JP2008205559A - 画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ドットオンオフによるデータ埋め込み画像の作成に対して、コピー原稿を含む印刷物からのデータ検出の精度を確保し、十分なデータ量を埋め込み、かつドット配置が形成する背景模様を簡単に付加することができる画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラムを提供する。
【解決手段】ドットのオンオフで表現されるパターンを用いてデータ埋め込み画像を作成するに当たり、埋め込むデータに対応してドットのパターンを変更するとともに、同一のデータに対しても複数のパターンを用意して、データ埋め込み位置の模様属性に応じてもパターンを変更する。
【選択図】図7

Description

この発明は画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラムに関し、特に、データをドットで表現することにより画像へのデータの埋め込みを行う画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラムに関する。
情報のデジタル化の進展とともに、電子透かしなどに代表されるデータ埋め込みの技術が一般化し、近年では、印刷物などのアナログ画像媒体にも適用されるようになってきている。
印刷物に対するデータ埋め込みの代表的な方法としては、プリント時に、文書画像などの背景に、例えば等間隔にドットを配置し、そのドット配置や形状にデータを埋め込むという技術がある。
埋め込んだデータの検出は、スキャナなどで前記文書画像を読みとった際に、文書画像とともに再現された前記ドット配置や形状を検出し、埋め込まれたデータを抽出し、復元する。
これらのドットを用いるデータの埋め込み、検出に関連する技術として、下記の特許文献1、2、及び3に開示された発明がある。
特許文献1に記載の技術によれば、ドットをほぼ等間隔でうち、ドット形状の違いでデータを表現している。また、ドットのサイズを変更することでドットによる模様を付加している。簡単に模様が付加でき、データ量も問題ない。しかしながら、ドットの形状はコピーで維持されにくいため、コピー原稿からのデータ検出の精度面で問題がある。
特許文献2に記載の技術によれば、やはりドットをほぼ等間隔でうつが、複数のドットの並びの方向性の違いでデータを表現している。また網掛け対策として、ドットのサイズを変更することで濃淡を付けている。データ検出精度は問題ないとしても、データ表現に多数のドットを必要とし、埋め込みデータ量が少なくなる。
特許文献3に記載の技術によれば、ドットはやはり等間隔ベースでうたれるものの、ドットがその所定の位置にうたれる場合とうたれない場合とがある。すなわち、ドットのオンオフの違いでデータを表現している。従って所定の位置にドットがあるかないかでデータを表現しているので、大量のデータを効率よく埋め込みながら、コピー原稿からのデータ検出の精度も向上できる。
特開2004−112357号公報 特開2006−135755号公報 特開2006−324909号公報
特許文献1、2について上述したように、ドットの配置や形状でデータを表現し、データ埋め込み画像を作成する場合、データ検出の精度を確保しながら、十分なデータ量を埋め込むことはなかなか難しかった。特にサイズや形状でのデータ表現は、印刷物などの場合、コピー原稿からの検出精度と、データの埋め込み量の両立性で問題がある。
また特許文献3記載の技術のように、ドットのオンオフでのデータ表現は、検出精度面からも良好であるものの、特許文献1または2のように、ドットのサイズによる模様の形成は行えない。そのため埋め込むデータとは無関係なドットを追加して、模様を付加しているが、模様も含めて情報表現に使用できればさらにデータ埋め込み効率を向上させることも可能である。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、ドットのオンオフによるデータ埋め込み画像の作成に対して、コピー原稿を含む印刷物からのデータ検出の精度を確保し、十分なデータ量を埋め込み、かつドット配置が形成する背景模様を簡単に付加することができる画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラムを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有するものである。
1. 画像情報にドットパターン化したデータを埋め込み、データ埋め込み画像を作成する画像処理装置であって、複数種類の埋め込み用ドットパターンを記憶するドットパターン記憶部と、前記ドットパターン記憶部に記憶された前記複数種類の埋め込み用ドットパターンから、それぞれの埋め込みデータに対応したドットパターンを選択し、読み出すドットパターン選択手段と、前記ドットパターン選択手段により読み出されたドットパターンを用いて、前記データ埋め込み画像を作成するデータ埋め込み手段と、を有し、前記ドットパターン記憶部には、それぞれの前記埋め込みデータの値毎に、対応する複数のドットパターンが記憶されており、前記ドットパターン選択手段は、前記埋め込みデータ毎に、対応する前記複数のドットパターンから、該埋め込みデータの埋め込み位置に応じてドットパターンを選択することを特徴とする画像処理装置。
2. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドットの個数が異なるものであることを特徴とする1に記載の画像処理装置。
3. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドット配置の表す形状が異なるものであることを特徴とする1に記載の画像処理装置。
