JP4813276B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、印刷者や印刷状況を特定する情報を合成した画像データを生成する画像処理装置及び画像処理方法、画像形成装置に関するものである。
オフィスなどにおいて、印刷文書にその文書の印刷者などを特定できる情報、例えば、ウォーターマーク文字などを合成して印刷する場合がある(特許文献1参照)。こうすることによって、プリンタがネットワークで共有されていている場合であっても、印刷物の所有者を特定することが容易になる。又、オフィス内部用の社外秘印刷文書などが流出した場合に於いても、流出部門を特定することが容易になる。
特開2004−260273号公報
かかる場合に、従来の技術では、ウォーターマーク文字や、電子透かし地紋や、複写牽制地紋が1ページの印刷可能領域全面に配置されるため、トナーの消費量が多くなり、利用者の負担が増加してしまうという解決すべき課題が残されていた。
本発明による画像処理装置は、印刷データ、及び印刷データ関連情報を取得するデータ取得部と、上記印刷データ関連情報から画像データを生成する画像データ生成部と、上記印刷データの画像印刷領域を抽出する画像印刷領域抽出部と、上記画像印刷領域に上記画像データを合成する合成部と、上記合成部で合成されたデータを画像形成部に送信する送信部とを有することを主要な特徴とする。
本発明による画像処理装置は、印刷データ、及び印刷データ関連情報を取得するデータ取得部と、上記印刷データ関連情報から画像データを生成する画像データ生成部と、上記印刷データの画像印刷領域を抽出する第1画像印刷領域抽出部と、上記画像印刷領域に上記画像データを合成する合成部と、上記合成部で合成されたデータを画像形成部に送信する送信部とを有し、上記合成部は、印刷全面に上記画像データをタイリング状に配置し、1タイル分の上記画像データを複数の描画ブロックに分割すると共に、上記画像印刷領域と分割した上記描画ブロックとの重なりを判定し、印刷全面において上記画像印刷領域に一度も重ならない上記描画ブロックを検出すると、該重ならない描画ブロックを重なりが多いタイルの描画ブロックに組み入れ、該組み入れた描画ブロックと前記重なりのある描画ブロックの領域に前記画像データを描画することを主要な特徴とする。
本実施例では、印刷文書にその文書の印刷者などを特定することが可能な画像情報を、ウォーターマーク文字列によって生成し、印刷文書上で印刷画像が存在する領域またはその周辺の部分のみに合成し、それ以外の領域では合成しないことを特徴とする。
図1は、実施例1の画像処理装置の構成のブロック図である。
図に示すように実施例1の画像処理装置100は、アプリケーション10と、グラフィックデバイスインタフェース21と、プリントスプーラ22と、プリンタドライバ30と、特定情報作成モジュール40と、特定情報設定ユーティリティ50と、特定情報設定記憶部60とを備える。
アプリケーション10は、ユーザの操作に基づいて、印刷文書を作成し、印刷実行を指示する部分である。グラフィックデバイスインタフェース21は、アプリケーション10が文書を印刷するために使用する、出力に依存しないグラフィック描画(以下、印刷データ描画と記す)を提供する部分である。プリントスプーラ22は、印刷データ描画を印刷ジョブとして管理する部分である。プリンタドライバ30は、印刷データ描画を印刷データに変換し、印刷装置70に送信する部分である。この部分については、後に再度詳細に説明する。
特定情報作成モジュール40は、特定情報取得部41と特定情報生成部42とを有し、プリンタドライバ30の指示に基づいて、印刷文書に印刷者を特定するために付加する情報を作成する部分である。ここで、特定情報取得部41は、プリンタドライバ30が現在処理している印刷ジョブのIDを元に、プリントスプーラ22から印刷ジョブの情報を取得する部分である。又、特定情報生成部42は、特定情報取得部41で取得した特定情報やその他の固定データを特定情報設定記憶部60に格納可能な形式で特定情報データとして生成する部分である。特定情報は、印刷者を特定する情報であって、例えば、ドキュメント名、印刷者のユーザ名(ログインID)、印刷文書作成日時、出力先プリンタ名等が含まれる。又、固定の文字列などを含むことも可能である。この特定情報は、本実施例ではウォーターマーク文字列として、印刷文書に重ね合わされる(合成される)。
特定情報設定ユーティリティ50は、その内部に特定情報設定部51を有し、特定情報作成モジュール40が作成する特定情報の書式、ユーザ情報、暗号化情報を設定する部分である。ここで、特定情報設定部51は、特定情報の書式、ユーザ情報などを画面に表示してユーザに設定させ、特定情報設定記憶部60に保存する部分である。特定情報設定記憶部60は、特定情報作成モジュール40が作成する特定情報の書式、ユーザ情報、暗号化情報などを保存するメモリである。
再度プリンタドライバ30へ戻って、内容を詳細に説明する。図に示すように、プリンタドライバ30は、印刷データ受付部31と、印刷設定情報表示・変更部32と、印刷情報設定記憶部33と、画像印刷領域抽出部34と、画像印刷領域記憶部35と、画像データ生成部36と、合成処理部37と、印刷データ変換部38と、送信部39とを有し、上記のように、印刷データ描画を印刷データに変換し、印刷装置70に送信する部分である。以下に各部分の詳細について説明する。
印刷データ受付部31は、グラフィックデバイスインタフェース21を介して印刷データ描画を受付ける部分である。印刷設定情報表示・変更部32は、印刷文書が印刷される形態、特定情報の印刷ON/OFFなどの印刷設定情報を表示し、利用者からの変更を受入れる部分である。印刷情報設定記憶部33は、印刷データ受付部31によって受け付けられた印刷データ描画がアプリケーション10によって印刷される形態、特定情報の印刷ON/OFFや、更に、合成する特定情報に関する情報などの印刷設定情報を記憶するメモリである。
画像印刷領域抽出部34は、印刷データ描画の各描画オブジェクトを解析し、そのオブジェクトが画像としてページ上に描画される際の画像印刷領域を抽出する部分である。画像印刷領域記憶部35は、画像印刷領域抽出部34によって抽出された画像印刷領域を記憶するメモリである。画像データ生成部36は、特定情報作成モジュール40が作成した特定情報のウォーターマーク文字列を生成する部分である。合成処理部37は、画像データ生成部36が生成した特定情報のウォーターマーク文字列を、印刷文書の画像印刷領域記憶部35に記憶されている画像印刷領域に重ね合わせる(合成する)部分である。
印刷データ変換部38は、印刷データ描画を印刷情報設定記憶部33に記憶された印刷設定情報に基づいて印刷データに変換する部分である。送信部39は、印刷データ変換部38によって変換された印刷データを印刷装置70に送信する部分である。ここで印刷装置70は、プリンタ、複写機、ファクシミリなど画像形成機能を持った装置である。
次に、図1を用いて、実施例1の動作について説明する。
最初に準備段階として、印刷文書を印刷する前に、画像処理装置100上で動作する特定情報設定ユーティリティ50が、特定情報の書式、ユーザ情報などを特定情報設定部51を介して、特定情報設定記憶部60に保存する。つまり、PC上で動作するユーティリティ(ツール)により、キーボート等から各情報を入力し、メモリに格納する。又、特定情報設定記憶部60には、特定情報識別文字列、特定情報書式(地紋濃度、地紋サイズ、配置方法、色など)、管理者ユーザID、及び、管理者グループIDが保存される。データ構造は特に規定しないがバイナリ形式で保存される。管理者ユーザID、管理者グループ名は、機密情報なので、例えば、1バイトごとに一律にキーの値をXORするなどの暗号化が実行された上で保存される。
ここで、特定情報識別文字列とは、印刷文書に合成される情報を指示するための文字列で、例えば制御文字をカンマで区切った書式文字列であらわす、等である。その一例について以下に説明する。
図2は、特定情報識別文字列で使用する制御文字の1例説明図である。
図に示すように、制御文字列は特定情報のうちユーザ名やコンピュータ名などの特定情報に対応した名称で定義され、特定情報以外の固定文字列は‘(シングルコーテーション)で囲まれる。
また、印刷文書を印刷する前に、印刷文書が印刷される形態、特定情報の印刷ON/OFFなどを設定する場合、アプリケーション10から、グラフィックデバイスインタフェース21を介して印刷設定情報表示・変更部32が呼び出され、ディスプレイなどの表示装置上に現在の設定が表示される。更に、この表示に基づいて、ユーザの設定変更をマウスやキーボードなどの入力装置から受け付ける。受付けられた、変更内容は、印刷情報設定記憶部33に記憶される。以上で準備段階を終了し、印刷動作を開始する。
ユーザがアプリケーション10を用いて印刷文書の生成を開始する。アプリケーション10は、グラフィックデバイスインタフェース21を呼び出して印刷ジョブの開始を宣言し、印刷データ描画を開始する。グラフィックデバイスインタフェース21は、プリントスプーラ22に対して印刷ジョブの開始を通知し、プリンタドライバ30を呼び出して印刷ジョブの開始を指示し、印刷文書を各ページに分けて印刷データ描画を行う。プリントスプーラ22は、印刷ジョブの開始が通知されると、印刷ジョブを生成し、そのジョブに関連するドキュメント名、印刷者のユーザ名(ログインID)、印刷文書作成日時、出力先プリンタなどの情報を印刷ジョブの情報として保持する。
プリンタドライバ30の内部では、印刷データ受付部31が、印刷ジョブの開始や終了および印刷データ描画を受け付ける。印刷ジョブの開始が指示されたら、印刷データ受付部31は、印刷ジョブに関連する印刷ジョブIDと印刷情報設定記憶部33に記憶されている特定情報のON/OFFの情報(bTrackingInfoPrint TrueがONでFalseがOFFとする)とをパラメータとして特定情報作成モジュール40を呼び出す。特定情報作成モジュール40は、特定情報設定記憶部60から特定情報識別文字列と特定情報書式を取得する。続いて、特定情報識別文字列に定義される制御文字を解析し、制御文字で定義されるユーザ名などの特定情報の部分をパラメータで指定された印刷ジョブIDが示す印刷ジョブの情報などに置き換え、特定情報データを作成する。特定情報書式と作成した特定情報データは印刷情報設定記憶部33に保存する。特定情報作成モジュール40は、特定情報の印刷がOFFに指定されると、特定情報データをNULLにする。
画像印刷領域抽出部34は、印刷データ描画に基づいて、各描画オブジェクトが画像としてページに描画される際の画像印刷領域を抽出する。抽出された画像印刷領域は画像印刷領域記憶部35に格納される。この画像印刷領域は、後に詳細に説明する描画オブジェクトに分解され、描画オブジェクトに基づく矩形情報として記憶される。
