JP2003060890A - 通信ネットワークを利用した個人認証システム - Google Patents

通信ネットワークを利用した個人認証システム

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JP2003060890A
JP2003060890A JP2001247758A JP2001247758A JP2003060890A JP 2003060890 A JP2003060890 A JP 2003060890A JP 2001247758 A JP2001247758 A JP 2001247758A JP 2001247758 A JP2001247758 A JP 2001247758A JP 2003060890 A JP2003060890 A JP 2003060890A
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Masato Kiuchi
正人 木内
Rie Fujii
里絵 藤井
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Printing Bureau Ministry of Finance
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 万人に発行されかつ偽造され難く、信用度が
高く、所持者本人の各種個人情報を収納でき、且つ公的
な書類にも適合する証明手段を提供することを目的とす
るものである。 【解決手段】 認証希望側端末と認証側端末とを通信ネ
ットワークを介して管理サーバに接続した個人認証シス
テムであって、前記管理サーバは、認証希望者側端末か
らの個人認証情報を受信した場合に、該認証情報の少な
くとも一部を暗号定義により図形化したIDパターン
を、印刷時に潜在化させる印刷用データファイルを作成
する手段と、前記印刷用データファイルを、記憶部に記
憶すると共に認証希望者側端末に配信する手段と、認証
側端末より印刷用データファイルを受信した場合に、前
記認証側端末より受信した前記印刷用データファイルと
前記記憶部に記憶されている認証希望者の印刷用データ
ファイルとを比較する手段と、比較結果を前記認証側端
末に配信する手段とを備えたことを特徴とする個人認証
システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偽造、変造防止が
必要な公的な書類や、通信ネットワーク上の個人認証に
関する偽造、変造防止にも適用できる通信ネットワーク
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀行、郵便局、役所等において、所定の
手続を行う場合、手続を行う者が本人であることを証明
する機会が多く、現在、本人を証明するものとして、運
転免許証や健康保険証、官庁又は民間会社等発行の身分
証明書等が代表的なものとして挙げられる。しかしなが
ら、運転免許証は公的機関である公安委員会が発行し、
本人の顔写真も入っているので、身分を証明するものと
しては好適であるが、年齢制限があったり自動車の運転
をしない者又は運転に不適格な者等は運転免許証を取得
することが出来ないという問題がある。
【0003】そして、健康保険証は、殆どの国民が所持
しているが、その複写物でも利用可能な点で、身分証明
書として通用しないという問題がある。更に、身分証明
書は官庁又は会社に所属していない者等には発行されな
いという問題がある。また、自治体の発行する各種カー
ドをIC(メモリ)カード化するという発想もあるが、
偽造防止という点でまだ改良の余地がある。
【0004】本人を証明するもの、即ち個人を認証する
方法は、例えば各種証明書等のように印刷物を認証する
方法と、最近では急速に発達した通信ネットワークによ
って電子化された個人情報を認証する方法がある。両者
の方法はコンピュータにおける何らかの処理によって施
された情報を識別するものであるが、それぞれが異なる
特徴、即ち物質的である印刷物に対し非物質的の電子化
データファイルという全く異なる性質を有していること
から、社会的に使用される場面も互いに異なる。
【0005】先ず、印刷物を使った個人認証方法の代表
的な例としては、各種証明書等の印刷物を印刷物所持者
または所有者であることを認めるのは、印刷物中にある
個人識別情報を読み取ることである。個人識別情報とし
ては、本人の名前、勤務先の住所と電話FAX番号等を
印刷した文字情報の画線である。これらの画線から得ら
れる情報は通常肉眼視によって確認でき、同時に前記印
刷物が本人の所持品であることを認めるものであるが、
より個人を明確化するため写真、例えば顔写真を用いる
場合がある。通常このような印刷物の印刷方法はオフセ
ット印刷やカラープリンタ(昇華型、熱転写型、インク
ジェット型)等で、シアン、マゼンタ、イエロー、(ブ
ラック)のプロセス色を通常AM印刷スクリーンあるい
はランダムドット・スクリーン(FM、ディザパターン
等)、走査スクリーン線といった一般的な階調再現方法
で印刷している。従って、印刷物と本人を照会する際
に、印刷された名前が本人の物であるか確認するのは当
然のことながら、印刷された顔写真を肉眼視において本
人の顔であることを確認する以外の偽造防止要素は施さ
れていない。このため、偽造を未然に防ぐには顔写真の
肉眼視の他、偽造防止要素として印刷物中にID情報を
付与し、機械読み取り手段を用いてID情報を読み取る
ことが望ましい。
【0006】印刷物中の情報の機械読み取り手段には種
々の方法が存在しており、今日様々な分野に真偽判別に
おいて機械読み取り検査方法が広く採用されているが、
今日の印刷物の機械読み取り検査方法は、磁性インキ、
赤外線反射吸収インキ、蛍光インキ等の機能性インキ
や、印刷媒体を形成する繊維、材質、薬品類等による素
材を検知するといったこれらの技術は、人間に感知でき
ない特定の電磁波等に起因するものであり、印刷物を作
製する上で材料適性に依存するものが多く、生産コスト
面において経済性の見合う製品にしか付与することがで
きない。従って、印刷物の生産コストを特に考慮しない
方法は、可視できる一般印刷用のインキのような印刷材
料が適用可能な印刷物上の模様に対する光学読み取り方
法が望ましい。比較的適用が容易な光学読み取り方法と
しては、OCR、OMR、バーコード、二次元コード等
が公知であるが、これらの光学読み取り方法は符号化さ
れた印刷画像を用いなければならず、当然製品に用いる
場合は、デザイン、仕様に機械読み取り領域を確保する
といった制約が生じる。また、これらの光学読み取り方
法は広く市中に出回っている方法でもあり、符号が印刷
画線として容易に可視できるため、知能的犯罪者によっ
て解読される危険性も予想され、偽造、変造防止方法と
しては不十分である。
【0007】次に、通信ネットワークによって電子化さ
れた個人情報を認証する方法の代表的な例としては、デ
ジタル署名がある。デジタル署名はコンピュータ上の任
意のデータファイルを通信ネットワークによって、デー
