JP2000182086A - 券発行方法および券照合方法 - Google Patents

券発行方法および券照合方法

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JP2000182086A
JP2000182086A JP36072098A JP36072098A JP2000182086A JP 2000182086 A JP2000182086 A JP 2000182086A JP 36072098 A JP36072098 A JP 36072098A JP 36072098 A JP36072098 A JP 36072098A JP 2000182086 A JP2000182086 A JP 2000182086A
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隆 山口
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    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
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    • GPHYSICS
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    • G07BTICKET-ISSUING APPARATUS; FARE-REGISTERING APPARATUS; FRANKING APPARATUS
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セキュリティ性の高い券をネットワークや電話
回線などの通信手段を経由して簡単に発行することが可
能になる券発行方法を提供する。 【解決手段】ネットワークを介して使用者から送付され
る券発行要求情報および使用者識別情報からセキュリテ
ィ情報を生成するとともに、上記券発行要求情報から券
画像情報を生成し、この生成した券画像情報に対して上
記生成したセキュリティ情報を視覚的に不可視状態で埋
込むことにより券印刷情報を生成し、この生成した券印
刷情報をネットワークを介して上記使用者に対し送付
し、この送付された券印刷情報に基づき使用者が券印刷
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、コンサ
ートなどのチケットや交通機関の切符などをネットワー
クや電話回線などを経由して発行する券発行方法に関す
る。
【0002】また、本発明は、上記券発行方法により発
行されたチケットや切符の真偽判別を行なうための券照
合方法に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、コンサートなどのチケットや交通
機関の切符などをネットワークや電話回線を利用して申
込みを行ない、申込み済みのチケットを所定の場所に申
込者が受取りに行くというシステムが普及しつつあり、
自宅や会社に居ながらにして、チケットなどを購入でき
るようになってきた。
【0004】さらに、パーソナルコンピュータやカラー
プリンタの普及、および、インタネットなどの通信環境
のインフラストラクチャーの整備により、ネットワーク
経由で申込んだチケットを自宅や会社で直接発行できる
システムも検討されている。
【0005】たとえば、最近、コンサートのチケットを
ネットワーク経由で申込み、チケット引替用の画像を自
宅のパーソナルコンピュータにダウンロードして、その
画像をフロッピーディスクなどに格納してコンサート会
場に持っていくことにより、コンサートが見れるという
サービスが行なわれている。
【0006】また、電子切手をネットワーク経由で申込
み、自宅や会社で電子切手を発行するシステムも実験さ
れている。これの一例として、たとえば、USP560
6507号やUSP5666284号では、パーソナル
コンピュータに接続した専用格納デバイスの中に暗号化
された郵便料金情報を含む切手情報を格納した後、印刷
する方法およびシステムについて提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】USP5606507
号やUSP5666284号では、パーソナルコンピュ
ータに接続する専用格納デバイスが必要であるため、ク
ライアント・システム構成に制限を受ける。また、郵便
料金情報などは暗号化されているが、2次元バーコード
技術もしくはそれの応用技術を用いて可視状態で封筒な
どに印刷されるため、2つの差分を取って比較すること
などにより比較的解読されやすく、セキュリティ性が弱
いといった欠点がある。
【0008】そこで、本発明は、セキュリティ性の高い
券をネットワークや電話回線などの通信手段を経由して
簡単に発行することが可能になる券発行方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】また、本発明は、上記券発行方法で発行さ
れた券の真偽判別が簡単に行なえ、かつ、不正が起きた
ときの追跡調査が容易に行なえる券照合方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の券発行方法は、
通信手段を介して使用者から送付される券発行要求情報
および使用者識別情報からセキュリティ情報を生成する
とともに、前記券発行要求情報から券画像情報を生成
し、この生成した券画像情報に対して前記生成したセキ
ュリティ情報を視覚的に不可視状態で埋込むことによ
り、前記使用者により券印刷されるための券印刷情報を
生成し、この生成した券印刷情報を通信手段を介して前
記使用者に対し送付することを特徴とする。
【0011】また、本発明の券発行方法は、セキュリテ
ィ情報の生成は、制御コードや文字、画像、音声などか
ら構成されたセキュリティ基本情報を2値符号化して2
値埋込み情報を生成した後、あらかじめ定められた特定
フォーマットの2値画像情報に変換することによりセキ
ュリティ情報を生成することを特徴とする。
【0012】また、本発明の券発行方法は、券印刷情報
の生成は、所定のパターン画像情報を生成し、この生成