ページ終了(改ページ)の印刷データ描画が行われたとき、印刷ジョブ開始時に印刷情報設定記憶部33に保存された特定情報データが参照される。特定情報データがNULLでない場合には、画像データ生成部36によりウォーターマーク文字列が生成され合成処理部37へ送られる。合成処理部37は、このウォーターマーク文字列と、印刷データ描画とを、印刷ジョブ開始時に画像印刷領域記憶部35に記憶されている画像印刷領域内で合成する。この合成された画像情報は、印刷データ変換部38で印刷データに変換され送信部39を介して印刷装置70へ送信される。
特定情報データがNULLの場合は、管理者ユーザが特定情報の印刷をOFFにして印刷しているため、特定情報のウォーターマーク文字列は印刷されない。ここで説明した合成処理部37の動作については、後にフローチャートを用いて再度詳細に説明する。
図3は、実施例1の印刷結果の説明図(その1)である。
この図は、合成処理部37が、特定情報書式を元に特定情報のウォーターマーク文字列と印刷データ描画とを印刷ページ全面に渡って合成した画像情報をそのまま印刷した例(従来技術)である。画像データ生成部36で生成されるウォーターマーク文字列は、特定情報データの量に比例して文字量が多くなり、ウォーターマーク文字列の描画領域も大きくなる。また、特定情報書式の指定により、ウォーターマーク文字列の文字サイズは、任意に指定可能なので、描画する文字サイズによってもウォーターマーク文字列の描画領域が大きくなってしまう。
図4は、実施例1の印刷結果の説明図(その2)である。
この図は、画像印刷領域を単純な矩形の集合とし、その矩形に重なる部分の地紋を描画した図である。この場合には、図が示すようにウォーターマーク文字列の描画領域は小さくなるが、ウォーターマーク文字列が分断され、文字列として視認不可能になってしまう。これでは、ウォーターマーク文字列が意味を持たなくなるので、合成処理部37において次の処理を行う。
図5は、実施例1の印刷結果の説明図(その3)である。
まず、ページ全体を所定の演算式(後記する)を用いて算出したサイズの描画ブロックに分割する。図では、10(X方向0〜9)×12(Y方向0〜11)に分割されている。合成処理部37は、その各描画ブロックについて、画像印刷領域との重なりがあるか否かを判定する。画像印刷領域との重なりがある描画ブロックのみをウォーターマーク描画ブロックとして記憶する。
図6は、実施例1の印刷結果の説明図(その4)である。
この図は、上記図5のウォーターマーク描画ブロックにのみウォーターマークを描画した場合の印字例を示す。図より明らかなように、ウォーターマーク文字列は、図5で記憶したウォーターマーク描画ブロックのみに印刷されている。従って、その印字領域は、図3に比較して大幅に縮小されている。しかし、図4に示すように視認不可能にはなっていない。この合成処理部37の動作(機能)については、次に、フローチャートを用いて再度詳細に説明する。
図7は、実施例1の合成処理部の動作のフローチャートである。
上記合成処理部37(図1)の動作については、フローチャートを用いてステップS1〜ステップS17まで、再度詳細に説明する。
ステップS1
合成処理部37(図1)は、ウォーターマーク描画ブロック(図5)の矩形サイズを算出し、矩形の幅をWMBCxに、矩形の高さをWMBCyに取得する。
ステップS2
合成処理部37(図1)は、画像印刷領域に含まれるウォーターマーク描画ブロックの矩形数を算出し、横の数をcWMBxに、縦の数をcWMByに格納する。
合成処理部37(図1)は、次の算出式で算出する。
横cWMBx=(画像印刷領域の幅+(ウォーターマーク描画ブロックの矩形幅WMBCx−1))÷ウォーターマーク描画ブロックの矩形幅WMBCx
縦cWMBx=(画像印刷領域の高さ+(ウォーターマーク描画ブロックの矩形高さWMBCy−1))÷ウォーターマーク描画ブロックの矩形高さWMBCy
ステップS3
合成処理部37(図1)は、ウォーターマーク描画ブロックの領域情報(ここではA4サイズの全面)を初期化し、NULL領域とする。
ステップS4
合成処理部37(図1)は、重ねあわせ検出用矩形の縦情報を初期化する。
wRect.top=0
wRect.bottom=WMBCy
ステップS5
合成処理部37(図1)は、縦のループカウントCyを0で初期化する。
ステップS6
合成処理部37(図1)は、横のループカウントCxを0で初期化する。
ステップS7
合成処理部37(図1)は、重ねあわせ検出用矩形の横情報を初期化する。
wRect.left=0
wRect.right=WMBCx
ステップS8
合成処理部37(図1)は、重ねあわせ検出用矩形が画像印刷領域記憶部35に記憶された描画オブジェクトの画像印刷領域矩形(図5)と重なりがあるか検出する。
ステップS9
合成処理部37(図1)は、上記ステップS8の重なりの検出で、重なりがない場合ステップS11に進む。
重なりが検出された場合は、ステップS10に進む。
ステップS10
合成処理部37(図1)は、ウォーターマーク描画ブロック領域情報に現在の重ねあわせ検出用矩形を重ねて、ウォーターマーク描画ブロック領域情報を更新する。
ステップS11
合成処理部37(図1)は、重ねあわせ検出用矩形の横情報を更新する。
wRect.left+=WMBCx
wRect.right+=WMBCx
ステップS12
合成処理部37(図1)は、横のループカウントCxに+1を行いカウンタを更新する。
ステップS13
合成処理部37(図1)は、横のループカウントCxがcWMBxより小さいか判定し、小さい場合はステップS8に戻る。同じか、大きい場合、ステップS14に進む。
ステップS14
合成処理部37(図1)は、縦のループカウントCyに+1を行いカウンタを更新する。
ステップS15
合成処理部37(図1)は、重ねあわせ検出用矩形の縦情報を更新する。
wRect.top+=WMBCy
wRect.bottom+=WMBCy
ステップS16
合成処理部37(図1)は、縦のループカウントCyがcWMByより小さいか判定し、小さい場合はステップS5に戻る。同じか、大きい場合、ステップS17に進む。
ステップS17
合成処理部37(図1)は、ウォーターマーク描画ブロック領域情報に、ウォーターマークを描画する領域が設定されているので、その領域にウォーターマーク文字列を描画する。ウォーターマーク描画ブロック領域情報がNULLの場合は全面に描画してフローを終了する。
図8は、ウォーターマーク描画ブロック矩形サイズ算出処理のフローチャートである。
この図は上記ステップS1の処理について詳細に説明するフローチャートである。以下にステップS101〜ステップS109までステップ順に説明する。
ステップS101
印刷情報設定記憶部33(図1)から印刷ジョブの先頭で作成した特定情報データと、特定情報書式を取得する。特定情報データにはウォーターマーク文字列が生成されており、また、特定情報書式にはウォーターマーク文字列の文字サイズや、回転角度、行ピッチなどが存在する。
ステップS102
ウォーターマークの文字サイズ、文字列、回転角度、からウォーターマーク文字列1つ分の幅、高さ、面積を算出する。
次の算出式で算出する。
実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の幅=ウォーターマーク文字列高さ*ABS(sin(回転角度))+ウォーターマーク文字列幅*ABS(cos(回転角度))
実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の高さ= ウォーターマーク文字列高さ*ABS(cos(回転角度))+ウォーターマーク文字列幅*ABS(sin(回転角度))
ここで、
ABS:絶対値
sin:サイン関数
cos:コサイン関数
実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の面積=実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の幅*実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の高さ
ステップS103
画像印刷領域記憶部35の全描画オブジェクトの画像印刷矩形領域を合計し、画像印刷領域の全面積を算出する。
ステップS104
上記ステップS103で算出した画像印刷領域の面積と、上記ステップS102で算出した、実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の面積を比較し、画像印刷領域の全面積が小さい、または等しいとき、ステップS108に進む。それ以外はステップS105に進む。
ステップS105
ウォーターマーク行ピッチと回転角度から、行ピッチの幅x成分、高さy成分を算出する。
次の算出式で算出する。
行ピッチの幅x成分=ウォーターマーク行ピッチ*ABS(sin(回転角度))
行ピッチの高さy成分=ウォーターマーク行ピッチ*ABS(cos(回転角度))
ステップS106
ウォーターマーク描画ブロック縦サイズを算出し矩形の高さをWMBCyに格納する。
次の算出式で算出する。
行ピッチの高さy成分<実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の高さ、の場合
WMBCy=実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の高さ
行ピッチの高さy成分<実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の高さ、の場合
WMBCy=行ピッチの高さy成分
ステップS107
ウォーターマーク描画ブロック横サイズを算出し矩形の幅をWMBCxに格納する。
次の算出式で算出する。
行ピッチの幅x成分<実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の幅、の場合
WMBCx=実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の高さ
行ピッチの幅x成分<実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の幅、の場合
WMBCx=行ピッチの幅x成分
ステップS108
ウォーターマーク文字列1つ分の高さをウォーターマーク描画ブロック矩形の高さとしWMBCyに格納する。
WMBCy=実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の高さ
