JP5381168B2 - 印刷制御装置 - Google Patents
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Description
そこで、地紋画像を印刷媒体一面に重ねるのではなく、ユーザ操作によって予め設定された部分にのみ地紋画像(以下「部分地紋」とする)を重ねる技術が考えられ、既に知られている。
例えば、図19の(a)に示すように、地紋画像を重ねたい部分、つまり地紋画像を付加したい領域(以下「地紋付加領域」という)510がいびつな形をしていて、その地紋付加領域510を矩形511でしか指定できない場合、同図の(b)に示すように、矩形511によって地紋付加領域510を大きめに指定しなければならなくなり、余計なトナーを消費してしまう。
特許文献1には、原稿内の地紋画像と重なると、不都合なオブジェクト(対象)を避けて地紋画像を重ねる目的で、指定された種類のオブジェクトの座標から地紋画像の付加範囲を特定し、その特定した付加範囲に応じた地紋画像を作成して原稿に重ねる構成が開示されている。
特許文献3には、地紋を付加した際に、トナーの消費量の増加や印刷速度の低下を抑える目的で、コピー牽制地紋を部分的に施すか、全体に施すかを指定し、コピー牽制地紋を部分的に施す際の位置を指定する構成が開示されている。また、コピー牽制地紋を施す位置に応じて牽制文字列の揃えを決定する構成も開示されている。
すなわち、特許文献1〜3のいずれの記載のものも、地紋付加領域の指定の自由度が低いという欠点は解消できていない。
あるいは、上記牽制情報の変更を受け付ける牽制情報変更受付手段を設け、上記牽制情報変更手段が、上記牽制情報変更受付手段によって受け付けた設定に基づいて牽制情報の変更をするとよい。この場合、上記牽制情報変更受付手段が、上記牽制情報又は牽制画像の位置、角度又は大きさの変更を受け付けるようにするとよい。
あるいは、上記牽制情報変更手段に代えて、上記判定手段において上記牽制情報が上記地紋画像を付加しない領域に含まれると判定した場合、牽制情報の変更を外部から受け付ける牽制情報手動変更受付手段と、上記牽制情報手動変更受付手段で制情報の変更を外部から受け付けた場合、上記牽制情報の変更を行う牽制情報手動変更手段と、上記判定手段において上記牽制情報が上記地紋画像を付加しない領域に含まれると判定した場合、牽制情報の変更を自動で行う牽制情報自動変更手段と、上記判定手段において上記牽制情報が上記地紋画像を付加しない領域に含まれると判定した場合、印刷を中止する印刷中止手段と、上記牽制情報手動変更手段、上記牽制情報自動変更手段又は上記印刷中止手段のうち使用する手段を外部から受け付ける動作モード受付手段とを設けることもできる。
あるいは、上記地紋付加領域作成手段に、上記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を上記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報の該領域の面積に応じて判定する地紋付加領域判定手段を備えてもよい。
あるいは、上記地紋付加領域の指定を外部から受け付ける地紋付加領域受付手段を設けてもよい。
さらに、上記地紋付加領域作成手段に、上記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報の変倍率を外部から受け付ける領域指示情報変倍受付手段と、上記領域指定画像変倍受付手段より受け付けた変倍率に応じて上記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報を変倍する領域指示情報変倍手段、あるいは上記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報を上記印刷媒体の印字領域のサイズあるいは該印刷媒体に印刷される上記画像1ページ分の領域のサイズと同じになるように変倍する領域指示情報変倍手段を備えるとよい。
〔プリンタシステムの構成〕
まず、この発明による印刷制御装置としての機能を有するコンピュータ端末を含むプリンタシステムの異なる構成について、図1,図2を参照して説明する。
図1は、そのプリンタシステムの構成例を示す図である。
このプリンタシステムにおいては、コンピュータ端末10が、プリンタ1と直接通信可能に接続できる。
次に、図1のコンピュータ端末10のハードウェア構成について、図3を参照して説明する。なお、コンピュータ端末20のハードウェア構成も、コンピュータ端末10と同様なので、図示および説明を省略する。
コンピュータ端末10は、I/Oポート11,CPU12,ROM13,RAM14,表示部15,HDD(ハードディスク装置)16,入力部17,および記憶媒体ドライブ18を備えている。