したパターン画像情報に対して前記セキュリティ情報に
より変調を施すことによりパターン変調画像情報を生成
し、この生成したパターン変調画像情報を券画像情報に
対して重畳することにより券印刷情報を生成することを
特徴とする。
【0013】また、本発明の券照合方法は、通信手段を
介して使用者から送付される券発行要求情報および使用
者識別情報からセキュリティ情報を生成するとともに、
前記券発行要求情報から券画像情報を生成し、さらに所
定のパターン画像情報を生成し、この生成したパターン
画像情報に対して前記生成したセキュリティ情報により
変調を施すことによりパターン変調画像情報を生成し、
この生成したパターン変調画像情報を前記生成した券画
像情報に対して重畳することにより券印刷情報を生成
し、この生成した券印刷情報を通信手段を介して前記使
用者に対し送付し、この送付された券印刷情報に基づき
前記使用者が券印刷を行なう券発行方法により発行され
た券の真偽判別を行なう券照合方法であって、前記発行
された券の印刷面上に、前記パターン画像情報と同一パ
ターンの透過分布率を有するシート状のマスクを物理的
に重ね合わせることにより前記セキュリティ情報を可視
化して復元し、この復元したセキュリティ情報により真
偽判別を行なうことを特徴とする。
【0014】また、本発明の券照合方法は、通信手段を
介して使用者から送付される券発行要求情報および使用
者識別情報からセキュリティ情報を生成するとともに、
前記券発行要求情報から券画像情報を生成し、さらに所
定のパターン画像情報を生成し、この生成したパターン
画像情報に対して前記生成したセキュリティ情報により
変調を施すことによりパターン変調画像情報を生成し、
この生成したパターン変調画像情報を前記生成した券画
像情報に対して重畳することにより券印刷情報を生成
し、この生成した券印刷情報を通信手段を介して前記使
用者に対し送付し、この送付された券印刷情報に基づき
前記使用者が券印刷を行なう券発行方法により発行され
た券の真偽判別を行なう券照合方法であって、前記発行
された券の券面情報を光学的に読取り、得られた読取信
号と前記パターン画像情報と同一パターンを表現するマ
スク信号とを比較し、両者が一致する部分を無効にする
ことにより前記セキュリティ情報を復元し、この復元し
たセキュリティ情報により真偽判別を行なうことを特徴
とする。
【0015】さらに、本発明の券照合方法は、通信手段
を介して使用者から送付される券発行要求情報および使
用者識別情報からセキュリティ情報を生成するととも
に、前記券発行要求情報から券画像情報を生成し、さら
に所定のパターン画像情報を生成し、この生成したパタ
ーン画像情報に対して前記生成したセキュリティ情報に
より変調を施すことによりパターン変調画像情報を生成
し、この生成したパターン変調画像情報を前記生成した
券画像情報に対して重畳することにより券印刷情報を生
成し、この生成した券印刷情報を通信手段を介して前記
使用者に対し送付し、この送付された券印刷情報に基づ
き前記使用者が券印刷を行なう券発行方法により発行さ
れた券の真偽判別を行なう券照合方法であって、前記発
行された券の券面情報を光学的に読取り、得られた読取
信号に対して前記パターン画像情報の空間周波数に対応
する周期で間引く処理を行なうことにより前記セキュリ
ティ情報を復元し、この復元したセキュリティ情報によ
り真偽判別を行なうことを特徴とする。
【0016】本発明によれば、通信手段を介して使用者
から送付される券発行要求情報および使用者識別情報か
らセキュリティ情報を生成するとともに、前記券発行要
求情報から券画像情報を生成し、この生成した券画像情
報に対して前記生成したセキュリティ情報を視覚的に不
可視状態で埋込むことにより券印刷情報を生成し、この
生成した券印刷情報を通信手段を介して前記使用者に対
し送付し、この送付された券印刷情報に基づき前記使用
者が券印刷を行なうことにより、券印刷情報に対して不
可視状態でセキュリティ情報を埋込むことが可能になる
ので、セキュリティ性の高い券をネットワークや電話回
線などの通信手段を経由して簡単に発行することが可能
になる。
【0017】また、本発明によれば、上記券発行方法に
より発行された券の印刷面上に、パターン画像情報と同
一パターンの透過分布率を有するシート状のマスクを物
理的に重ね合わせることによりセキュリティ情報を可視
化して復元し、あるいは、上記券発行方法により発行さ
れた券の券面情報を光学的に読取り、得られた読取信号
と前記パターン画像情報と同一パターンを表現するマス
ク信号とを比較し、両者が一致する部分を無効にするこ
とにより前記セキュリティ情報を復元し、あるいは、上
記券発行方法により発行された券の券面情報を光学的に
読取り、得られた読取信号に対して前記パターン画像情
報の空間周波数に対応する周期で間引く処理を行なうこ
とにより前記セキュリティ情報を復元し、この復元した
セキュリティ情報により真偽判別を行なうことにより、
使用された券のセキュリティ情報を簡単に取出せるた
め、不正が起きたときの追跡調査が容易に行なえる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明に係る券発行方法を実現す
るための券発行システムの構成を概略的に示すものであ
る。この券発行システムは、使用者側の機器Aとシステ
ム側の機器BとをインターネットやLANなどのネット
ワークCで接続して構成されている。
【0020】使用者側の機器Aは、パーソナルコンピュ
ータからなる使用者端末装置11、パーソナルコンピュ
ータ上で動作する専用クライアントソフトウェア12、
および、使用者端末装置11に接続されるカラープリン
タなどの券印刷装置13から構成されている。
【0021】システム側の機器Bは、ホストコンピュー
タ/サーバ16、ホストコンピュータ上で動作する専用
サーバソフトウェア17、券情報や使用者情報、その他
の情報が格納されているデータベース18、および、セ
キュリティ情報検出システム19から構成されている。
【0022】次に、券発行の動作手順について図2に示
すフローチャートを参照して説明する。ホストコンピュ
ータ/サーバ16および専用サーバソフトウェア17、
データベース18は常に起動しており、データベース1
8に登録された使用者はいつでも使用することが可能な