ステップS109
ウォーターマーク文字列1つ分の幅をウォーターマーク描画ブロック矩形としWMBCxに格納する。
WMBCx=実際に描画するウォーターマーク文字列1つ分の幅
図9は、実施例1の重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なり検出処理のフローチャートである。
この図は上記ステップS8の処理について詳細に説明するフローチャートである。以下にステップS201〜ステップS208までステップ順に説明する。
ステップS201
合成処理部37(図1)は、画像印刷領域記憶部35(図1)に記憶されたオブジェクトの数をcTotalObjに取得する。
ステップS202
合成処理部37(図1)は、ループカウントloopを0で初期化する。
ステップS203
合成処理部37(図1)は、ループカウントloopがcTotalObjより大きいか等しい場合、重なりなしと判断しステップS208へ進む。それ以外の場合にはステップS204へ進む。
ステップS204
合成処理部37(図1)は、画像印刷領域記憶部35(図1)に記憶されたloop番目の画像印刷領域矩形を取得する。(0番目を先頭とする。)
ステップS205
合成処理部37(図1)は、重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形との重なりがあるか判定する。重なりがある場合はステップS207へ進む。重なりが無い場合はステップS206へ進む。
ステップS206
合成処理部37(図1)は、ループカウントloopに1を加算し更新する。
ステップS207
合成処理部37(図1)は、重なり有りを呼び出し元に応答してフローを終了する。
ステップS208
合成処理部37(図1)は、重なり無しを呼び出し元に応答してフローを終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、印刷文書にその文書の印刷者が特定できるような情報を印刷データが存在する領域のみに合成して描画するため、印刷文書の流出を抑止する目的で印刷者を特定する情報を強制的に印刷する場合に、特定する情報を印刷することで増加したトナーやインクなどの消耗品の消費量を低減することが可能であるという効果を得る。又、合成処理部が、重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形との重なりを判定してウォーターマーク描画ブロックを設定しているのでウォーターマークなどの視認可能なデータを視認可能な状態を保ったまま合成することが可能になるという効果を得る。
上記実施例1では、1個のウォーターマークが占める面積が比較的大きいため、描画ブロックを比較的大きく設定する必要があった。一方、本実施例では、電子透かし地紋を用いることとする。電子透かし地紋は、ウォーターマークと異なり、人間が視認可能な状態を保つ必要は無い為、地紋を小さく分割することで、描画ブロックを比較的小さく設定することが可能になる。
図10は、実施例2の画像処理装置の構成のブロック図である。
図に示すように実施例2の画像処理装置200は、アプリケーション10と、グラフィックデバイスインタフェース21と、プリントスプーラ22と、プリンタドライバ130と、特定情報作成モジュール140と、特定情報設定ユーティリティ50と、特定情報設定記憶部60とを備える。以下に、実施例1との相違部分のみについて説明する。実施例1と、同様の部分については実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。
特定情報作成モジュール140は、特定情報取得部41と特定情報生成部42とを有し、プリンタドライバ130の指示に基づいて、印刷文書に印刷者を特定するために付加する情報を作成する部分である。ここで、特定情報取得部41は、プリンタドライバ30が現在処理している印刷ジョブのIDを元に、プリントスプーラ22から印刷ジョブの情報を取得する部分である。又、特定情報生成部42は、特定情報取得部41で取得した特定情報やその他の固定データを特定情報設定記憶部60に格納される形式で特定情報データとして生成する部分である。特定情報は、印刷者を特定する情報で、例えば、ドキュメント名、印刷者のユーザ名(ログインID)、印刷文書作成日時、出力先プリンタ名等が含まれる。又、固定の文字列などを含むことも可能である。この特定情報は、本実施例では電子透かし地紋に埋め込み、印刷文書に重ね合わされる(合成される)。
再度プリンタドライバ130へ戻って、内容を詳細に説明する。図に示すように、プリンタドライバ130は、印刷データ受付部31と、印刷設定情報表示・変更部32と、印刷情報設定記憶部33と、画像印刷領域抽出部34と、画像印刷領域記憶部35と、画像データ生成部136と、合成処理部137と、印刷データ変換部38と、送信部39とを有し、上記のように、印刷データ描画を印刷データに変換し、印刷装置70に送信する部分である。以下に各部分の詳細について説明する。
画像データ生成部136は、特定情報作成モジュール140が作成した特定情報が埋め込まれた電子透かし地紋を生成する部分である。合成処理部137は、画像データ生成部136が作成した特定情報が埋め込まれた電子透かし地紋と、印刷文書の画像印刷領域記憶部35に記憶されている画像印刷領域とを合成する部分である。特に本実施例では、印刷文書の1ページを複数個のタイルに分割し、更に、そのタイルを描画ブロックに分割し、その描画ブロックに基づいて、電子透かし地紋を、印刷文書の画像印刷領域記憶部35に記憶されている画像印刷領域に重ね合わせる部分である。
次に、図10を用いて、実施例2の動作について説明する。
最初に準備段階として、上記実施例1と同様に、印刷文書を印刷する前に、画像処理装置200上で動作する特定情報設定ユーティリティ50が、特定情報の書式、ユーザ情報などを特定情報設定部51を介して、特定情報設定記憶部60に保存する。又、特定情報設定記憶部60には、特定情報識別文字列、特定情報書式(地紋濃度、地紋サイズ、配置方法、色など)、管理者ユーザID、及び、管理者グループIDが保存される。データ構造は特に規定しないがバイナリ形式で保存される。管理者ユーザID、管理者グループ名は、機密情報なので、例えば、1バイトごとに一律にキーの値をXORするなどの暗号化が実行された上で保存される。
ここで、特定情報識別文字列とは、印刷文書に合成される情報を指示するための文字列で、例えば制御文字をカンマで区切った書式文字列であらわす。この書式文字列は図2を用いて説明した実施例1同様なので説明を省略する。
また、印刷文書を印刷する前に、印刷文書が印刷される形態、特定情報の印刷ON/OFFなどを設定する場合、アプリケーション10が、グラフィックデバイスインタフェース21を介して印刷設定情報表示・変更部32が呼び出されディスプレイなどの表示装置上に現在の設定を表示させる。更に、この表示に基づいて、ユーザの設定変更をマウスやキーボードなどの入力装置から受け付ける。受付けられた、変更内容は、印刷情報設定記憶部33に記憶される。以上で準備段階を終了し、印刷動作を開始する。
ユーザがアプリケーション10を用いて印刷文書の生成を開始する。アプリケーション10は、グラフィックデバイスインタフェース21を呼び出して印刷ジョブの開始を宣言し、印刷データ描画を開始する。グラフィックデバイスインタフェース21は、プリントスプーラ22に対し印刷ジョブの開始を通知し、プリンタドライバ130を呼び出して印刷ジョブの開始を指示し、印刷文書を各ページに分けて印刷データ描画を行う。プリントスプーラ22は、印刷ジョブの開始が通知されると、印刷ジョブを生成し、そのジョブに関連するドキュメント名、印刷者のユーザ名(ログインID)、印刷文書作成日時、出力先プリンタなどの情報を印刷ジョブの情報として保持する。
プリンタドライバ130の内部では、印刷データ受付部31が、印刷ジョブの開始や終了および印刷データ描画を受け付ける。印刷ジョブの開始が指示されたら、印刷データ受付部31は、印刷ジョブに関連する印刷ジョブIDと印刷情報設定記憶部33に記憶されている特定情報のON/OFFの情報(bTrackingInfoPrint TrueがONでFalseがOFFとする)とをパラメータとして特定情報作成モジュール140を呼び出す。特定情報作成モジュール40は、特定情報設定記憶部60から特定情報識別文字列と特定情報書式を取得する。続いて、特定情報識別文字列に定義される制御文字を解析し、制御文字で定義されるユーザ名などの特定情報の部分をパラメータで指定された印刷ジョブIDが示す印刷ジョブの情報などに置き換え、特定情報データを作成する。特定情報書式と作成した特定情報データは印刷情報設定記憶部33に保存する。特定情報作成モジュール40は、特定情報の印刷がOFFに指定されると、特定情報データをNULLにする。
画像印刷領域抽出部34は、印刷データ描画に基づいて、各描画オブジェクトが画像としてページに描画される際の画像印刷領域を抽出する。抽出された画像印刷領域は画像印刷領域記憶部35に格納される。この画像印刷領域は、後に詳細に説明する描画オブジェクトに分解され、描画オブジェクトに基づく矩形情報として記憶される。
ページ終了(改ページ)の印刷データ描画が行われたとき、印刷ジョブ開始時に印刷情報設定記憶部33に保存された特定情報データが参照される。特定情報データがNULLでない場合には、画像データ生成部136により生成された電子透かし地紋を生成し、合成処理部137へ送られる。合成処理部137は、この電子透かし地紋と、印刷データ描画とを、印刷ジョブ開始時に画像印刷領域記憶部35に記憶されている画像印刷領域内で合成する。この合成された画像情報は、印刷データ変換部38で印刷データに変換され送信部39を介して印刷装置70へ送信される。
特定情報データがNULLの場合は、管理者ユーザが特定情報の印刷をOFFにして印刷しているため、特定情報の地紋は印刷されない。ここで説明した合成処理部137の動作については、後にフローチャートを用いて再度詳細に説明する。
図11は、実施例2の印刷結果の説明図(その1)である。
この図は、合成処理部137(図10)が、特定情報書式を元に特定情報の地紋をページ全面に合成した画像情報をそのまま印刷した例(従来技術)である。画像データ生成部136(図10)で生成される電子透かし地紋は、特定情報データのコードがドットパターン化されたものであり、埋め込む特定情報データの量に比例してパターンのサイズが大きくなる。本実施例では、地紋ドットパターンを幅JDxドット×高さJDyドットで生成する。その地紋ドットパターンを文書のページ全面に繰り返し、タイリング状に配置するものとし、画像印刷領域記憶部35(図10)に記憶されている画像印刷領域と、印刷ジョブ開始時に保存した特定情報書式で指示された配置情報から算出された領域に描画される。