4. 画像情報にドットパターン化したデータを埋め込み、データ埋め込み画像を作成する画像処理方法であって、複数種類の埋め込み用ドットパターンを記憶するドットパターン記憶部から、それぞれの埋め込みデータに対応したドットパターンを選択し、読み出すドットパターン選択工程と、前記ドットパターン選択工程により読み出されたドットパターンを用いて、前記データ埋め込み画像を作成するデータ埋め込み工程と、を有し、前記ドットパターン記憶部には、それぞれの前記埋め込みデータの値毎に、対応する複数のドットパターンが記憶されており、前記ドットパターン選択工程では、前記埋め込みデータ毎に、対応する前記複数のドットパターンから、該埋め込みデータの埋め込み位置に応じてドットパターンが選択されることを特徴とする画像処理方法。
5. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドットの個数が異なるものであることを特徴とする4に記載の画像処理方法。
6. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドット配置の表す形状が異なるものであることを特徴とする4に記載の画像処理方法。
7. 画像情報にドットパターン化したデータを埋め込み、データ埋め込み画像を作成する画像処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、複数種類の埋め込み用ドットパターンを記憶するドットパターン記憶部から、それぞれの埋め込みデータに対応したドットパターンを選択し、読み出すドットパターン選択工程と、前記ドットパターン選択工程により読み出されたドットパターンを用いて、データ埋め込み画像を作成するデータ埋め込み工程と、をコンピュータに実行させ、前記ドットパターン記憶部には、それぞれの前記埋め込みデータの値毎に、対応する複数のドットパターンが記憶されており、コンピュータに実行させる前記ドットパターン選択工程では、前記埋め込みデータ毎に、対応する前記複数のドットパターンから、該埋め込みデータの埋め込み位置に応じてドットパターンが選択されることを特徴とするプログラム。
8. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドットの個数が異なるものであることを特徴とする7に記載のプログラム。
9. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドット配置の表す形状が異なるものであることを特徴とする7に記載のプログラム。
本発明によれば、ドットのオンオフで表現されるパターンを用いてデータ埋め込み画像を作成するに当たり、埋め込むデータに対応してドットのパターンを変更する。さらにそれとともに、同一のデータに対しても複数のパターンを用意しており、データ埋め込み位置の模様属性に応じてもパターンを変更する。模様属性に応じたパターンの違いは、模様としての見た目を変えるようなパターン変更である。
これにより、ドットパターンを用いたデータ埋め込み画像の作成において、コピー原稿を含む印刷物からのデータ検出の精度を確保し、十分なデータ量を埋め込み、かつドットパターンの形成する背景模様を簡単に付加することが可能になる。また当該データ埋め込み画像の作成を行う画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラムを提供することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像処理装置のシステム構成の一例を示す図である。図1を用いて本実施形態に係る画像処理装置の概略構成を説明する。
(画像処理装置の概略構成)
図1は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと呼ぶ)を用いて画像処理装置を構成する場合を示しており、マウス11と、キーボード12と、モニタ13と、外部記憶装置14と、プリンタ15と、PC16とを含む。
PC16は、一般的なコンピュータのハードウェアと同様の構成を有しており、図示しないCPU(Central Processing Unit)が画像処理プログラム17を実行することによって、後述する画像処理装置の機能が実現される。
画像処理プログラム17は、一般にCD、DVD、等の外部記録媒体に記録されたものをPC16にイントールして用いる。インストールされた画像処理プログラムは、PC16内部のメモリなどに記憶される。
マウス11及びキーボード12は、それぞれ入力デバイスとして用いられ、ユーザが画像処理プログラム17の起動、画像処理プログラム17の実行時における各種指示などを行う際に用いられる。
モニタ13は、画像処理を行う画像データなどを表示するのに用いられ、ユーザはモニタ13に表示された内容を参照しながら、画像処理プログラム17に指示を与えることによって画像処理が進められる。
外部記憶装置14は、画像処理を行う画像データなどを記憶するのに用いられる。画像処理プログラム17がこの外部記憶装置14に記憶され、PC16が外部記憶装置14から内部のRAM(Random Access Memory)に画像処理プログラム17をロードして実行するようにしてもよい。
プリンタ15は、データが埋め込まれた画像データを読取り、データ埋め込み画像をプリントアウトする。PC16は、後述する処理を行った画像データをプリンタ15に渡すことによって、画像処理が終わる。