状態になっているものとする。
【0023】まず、最初に、使用者は、使用者端末装置
11および専用クライアントソフトウェア12を起動し
て(S1)、ユーザIDおよびパスワードなどの使用者
識別情報を入力することにより(S2)、ホストコンピ
ュータ/サーバ16に接続する(S5)。
【0024】ホストコンピュータ/サーバ16は、送ら
れてきた使用者識別情報をデータベース18内のデータ
と照合することにより(S3)、登録者リストに使用者
識別情報があれば接続を許可して(S4)、サービス開
始を行ない、登録者リストになければ接続を拒否する。
【0025】ホストコンピュータ/サーバ16に接続が
開始されると(S5)、使用者端末装置11にサービス
メニューが表示され、使用者は希望のサービスを選択
し、券発行要求情報を入力する(S8)。ここに、券発
行要求情報とは、たとえば、チケット購入サービスの場
合ならば、希望するチケットの種類、日時、料金、座
席、料金支払い手段などの必要な情報のことである。
【0026】券発行要求情報が入力されると、使用者端
末装置11は、それらの入力情報をホストコンピュータ
/サーバ16に送信し、ホストコンピュータ/サーバ1
6はそれを受取り、データベース18内のデータと照合
することにより(S9)、チケット購入手続きを行な
う。チケットが購入不可能な場合は、使用者端末装置1
1にその旨をメッセージとして送り、サービスメニュー
に戻る。
【0027】チケットが購入可能な場合は、ホストコン
ピュータ/サーバ16は、券発行要求情報および使用者
識別情報からセキュリティ情報を生成するとともに(S
10)、券発行要求情報から券画像情報を生成し(S1
1)、セキュリティ情報を券画像情報に不可視状態で埋
込むことにより券印刷情報を生成する(S12)。ま
た、券印刷情報を基に券表示情報を生成して(S1
3)、券印刷情報および券表示情報を使用者端末装置1
1に送信する(S14)。セキュリティ情報や券印刷情
報、券表示情報の生成の詳細な方法は後述する。
【0028】使用者端末装置11のディスプレイには、
ホストコンピュータ/サーバ16から送信されてきた券
表示情報が表示され(S15)、使用者はその表示を見
て確認を行ない、問題がないならば券の印刷を行なう。
すなわち、印刷命令が実行されると、券印刷情報は使用
者端末装置11から券印刷装置13に送られ、券(チケ
ット)14が印刷出力される(S16)。正常に印刷が
終了した場合は、印刷終了命令を実行し、印刷ミスなど
が生じた場合は、再度印刷命令を実行する。
【0029】使用者は、印刷された券(チケット)14
をコンサート会場まで持っていき、通常通りに使用する
ことができる(S17)。コンサート会場では、セキュ
リティ情報検出システム19を用いて、使用された券1
4が正規の券かどうかを確認する。セキュリティ情報検
出システム19では、検出したセキュリティ情報とデー
タベース18内のデータとを照合して真偽判別を行なう
(S18)。
【0030】図3〜図5は、本実施の形態に適用される
コンサート用チケット(券)の例を示す。図3は券画像
情報21、図4はセキュリティ情報22、図5は券印刷
情報23を模式的に示している。
【0031】図3の券画像情報21は、図2のステップ
S11の過程で券発行要求情報からデータベース18を
参照して生成され、これには通常のコンサートなどで用
いられるチケットに必要な、チケットの種類31、会場
32、日時33、座席34、料金35、問合わせなどに
用いるシリアル番号36、チケット発行元37、ロゴマ
ーク38などが記載されている。なお、これらの情報
は、チケットの半券の方にも同じく記載されている。
【0032】図4のセキュリティ情報22は、図2のス
テップS10の過程で使用者識別情報および券発行要求
情報から生成され、この情報はチケットの偽造、改ざん
が行なわれていないかの真偽判別に用いられる。この例
では、2次元バーコード情報39、問合わせのためのシ
リアル番号40、発行先41、ロゴマーク42などの情
報が記載されている。これらは、文字も図形も2値画像
として表現されている。
【0033】2次元バーコード情報39は、セキュリテ
ィ情報22を読取った場合に、機械による自動処理を行
なうために記載してあり、この中には図3で記載されて
いるチケットの種類31、会場32、日時33、座席3
4、料金35、シリアル番号36、チケット発行元3
7、ロゴマーク38などが2次元コードに変換されて記
載されている。なお、問合わせのためのシリアル番号4
0、発行元41、ロゴマーク42の情報は、セキュリテ
ィ情報22を肉眼で確認するために設けてある。
【0034】問合わせのためのシリアル番号36および
40は、本実施の形態では例えば20桁の数字を用いて
いる。ここでは、下記表1に示すような情報から構成さ
れている。
【0035】
【表1】
【0036】上記表1において、発行日付はチケットの
申込みを行なった日付、分類コード1は検索のためのデ
ータベースの情報格納位置、分類コード2はチケット種
類その他をコード化したもの、チケット番号は発行順番
を示す。これらから構成されているシリアル番号を用い
て、データベース18への照合のキーにすることによ
り、大量のチケットを一元管理することができる。
【0037】このように、図4のセキュリティ情報22
は、機械および人間の両方のチェックが行なえるように
してある。これらの情報は、やはりチケットの半券の方
にも同じく記載されている。
【0038】図5の券印刷情報23は、図2のステップ
S12の過程でセキュリティ情報および券画像情報から
生成され、この情報を印刷することにより実際のチケッ
トとなる。図5の券印刷情報23では、後述する方法に
より、図3の券画像情報21に図4のセキュリティ情報
22を不可視状態で埋込むことにより生成されるので、
見た目は図3と図5は肉眼では全く同じでほとんど区別
が付かない。
【0039】本実施の形態では、問合わせ用シリアル番
号、発行元、発行元のロゴマークを、券画像情報には可
視状態で、セキュリティ情報には不可視状態で入れてあ
る。このように、チケットの一部の情報を可視状態およ
び不可視状態で入れておくことにより、単純な書換えな
どによるチケットの偽造や改ざんを直ぐに検知すること
が可能になる。
