそれに伴う地紋画像はそれらの印刷データに従って形成されるトナーのドットによって表現される。なお、本発明の適用上印刷の方式はこのような電子写真方式に限られないことはもちろんであり、例えば、インクジェット方式など、ドットを形成して印刷を行ういずれの方式の印刷装置にも本発明を適用することができる。
図2は、図1に示したホストコンピュータ3000における印刷処理のための一構成を示す図である。アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203、およびシステムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされ実行されるプログラムモジュールである。また、アプリケーション201およびプリンタドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROM、あるいは不図示のネットワークを経由して外部メモリ11のHDに追加することが可能となっている。外部メモリ11に保存されているアプリケーション201はRAM2にロードされて実行されるが、このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン202は、プリンタなどの印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ203を同様に外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力をプリンタドライバ203に設定する。そして、アプリケーション201から受け取るGDI(Graphic Device Interface)関数からDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ203へDDI関数を出力する。プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインタフェイス21経由でプリンタ1500へ印刷データとして出力される仕組みとなっている。
本実施形態の印刷システムは、プリンタドライバ203内に地紋処理部205を有する。地紋処理部205はプリンタドライバ203のビルドインモジュールであってもよいし、個別のインストーレーションによって追加されるライブラリモジュールの形式であっても構わない。また、プリンタドライバ203は、地紋画像の印刷に関し、その地紋処理部205の実行により、後述の地紋画像の生成などの処理を行う。
印刷関連のソフトウエアモジュール
図3は、ホストコンピュータ3000における印刷処理のための構成の他の例に係わり、図2に示した構成を拡張した構成を示すブロック図である。この構成は、グラフィックエンジン202からプリンタドライバ203へ印刷命令を送る際に、一旦中間コードからなるスプールファイル303を生成する構成をとる。図2の構成では、アプリケーション201が印刷処理から開放されるのはプリンタドライバ203がグラフィックエンジン202からのすべての印刷命令をプリンタの制御コマンドへ変換し終った時点である。これに対して、図3の構成では、スプーラ302がすべての印刷命令を中間コードデータに変換し、スプールファイル303に出力した時点である。通常、後者の方が短時間で済む。また、図3で示す構成においては、スプールファイル303の内容に対して加工することができる。これによりアプリケーションからの印刷データに対して、拡大縮小や、複数ページを1ページに縮小して印刷する等、アプリケーションの持たない機能を実現することができる。これらの目的のために、図2の構成に対し、図3に示す様に中間コードデータでスプールするよう、システムの拡張がなされている。なお、印刷データの加工を行うためには、通常プリンタドライバ203が提供するウィンドウから設定を行い、プリンタドライバ203がその設定内容をRAM2上あるいは外部メモリ11上に保管する。
以下、図3に示す構成の詳細を説明する。同図に示す通り、この拡張された処理方式では、グラフィックエンジン202からの印刷命令であるDDI関数をディスパッチャ301が受け取る。ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令(DDI関数)が、アプリケーション201からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令(GDI関数)に基づくものである場合には、ディスパッチャ301は外部メモリ11に格納されているスプーラ302をRAM2にロードし、プリンタドライバ203ではなくスプーラ302へ印刷命令(DDI関数)を送付する。
スプーラ302は受け取った印刷命令を解析し、ページ単位に中間コードに変換してスプールファイル303に出力する。このページ単位に格納されている中間コードのスプールファイルをページ描画ファイル(PDF:Page Description File)と呼ぶ。また、スプーラ302は、プリンタドライバ203に対して設定されている印刷データに関する加工設定(Nup、両面、ステープル、カラー/モノクロ指定等)をプリンタドライバ203から取得してジョブ単位のファイルとしてスプールファイル303に保存する。このジョブ単位に格納されている設定ファイルをジョブ設定ファイル(簡略してSDF:Spool Description Fileと呼ぶこともある)と呼ぶ。このジョブ設定ファイルについては後述する。なお、スプールファイル303は外部メモリ11上にファイルとして生成するが、RAM2上に生成されても構わない。更にスプーラ302は、外部メモリ11に格納されているスプールファイルマネージャ304をRAM2にロードし、スプールファイルマネージャ304に対してスプールファイル303の生成状況を通知する。その後、スプールファイルマネージャ304は、スプールファイル303に保存された印刷データに関する加工設定の内容に従って印刷を行えるか判断する。
スプールファイルマネージャ304がグラフィックエンジン202を利用して印刷を行えると判断した際には、外部メモリ11に格納されているデスプーラ305をRAM2にロードし、デスプーラ305に対して、スプールファイル303に記述された中間コードのページ描画ファイルの印刷処理を行うように指示する。
デスプーラ305はスプールファイル303に含まれる中間コードのページ描画ファイルをスプールファイル303に含まれる加工設定情報を含むジョブ設定ファイルに従って加工し、GDI関数を再生成し、もう一度グラフィックエンジン202経由でGDI関数を出力する。その際、地紋画像の生成に関しては、地紋処理部205をロードし、生成処理を行う。
ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令(DDI関数)がデスプーラ305からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令(GDI関数)に基づいたものである場合には、ディスパッチャ301はスプーラ302ではなく、プリンタドライバ203に印刷命令を送る。プリンタドライバ203はグラフィックエンジン202から取得したDDI関数に基づいてページ記述言語等からなるプリンタ制御コマンドを生成し、システムスプーラ204経由でプリンタ1500に出力する。
さらに、図3に示すように、上述した拡張システムに加えて、プレビューア306、設定変更エディタ307を配し、地紋画像のプレビューを含むプレビュー、印刷設定変更、複数ジョブの結合を可能にした例を示している。印刷プレビュー、印刷設定変更、複数ジョブの結合を行うためには、まずユーザが図4に示すプリンタドライバのプロパティにおいて、「出力先の指定」を行う手段であるプルダウンメニュー901において「ストア」を指定する必要がある。なお、プレビューだけを見たい場合は、出力先の指定として「プレビュー」を選択することによっても可能である。
このようにプリンタドライバのプロパティで設定されている内容は設定ファイルとしてOSが提供する構造体(Windows(登録商標)OSでは、DEVMODEと呼ばれる)に格納される。その構造体には、例えばスプールファイル303に含まれる加工設定にスプールファイルマネージャ304にストアを行うかどうかの設定が含まれている。スプールファイルマネージャ304がプリンタドライバを介してこの加工設定を読み込み、ストア指定がなされていた場合、前述したようにスプールファイル303にページ描画ファイルとジョブ設定ファイルとが生成・格納される。そして、スプールファイルマネージャのウィンドウ画面がポップアップされ、スプールファイル303にスプールされたジョブがリスト表示される。