タファイルの所有者(情報の送り手)以外の誰か(情報
の受け手も含む)が勝手に偽造、変造できないようにす
る手法である。つまり、デジタル署名はデータ通信での
印鑑(サイン)の役割を果たす物であり、一般的にデジ
タル署名の機能は公開鍵暗号方式を用いれば電子的に実
現できる。しかし、デジタル署名は通信ネットワーク上
の偽造防止技術としては有効に作用するが、あくまでも
コンピュータ上のデータファイルなので通信用にコンピ
ュータ端末は必須であり、印刷物のように印刷した画線
から得られる情報を肉眼視で確認できるといった簡便さ
はない。また、市場流通過程において電子商取引等の人
間を介在しない場面で使用されることが多く、偽造、変
造を容易に確認できない欠点がある。更に、顔写真入り
印刷物のように物質的なものではなく、あくまでも電子
信号のみであるから、必ずしも本人である保証はなく、
改竄であるか否かを確実に証明できるものではない。
【0008】次に、印刷物に電子信号を記録したものと
しては、クレジットカードやプリペイドカードに代表さ
れるような印刷基材上に磁気記録層を設けた製品があ
る。磁気記録層に電子信号を記録することよって情報の
書き換えが容易という利点がある反面、磁気記録である
が故に、外部から受ける電磁波の影響が大きく、記録さ
れた情報が破壊されたり、不心得者によって故意に情報
を書き換えられる場合がある。更に、印刷基材上に磁気
記録層を設けた製品は、市場流通過程において自動改札
等の人間を介在しない場面で使用されることが多く、偽
造、変造を容易に確認できない欠点がある。
【0009】また、印刷物に機能性材料を使わないで情
報付与したものとしては、一般に電子透かし呼ばれる技
術がある。電子透かしは、印刷する以前のデジタル画像
に隠し情報を施す技術であり、代表的な方法にdigital
watermerking(F.M.Boland,j.j.k.ORuanaidh, C.Dautze
nberg:"Water marking digital images for copyright
protection",IEE International Conference on Images
Processing, pp.326〜331(1995))等がある。しかし、
電子透かしは基本的にデジタル画像の階調情報のグレー
レベルを直接書き換えてしまう方法であり、また、一度
付与した情報を書き変えることができないという欠点が
ある。
【0010】即ち、印刷物の真偽判定に人間の介在を可
能にするだけでなく、且つ機械読み取りによる真偽判別
が可能であって、印刷物の材料適性に依存しない偽造、
変造防止方法であり、更に通信ネットワーク上の個人認
証に関する偽造、変造防止にも適用できる技術の開発が
望まれている。
【0011】
【発明を解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するためになされたもので、本発明の目的
は、万人に発行されかつ偽造され難く、信用度が高く、
所持者本人の各種個人情報を収納でき、且つ公的な書類
にも適合する証明手段を提供することにある。
【0012】更に、印刷物の真偽判定に人間の介在を可
能にするだけでなく、且つ機械読み取りによる真偽判別
が可能であって、印刷物の材料適性に依存しない偽造、
変造防止方法で、尚且つ通信ネットワーク上の個人認証
に関する偽造、変造防止にも適用できる個人識別パター
ン情報潜在付与済み印刷物と、前記印刷物の印刷用デー
タファイル形式と、前記印刷用データファイルの通信ネ
ットワークシステムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、認証希望側端
末と認証側端末とを通信ネットワークを介して管理サー
バに接続した個人認証システムであって、前記管理サー
バは、認証希望者側端末からの個人認証情報を受信した
場合に、該認証情報の少なくとも一部を暗号定義により
図形化したIDパターンを、印刷時に潜在化させる印刷
用データファイルを作成する手段と、前記印刷用データ
ファイルを、記憶部に記憶すると共に認証希望者側端末
に配信する手段と、認証側端末より印刷用データファイ
ルを受信した場合に、前記認証側端末より受信した前記
印刷用データファイルと前記記憶部に記憶されている認
証希望者の印刷用データファイルとを比較する手段と、
比較結果を前記認証側端末に配信する手段とを備えたこ
とを特徴とする個人認証システムである。
【0014】本発明は、前記記憶部は前記印刷用データ
ファイルと暗号定義により図形化していない個人情報を
記憶する手段と、認証側端末より印刷用データファイル
と暗号定義により図形化していない個人情報を受信した
場合に、これら受信した情報を、前記記憶部に記憶され
ている前記印刷用データファイル及び前記図形化してい
ない個人情報と比較する手段と、比較結果を前記認証側
端末に配信する手段とを含んでいる前記個人認証システ
ムである。
【0015】本発明は、前記暗号定義により図形化して
いない個人情報には、人物画像を含んでいる前記個人認
証システムである。
【0016】本発明は、前記印刷時に潜在化させる印刷
用データファイルを作成する手段は、前記IDパターン
をプロセス色の一色でハーフトーン・スクリーン形状に
印刷する実行命令手段と、前記一色以外の色から成るハ
ーフトーン・スクリーンを印刷する実行命令手段と、前
記両実行命令手段により一つのハーフトーンを形成した
領域を印刷する実行命令手段とを有している前記個人認
証システムである。
【0017】本発明は、前記一色がイエローであり、前
記一色以外の色がシアン、マゼンタ或いはブラックの少
なくとも一つを含む前記個人認証システムである。
【0018】本発明は、一つの電子媒体を、オンライン
でもオフラインでも両方に共有して使用することを特徴
とする前記個人認証システムであり。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の特徴は、一つの電
子媒体を、オンラインでもオフラインでも両方に共有し
て使用できることであり、本発明の第2の特徴は、個人
を証明する証明書が、公的機関ではなく個人宅において
も発行が可能なことである。これにより、個人を証明す
る証明書(印刷物)を公的機関の窓口で入手しなくと
も、金融機関、公的機関等における個人を証明する手段
として、しかもオンラインでもオフラインでも利用が可
能になる。前記第1の特徴及び前記第2の特徴を奏する
ために必要なのは、印刷物の真偽判定に人間の介在を可
能にするだけでなく、且つ機械読み取りによる真偽判別
が可能であって、印刷物の材料適性に依存しない偽造、
変造防止方法で、尚且つ通信ネットワーク上の個人認証
に関する偽造、変造防止にも適用できる個人識別パター
ン情報潜在付与済み印刷物と、前記印刷物の印刷用デー
タファイル形式と、前記印刷用データファイルの通信ネ
ットワークシステムを提供することにある。そこで、本
発明では前記印刷物の印刷用データファイル形式にID
パターン重畳ファイルaという個人情報が格納可能な電
子媒体の形式を設けることで実現するものである。
【0020】(実施例1)図1は、本発明のIDパター