【0040】また、ロゴマークに関しては、可視状態お
よび不可視状態のロゴマークの位置を完全に一致するよ
うに配置してある。このようにすることにより、可視状
態および不可視状態のロゴマークのどちらか一方もしく
は両方の偽造や改ざんが非常に難しくなり、チケットの
セキュリティ性がさらに高くなる。
【0041】次に、セキュリティ情報の生成の仕方につ
いて説明する。
【0042】セキュリティ情報では、図4のように、2
次元バーコード情報および2値画像から構成され、どち
らか一方の要素だけでも構わないし、両方の要素を入れ
ても構わない。
【0043】2次元バーコードで入れた場合は、セキュ
リティ情報の検知の際には機械処理が可能になり、2値
画像で入れた場合は、人間の視覚による処理が可能にな
り、それはシステムの特性にあわせて変えることができ
る。セキュリティ情報を構成する2次元バーコードや2
値画像のそれぞれをセキュリティ基本情報と呼ぶ。
【0044】図4の2次元バーコード39の部分の生成
の一例について説明する。
【0045】2次元バーコード39は、前述のようにセ
キュリティ情報を読取った場合に、機械による自動処理
を行なうために記載してあり、この中にはチケットの種
類などがコード化されて記されている。ここで、2次元
コード化する情報は、チケットの種類だけでなく、あら
かじめ登録してある使用者の声紋、指紋などの個人情報
や、管理用情報など、音声、画像、テキストなど、ほと
んどの種類の形態を扱うことができる。
【0046】まず、セキュリティ基本情報をデジタルデ
ータに変換する必要がある。音声や声紋などのアナログ
データから構成されるセキュリティ基本情報の場合は、
A/D変換してデジタルデータに変換する。あらかじめ
デジタルデータの形式になっているものはそのまま用い
る。
【0047】次に、デジタルデータ化されたセキュリテ
ィ基本情報を2次元コードによる2値画像化を行なう。
これには、セキュリティ基本情報を先頭から順番に4ビ
ットずつのブロックに区切って、各ブロックの値に応じ
て、図6に示すように、2×2画素の白黒2値画像情報
に置き換える。
【0048】たとえば、埋込み情報が下記のように先頭
から16進数表記で並んでいたとすると、FF 01
45 D3…これらは、図7に示すように置き換える。
【0049】さらに、後述の合成処理時における平滑化
処理時に埋込み画像情報を損なわないように、2値画像
情報(図6)をn倍に拡大する。ここではn=2〜4が
望ましい。たとえば、n=2とし、図7の2値画像情報
を拡大した結果を図8に示す。
【0050】なお、本実施の形態では、2次元コード化
にカルラコードを応用したが、他のマトリクス系2次元
コードやグリフコードのような2次元バーコードでも問
題なく使用できる。
【0051】セキュリティ情報に図4のような「チケッ
ト東西南北」という文字列41やロゴマーク42の2値
画像情報を入れる場合は、これらのデータを2値画像情
報に変換する。この場合、変換する際の画像解像度は統
一する必要があり、券印刷情報の画像解像度と一致させ
ることが望ましい。文字などの意味のある部分は黒成分
に、背景などの意味のない部分は白成分に変換する。
【0052】このようにして生成した2次元バーコード
情報および2値画像情報を、図4のように券画像情報と
同じサイズの領域にレイアウトを行なう。レイアウト位
置は、セキュリティ情報の検出を行なうときのセンサな
どの都合があるため、あらかじめシステムにより定めて
おく必要がある。
【0053】次に、図9を参照して、券印刷情報の生成
方法(合成処理方法)について詳細に説明する。
【0054】券画像情報21は、いわゆるチケットその
ものの情報で、図3に相当する。これは、1画素当たり
24ビット(RGB各8ビット)の情報を持っている。
セキュリティ情報22は、券画像情報21の中に不可視
状態で埋込まれる情報で、図4に相当する。これは、1
画素あたり1ビットの情報を持っている。鍵画像情報2
4は、券印刷情報の生成およびセキュリティ情報の検出
(復元)のための鍵となる情報で、これは使用者などに
は公開されず、1画素あたり1ビットの情報を持ってい
る。
【0055】最初に、平滑化処理ステップ51におい
て、セキュリティ情報22の黒画素を「1」、白画素を
「0」として平滑化処理を行なう。ここでは、x方向に
ついて注目画素の両端の画素を取り、3×1画素の領域
を切り出し、下記式(1)のように重み平均を取る。
【0056】 W(i)=(STL(i−1)+2・STL(i) +STL(i+1))/4……(1) W(i) :x=i画素の重み平均値 STL(i):x=i画素の埋込み画像情報=1 or 0 前述のように、セキュリティ情報の生成時にn倍してい
ないと、この平滑化処理時にセキュリティ情報の2次元
バーコードデータが壊れてしまうので注意する。拡大率
nが大きいほど、埋込み画像情報が破壊しない安全率が
高くなるが、隠れているはずのデータが露見しやすくな
る。
【0057】たとえば、鍵画像情報24が図10、セキ
ュリティ情報22が図11の場合、平滑化処理結果は図
12のようになる。セキュリティ情報22はn=4に設
定し、埋込み画像情報を4倍に拡大している。また、埋
込みしろとして外側周辺の2画素は「0」に設定してい
る。
【0058】次に、位相変調ステップ52において、平
滑化処理ステップ51における平滑化処理の結果を基
に、下記式(2−1)〜(2−3)の規則にしたがい、
鍵画像情報24の位相変調を行なう。
【0059】 W(i)=0の場合→DES(i)=MSK(i) ……(2−1) W(i)=1の場合→DES(i)=MSK(i+2)……(2−2) 上記以外の場合 →DES(i)=MSK(i+1)……(2−3) DES(i):x=i画素の位相変調結果=1 or 0 MSK(i):x=i画素の鍵画像情報=1 or 0 ここで、x=0列およびx=15列は、画像情報の端の
ため平滑化処理ができず、そのため位相変調もできな
い。そこで、端部では鍵画像情報24とセキュリティ情
報22との排他的論理和を取る。ここに、位相変調の結
果例を図13に示す。
【0060】次に、色差変調ステップ53において、位
相変調ステップ52における位相変調結果を基に、下記
式(3−1)〜(3−6)の規則にしたがい、色差変調