図12は、実施例2の印刷結果の説明図(その2)である。
この図は、画像印刷領域を単純な矩形の集合とし、その矩形に重なる部分の地紋を描画した場合の印刷例を示す。矩形と重なる部分のみ地紋を描画し、それ以外の地紋を描画しない場合、地紋パターンを全面に繰り返し、タイリング状に配置しても、地紋ドットパターンのうち一部分が欠落する可能性がある。
そこで、本実施例では、その欠落を回避するために地紋ドットパターンを更に横Bx×縦Byの地紋描画分割ブロックに分割し、印刷全面に含まれる、画像印刷領域に一度も重ならない地紋ドットパターンの地紋描画分割ブロックを検出し、検出された重ならない地紋描画分割ブロックを、重なる地紋描画分割ブロックが多いタイルすなわち密度の濃いタイル内のブロックに現れるようにする。
図13は、実施例2の印刷結果の説明図(その3)である。
この図は、画像印刷領域矩形と地紋描画分割ブロックとの関係を示している。
印刷物に付加された地紋を読み取り、地紋に含まれる情報を欠落することなく復元するには、少なくとも1タイル分の地紋ドットパターンすべてが印刷物に付加されている必要がある。ただし、1タイル分の地紋ドットパターンが連続して存在している必要は無く、ページ全面に繰り返し、タイリング状に配置された中のいずれかのタイルにその一部分が存在すれば情報を保管できるものとする。以上説明した合成処理部137の動作(機能)については、次に、フローチャートを用いて再度詳細に説明する。
図14は、実施例2の合成処理部の動作のフローチャートである。
上記合成処理部137(図10)の動作については、フローチャートを用いてステップS301〜ステップS314まで、再度詳細に説明する。
ステップS301
合成処理部137(図10)は、地紋描画分割ブロックの情報と配置閾値を取得する。
ステップS302
合成処理部137(図10)は、印刷領域に含まれる地紋タイル数を算出し、横cJMx、縦cJMy、全体タイル数をcJMに格納する。
次の算出式で算出する。
横cJMx=(印刷領域の幅+(地紋ドットパターンの幅JDx−1))÷地紋ドットパターンの幅JDx
縦cJMy=(印刷領域の高さ+(地紋ドットパターンの幅JDy−1))÷地紋ドットパターンの幅JDy
全体タイル数cJM=cJMx×cJMy
ステップS303
合成処理部137(図10)は、地紋タイル情報用記憶領域を確保し初期化する。
ステップS304
合成処理部137(図10)は、地紋描画分割ブロック配置カウンターテーブルの情報サイズを算出し、記憶領域を確保し、初期化する。
ステップS305
合成処理部137(図10)は、地紋描画分割ブロック配置数順番テーブルの情報サイズを算出し、記憶領域を確保し、初期化する。
ステップS306
合成処理部137(図10)は、地紋描画領域情報を初期化する。
ステップS307
合成処理部137(図10)は、ループカウントcurJMを0で初期化する。
ステップS308
合成処理部137(図10)は、ページ内全ての地紋タイルの重なりをチェックしたか判定する。
ループカウントcurJM≧cJMの場合にはステップS312へ進み、そうでない場合にはステップS309へ進む。
ステップS309
合成処理部137(図10)は、現在処理中の地紋タイルすなわち、curJM番目の地紋タイル(先頭は0番目)で地紋分割ブロックと画像印刷領域矩形の重なりをチェックする。
ステップS310
合成処理部137(図10)は、現在チェック中の地紋タイルすなわち、curJM番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック配置数を元に配置数順番号テーブルを更新する。地紋描画分割ブロック配置数順番号テーブルから示される地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック配置数とcurJM番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック配置数を比較して、地紋描画分割ブロック配置数順番号テーブルの多い順番の位置に、curJMをセットする。
ステップS311
合成処理部137(図10)は、ループカウントcurJMに1を加算する。
ステップS312
合成処理部137(図10)は、地紋描画分割ブロック補間処理により、地紋描画分割ブロックの配置数が少ないブロックを判定し当該ブロックを地紋描画領域情報に追加する。
ステップS313
合成処理部137(図10)は、地紋描画領域情報に登録された領域に地紋を描画する。
ステップS314
合成処理部137(図10)は、確保した記憶領域を解放してフローを終了する。
図15は、地紋描画分割ブロック情報と配置閾値の取得処理のフローチャートである。
この図は上記ステップS301の処理について詳細に説明するフローチャートである。以下にステップS401〜ステップS408までステップ順に説明する。
ステップS401
合成処理部137(図10)は、印刷情報設定記憶部33(図10)から特定情報データと、特定情報書式を取得する。
ステップS402
合成処理部137(図10)は、画像データ生成部136(図10)で生成した地紋ドットパターンの幅JDx、高さJDyを取得する。
ステップS403
合成処理部137(図10)は、1タイルあたりの地紋描画分割ブロック数を算出し、分割数横cJMBx、縦cJMBy、全cJMBを取得する。地紋描画分割ブロック数は、縦横の分割数を予め特定情報書式などで指定できるようにしておく。
例えば、より細かい領域を指定したい場合は、縦横の分割数を多くする。
ステップS404
合成処理部137(図10)は、下端・右端の地紋タイルの幅と高さを算出し、JDLastx、JDLastyに取得する。
次の算出式で算出する。
右端 JDLastx=(印刷領域 幅÷地紋ドットパターンの幅JDx)の余り
下端 JDLasty=(印刷領域 高さ÷地紋ドットパターンの幅JDy)の余り
ステップS405
S405:地紋描画分割ブロック縦サイズを算出し矩形の高さをJMBCyに格納
次の算出式で算出する。
合成処理部137(図10)は、地紋描画分割ブロック縦サイズJMBCy=地紋ドットパターンの高さJDy÷分割数縦cJMBy
ステップS406
合成処理部137(図10)は、地紋描画分割ブロック数横サイズを算出し矩形の幅をJMBCxに格納
次の算出式で算出する。
地紋描画分割ブロック横サイズJMBCx=地紋ドットパターンの幅JDx÷分割数縦cJMBx
ステップS407
合成処理部137(図10)は、下端・右端の地紋タイルに含まれる地紋描画分割ブロック分割数を算出しcJMBLastx、cJMBLastyに取得する。
次の算出式で算出する。
右端 cJMBLastx=JDLastx÷地紋描画分割ブロック横サイズJMBCx
下端 cJMBLasty=JDLasty÷地紋描画分割ブロック縦サイズJMBCy
ステップS408
合成処理部137(図10)は、特定情報書式から、配置閾値を算出する。
図16は、地紋タイル情報用記憶領域確保、初期化処理のフローチャートである。
この図は上記ステップS303の処理について詳細に説明するフローチャートである。以下にステップS501〜ステップS519までステップ順に説明する。
ステップS501
合成処理部137(図10)は、印刷領域に含まれる地紋タイル数分の地紋タイル情報の情報サイズを算出する。
ステップS502
合成処理部137(図10)は、地紋タイル情報用の記憶領域を確保する。
ステップS503
合成処理部137(図10)は、ループカウントcurJMInfを0で初期化する。
ステップS504
合成処理部137(図10)は、カウントcurJMyを0で初期化する。
ステップS505
合成処理部137(図10)は、地紋タイル矩形wRect.topとwRect.bottomに0をセットし初期化する。
ステップS506
合成処理部137(図10)は、現在処理中の地紋タイルが下端か判定する。curJMy−1≧cJMyの場合下端と判断しステップS509に進む。そうで無い場合にはステップS507へ進む。
ステップS507
合成処理部137(図10)は、地紋タイル矩形下端wRect.bottomにJDyを加算し、wRectの縦情報を更新する。
ステップS508
合成処理部137(図10)は、ワーク用地紋描画分割ブロック縦数に地紋描画分割ブロック縦数cJMByを格納する。
ステップS509
合成処理部137(図10)は、地紋タイル矩形下端wRect.bottomに印刷領域下端bottomをセットする。
ステップS510
合成処理部137(図10)は、ワーク用地紋描画分割ブロック縦数に下端地紋描画分割ブロック縦数cJMBLastyを格納する。
ステップS511
合成処理部137(図10)は、カウントcurJMxを0で初期化する。
ステップS512
合成処理部137(図10)は、地紋タイル矩形wRect.leftとwRect.rightに0をセットし初期化する。
ステップS513
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報を設定する。
ステップS514
合成処理部137(図10)は、ループカウントcurJMに1を加算する。
ステップS515
合成処理部137(図10)は、全ての地紋タイルを処理したか判定する。curJM≧cJMxの場合終了したので、処理を終了する。そうで無い場合にはステップS516へ進む。
ステップS516
合成処理部137(図10)は、カウントcurJMxに1を加算してステップS511へ戻る。
ステップS517
合成処理部137(図10)は、現在処理中の地紋タイルが右端か判定する。curJM≧cJMxの場合右端なのでステップS518に進む。それ以外の場合はS513に戻る。
ステップS518
合成処理部137(図10)は、地紋タイル矩形上端wRect.topに下端wRect.bottomをsセットする。
ステップS519
合成処理部137(図10)は、カウントcurJMyに1を加算する。
図17は、curJMInf番目の地紋タイル情報の設定処理のフローチャートである。
この図は上記ステップS513の処理について詳細に説明するフローチャートである。以下にステップS601〜ステップS610までステップ順に説明する。
ステップS601
合成処理部137(図10)は、現在処理中の地紋タイルが右端か判定する。curJMx−1≧cJMxの場合右端なので、ステップS604に進む。そうで無い場合にはステップS602へ進む。
ステップS602
合成処理部137(図10)は、地紋タイル矩形右端wRect.rightにJDxを加算し、wRectの横情報を更新する。
