JP4785625B2 - 画像処理装置および画像処理方法、プログラム、記録媒体、システム - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法、プログラム、記録媒体、システム Download PDF

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Description

本発明は画像処理装置および画像処理方法、プログラム、記録媒体、システムに関し、特に文書画像において秘匿情報に対するマスキングを行う画像処理技術に関する。
個人情報保護法の施行に伴い、個人情報を取り扱う機器における個人情報漏洩防止策の機能実現は非常に重要な課題である。
従来、個人情報を不可視とするために、これをマスキングまたは黒塗りして印刷出力する技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1によれば以下のような技術が開示されている。まず原稿をスキャナで読み取り、次に座標情報を入力する手段を用いて個人情報部の座標情報を入力し、この入力情報に従って個人情報である第1情報とそれ以外の情報である第2情報を分離する。そして、第1情報についてはマスキング処理を行った後、電子化や印刷出力する。
また、特許文献2によれば、個人情報をバーコード化し、そのバーコードと会社のロゴとを合成することで、個人情報を隠しデータとして持たせる技術が開示されている。
また、特許文献3によれば、印刷用の文書作成処理を文書作成工程と文書編集工程に分け、まず文書作成工程において、マスキングや削除等の付与すべき装飾処理情報と、特定領域を示す座標情報をバーコードや電子透かしとして背景に埋めこむ。そして文書編集工程において、該背景に埋め込まれた情報に従い、マスキング等の処理を行う技術が開示されている。
特開2004−318875号公報 特開2004―17538号公報 特開2005−236843号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、原稿を読み取る毎に、原稿上の個人情報位置の座標情報を入力する必要があり、大量枚数のマスキング処理には不向きであった。
また特許文献2に開示された技術によれば、ロゴが無い文書では個人情報を隠蔽する場所が無く、その場合の対応が不明であった。また、個人情報を隠蔽したバーコードの復号方法が漏れてしまうと、個人情報が容易に漏洩してしまう。
また特許文献3に開示された技術によれば、装飾情報として、マスキング、差し替え等の処理情報や、マスキング位置を示す座標情報を、透かし情報として背景に埋め込むことにより、以下のような問題があった。まず、埋め込む情報量が膨大となってしまっていた。また、文書上から装飾情報部分が切り取られてしまう等、その一部でも欠落した場合、個人情報に対してマスキングを確実に行うことができずに、漏洩してしまう可能性があった。
本発明は上述した問題を解決するためになされたものであり、原稿上の秘匿情報部を確実にマスキングすることによって、その漏洩を確実に防止する画像処理技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
すなわち、秘匿情報に対するマスキングをその出力時に可能とする原稿画像を作成する画像処理装置であって、前記原稿画像を入力する原稿入力手段と、前記原稿画像上におけるマスキング対象位置を示すマスキング位置情報に対応する文字画像に対し、マスキング対象である旨を示すマスキング情報を、前記文字画像の文字毎に、電子透かし情報として挿入するマスキング情報挿入手段と、前記マスキング情報が挿入された原稿画像を出力するマスキング情報挿入原稿出力手段と、前記マスキング情報挿入原稿出力手段で出力された原稿画像において、マスキング処理を行うかを選択する選択手段と、前記選択手段でマスキング処理を行うことが選択された場合、前記マスキング情報が挿入された文字画像を特定する文字特定手段と、該特定された文字画像についてマスキングを施すマスキング手段と、該マスキングが施された原稿画像を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
さらに、前記マスキング情報挿入原稿出力手段で出力された原稿画像において、前記マスキング情報が挿入された文字画像を特定する文字特定手段と、該特定された文字画像についてマスキングを施すマスキング手段と、該マスキングが施された原稿画像を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
以上の構成からなる本発明によれば、原稿上の秘匿情報部を確実にマスキングすることが可能となるため、その漏洩を確実に防止することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態における画像処理システムの機能構成を示すブロック図である。同図によれば、本実施形態の画像処理システムは、パーソナルコンピュータ(以降、PC)101と、コピー、スキャナ、プリント等の複合機能を有するMFP(Multi Function Peripheral)102とで構成される。両者はLAN等のネットワークに接続され、画像等のデータやプロトコルコマンドの交換ができる状況にある。