処理を行なう。この場合、R(赤)、G(緑)、B
(青)の3成分を別々に計算する。ここに、赤成分の色
差変調結果の例を図14に示す。
【0061】 DES(i)=1の場合→VR(i)=−ΔV ……(3−1) →VG(i)=+ΔV ……(3−2) →VB(i)=+ΔV ……(3−3) DES(i)=0の場合→VR(i)=+ΔV ……(3−4) →VG(i)=−ΔV ……(3−5) →VB(i)=−ΔV ……(3−6) VR(i):x=i画素の色差変調結果 赤成分 −255〜255の範囲の整数 VG(i):x=i画素の色差変調結果 緑成分 −255〜255の範囲の整数 VB(i):x=i画素の色差変調結果 青成分 −255〜255の範囲の整数 なお、色差量ΔVは、あらかじめ設定してある「0〜2
55」の範囲の整数である。色差量ΔVは、大きいほど
埋込み画像情報の復元時の可視化のコントラストが高く
なり、再生が容易ではあるが、あまり大きくしすぎると
セキュリティ情報が露見しやすくなる。したがって、色
差量ΔVは、「16〜96」くらいが望ましいが、ここ
ではΔV=48を用いている。
【0062】最後に、重畳処理ステップ54において、
色差変調ステップ53における色差変調結果と券画像情
報21とから、下記式(4−1)〜(4−3)で示され
る重畳処理を行なうことにより、券印刷情報23を生成
する。
【0063】 DESR(i)=VR(i)+SRCR(i) ……(4−1) DESG(i)=VG(i)+SRCG(i) ……(4−2) DESB(i)=VB(i)+SRCB(i) ……(4−3) DESR(i):x=i画素の重畳処理結果 赤成分 0〜255の範囲の整数 DESG(i):x=i画素の重畳処理結果 緑成分 0〜255の範囲の整数 DESB(i):x=i画素の重畳処理結果 青成分 0〜255の範囲の整数 SRCR(i):x=i画素の被埋込み画像情報 赤成分 0〜255の範囲の整数 SRCG(i):x=i画素の被埋込み画像情報 緑成分 0〜255の範囲の整数 SRCB(i):x=i画素の被埋込み画像情報 青成分 0〜255の範囲の整数 なお、DESR(i)、DESG(i)、DESB
(i)は、それぞれ「0〜255」の範囲の整数なの
で、計算結果が「0」以下の場合は「0」に設定し、
「255」以上の場合は「255」に設定する。
【0064】券画像情報21の全ての画素が(R,G,
B)=(127,127,127)の場合の赤成分の結
果を図15に示す。全ての値は「0〜255」の範囲の
整数を取り、「255」が一番赤成分が多いことを示
す。図15において、(0,0)画素の値=79、
(1,0)画素の値=79、(2,0)画素の値=17
5…と、セキュリティ情報の埋込まれていない部分では
2画素単位で、赤色成分が少ない画素と赤色成分が多い
画素とが繰り返される。
【0065】前記式(3−1)〜(3−3)または前記
式(3−4)〜(3−6)の通り、赤色と緑色、青色の
色差量の符号が反転している。したがって、赤色成分の
多い画素では緑色と青色が少なくなっていて、赤色成分
の少ない画素では他の成分が多くなっている。赤色と
(緑色、青色)=シアン色は補色の関係にあり、赤色と
シアン色が隣り合っていても人間の目には判別しにく
く、無彩色に見える。また、鍵画像情報に応じて数画素
単位で赤色リッチな画素とシアン色リッチな画素とが繰
り返し配置されているため、人間の目では、これらの細
かな色差の違いを識別できず、色差量はプラスマイナス
「0」と判断してしまう。
【0066】たとえば、前記式(4−1)では、 DESR(i) SRCR(i) …… (5) と間違って判断してしまい、画像情報が埋込まれている
ことを区別できなくなる。したがって、この原理により
セキュリティ情報を不可視状態で券画像情報に埋込んだ
券印刷情報を作ることが可能になる。
【0067】券印刷情報を用いてカラープリンタなどで
印刷を行なう場合、色差量ΔVが大きいほど判別しやす
いので、セキュリティ情報の復元しやすさの度合いは高
くなる。しかし、今度は券印刷情報の中に不可視状態で
埋込んであるセキュリティ情報が第3者に露見しやすく
なる場合がある。
【0068】そこで、券印刷情報をカラープリンタなど
で印刷出力する場合に、画像処理として誤差拡散処理を
行なって出力することにより、セキュリティ情報を破壊
せずに、セキュリティ情報の露見を防ぐことができる。
これは、誤差拡散処理によって券印刷情報の各画素の濃
度が補償されることにより、マクロ的には不可視状態の
セキュリティ情報のデータは保存される。
【0069】また、誤差拡散処理を施すことにより低周
波成分は減少し、高周波成分が増加する。券印刷情報中
に埋込まれたセキュリティ情報は、高周波成分からなっ
ているので、誤差拡散処理により他の高周波成分が混入
されるので、視覚的に判別できない状態となる。
【0070】次に、券表示情報の生成方法について説明
する。
【0071】券印刷情報から情報の一部を減らして券画
像情報および不可視状態で埋込んであるセキュリティ情
報の一部を破壊して、そのままでは使用できないように
した券表示情報を生成する。まず、図15の券印刷情報
を3×3画素の領域に切出し、平滑化処理を行なう。こ
れは単純に平均を取るだけであり、その結果は図16に
示すようになる。この図16の平滑化処理結果から、4
×4画素領域の頂点の画素情報を残し、残りを消去する
(間引き処理する)と、その結果は図17に示すように
なる。これが券表示情報となる。
【0072】ここでは券印刷情報の1/4程度の情報量
となるが、一般に印刷の画像解像度が300〜600d
pi程度なのに対して、ディスプレイ画面の画像解像度
は100dpi程度と、1/3〜1/6くらいの情報量
なので全然問題はない。
【0073】このように、券印刷情報をそのまま使用者
端末装置11に表示せずに、券印刷情報から情報を減ら
してセキュリティ情報を破壊することにより券表示情報
を生成して、使用者端末装置11に表示することは、情
報量が少ないので処理(表示)が早く、セキュリティ情
報および券画像情報が一部破壊されているため、画面の
ハードコピーなどで不正に入手しようとしても使用でき
ない。したがって、セキュリティ性がより向上するとい
ったメリットがある。
【0074】券印刷情報および券表示情報は見かけ上は