図2は、図1に示す画像処理装置をより機能的に説明するための図である。PC16は、入出力インタフェース24と、CPU/メモリ25と、記憶装置26とを含む。また、記憶装置26は、OS(Operating System)27と、画像処理プログラム17によって実現される画像処理部28とを含む。画像処理プログラム17はOS27上で動作し、画像処理部28の機能を実現する。
画像処理部28は、OS27及び入出力インタフェース24を介してデータを入出力することによって、キーボード11、マウス12、モニタ13及びプリンタ15を制御する。画像処理部28は、キーボード11またはマウス12によるユーザ指示21を受け、モニタ13に画像データ表示22を行ったり、プリンタ15に処理済みの画像データをプリント画像23として渡したりして、後述する画像処理を行う。
図3は、本発明の第1の実施の形態における画像処理装置のシステム構成の他の一例を示す図である。図3は、MFP(Multi Function Peripheral)を用いて画像処理装置を構成する場合を示しており、操作パネル部31と、スキャナ部32と、プリンタ部33と、MFP本体34とを含む。
MFP本体34は、画像処理回路35などによって構成される。画像処理回路35は、操作パネル31からのユーザの指示を受け、スキャナ部32及びプリンタ部33を制御しながら後述する画像処理を行う。
(画像処理の概略)
図4は、本発明の第1の実施の形態における画像処理装置の処理の概略を説明するためのフローチャートである。図4を用いて本実施形態に係る画像処理方法の概略フローを説明する。
まず、画像データ41に埋め込む埋め込みデータ42を取得し、画像データ41の背景にドットパターンとして埋め込む(ステップS11)。その後、埋め込みデータ42をドットパターンとして埋め込んだ埋め込み画像をプリントアウトし、印刷物43を作成する。
埋め込みデータ42を埋め込むときのドットパターンは、埋め込みデータ42のビットデータの値に対応して予め設定されている。例えば、適当なビット数のビットデータに対して、それぞれのデータ値を表すデータパターンとしてのドットパターンが定義され、ドットパターン情報として記憶装置26等に格納されている。本発明においては、それぞれのデータ値に対して、複数のドットパターンが定義されている。ドットパターン情報の具体例については、後述する。
図5は、画像データの背景にドットパターンとしてデータを埋め込んで印刷したときのプリントアウト(印刷物43)の一例を示す図である。各データ値を表すドットパターンが紙一面に繰返し配置され、実際にプリントアウトしようとする文字などの画像データ41と合成されて、プリントアウトされる。
たとえばこのドットパターンを48画素×48画素のサイズとし、600dpiで埋め込む場合、一つのデータパターンは一辺が0.204cm(48/600インチ)とかなり小さくなる。そのため、ユーザにはプリントアウトの背景にグレーの画像61が追加されているように見える。しかしながらグレーの領域61は、前述の複数のドットパターンを使い分けることによって、模様を付加することが可能である。例えば後述するように濃いパターンと薄いパターンを用いた場合などは、濃淡の模様を持つような背景とすることもできる。
上述したステップS11のデータ埋め込みの画像処理については、詳細を後の画像処理フローの説明で述べる。
次に、埋め込んだデータの検出については、プリントアウトされた印刷物43の画像がスキャンされ、スキャン画像から上記データパターンとしてのドットパターンを検出し、埋め込まれたデータが取り出される(ステップS12)。
(画像処理の機能構成)
図6は、図1または図3に示す画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。
この画像処理装置は、背景にデータを埋め込むための画像データ41を取得する画像データ取得部51と、埋め込みデータ42を取得する埋め込みデータ取得部52と、ドットパターン記憶部55と、ドットパターン選択部53と、データ埋め込み処理部54と、埋め込み画像出力部56とを含む。
ドットパターン記憶部55は、埋め込み用のドットパターン情報55aとドットパターンの反復に模様を付加するための模様属性情報55bとを記憶している。ドットパターン選択手段としてのドットパターン選択部53は、ドットパターン記憶部55を参照し、埋め込みデータ42と模様属性55bに応じてドットパターン55aを選択する。データ埋め込み手段としてのデータ埋め込み処理部54は、選択されたドットパターンを用いてデータ埋め込み画像を作成する。埋め込み画像出力部56は作成されたデータ埋め込み画像を出力する。
各処理手段の機能については、以下に画像処理の処理手順とともに合わせて説明する。
(画像処理の詳細フロー)
図7は、図4に示すステップS11の詳細な処理手順を説明するためのフローチャートである。図7を用いて本実施形態に係る画像処理方法の処理手順を説明する。
まず、ステップS21では、画像データ取得部51が、背景にデータを埋め込むための画像データ41を取得する。
またステップS22では、埋め込みデータ取得部52が、埋め込みデータ42を取得する。後述するが、この埋め込みデータ42は後のステップで、適当なビットデータ単位でデータパターンとしてのドットパターンに置き換えられ、画像データ41に埋め込まれることになる。
<ドットパターン選択工程>
次のステップS23とステップS24は、ドットパターン選択工程として機能する。
ドットパターン選択工程を説明する前に、まず、埋め込みデータ42と予めドットパターン記憶部55に保持されているドットパターン情報55aの置き換えの具体例について説明する。このドットパターン情報55aにより、具体的な埋め込みの方法、すなわち埋め込みデータのドットパターンへの置き換え方法が規定される。