ン重畳ファイルaと、IDパターン重畳ファイルaを発
行する管理組織が、IDパターン重畳ファイルaを扱う
ための安全対策の関わり方を示した図である。
【0021】本発明は、個人と管理組織の役割を明確に
することで、安全性を高めている。先ず個人の顔写真f
1その他ID情報f2等を用意し、管理組織f3でID
パターン重畳ファイルaを発行f4する。IDパターン
重畳ファイルaは、データ媒体であるからインターネッ
ト等の任意のデータ通信手段で送信f5及び受信f6が
可能である。ただし、受信したパターン重畳ファイルa
を開くf7には、管理組織f3から許可情報1を用いる
許可f8が必要であり、且つ、受信したパターン重畳フ
ァイルaの閲覧f9には、管理組織f3から許可情報2
を用いる情報f10が必要であり、更に、受信したパタ
ーン重畳ファイルaの印刷f11には、管理組織f3か
ら許可情報3を用いる許可f12が必要である。即ち、
パターン重畳ファイルaが不用意にコピー、閲覧、不正
利用されないように、管理組織f3が徹底的に管理する
ものである。尚、管理組織f3が与える前記許可f8f
10f12はパスワードのような合い言葉的な情報でも
構わないが、パターン重畳ファイルaに書き込まれた情
報量を増やしたり安全性を高めたりするため、パターン
重畳ファイルaの追加情報を記述するための実行ファイ
ルでもよい。
【0022】図2は、本発明のIDパターン重畳ファイ
ルaの発行手続きと、前記ファイルのオンラインとオフ
ラインでの利用方法を、産業上の運用システムの概念図
で示したものである。本発明の第1の特徴は、IDパタ
ーン重畳ファイルaという一つの電子媒体を、オンライ
ンでもオフラインでも両方に共有して使用できることで
ある。本発明の第2の特徴は、個人を証明する証明書
が、公的機関ではなく個人宅においても発行が可能なこ
とである。これにより、個人を証明する証明書(印刷
物)を公的機関の窓口で入手しなくとも、金融機関、公
的期間等における個人を証明する手段として、しかもオ
ンラインでもオフラインでも利用が可能になる。以下に
前記第1の特徴及び前記第2の特徴について詳細に説明
する。
【0023】先ず、証明書の発行を希望する個人S1
は、管理組織S2にIDパターン重畳ファイルaを発行
S3してもらうため、申し込みを行う。前記申し込み
は、インターネット等の任意のデータ通信手段を用いて
も構わないが、データ通信手段を用いる場合、安全対策
としてデータ通信に暗号化を施す。暗号化の方法につい
ては本発明では特に限定しない。また、最も安全な方法
は、証明書の発行を希望する個人S1が直接、管理組織
S2に出向いて申し込みを済ませる。申し込みに必要な
個人情報としては、本人の名前、生年月日、性別、血液
型等の文字情報の他、顔写真等の画像情報の含まれる。
【0024】次に、管理組織S2は個人S1の情報をも
とにIDパターン重畳ファイルaを発行S3する。ID
パターン重畳ファイルaについては後述の実施例2で詳
細に説明する。IDパターン重畳ファイルaを発行S3
と同時に、個人S1に対しファイル受け渡しを行う。
前記受け渡しは、インターネット等の任意のデータ通信
手段を用いても構わないが、データ通信手段を用いる場
合、安全対策としてデータ通信に暗号化を施す。暗号化
の方法については本発明では特に限定しない。また、最
も安全な方法は、証明書の発行を希望する個人S1が直
接、管理組織S2に出向いて受け渡しを済ませる。
【0025】次に、管理組織S2は個人S1の情報をも
とにIDパターン重畳ファイルaを発行S3したと同時
に、IDパターン重畳ファイルaを管理組織S2が所有
するデータベースに登録S4する。この段階で、証明書
の発行を希望した個人S1が、オンラインで利用できる
準備が完了する。この段階で、証明書の発行を希望した
個人S1には、管理組織S2から図1で示した許可f8
もしくは許可f8とf10が同時に与えられる。これに
より、IDパターン重畳ファイルaは、金融機関S7、
公的機関S8、その他S9における個人を証明する電子
媒体として利用することができる。尚、オンラインによ
る電子認証S6については後述の実施例3で詳細に説明
する。
【0026】本発明は既に述べたように、IDパターン
重畳ファイルaをオフラインでも利用することができる
方法である。オフラインの利用とは個人を証明するもの
が印刷物の証明書であり、印刷物を印刷物所持者または
所有者であることを認めるのは、印刷物中にある個人識
別情報を読み取ることである。従って印刷面を肉眼視に
よって確認することで、前記印刷物が本人の所持品であ
ること認めるものであるが、より効果の高い個人認証方
法として機械読み取り手段を用いることが望ましい。即
ち、機械読み取り手段において個人識別(ID)情報が
印刷物に潜在的に施されていれば、その印刷物は個人を
証明できる。
【0027】即ち本発明では、個人を証明する証明書
が、公的機関ではなく個人宅においても発行を可能にす
ることにより、個人を証明する証明書(印刷物)を公的
機関の窓口で入手しなくとも、金融機関、公的期間等に
おける個人を証明する手段として、しかもオンラインで
もオフラインでも利用が可能になる。ただし、証明を個
人宅で発行する場合、管理組織に許可を受けなければな
らない。つまり、証明書の発行を希望する個人S1は管
理組織S2に印刷許諾申請を行う。そして、管理組織
S2は個人S1に対し印刷許諾を行う。印刷許諾は
個人S1と管理組織S2の間で交わした約束であり、こ
れがない限りIDパターン重畳ファイルaを印刷するこ
とができない。尚、前記印刷許諾申請については、既
に受け取ったIDパターン重畳ファイルaを使って管理
組織S2に対し、オンラインで個人S1を証明すること
によって実施できるものである。
【0028】印刷許諾については、図1で示した管理
組織f3が与える許可f12と同じである。従って、パ
スワードのような合い言葉的な情報でも構わないが、I
Dパターン重畳ファイルaに書き込まれた情報量を増や
したり安全性を高めたりするための追加情報を記述する
ための実行ファイルでもよい。つまり、前記実行ファイ
ルを用いる方法の利点は、IDパターン重畳ファイルa
に対し有効期限の書き込みや、印刷する際の発行枚数の
制限を設けることができる。これにより、個人宅による
印刷S5が可能になり、証明書の発行が個人S1によ
って行うことが可能になる。あるいは、印刷許諾を受
けたと同時に、最初に管理組織S2から受け取ったID
パターン重畳ファイルaを無効廃棄し、新たに印刷可能
なIDパターン重畳ファイルaを再発行して個人S1が
受け取る方法もある。
【0029】また、図2の管理組織S2が印刷について
も掌握しているため、万が一IDパターン重畳ファイル
aが不心得者の手に渡り、更には前記実行ファイルを入
手して印刷できたとしても、すぐさま管理組織S2は前
記実行ファイルによって書き込まれた情報が無効である
ことを速やかに金融機関S7、公的機関S8、その他S
9に連絡することによって、不正利用による被害を未然
に防ぐことが可能になる。尚、印刷による証明書の発
行で得た印刷物のオフラインの認証方法、即ち光学式機