通常の画像となんら変わりがないので、たとえば、JP
EGやTIFFなどの汎用画像フォーマットが使用で
き、また、一般の画像を扱うことのできるアプリケーシ
ョンで処理が可能なため、システム構築が比較的容易に
できる。
【0075】また、システム内で券印刷情報の画像フォ
ーマットを他のものに変換しても、埋込まれたセキュリ
ティ情報はそのまま残り、問題は生じない。
【0076】ところで、券印刷情報をカラープリンタな
どの券印刷装置13で印刷出力したチケット(券)14
を、使用者はコンサート会場などで使用するわけだが、
そのときにシステム側では、使用されたチケット14の
セキュリティ情報を検知することにより、チケットの真
偽判別が可能になる。以下、それについて詳細に説明す
る。
【0077】紙などに券印刷装置13で印刷されたチケ
ット14の券面画像をスキャナなどの光学的な読取手段
で読取り、デジタルデータ化させて図15の状態にして
から、セキュリティ情報22の復元を行なう。
【0078】これを復元するには、図10に示す鍵画像
情報24を用いる。鍵画像情報24とスキャナなどで読
込まれた券印刷情報23の券面画像の値を1:1で対応
させて、鍵画像情報24の値が「1」の部分は券印刷情
報23のデータを有効として、鍵画像情報24の値が
「0」の部分は券印刷情報23のデータを無効と判断す
る。この結果を図18に示す。図中、斜線のかかってい
る画素は無効なデータである。図18の中の有効なデー
タ(白抜きで表現)を所定のサイズで切出す。
【0079】本実施の形態のセキュリティ情報22は、
n=4と設定し、セキュリティ情報22を4倍に拡大し
ているので、周辺の埋込みしろ2画素を取り除いた後、
4×4画素単位で切出す。4×4画素範囲内で有効なデ
ータの値が赤色リッチな値(本実施の形態では「17
5)ならば、埋込み画像情報(セキュリティ情報)=1
である、シアンリッチな値(本実施の形態では「7
9」)ならば、埋込み画像情報=0とする。有効データ
が赤色リッチとシアン色リッチの両方含まれる場合は、
多いほうを採用する。
【0080】これは、合成処理での平滑化処理が原因で
ある。この方法により、埋込み画像情報(セキュリティ
情報)22を復元した結果を図19に示す。図中の太線
枠部分がセキュリティ情報22の部分であり、図11と
一致していて、完全にセキュリティ情報22が復元でき
ていることがわかる。
【0081】なお、本実施の形態では、たとえば、昇華
形熱転写プリンタにより、400dpiの解像度で印刷
を行ない、光学式スキャナにより、1200dpiの解
像度で読取りを行なった後、復元処理を行なったが、問
題なく復元可能であった。
【0082】また、第2のセキュリティ情報の復元・検
知方法として、鍵画像情報24と同一パターンの透過分
布率を有する再生シートを物理的にチケット14の印刷
面上に重ね合わせることにより、セキュリティ情報22
が視覚的に見えるようになり、セキュリティ情報22の
中のロゴマークなどを人間の視覚によるチェックで直接
確認することができる。この方法では、面倒な操作や複
雑な装置を必要としないため、どこでも簡単に真偽判別
ができるメリットがある。
【0083】さらに、第3のセキュリティ情報の復元・
検知方法として、光学的手段で読取った値を間引く方式
を説明する。スキャナなどで読取った値の赤成分が図1
5とする。本実施の形態では、合成処理に4×2単位の
市松模様を用いているので、4画素単位で間引く。この
値は、セキュリティ情報生成時の拡大率nも関係してお
り、(市松模様の格子単位×拡大率n≧間引く画素数)
が成立する。
【0084】図15の画素データを4画素単位で間引く
と、図20に示すようになる。このままでは、画素デー
タが足りないので、残った画素を頂点にして4×2の領
域を全て同じ値に設定すると、図21に示すようにな
り、x方向およびy方向に2画素ずつずれているが、図
11のセキュリティ情報22が100%復元されている
ことがわかる。このように、読取った画素情報を間引く
ことにより、復元時の処理を行なう画素数が減るので、
高速に復元することが可能になる。
【0085】このように、使用されたチケット14に埋
込まれているセキュリティ情報22の有無を検知するこ
とにより、簡単にチケット14の真偽判別が可能にな
る。たとえば、チケット14が第3者の手に渡って、カ
ラー複写機などで不正に複写された場合でも、セキュリ
ティ情報22の中に問合せ用のシリアル番号が入ってい
るので、いつ、どこで、誰に発行したのか、というチケ
ットの素性が簡単にわかるため、不正ルートを簡単に突
き止めることが可能になる。
【0086】本実施の形態においては、4×2単位の市
松模様を鍵として合成処理を行なっている。そこで、市
松模様を1×1で合成処理を行なうと、さらにカラー複
写機に対する複写防止の効果が得られる。これは、1×
1や2×2のような正方格子を用いると、合成処理によ
り券印刷情報はレッド・リッチとシアン・リッチの画素
データが交互に規則正しく配置されることになる。
【0087】カラー複写機などのスキャナ部分のセンサ
は点ではなく、有限な面積を持っているため、たとえ
ば、スキャナの読取解像度と券印刷解像度とが同じであ
ったとしても、スキャナのセンサ画素と券印刷情報の画
素は微妙にずれたままみ取られる。ここで、レッドとシ
アンは補色の関係なので、非常に高精細のピッチで配置
された画素を分離することは難しく、人の目はもちろ
ん、センサでも灰色と誤認識してしまい、正常に複写動
作ができなくなる。
【0088】本実施の形態によれば、チケットなどのセ
キュリティ性を著しく高めることが可能になる。しか
し、セキュリティ情報は不可視状態で埋込まれているた
め、その復元には何らかの手段が必要であり、全てのチ
ケットに対して、その作業を行なうことは大変である。
【0089】そこで、セキュリティ情報を不可視状態で
埋込んである券と、セキュリティ情報は埋込んでいない
他の何らかの手段で正規であることを保証しているチケ
ットとを区別する必要がある。たとえば、セキュリティ
情報の埋込んであるチケットのロゴマークを赤で印刷
し、セキュリティ情報の埋込んでいないチケットのロゴ
マークを青色で印刷するなどの手段を用いることによ
り、簡単にチェックすることができ、大幅な時間・コス
トの節約ができる。