スプールファイルマネージャのウィンドウ画面上で、ある単体ジョブもしくは結合ジョブのプレビュー指定がされた場合、外部メモリ11に格納されているプレビューア306をRAM2にロードし、プレビューア306に対して、スプールファイル303に記述された中間コードのジョブのプレビュー処理を行うように指示する。
プレビューア
プレビューア306はスプールファイル303に含まれる中間コードのページ描画ファイル(PDF)を順次読み出す。そして、スプールファイル303に格納されているジョブ設定ファイル(SDF)に含まれる加工設定情報の内容に従って加工する。その後、グラフィックエンジン202に対してGDI関数を出力し、グラフィックエンジン202が自身のクライアント領域に描画データを出力することによって、画面上の出力が可能となる。
グラフィックエンジン202は、指定された出力先に応じて適切なレンダリングを行うことが可能である。このことから、プレビューア306は、デスプーラ305同様に、スプールファイル303に含まれる中間コードをスプールファイル303に含まれる加工設定の内容に従って加工し、グラフィックエンジン202を利用して出力する方法で実現可能となる。このようにプリンタドライバで設定されている加工設定をジョブ設定ファイルとしてスプールファイル303に格納し、このジョブ設定ファイルに基づいてページ描画ファイルのデータを加工して出力する。これにより、実際の描画データがどのように印刷されるか、更には、Nup(Nページの論理ページを1ページの物理ページに縮小配置して印刷する処理)指定されている場合、両面印刷されている場合、製本印刷指定されている場合、スタンプが指定されている場合、それぞれに応じて、プリンタで出力されるものに近い印刷プレビューをユーザに提供することができる。なお、通常の文書作成等のアプリケーションソフトウェアが有しているプレビュー機能は、あくまでそのアプリケーションにおけるページ設定に基づいて描画しているため、プリンタドライバでの印刷設定が反映されず、実際に印刷出力されるプレビューをユーザに認識させることはできない。
上記のようにプレビュー処理を行うことにより、スプールファイル303に含まれる印刷の加工設定を反映したプレビュー画像がプレビューア306によって画面上に表示される。図5はプレビューア306が表示するプレビュー画面の一例である。ユーザがプレビューア306によって表示された内容に従って、印刷を行うとき、スプールファイルマネージャ304上で、「印刷」もしくは「セーブして印刷」を指示することにより印刷要求を発行する。印刷要求は前述したように、デスプーラ305によりジョブ設定ファイルに基づいてページ描画ファイルを加工してGDI関数を生成し、グラフィックエンジン202に伝えられ、ディスパッチャ301経由で、プリンタドライバ203に印刷命令が送られ、印刷が実行される。
なお、本発明の実施例に係わる地紋画像の印刷についてのプレビュー表示の詳細な説明は後述する。
地紋画像生成処理の説明
図7から図8は、地紋画像生成に関する設定をおこなうユーザインタフェイスの一例を示す図である。
図7はプリンタドライバ203内に配された、地紋印刷に関するユーザインタフェイスの初期画面の一例である。この例では、ダイアログ内のプロパティシート2101において地紋印刷に関する設定が行えるようになっている。
2102は、印刷ジョブに対して地紋印刷(地紋画像を含む印刷、以下、同じ)を行うかどうかを指定するチェックボックスを示している。2103は、地紋印刷の複数の設定情報を1つの識別子(スタイル)で指定可能にするためのスタイル情報を示す。プリンタドライバ203は複数のスタイルを選択可能となっており、各スタイルと図6に示す地紋印刷情報との関係がレジストリに登録される。また、ボタン2104を押下することにより、図8(a)に示すスタイル編集用ダイアログ2201が表示される。2105は、地紋印刷における前景、背景のコントラストを調整する際に用いるチェックボックスを示したものである。ボタン2106を押下することにより、不図示のコントラスト設定画面が表示される。
図8(a)は、地紋印刷の個々の詳細設定を編集するためのダイアログの一例を示す図である。
同図において、2201は地紋情報編集用ダイアログ全体を示し、同領域に後述する個々の地紋情報によって生成される地紋画像の結果がプレビューのため表示される。2202は図7の2103で選択可能なスタイルの一覧を表示する領域を示している。ボタン2203および2204を用いてスタイルの新規追加、削除が可能となる。2205は、現在指定されているスタイル名称が表示される領域を示す。
2206は、地紋印刷に用いる描画オブジェクトの種類を選択するラジオボタンであり、「文字列」を選択するとテキストオブジェクトが使用され、「イメージ」を選択するとBMPなどに代表されるイメージデータが使用される。図8(a)では、「文字列」が選択されているので、ダイアログ2201には符号2207から2209などで示されるテキストオブジェクトに関する設定情報が表示され、編集可能となる。一方、領域2206において「イメージ」が選択されている場合、情報2207から2209は表示されず、その代わりに図8(b)に示すイメージファイル名称表示2215および不図示のファイル選択ダイアログを表示するためのボタン2216が表示される。
2207は地紋画像として使用する文字列を表示、編集するための領域を示す。2208は文字列のフォント情報を表示、編集するための領域を示す。本実施形態では、フォント名称のみの選択画面としているが、書体のファミリー情報(ボールド、イタリックなど)や、飾り文字情報などが選択可能に拡張してもよい。2209は地紋画像として使用する文字列のフォントサイズを表示、設定する領域である。本実施形態では「大」「中」「小」の3段階で指定可能な形式を想定しているが、ポイント数の直接入力など、一般的に用いられるフォントサイズ指定方法を採用してもよい。2210は地紋画像と原稿データの合成順序を設定するためのラジオボタンである。このボタンにおいて「透かし印刷」が指定された場合は実際の画像合成時において、地紋画像を展開後、原稿データを上書きする。一方、「重ね印刷」が指定された場合は実際の画像合成時において、原稿データを展開後、地紋画像を上書きする。2211は、入力文字列の配置角度を指定するラジオボタンを示す。本実施例では、「右上がり」「右下がり」「横」の3通りの選択を可能としているが、角度を任意に指定可能な数値入力領域や、直感的に指定可能なスライダーバーなどを配し、角度指定方法を拡張してもよい。2212は、地紋画像に用いる色を表示、指定するための領域を示す。2213は、前景パターン、背景パターンの入れ替えを行うためのチェックボックスを示す。チェックボックスがチェックされていない場合は、複写時に前景パターンが浮かび上がり、一方、チェックされていない場合は複写時に背景パターンが浮かび上がるよう印刷が行われる。2214は、地紋画像に埋め込んだ文字列などを認識させづらくさせるためのカモフラージュ画像を指定するための領域を示している。カモフラージュ画像は複数のパターンから選択可能である。また、カモフラージュ画像を使用しないという選択肢も提供されている。
地紋印刷設定情報のデータ形式
次に、図8において説明した地紋印刷設定情報について図6を用いて説明する。
地紋印刷設定情報は、スプールファイルマネージャ304が生成する印刷可能となった物理ページを構成する情報を保持する、ジョブ出力用設定ファイルの一部として保持される。
同図において、フィールド2001は、図8(a)の領域2206で指定される、地紋印刷で描画するオブジェクト種(テキスト形式あるいはイメージ)を示す値を格納する。フィールド2002は、図8(a)の領域2207〜2209、あるいは図8(b)で指定される、フィールド2001の情報で指定された描画オブジェクトに対する設定情報を格納する。テキスト選択時は文字列、フォント名、サイズ情報が、イメージ選択時は入力するイメージファイルのロケーションが格納される。フィールド2003は、図8(a)の領域2210で指定される、原稿データに対して地紋パターンを先に描画するか、後から描画するか(印刷順序)を指定する情報を格納する。フィールド2004は、図8(a)の領域2211で指定される、描画オブジェクトを配置する角度情報を格納する。フィールド2005は、図8(a)の領域2212で指定される、地紋画像に使用される色情報を格納する。フィールド2006は、図8(a)のチェックボックス2213で指定される、前景パターン、背景パターンの入れ替えを行うかどうかの情報を格納する。フィールド2007は、図8(a)の領域2214で指定される、カモフラージュ画像のパターン付加情報を格納する。フィールド2008は、前景パターンの濃度情報を格納する。フィールド2009は、背景パターンの濃度情報を格納する。