械読み取り認証S10については後述の実施例5で詳細
に説明する。
【0030】(実施例2)本発明では、IDパターン重
畳ファイルaに用いる有効な方法として、米アドビ・シ
ステムズ社が開発した書類フォーマットのPDF(Port
able Document Format)を基本のファイルフォーマット
として用い、このPDFの記述情報の中に個人識別情報
を記述するための方法を発明した。また、PDFは基本
的にポストスクリプト言語を基本とする印刷用データフ
ァイルであり、ポストスクリプト言語を使って印刷用記
述情報の中に個人情報を潜在付与することで、本願の目
的を達成するものである。
【0031】先ず本発明の特徴を説明する前にPDFに
ついて簡単に説明する。PDFは基本的にセキュリティ
対策も備わっている。セキュリティ対策とはPDFが第
三者に対し、容易に改竄したり印刷できないようにする
ものである。PDF作成者はファイルを開く(書類を開
く)行為についてパスワードp1で保護することができ
る。これにより、パスワードを知る者のみがファイルを
開くことができる。この他、セキュリティオプションと
して、第三者に対しファイル作成者が許可しない項目が
あり、プリント(印刷)、書類の変更、テキスト
/グラフィックの選択、ノートの追加/変更がある、
これらセキュリティオプションの設定もパスワードで保
護している。また、PDFには、ハーフトーン・スクリ
ーン情報、トランスファ関数等、直接印刷品質に関わる
設定も格納することができる。以上が、米アドビ・シス
テムズ社が開発したPDFの機能の一部である。
【0032】本発明は前記PDFの機能を活かし、オン
ラインでもオフラインでも両方に共有して使用できる個
人認証方法を提供するものである。本実施例では図4に
示すID情報を付与した顔写真1入り証明書4を例に、
図3のIDパターン重畳ファイルaである証明書PDF
ファイルの発行における個人S1と管理組織S2の役割
と流れについて図面を参照して更に具体的に説明する。
【0033】一般的に顔写真入り証明書は図4に示すよ
うな顔写真1の他、本人の名前2、勤務先の住所と電話
FAX番号3を印刷した画線のある証明書4である。こ
れらの画線から得られる情報は通常肉眼視によって確認
でき、同時に証明書が本人の所持品であることを認める
ものである。通常このようなカード類の印刷方法はオフ
セット印刷やカラープリンタ(昇華型、熱転写型、イン
クジェット型)等で、シアン、マゼンタ、イエロー、
(ブラック)のプロセス色を通常AM印刷スクリーンあ
るいはランダムドット・スクリーン(FM、ディザパタ
ーン等)、走査スクリーン線といった一般的な階調再現
方法で印刷している。従って、カードと本人を照会する
際に、印刷された名前が本人の物であるか確認するのは
当然のことながら、印刷された顔写真を肉眼視において
本人の顔であることを確認する以外の偽造防止要素は施
されていない。そこで本発明では証明書の顔写真に通常
の肉眼視で容易に認識できないID情報の付与を行っ
た。
【0034】先ず、図1に示す管理組織S2では、図4
に示すようなID情報を付与した顔写真1入り証明書4
の作製にあたり、例えば図5に示すような5cm四方の
個人固有の情報である顔写真5を管理組織S2の画像入
力部A1にて光学式画像入力装置(フラットベット・カ
ラースキャナー)を用い24ビットのRGBデジタルカ
ラー画像データ(以下RGB画像と称する)として入力
した。本実施例では光学式画像入力装置にフラットベッ
ト・カラースキャナーを用いているが、デジタルカラー
画像データが得られるものであれば本実施例に限るもの
ではない。
【0035】管理組織S2の色画像作成部A2にて、図
5に示すように前記RGB画像を画像処理用コンピュー
タに搭載した画像処理ソフトウェアで分解してシアン
C、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各印版画像情報
を作成する。本実施例では後述の個人識別情報読み取り
装置BのIDパターン情報識別部B4にて、イエロー
(Y)情報を容易に分離できるように黒(K)を用いな
いようにし(後の機械読み取りにおいてイエロー情報の
分離を阻害しなければ黒を使用してもよい)、K成分の
無いCMYKデジタルカラー画像データ(以下CMYK
画像と称する)6を得る。
【0036】次に、後のID情報を識別し易くなるよう
に、図5に示すCMYK画像6中の人物部7以外の背景
部8を略50%の印刷スクリーン面積率になるような略
均一濃度領域(以下ハーフトーン領域と称する)を設け
た。但し、CMYK画像中のイエロー(Y)情報に印刷
スクリーン面積率が必ずしも略50%である必要はな
く、後述するスクリーン形状の読み取りに際し、スクリ
ーン形状を計測できるものであればスクリーン面積率を
何ら限定するものではない。また、画像中に略50%の
面積率の網点があればよいので必ずしも背景部8を設け
なくともよい。
【0037】次に、図3に示すIDパターン情報作成部
A3にてID情報を、任意の暗号定義(実施例2で詳細
に説明する)を加味した図形をスクリーン形状として生
成できるポストスクリプト言語に書き換え、ID情報ご
との固有の記述文字列からなるポストスクリプト言語
を、スポット関数を定義する機能を持った画像処理ソフ
トウェアのハーフトーン・スクリーン情報の実行命令と
して書き込むことによりID情報の付与を行う。図6は
前記記述したハーフトーン・スクリーン情報の実行命令
において、CMYK画像の各濃度段階にて生成される画
線面積率で得られるスクリーン形状のうちハイライト
(画線面積率10%程度)、中間(画線面積率50%程
度)、シャドウ(画線面積率90%程度)の階調情報を
得たときに生成する単位印刷スクリーン形状9の形状で
ある。ハーフトーン・スクリーン情報おけるポストスク
リプト言語の記述内容はスクリーン生成プログラムであ
るから、図3に示すデータベースの秘密データ供給部C
に記録保管する。ID情報の付与に関する暗号定義は、
本実施例のために用意した後述する取り決め(実施例
4)によって行った。
【0038】次に、図3に示すIDパターン重畳作成部
A4において、図7に示すように前記スクリーン生成プ
ログラムを実行するCMYK画像6のデータチャンネル
はイエロー・データチャンネル10のみに前記ハーフト
ーン・スクリーン情報の実行命令にて単位印刷スクリー
ン形状9の形状を有する印刷スクリーンを30線/イン
チで施し、前記データチャンネル以外のデータチャンネ
ルには150線/インチの印刷スクリーン線数を有する
通常印刷印刷スクリーンを生成するプログラム上の記述
命令を施して、ID情報の潜在付与済みCMYK画像1
1を得た。本実施例でイエロー・データチャンネルのみ
にID情報を施す理由は、印刷色のイエロー、マゼン
タ、イエロー、ブラックのうち、最も明度の高いイエロ
ーが画線形状を肉眼で認識しにくいためである。
【0039】次に、画像処理用コンピュータにページレ
イアウト・ソフトウェアを用いて、本実施例におけるI
D情報の潜在付与済みCMYK画像11による顔写真1
の他、本人の名前2、勤務先の住所と電話FAX 番号