ステップS603
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック横数に地紋描画分割ブロック縦数cJMBxを格納する。
ステップS604
合成処理部137(図10)は、地紋タイル矩形右端wRect.rightに印刷領域右端rightをセットする。
ステップS605
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック横数に右端地紋描画分割ブロック横数cJMBLastyを格納する。
ステップS606
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報地紋描画分割ブロック縦数を格納する。
ステップS607
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報地紋描画分割ブロック配置数を0に設定する。
ステップS608
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報矩形状法JMRectにwRectを格納する。
ステップS609
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報地紋描画分割ブロック配置テーブルを−1で初期化
する。
ステップS610
合成処理部137(図10)は、地紋タイル矩形左端wRect.topに右端wRect.bottomをセットする。
図18は、実施例2の地紋分割ブロックと、画像印刷領域矩形の重なりチェック処理フローチャートである。
この図は上記ステップS309の処理について詳細に説明するフローチャートである。以下にステップS701〜ステップS722までステップ順に説明する。
ステップS701
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック縦数を取得する。
ステップS702
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック横数を取得する。
ステップS703
合成処理部137(図10)は、wkJMBxにcurJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック横数を取得する。
ステップS704
合成処理部137(図10)は、重ねあわせ検出用矩形の縦情報を初期化する。
wRect.top=0
wRect.bottom=JMBCy
ステップS705
合成処理部137(図10)は、縦のループカウントCyを0で初期化する。
ステップS706
合成処理部137(図10)は、横のループカウントCxを0で初期化する。
ステップS707
合成処理部137(図10)は、重ねあわせ検出用矩形wRectの横情報を初期化する。
wRect.left=0
wRect.right=JMBCx
ステップS708
合成処理部137(図10)は、地紋描画分割ブロック配置テーブルの配列要素番号のワーク変数wkIndexを算出する。
wkIndex=(cY*地紋描画分割ブロック縦数cJMBy)
ステップS709
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック配置テーブルのwkIndex番目のフラグに0をセットする。
ステップS710
合成処理部137(図10)は、重なりあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なりを検出する。重なりの検出処理は。実施例1と同様に図9の重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なりを検出処理のフローチャートのステップS201〜ステップS208の処理で行う。
ステップS711
重なりなしの場合にはステップS716に進む。そうで無い場合にはステップS712へ進む。
ステップS712
合成処理部137(図10)は、地紋描画領域情報に現在の重ねあわせ検出用矩形を追加する。
ステップS713
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック配置数を+1する。
ステップS714
合成処理部137(図10)は、地紋タイル1つ分の地紋描画分割ブロック配置カウンターテーブルのwkIndexの値を+1する。
ステップS715
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック配置テーブルのwkIndex番目の値をフラグに1セットし配置済みとする。
ステップS716
合成処理部137(図10)は、重ねあわせ検出用矩形を更新する。
wRect.left+=JMBCx
wRect.right+=JMBCx
ステップS717
合成処理部137(図10)は、wkIndexに1を加算する。
ステップS718
合成処理部137(図10)は、横のループカウントCxに1を加算する。
ステップS719
合成処理部137(図10)は、現地紋タイルの地紋描画分割ブロック横が終了したか判定する。横のループカウントCx<wkJMBxの場合魅了のためS709に進む。そうで無い場合には、ステップS720へ進む。
ステップS720
合成処理部137(図10)は、縦のループカウントCyに1を加算する。
ステップS721
合成処理部137(図10)は、重ねあわせ検出用矩形の縦情報を更新する。
wRect.top+=JMBCx
wRect.bottom+=JMBCx
ステップS722
合成処理部137(図10)は、現地紋タイルの地紋描画分割ブロック縦が終了したか判定する。縦のループカウントCy<wkJMByの場合魅了のためS706に進む。そうで無い場合にはフローを終了する。
図19は、地紋描画分割ブロック補間処理のフローチャートである。
この図は上記ステップS312の処理について詳細に説明するフローチャートである。以下にステップS801〜ステップS818までステップ順に説明する。
ステップS801
合成処理部137(図10)は、ループカウント1 cIndexを0で初期化する。
ステップS802
合成処理部137(図10)は、地紋描画分割ブロック配置カウンターテーブルcIndex番目の数値と配置閾値を比較する。
ステップS803
合成処理部137(図10)は、地紋描画分割ブロック配置カウンターテーブルcIndex番目の数値が配置閾値より大きいか等しい場合、当該地紋描画分割ブロックの配置補間は不要のためステップS817に進む。
そうで無い場合にはステップS804へ進む。
ステップS804
合成処理部137(図10)は、追加配置数算出する。
追加配置数=配置閾値−地紋描画分割ブロック配置カウンターテーブルcIndex番目の数値
ステップS805
合成処理部137(図10)は、ループカウント2 cIndex2を0で初期化する。
ステップS806
合成処理部137(図10)は、配置数順番号テーブルのcIndex2番目数値をcurJMInfに取得する。
ステップS807
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック配置テーブルのcIndex番目のフラグをチェックする。
ステップS808
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック配置テーブルcIndex番目のフラグが1の場合地紋描画分割ブロック有効で未配置のためステップS811に進む。そうで無い場合にはステップS809へ進む。
ステップS809
合成処理部137(図10)は、cIndex2に1を加算する。
ステップS810
合成処理部137(図10)は、全地紋タイルのチェックが終了か判定する。cIndex2<cJMの場合、全地紋タイルのチェックが終了なので、ステップS817へ進む。そうで無い場合にはステップS806へ進む。
ステップS811
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報のcIndex番目の地紋描画分割ブロックの矩形を算出した地紋描画領域情報に矩形を追加する。
ステップS812
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック配置テーブルのcIndex番目のフラグに1をセットし配置済みとする。
ステップS813
合成処理部137(図10)は、curJMInf番目の地紋タイル情報の地紋描画分割ブロック配置数を+1する。
ステップS814
合成処理部137(図10)は、地紋タイル1つ分の地紋描画分割ブロック配置カウンターテーブルのcIndex番目の値を+1する。
ステップS815
合成処理部137(図10)は、追加配置数から1を減算する。
ステップS816
合成処理部137(図10)は、追加配置数が終了したか判定する。追加配置数が0の場合終了なのでステップS817に進む。
そうで無い場合にはステップS809へ進む。
ステップS817
合成処理部137(図10)は、ループカウント1cIndexに1を加算する。
ステップS818
合成処理部137(図10)は、地紋描画分割ブロック配置カウンターテーブル処理全て終了か判定する。ループカウント1cIndexがcJMBと等しいか大きい場合処理終了し、それ意外の場合は未了のため、ステップS802に戻る。
上記実施例1では、1個のウォーターマークが占める面積が比較的大きいため、描画ブロックを比較的大きく設定する必要があった。一方、本実施例では、電子透かし地紋を用いるので、電子透かし地紋は、ウォーターマークと異なり、人間が視認可能な状態を保つ必要は無い為、地紋を小さく分割することで、1個の電子透かし地紋が占める面積が比較的小さくなる。そこで、上記のように、印刷文書の1ページを複数個のタイルに分割し、更に、そのタイルを描画ブロックに分割することによって、描画ブロックを小さく設定することが可能になるという効果を得る。又、その描画ブロックに基づいて、電子透かし地紋を、印刷文書の画像印刷領域記憶部35に記憶されている画像印刷領域に重ね合わせることによって、コードに含まれる情報を印刷ページ全体では欠落することなく、特定する情報を印刷することで、増加したトナーやインクなどの消耗品の消費量を低減することが可能になるという効果を得る。
本実施例では、バーコードなどの読み取りを目的とした印刷データが含まれる文書において、1頁の印刷可能領域全面に、その文書の印刷者などが特定できる情報を視認可能なウォーターマーク文字列などを配置すると、バーコードなどの読み取り用データの部分にも印刷されることになり、読み取り率の低下を招くことになる。そこで、本実施例では印刷文書を解析し、バーコードなどの読み取り用データ印刷部分を抽出し、その領域周辺には視認可能なウォーターマーク文字列などの画像を合成しないことを特徴とする。