図8に埋め込みデータ42の具体例を示す。図8は80ビットの埋め込みデータを、5ビット単位でデータパターン化する例を示したものである。最初の5ビットは、01110であり、10進数で表現すると“14”である。これが埋め込み単位データとして対応する一つのドットパターンに置き換えられる。
次の5ビットは10100、10進数では“20”であり、最初の5ビットとは異なる値である。従って、これも同様にドットパターンに置き換えられることになるが、最初のドットパターンとは異なるドットパターンに置き換えられる。
このようにして80ビットのデータが5ビットずつに分割され、この5ビットずつがそれぞれドットパターンに置き換えられる、すなわち80ビットの埋め込みデータが16パターンのドットパターンに置き換えられることになる。
図9には前述した80ビットの埋め込みデータの画像内における配置の具体例を示す。80ビットのデータが16パターンのドットパターンに置き換えられ、図9のような4パターン×4パターンの配置で画像データ41と合成される。最初の5ビット、10進数で“14”に対応する1パターン目のドットパターンは左上の領域71に、次の5ビット、“20”に対応する2パターン目のドットパターンは、1パターン目の右隣の領域72に、というふうに順次並び、配置されている。
本実施形態においては、一つのドットパターンは48画素×48画素の領域に対応するようにしている。従って4パターン×4パターンの配置は192画素×192画素となる。実際は、この4パターン×4パターンの配置が画像全体に渡って反復し、繰り返される。
次に図10に模様属性情報55bについての具体例を示す。図10は上述の4パターン×4パターンの配置に対して、それぞれの領域に対する模様属性を示し、各ドットパターンがその模様属性に従ったパターンであるように規定するものである。
例えば図において、斜線部分74は濃く見えるようなドットパターンを指定し、白い部分75は薄く見えるようなドットパターンを指定するものであるとすると、実際の4パターン×4パターンの配置は図11に示したようになる。
図11では、図10の斜線部分74に相当する領域が濃いパターン、白い部分75に相当する領域が薄いパターンとなっている。これが画像全体に渡って反復するため、濃い部分と薄い部分の特定の配置に従った繰り返しが、画像全体としては模様のように見えることになる。従って模様属性の指定の仕方を変えることで、様々な模様を形成することが可能になる。
しかしながら、模様属性の指定に従うためには、例えば濃いパターンと薄いパターンとを任意に選ぶことができなくてはならない。図11の左上領域71は、“14”というデータ値に対応するドットパターンを配置するのであるが、薄いパターンと指定されている。しかし、濃いパターンを指定されることもあり得るのであるから、“14”というデータ値に対応する濃いパターンも必要である。
すなわち、模様属性に対応するために同じデータ値の埋め込みデータに対して、複数のドットパターンが用意されている。次に説明するドットパターン情報55aにその対応関係が含まれている。
ドットパターン情報55aは、5ビットの埋め込み単位データを48画素×48画素のドットパターンと対応づけるものである。図12にドットパターンの構造の具体的な例を示す。
図12において、5ビットの埋め込み単位データに対応づけられるドットパターンを桝目構造で示す。1つの桝目が3画素×3画素で、1つのドットに対応する位置を示す。黒い桝目がドットをうつ位置(以後、オンドットと呼ぶ)であり、白い桝目がドットをうたない位置(以後、オフドットと呼ぶ)である。グレーの桝目は、データによりドットをうったり、うたなかったりする(オンだったり、オフだったりする)位置である。
図のオンドットである黒いドットは、位置決めドットであり、どのドットパターンにおいても常にオンドットであることにより、位置決めの基準となりうる。なお、中央の黒いドットD1は特許文献3の「位置表現ドット」に、それ以外の黒いドットD2は「位置表現補助ドット」に対応する。
グレーのドットは埋め込み単位データの値によりオンであったりオフであったりする、すなわち、情報ドットであり、このオンオフにより、データの値が表現されている。図12では、情報ドットがaからhまでの8ヶ所存在する。
図13にドットパターン情報55aの具体例、すなわち5ビットのデータ値に対して、ドットパターン、すなわち8ヶ所の情報ドットのオンオフを対応づけた例を示す。
ドット位置は0と1の8ビットで表現しているが、abcdefghの順と対応するように0と1を並べたものであり、1がオンドット、0がオフドットを示している。つまり、データ“0”に対応する薄いパターンであれば、ドット位置が00000001となっているので、hの位置だけがオンドット、他のaからgの位置はすべてオフドットであるということになる。
図13から分かるように、どのデータ値に対しても、同じデータ値に対して2つの異なるドット配置を有するドットパターン(薄いパターンと濃いパターン)が対応づけられている。薄いパターンはオンドットの個数が1か2であり、濃いパターンはオンドットの個数が5か6である。すなわち、オンドット数によって薄く見えたり、濃く見えたりするようにして、薄いパターンと濃いパターンが用意されている。
図14に、データ値“10”に対して薄いパターンが指定されたときの、ドットパターンの例を示す。図13によればデータ値“10”に対する薄いパターンのドット位置は00001001である。従ってeとhの位置だけがオンドットということになる。従って図14に示すようなドット配置となる。
このようにドットパターン情報55aを参照して、複数のパターン、すなわち薄いパターンと濃いパターンから前述した模様属性55bに従って任意に選択することにより、ドットパターンにデータ値を埋め込んで表現しながら、同時にドットパターンの配置により任意の模様を形成することができるのである。