3を図4に示した証明書4の印刷配置を整え、ページレ
イアウトデータを作成する。
【0040】次に、前記レイアウトデータをPDFファ
イルとして保存する。PDFファイルとして保存するた
めに、米アドビ・システムズ社が開発したパソコン用ア
プリケーションソフトAdobe Acrobat Distillerを用い
た。前記アプリケーションソフトの設定にある詳細オプ
ションにおいて、ハーフトーン・スクリーン情報の保存
を選択することにより、前記PDFファイルとして保存
した際には印刷時における実行命令の中にID情報がハ
ーフトーン・スクリーン情報として格納される。これに
より前記PDFファイルは、オンラインでもオフライン
でも利用できるIDパターン重畳ファイルaとなる。
【0041】次に、ポストスクリプト対応カラープリン
タを用いてパターン重畳ファイルaを印刷すると、ポス
トスクリプト対応カラープリンタは、前記ページレイア
ウトデータにあるID情報の潜在付与済みCMYK画像
11のポストスクリプト言語による実行命令を解読し、
印刷することによってID情報を潜在付与した顔写真入
り証明書4を発行できる。前記発給した証明書4を通常
の目視による観察では顔写真1にIDが潜在付与されて
いることを識別することはできない。
【0042】以上、管理組織S2は個人S1の情報をも
とにIDパターン重畳ファイルaを発行したと同時に、
IDパターン重畳ファイルaを管理組織S2が所有する
データベースの秘密データ供給部Cに登録し保管する。
この段階で、証明書の発行を希望した個人S1が、オン
ラインで利用できる準備が完了する。
【0043】(実施例3)図3のIDパターン重畳ファ
イルaにけるオンラインの利用方法として最も代表的な
方法は、例えば、インターネットもしくはパソコン通信
における電子メールの添付ファイルとして送信すること
があげられる。
【0044】また、図8のように、図2で示した金融機
関S7、公的機関S8、その他S9が、例えばWWWサ
ーバ上にホームページを開設する場合では次のようにな
る。利用する個人S1は自宅にモデムでオンライン接続
した端末bのハードディスク中にIDパターン重畳ファ
イルaを保管し、次にディスプレイモニタd上で、前記
ホームページをWWWブラウザで開く。例えば、前記ホ
ームページは個人認証のためにCGI(Common Gateway
Interface)やSSI(Server Side Include)等でフ
ァイルの送受信を実行できるものであったとしたとき、
そこに表示されている第1の書き込みフォームd1に、
ハードディスク中のIDパターン重畳ファイルaを参照
し、第2の書き込みフォームd2に、PDFファイルを
開く(書類を開く)パスワードp1を書き込み、送信d
3を実行すると、IDパターン重畳ファイルaとパスワ
ードが前記ホームページ所有者側に送信され、前記ホー
ムページ所有者はIDパターン重畳ファイルaを開くこ
とができる。尚、前記ホームページ所有者側が責任を持
って個人情報を管理できる組織であるなら、PDFにお
ける他のセキュリティオプションが許可されていても構
わない。
【0045】例えば、IDパターン重畳ファイルaは管
理組織S2がファイルを開くことのみしか許可していな
いとき、前記ホームページ所有者ができることはパター
ン重畳ファイルaが真正なファイルであるかどうか、管
理組織S2に問い合わせることのみである。前記ホーム
ページ所有者は任意のオンライン通信手段によって管理
組織S2からパターン重畳ファイルaが個人S1を証明
するものであることを確認する。
【0046】(実施例4)図4に示す印刷した証明書4
上にある顔写真1に潜在付与されているID情報は、後
述の取り決めに従いスクリーン生成プログラム上の記述
命令として施す。
【0047】まず、IDパターン情報を潜在的に印刷ス
クリーン形状として施す(以下、潜在的IDパターンと
いう。)際、スクリーン生成における設計段階で、図9
に示すように、基本的単位スクリーンを複数に分割、例
えば4分割し、4分割した各部分にそれぞれ異なる図形
を配置できるようにした。本実施例においては数字
「1」から数字「12」までを意味する図形を、それぞ
れ異なる図形として表したものである。更に、数字とし
ての意味を持たないダミーの図形を表したものである。
この取り決めに基づき、例えば所有者本人の誕生日をI
D情報とした場合、本人の誕生日が1月7日であるなら
ば、図10に示すように、4分割した左上にダミーの図
形を配置し、右上に1月の数字「1」を表す図形を配置
し、左下に日にちが1桁目が7日なので数字「10」を
表す図形を2桁目の数字「0」として利用して配置し
(17日であったら数字「1」を表す図形を配置)、右
下に日にちの1桁目の数字「6」を表す図形を配置して
表記することができる。従って、個人固有の情報とな
る。但し、ID情報の取り決めは本実施例で限定するも
のでなく、印刷可能な図形であればどのような図形を用
いても構わない。また、本実施例では数字「1」から数
字「12」までの数字をID情報に用いる符号としてい
るが、個人固有であることを意味し証明できる図形から
なる単位印刷スクリーン形状であれば、本発明の効果を
十分作用するものであるから、どのような図形及びこれ
らの符号(数字)の配置、組み合わせを用いてもよい。
なお、前記潜在的IDパターン中のダミー図形の位置
は、装置上の取決めとして本実施例においては、左上と
したが、必要に応じてそれ以外の位置に配置してもよ
い。
【0048】また、図9に示したダミーの図形は数字と
しての意味を持たない図形として表したものであるが、
後述する図1に示す個人情報読み取り装置Bの機械読み
取り精度を向上させる方法として、機械読み取りにおけ
る読み取り基準図形として利用してもよい。例えば機械
読み取りを行う切り出し範囲の大きさを、基準図形と等
差配置される隣の基準図形との距離を得ることによっ
て、適正切り出し寸法を算出して求めることができる。
なお、前記ダミー図形を複数の潜在的IDパターンの先
頭のパターンとして用いることもできる。
【0049】(実施例5)前述のように本発明のIDパ
ターン重畳ファイルaの発行は、図2の管理組織S2に
よって行われるものであり、証明書の発行を希望する個
人S1が管理組織S2からパターン重畳ファイルaを受
け取ったと同時に個人S1はオンラインの利用が可能に
なる。即ち、IDパターン重畳ファイルaそのものはオ
ンラインの証明書であるが、オフラインで個人認証を図
るには印刷物という物質的媒体が必要である。そこで、
本発明では、管理組織S2が個人S1に対しIDパター
ン重畳ファイルaの印刷を許可することで、前記ファイ
ルをaを個人宅で印刷したものがオフラインの証明書と
して利用することができる。
【0050】即ち、図11に示すように、個人S1はI
Dパターン重畳ファイルaを管理組織S2から印刷の許
可情報3を用いる(f12)を受けることによって、図
2で示したように、個人宅による印刷S4が可能にな
り、証明書の発行が個人S1によって行うことが可能
になる。あるいは、印刷許諾を受けたと同時に、最初
に管理組織S2から受け取ったIDパターン重畳ファイ
