JPH10278408A - 複写防止印刷物 - Google Patents

複写防止印刷物

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JPH10278408A
JPH10278408A JP9114997A JP9114997A JPH10278408A JP H10278408 A JPH10278408 A JP H10278408A JP 9114997 A JP9114997 A JP 9114997A JP 9114997 A JP9114997 A JP 9114997A JP H10278408 A JPH10278408 A JP H10278408A
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JP9114997A
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Hirofumi Tanida
広文 谷田
Shuichi Inaba
修一 稲葉
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Kyodo Printing Co Ltd
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Kyodo Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写機により複写した場合に複写物であるこ
とを表示し、偽造を防止するとともに、肉眼で観察した
場合に複写防止処理が目立たない複写防止印刷物を提供
する。 【構成】 複写防止印刷物には、複写防止パターン1
0、地紋20、白抜き文字30が1色刷りで印刷形成さ
れている。複写防止パターン10は複写再現される潜像
12と複写再現されない背景14とから構成される。複
写防止印刷物は、背景14、地紋20および白抜き文字
30によって潜像12を容易に目視できない。この複写
防止印刷物を複写した場合、背景14が消失し、×状の
潜像12が鮮明に現れ、偽造物であることを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機による偽造
を防止する複写防止印刷物に関し、目視により一見した
だけでは、潜像と背景との境界を見つけることができ
ず、かつ、複写機により得られた複写物(偽物)に、複
写物であることを示す任意の複写防止記号が具現化し、
痕跡が明確に顕現されるようにした複写防止印刷物に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写機の高性能化に伴い、
有価証券、証明書類等の印刷物を容易に複製することが
可能となってきている。
【0003】そこで、カラー複写機による偽造を防止す
るために、例えば、特開昭53−142237号公報、
特開昭54−74125号公報および特開昭60−79
991号公報記載の複写防止印刷物が報告されている。
【0004】特開昭53−142237号公報記載の印
刷物は、印刷基材の表面に65線スクリーンからなる警
告文書10および130線スクリーンからなる背景トー
ン11を印刷し、次いで、この警告文書10および背景
トーン11を含む印刷基材の表面にカモフラージュパタ
ーン12を印刷し、警告文書10および背景トーン11
をマスクすることで、注意深く観察しても警告文書10
を確認することができず、カラー複写機で複写した複写
物に警告文書10が現れ、このことにより偽造を有効に
防止するようにしたものである。
【0005】また、特開昭54−74125号公報に記
載の印刷物は、基材1の表面に、150線30%の細か
い網点からなる潜像2を印刷するとともに、この潜像2
の周囲の白地部分3に85線の粗い網点を印刷すること
で、肉眼で、例えば、一様に認識されるようにするとと
もに、複写を行った場合、複写物に潜像2と白地部分3
とが明確に区別されて複写されて現れ、このことにより
カラー複写機による偽造を有効に防止するようにしたも
のである。
【0006】さらに、特開昭60−79991号公報記
載の印刷物は、用紙1の表面に150線10%程度の網
点により潜像2を印刷すると同時に、この潜像2の周囲
の白地部分に50線10%程度で同濃度の万線により背
景3を印刷し、次いで、潜像2および背景3を含む用紙
1の表面に、複写再現されない薄色の透明インキにより
地紋、彩紋等からなる装飾模様4を重ね刷りし、この印
刷物を肉眼で観察すると模様4のみが存在しているよう
に見え、複写機により複写を行った場合、背景3のみが
現れ、一見して複写物であることが判明するようにした