また模様属性とデータ値との組み合わせは任意である。すなわち、同じ埋め込みデータに対して、任意の模様を付加できると同時に、異なる埋め込みデータに対して一見よく似て見える模様を付加することもできる。そのため、埋め込んだデータが解読されにくいという効果もある。
また特開2006−135755号公報に記載されている技術のように、網掛け模様のような画像部分がある画像データの場合、その網掛け模様部分を除去し、濃いパターンを付加、白地部分には薄いパターンを付加、といったことに適応することも可能である。
また薄いパターン(オンドットが1または2)、濃いパターン(オンドットが5または6)に加えて、中間濃度パターン(オンドットが3または4)などを用意して、さらに異なった濃度を表現することもできる。
以下、図7のフローチャートの説明に戻る。
ステップS23ではドットパターン選択部53が、ドットパターン記憶部55を参照して、それぞれの埋め込み単位データに対する埋め込み配置を設定し(図9に例を示したような配置である)、また模様属性情報55bを参照して、それぞれの埋め込み配置に対する模様属性を設定する(図11に例を示したような模様属性である)。
次にステップS24ではドットパターン選択部53が、ドットパターン記憶部55のドットパターン情報55aを参照して、それぞれの埋め込み単位データに対するドットパターンを選択する。但し、対応するドットパターンは、濃いパターンと薄いパターンとがあるので、ステップS23で設定した模様属性に従ってどちらかを選択する。選択するために参照するドットパターン情報55aは、図13に例を示したものである。
図15にステップS23からステップS24によって選択されたドットパターン配置の例を示す。図8のように80ビットデータを5ビットずつの16の埋め込み単位データに分割して、図9のように4×4パターンに配置し、図13のドットパターン情報に従って、各パターンをデータ値と図11のような模様属性に応じて選択したドットパターンに置き換えて形成された4×4のドットパターン配置がこの図15である。
<データ埋め込み工程>
次にステップS25はデータ埋め込み工程であり、データ埋め込み処理部54が、4×4のドットパターン配置をステップS21で取得した画像データ41と合成し、データ埋め込み画像を生成する。ドットパターン配置は画像データ41全体に渡って繰り返し、反復して配置する。
さらにステップS26では、埋め込み画像出力部116が、生成されたデータ埋め込み画像を出力する。例えばプリンタ15などにより、データを埋め込んだ印刷物が出力される。印刷されたデータ埋め込み画像の例が図5である。文書画像の背景に地紋(図ではグレーの領域に見える)が生じているが、これがドットパターン配置の反復配列である。
上述したように、埋め込むデータ値に対して、模様属性に応じた複数のドットパターンを定義しておくことにより、データ量を確保しながら、データ検出しやすく、かつ任意の模様を形成することができるデータ埋め込み処理が実現できる。
<データ検出処理>
図4のステップS12に相当するデータ検出処理の一例の流れを説明する。基本的に図7を用いて説明したデータ埋め込み処理の逆の処理であり、対応して説明できる部分については説明を省略する。
データ検出処理が開始されると、まずデータ埋め込み画像が入力される。画像入力は例えばスキャナ(不図示)やその他PCに接続された一般入力装置や通信回線などにより入力される。
次にドットパターン検出処理が行われる。ドットパターン記憶部55を参照して、取得したデータ埋め込み画像データの埋め込み位置毎に、特許文献3や、パターンマッチングなどの公知の手法を用いて、ドットパターンを抽出する。
次にデータ取り出し処理が行われる。ドットパターン記憶部55のドットパターン情報55aを参照して、それぞれのドットパターンに対するデータ値を取り出す。ドットパターン情報は図13に例を示したようなものである。ドットパターンが薄いパターンであるか濃いパターンであるか、すなわち模様属性にかかわらず、図13に従って図9のような各埋め込み位置のドットパターンに対応するデータ値が求められる。
最後にデータ復元処理が行われる。各埋め込み位置毎に得られた埋め込み単位データ(5ビットデータ)を総合して、元の埋め込みデータを復元する。
後は適宜、復元されたデータを出力するなどの処理が行われる。例えばプリンタ15やモニタ13などにより、復元された埋め込みデータが出力される。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を以下に説明する。第2の実施の形態は、ドットパターン情報55aと、それに基づくドットパターン選択工程(図7のステップS23及びS24)のみが、第1の実施の形態とは異なる。ドットパターン情報と、それに基づくドットパターン選択工程のみを説明する。
まず、予めドットパターン記憶部55に保持されているドットパターン情報55aついて説明する。このドットパターン情報55aにより、具体的な埋め込みデータのドットパターンへの置き換えが規定される。
5ビットずつの埋め込み単位データに対するパターン配置は、第1の実施の形態と同様であるとする(図9の配置参照)
また図16には模様属性情報55bについての具体例を示す。図16は前述の4パターン×4パターンの配置に対して、それぞれの領域に対する模様属性を示し、各ドットパターンがその模様属性に従ったパターンであるように規定するものである。
例えば図16においては、各領域に対する模様属性として、第1配置パターンまたは第2配置パターンがそれぞれ指定されている。後述するが、第1配置パターンはドットの二次元的配置形状が矩形に見えるようなドットパターンを指定し、第2配置パターンはドットの二次元的配置形状が円形に見えるようなドットパターンを指定するものである。