ルaを無効廃棄し、新たに印刷可能なIDパターン重畳
ファイルaを再発行して個人S1が受け取る方法もあ
る。従って、図11のように、IDパターン重畳ファイ
ルaが印刷できるように書き換えもしくは新たに印刷可
能なIDパターン重畳ファイルa’を得、ポストスクリ
プト対応プリンタでA5印刷する。ポストスクリプト対
応プリンタでA5はIDパターン重畳ファイルaに格納
してあるハーフトーン・スクリーン情報から成るID情
報を連続階調素子(網点)により印刷物にID情報の潜
在付与を可能にしている。
【0051】更に、図11に示す個人情報読み取り装置
Bは図4の印刷した証明書4上にある顔写真1に潜在付
与されているID情報を読取るためのものであり、証明
書4の顔写真1を画像として入力する光学式画像入力装
置(例えばCCDカメラ、カラースキャナー等)からな
る画像入力部B1と、証明書に潜在付与したID情報を
顕在化するための画像処理用コンピュータによる画像処
理部B2、個人固有のスクリーン形状の特徴値を記録保
管するIDパターン情報格納部B3、証明書4上から読
み取られた個人情報又は本人の申告による個人情報から
これに対応するIDパターン情報を抽出するデータベー
スの秘密データ供給部C、前記顕在化したID情報をデ
ータベースの秘密データ供給部Cから抽出されたID情
報と比較、照合するパターン情報識別部B4と、パター
ン情報識別部B4での判定結果を表示したり、必要に応
じて比較、照合結果をCRTモニタやプリンタB6で可
視像あるいは文言として表示する表示部B5とから構成
される。但し、本発明は前記した各処理部で処理を実行
するものであれば、例えば画像処理部B2と表示部B5
の装置を共有したりするなど機器装置の構成に制約はな
い。
【0052】まず、画像入力部B1にて前記光学式入力
装置から撮り込まれた前記顔写真入り証明書4上にある
顔写真1は24ビットのRGB画像となって、画像処理
部の画像処理用コンピュータに撮り込まれる。光学式の
画像入力部B1における入力画像は、証明書のID情報
を潜在付与したものが印刷スクリーンであるから、印刷
部分の単位印刷スクリーン形状の形状が略完全に解像で
きる程度の画像解像度が必要である。本実施例では顔写
真11の背景部12の一部をフラットベット・カラース
キャナーにて1インチあたりの読み取り解像度4000
dpi、読み取り画像サイズは縦横の画素数512×5
12ピクセルで撮り込み、図12に示すRGB画像から
なるカラー・デジタル画像データ13を得た。
【0053】次に、画像処理部B2にて前記カラー・デ
ジタル画像データを前期画像処理用コンピュータに搭載
した画像処理ソフトウェアで、カラー・デジタル画像デ
ータ13中からRGBの画像濃度に図13に示したしき
い値を設けて、シアン成分、マゼンタ成分、イエロー色
成分を2値画像として抽出する。2値画像はシアン成分
抽出画像14、マゼンタ成分抽出画像15、イエロー成
分抽出画像16とそれぞれ抽出できるが、実際に後処理
に用いる画像はイエロー成分抽出画像16だけであり、
シアン成分抽出画像14は本発明を解りやすく説明する
ために用いただけであって本発明には必要ない。イエロ
ー成分抽出画像16を抽出したことにより、証明書4に
潜在したID情報による固有の単位印刷スクリーン形状
9の特徴値が抽出される。即ち、証明書に潜在付与して
いたID情報が顕在化される。更にイエロー成分抽出画
像16から133×133ピクセルの正方形からなる切
り出し範囲17によって所望の範囲を切り出し、判定用
2値画像18が得られる。
【0054】次にカードに施されているIDパターン情
報が、証明書所有者を特定する所有者固有の単位印刷ス
クリーン形状であるか否かを確認するために、証明書所
有者又は別の管理者、管理組織等からID情報を入手
し、図1に示すデータベースの秘密データ供給部Cにお
いて、その外部記録媒体に記録してあったスクリーン生
成プログラムにより、真偽判定部の画像処理用コンピュ
ータ内部でポストスクリプト言語における単位印刷スク
リーン形状を算出し、真正なID情報を有するスクリー
ン形状として記録保管する。もしくは発給した証明書に
施されているイエロー(Y) 情報中のスクリーン形状を利
用する個人に手渡す前に予め直接計測し、利用者がカー
ドを所持する前に証明書に施されているスクリーン形状
の特徴値を抽出した値を直接又はデータベースの秘密デ
ータ供給部Cを介して図1に示す個人識別情報読み取り
装置BのIDパターン情報格納部B3に記録保管してお
く。
【0055】前記IDパターン情報格納部B3は本実施
例で説明した単位印刷スクリーン形状9以外にも多数の
人物が有する単位印刷スクリーン形状の特徴値を記すデ
ータを格納する多数の形状特徴値データ群19からな
り、図14に示すように前記2値画像18と、予め前記
2値画像18を直接計測してIDパターン情報格納部B
3に保管した所有者固有の真正な単位印刷スクリーン形
状を有する画像21の単位印刷スクリーン形状の特徴
値、または秘密データ供給部Cにおける外部記録媒体に
記録してあったスクリーン生成プログラムにより、パタ
ーン情報識別部B4の画像処理用コンピュータ内部でポ
ストスクリプト言語における単位印刷スクリーン形状を
算出し、真正なID情報を有するスクリーン形状と画像
処理部B2により抽出された証明書4に潜在したID情
報による固有の単位印刷スクリーン形状9の特徴値と
を、画像処理用コンピュータ上で比較、照合した際、単
位印刷スクリーン形状の特徴値が前記真正なID情報を
有するスクリーン形状と略一致した場合に、証明書が証
明書所有者本人の物であることが判定される。また所有
者本人でなく別人が有する単位印刷スクリーン形状を有
する画像20と比較、照合した場合、その単位印刷スク
リーン形状の特徴値が前記真正なID情報を有するスク
リーン形状と一致しなかったことによって、証明書が証
明書所有者本人の物ではないことを判定する。更に、必
要に応じて比較、照合結果を表示部B5を構成するCR
Tモニタやプリンタで可視像あるいは文言として表示す
ることもできる。
【0056】また、本実施例では図11における証明書
4の所有者が本人であることを確認するのに、背景部1
2の略50%の印刷スクリーン面積率の部分に施されて
いるIDを判定要素としているが、より判定精度を向上
させるため、異なる印刷スクリーン面積率からなる複数
の部分の印刷スクリーンの形状を一括して判定要素とし
てもよい。即ち、図6に示した各濃度段階にて生成され
る画線面積率で得られる単位印刷スクリーン形状9の形
状は、従来一般的に用いられる網点等の印刷スクリーン
のような各濃度段階での印刷スクリーンの形状の変化が
線形的変化ではなく、各濃度段階で複雑な印刷スクリー
ン形状となり印刷スクリーン形状の変化は非線形的変化
である。従って、複数の印刷スクリーン面積率からなる
部分の印刷スクリーン9の形状の特徴値は夫々異なって
いるため、例えば図6に示すハイライト(画線面積率1
0%程度)、中間(画線面積率50%程度)、シャドウ
(画線面積率90%程度)の階調情報を得たときに生成
する単位印刷スクリーン形状9の形状すべての特徴値を