I/Oポート11は、通信手段であり、外部装置であるプリンタ1〜3とそれぞれネットワーク5経由で通信するためのネットワーク・インタフェースである。なお、図2に示すように、コンピュータ端末10がプリンタ1と直接通信するような場合、I/Oポート11はUSB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)となる。
ROM13は、CPU12が実行する固定の制御プログラムを格納している読み出し専用の記憶手段(メモリ)である。
RAM14は、CPU12が実行するプログラムを展開し、各種処理を行う際の作業領域として使用する読み書き可能な記憶手段である。
HDD16は、制御プログラムや後述する領域指定画像ファイル,地紋画像(全体),地紋付加領域の設定内容,牽制文字列を使用する場合の各種の設定内容を含む各種データを記憶する大容量記憶手段である。
入力部17は、各種の操作情報の入力を受け付けるための入力手段(外部操作手段)であり、キーボードやマウス等のポインティングデバイスも使用することができる。
記憶媒体ドライブ18は、記憶媒体19に対する記録又は再生を行う記録再生手段である。
なお、HDD16又は記憶媒体19以外の記憶手段、例えば図示しないフラッシュROMやEEPROM等の不揮発性メモリを備え、そこに領域指定画像ファイル,地紋画像(全体),地紋付加領域の設定内容,牽制文字列を使用する場合の各種の設定内容を含む各種データを記憶することもできる。
そして、電源投入時には、ROM13内のブートローダ(ブートプログラム)に従い、HDD16内のOS(オペレーションシステム),アプリケーション(アプリケーションソフトウェア),およびユーザインタフェースを含む各種プログラムを読み出し、RAM14にインストールした後、その各種プログラムに従って動作し(各種プログラムを必要に応じて選択的に実行し)、表示部15を含む装置を制御することにより、この発明に関わる機能を実現することができる。
次に、図1のコンピュータ端末10のソフトウェア構成について、図4を参照して説明する。なお、コンピュータ端末20のソフトウェア構成も、コンピュータ端末10と同様なので、図示および説明を省略する。また、制御プログラム(制御ソフトウェア)による処理や制御は、実際にはCPUが制御プログラムに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、制御プログラムが処理を実行するものとする。以後も、制御プログラムが何らかの処理や制御を行うものとして説明を行う場合には、同様とする。
コンピュータ端末10では、OS、例えばマイクロソフト社のWindows(登録商標)が動作しており、アプリケーション21,プリンタドライバ30と,OSのコンポーネントであるGDI(Graphic Device Interface)22,スプーラ23,ポートモニタ24が印刷時に動作する。
スプーラ23は、プリンタドライバ30から送られてきたデータをポートモニタ24を介してプリンタ1〜3のいずれかへ選択的に送信する。
次に、図4のUI部31によって図3の表示部15に表示される地紋付加領域の設定を行うための操作画面(以下「地紋付加領域設定画面」という)について、図5を参照して説明する。
図5は、図3の表示部15に表示される地紋付加領域設定画面の一例を示す図である。
地紋付加領域指定有無設定部71は、入力部17による指定操作(ユーザ操作)により、地紋付加領域を指定するかどうかを設定(選択)できる。地紋付加領域を指定しない場合には、原稿(通常画像)全体に地紋画像が付加されることになる。地紋付加領域を指定する場合には、地紋付加領域設定画面に対する操作による設定の内容に従い、部分的に地紋画像を付加することができる。
ここで、アプリケーション21のうち、「画像編集ソフトウェア」のような画像編集能力の高いアプリケーションによって予め作成されたビットマップファイル等の画像ファイル(画像データ)をHDD16に保存して登録しておくことにより、それを後で領域指定画像ファイルとして設定し、読み出すことが可能になる。
使用単位設定部74は、領域指定画像ファイル設定部72によって設定した領域指定画像ファイルの画像を用紙単位で使用するかページ単位で使用するかを、入力部17による指定操作によって選択的に設定できる。例えば、2−UP印刷時に、「ページ単位」を設定した場合には、領域指定画像ファイルの画像を二つ並べて用紙内の地紋付加領域を指定することになる。
次に、図5の領域指定画像ファイル設定部72によって設定可能な領域指定画像ファイルについて、図6を参照して説明する。
図6は、図5の領域指定画像ファイル設定部72によって設定可能な領域指定画像ファイルの一例を示す図である。