地紋画像を付加した印刷データ生成処理
図9および図10は、地紋印刷における印刷データ生成処理の流れを示すフローチャートであり、図8(a)にて説明したそれぞれ「透かし印刷」と「重ね印刷」に対応している。
まず、「透かし印刷」、すなわち、先に地紋画像を描画するケースについて、図9のフローチャートを用いて説明する。なお、図9及び図10は、プリンタに送信する印刷データの生成処理である。本実施例においては、この段階で原稿データと地紋画像データを合成する処理は実行しない。プレビュー画像の生成の際には、以下の印刷データの生成とは異なり、ホストコンピュータ上で画像を合成することになる。
ステップ1901において、図6で示した地紋に関する情報に従い、描画を行う。その詳細な処理については図11にて後述する。その後、原稿データに関する描画処理を行う。ステップ1902において、カウンタを初期化する。ステップ1903において、カウンタが、予め設定されている1物理ページあたりの論理ページ数になったかどうかを判定し、論理ページ数と等しくなったら本処理を終了し、等しくなければステップ1904へすすむ。ステップ1904において、カウンタを1増加させる。ステップ1905において、1ページあたりの論理ページ数およびカウンタをもとに、これから描画する論理ページに対する有効印字領域を計算する。ステップ1906において、物理ページに関する情報から、カウンタをインデックスとして現在の論理ページ番号を読み取り、該当論理ページを有効印字領域内に収まるように縮小描画する。ただし、Nページ印刷が指定されていない場合にはもちろん縮小の必要はない。
次に、「重ね印刷」、すなわち、原稿データを描画した後に地紋画像を描画するケースについて、図10のフローチャートを用いて説明する。
ステップ1902において、カウンタを初期化する。次に、ステップ1903において、カウンタが、予め設定されている1物理ページあたりの論理ページ数になったかどうかを判定し、論理ページ数と等しくなったらステップ1908へ進み、等しくなければステップ1904へすすむ。ステップ1904において、カウンタを1増加させる。ステップ1905において、1ページあたりの論理ページ数およびカウンタをもとに、これから描画する論理ページに対する有効印字領域を計算する。ステップ1906において、物理ページに関する情報から、カウンタをインデックスとして現在の論理ページ番号を読み取り、該当論理ページを有効印字領域内に収まるように縮小描画する。ただし、Nページ印刷が指定されていない場合にはもちろん縮小の必要はない。1物理ページとして所定数の論理ページに対応する印刷データの生成をし終えたなら、ステップ1908に進む。ステップ1908では、アプリケーションから取得している物理ページの有効印字領域に対して、図6に示す地紋情報で示される地紋に関する情報に従い、描画を行う。その詳細処理については、同様に図11にて後述する。
図11は本発明の一実施例に係る、図9に示したS1901の地紋画像生成処理及び図10に示したS1908の地紋画像生成処理の詳細を示すフローチャートである。以下、図11を参照して、地紋画像生成処理を説明する。
初めに、ステップS2701で地紋画像生成処理が開始される。具体的には、地紋処理部205に地紋画像生成指示と上述した地紋印刷設定情報が入力される。次に、ステップS2702で、地紋処理部205は入力背景画像、背景閾値パターン、前景閾値パターン、基礎画像、カモフラージュ画像を読み込む。なお、基礎画像とは、地紋画像を生成するための基礎となるイメージデータである。これは図6に示した各種の設定情報に基づいてデスプーラ305によって生成される画像である。また、入力背景画像は、例えば、前面が白の画像データなど、地紋画像を描画するにあたって下地となる画像データを指すものである。この入力背景画像は無くてもよい。
さらに、ステップS2703で、地紋処理部205は地紋画像を生成する際の初期画素を決定する。例えば、A4用紙の印字可能領域全体に対して左上から右下までラスター走査順に画像処理を行い地紋画像を生成する場合、印字可能領域の左上を初期位置とする。この場合、印字可能領域と地紋画像領域とが等しくなる。
次にステップS2704では、地紋処理部205は背景閾値パターン、前景閾値パターン、基礎画像、カモフラージュ画像を入力背景画像の左上からタイル上に配置する処理を、以下の式(1)に基づく計算によって実行する。この計算によって、当該画素位置に印刷時のドットに対応する画素値を書き込むか否かを判定する。このとき画素値は入力された色情報に対応する。なお、ここで、背景閾値パターンおよび前景閾値パターンは、ドットの書き込み/非書き込みに対応する「1」と「0」からなる画像データである。これらの画像データは前景(潜像)及び背景画像を作成するに適したそれぞれのディザマトリクスによって2値化されたデータである。
nWriteDotOn=nCamouflage×
(nSmallDotOn׬nHiddenMark+nLargeDotOn×nHiddenMark) 式(1)
式の構成要素を以下に示す。
nComouflage:カモフラージュ画像において、対象画素がカモフラージュ模様を構成する画素であれば0、そうでなければ1。
nSmallDotOn:背景閾値パターンの画素値が黒であれば1、白であれば0(色はこれに限定されない)
nLargeDotOn:前景閾値パターンの画素値が黒であれば1、白であれば0(色はこれに限定されない)
¬nHiddenMark:基礎画像において、対象画素が潜像画像を構成する画素であれば1、背景画像を構成する画素であれば0。
nHiddenMark:nHiddenMarkの否定。前景部で0、背景部で1となる。
なお、各処理対象画素で式(1)の全ての要素を用いて計算する必要は無い。不必要な計算を省くことで処理の高速化を図ることができる。
例えば、nHiddenMark=1ならば¬nHiddenMark=0、nHiddenMark=0ならば¬nHiddenmark=1となる。従って、nHiddenMark=1ならば以下の式(2)の値をnLargeDotOnの値とし、nHiddenMark=0ならば、式(2)の値をnSmallDotOnの値とするとよい。
また、nCamouflageの値は式(1)に示したように、全体にかかる積算であるので、nCamouflage=0であれば、nWriteDotOn=0となる。従って、nCamouflage=0の場合は以下の式(2)の計算を省略できる。
(nSmallDotOn׬nHiddenMark+nLargeDotOn×nHiddenMark) 式(2)
また、生成される地紋画像では、背景閾値パターン、前景閾値パターン、基礎画像、カモフラージュ画像の縦横の長さの最小公倍数の大きさの画像が繰り返しの最小単位となる為、地紋処理部205では繰り返しの最小単位である地紋画像の一部分のみを地紋画像ブロックとして生成し、そのブロックを地紋画像領域の大きさにタイル状に繰り返し並べると地紋画像生成にかかる処理時間を短縮できる。
次に、ステップS2705では、ステップS2704の計算結果(nWriteDotOnの値)をCPU1が判定する。即ち、nWriteDotOn=1ならばステップS2706に進み、nWriteDotOn=0ならばステップS2707に進む。
ステップS2706では、印刷時のドットに対応する画素値を書き込む処理を行う。ここで、画素値は、地紋画像の色によって変える事ができる。その他、プリンタのトナーあるいはインクの色に合わせて設定することによりカラーの地紋画像を生成することもできる。また、トナーやインクを複数色組み合わせた二次色を利用することもできる。
ステップS2707では、処理対象領域の全画素が処理されたか否かを判定する。処理対象領域の全画素が処理されていない場合はステップS2708に進み、未処理の画素を選択し、再びステップS2704〜S2706の処理を実行する。
以上の処理により、地紋画像を生成することができる。
ここまでの処理で地紋画像が生成される。この処理は図9のステップS1901と図10のステップS1908とで共通である。図9及び図10のいずれかのフローで生成された地紋画像データと原稿データはそれぞれプリンタに送信され、最終的にプリンタの展開メモリ上で展開・合成されて出力される。
この実施例によれば、ユーザが原稿データの空白領域や白画像で塗りつぶされる領域の有無、原稿データを生成したアプリケーションなどに応じて、透かし印刷か重ね印刷かを決めることができる。この結果、地紋印刷に関してユーザにとってより使いやすい情報処理装置とすることが可能となる。