PC101は、演算、表示、入出力等の通常のコンピュータ機能を実現する基本機能部103を有する。そしてPC101はさらに、本発明に関る各原稿様式のマスキング位置情報を登録、保存する原稿様式別マスキング位置情報登録保存部104と、マスキング対象となる文字を加工するマスキング情報挿入部105の機能を有する。なおPC101には、PC101側においてMFP102のプリンタ機能、スキャナ機能、FAX機能等を制御するためのドライバや、原稿を作成するためのアプリケーションソフトが既にインストールされているものとする。
MFP102は、コピー、スキャン、プリンタ、画像処理等のMFPの基本機能を司る基本機能部107と、原稿を読み取るスキャナ部108、印刷紙を出力するプリンタ部109、本発明に関る加工文字マスキング処理部106の機能を有する。
本実施形態は、以下の3段階の処理によって実現される。まず、「原稿様式とそのマスキング位置の登録処理」である。次に、「情報埋め込み原稿の生成処理」である。そして、「該情報込み原稿に対するマスキング処理」である。以下、これら各段階の処理について、順に説明する。
●原稿様式とそのマスキング位置の登録処理
この機能は、主にPC101の原稿様式別マスキング位置情報登録保存部104を用いて実現される。PC101には、原稿様式とそのマスキング位置を示す情報を登録及び保存するために、後述する機能を実現するための専用の登録アプリケーションソフトがインスト―ルされているものとする。なお、この登録処理を、専用の登録アプリケーションソフト以外によって実現することも可能である。例えば、通常業務で使用している一般的な原稿作成用アプリケーションソフトウェア(マイクロソフト社のワード(登録商標)等)や帳票作成ソフトウェアのプラグイン・ソフトウェアとして、この登録処理を実現することも考えられる。
図2に、本登録処理のフローチャートを示し、説明する。
まずユーザは、PC101の不図示のドライバ経由でMFP102のスキャナ108を動作させ、未記入の各種帳票のフォーマット用紙から電子データを生成し、これを原稿獲得部1041が入手する(S201)。もしも、PC101側において既に用紙データを持っていれば、この処理は割愛することができる。
次にユーザは、PC101で登録用アプリケーションソフトを起動し(S202)、原稿獲得部1041で入手した電子化帳票フォーマット用紙を開いてディスプレイに表示させる(S203)。
ここで図3に、帳票フォーマット用紙の一例を示す。同図は保険契約用の未記入の帳票フォーマット用紙例を示し、個人情報としては「名前」、「住所」、「電話番号」の各項目が該当するが、「契約者ID」は該当しないものとする。
以上のような帳票フォーマットがPC101に表示されると、次にPC101は、ユーザに対して帳票フォーマット番号の入力を促すような表示を行う。これに従い、ユーザは操作部を用いて帳票フォーマット番号を入力する。図3の帳票例では、右下に示される番号「KAA051」が帳票フォーマット番号である。するとPC101では、入力された帳票フォーマット番号を原稿様式特定部1042で入手し、保持する(S204)。なお、この帳票フォーマット番号は、帳票フォーマット毎に予め定められており(契約番号ではない)、この番号により帳票フォーマットを特定できるものである。
そしてユーザは、PC101の操作部やマウスを用いて、帳票フォーマットにおける「個人情報部」を指定する。すなわち図3の例によれば、項目301、302、304の枠の位置を個人情報部として指定する。するとPC101では、帳票番号に対応するマスキング位置情報として、該指定された「枠の位置」をマスキング位置指定部1043に入手して保持する(S205)。
そして、原稿様式特定部1042に保持された帳票フォーマット番号と、マスキング位置指定部1043に保持された枠の位置の情報を関連付けて、帳票フォーマット別マスキング位置情報として、マスキング位置情報保存部1044に保存する(S206)。
以上の処理によって、原稿様式とそのマスキング位置を示す情報の登録が完了する。
なお、マスキング位置情報の形式としては、帳票自体のデータをXML等のデータ形式で持つなら、「個人情報=名前、住所、電話番号」のように持てば良い。また画像データとして扱うなら、例えば座標情報としての「枠の位置」だけや、図4に示すようにマスキング位置(黒塗り部分)を含む画像データ全部を保存するようにすればよい。