図5の地紋付加領域決定方法設定部73において、「黒部分に地紋画像を付加する」を選択した場合には、図6の領域81に地紋画像を付加し(領域81を地紋付加領域とし)、領域82には地紋画像を付加しないことになる。
この実施形態では、黒色と白色によって領域を分ける例を示したが、他の二色を用いて領域を分ける例も考えられる。また、ある一色とその他の色や、色情報に閾値を設けて領域を分ける例も考えられる。
図7は、図1のコンピュータ端末10,20による地紋画像作成処理および地紋付加処理の概要を説明するための図である。
よって、図7の(d)に示す印刷すべき原稿(通常画像)93に、同図の(c)に示した地紋画像を付加することにより、印刷結果が同図の(e)に示すようになる。つまり、ユーザが地紋画像を重ねたい部分である地紋付加領域91にのみ確実に地紋画像が重なることになる。
それによって、牽制文字列が地紋画像内に収まっていないセキュリティ効果の低い印刷結果が出力されてしまうことを防ぐことができる。
次に、図5に示した地紋付加領域設定画面を用いた地紋付加領域の設定内容について、図8を参照して説明する。
図8は、図5に示した地紋付加領域設定画面による地紋付加領域の設定内容の一例を示す説明図である。
地紋付加領域は、印刷すべき文書(通常画像である原稿)毎に設定することが考えられるため、その文書名毎に地紋付加領域の設定内容をHDD16に保持することができる。
文書名は、印刷条件の一つである印刷すべき文書を特定する情報(文書特定情報)である。
(b)印刷ジョブ名
(c)ユーザ名
(d)ユーザID
(e)認証コード
(f)コンピュータ名
(g)IPアドレス
(h)ページ番号
(i)用紙サイズ
次に、図5に示した地紋付加領域設定画面を用いた図8に示した地紋付加領域の設定内容による印刷結果について、図9を参照して説明する。
図9は、図8に示した地紋付加領域の設定内容による印刷結果の一例を示す説明図である。
次に、図4のプリンタドライバ30の描画部32による処理について、図10を参照して説明する。なお、プリンタ1を印刷に使用するプリンタとして選択しているものとする。
図10は、図4のプリンタドライバ30の描画部32による処理の一例を示すフローチャートである。
次のステップS2においては、受け取った地紋設定の内容から描画データ(原稿)に地紋画像を付加するかどうかを判断する。
ステップS3〜S5の処理は、用紙1ページずつ処理していく。
ステップS3においては、原稿ページがまだ残っているか判断し、もう原稿ページが残っていない場合には処理を終了する。
ステップS4においては、先に受け取った用紙サイズ,2−UP印刷等のレイアウト情報,ユーザ情報を含む印刷設定の内容、地紋付加領域の設定内容を含む地紋設定の内容、および文書名やアプリケーション名を含む文書情報と共に、用紙1ページ内に印刷される原稿ページの番号(用紙1ページに含まれるページ番号)からなるページ情報を地紋画像作成部33に渡し、用紙1ページ分の部分的な地紋画像を作成してもらい、その作成してもらった地紋画像を受け取る。
ステップS5においては、受け取った地紋画像を含む用紙1ページ分の描画データとPJLを生成し、プリンタ1へ送信する。
その後、ステップS3の処理へ戻り、次の原稿ページを処理していく。
次に、図4のプリンタドライバ30の地紋画像作成部33による処理について、図11を参照して説明する。
図11は、図4のプリンタドライバ30の地紋画像作成部33による処理の一例を示すフローチャートである。
地紋画像作成部33は、まずステップS11において、描画部32から用紙サイズ,2−UP印刷等のレイアウト情報,ユーザ情報を含む印刷設定の内容、地紋付加領域の設定内容を含む地紋設定の内容、文書名やアプリケーション名を含む文書情報、および用紙1ページに含まれるページ番号からなるページ情報を受け取る。
次のステップS13においては、先に受け取った用紙サイズ,レイアウト情報,ユーザ情報,文書情報,ページ情報,地紋付加領域の設定内容を領域指定画像編集部34へ渡して、用紙1ページ分の領域指定画像を作成してもらい、その作成してもらった領域指定画像を受け取る。
最後のステップS15においては、用紙1ページ分の部分的な地紋画像を描画部32へ渡し、処理を終了する。
次に、図4のプリンタドライバ30の領域指定画像編集部34による処理について、図12を参照して説明する。
図12は、図4のプリンタドライバ30の領域指定画像編集部34による処理の一例を示すフローチャートである。
領域指定画像編集部34は、まずステップS21において、地紋画像作成部33から用紙サイズ,レイアウト情報,ユーザ情報,文書情報,ページ情報,地紋付加領域の設定内容を受け取る。
ステップS22においては、設定された領域指定画像ファイルの画像(領域指定画像)をHDD16から読み込む。