なお、印刷実行時の地紋画像データと原稿画像データをビットマップイメージとして合成する処理は、プリンタ1500において行われることになる。プリンタにおける合成処理において、重ね印刷設定がされている場合は、まず、原稿画像データをビットマップメモリ上に展開し、続いて地紋画像データを原稿画像データに対して上書きするように展開することになる。このとき、単純に地紋画像データを上書きしてしまうと、原稿画像が見えなくなってしまう。そこで、重ね印刷設定がされている場合は、AND/ORといった論理描画を利用することで、地紋画像で原稿画像を完全に上書きしてしまうことを避ける。例えば、原稿画像データを展開して得られたビットマップイメージのピクセルが白に相当する値である場合、そのピクセルに対応する地紋画像データは当該ピクセル位置に相当するビットマップメモリ上に上書きし、白以外の値を有するピクセルについては、地紋画像データを上書きしない、といった処理を行う。
以下では、地紋画像のプレビュー処理のいくつかの実施例を説明する。
図12および図13は、図5に示した印刷プレビューア306(図3)による、本発明の実施例に係る表示例を示す図である。図12は、印刷出力する画像及び潜像画像(「VOID」という文字)を表示(点灯)している状態を示すものである。図13は、図12に対して文字列(VOID)を白抜きで表現する地紋画像を表示した場合を示している。すなわち、図12で表現されている画像は、潜像画像(VOID)が複写後に顕在化した複写物に相当する画像である。
また、図13で表現されている画像は、文字列(VOID)が複写後に白抜きで視認できるようにした複写物に相当する画像である。
そして、本実施例では、これらの図に示された複写物のイメージと、図5に示された、地紋画像が適用されていないイメージ、もしくは印刷を所望する原稿データに対して潜像画像と背景画像とを適用したイメージ(即ち、地紋画像が適用された印刷物のイメージ)とを所定時間間隔で切り替えることにより、個々の表示そのままでは顕著に視認できない潜像(「VOID」という文字)を、視覚の残像効果によって認識できるようにする。
これにより、表示によって、潜像画像や背景画像の濃度が薄くなったりそれらの輪郭がそれほど明確でなかったりしても、潜像を確実に認識することができる。特に、印刷出力される画像との関係においても確実に認識することが可能となる。なお、図12および図13は印刷プレビューア306による表示例を示しているが、本発明を適用した表示は、設定変更エディタ307による表示に適用することが可能であることも、上記の説明から明らかである。
なお、図12及び図13はプレビュー画面全体について説明するために用いている図面であるため、上記の手法の詳細については図14を用いて後述する。
以上説明した地紋画像を含む画像の表示のためのデータは、図30にて前述した3つのアルゴリズムのうちのいずれかによる間引きによる縮小処理によって得られるものである。
図14は、上記の表示動作および本実施形態におけるその他の表示動作例を説明するための図である。
図14に示す「(a)印刷イメージ(下地)」は、印刷出力する内容である「楕円」を表している。地紋印刷が設定されていない場合は、この「印刷イメージ(下地)」の状態でプレビュー画面の表示が行われる。
図14に示す「(b)地紋付加イメージ(潜像点灯)」は「(a)印刷イメージ(下地)」に対して地紋画像を施した場合のプレビュー画面である。この図の場合、文字列「VOID」が再現されているが、もともと、潜像画像と背景画像の濃度が低く設定されていることや、画像縮小処理によって、潜像画像の輪郭がぼけたような状態にあることから、この画像のみをユーザが注意深く見ても、地紋画像の内容を識別することは困難である。特に、潜像画像のサイズが小さい場合は、識別はさらに困難となる。
図14に示す「(c)地紋付加イメージ(潜像消灯)」、「(d)地紋付加イメージ(潜像点灯)」および「(e)地紋付加イメージ(潜像消灯)」は、「(b)地紋付加イメージ(潜像点灯)」状態から潜像の“消灯”、すなわち、潜像画像の表示を行わない処理が行われた場合のそれぞれ表示を表している。具体的には、「(c)地紋付加イメージ(潜像消灯)」は、潜像画像を適用せず、潜像画像の領域に対しても背景画像と印刷画像(原稿画像)を適用する場合を示すものである。また、「(d)地紋付加イメージ(潜像消灯)」は、潜像画像を消灯してその部分は背景画像および原稿画像(楕円)も表示しない、すなわち、その部分を白で表示する場合を示すものである。また、「(e)地紋付加イメージ(潜像消灯)」は、潜像画像と背景については「(d)地紋付加イメージ(潜像消灯)」と同じであるが、原稿画像(楕円)を潜像画像部分を消灯した部分にも表示する場合を示している。
なお、上述した図13は図14の(e)の状態に相当するものである。
このように、「(b)地紋付加イメージ(潜像点灯)」状態と、「(c)地紋付加イメージ(潜像消灯)」、「(d)地紋付加イメージ(潜像消灯)」、または「(e)地紋付加イメージ(潜像消灯)」のとの間で、潜像画像の表示の点灯、消灯を所定時間間隔で切り替えることにより、その残像効果によって個々の表示では認識し難い潜像や背景についてそれらの概略の輪郭を認識することができる。また、この切り替えによる効果に加え、「(d)地紋付加イメージ(潜像消灯)」や「(e)地紋付加イメージ(潜像消灯)」の表示は、潜像画像が「白抜き」の状態で表示されるため、潜像画像と背景画像が相対的により顕著に認識することが可能になる。
ここで、表示切り替えの時間間隔、すなわち、「(b)地紋付加イメージ(潜像点灯)」を表示している時間(潜像画像表示時間)と、「(c)地紋付加イメージ(潜像消灯)」、「(d)地紋付加イメージ(潜像消灯)」、または「(e)地紋付加イメージ(潜像消灯)」を表示しているそれぞれの時間(潜像画像非表示時間)は、少なくとも、上述したようにそれぞれ残像効果による潜像などの認識が可能となる時間として定めることができる。
このような表示およびその切り替えをおこなうことにより、上述したように、潜像や背景の概略の像およびそれらが付加されていること、およびそれらと印刷出力画像との関係を認識できることができる。さらに、印刷出力する画像は点灯、消灯の影響を受けないため、印刷画像の認識を良好に行うことができる。
また、潜像が全く現れていない「(c)地紋付加イメージ(潜像消灯)」であっても、これと「(b)地紋付加イメージ(潜像点灯)」との間で、潜像画像の点灯、消灯を繰り返すことにより、残像効果によって、潜像自体を認識できるようになる。また、「(d)地紋付加イメージ(消灯)」では、潜像画像が切り替えによってその表示態様を大きく変化させるため、更に認識度を高めることができる。
図15は、上述した表示動作に係わる処理を示すフローチャートである。
本処理は、設定変更エディタ307またはプレビューア306での表示要求がスプールファイルマネージャ304から発行されると起動される。この処理は、地紋画像のプレビュー表示用プログラムをCPU1が実行することによって行われる。以下の各ステップはCPU1によって実行される。もちろん、この処理を実行するのはCPU1以外の、例えば、プレビュー処理専用の描画プロセッサなどを用いても良いことは言うまでもない。また、これらのプレビュー用画像の描画は、ホストコンピュータ内のRAM2に行われるように構成してもよいし、プレビュー用画像の専用メモリなどを設けて、そこに描画するようにしてもよい。
ステップS5501では、本システムに投入された物理用紙のサイズ及び設定変更エディタ307又はプレビューア306での仮想用紙の表示領域の大きさから、実際に表示する用紙イメージのサイズと、それに基づく縮小率を計算する。そして、その計算結果に基づいて、グラフィックスエンジンを使用し実際に表示する用紙イメージの外形を画面上に描画する。ステップS5502では地紋画像の潜像画像が点灯された状態での印刷イメージを、先に求めた縮小率で、図16で後述されるように、先に描画した仮想用紙内に描画する。
次に、ステップS5503では現在時刻及び潜像画像を表示状態とする潜像画像表示時間から潜像画像を消灯(非表示)する時刻を計算し、現在時刻が消灯時刻を超えるのを待つ(ステップS5504)。現在時刻が消灯時刻を上回ると、ステップS5505にて潜像画像が消灯された状態の印刷イメージを、先に求めた縮小率で、図17で後述されるように、仮想用紙内に描画する。
次に、ステップS5506では潜像画像を点灯する時刻を、現在時刻及び潜像画像を消灯表示状態とする潜像画像非表示時間から計算し、現在時刻が点灯時刻を越えるのを待つ(ステップS5507)。現在時刻が点灯時刻を上回ると、再度ステップS5502から処理を繰り返す。
なお、潜像画像表示時間及び潜像画像非表示時間は、図6に示した地紋印刷設定情報のデータ形式に含めても良いし、定数値としてプログラム内に付してもよい。また、本処理は、一旦開始された後、プレビューア306または設定変更エディタ307の表示を終了させるイベントが発生するといつでも終了することが可能である。