一括して記録保管することにより、判定要素がより多く
なることによって判定精度が向上するものである。
【0057】本実施例の管理組織S2の画像入力部A1
及び個人識別情報読み取り装置Bの画像入力部B1で扱
われるデジタルカラー画像データは24ビットのRGB
画像であるが、本発明の効果を奏するものであればカラ
ー画像形式について特に制限はない。また、図13に示
した画像処理部B2におけるしきい値についても24ビ
ットのRGB画像の256階調からなる階調段階におい
て印刷された証明書4のCMYK画像11が入力した光
学系の特性に従い必要に応じて適時調節することが望ま
しく、デジタルカラー画像データ画像のビット数によっ
ても、しきい値が異なるので図13に示した数値に限る
ものではない。
【0058】(実施例6)次に、本発明の管理組織S2
にて発給した顔写真入り証明書4の複写物の真偽判定方
法について説明する。管理組織S2にて発給した顔写真
入り証明書4を、カラー複写機(例えば、キャノンCL
C―700(商品名))で複写して図15に示す複写物
22を得、前記実施例3に示すID情報読み取り装置B
にてID情報の識別を行う。識別するための条件は前記
実施例3と同様の方法で行う。まず、複写物22上にあ
る顔写真23の背景部24の一部を画像入力部B1のフ
ラットベット・カラースキャナーにて1インチあたりの
読み取り解像度4000dpi、読み取り画像サイズは
縦横の画素数512×512ピクセルで撮り込み、図1
5に示すRGB画像からなるカラー・デジタル画像デー
タ25を得た。
【0059】次に、画像処理部B2にて前記カラー・デ
ジタル画像データを前期画像処理用コンピュータに搭載
した画像処理ソフトウェアで、カラー・デジタル画像デ
ータ25中からRGBの画像濃度に図16に示したしき
い値を設けて、シアン成分、マゼンタ成分、イエロー色
成分を2値画像として抽出する。2値画像はシアン成分
抽出画像26、マゼンタ成分抽出画像27、イエロー成
分抽出画像28とそれぞれ抽出できるが、ID情報を潜
在付与しているはずのイエロー成分抽出画像28は、図
13で示したイエロー成分抽出画像16のようなスクリ
ーン形状になっていない。従って、複写物22からID
情報を識別することはできず、シアン成分抽出画像14
の所有者を特定できないため複写による偽造物であるこ
とが明瞭に判別することができる。
【0060】(実施例7)更に、本発明の管理組織S2
にて発給した顔写真入り証明書4を、一般的な印刷手法
により印刷した複写物の偽造判定方法について説明す
る。 管理組織S2にて発給した顔写真入り証明書4
を、一般的なカラー印刷手法(例えば、ハイデルベルグ
・プリプレス社のカラーフラットベットスキャナ・トパ
ーズで印刷面を読み取り、読み取った画像をデルタ・ワ
ークステーションを用いてRIP処理を行い、同社のイ
メージセッタHerkulresProにて150線/インチのスク
リーン線数をもってフィルム出力し、前記フィルムを一
般オフセット製版、印刷手法によって印刷)によって図
17に示す複製物29を得、前記実施例3に示すID情
報読み取り装置BにてID情報の識別を行う。識別する
ための条件は前記実施例3と同様の方法で行う。まず複
製物29上にある顔写真30の背景部31の一部を画像
入力部B1のフラットベット・カラースキャナーにて1
インチあたりの読み取り解像度4000dpi、読み取
り画像サイズは縦横の画素数512×512ピクセルで
撮り込み、図15に示すRGB画像からなるカラー・デ
ジタル画像データ32を得ることができる。
【0061】次に、画像処理部B2にて前記カラー・デ
ジタル画像データを前記画像処理用コンピュータに搭載
した画像処理ソフトウェアで、カラー・デジタル画像デ
ータ32中からRGBの画像濃度に図18に示したしき
い値を設けて、シアン成分、マゼンタ成分、イエロー色
成分を2値画像として抽出する。2値画像はシアン成分
抽出画像33、マゼンタ成分抽出画像34、イエロー成
分抽出画像35とそれぞれ抽出できるが、ID情報を潜
在付与しているはずのイエロー成分抽出画像36は、図
13で示したイエロー成分抽出画像18のようなスクリ
ーン形状になっていない。従って、複製物29からID
情報を識別することはできず、シアン成分抽出画像14
の所有者を特定できないため複製による偽造物であるこ
とが明瞭に判別することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によって、万人に発行されかつ偽
造され難く、信用度が高く、所持者本人の各種個人情報
を収納でき、且つ公的な書類にも適合する証明手段を提
供することができる。
【0063】更に、印刷物の真偽判定に人間の介在を可
能にするだけでなく、且つ機械読み取りによる真偽判別
が可能であって、印刷物の材料適性に依存しない偽造、
変造防止方法で、尚且つ通信ネットワーク上の個人認証
に関する偽造、変造防止にも適用できる個人識別パター
ン情報潜在付与済み印刷物と、前記印刷物の印刷用デー
タファイル形式と、前記印刷用データファイルの通信ネ
ットワークシステムを提供することができる。
【0064】又、一つの電子媒体を、オンラインでもオ
フラインでも両方に共有して使用できることでき、尚且
つ個人を証明する証明書が、公的機関ではなく個人宅に
おいても発行が可能である。これにより、個人を証明す
る証明書(印刷物)を公的機関の窓口で入手しなくと
も、金融機関、公的期間等における個人を証明する手段
として、しかもオンラインでもオフラインでも利用が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIDパターン重畳ファイルaと、ID
パターン重畳ファイルaを発行する管理組織が、IDパ
ターン重畳ファイルaを扱うための安全対策の関わり方
を示した図である。
【図2】本発明のIDパターン重畳ファイルの発行手続
と、前記ファイルのオンラインとオフラインでの利用方
法を、産業上の運用システムの概念図として示した図で
ある。
【図3】本発明の管理組織S2及び個人識別情報読み取
り装置Bからなる個人識別情報システムのシステム構成
図である。
【図4】本発明の管理組織S2により発給された顔写真
入り証明書の構成図である。
【図5】本発明の管理組織S2における画像入力部及び
色画像作成部の処理動作(管理組織S2に顔写真入り証
明書を入力した後、RGB画像、CMYK画像、背景部
の作成)を示す図である。
【図6】本発明の管理組織S2におけるCMYK画像の
各濃度段階にて生成される画線面積率で得られるスクリ
ーン形状のうちハイライト(画線面積率10%程度)、
中間(画線面積率50%程度)、シャドウ(画線面積率
90%程度)の階調情報を得たときに生成する単位印刷
スクリーン形状の形状を示す図である。
【図7】本発明の管理組織S2のパターン重畳作成部に
おけるID情報の潜在付与済みCMYK画像を得る処理
動作を示す図である。
【図8】本発明の管理組織S2において施す潜在的ID
パターンの基本的単位スクリーン形状を示す図である。
【図9】本発明の管理組織S2において施す潜在的ID