図17においては、図16の第1配置パターンに相当する領域が矩形形状、第2配置パターンに相当する領域が円形形状となっている(但し、図ではドットの配置を矩形または円形の破線で示している)。これが画像全体に渡って反復するため、矩形部分と円形部分の特定の配置に従った繰り返しが、画像全体としては模様のように見えることになる。
従って模様属性の指定の仕方を変えることで、第1の実施の形態と同様に様々な模様を形成することが可能になる。但し、第1の実施の形態の場合は、薄いパターンと濃いパターン、つまり濃淡の模様を形成するものであったが、本処理例では、矩形と円形のドット配置の形状で模様が形成されている。
模様属性の指定に従うためには、第1配置パターンと第2配置パターンとを任意に選ぶことができなくてはならないことも第1の実施の形態と同様である。模様属性に対応するために、同じデータ値の埋め込み単位データに対して用意された複数のドットパターンは、やはり次に述べるドットパターン情報55aにその対応関係が示されている。
ドットパターン情報55aは、第1の実施の形態と同様に5ビットの埋め込み単位データを48画素×48画素のドットパターンと対応づけるものであり、図18(a)及び図18(b)にドットパターンの構造の具体的な例を示す。
図18(a)は、模様属性の第1配置パターンに相当するドットパターン構造であり、第1の実施の形態の図12とほぼ同様である。
常にオンドットである位置決めドットは、中央部のみとしている。aからhの情報ドットも、その配置は第1の実施の形態での図12と同様であり、8ヶ所のドット位置はその配置形状が矩形をなしている。
図18(b)は、模様属性の第2配置パターンに相当するドットパターン構造であり、aからhの情報ドットの配置が、第1の実施の形態での図12と、すなわち図18(a)とは異なる。aからdの4ヶ所のドット位置が図18(a)と微妙にずれており、aからhの8ヶ所の情報ドットは、その配置形状が円形をなすようにドット位置が構成されている。
図19に埋め込み単位データ、すなわち5ビットのデータ値に対して、ドットパターン、すなわち8ヶ所の情報ドットオンオフを対応づけた例を示す。ドット位置は0と1の8ビットで表現しているが、abcdefghの順と対応するように0と1を並べたものであり、1がオンドット、0がオフドットを示しているのは、第1の実施の形態での図13と同様である。
但し、第1配置パターンと第2配置パターンとでは、同一のデータ値に対して、ドットのオンオフは同一でも、その配置形状が矩形または円形となる。つまり、データ“0”に対応する第1配置パターンであれば、ドット位置が11111100となっているので、gとhの位置だけがオフドット、他のaからfの位置はすべてオンドットであり、その情報ドット配置は図18(a)のような配置(矩形)ということになる。
図18(a)及び図18(b)に示したように、どのデータ値に対しても、同じデータ値に対して2つの異なる形状のドット配置を有するドットパターン(第1配置パターンと第2配置パターン)が対応づけられている。しかも図19から分かるように、何れのパターンもオンドットの個数が6か7であり、フルドットに近い状態で矩形もしくは円形の形状を見えやすくするようにして、第1配置もしくは第2配置のパターンは構成されている。
このドットパターン情報55aに従って、既に図17において示したように、図16のように指定された模様属性としての第1配置パターンに相当する領域が矩形形状のドットパターン(図18(a)参照)、第2配置パターンに相当する領域が円形形状のドットパターン(図18(b)参照)となる。これが画像全体に渡って反復するため、矩形部分と円形部分の特定の配置に従った繰り返しが、画像全体としては模様のように見えることになる。
従って模様属性55bの指定の仕方を変えることで、第1の実施の形態と同様に様々な模様を形成することが可能になる。但し、第1の実施の形態の場合は、薄いパターンと濃いパターン、つまり濃淡の模様を形成するものであったが、本処理例では、矩形と円形のドット配置の形状で模様が形成されている。
このようにドットパターン情報55aを参照して、前述した模様属性55bに従い、複数のパターン、すなわち第1配置パターンと第2配置パターンから任意に選択することにより、ドットパターンにデータ値を埋め込んで表現しながら、同時にドットパターンの配置により任意の模様を形成することができる。
<ドットパターン選択工程>
次に、図7のステップS23からステップS24に相当するドットパターン選択工程について説明する。第1の実施の形態と同様の部分は省略する。
ステップS23は第1の実施の形態と同様に、ドットパターン選択部53がそれぞれの埋め込み単位データに対する埋め込み位置を設定する。またドットパターン選択部53が、それぞれの埋め込み位置に対して、ドットパターン記憶部55の模様属性情報55bを参照する。模様属性情報55bは図16に例を示したようなものである。
次にステップS24ではドットパターン選択部53が、ドットパターン記憶部55のドットパターン情報55aを参照して、それぞれの埋め込み単位データに対するドットパターンを選択する。選択するために参照するドットパターン情報55aは、図19に例を示したようなものである。但し、対応するドットパターンは、図18(a)に例を示す第1配置パターンと図18(b)に例を示す第2配置パターンとがあるので、参照した模様属性55bに従ってどちらかを選択する。