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
網点や万線等の微細構成子を用いた複写防止印刷物にあ
っては、カモフラージュパターンを設けずに、潜像の周
囲に地紋や彩紋等を背景として構成すると、印刷濃度、
色調または潜像と背景との網点もしくは万線の密度の差
により潜像と背景の濃度に差が生じ、潜像が目視により
判読され易くなってしまうといった問題があった。
【0008】また、従来の複写防止印刷物にあっては、
潜像を一方向の角度で構成すると、カラー複写機のスキ
ャニング方向によっては、潜像を読み取ることができ
ず、複写物に潜像が複写再現されない可能性があるとい
った問題もあった。
【0009】さらに、従来の複写防止印刷物にあって
は、潜像および背景とカモフラージュパターンとを異な
る色調の色を用いて形成する場合、正確な色調のコント
ロールが要求され、複写防止に好適な印刷物を容易に得
ることが困難であるという問題もあった。
【0010】そこで、本発明は、潜像と背景からなる複
写防止パターンと、その複写防止パターンに重ねられた
複写再現される大きさの地紋や彩紋等の模様パターンと
を有するように構成することで、当該印刷物を複写機に
より複写した場合、一見して複写物であることを容易に
判読することができる複写防止印刷物を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、複写防止印刷物は、複写機により複
写再現されない大きさの背景と複写機により複写再現さ
れる大きさの潜像が重ならないように設けられた複写防
止パターンと、複写防止パターンに重ならないように形
成された、複写機により複写再現される大きさの模様パ
ターンとを有することを特徴とする。
【0012】また、本発明によれば、複写防止印刷物
は、複写機により複写再現されない大きさの潜像と複写
機により複写再現される大きさの背景が重ならないよう
に設けられた複写防止パターンと、複写防止パターンに
重ならないように形成された、複写機により複写再現さ
れる大きさの模様パターンとを有することを特徴とす
る。
【0013】本発明では、複写機により複写再現されな
い大きさの背景または潜像と複写機により複写再現され
る大きさの背景または潜像が重ならないように設けられ
てなる複写防止パターンと、複写機により複写再現され
る大きさの模様パターンとが重ならないように形成され
る。
【0014】このため、潜像と背景からなる複写防止パ
ターンと模様パターンを重ねなくとも模様パターンがカ
モフラージュパターンとして機能する印刷物が得られ、
この印刷物が複写されると複写防止パターンが複写再現
される。
【0015】このとき、潜像と背景の何れか一方が複写
により消失し、他方が複写されることとなる。したがっ
て、背景または潜像の一方しか複写再現されないので、
複写物であることが一見して判読することができる。
【0016】また、従来のカモフラージュパターンは、
潜像および背景を基材の表面に形成した後、これらを隠
蔽するように基材の表面に形成されている。これに対
し、本発明の複写防止パターンおよび模様パターンは、
1回の印刷で形成できる。
【0017】さらに、複写防止パターンは、網点と万線
からなり、その何れか一方が複写機により複写再現され
ることで警告文字や警告図形等の複写防止記号を再現す
るようにされている。なお、前記複写防止記号の部分
が、複写機により複写再現されないようにしてもよい。
【0018】また、複写再現されない背景または潜像を
構成する網点または万線は、少なくとも複写再現される
背景または潜像を構成する網点または万線に対して線数
が80線以上で面積率が20%以下とすることによっ
て、一見して複写防止パターンを構成する潜像と背景を
目視により識別することができず望ましい。
【0019】また、カモフラージュパターンとして機能
する模様パターンは、複写機により複写される大きさの
文字、図形または記号の繰り返しからなる地紋のような
物でよい。
【0020】さらに、複写防止パターンを構成する網点
または万線は、複写機により複写再現される大きさの部
分がすくなくとも2つの領域から構成され、2つの領域
の網点または万線が互いに略直角をなすようにするとよ
い。このように、複数の領域のうち、一部の領域の角度
を異ならせることで、複写機の読み取り方向に依存する
ことなく、一方の領域が不鮮明であっても、もう一方の
領域を鮮明に再現することができる。
【0021】さらに、複写防止パターンを構成する潜像
と背景との境界の近傍部分に重なる位置に白抜き文字を
設けることにより、潜像と背景との境界の部分が緩和さ
れ、目視による潜像と背景との識別をしにくくする働き
をする。