ユーザは、上述した登録処理を、使用対象となる全ての帳票フォーマットについて行う必要がある。例えば、業務で10種類の帳票を使用しているユーザであれば、以上の処理を10回繰り返すことによって、使用対象である全ての帳票フォーマットのマスキング位置情報を、サーバに登録しておく。なお、この登録作業をユーザ個人が行うのではなく、帳票登録代行サービスとしてメーカが請け負うビジネス形態も考えられる。
●情報埋め込み原稿の生成処理
この機能は、主にPC101のマスキング情報挿入部105を用いて実現される。PC101には、業務で使用している帳票作成ソフトウェアと本方法を実現するプラグイン・ソフトウェアが既にインスト―ルされており、それらによって後述する機能が実現される。
図5に、本原稿生成処理のフローチャートを示し、説明する。
まずPC101で帳票作成ソフトウェアを起動する(S501)。次に、これから使用する帳票フォーマットを選択して開き(S502)、帳票の各項目を記入していく(S503)。図3に示す帳票フォーマットであれば、顧客の「名前」、「住所」、「契約者ID」、「電話番号」「契約内容」を順次入力していく。ここまでは、通常の帳票作成手順と同様である。
各項目の入力が終了すると、アプリケーションソフトのメニューから「個人情報保護モード」を選択する(S504)。このモードは、本原稿生成処理を実現するソフトウェアをアプリケーションソフトにプラグインしたことで追加されたものである。
これにより、PC101は原稿獲得部1051において、記入済み帳票を入手して保持し、次の画面に帳票フォーマット番号の入力を促す表示を行う。するとユーザは、図3に示す帳票の右下にある番号「KAA051」を、PC101の操作部を用いて入力する(S505)。するとPC101では該入力された番号を、原稿様式特定部1052で入手し、保持する。
なお、ステップS505の処理は帳票フォーマットを特定するための処理であるが、これを他の処理に置き換えることによって、ユーザによる帳票番号の入力処理を割愛することも可能である。例えば、OCRやレイアウト解析などの画像認識技術を適用することによって、帳票の種類を特定することもできる。例えば、図3に示す帳票フォーマット例の場合、OCR技術を用いて下部にある「帳票番号」と「KAA051」を読み取り、「KAA051」をフォーマット番号として識別する。また、図3に示す帳票フォーマットをレイアウト解析することによって、該フォーマットは同様のフォーマットを有する「KAA051」であると識別される。さらに、レイアウト解析とOCR技術を組み合わせてフォーマット識別を行うことも可能である。例えば図3において、フォーマットと「名前」「住所」「契約番号」などの文字、さらには標題などを読み取り、それと同様のフォーマット、及び文字、文字位置などに基づき、該フォーマットが「KAA051」である旨が識別される。
以上のように帳票フォーマットが特定されると、次にPC101のマスキング位置情報獲得部1053は、得られた帳票番号「KAA051」をマスキング位置情報保存部1044に送信する。そして、マスキング位置情報保存部1044から帳票番号KAA051の「マスキング位置情報」を入手して、保持する(S506)。ここで図3に示す帳票フォーマット例においては、マスキング位置情報を示すデータ形式は「個人情報=名前、住所、電話番号」となる。
そして、PC101の文字加工部1054において、マスキング対象である文字を加工する処理が行われる(S507)。
文字の加工方法としては種々考えられるが、ここでは一文字を特殊なドットパターンの組み合わせによって構成する方法を説明する。
まず、「名前」は個人情報に該当するので、例えば名前が「山田太郎」であったとすると、「山」「田」「太」「郎」の4文字すべてを、前記特殊なドットパターンの組合せに変更する。この加工方法を、図6を用いてさらに詳細に説明する。図6において、601が特殊なドットパターンを示す。情報が埋め込まれていない本来の「山」という文字は602に示すようになるが、これをドットパターン601で表現することによって、603のように加工する。本実施形態ではこのように、個人情報に該当する文字を加工して、情報を埋め込むことを特徴とする。以下、「田」「太」「郎」の各文字も同様に、ドットパターンに加工する。そしてさらに、「住所」、「電話番号」の各項目に記載された情報についても、文字単位にドットパターン601で構成していく。これにより、個人情報に該当する全ての文字について、マスキング対象であることを示す情報が埋め込まれる。もちろん、個人情報に該当しない文字については、特別な加工処理は行わない。
以上のように個人情報が文字単位で加工された原稿画像を印刷する際には、PC101のドライバを用いて加工原稿出力部1055経由で、MFP102のプリンタ部109から、マスキング情報挿入紙原稿111として印刷される(S508,S509)。
以上の処理によって、マスキング位置を示す情報が埋め込まれた原稿が作成されるが、該情報は秘匿すべき情報そのものに埋め込まれている。したがって、該原稿を印刷することによって作成された帳票は、個人情報保護モードが選択されていない状態で印刷したものと見た目にはほぼ同等であるため、保存用の原本として用いることが可能である。また、特に大量の印刷処理を行う場合には、多少なりとも使用トナー量を削減することができる。