次のステップS29においては、その用紙1ページ分の領域指定画像を地紋画像作成部33へ渡し、処理を終了する。
次に、図8,図9に示した地紋付加領域の設定内容の場合における領域指定画像の編集について、図13を参照して説明する。
図13は、図8,図9に示した地紋付加領域の設定内容の場合における領域指定画像の編集例を示す説明図である。
このとき、選択された地紋付加領域決定方法は「黒部分に地紋画像を付加する」であるため、領域指定画像102の「文書1.bmp」の白黒反転はしない。
また、選択された領域指定画像サイズ決定方法は「そのままのサイズで使用する」であるため、領域指定画像102の「文書1.bmp」の変倍はしない。
また、選択された使用単位は「用紙単位」、選択された領域指定画像の位置は「左上」なので、用紙の左上に領域指定画像102の地紋付加領域102aを配置する。
その結果、領域指定画像102の編集結果として、同図の(c)に示すような用紙1枚(1ページ)分の領域指定画像201を得ることができる。
このとき、選択された地紋付加領域決定方法は「白部分に地紋画像を付加する」であるため、領域指定画像105の「文書2.bmp」を白黒反転する。
また、選択された領域指定画像サイズ決定方法は「倍率を指定してサイズを変更する」、指定倍率が「50」%であるため、領域指定画像105の「文書2.bmp」は半分のサイズに変倍する。
また、選択された使用単位は「ページ単位」、選択された領域指定画像の位置は「中央」なので、用紙内の各ページの中央に領域指定画像105′の地紋付加領域105aを配置する。
その結果、領域指定画像105の編集結果として、同図の(f)に示すような用紙1枚分の領域指定画像202を得ることができる。
このとき、選択された地紋付加領域決定方法は「面積の広いほうに地紋画像を付加する」であるため、領域指定画像108の黒部分と白部分の面積を比較するが、白部分の方が広いので、領域指定画像108の「文書1.bmp」を白黒反転する。
また、選択された領域指定画像サイズ決定方法は「用紙に合わせてサイズを変更する」、選択された使用単位は「ページ単位」であるため、領域指定画像108の「文書1.bmp」は用紙サイズと同じサイズになるように変倍する。
また、選択された使用単位は「ページ単位」なので、用紙内の各ページに領域指定画像108′の地紋付加領域108aを配置する。
その結果、領域指定画像108の編集結果として、同図の(i)に示すような用紙1枚分の領域指定画像203を得ることができる。
以下、牽制文字列を使用する場合の処理、つまり牽制文字列が地紋付加領域(地紋画像)内に収まっているかいないかを判別し、収まっていない場合に印刷を中止したり、牽制文字列の位置を変更する場合の処理について、図14〜図17を参照して説明する。なお、図11によって説明した地紋画像作成部33による処理以外の各処理は、前述した牽制文字列を使用しない場合の処理と同様である。
まず、図4のUI部31によって図3の表示部15に表示される牽制文字列が地紋付加領域内に収まっていない場合の動作モードの設定を行うための操作画面(以下「動作モード設定画面」という)について、図14を参照して説明する。
図14は、図3の表示部15に表示される動作モード設定画面の一例を示す図である。
チェック許可設定部301は、牽制文字列が地紋付加領域に収まっているかをチェックするように、そのチェックするモードを入力部17による指定操作によって設定できる。そのモード設定をオフにした場合、牽制文字列が地紋付加領域に収まっていない場合にも印刷がそのまま継続される。
次に、図4のプリンタドライバ30の地紋画像作成部33による他の処理について、図15を参照して説明する。
図15は、図4のプリンタドライバ30の地紋画像作成部33による処理の他の例を示すフローチャートである。
次のステップS53においては、牽制文字列が地紋付加領域に収まっているかをチェックするモードが設定されているかどうかを判定し、そのモードが設定されている場合にはステップS54の処理へ進み、そのモードが設定されていない場合にはステップS56の処理へ進む。
そして、牽制文字列を繰り返し印字する場合で、かつ牽制文字列を繰り返し印字する場合には牽制文字列が地紋付加領域に収まっているかをチェックしないモードが設定されている場合には、ステップS56の処理へ進み、そうでない場合にはステップS55の処理へと進む。
そして、牽制文字列が地紋付加領域に収まる場合には、ステップS56の処理へ進み、収まらない場合にはステップS59の処理へ進む。
ステップS59においては、牽制文字列が地紋付加領域に収まっていない場合の動作モードを判定する。
次のステップS57においては、ステップS56で作成した地紋画像とステップ52で受け取った領域指定画像とをAND演算で重ね合わせることにより、用紙1ページ分の部分的な地紋画像を作成する。なお、地紋画像と領域指定画像とをAND演算で重ね合わせる例を図7の(a)(b)(c)によって説明している。