【0022】さらに、複写防止パターンおよび模様パタ
ーンは変色インキにより印刷形成された複写防止印刷物
を複写機により複写すると、複写物は、複写防止パター
ンにより警告文字や警告図形等の複写防止記号が再現さ
れるのと同時に、例えば、複写防止印刷物が緑色の場
合、複写物が青色となり、この事によっても複写物であ
ることが目視により容易に判断することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。
【0024】図1、図2および図4は本発明に係る複写
防止印刷物を適用した定期券の一例を示す図である。
【0025】図1に示すように、複写防止パターン10
は、定期券の略中央に位置するように形成される×印状
の複写再現される潜像12と、潜像12の周囲一面を覆
うように形成され複写再現されない背景14によって構
成されている。さらに、複写防止パターン10と重なら
ないように地紋20が全面に設けられている。地紋20
は本実施例では鉄道会社の名称の文字であるが、その他
の図形、記号などでもよい。また、定期券の中央部には
白抜き文字30が形成されている。
【0026】潜像12および背景14は網点または万線
により形成される。潜像12はたとえば65線、濃度2
0%の網点により形成され、背景14はたとえば175
線、濃度20%の網点により形成される。このように潜
像12および背景14の線数に差をつけることにより複
写時に潜像12が複写再現され、背景14は複写再現さ
れないから、複写によって×印状の再現パターンが現れ
る。
【0027】なお、本実施例では複写機により複写する
と、潜像12が複写再現され、背景14は複写再現され
ないようにしているが、潜像12を複写再現されないよ
うにし、背景14を複写再現されるように、潜像12と
背景14の線数と面積率を逆にしてもよい。
【0028】潜像12は、例えば、図2に示すように3
つの領域12a、12bおよび12cによって構成して
もよい。この例では、領域12aと、領域12bおよび
12cとは万線の方向が互いに略直角に形成されてい
る。このように複写再現される潜像12を万線の方向が
互いに略直角となる2つの領域からなるようにすること
により、複写機の読み取り方向に依存することなく、一
方の領域が不鮮明であっても、もう一方の領域を鮮明に
再現することができる。
【0029】本定期券は、ポリエチレンテレフタレート
(PET)等からなる基材の表面および裏面にそれぞれ
図示しない受像層および磁気記録層を設け、受像層の上
に潜像12および背景14からなる複写防止パターン1
0、地紋20、白抜き文字30が形成されたものであ
る。
【0030】複写防止パターン10を構成する潜像12
と背景14、地紋20および白抜き文字30が重ならな
いように一色刷り一版で形成されるので一回の印刷工程
で複写防止印刷物を得ることができる。
【0031】この定期券には、さらに裏面の磁気記録層
上に注意書等の文字が印刷されて納品され、複写防止パ
ターン10、地紋20、白抜き文字30が形成された表
面に、後に駅などで乗車区間や有効期間等が印字され発
券され、使用可能な定期券となる。
【0032】図1に示すように複写防止パターン10の
潜像12は地紋20および白抜き文字30によりカモフ
ラージュされ、この定期券が複写されると、背景14が
複写再現されないため、×状の潜像12が地紋20およ
び白抜き文字30上に顕現され、複写物であることを一
見して判読することができる。
【0033】なお、潜像12を網点からなるように形成
した場合には、当該網点が複写機の読み取り方向に対し
て方向性を持たない(読み取り方向に依存しない)た
め、複写物は、安定した潜像12が複写再現される。ま
た、潜像12を万線からなるように形成した場合には、
当該万線が複写機の読み取り方向に対して方向性を持つ
(読み取り方向に依存する)ので、複写機の読み取り方
向によって万線が太く複写されたり細く複写されたり、
再現性にバラツキがある。このとき、複写機の読み取り
方向と潜像12を構成する万線の方向とが一致した場合
には、潜像12を網点により構成した場合より、鮮明な
潜像12を複写再現することができ、上記のように、潜
像12の領域12a、領域12bおよび領域12cの万
線が互いに略直角となるように構成すれば、一方の万線
が不鮮明であっても、他方の万線が鮮明に複写再現され
るので、複写物であることを目視により容易に判断する
ことができる。
【0034】また、前記潜像12は、文字、図形または
記号を構成するとよい。これら文字、図形または記号を
用いてたとえば「複写物」や「COPY」の文字が複写
再現されるようにすることで、複写物であることを明確
に表すことができる。
【0035】複写再現される潜像12を構成する網点ま