また、印刷せずに電子データファイルとして保存する場合には、PC101のマスキング情報挿入原稿保存部1056に、電子データ形式のまま保存する(S510)。
以上のように「電子帳票」の文字を加工することによって、情報を埋め込んだ紙帳票または電子帳票を生成する処理について説明したが、本発明はこれに限らず、既に作成された「紙帳票」から文字を加工することも同様に実現できる。すなわち、まずMFP101のスキャナ部108で紙帳票を読み取り、ユーザによる「モード選択」(S504),「帳票フォーマット番号入力」(S505)を、MFP102の表示部および操作部を用いて行わせる。そして次に、MFP102はPC101と連携して「マスキング位置情報」を入手する(S506)。そしてMFP101においてマスキング位置情報に従い、読み取った原稿の文字を加工して情報を埋め込み(S507)、印刷(S509)もしくは保存(S510)する。
●情報埋め込み原稿に対するマスキング処理
この機能は、主にMFP102の加工文字マスキング処理部106を用いて実現される。
図7に、本マスキング処理のフローチャートを示し、説明する。
まずユーザは、上述したように生成、印刷されたマスキング情報挿入紙原稿111を、MFP102の原稿台もしくはADFにセットし(S701)、コピーボタンを押下する(S702)。本マスキング処理を実行するためにユーザが行う操作はこれだけであり、通常のコピー作業と同等である。
なお、ここではセキュリティを重視するために、原稿内においてマスキング対象として指定された文字については強制的にマスキングを行う例を説明するが、MFP102の表示部や操作部を用いて、マスキング処理の可否を選択可能としてもよい。
図7のフローチャートに戻り、MFP102は、セットされた原稿をスキャナ部108で読み取り(S703)、埋め込まれたマスキング位置を示す情報を抽出することによって、マスキング対象となる文字を特定する(S704)。
このステップS704における対象文字特定処理は、加工文字マスキング処理部106において実行されるが、以下、その詳細について説明する。
まず加工文字特定部1061において、一般的なOCR技術の前処理として知られている文書解析技術を用いて、読み取った原稿上の文字領域を特定し、さらに該文字領域を1行ずつに分割し、さらにその1行を1文字ずつに分割する。これにより、図8の801や802に示すように、文字の形状に合わせた矩形を抽出するように文字単位での分割が行われる。
そして、矩形として抽出された全ての文字について、図8に示すドットパターン803とのマッチングを取ることにより、該ドットパターン803を含む文字が抽出でき、マスキング対象も文字として特定される。例えば、個人情報となる「山田太郎」や、その「住所」および「電話番号」の項目内容である文字(または数字)から、ドットパターン803が抽出され、マスキング対象文字として特定される。
ここで特定されたマスキング対象文字は、上述したように矩形として抽出されている。したがって文字マスキング処理部1062においては、マスキング対象文字の矩形内部を、図8の804、805に示すように、黒色で塗りつぶすようにマスキング処理を施す(S705)。
以上の処理を、個人情報として特定された全ての文字に対して行うことによって、マスキング処理済紙原稿112が形成され、これをプリンタ部109で印刷する(S706)。なお、ここでは黒色でマスキングする例を示したが、マスキング処理はこの例に限定されず、例えば白色でマスキングすることによって文字を削除したように見せてもよい。
以上、MFP102において、マスキング情報が挿入された「紙原稿」から、マスキング処理された「紙原稿」を出力する例を説明したが、この入力原稿の形態は限定されない。例えば、図5のステップS510で生成されてマスキング情報挿入原稿保存部1056に保存された、マスキング情報が挿入された「電子ファイル」についても、本マスキング処理を適用することが可能である。すなわち、この電子ファイルをMFP102に送り、これを加工文字マスキング処理部106で処理することによって、プリンタ部109からマスキング処理済紙原稿112が出力される。すなわち、マスキング情報が挿入された電子ファイルに対しても、図7のステップS704〜S706の処理を施すことによって、マスキング処理済紙原稿112を印刷出力することができる。このように本実施形態においては、電子ファイルから直接マスキング処理された紙原稿を出力することができる。
また、本実施形態では加工された文字をマスキングする例を示したが、逆に、加工されていない文字をマスキングし、加工されている文字については何の処理も施さないようにすることも考えられる。全文字量とマスキングする文字量の比率に応じて、いずれの規則を適用するかを選択して、原稿生成およびマスキング処理を行えばよい。