図20は、実施例3の画像処理装置の構成のブロック図である。
図に示すように実施例3の画像処理装置300は、アプリケーション10と、グラフィックデバイスインタフェース21と、プリントスプーラ22と、プリンタドライバ230と、特定情報作成モジュール40と、特定情報設定ユーティリティ50と、特定情報設定記憶部60とを備える。以下に、実施例1との相違部分のみについて説明する。実施例1と、同様の部分については実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。
プリンタドライバ230は、印刷データ受付部31と、印刷設定情報表示・変更部32と、印刷情報設定記憶部33と、画像データ生成部36と、合成処理部37と、印刷データ変換部38と、送信部39と、画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234と、画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235とを有し、上記のように、印刷データ描画を印刷データに変換し、印刷装置70に送信する部分である。
画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234は、印刷データ描画の各描画オブジェクトを解析し、そのオブジェクトが画像としてページ上に描画される際の画像印刷領域を抽出する部分であると共に、バーコードなどの読み取り用データの印刷領域を抽出する部分である。
画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235は、画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234によって抽出された画像印刷領域を記憶するメモリである。本実施例と実施例1との違いは、画像印刷領域抽出部34が、画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234で、画像印刷領域記憶部35が画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235で置き換えられている点のみであり、他の部分は、実施例1と同様である。
次に、図20を用いて、実施例3の動作について説明する。本実施例の動作は、実施例1の動作に対して、画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234での画像印刷領域を抽出する動作と、下地禁止領域を抽出する動作が追加され、更に、実施例1のステップS8で行なわれる、重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形との重なりを検出する処理が異なる。その他の処理は実施例1の処理と同様である。
本実施例においては、画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234は、各描画オブジェクトがページに描画される際の画像印刷領域を抽出する。又、各描画オブジェクトの種類を分類し、印刷後に機械などで画像を読み取ることを目的とするバーコードやOCR文字などの画像を生成するコードを検出する。更に、その画像印刷領域を下地負荷領域として抽出し、抽出した画像描画領域と、下地禁止領域とを、画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235に描画オブジェクトの数と共に、領域の矩形情報として記憶する。
アプリケーション10がバーコードやOCR文字を描画する場合を例にして説明する。アプリケーション10はバーコードやOCR文字の示す書体と描画座標を指定し、描画するコードを文字コードで指定する。画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234では、描画オブジェクトを分類し、バーコードやOCR文字用の文字描画を判定し、バーコードやOCR文字の描画の場合は、その書体のサイズの属性や、印刷するコードの量から、バーコードやOCR文字が実際に画像化される矩形のサイズを算出し、描画座標を用いて、下地禁止領域の矩形に追加する。
図21は、実施例3の印刷結果の説明図(その1)である。
この図は、画像印刷領域矩形とウォーターマーク描画ブロックと、下地禁止領域の関係を表わしている。
図22は、実施例3の印刷結果の説明図(その2)である。
この図は、バーコードやOCR文字の画像印刷領域を除くウォーターマーク描画ブロックのみにウォーターマークを描画した場合の印字例を示す。
以下に、本実施例における、重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なりを検出する処理についてフローチャートを用いて説明する。
図23は、実施例3の重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なり検出処理のフローチャートである。
この図は上記図7のステップS8の処理について詳細に説明するフローチャートである。以下にステップS901〜ステップS910までステップ順に説明する。
ステップS901
合成処理部37(図20)は、画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235に記憶された画像オブジェクトの数をcTotalObjに取得する。
ステップS902
合成処理部37(図20)は、ループカウントloopを0で初期化する。
ステップS903
合成処理部37(図20)は、ループカウントloopがcTotalObjより大きいか等しい場合、重なりなしと判断し、ステップS910へ進む。そうで無い場合にはステップS904へ進む。
ステップS904
合成処理部37(図20)は、画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235に記憶されたloop番目の画像印刷領域矩形を取得する。
ステップS905
合成処理部37(図20)は、重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形に重なりがあるか判定する。
重なりがあると判断された場合にはステップS907へ進み、そうで無い場合にはステップS906へ進む。
ステップS906
合成処理部37(図20)は、ループカウントloopに1加算し更新する。
ステップS907
重ねあわせ検出用矩形と下地禁止領域との重なりを判定する。
ステップS908
重ねあわせ検出用矩形と下地禁止領域との重なりがある場合は、ステップS910へ進む。
そうで無い場合にはステップS909へ進む。
ステップS909
合成処理部37(図20)は、重なり有りを呼び出し元に応答してフローを終了する。
ステップS910
合成処理部37(図20)は、重なり無しを呼び出し元に応答してフローを終了する。
図24は、重ね合わせ検出用矩形と下地禁止領域矩形の重なり検出処理フローチャートである。
この図は上記ステップS8に類似する処理であって重ね合わせ検出用矩形と下地禁止領域矩形の重なり検出処理について詳細に説明するフローチャートである。以下にステップS1001〜ステップS1008までステップ順に説明する。
ステップS1001
合成処理部37(図20)は、画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235に記憶された下地禁止領域数をcInvalidAreaに取得する。
ステップS1002
合成処理部37(図20)は、ループカウント2 loop2を0で初期化する。
ステップS1003
合成処理部37(図20)は、ループカウント2 loop2がcInvalidAreaより大きいか等しい場合、重なりなしと判断しステップS1008へ進む。
そうで無い場合にはステップS1004へ進む。
ステップS1004
合成処理部37(図20)は、画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235に記憶されたloop2番目の下地禁止領域矩形を取得する。(0番目を先頭とする。)
ステップS1005
合成処理部37(図20)は、重ねあわせ検出用矩形と下地禁止領域に重なりがあるか判定する。重なりがあると判断した場合には、ステップS1007に進む。そうで無い場合にはステップS1006へ進む。
ステップS1006
合成処理部37(図20)は、ループカウントloopに1を加算し更新する。
ステップS1007
合成処理部37(図20)は、重なり有りを呼び出し元に応答してフローを終了する。
ステップS1008
合成処理部37(図20)は、重なり無しを呼び出し元に応答してフローを終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、印刷文書にバーコードなどの読み取りを目的とした印刷データが含まれる場合であっても、その文書の印刷者が特定できるような情報をバーコードなどが含まれる領域以外で、印刷データが存在する領域にのみ合成して描画するため、ウォーターマークなどの視認可能なデータを視認可能な状態を保ったまま、かつバーコードなどの読み取り耐性を保ったまま、特定する情報を印刷することで増加したトナーやインクなどの消耗品の消費量を低減することができるという効果を得る。
バーコードなどの読み取りを目的とした印刷データが含まれる文書において、1ページの印刷可能領域全面に印刷文書にその文書の印刷者などが特定できる情報を上記実施例3では、1個のウォーターマークとして含めた。かかる場合には、1個のウォーターマークが占める面積が比較的大きいため、描画ブロックを比較的大きく設定する必要があった。本実施例では、文書の印刷者などが特定できる情報として、電子透かし地紋を用いることとする。電子透かし地紋は、ウォーターマークと異なり、人間が視認可能な状態を保つ必要は無い為、地紋を小さく分割することで、1個の電子透かし地紋が占める面積が比較的小さくなるので、バーコードなどの読み取りを目的とした印刷データが含まれる文書において、印刷文書を解析し、電子透かし地紋などの埋め込み情報をできるだけ残しつつ、バーコードなどの読み取り用データ印刷部分を抽出し、その領域周辺には電子透かし地紋などの埋め込み情報を合成しないことを特徴とする。