図20には、ステップS23からステップS24によって選択されたドットパターン配置を画像全体に展開した例を示す。図8のように80ビットデータを5ビットずつの16のデータパターンに分割して、図9のように4×4パターンに配置する。そして図19のドットパターン情報55aに従って、各パターンをデータ値と図16のような模様属性55bに応じて選択したドットパターンに置き換えて4×4のドットパターン配置を形成する。それが図17であり、そのドットパターン配置を画像全体に渡って反復したものがこの図20である。但し、図ではドットの配置を矩形または円形の破線で示している。
<データ検出処理>
第2の実施の形態でのデータ検出処理の流れを説明する。基本的に第1の実施の形態でのデータ検出処理と同様の処理であり、異なる部分について説明する。
データ検出処理が開始されると、まずデータ埋め込み画像が入力される。
ドットパターン検出処理も第1の実施の形態と同様である。埋め込みデータの配置は図9と同様であり、データは5ビットずつに分割されてドットパターンに置き換えられている。
次にデータ取り出し処理においては、ドットパターン記憶部55のドットパターン情報55aを参照して、それぞれのドットパターンに対するデータ値を取り出す。ドットパターン情報55aは図19に例を示したようなものである。ドットパターンが第1配置パターンであるか第2配置パターンであるか、すなわち模様属性55bにかかわらず、図18(a)、(b)、そして図19に従って図9のような各埋め込み位置のドットパターンに対応するデータ値が求められる。
次にデータ復元処理も第1の実施の形態の場合と同様である。図8に例示したように各位置のドットパターンに対応する5ビットのデータ値が求められ、元の80ビットの埋め込みデータを復元することができる。
後は復元されたデータの出力についても、本発明の第1の実施の形態と同様である。
以上述べてきたように、本発明に係る上記のような実施形態によれば、ドットパターンを用いてデータ埋め込み画像を作成するに当たり、埋め込むデータに対応してドットのパターンを変更するとともに、模様属性に応じてもパターンを変更することができる。模様属性に応じたパターンの違いは、模様としての見た目を変えるようなパターン変更である。
これにより、コピー原稿を含む印刷物からのデータ検出の精度を確保し、十分なデータ量を埋め込み、かつ地紋としての模様を簡単に付加することができるドットパターンを用いたデータ埋め込み画像の作成が可能になる。また当該データ埋め込み画像の作成を行う画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラムを提供することができる。
なお、上述の実施形態ではプリンタやスキャナが接続された、あるいは接続されていない装置を画像処理装置の具体例としてあげたが、プリンタやスキャナは、それぞれ接続されていてもよいし、また別体でもよい。別体とする場合、プリンタを備えた画像処理装置によってデータ埋め込み処理の行われた画像のプリントが行われ、それにより得られた印刷物を、スキャナを備えた画像処理装置によって読取り、埋め込みデータの検出処理を行うこととなる。
また、上記実施形態では埋め込み、検出処理におけるデータをパターンに置き換えるサイズ、埋め込みデータの配置パターンの構成、使用するドットパターンとそのサイズ、それらの対応関係などは、すべて例示であり、任意に変更可能である。
なお、上述の実施形態として、パーソナルコンピュータを用いた画像処理装置、MFPを用いた画像処理装置を例に挙げたが、装置の形態も任意に変更可能である。また、上記の処理を実行するプログラムとして任意の記録媒体に記録して、当該プログラムの実行可能な様々な装置で使用することもできる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施形態における画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 図1におけるPC16の内部構成例を示すブロック図である。 本実施形態における画像処理装置の別の構成例を示すブロック図である。 本実施形態における画像処理装置の処理の概略フローを示すフローチャートである。 画像処理によりドットが埋め込まれた印刷物の具体例を示す図である。 本実施形態における画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 図4のステップS11の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 埋め込みデータの具体例を示す図である。 埋め込みデータの画像内における配置の具体例を示す図である。 埋め込み位置の模様属性についての具体例を示す図である。 模様属性に基づくパターン配置の具体例を示す図である。 ドットパターンの構造の具体的な例を示す図である。 ドットパターン情報の具体例を示す図である。 データ値10に対して、模様属性として薄いパターンが指定されたときの、ドットパターンの例を示す図である。 ドットパターン選択工程により選択されたドットパターンの配置の具体例を示す図である。 第2の実施形態における模様属性情報の具体例を示す図である。 第2の実施形態におけるドットパターン選択工程により選択されたドットパターンの配置の例を示す図である。 第2の実施形態における模様属性の(a)第1配置パターン、及び(b)第2配置パターンに相当するドットパターン構造の具体例を示す図である。 第2の実施形態におけるドットパターン情報の例を示す図である。 図17のドットパターン配置を画像全体に渡り反復、展開した状態を示す図である。
符号の説明
11 マウス
12 キーボード
13 モニタ
14 外部記憶装置
15 プリンタ
16 PC
17 画像処理プログラム
21 ユーザ指示
22 画像データ表示
23 プリント画像
24 入出力インタフェース