また、本実施形態ではPC101とMFP102によるシステム構成を例として説明してたが、さらにサーバを設けて一部機能を移管することも可能である。例えば、PC101内の原稿様式別マスキング位置情報登録保存部104の全機能、またはマスキング位置情報保存部1044のみを、サーバに移管にすることが考えられる。この場合、サーバにおいてマスキング情報を一元管理できるため、複数のPCから該マスキング情報を登録、利用することが可能となり、大規模事業所においてはより利便性の高いシステムとなる。
以上説明したように本実施形態によれば、秘匿すべき情報自体にマスキングを示す情報を含んだ画像データが原稿として保持、または印刷される。したがって、マスキングを示す情報だけを切り取って個人情報のマスキングを回避しようとする悪意の攻撃に対して耐性がある。
そして、このようなマスキング情報を含む原稿の印刷時にマスキングを行うことにより、個人情報を含む紙原稿または電子原稿の個人情報部を確実にマスキングすることができ、個人情報の漏洩を防ぐことが可能となる。
なお、上述した第1実施形態においては、所定のドットパターンを用いた電子透かしとして文字毎に個人情報を示す情報を埋め込む方法を説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、QRコード等の2次元バーコードを用いて個人情報を示す情報を文字画像に付与する方法も考えられる。その他、RFID付の記録用紙やミューチップ付の記録用紙に情報を挿入する方法等も、第1実施形態の変形例として考えられる。
<第2実施形態>
以下、本発明に係る第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、上述した第1実施形態で説明したマスキング位置情報保存部1044(図9では9044)に保存された「帳票フォーマット別マスキング位置情報」を利用して、第1実施形態とは異なるマスキング処理を施すことを特徴とする。
図9は、第2実施形態における画像処理システムの機能構成を示すブロック図である。同図によれば、第2実施形態の画像処理システムは、PC901と、コピー、スキャナ、プリント等の複合機能を有するMFP902とで構成される。両者はLAN等のネットワークに接続され、画像等のデータやプロトコルコマンドの交換ができる状況にある。
PC901は、演算、表示、入出力等の通常のコンピュータ機能を実現する基本機能部903を有する。そしてPC901はさらに、本発明に関る各原稿様式のマスキング位置情報を登録、保存する原稿様式別マスキング位置情報登録保存部904の機能を有する。なおPC901には、PC901側においてMFP902のプリンタ機能、スキャナ機能、FAX機能等を制御するためのドライバや、原稿を作成するためのアプリケーションソフトが既にインストールされているものとする。
MFP902は、コピー、スキャン、プリンタ、画像処理等のMFPの基本機能を司る基本機能部907と、原稿を読み取るスキャナ部908、印刷紙を出力するプリンタ部909、本発明に関る即時マスキング処理部906の機能を有する。
第2実施形態は、以下の2段階の処理によって実現される。まず、「原稿様式とそのマスキング位置の登録処理」である。そして次に、「原稿に対するマスキング処理」である。すなわち、上述した第1実施形態で行った、原稿に対する情報の埋め込みは行わない。なお、第2実施形態における「原稿様式とそのマスキング位置の登録処理」は、上述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。以下、第2実施形態の特徴である「原稿に対するマスキング処理」について、詳細に説明する。
●原稿に対するマスキング処理
この機能は、主にMFP102の即時マスキング処理部906を用いて実現される。
図10に、本マスキング処理のフローチャートを示し、説明する。
まずユーザは、MFP902の原稿台にマスキングしたい紙原稿909をセットする(S1001)。ここでセットされる原稿は、マスキング情報の埋め込まれていない、通常に印刷された帳票である。
次に、ユーザがMFP102の表示部や操作部を用いて「マスキングモード」を選択すると、表示部に帳票フォーマット番号の入力を促す画面が表示され、ユーザは該画面に従って帳票フォーマット番号を入力する(S1002)。そしてユーザは、コピーボタンを押下する(S1003)。するとMFP902では、この入力された帳票フォーマット番号を原稿様式特定部9061で入手して保持する。
そしてMFP902では、入手した帳票フォーマット番号をマスキング位置情報獲得部9062を介してPC901に送信し、かつ原稿台に置かれた原稿をスキャンする(S1004)。このスキャンによって得られた原稿画像を「画像A」とする。
次に、PC901のマスキング位置情報保存部9044は、MFP902から送られてきた帳票フォーマット番号に対応した「マスキング位置情報」を特定し、該特定した情報をMFP902に送る(S1005)。