パターンの基本的単位スクリーン形状のうちのダミー図
形を示す図である。
【図10】4分割した左上にダミーの図形を配し、右
上、左下、右下に個人固有の情報を表す図形を配した図
である。
【図11】本発明の個人識別情報読み取り装置Bの画像
入力部B1において発給された顔写真入り証明書から得
られるRGB画像からなるカラー・デジタル画像データ
を示す図である。
【図12】RGB画像からなるカラー・デジタル画像デ
ータを示す図である。
【図13】本発明の個人識別情報読み取り装置Bの画像
入力部B1において得られるRGB画像からなるカラー
・デジタル画像データを画像処理部B2でしきい値を設
けてシアン成分、マゼンタ成分、イエロー成分を抽出す
る処理動作を示す図である。
【図14】本発明の個人識別情報読み取り装置Bにおけ
る真正なID情報を有するスクリーン形状と発給された
顔写真入り証明書に潜在したID情報による固有の単位
印刷スクリーン形状の特徴値とを比較、照合する処理動
作を示す図である。
【図15】本発明の管理組織S2において発給した顔写
真入り証明書を複写機により複写した複写物のRGB画
像からなるカラー・デジタル画像データを示す図であ
る。
【図16】本発明の管理組織S2において発給した顔写
真入り証明書を複写機により複写した複写物のRGB画
像からなるカラー・デジタル画像データをしきい値を設
けてシアン成分、マゼンタ成分、イエロー成分を抽出す
る処理動作を示す図である。
【図17】本発明の管理組織S2において発給した顔写
真入り証明書をカラー印刷手法により複製した複製物の
RGB画像からなるカラー・デジタル画像データを示す
図である。
【図18】本発明の管理組織S2において発給した顔写
真入り証明書をカラー印刷手法により複製した複製物の
RGB画像からなるカラー・デジタル画像データをしき
い値を設けてシアン成分、マゼンタ成分、イエロー成分
を抽出する処理動作を示す図である。
【符号の説明】
1 顔写真 2 名前 3 FAX番号 4 証明書 5 顔写真 6 画像 7 人物部 8 背景部 9 単位印刷スクリーン形状 10 イエロー・データチャンネル 11 CMYK画像の顔写真 12 背景部 13 カラー・デジタル画像データ 14 シアン成分抽出画像 15 マゼンタ成分抽出画像 16 イエロー成分抽出画像 17 範囲 18 判定用2値画像 19 形状特徴値データ群 20 画像 21 画像 22 複写物 23 顔写真 24 背景部 25 カラー・デジタル画像データ 26 シアン成分抽出画像 27 マゼンタ成分抽出画像 28 イエロー成分抽出画像 29 複製物 30 顔写真 31 背景部 32 カラー・デジタル画像データ 33 シアン成分抽出画像 34 マゼンタ成分抽出画像 35 イエロー成分抽出画像 36 イエロー成分抽出画像 a IDパターン重畳ファイル A1 画像入力部 A2 色画像作成部 A3 IDパターン情報作成部 A4 IDパターン重畳作成部 A5 出力部 B 個人識別情報読み取り装置 b 端末 B1 画像入力部 B2 画像処理部 B3 IDパターン情報格納部 B4 IDパターン情報識別部 B5 表示部 B6 プリンタ C 秘密データ供給部 d ディスプレイモニタ d1 フォーム d2 フォーム d3 送信 f1 顔写真 f10 情報 f11 印刷 f12 許可情報 f2 情報 f3 管理組織 f4 発行 f5 送信 f6 受信 f8 許可情報 f9 閲覧 p1 パスワード S1 個人 S10 認証 S2 管理組織 S3 発行 S4 印刷 S5 登録 S6 電子認証 S7 金融機関 S8 公的機関 S9 その他
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/32 H04L 9/00 673C H04N 1/40 H04N 1/40 Z Fターム(参考) 5B017 AA07 BA05 CA16 5B085 AE02 AE09 AE23 AE25 BE07 BG02 BG04 5C076 AA12 AA14 AA26 5C077 LL14 MP08 NN02 PP19 PP23 PP32 PP33 SS07 TT02 5J104 AA07 AA14 KA01 NA35 NA36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認証希望側端末と認証側端末とを通信ネ
    ットワークを介して管理サーバに接続した個人認証シス
    テムであって、前記管理サーバは、認証希望者側端末か
    らの個人認証情報を受信した場合に、該認証情報の少な
    くとも一部を暗号定義により図形化したIDパターン
    を、印刷時に潜在化させる印刷用データファイルを作成
    する手段と、前記印刷用データファイルを、記憶部に記
    憶すると共に認証希望者側端末に配信する手段と、認証
    側端末より印刷用データファイルを受信した場合に、前
    記認証側端末より受信した前記印刷用データファイルと
    前記記憶部に記憶されている認証希望者の印刷用データ
    ファイルとを比較する手段と、比較結果を前記認証側端
    末に配信する手段とを備えたことを特徴とする個人認証
    システム。
  2. 【請求項2】 前記記憶部は前記印刷用データファイル
    と暗号定義により図形化していない個人情報を記憶する
    手段と、認証側端末より印刷用データファイルと暗号定
    義により図形化していない個人情報を受信した場合に、
    これら受信した情報を、前記記憶部に記憶されている前
    記印刷用データファイル及び前記図形化していない個人
    情報と比較する手段と、比較結果を前記認証側端末に配
    信する手段とを含んでいる請求項1に記載の個人認証シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記暗号定義により図形化していない個
    人情報には、人物画像を含んでいる請求項2に記載の個
    人認証システム。
  4. 【請求項4】 前記印刷時に潜在化させる印刷用データ
    ファイルを作成する手段は、前記IDパターンをプロセ
    ス色の一色でハーフトーン・スクリーン形状に印刷する
    実行命令手段と、前記一色以外の色から成るハーフトー
    ン・スクリーンを印刷する実行命令手段と、前記両実行
    命令手段により一つのハーフトーンを形成した領域を印
    刷する実行命令手段とを有している請求項1ないし3の
    いずれかに記載の個人認証システム。
  5. 【請求項5】 前記一色がイエローであり、前記一色以
    外の色がシアン、マゼンタ或いはブラックの少なくとも
    一つを含む請求項4に記載の個人認証システム。
  6. 【請求項6】 一つの電子媒体を、オンラインでもオフ
    ラインでも両方に共有して使用することを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の個人認証システム。
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