図16を参照して、潜像画像が点灯状態にある表示処理について説明する。ステップS5601にて、まず印刷出力する原稿画像(オリジナルページ)の描画処理を行う。なお、描画はホストコンピュータ内の展開用メモリなどで行うことができる。
ここでは、先に求めた縮小率に基づいて、仮想用紙領域内に中間コードを記述しているページ描画ファイル303を参照しながらオリジナルページの描画を行う。次に、ステップS5602では地紋処理部205によって、同様の縮小処理をして地紋画像を取得し、これを先にステップS5601にて描画したオリジナル画像に上にANDの描画論理を用いて描画する。最後に、ステップS5602で、作成した画像を一挙に画面上に反映させる。つまり、ここで表示される印刷画像は実際に用紙に印刷される画像をそのまま反映した画像となる。
次に、図17を参照して、潜像画像が消灯状態になる表示処理について説明する。
まず、ステップS5701ではステップS5601と同様の処理でオリジナルページの描画を行う。次に、ステップS5702では、図14の(c)、(d)、(e)のいずれかに対応させるための中間地紋画像を作成し、これをステップS5701で作成した画像の上に描画を行う。潜像画像を表示しない場合、地紋処理部205が潜像画像が無い背景画像のみの地紋画像を作成する。この画像を先にステップS5701にて描画したオリジナル画像の上にORの描画論理を用いて描画する。なお、潜像画像領域(ここでは文字列「VOID」)を白抜きで表示する場合、地紋処理部205が潜像画像が無い背景画像のみの地紋画像を作成し、この画像を先にステップS5701にて描画したオリジナル画像の上にORの描画論理を用いて描画する。さらに、地紋処理部205を使い、背景画像の濃度を最大、潜像画像の濃度を0の地紋画像を作成する。この画像は背景部分が黒、文字列「VOID」が白の画像となる。これを先に描画した画像に対してANDの描画論理を用いて描画する。
さらに、潜像画像領域に下地のオリジナル画像を表示する場合、地紋処理部205により潜像画像領域(文字列「VOID」)の濃度を0の地紋画像を作成する。ここで作成される画像は背景画像領域には通常の背景地紋画像処理が施され、潜像画像領域は白で表示された画像となる。この画像を先にステップS5701にて描画したオリジナル画像の上にORの描画論理を用いて描画することで、潜像画像領域に下地のオリジナルイメージを表示することが可能となる。図18は、これら3つの場合の処理過程と画像を示す図である。
上記の様にして作成した画像をステップS5703にて画面上に反映させる。図16のステップS5603及び図17のステップS5703で作成した画像を一挙に画面に反映させるのは、作成途中の画像をリアルタイムで表示するとユーザにとって認識しづらい画像を表示してしまうこととなり、地紋画像及びオリジナル画像の認識品位が低下するからである。
なお、図16および図17で説明した事項に対して背景画像と潜像画像を入れ替えることで地紋背景画像を点滅させることも当然可能である。つまり、図14の(c)、(d)、(e)それぞれにおいて、文字列(VOID)を常に表示(点灯)させ、背景画像を消灯させるようにする。この場合、複写後に文字列が顕在化するように設定された地紋画像を含むプリント出力物の状態と、そのプリント出力物を複写することで得られた複写物の状態とに相当するイメージでプレビューすることができる。
換言すれば、図14(d)と(e)に示したプレビュー表示は、複写後に文字列が白抜きされるように設定された地紋画像を含むプリント出力物の状態と、そのプリント出力物を複写することで得られた複写物の状態とに相当するイメージでプレビューするものである。
このプレビュー表示を、図8の2213のチェックの有無に応じて切り換えるようにする制御を実行するように構成するのがより好適である。この制御は図6の2006に保持されている情報をプレビュー表示用プログラムが取得し、それに応じて上記プレビューの実行プログラムを切り換える構成を採用することで実現できる。
なお、上述した実施例においては、地紋画像の潜像画像と背景画像を実際に印刷される地紋画像の濃度レベルにあわせて描画展開するように記載している。つまり、図14(b)は原稿画像データに対して実際の設定濃度レベルの地紋画像を付加するように説明している。また、図14(c)や(d)や(e)についても、実際の設定濃度レベルの背景画像としている。しかしながら、本発明はこれに限らず、より視認性を良くするために、潜像部を濃く、背景部を薄くするように調整してもよい。例えば、図14(b)では、潜像部の濃度を設定されている実際の濃度レベルよりも高くする。また、背景部の濃度を設定されている実際の濃度レベルよりも低くする。これらを個別に実施してもよいし、組み合わせてもよい。こうした処理は印刷用の地紋画像の濃度とは別に、プレビュー用の地紋画像の濃度に基づいて、地紋画像を生成し、表示することで達成可能である。また、こうした制御は以下に記載する実施例においても有効である。
図19は、本発明の実施例2に係る、地紋画像を含む画像の表示処理に関するフローチャートである。本処理によって、図21(a)、(b)にて後述される表示切り替えや図22にて後述される表示切り替えがおこなわれ、潜像などの視認が容易になる。特別な言及の無い限り、以下の処理は上述した実施形態と同様の手段及び機能によって実行される。
最初に、ステップS3601で、アプリケーションが設定した現在の物理ページ対する用紙サイズと、印刷プレビューア306(図3)による仮想用紙表示可能領域に基づいて、印刷プレビュー上に表示させる仮想的な用紙の大きさであるプレビュー用紙領域の計算を行う。次に、ステップS3602では、用紙サイズとプレビュー用紙領域から、縮小率を計算する。さらに、ステップS3603では、用紙であることをユーザに認識させるために、仮想用紙表示可能領域に仮想用紙を、グラフィックスエンジン202を介して画面へ描画する。そして、ステップS3604において、現在の印刷ページに対して、ユーザが地紋画像印刷を設定しているか否かを、スプールファイルマネージャ304が生成した物理ページ情報より取得する。地紋印刷設定がされていない場合は、ステップS3605へ、地紋印刷設定がされている場合にはステップS3606へ移行する。
ステップS3605では、ステップS3602で求めた縮小率に基づき、また、例えばNup印刷やポスター印刷等、論理ページの拡縮が必要な設定が物理ページに設定されていた場合は、その設定も考慮して、論理ページの中間コードをプレビュー用紙領域にグラフィックスエンジン202を介して描画し、画面上に表示する。
一方、地紋印刷設定がされていることがS3604で判明した場合は、S3606において、地紋画像が印刷画像(論理ページ)に対して、透かし印刷指定されているかどうかを判定する。これは、地紋画像と印刷画像の配置順序を判定するものである。つまり、地紋画像が印刷画像に対して下地側に配置される指定(透かし印刷指定)になっているか、印刷画像の上側に配置される指定(重ね印刷指定)であるかどうかを判定する処理である。
S3606において、地紋画像は透かし印刷指定されていた場合、S3607に移行し、図20にて後述する地紋イメージ描画処理を実行する。その後、S3605で説明した論理ページの描画処理を実行して、終了する。
また、S3606において、地紋画像は透かし印刷指定ではない、つまり重ね印刷指定がされている場合は、S3609に移行し、S3605と同様の描画処理を実行する。その後、S3610において、図20にて後述する地紋イメージ描画処理を実行し、終了する。
図20は、図19のステップS3607またはS3610に示した地紋画像のプレビュー処理の詳細を示すフローチャートである。
図20において、先ず、ステップS5101で、地紋画像のうち、縮小率に基づいた潜像パターン(潜像画像)のみのサムネイルAを用意する。このサムネイルAは、地紋画像が付加されてプリントされた用紙を複写することによって得られた複写物を想定したものである。次に、ステップS5102では、縮小率にもとづいた上記潜像画像と背景画像を合わせた画像のサムネイルBを用意する。このサムネイルBは、地紋画像が付加されてプリントされた状態を想定したものである。そして、ステップS5103で地紋画像印刷が設定されているか否かを判断し、設定されていると判断したときは、ステップS5104でコピー読み取り機(イメージスキャナ)のシンボル画像Cを用意する。
これらのサムネイル画像の形成処理については、上述した実施例で記載した処理と同様である。