するとMFP902ではマスキング画像生成部9063において、PC901で特定されたマスキング位置情報を用いて、例えば図4に示すように、マスキング位置を黒とした画像データ(画像B)を生成する。そして、画像Aと画像Bを重ね合わせた画像を生成する(S1006)。例えば、画像A,B共に2値画像であり、画素値として黒を1、白を0とすると、同じ画素位置の画素値のORをとることによって、図4の401,402,404に示す個人情報部分は、画像Aの内容によらず、必ず黒色にマスキングされる。つまり、マスキング位置を含む画像Bを利用することによって、マスキングされた画像データを生成することができる。
そして、該マスキングされた画像データをMFP902のプリンタ部908で印刷することによって、マスキング処理済紙原稿912が出力される(S1007)。
なお、PC901のマスキング位置情報保存部9044に保存する「マスキング位置情報」として、予め画像Bを保存しておくことも有効である。
また、第2実施形態においてPC901が担う機能の一部または全部をMFP902に移管させることによって、例えばMFP902でマスキング処理を行ったり、MFP単体で第2実施形態を実現することも可能である。
また、MFP902で獲得した画像AをPC901に送り、PC901側において、図10のステップS1005〜S1006に相当する画像Bの生成および画像AとBの合成処理を行ってマスキング処理済原稿を生成することも考えられる。
以上説明したように第2実施形態によれば、上述した第1実施形態のようにマスキング情報を含む原稿を作成することはしないものの、個人情報を所定様式で含む紙原稿を印刷する際に、該個人情報部を確実にマスキングすることができる。
<第3実施形態>
以下、本発明に係る第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、上述した第1および第2実施形態に係る夫々の処理を、コンピュータによって実現することを特徴とする。
図11は、第3実施形態に係るコンピュータの基本構成を示すブロック図である。同図に示す構成から成るコンピュータにおいては、上述した第1および第2実施形態のスキャナ、プリンタを除く全ての機能を実行することが可能である。すなわち、各機能構成をプログラムにより表現し、該プログラムをコンピュータに読み込ませることで、コンピュータ上で上記各実施形態のスキャナ、プリンタを除いた全ての機能を実現することができる。
図11において、1101はCPUであり、RAM1102やROM1103に格納されているプログラムやデータを用いて、コンピュータ全体の制御を行うと共に、上記各実施形態で説明した各処理を行う。1102はRAMであり、外部記憶装置1108からロードされたプログラムやデータ、他のコンピュータシステム1114からI/F(インターフェース)1115を介してダウンロードしたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備える。RAM1102はさらに、CPU1101が各種の処理を行うために必要とするエリアを提供する。1103はROMであり、コンピュータの機能プログラムや設定データなどを記憶する。
1104はディスプレイ制御装置であり、画像や文字等をディスプレイ1105に表示させるための制御処理を行う。1105はディスプレイで、画像や文字などを表示する。なお、ディスプレイ1105としてはCRTや液晶画面などが適用可能である。1106は操作入力デバイスであり、キーボードやマウスなど、CPU1101に各種の指示を入力することのできるデバイスにより構成されている。1107は操作入力デバイス1106を介して入力された各種の指示等をCPU1101に通知するためのI/Oである。1108はハードディスクなどの大容量情報記憶装置として機能する外部記憶装置であり、OS(オペレーティングシステム)や上記各実施形態に係る処理をCPU1101に実行させるためのプログラム、入出力原稿画像などを記憶する。外部記憶装置1108に対する情報の書き込みや読み出しは、I/O1109を介して行われる。
1110は文書や画像を出力するためのプリンタであり、印刷対象となる画像データは、I/O1111を介してRAM1102、もしくは外部記憶装置1108から送られてくる。なお、プリンタ1110としては例えば、インクジェットプリンタやレーザビームプリンタ、熱転写型プリンタ、ドットインパクトプリンタなどが挙げられる。1112は文書や画像を読み取るためのスキャナであり、読み取られた入力データは、I/O1113を介してRAM1102、もしくは外部記憶装置1108に送られる。
1116はバスであり、CPU1101、ROM1103、RAM1102、I/O1111、I/O1109、ディスプレイ制御装置1104、I/F1115、I/O1107、I/O1113を互いに通信可能となるように接続する。