たは万線は、線数が65〜100線、面積率が15〜3
0%、複写再現されない背景14を構成する網点または
万線は、線数が133〜250線、面積率が10〜40
%の範囲が好ましい。
【0036】また、複写防止パターン10および地紋2
0が変色インキにより印刷形成された複写防止印刷物を
複写機により複写すると、複写物は、複写防止パターン
10により警告文字や警告図形等の複写防止記号が再現
されるのと同時に、例えば、複写防止印刷物が緑色の場
合、複写物が青色となり、この事によっても複写物であ
ることが目視により容易に判断することができる。
【0037】次に、本実施例の定期券を構成する複写防
止パターン10および地紋20用の印刷用インキの組成
の具体例を以下に説明する。
【0038】本実施例の定期券は、複写防止パターン1
0および地紋20を1色刷りで形成した場合、変色イン
キを用いた場合の2種類の実施例について説明する。
【0039】以下の実施例において、複写再現される潜
像(×状部分)12の網点は、65線、20%、複写再
現されない背景14の網点は、175線、20%となる
ように設定した。
【0040】 実施例1 〔印刷用インキの組成〕 FD赤金 60.9重量部 (紫外線硬化型オフセットインキ:東洋インキ株式会社) FDキNC 6.3重量部 (紫外線硬化型オフセットインキ:東洋インキ株式会社) RNCスミ 0.2重量部 (紫外線硬化型オフセットインキ:株式会社T&K TOKA) RNCメジウム 32.6重量部 (紫外線硬化型オフセットインキ:株式会社T&K TOKA)
【0041】 実施例2 変色インキを用いた定期券 〔印刷用インキの組成〕 パステルグリーン 50.0重量部 (紫外線硬化型オフセットインキ:株式会社T&K TOKA) RNCメジウム 50.0重量部 (紫外線硬化型オフセットインキ:株式会社T&K TOKA)
【0042】上記の組成の各インキを用いて、図3に示
すようなオフセット印刷機により複写防止パターン10
の潜像12、背景14、地紋20および白抜き文字30
を形成した。図3において、給紙部31から20m/m
inの速度で供給されるPETフィルム39は圧胴36
およびブランケット35によって印刷が施される。ブラ
ンケット35には版胴34が圧接回転され、版胴34に
は、インキ供給装置32からインキが供給され、湿し水
供給装置33から湿し水が供給される。印刷されたPE
Tフィルム39はUV乾燥器37において乾燥され、巻
き取り部38に巻き取られる。UV乾燥器37は、例え
ば、アイグラフィックス(株)製のUV乾燥装置(M0
84−L31:メタルハライドランプ使用、120W/
cm×2灯、照射距離140mm)が用いられる。
【0043】上記の実施例1および2により得られた定
期券は、複写防止パターンとなる潜像12および背景1
4を地紋20がカモフラージュパターンとし、さらに、
潜像12と背景14の境界に白抜き文字30を重ならな
いように設けたので、目視により容易に潜像12と背景
14を識別できない定期券が得られた。
【0044】実施例1、2の定期券を下記の三種類のカ
ラー複写機で複写し、その複写物を目視により評価し
た。
【0045】 富士ゼロックス(株)製 A−color 935 キャノン(株)製 PIXEL CLC500 リコー(株)製 PRETER 750
【0046】上記の三種類のカラー複写機を用いて上記
の実施例1、2の定期券を複写すると、図4に示すよう
に、潜像12および地紋20は再現されたが、背景14
は複写再現されず、潜像12が目視により容易に確認で
きた。
【0047】また、実施例2によって得られた定期券を
複写機により複写すると、緑色の定期券が青色に複写さ
れ、同時に潜像12が警告文字や警告図形等の複写防止
記号を再現するので、一見しただけで複写物であること
を確認することができた。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、複写防止印刷物は、複
写機により複写再現されない大きさの背景または潜像と
複写機により複写再現される大きさの背景または潜像が
重ならないように設けられた複写防止パターンと、複写
防止パターンに重ならないように形成された、複写機に
より複写再現される大きさの模様パターンとを有する。
したがって、複写防止パターンが模様パターンによりカ
モフラージュされた複写防止印刷物が得られ、当該印刷
物が複写されると、潜像または背景のいずれかが再現さ
れ、他方は再現されないため、これらの対比により複写
物であることを一見して判読することができる。
【0049】また、従来のカモフラージュパターンは、
潜像および背景を基材の表面に形成した後、これらを隠
蔽するように形成されている。これに対し、本発明は複