【0090】図22は、今までのチケットの発行からセ
キュリティ情報の検知までの様子を模式的に示してい
る。券画像情報21には、風景写真などを用いている。
セキュリティ情報22には、著作権情報として「JAP
AN」のロゴマーク、人間の視覚によるチェック用と、
機械によるチェックのための2次元バーコードを本実施
の形態で示した手順にしたがってセキュリティ情報に変
換したものを用いる。
【0091】まず、券画像情報21、セキュリティ情報
22、および、鍵画像情報24に対して、前述した手法
により合成処理を行ない、券印刷情報23を生成する。
この券印刷情報23の画像は、人の眼には風景写真にし
か見えないが、不可視状態で著作権情報などが埋込まれ
ている。また、券印刷情報23から本実施の形態で示し
た方法により券表示情報25を生成する。
【0092】次に、これら生成した券印刷情報23およ
び券表示情報25をネットワークを利用して券発行要求
のあった使用者に送信する。券表示情報25を受取った
使用者は、券表示情報25を使用者端末装置11のディ
スプレイに表示して、その内容を確認した後、券印刷情
報23をカラープリンタなどの券印刷装置13で印刷出
力し、券14を得る。
【0093】使用者は、この発行された券14を使用す
ることができ、システム側は、使用された券14を鍵画
像情報を用いてセキュリティ情報を検知し、データベー
スとセキュリティ情報とを照合することにより真偽判別
を行なう。
【0094】この発行された券14には、著作権情報を
含んだセキュリティ情報が不可視状態で埋込まれている
ので、前述した復元方法により、著作権情報を復元する
ことが可能になる。
【0095】図23は、本発明の券発行方法を電子切手
に応用した例である。図23(a)は券印刷情報、図2
3(b)は切手画像部分、図23(C)は切手画像部分
に対して不可視状態で埋込まれているセキュリティ情報
である。特に、切手のように、お金と同等の価値を持つ
ものを使用者が発行できるようにするには、セキュリテ
ィが重要になる。前述のコンサート用チケットのよう
に、電子切手にもセキュリティ情報を不可視で埋込み、
その券(切手)印刷情報を封筒などに直接印刷すれば、
電子切手を実現することができる。
【0096】このような郵便物の場合は、宛名読取りな
どの機械処理が行なわれるのが一般的なので、そのとき
に電子切手内に埋込まれたセキュリティ情報をセンサで
読取って真偽判別を行なうことで、セキュリティ性を保
つことができる。また、このように、切手をカラープリ
ンタなどで印刷出力する際に、送り先の住所や宛名など
を同時に印刷することにより、大幅なコスト低減が可能
になる。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、セ
キュリティ性の高い券をネットワークや電話回線などの
通信手段を経由して簡単に発行することが可能になる券
発行方法を提供できる。
【0098】また、本発明によれば、上記券発行方法で
発行された券の真偽判別が簡単に行なえ、かつ、不正が
起きたときの追跡調査が容易に行なえる券照合方法を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る券発行方法を実現す
るための券発行システムの構成を概略的に示すブロック
図。
【図2】券発行の動作手順を説明するフローチャート。
【図3】コンサート用チケットに適用した場合の券画像
情報の一例を示す図。
【図4】コンサート用チケットに適用した場合のセキュ
リティ情報の一例を示す図。
【図5】コンサート用チケットに適用した場合の券印刷
情報の一例を示す図。
【図6】セキュリティ情報の2次元コードによる2値画
像化を説明する図。
【図7】セキュリティ情報の2次元コードによる2値画
像化を説明する図。
【図8】セキュリティ情報の2次元コードによる2値画
像化を説明する図。
【図9】券印刷情報の作成手順を説明する図。
【図10】券印刷情報の作成における具体的な計算例を
示す図。
【図11】券印刷情報の作成における具体的な計算例を
示す図。
【図12】券印刷情報の作成における具体的な計算例を
示す図。
【図13】券印刷情報の作成における具体的な計算例を
示す図。
【図14】券印刷情報の作成における具体的な計算例を
示す図。
【図15】券印刷情報の作成における具体的な計算例を
示す図。
【図16】券印刷情報の作成における具体的な計算例を
示す図。
【図17】券印刷情報の作成における具体的な計算例を
示す図。
【図18】券印刷情報の作成における具体的な計算例を
示す図。
【図19】券印刷情報の作成における具体的な計算例を
示す図。
【図20】第3の再生方法における間引き処理を説明す
る図。
【図21】第3の再生方法における補完処理を説明する
図。
【図22】券発行方法について模式的に示した図。
【図23】本発明の券発行方法を電子切手に適用した例
を説明するための図。
【符号の説明】
A……使用者側の機器、B……システム側の機器、C…
…ネットワーク、11……使用者端末装置、13……券
印刷装置、14……券(チケット)、16……ホストコ
ンピュータ/サーバ、18……データベース、19……
セキュリティ情報検出システム、21……券画像情報、
22……セキュリティ情報、23……券印刷情報、24
……鍵画像情報、51……平滑化処理ステップ、52…
…位相変調ステップ、53……色差変調ステップ、54
……重畳処理ステップ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段を介して使用者から送付される
    券発行要求情報および使用者識別情報からセキュリティ
    情報を生成するとともに、前記券発行要求情報から券画
    像情報を生成し、この生成した券画像情報に対して前記
    生成したセキュリティ情報を視覚的に不可視状態で埋込
    むことにより、前記使用者により券印刷されるための券
    印刷情報を生成し、この生成した券印刷情報を通信手段
    を介して前記使用者に対し送付することを特徴とする券
    発行方法。
  2. 【請求項2】 前記セキュリティ情報の生成は、制御コ
    ードや文字、画像、音声などから構成されたセキュリテ
    ィ基本情報を2値符号化して2値埋込み情報を生成した