本実施例の構成は図20に示す実施例3と同様なので説明を省略し、以下に動作について説明する。全体の動作については、実施例2とほぼ同じであるが、画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234での画像印刷領域を抽出する動作に下地禁止領域を抽出する処理が追加され、更に、実施例2における地紋分割ブロックと画像印刷領域矩形の重なりチェック処理に於けるステップS710〜ステップS712で行なわれる重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なり検出と、検出後の処理が異なる。
本例においては、画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234で各描画オブジェクトがページに描画される際の画像印刷領域を抽出すると共に、各描画オブジェクトの種類を分類し、印刷後に機械などで画像を読み取ることを目的とするバーコードやOCR文字などの画像を生成するコードを検出し、その画像印刷領域を下地禁止領域として抽出し、抽出した画像描画領域と、下地禁止領域とを画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235に描画オブジェクトの数とともに、領域の矩形情報として記憶する。
アプリケーション10がバーコードやOCR文字を描画する例について説明する。
アプリケーション10はバーコードやOCR文字の示す書体と描画座標を指定し、描画するコードを文字コードで指定する。画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234では、描画オブジェクトを分類し、バーコードやOCR文字用の文字描画を判定し、バーコードやOCR文字用の文字描画の場合には、その書体のサイズの属性や、印刷するコードの量から、バーコードやOCR文字が実際に画像化される矩形のサイズを算出し、描画座標から、下地禁止領域の矩形に追加する。
図25は、実施例4の地紋分割ブロックと画像印刷領域矩形の重なりチェック処理フローチャートである。
このフローチャートに於いて、ステップS701〜ステップS709と、ステップS712〜ステップS722の処理は実施例2の図18と同じなので説明を省略し、それ以外のステップのみについて以下に説明する。
ステップS710
合成処理部137(図20)は、重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なりを検出する処理で、画像印刷領域矩形との重なりと共に、下地禁止領域についても検出を行う。
ステップS711
重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なりがない場合、ステップS716に進む。そうで無い場合にはステップS711−2へ進む。
ステップS711−2
重ねあわせ検出用矩形と下地禁止領域が重なる場合には、ステップS715に進み、地紋描画分割ブロック配置状態テーブルでは、重なり済みにするが、実際の配置数にはカウントせず、また、矩形を地紋描画領域情報にも追加しない。
図26は、実施例4の重ね合わせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なり検出処理フローチャートである。
この図は、上記ステップS710の処理について詳細に説明するフローチャートである。以下にステップS1101〜ステップS1111までステップ順に説明する。
ステップS1101
合成処理部37(図20)は、画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235(図20)に記憶された画像オブジェクトの数をcTotalObjに取得する。
ステップS1102
合成処理部37(図20)は、ループカウントloopを0で初期化する。
ステップS1103
合成処理部37(図20)は、ループカウントloopがcTotalObjより大きいか等しい場合、重なり無しと判断してステップS1111へ進む。そうで無い場合にはステップS1104へ進む。
ステップS1104
合成処理部37(図20)は、画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235(図20)に記憶されたloop番目の画像印刷領域矩形を取得する。(0番目を先頭とする。)
ステップS1105
合成処理部37(図20)は、重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形重なりがあるか判定する。重なりがある場合はステップS1107に進む。重なりが無い場合にはステップS1106へ進む。
ステップS1106
合成処理部37(図20)は、ループカウントloopに1を加算し更新する。
ステップS1107
合成処理部37(図20)は、重ねあわせ検出用矩形と下地禁止領域との重なりを判定する。
ステップS1108
重ねあわせ検出用矩形と下地禁止領域との重なりがある場合には、ステップS1110に進む。重なりがない場合、ステップS1109に進む。
ステップS1109
合成処理部37(図20)は、重なり有りで下地禁止を呼び出し元に応答してフローを終了する。
ステップS1110
合成処理部37(図20)は、重なり有りで下地可能を呼び出し元に応答してフローを終了する。
ステップSS1111
合成処理部37(図20)は、重なりなしを呼び出し元に応答してフローを終了する。
上記実施例1では、1個のウォーターマークが占める面積が比較的大きいため、描画ブロックを比較的大きく設定する必要があった。一方、本実施例では、電子透かし地紋を用いるので、電子透かし地紋は、ウォーターマークと異なり、人間が視認可能な状態を保つ必要は無い為、地紋を小さく分割することで、1個の電子透かし地紋が占める面積が比較的小さくなる。従って、本実施例によれば、印刷文書にその文書の印刷者が特定できるような情報をバーコードなどの読み取りを目的とした印刷データが含まれる領域以外の領域のみで合成して描画する。そのため、コードに含まれる情報を印刷ページ全体では欠落することなく、かつバーコードなどの読み取り耐性を保ったまま、特定する情報を印刷することで増加したトナーやインクなどの消耗品の消費量を低減することが出来るという効果を得る。
上記第4の実施例では、視認可能なウォーターマーク文字列や複写牽制地紋などの画像を合成しない領域を、印刷描画データに含まれるバーコードのなどの読み取り用データ印刷部分を抽出することで実現しているが、本実施例では、アプリケーションが指定した印刷描画オブジェクトの印刷領域を視認可能なウォーターマーク文字列や複写牽制地紋などの画像を合成しない領域とすることを特徴とする。
本実施例の構成は図20に示す実施例3及び実施例4と同様なので説明を省略し、以下に動作について説明する。全体の動作については、実施例4とほぼ同じであるが、アプリケーション10とプリンタドライバ30の間に下地禁止領域にする描画オブジェクトの開始と終了を指示する下地禁止領域開始指示・下地禁止領域終了指示が追加される。この下地禁止領域開始指示・下地禁止領域終了指示は、アプリケーション10の指示がプリンタドライバ30に直接通じるような例えば、専用のEscapeインタフェースで提供するものとする。
アプリケーション10は一連のページデータの描画の中で、視認可能なウォーターマーク文字列や複写牽制地紋などを重ね合わせないバーコードなどの読み取り用のデータの描画オブジェクトの前にプリンタドライバ30に対して地禁止領域開始指示を行い、バーコードのなどの読み取り用のデータの描画オブジェクト描画後に、プリンタドライバ30に対して下地禁止領域終了指示を行う。プリンタドライバ30では、画像印刷領域、下地禁止領域抽出部234での画像印刷領域および下地禁止領域を抽出する動作で、アプリケーション10から下地禁止領域開始指示が行われている間の、描画オブジェクトの画像印刷領域を下地禁止領域として抽出し画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235に、領域の矩形情報として記憶する処理を追加する。
アプリケーション10がバーコードをビットマップとして描画する場合を例として説明する。アプリケーション10はバーコードのビットマップの前にプリンタドライバ30に下地禁止領域開始指示を行う。次にバーコードのビットマップを形成しそのビットマップを通常のビットマップオブジェクトとして描画する。画像印刷領域・下地禁止領域抽出部234では、各描画オブジェクト終了指示の間に描画されたオブジェクト領域は、画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235の下地禁止領域の矩形に追加する。下地禁止領域開始指示から下地禁止領域終了指示の間以外の描画オブジェクトの画像印刷領域は画像印刷領域・下地禁止領域記憶部235の画像印刷領域の矩形に追加する。以降の処理は、実施例4と同様なので説明を省略する。
以上説明したように、本実施例によれば、印刷文書にその文書の印刷者が特定できるような情報をアプリケーションが任意に指定したバーコードなどの読み取りを目的とした印刷データが含まれる領域以外の印刷データが存在する領域にのみ合成して描画するため、印刷文書の流出を抑止する目的で印刷者を特定する情報を強制的に電子透かし地紋などのコードで印刷する場合に、コードに含まれる情報を印刷ページ全体では欠落することなく、かつバーコードなどの読み取り耐性を保ったまま、特定する情報を印刷することで増加したトナーやインクなどの消耗品の消費量を低減することが出来るという効果を得る。
ここでは本発明をプリンタドライバに適用した例について説明したが、本発明はこの例に限定されるものでは無い。例えばプリンタ、ファクシミリ、MFP、複写装置にも適用できる。
実施例1の画像処理装置の構成のブロック図である。 特定情報識別文字列で使用する制御文字の1例説明図である。 実施例1の印刷結果の説明図(その1)である。 実施例1の印刷結果の説明図(その2)である。 実施例1の印刷結果の説明図(その3)である。 実施例1の印刷結果の説明図(その4)である。 実施例1の合成処理部の動作のフローチャートである。 ウォーターマーク描画ブロック矩形サイズ算出処理のフローチャートである。 実施例1の重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なり検出処理のフローチャートである。 実施例2の画像処理装置の構成のブロック図である。 実施例2の印刷結果の説明図(その1)である。 実施例2の印刷結果の説明図(その2)である。 実施例2の印刷結果の説明図(その3)である。 実施例2の合成処理部の動作のフローチャートである。 地紋描画分割ブロック情報と配置閾値の取得処理のフローチャートである。 地紋タイル情報用記憶領域確保、初期化処理のフローチャートである。 curJMInf番目の地紋タイル情報の設定処理のフローチャートである。 実施例2の地紋分割ブロックと、画像印刷領域矩形の重なりチェック処理フローチャートである。 地紋描画分割ブロック補間処理のフローチャートである。 実施例3の画像処理装置の構成のブロック図である。 実施例3の印刷結果の説明図(その1)である。 実施例3の印刷結果の説明図(その2)である。 実施例3の重ねあわせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なり検出処理のフローチャートである。 重ね合わせ検出用矩形と下地禁止領域矩形の重なり検出処理フローチャートである。 実施例4の地紋分割ブロックと画像印刷領域矩形の重なりチェック処理フローチャートである。 実施例4の重ね合わせ検出用矩形と画像印刷領域矩形の重なり検出処理フローチャートである。