写防止パターンおよび模様パターンを1回の印刷で形成
するから、製造工程が簡易である。
【0050】また、複写再現されるパターンを網点から
なるように構成すれば、網点は複写機の読取方向に依存
することがないので、安定した再現パターンを得ること
ができる。
【0051】さらに、複写再現されるパターンの万線
を、一部の領域の万線が、残りの領域の万線と異なる角
度をなすようにすれば、好ましくは、互いに略直角をな
すようにすれば、一方の領域の万線が不鮮明であって
も、もう一方の領域の万線を鮮明に再現することができ
る。
【0052】また、再現パターンは、文字、図形または
記号を構成するとよい。これら文字、図形または記号を
用いて複写物(偽造物)であることを明確に表すことが
できる。
【0053】また、複写防止パターンおよび模様パター
ンは変色インキにより印刷形成された複写防止印刷物を
複写機により複写すると、複写物は、複写防止パターン
により警告文字や警告図形等の複写防止記号が再現され
るのと同時に、例えば、複写防止印刷物が緑色の場合、
複写物が青色となり、この事によっても複写物であるこ
とが目視により容易に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複写防止印刷物(定期券)の例を
示す図である。
【図2】図1の潜像の例を示す図である。
【図3】本発明による複写防止印刷物(定期券)を印刷
するための印刷装置の概略構成図である。
【図4】本発明による複写防止印刷物(定期券)の複写
後の状態を示す図である。
【符号の説明】
10 複写防止パターン 12 潜像 14 背景 20 地紋 30 白抜き文字 31 給紙部 32 インキ供給装置 33 湿し水供給装置 34 版胴 35 ブランケット 36 圧胴 37 UV乾燥器 38 巻取部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機により複写再現されない大きさの
    背景と複写機により複写再現される大きさの潜像が重な
    らないように設けられた複写防止パターンと、 前記複写防止パターンに重ならないように形成された、
    複写機により複写再現される大きさの模様パターンとを
    有することを特徴とする複写防止印刷物。
  2. 【請求項2】 複写機により複写再現されない大きさの
    潜像と複写機により複写再現される大きさの背景が重な
    らないように設けられた複写防止パターンと、 前記複写防止パターンに重ならないように形成された、
    複写機により複写再現される大きさの模様パターンとを
    有することを特徴とする複写防止印刷物。
  3. 【請求項3】 前記複写防止パターンは、網点または万
    線からなり、複写機により複写再現されることにより所
    定の複写防止記号を再現するようにされていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の複写防止印刷物。
  4. 【請求項4】 前記複写再現されない背景または潜像を
    構成する網点または万線は、少なくとも複写再現される
    背景または潜像を構成する網点または万線に対して線数
    が80線以上で面積率が20%以下であることを特徴と
    する請求項3に記載の複写防止印刷物。
  5. 【請求項5】 前記模様パターンは、文字、図形または
    記号からなる地紋であることを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載の複写防止印刷物。
  6. 【請求項6】 前記複写防止パターンを構成する網点ま
    たは万線は、複写機により複写再現される大きさの部分
    がすくなくとも2つの領域から構成され、前記2つの領
    域の網点または万線が互いに略直角をなしていることを
    特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の複写防止
    印刷物。
  7. 【請求項7】 前記複写防止パターンを構成する前記潜
    像と前記背景との境界の近傍部分に白抜き文字が設けら
    れていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに
    記載の複写防止印刷物。
  8. 【請求項8】 前記複写防止パターンおよび前記模様パ
    ターンは変色インキにより印刷形成されていることを特
    徴とする請求項1から7の何れかに記載の複写防止印刷
    物。
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