なお第3実施形態においては、スキャナやプリンタを除いた機能を実現する処理をコンピュータにより行なう例を示したが、これらの処理の一部を、スキャナやプリンタに内臓された専用のハードウェア回路を用いて代行しても良い。
なお、上述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
以上説明したように第3実施形態によれば、上述した第1および第2実施形態における画像処理システムを、コンピュータシステムとして実現することができる。
<他の実施形態>
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。なお、この場合のプログラムとは、実施形態において図に示したフローチャートに対応したプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、以下に示す媒体がある。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD-ROM,DVD-R)などである。
プログラムの供給方法としては、以下に示す方法も可能である。すなわち、クライアントコンピュータのブラウザからインターネットのホームページに接続し、そこから本発明のコンピュータプログラムそのもの(又は圧縮され自動インストール機能を含むファイル)をハードディスク等の記録媒体にダウンロードする。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせることも可能である。すなわち該ユーザは、その鍵情報を使用することによって暗号化されたプログラムを実行し、コンピュータにインストールさせることができる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、実行されることによっても、前述した実施形態の機能が実現される。すなわち、該プログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行うことが可能である。
本発明に係る一実施形態における画像処理システムの機能構成を示すブロック図である。 本実施形態における原稿様式とそのマスキング位置を示す情報の登録処理を示すフローチャートである。 本実施形態における帳票フォーマット用紙の一例を示す図である。 本実施形態におけるマスキング位置を含む帳票フォーマットの画像データの一例を示す図である。 本実施形態における情報埋め込み原稿の生成処理を示すフローチャートである。 本実施形態におけるドットパターンで構成された文字の一例を示す図である。 本実施形態における情報埋め込み原稿に対するマスキング処理を示すフローチャートである。 本実施形態における一文字の矩形とそのマスキング結果を示す図である。 第2実施形態における画像処理システムの機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態における原稿に対するマスキング処理を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるコンピュータシステムの基本構成を示すブロック図である。

Claims (9)

  1. 秘匿情報に対するマスキングをその出力時に可能とする原稿画像を作成する画像処理装置であって
    前記原稿画像を入力する原稿入力手段と、
    前記原稿画像上におけるマスキング対象位置を示すマスキング位置情報に対応する文字画像に対し、マスキング対象である旨を示すマスキング情報を、前記文字画像の文字毎に、電子透かし情報として挿入するマスキング情報挿入手段と、
    前記マスキング情報が挿入された原稿画像を出力するマスキング情報挿入原稿出力手段と、
    前記マスキング情報挿入原稿出力手段で出力された原稿画像において、マスキング処理を行うかを選択する選択手段と、
    前記選択手段でマスキング処理を行うことが選択された場合、前記マスキング情報が挿入された文字画像を特定する文字特定手段と、
    該特定された文字画像についてマスキングを施すマスキング手段と、
    該マスキングが施された原稿画像を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. さらに、前記原稿画像の様式ごとに、当該原稿画像上におけるマスキング対象位置を示すマスキング位置情報を登録するマスキング位置登録手段を有し、
    前記マスキング情報挿入手段は、
    前記原稿入力手段で入力された原稿画像の様式を特定する第1の原稿様式特定手段と、
    該特定された様式に基づいて、前記マスキング位置登録手段で登録されたマスキング位置情報を獲得するマスキング位置獲得手段と、
    該獲得されたマスキング位置情報に基づいて、前記原稿画像における文字画像を加工する文字加工手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. さらに、前記原稿画像の様式ごとに、該原稿画像上におけるマスキング対象位置を示すマスキング位置情報を登録するマスキング位置登録手段を有し、