25 CPU/メモリ
26 記憶装置
27 OS
28 画像処理部
31 操作パネル部
32 スキャナ部
33 プリンタ部
34 MFP本体
41 画像データ
42 埋め込みデータ
43 印刷物
51 画像データ取得部
52 埋め込みデータ取得部
53 ドットパターン選択部
54 データ埋め込み処理部
55 ドットパターン記憶部
55a ドットパターン情報
55b 模様属性情報
56 埋め込み画像出力部
61 ドットパターンを埋め込んだ画像領域
71 1パターン目のドットパターン領域
72 2パターン目のドットパターン領域
74 濃いパターンの領域
75 薄いパターンの領域

Claims (9)

  1. 画像情報にドットパターン化したデータを埋め込み、データ埋め込み画像を作成する画像処理装置であって、
    複数種類の埋め込み用ドットパターンを記憶するドットパターン記憶部と、
    前記ドットパターン記憶部に記憶された前記複数種類の埋め込み用ドットパターンから、それぞれの埋め込みデータに対応したドットパターンを選択し、読み出すドットパターン選択手段と、
    前記ドットパターン選択手段により読み出されたドットパターンを用いて、前記データ埋め込み画像を作成するデータ埋め込み手段と、を有し、
    前記ドットパターン記憶部には、それぞれの前記埋め込みデータの値毎に、対応する複数のドットパターンが記憶されており、
    前記ドットパターン選択手段は、
    前記埋め込みデータ毎に、対応する前記複数のドットパターンから、該埋め込みデータの埋め込み位置に応じてドットパターンを選択する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドットの個数が異なるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドット配置の表す形状が異なるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 画像情報にドットパターン化したデータを埋め込み、データ埋め込み画像を作成する画像処理方法であって、
    複数種類の埋め込み用ドットパターンを記憶するドットパターン記憶部から、それぞれの埋め込みデータに対応したドットパターンを選択し、読み出すドットパターン選択工程と、
    前記ドットパターン選択工程により読み出されたドットパターンを用いて、前記データ埋め込み画像を作成するデータ埋め込み工程と、を有し、
    前記ドットパターン記憶部には、それぞれの前記埋め込みデータの値毎に、対応する複数のドットパターンが記憶されており、
    前記ドットパターン選択工程では、
    前記埋め込みデータ毎に、対応する前記複数のドットパターンから、該埋め込みデータの埋め込み位置に応じてドットパターンが選択される
    ことを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドットの個数が異なるものである
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドット配置の表す形状が異なるものである
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  7. 画像情報にドットパターン化したデータを埋め込み、データ埋め込み画像を作成する画像処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    複数種類の埋め込み用ドットパターンを記憶するドットパターン記憶部から、それぞれの埋め込みデータに対応したドットパターンを選択し、読み出すドットパターン選択工程と、
    前記ドットパターン選択工程により読み出されたドットパターンを用いて、データ埋め込み画像を作成するデータ埋め込み工程と、をコンピュータに実行させ、
    前記ドットパターン記憶部には、それぞれの前記埋め込みデータの値毎に、対応する複数のドットパターンが記憶されており、
    コンピュータに実行させる前記ドットパターン選択工程では、
    前記埋め込みデータ毎に、対応する前記複数のドットパターンから、該埋め込みデータの埋め込み位置に応じてドットパターンが選択される
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドットの個数が異なるものである
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記埋め込みデータに対応する前記複数のドットパターンは、オンドットとオフドットの二次元的配置により構成され、互いにオンドット配置の表す形状が異なるものである
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013150289A (ja) * 2012-01-21 2013-08-01 Tzu Fong Huang ドットコードを用いたデータ入力/出力方法
JP2015231234A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 松翰科技股▲ふん▼有限公司 グラフィカルインジケータ
US10614333B2 (en) 2015-10-19 2020-04-07 Sonix Technology Co., Ltd. Method for reading graphical indicator, indicator structure and electronic apparatus thereof

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