ステップS58においては、用紙1ページ分の部分的な地紋画像を描画部32へ渡し、処理を終了する。
次に、図4のUI部31によって図3の表示部15に表示される牽制文字列の設定変更画面について、図16を参照して説明する。
図16は、図3の表示部15に表示される牽制文字列の設定変更画面の一例を示す図である。
プレビュー311は、牽制文字列が地紋付加領域に対してどのように印字されるかを確認できる。
牽制文字列位置変更部312は、入力部17による指定操作によって牽制文字列の位置を選択的に変更できる。
牽制文字列サイズ変更部314は、入力部17による指定操作によって牽制文字列のサイズを変更できる。
よって、プレビュー311で確認しながら、牽制文字列位置変更部312,牽制文字列角度変更部313,牽制文字列サイズ変更部314で牽制文字列の設定を変更することにより、牽制文字列が地紋付加領域に収まるようにすることができる。
次に、牽制文字列を繰り返し印字する場合の印刷結果について、図17を参照して説明する。
図17は、牽制文字列を繰り返し印字する場合の印刷結果の一例を示す説明図である。
例えば、図17の(a)に示す原稿の地紋付加領域401に地紋画像を付加する場合に、牽制文字列として「COPY」という文字列を繰り返し印字する場合には、同図の(b)に示すような印刷結果になり、その文字列の一部が地紋付加領域401に収まっていなくても(非地紋付加領域402にはみ出ていても)、「COPY」という文字列を読めることが多い。よって、その印刷結果をコピーすると、同図の(c)に示すように、「COPY」という文字列は読め、セキュリティ効果が高くなる。
また、牽制文字列についての例を挙げたが、コピー時に浮かび上がる画像(牽制画像)または牽制文字と置き換えてもよい。
さらに、コンピュータ端末に備えた印刷制御装置としての機能を、そのコンピュータ端末からの印刷データによって印刷を行う側のプリンタや他の画像形成装置に備えることも可能である。
このプログラムは、機器(印刷制御装置又はその機能を持つコンピュータ端末等)を制御するコンピュータ(CPU)に、この発明に関わる各機能をそれぞれ実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような作用効果を得ることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
11:I/Oポート 12:CPU 13:ROM 14:RAM
15:表示部 16:HDD 17:入力部 18:記憶媒体ドライブ
19:記憶媒体 21:アプリケーション 22:GDI 23:スプーラ
24:ポートモニタ 30:プリンタドライバ 31:UI部 32:描画部
33:地紋画像作成部 34:領域指定画像編集部
Claims (26)
- 印刷媒体に印刷すべき画像に牽制情報と地紋画像とを付加する地紋付加手段と、
前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報に基づいて前記地紋画像を付加する領域を指定する地紋付加領域を作成する地紋付加領域作成手段と、
前記地紋付加領域作成手段によって作成された前記地紋付加領域に基づいて前記地紋付加手段によって付加される前記地紋画像を作成する地紋画像作成手段と、
前記牽制情報と前記地紋付加領域に基づいて前記牽制情報が前記地紋付加領域の前記地紋画像を付加しない領域に含まれるか否かの判定を行う判定手段と、
前記判定手段において前記牽制情報が前記地紋画像を付加しない領域に含まれると判定した場合、前記牽制情報の変更を行う牽制情報変更手段とを設けたことを特徴とする印刷制御装置。 - 前記牽制情報変更手段は、前記牽制情報を牽制文字または牽制画像を繰り返して印刷媒体全面に印刷するように変更することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
- 前記牽制情報の変更を受け付ける牽制情報変更受付手段を有し、
前記牽制情報変更手段は、前記牽制情報変更受付手段によって受け付けた設定に基づいて牽制情報の変更をすることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。 - 前記牽制情報変更受付手段は、前記牽制情報又は牽制画像の位置、角度又は大きさの変更を受け付けることを特徴とする請求項請求項3に記載の印刷制御装置。
- 印刷媒体に印刷すべき画像に牽制情報と地紋画像とを付加する地紋付加手段と、
前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報に基づいて前記地紋画像を付加する領域を指定する地紋付加領域を作成する地紋付加領域作成手段と、