その後、ステップS5105で、図21、図22にて後述されるような、サムネイルA、BおよびシンボルCの表示方法を決定する。この決定により図21や図22に示すような地紋画像の表示態様が定まる。ここで、後述されるように図21の表示態様ではサムネイルCは用いない。次に、ステップS5106で、プレビュー領域内に、グラフィックスエンジン202で生成された印刷出力する画像とあわせて動画表示をおこなう。
図21(a)および(b)は、上記ステップS5105で決定された表示態様の一例を説明する図である。
同図(a)は、地紋画像に印刷出力する画像(テキスト)を合わせた画像5201を表示した状態を示している。また、同図(b)は、地紋画像のうち背景画像が除かれた潜像画像に印刷出力画像を合わせた画像5202を表示した状態を示している。また、この画像5202は、印刷出力画像に地紋画像が合わせて印刷されたものを複写し、それによって潜像画像が現れた状態を示している。
本実施例の表示では、前述した実施例1と同様、画像5201と画像5202とをそれぞれ定められた時間間隔で切り替え表示する。これにより、画像5202によって地紋画像が付された印刷物が複写された状態、すなわち、複写されたときに顕像化される潜像と出力画像との関係を確認することが可能となる。また、その結果、地紋画像を印刷出力画像とともに印刷しようとするユーザにとって、複写されたときの複写物の状態を容易に確認でき、ユーザビリティーに優れたものとなる。これに加え、上述の実施例と同様、表示切替による残像効果によって画像5201における潜像と背景との関係を認識できるようになる。
なお、この切り替えに関しては、タイマを用い一定時間ごとに画像5201と画像5202を全面切り替えてもよいし、画像5201、画像5202がフェードイン、フェードアウトするように切り替えてもよい。画像5201と画像5202を全面切り替えて表示する場合は、図20のステップS5106においてプレビュー領域にサムネイルBを全面表示し、タイマイベントがあれば次にプレビュー領域にサムネイルAを全面表示する。画像5201と画像5202をフェードイン、フェードアウトする場合は、図20のステップS5106において、タイマイベントに従い、プレビュー領域内にサムネイルBの一部から全面表示してゆき、次にプレビュー領域にサムネイルAをプレビュー領域内で一部から全面表示してゆく。
図22は、上記ステップS5105で決定された表示態様の他の例を説明する図である。
図に示すように、この例では、プレビュー内に複写機読み取り部(スキャナ)のシンボルである画像5302が上下に動くようにしたものである。これに伴い、プレビュー領域5301内でシンボル画像5302を境界として、画像5201と画像5202をそれぞれ上下に同時表示するものである。なお、画像5201、5202の内容は、図21(a)および(b)に示した画像5201、5202と同じものである。
本例では、シンボル画像5302の上下移動に合せて画像5201と画像5202の領域が連続的に変化する。これにより、シンボル画像5302の移動速度を適切に定めることにより、上記で説明した残像効果による背景画像と潜像画像の識別が可能となるとともに、複写機における読み取りスキャンによって潜像が浮かび上がるイメージを確認することができ、ユーザビリティーに優れたものとなる。さらに、シンボル画像が動くことで、地紋画像のプレビューであることをユーザは容易に理解でき、また、ページ全体のイメージと潜像の内容や位置を同時に確認することが可能となる。
図23は、図22に示した表示動作制御を示すフローチャートである。この処理は、図20のステップS5106の処理に相当することはもちろんである。
まず、ステップS5401においてプレビュー領域にサムネイルBを表示し一定時間待つ、そして、ステップS5402においてタイマイベントに従いプレビュー領域の上側から用意してあるサムネイルAへ書き換えをおこなってゆく。この際、サムネイルA、Bの書き換え境界にシンボルCを移動させる。ステップS5402が終了し、プレビュー領域内がサムネイルAにすべて書き換わると、ステップS5403でサムネイルAを表示したまま一定時間待つ。その後、ステップS5401に戻る。なお、上述した残像効果などの観点から、ステップS5401およびS5403でサムネイルA、Bを表示して待つ時間より、ステップ5402でサムネイルA,Bを書き換えながら表示している時間を長く設定することが望ましい。
以上、説明した実施例では、同一画面における表示の切り替えまたは表示領域の区分によって地紋画像が適用された印刷物の状態と複写物の状態とを表示するものとしたが、本発明の適用はこのような形態に限られない。例えば、上記の2つの表示を隣接する2つの表示領域において表示しそれらを比較して観察するようにしてもよい。この場合には、残像の効果は得ることはできないが、比較によって相互の画像の差を認識でき、結果として潜像画像や背景画像の存在を判別することができる場合がある。
図24および図25は、地紋画像のプレビュー表示におけるさらなる制御を示す図である。これらは上述した各実施例に対して適用可能な制御である。また、上述した各実施例以外の構成に対しても適用可能である。
図24は、設定変更エディタ307による、印刷ジョブに地紋印刷が適用されていることをユーザに認識させるための表示例を示している。上述したように、地紋画像自体は点描画された画像であるから、プリンタの解像度にあわせて生成された地紋画像をディスプレイの解像度にあわせて画像を縮小処理した際には、画像が本来望むように表示されないという問題が生じてしまう。
しかし、EMF(Enhanced Metafile Format)やSVG(Scarable Vector Format)などのメタデータ、つまり、グラフィック情報を保持した描画データファイルによって記述されるフォントなどは、解像度に依存しないものであるから、縮小処理、すなわち、表示の解像度が低いことによる間引き処理を行わずに済む。
即ち、本構成では、プレビュー表示をユーザが所望した場合、地紋処理部205で生成したビットマップイメージである地紋画像を縮小して表示するのではなく、地紋処理部205で地紋画像を生成するための基礎画像をディスプレイの解像度及び表示領域相当に解像度変換(縮小処理)し、その基礎画像を用いて地紋画像の生成を行う。これにより、プリンタ用の解像度で生成されたビットマップイメージとしての地紋画像をプレビューに用いることで問題となっていた輪郭の崩れなどを極力防止することができる。
以下に説明するプレビューのための描画処理は、上記のベクトルデータ(メタデータ)を前提として説明する。但し、以下に説明する画像表示切替のユーザインターフェイス機能は、これらの画像データ形式によって限定されるものではなく、顕在化する画像データが2値化後の地紋画像であってもよい。
図25は、本発明の実施形態に係る、設定変更エディタ307による、印刷ジョブに地紋印刷が適用されていることをユーザによりわかりやすく認識させるための他の表示例を示す。本例は、複写前の印刷イメージと、複写後(コピー後)の複写物のイメージをユーザが任意に切り換えて表示可能としたものである。
そのために、本表示例では複写(コピー)後の地紋画像を表示するための「コピー後の地紋表示」チェックボックス3403をユーザインターフェイス上に設けている。このチェックボックスにチェックすることにより、複写後に顕在化する地紋画像を含めた印刷イメージをユーザが確認することができる。換言すれば、このチェックボックス3403がチェックされていない場合は、印刷物が複写される前、即ち、プリントアウトされた印刷物のイメージを表示するものである。このときの地紋画像イメージは、潜像部及び背景部を含む地紋画像である。なお、「コピー後の地紋表示」チェックボックス3403がチェックされた場合は、チェックされる以前に比べ、複写後に顕在化する部分を強調して表示するようにしてもよい。強調のための手段の一例を挙げると、実際の地紋画像の出力濃度レベルよりもプレビューする顕在化画像の濃度レベルを高くすればよい。これにより、顕在化する部分をより視認しやすくすることができる。その他の手段の例としては、顕在化画像を点滅させたり、実際に設定されている地紋画像の印刷色よりも視認しやすい色で表示するなどの手段がある。いずれにしても、ユーザがコピー後の顕在化画像をコピー前の地紋画像に比較して視認しやすいように、なんらかの手段で強調すればよいものである。
また、複写前の印刷イメージは顕在化する画像(潜像画像)と消失または薄くなる画像(背景画像)の両方を表示するようにしているが、本発明は該表示のみに限定されるものではなく、複写前の印刷イメージは地紋画像のうち、顕在化する部分のみを表示し、「コピー後の地紋表示」チェックボックス3403がチェックされた場合には、上述したように顕在化する部分を強調して表示するようにしてもよい。また、複写前の印刷イメージは地紋画像を表示せず、「コピー後の地紋表示」チェックボックス3403がチェックされた場合に、顕在化する画像を表示するようにしてもよい。