    前記マスキング位置登録手段は、
    前記原稿画像の様式を入力する原稿様式入力手段と、
    該入力された原稿画像の様式を特定する第2の原稿様式特定手段と、
    該特定された様式に対するマスキング位置を指定するマスキング位置指定手段と、
    前記第2の原稿様式特定手段で特定された原稿様式情報と、前記マスキング位置指定手段で指定されたマスキング位置情報を関連付けて保持するマスキング位置情報保持手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 秘匿情報に対するマスキングをその出力時に可能とする原稿画像を作成する画像処理装置における画像処理方法であって
    原稿入力手段が、前記原稿画像を入力する原稿入力ステップと、
    マスキング情報挿入手段が、前記原稿画像上におけるマスキング対象位置を示すマスキング位置情報に対応する文字画像に対し、マスキング対象である旨を示すマスキング情報を、前記文字画像の文字毎に、電子透かし情報として挿入するマスキング情報挿入ステップと、
    マスキング情報挿入原稿出力手段が、前記マスキング情報が挿入された原稿画像を出力するマスキング情報挿入原稿出力ステップと、
    選択手段が、前記マスキング情報挿入原稿出力ステップで出力された原稿画像において、マスキング処理を行うかを選択する選択ステップと、
    文字特定手段が、前記選択ステップでマスキング処理を行うことが選択された場合、前記マスキング情報が挿入された文字画像を特定する文字特定ステップと、
    マスキング手段が、該特定された文字画像についてマスキングを施すマスキングステップと、
    出力手段が、該マスキングが施された原稿画像を出力する出力ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  5. コンピュータ上で実行されることにより、該コンピュータ上で請求項に記載の画像処理方法を実現することを特徴とするプログラム。
  6. 請求項記載のプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
  7. 画像処理装置と印刷装置から構成されたシステムであって、
    前記画像処理装置は、
    原稿画像を入力する原稿入力手段と、
    前記原稿画像上におけるマスキング対象位置を示すマスキング位置情報に対応する文字画像に対し、マスキング対象である旨を示すマスキング情報を、前記文字画像の文字毎に、電子透かし情報として挿入するマスキング情報挿入手段と、
    前記マスキング情報が挿入された原稿画像を出力するマスキング情報挿入原稿出力手段を有し
    前記印刷装置は、
    前記マスキング情報挿入原稿出力手段で出力された原稿画像において、マスキング処理を行うかを選択する選択手段と、
    前記選択手段でマスキング処理を行うことを選択された場合、前記マスキング情報が挿入された文字画像を特定する文字特定手段と、
    該特定された文字画像についてマスキングを施すマスキング手段と、
    該マスキングが施された原稿画像を出力する出力手段を有する
    ことを特徴とするシステム。
  8. 前記画像処理装置は、さらに、前記原稿画像の様式ごとに、該原稿画像上におけるマスキング対象位置を示すマスキング位置情報を登録するマスキング位置登録手段を有し、
    前記マスキング情報挿入手段は、
    前記原稿入力手段で入力された原稿画像の様式を特定する第1の原稿様式特定手段と、
    該特定された様式に基づいて、前記マスキング位置登録手段で登録されたマスキング位置情報を獲得するマスキング位置獲得手段と、
    該獲得されたマスキング位置情報に基づいて、前記原稿画像における文字画像を加工する文字加工手段と、
    を有することを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  9. 前記画像処理装置は、さらに、前記原稿画像の様式ごとに、該原稿画像上におけるマスキング対象位置を示すマスキング位置情報を登録するマスキング位置登録手段を有し、
    前記マスキング位置登録手段は、
    前記原稿画像の様式を入力する原稿様式入力手段と、
    該入力された原稿画像の様式を特定する第2の原稿様式特定手段と、
    該特定された様式に対するマスキング位置を指定するマスキング位置指定手段と、
    前記第2の原稿様式特定手段で特定された原稿様式情報と、前記マスキング位置指定手段で指定されたマスキング位置情報を関連付けて保持するマスキング位置情報保持手段と、
    を有することを特徴とする請求項7又は8に記載のシステム。
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