    後、あらかじめ定められた特定フォーマットの2値画像
    情報に変換することによりセキュリティ情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の券発行方法。
  3. 【請求項3】 前記券印刷情報の生成は、所定のパター
    ン画像情報を生成し、この生成したパターン画像情報に
    対して前記セキュリティ情報により変調を施すことによ
    りパターン変調画像情報を生成し、この生成したパター
    ン変調画像情報を前記券画像情報に対して重畳すること
    により券印刷情報を生成することを特徴とする請求項1
    記載の券発行方法。
  4. 【請求項4】 前記所定のパターン画像情報を生成する
    際に、隣り合う画像情報が補色の組合わせになるように
    配色したことを特徴とする請求項3記載の券発行方法。
  5. 【請求項5】 前記券印刷情報から一部の情報を減少さ
    せて前記使用者の表示手段による表示確認のための券表
    示情報を生成し、この生成した券表示情報を券印刷情報
    とともに通信手段を介して使用者に対し送付することを
    特徴とする請求項1記載の券発行方法。
  6. 【請求項6】 前記券表示情報の生成は、前記券印刷情
    報に対して平滑化処理を施した後に情報の間引き処理を
    施すことにより、前記券印刷情報から一部の情報を減少
    させた確認のための券表示情報を生成することを特徴と
    する請求項5記載の券発行方法。
  7. 【請求項7】 前記セキュリティ情報の一部を不可視状
    態と可視状態の両方の状態で前記券印刷情報に埋込むこ
    とを特徴とする請求項1記載の券発行方法。
  8. 【請求項8】 前記セキュリティ情報の一部を不可視状
    態と可視状態の両方の状態で前記券印刷情報に埋込み、
    かつ、それらの埋込み位置が一致することを特徴とする
    請求項1記載の券発行方法。
  9. 【請求項9】 前記セキュリティ情報が埋込まれていな
    い券印刷情報と区別するための特定マークを前記セキュ
    リティ情報を不可視状態で埋込んで生成した前記券印刷
    情報に可視状態で付加することを特徴とする請求項1記
    載の券発行方法。
  10. 【請求項10】 前記セキュリティ情報は、使用者識別
    情報、券発行日時情報、券種類情報、券有効期限情報、
    券料金情報、管理情報から構成されることを特徴とする
    請求項1記載の券発行方法。
  11. 【請求項11】 通信手段を介して使用者から送付され
    る券発行要求情報および使用者識別情報からセキュリテ
    ィ情報を生成するとともに、前記券発行要求情報から券
    画像情報を生成し、さらに所定のパターン画像情報を生
    成し、この生成したパターン画像情報に対して前記生成
    したセキュリティ情報により変調を施すことによりパタ
    ーン変調画像情報を生成し、この生成したパターン変調
    画像情報を前記生成した券画像情報に対して重畳するこ
    とにより券印刷情報を生成し、この生成した券印刷情報
    を通信手段を介して前記使用者に対し送付し、この送付
    された券印刷情報に基づき前記使用者が券印刷を行なう
    券発行方法により発行された券の真偽判別を行なう券照
    合方法であって、 前記発行された券の印刷面上に、前記パターン画像情報
    と同一パターンの透過分布率を有するシート状のマスク
    を物理的に重ね合わせることにより前記セキュリティ情
    報を可視化して復元し、この復元したセキュリティ情報
    により真偽判別を行なうことを特徴とする券照合方法。
  12. 【請求項12】 通信手段を介して使用者から送付され
    る券発行要求情報および使用者識別情報からセキュリテ
    ィ情報を生成するとともに、前記券発行要求情報から券
    画像情報を生成し、さらに所定のパターン画像情報を生
    成し、この生成したパターン画像情報に対して前記生成
    したセキュリティ情報により変調を施すことによりパタ
    ーン変調画像情報を生成し、この生成したパターン変調
    画像情報を前記生成した券画像情報に対して重畳するこ
    とにより券印刷情報を生成し、この生成した券印刷情報
    を通信手段を介して前記使用者に対し送付し、この送付
    された券印刷情報に基づき前記使用者が券印刷を行なう
    券発行方法により発行された券の真偽判別を行なう券照
    合方法であって、 前記発行された券の券面情報を光学的に読取り、得られ
    た読取信号と前記パターン画像情報と同一パターンを表
    現するマスク信号とを比較し、両者が一致する部分を無
    効にすることにより前記セキュリティ情報を復元し、こ
    の復元したセキュリティ情報により真偽判別を行なうこ
    とを特徴とする券照合方法。
  13. 【請求項13】 通信手段を介して使用者から送付され
    る券発行要求情報および使用者識別情報からセキュリテ
    ィ情報を生成するとともに、前記券発行要求情報から券
    画像情報を生成し、さらに所定のパターン画像情報を生
    成し、この生成したパターン画像情報に対して前記生成
    したセキュリティ情報により変調を施すことによりパタ
    ーン変調画像情報を生成し、この生成したパターン変調
    画像情報を前記生成した券画像情報に対して重畳するこ
    とにより券印刷情報を生成し、この生成した券印刷情報
    を通信手段を介して前記使用者に対し送付し、この送付
    された券印刷情報に基づき前記使用者が券印刷を行なう
    券発行方法により発行された券の真偽判別を行なう券照
    合方法であって、 前記発行された券の券面情報を光学的に読取り、得られ
    た読取信号に対して前記パターン画像情報の空間周波数
    に対応する周期で間引く処理を行なうことにより前記セ
    キュリティ情報を復元し、この復元したセキュリティ情
    報により真偽判別を行なうことを特徴とする券照合方
    法。
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