上述したような表示切替機能は、設定変更エディタだけでなく、図12において示したようなプレビューア306に対しても適用可能である。また、それ以外のプレビュー表示部に表示させてもよい。
上述した図25において、「コピー後の地紋表示」チェックボックス3403を設けることとしているが、これらは、地紋印刷がユーザによって指定された場合のみに機能するようにユーザインターフェイスを制御してもよい。例えば、地紋印刷が指定された場合のみ、「コピー後の地紋表示」チェックボックス3403を表示するようにすればよい。また、表示してもユーザが選択できないよう、グレーアウト(非活性)させるようにしてもよい。このように制御することで、地紋画像のプレビュー処理において、ユーザの利便性はさらに高まることになる。
なお、図25の例では、コピー後の地紋を表示するユーザインターフェイスとして、チェックボックスとメニューを用いたが、ユーザが選択可能であれば、その他のユーザインターフェイスを用いてもよい。
図26は、地紋画像について複写前のプレビュー画像と複写後のプレビュー画像を切り替えて表示する処理の他の例を示すフローチャートである。具体的には、実施例2について上述した図19のステップS3607またはS3610に示した地紋画像のプレビュー処理の他の例を示している。なお、本図は上述した「コピー後の地紋表示」機能を有するプレビューアを想定した処理である。当該機能を有さない場合は、図19のS3607及びS3610の地紋イメージ描画において、複写後の顕在化する画像のみ描画すればよい。
先ず、ステップS3611において、ユーザによる「コピー後の地紋表示」設定がされているかどうかを判定する。ここで、コピー後の地紋画像の表示を要求していると判定された場合は、ステップS3612へ進み、図19のステップ3602で求めた縮小率に基づいて、地紋画像(潜像画像と背景画像から形成される画像)のうち、コピー後に顕在化する画像のみをプレビュー用紙領域内に、グラフィックスエンジン202を介して描画する。この描画の際に、上述したように、顕在化する画像を強調表示するような処理を実行してもよい。
一方、S3611で「コピー後の地紋表示」設定がされていないと判定された場合は、ステップS3613へ進み、地紋画像(潜像画像と背景画像から形成される画像)を描画する。
なお、S3613の地紋画像の描画処理は顕在化する画像(潜像画像)と消失または薄くなる画像(背景画像)の両方を表示するようにしているが、本発明はこの表示形態のみに限定されるものではなく、複写前の印刷イメージであっても、複写後の複写物に相当するイメージであってもよい。また、複写前の印刷イメージでは地紋画像を表示しないようにしてもよい。例えば、複写前の印刷イメージとして地紋画像を表示しない場合は、ステップS3613の処理を行わないようにすればよい。
また、これらの地紋イメージ描画処理は上述したように、網点化された地紋画像を縮小するのではなく、地紋画像を生成するための基礎となるメタデータを表示領域相当に縮小し、縮小した画像に基づいてプレビュー用地紋画像の生成を行うものである。
以上説明しように、本発明の各実施例によれば、ユーザは容易に原稿データに地紋画像が適用されている状態及び複写後の複写物の状態などを認識することが可能となる。
この結果、地紋画像印刷のプレビューにおいて、ユーザが、意図した地紋画像が印刷出力される画像に適切に付加されているか否かの確認容易に行うことが可能となる。
(さらに他の実施例)
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
上記の実施例は、ホストコンピュータによって実行されることを想定して説明しているが、地紋画像の生成処理を複写機やプリンタ側で実行可能な場合は、これら装置の操作画面上にプレビューを表示することは言うまでもない。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現する、各図に示したフローチャートの手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施例に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。 図1に示したホストコンピュータ3000における印刷処理のための一構成を示す図である。 ホストコンピュータ3000における印刷処理のための構成の他の例に係わり、図2に示した構成を拡張した構成を示すブロック図である。 印刷設定画面の一例を示す図である。 プレビューア306が表示するプレビュー画面の一例を示す図である。 地紋印刷情報のデータ形式の一例を示す図である。 地紋印刷機能の設定画面の一例を示す図である。 地紋印刷の個々の詳細設定を編集するためのダイアログの一例を示す図である。 地紋画像の生成処理の一例を示すフローチャートである。 地紋画像の生成処理の他の例を示すフローチャートである。 地紋パターンの描画処理の処理を示すフローチャートである。 印刷プレビューア306による、本発明の実施例に係る表示例である。 印刷プレビューア306による、本発明の実施例に係る表示例である。 本発明の表示動作および本実施例におけるその他の表示動作例を説明するための図である。 本発明の表示動作に係わる処理を示すフローチャートである。 上記表示動作における潜像画像の点灯状態表示処理を示すフローチャートである。 上記表示動作における潜像画像の消灯状態表示処理フローチャートである。 上記潜像画像の消灯状態表示処理過程と画像を示す図である。 本発明の他の実施例に係る、地紋画像を含む印刷出力画像の表示処理に関するフローチャートである。 図19のステップS3610に示した地紋画像のプレビュー処理の詳細を示すフローチャートである。 (a)および(b)は、図20のステップS5105で決定された表示態様の一例を説明する図である。 上記ステップS5105で決定された表示態様の他の例を説明する図である。 図22に示した表示動作制御を示すフローチャートである。 設定変更エディタ307による、印刷ジョブに地紋印刷が適用されていることをユーザに認識させるための表示例を示す図である。 設定変更エディタ307による、印刷ジョブに地紋印刷が適用されていることをユーザに認識させるための他の表示例を示す図である。
本発明のさらに他の実施例に係る、地紋画像を含む印刷出力画像のプレビュー処理の詳細を示すフローチャートである。 地紋画像のふたつの領域である潜像部および背景部を示す図である。 (a)および(b)は、地紋画像の顕像を説明する図である。 (a)および(b)は、地紋画像におけるカモフラージュを示す図である。 地紋画像(ドットデータ)を、3つのアルゴリズムでそれぞれ1/2縮小した場合の例を示す図である。
符号の説明
1 CPU
2 RAM
3 ROM
203 プリンタドライバ
205 地紋処理部
306 プレビューワ
1500 プリンタ
3000 ホストコンピュータ

Claims (20)

  1. 印刷物で隠れ、当該印刷物の複写物では現れる地紋用の文字列をユーザから受付ける受付け手段と、
    前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列に基づく領域と、当該領域とは異なる領域とのうち片方の領域にドットを集中して配置し、他方の領域にドットを分散して配置した印刷物を画像形成装置に作成させるための印刷データを生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成された印刷データを用いて前記画像形成装置に前記印刷物を作成させるより前に、前記印刷物と当該印刷物の複写物との違いをユーザに確認させるための、第1の画像データと第2の画像データとを生成し、当該生成された第1の画像データと第2の画像データとを同一表示画面上に表示するように制御する表示制御手段とを有し、
    前記第2の画像データは、前記第1の画像データとは異なり、前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列が強調された画像データであることを特徴とする情報処理装置。
  2. 印刷物で隠れ、当該印刷物の複写物では現れる地紋用の文字列をユーザから受付ける受付け手段と、
    前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列に基づく領域と、当該領域とは異なる領域とのうち片方の領域にドットを集中して配置し、他方の領域にドットを分散して配置した印刷物を画像形成装置に作成させるための印刷データを生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成された印刷データを用いて前記画像形成装置に前記印刷物を作成させるより前に、前記印刷物と当該印刷物の複写物との違いをユーザに確認させるための、第1の画像データと第2の画像データとを生成し、当該生成された第1の画像データと第2の画像データとを同一表示画面上に表示するように制御する表示制御手段とを有し、