前記地紋付加領域作成手段によって作成された前記地紋付加領域に基づいて前記地紋付加手段によって付加される前記地紋画像を作成する地紋画像作成手段と、
前記牽制情報と前記地紋付加領域に基づいて前記牽制情報が前記地紋付加領域の前記地紋画像を付加しない領域に含まれるか否かの判定を行う判定手段と、
前記判定手段において前記牽制情報が前記地紋画像を付加しない領域に含まれると判定した場合、印刷を中止する印刷中止手段とを設けたことを特徴とする印刷制御装置。 - 印刷媒体に印刷すべき画像に牽制情報と地紋画像とを付加する地紋付加手段と、
前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報に基づいて前記地紋画像を付加する領域を指定する地紋付加領域を作成する地紋付加領域作成手段と、
前記地紋付加領域作成手段によって作成された前記地紋付加領域に基づいて前記地紋付加手段によって付加される前記地紋画像を作成する地紋画像作成手段と、
前記牽制情報と前記領地紋付加領域に基づいて前記牽制情報が前記地紋付加領域の前記地紋画像を付加しない領域に含まれるか否かの判定を行う判定手段と、
前記判定手段において前記牽制情報が前記地紋画像を付加しない領域に含まれると判定した場合、牽制情報の変更を外部から受け付ける牽制情報手動変更受付手段と、
前記牽制情報手動変更受付手段で制情報の変更を外部から受け付けた場合、前記牽制情報の変更を行う牽制情報変更手段と、
前記判定手段において前記牽制情報が前記地紋画像を付加しない領域に含まれると判定した場合、牽制情報の変更を自動で行う牽制情報自動変更手段と、
前記判定手段において前記牽制情報が前記地紋画像を付加しない領域に含まれると判定した場合、印刷を中止する印刷中止手段と、
前記牽制情報手動変更手段、前記牽制情報自動変更手段又は前記印刷中止手段のうち使用する手段を外部から受け付ける動作モード受付手段とを設けたことを特徴とする印刷制御装置。 - 前記判定手段において前記牽制情報が前記地紋画像を付加しない領域に含まれると判定した場合、印刷を行う印刷続行手段を設け、
前記動作モード受付手段は、前記牽制情報手動変更手段、前記牽制情報自動変更手段、前記印刷中止手段又は前記印刷続行手段のうち使用する手段を外部から受け付けることを特徴とする請求項6に記載の印刷制御装置。 - 前記判定手段は、前記牽制情報が牽制文字または牽制画像を繰り返して印刷媒体全面に印刷するように設定されている場合、前記牽制情報と前記地紋付加領域に基づいて前記牽制情報が前記地紋付加領域の前記地紋画像を付加しない領域に含まれるか否かの判定を行わないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
- 前記地紋付加領域作成手段は、前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報の色に応じて地紋を付加する領域を判定する地紋付加領域判定手段を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
- 前記地紋付加領域判定手段は、前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報の黒色又は白色の領域を前記地紋付加領域として判断することを特徴とする請求項9に記載の印刷制御装置。
- 前記地紋付加領域作成手段は、前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報の該領域の面積に応じて判定する地紋付加領域判定手段を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
- 前記地紋付加領域作成手段は、前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を前記前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報の該領域の色又は面積に応じて判定する地紋付加領域判定手段を有し、
該地紋付加領域判定手段によって前記地紋付加領域を判定する方法として、該地紋付加領域を前記領域の色に応じて判定する方法、あるいは前記領域の面積に応じて判定する方法の選択を、外部から受け付ける方法選択受付手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の印刷制御装置。 - 前記地紋付加領域の対象が前記印刷媒体の印字領域であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