符号の説明
10 アプリケーション
21 グラフィックデバイスインタフェース
22 プリントスプーラ
30 プリンタドライバ
31 印刷データ受付部
32 印刷設定情報表示・変更部
33 印刷情報設定記憶部
34 画像印刷領域抽出部
35 画像印刷領域記憶部
36 画像データ生成部
37 合成処理部
38 印刷データ変換部
39 送信部
40 特定情報作成モジュール
41 特定情報取得部
42 特定情報生成部
50 特定情報設定ユーティリティ
51 特定情報設定部
60 特定情報設定記憶部
70 印刷装置
100 画像処理装置

Claims (24)

  1. 印刷データ、及び印刷データ関連情報を取得するデータ取得部と、
    前記印刷データ関連情報から画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記印刷データの画像印刷領域を抽出する第1画像印刷領域抽出部と、
    前記画像印刷領域に前記画像データを合成する合成部と、
    前記合成部で合成されたデータを画像形成部に送信する送信部とを有し、
    前記合成部は、印刷全面に前記画像データをタイリング状に配置し、1タイル分の前記画像データを複数の描画ブロックに分割すると共に、前記画像印刷領域と分割した前記描画ブロックとの重なりを判定し、印刷全面において前記画像印刷領域に一度も重ならない前記描画ブロックを検出すると、該重ならない描画ブロックを重なりが多いタイルの描画ブロックに組み入れ、該組み入れた描画ブロックと前記重なりのある描画ブロックの領域に前記画像データを描画することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記印刷データの光学読み取り認識情報存在領域を抽出する第2画像印刷領域抽出部を更に備え、
    前記合成部は、更に、少なくとも前記光学読み取り認識情報存在領域を除いて前記印刷データに前記画像データを合成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記合成部は、更に、前記光学読み取り認識情報存在領域と前記描画ブロックとの重なりを判定し、重なり有りと判定すると、該重なりのある描画ブロックの領域を除いて前記画像データを前記印刷データに合成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記光学読み取り認識情報は、バーコード情報であることを特徴とする請求項または請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記光学読み取り認識情報は、OCR文字であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像データを合成しない前記印刷データの領域を指定する画像除外指定部と、
    前記画像除外指定部で指定された前記領域を画像除外領域とする第3画像印刷領域抽出部と、を更に備え、
    前記合成部は、更に、前記画像除外領域を除いた前記画像印刷情報存在領域に前記画像データを合成することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像除外指定部は、描画手順内の一部分又は複数部分の描画オブジェクト群を指定することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像除外指定部は、前記印刷データ内の一部分又は複数部分を画像除外領域として指示することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 印刷データ、及び印刷データ関連情報を取得すること、
    前記印刷データ関連情報から画像データを生成すること、
    前記印刷データの画像印刷領域を抽出すること、
    印刷全面に前記画像データをタイリング状に配置し、1タイル分の前記画像データを複数の描画ブロックに分割すると共に、前記画像印刷領域と分割した前記描画ブロックとの重なりを判定し、印刷全面において前記画像印刷領域に一度も重ならない前記描画ブロックを検出すると、該重ならない描画ブロックを重なりが多いタイルの描画ブロックに組み入れ、該組み入れた描画ブロックと前記重なりのある描画ブロックの領域に前記画像データを描画して前記画像印刷領域に前記画像データを合成すること、
    合成部で合成されたデータを画像形成部に送信すること、
    を特徴とする画像処理方法。
  10. 更に、前記印刷データの光学読み取り認識情報存在領域を抽出すること、
    少なくとも前記光学読み取り認識情報存在領域を除いて前記印刷データに前記画像データを合成すること、
    を特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  11. 前記合成部は、更に、前記光学読み取り認識情報存在領域と前記描画ブロックとの重なりを判定し、重なり有りと判定すると、該重なりのある描画ブロックの領域を除いて前記画像データを前記印刷データに合成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 前記光学読み取り認識情報は、バーコード情報であることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の画像処理方法。
  13. 前記光学読み取り認識情報は、OCR文字であることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の画像処理方法。
  14. 更に、前記画像データを合成しない前記印刷データの領域を指定すること、
    画像除外指定部で指定された前記領域を画像除外領域と設定すること、
    前記画像除外領域を除いた前記画像印刷情報存在領域に前記画像データを合成すること、
    を特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  15. 前記画像除外指定部は、描画手順内の一部分又は複数部分の描画オブジェクト群を指定することを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
  16. 前記画像除外指定部は、前記印刷データ内の一部分又は複数部分を画像除外領域として指示することを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
  17. 印刷データ、及び印刷データ関連情報を取得するデータ取得部と、
    前記印刷データ関連情報から画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記印刷データの画像印刷領域を抽出する第1画像印刷領域抽出部と、
    前記画像印刷領域に前記画像データを合成する合成部と、
    前記合成部で合成されたデータを画像形成部に供給する供給部とを有し、
    前記合成部は、印刷全面に前記画像データをタイリング状に配置し、1タイル分の前記画像データを複数の描画ブロックに分割すると共に、前記画像印刷領域と分割した前記描画ブロックとの重なりを判定し、印刷全面において前記画像印刷領域に一度も重ならない前記描画ブロックを検出すると、該重ならない描画ブロックを重なりが多いタイルの描画ブロックに組み入れ、該組み入れた描画ブロックと前記重なりのある描画ブロックの領域に前記画像データを描画することを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記印刷データの光学読み取り認識情報存在領域を抽出する第2画像印刷領域抽出部を更に備え、
    前記合成部は、更に、少なくとも前記光学読み取り認識情報存在領域を除いて前記印刷データに前記画像データを合成することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記合成部は、更に、前記光学読み取り認識情報存在領域と前記描画ブロックとの重なりを判定し、重なり有りと判定すると、該重なりのある描画ブロックの領域を除いて前記画像データを前記印刷データに合成することを特徴とする請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記光学読み取り認識情報は、バーコード情報であることを特徴とする請求項18または請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 前記光学読み取り認識情報は、OCR文字であることを特徴とする請求項18または請求項19に記載の画像形成装置。
  22. 前記画像データを合成しない前記印刷データの領域を指定する画像除外指定部と、
    前記画像除外指定部で指定された前記領域を画像除外領域とする第3画像印刷領域抽出部と、を更に備え、
    前記合成部は、更に、前記画像除外領域を除いた前記画像印刷情報存在領域に前記画像データを合成することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  23. 前記画像除外指定部は、描画手順内の一部分又は複数部分の描画オブジェクト群を指定することを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 前記画像除外指定部は、前記印刷データ内の一部分又は複数部分を画像除外領域として指示することを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
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