    前記第1の画像データでは、前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列が隠れており、
    前記第2の画像データでは、前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列が現れていることを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記第2の画像データは、
    前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列に基づく領域の濃度が、当該領域とは異なる領域の濃度よりも濃くなっているか又は薄くなっている画像データであることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、
    前記第1の画像データ及び第2の画像データの夫々に前記原稿画像データを合成した上で前記表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記第1の画像データを表示するように制御するか、前記第2の画像データを表示するように制御するかを、ユーザからの指示に基づいて切り替えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、
    前記第1の画像データを表示するように制御するか、前記第2の画像データを表示するように制御するかを所定時間間隔で切り替えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、
    境界を境にして、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを同時表示するように制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、
    前記境界を移動させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記生成手段は、
    前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列に基づく領域にドットを集中して配置し、前記領域とは異なる領域にドットを分散して配置した印刷物を画像形成装置に作成させるための印刷データを生成し、
    前記第2の画像データは、前記受付け手段で受付けた地紋用の文字列に基づく領域の濃度が、当該領域とは異なる領域の濃度よりも濃くなっている画像データであることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 印刷物で隠れ、当該印刷物の複写物では現れる地紋用の文字列をユーザから受付ける受付け工程と、
    前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列に基づく領域と、当該領域とは異なる領域とのうち片方の領域にドットを集中して配置し、他方の領域にドットを分散して配置した印刷物を画像形成装置に作成させるための印刷データを生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成された印刷データを用いて前記画像形成装置に前記印刷物を作成させるより前に、前記印刷物と当該印刷物の複写物との違いをユーザに確認させるための、第1の画像データと第2の画像データとを生成し、当該生成された第1の画像データと第2の画像データとを同一表示画面上に表示するように制御する表示制御工程とを有し、
    前記第2の画像データは、前記第1の画像データとは異なり、前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列が強調された画像データであることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 印刷物で隠れ、当該印刷物の複写物では現れる地紋用の文字列をユーザから受付ける受付け工程と、
    前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列に基づく領域と、当該領域とは異なる領域とのうち片方の領域にドットを集中して配置し、他方の領域にドットを分散して配置した印刷物を画像形成装置に作成させるための印刷データを生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成された印刷データを用いて前記画像形成装置に前記印刷物を作成させるより前に、前記印刷物と当該印刷物の複写物との違いをユーザに確認させるための、第1の画像データと第2の画像データとを生成し、当該生成された第1の画像データと第2の画像データとを同一表示画面上に表示するように制御する表示制御工程とを有し、
    前記第1の画像データでは、前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列が隠れており、
    前記第2の画像データでは、前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列が現れていることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 前記第2の画像データは、
    前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列に基づく領域の濃度が、当該領域とは異なる領域の濃度よりも濃くなっているか又は薄くなっている画像データであることを特徴とする請求項10または11に記載の情報処理装置の制御方法。
  13. 前記表示制御工程は、
    前記第1の画像データ及び第2の画像データの夫々に前記原稿画像データを合成した上で前記表示工程に表示するように制御することを特徴とする請求項10乃至12の何れかに記載の情報処理装置の制御方法。
  14. 前記表示制御工程は、
    前記第1の画像データを表示するように制御するか、前記第2の画像データを表示するように制御するかを、ユーザからの指示に基づいて切り替えることを特徴とする請求項10乃至13の何れか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
  15. 前記表示制御工程は、
    前記第1の画像データを表示するように制御するか、前記第2の画像データを表示するように制御するかを所定時間間隔で切り替えることを特徴とする請求項10乃至14の何れか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
  16. 前記表示制御工程は、
    境界を境にして、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを同時表示するように制御することを特徴とする請求項10乃至15の何れか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
  17. 前記表示制御工程は、
    前記境界を移動させることを特徴とする請求項16に記載の情報処理装置の制御方法。
  18. 前記生成工程は、
    前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列に基づく領域にドットを集中して配置し、前記領域とは異なる領域にドットを分散して配置した印刷物を画像形成装置に作成させるための印刷データを生成し、
    前記第2の画像データは、前記受付け工程で受付けた地紋用の文字列に基づく領域の濃度が、当該領域とは異なる領域の濃度よりも濃くなっている画像データであることを特徴とする請求項10乃至17の何れか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
  19. 請求項10乃至18の何れか1項に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  20. 請求項10乃至18の何れか1項に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
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