- 前記地紋付加領域の対象が前記印刷媒体に配置される前記画像の1ページ分の領域であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
- 前記地紋付加領域の指定を外部から受け付ける地紋付加領域受付手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
- 前記地紋付加領域作成手段は、前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報の変倍率を外部から受け付ける領域指示情報変倍受付手段と、
前記領域指定画像変倍受付手段より受け付けた変倍率に応じて前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報を変倍する領域指示情報変倍手段を有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の印刷制御装置。 - 前記地紋付加領域作成手段は、前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報を前記印刷媒体の印字領域のサイズあるいは該印刷媒体に印刷される前記画像1ページ分の領域のサイズと同じになるように変倍する領域指示情報変倍手段を有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
- 前記領域指定画像作成手段は、前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報をそのままのサイズで使用する第1のサイズ使用モード、前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報を指定された倍率に応じて変倍してから使用する第2のサイズ使用モード、あるいは前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報を前記印刷媒体の印字領域のサイズあるいは該印刷媒体に印刷される前記画像1ページ分の領域のサイズと同じになるように変倍してから使用する第3のサイズ使用モードのうち使用するサイズ使用モードを外部から受け付けるサイズ使用モード受付手段と、
該サイズ使用モード受付手段によって前記第2のサイズ使用モードを使用することを受け付けた場合に、前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報を外部から受け付けた倍率に応じて変倍する第1の変倍手段と、
前記サイズ使用モード受付手段によって前記第3のサイズ使用モードを使用することを受け付けた場合に、前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報を前記印刷媒体の印字領域のサイズあるいは該印刷媒体に印刷される前記画像1ページ分の領域のサイズと同じになるように変倍する第2の変倍手段とを有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の印刷制御装置。 - 前記地紋付加領域作成手段は、
前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報を前記印刷媒体の印字領域あるいは該印刷媒体に印刷される前記画像1ページ分の領域のどの位置に適用するかを外部から受け付ける位置受付手段を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の印刷制御装置。 - 前記地紋付加領域作成手段により地紋付加領域を作成するために前記地紋画像を付加する領域と付加しない領域との区別を指示するための情報と地紋付加領域の作成方法を印刷条件毎に設定する地紋付加領域作成設定手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項に記載の印刷制御装置。
- 前記印刷条件が、対応する前記画像を特定する情報であることを特徴とする請求項20に記載の印刷制御装置。
- 前記画像を特定する情報が、対応する画像名,アプリケーション名,あるいは印刷ジョブ名であることを特徴とする請求項21に記載の印刷制御装置。
- 前記印刷条件が、印刷者を特定する情報であることを特徴とする請求項20に記載の印刷制御装置。
- 前記印刷者を特定する情報は、ユーザ名,ユーザID,認証コード,コンピュータ名,又はIPアドレスであることを特徴とする請求項23に記載の印刷制御装置。
- 前記印刷条件が、ページ番号であることを特徴とする請求項20に記載の印刷制御装置。
- 前記印刷条件が、印刷媒体のサイズであることを特徴とする請求項20に記載の印刷制御装置。
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