JP2001344557A - 文書管理方法及び文書管理装置 - Google Patents

文書管理方法及び文書管理装置

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JP2001344557A
JP2001344557A JP2000165019A JP2000165019A JP2001344557A JP 2001344557 A JP2001344557 A JP 2001344557A JP 2000165019 A JP2000165019 A JP 2000165019A JP 2000165019 A JP2000165019 A JP 2000165019A JP 2001344557 A JP2001344557 A JP 2001344557A
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Akio Odanaka
明雄 小田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正コピーされた文書類が回収された際に、
その発生元となった配布文書の管理者を安価に判定でき
る技術を提供することを目的とする。 【解決手段】 印影データを作成し、各画素値を乱数に
よって決定した画素集合よりなるマスクデータを文書の
配布先に応じた枚数作成し、マスクデータと印影データ
とについて各画素位置上で対応する画素値の排他的論理
和値を画素値とする暗号化印影データを求め、マスクデ
ータ毎に作成された各暗号化印影データと文書データと
をそれぞれ統合して配布文書を作成し、該配布文書の配
布先と、該配布文書に統合した暗号化印影データの作成
に用いたマスクデータとを対応付けて配布先管理データ
表として記録し、配布先の確認をする場合には、各マス
クデータを透明又は半透明の媒体に照合用マスクデータ
として印刷し、当該配布文書の暗号化印影データ部分と
照合用マスクデータとを重畳し、該暗号化印影データ部
分に印影データが表示された場合に、配布先を特定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書の不正コピー
を防止し、機密文書を管理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、機密情報等を電子ファイルで
流通させる技術として、電子データに権利保護情報を埋
込む技術は各種存在しており、例えば「電子すかし」技
術は実用化も進んでいる。しかし、「電子すかし」技術
等の電子データのみを対象とした技術では、紙等に印刷
された文書の不正コピーを防止することはできない。
【0003】紙等に印刷された文書の不正コピーを防止
する従来の技術としては、(1)すかし入りの特殊用紙
に印刷する、(2)特殊用紙+特殊インクの組合せ等に
より光学的に機械での読み取りを防止する等の技術があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術はいずれも使用するハードウェアや用紙等の費
用が高価になってしまい、また、印字された文字が読み
にくい等の問題点がある。
【0005】また、不正コピーされた文書が発見された
場合、不正コピーの元になった配布文書の管理者を特定
することは困難であるという問題点があり、このことは
不正コピーが行われる原因となっている。
【0006】更に、不正コピーされた配布文書を特定す
るために、オリジナル文書から複写された配布文書に対
して管理者を特定し、各資料に管理者名を記載するなど
の工夫もされている。しかし、管理者名が文字による表
示であることから、文書本文と補助情報(配布先)の
区別をしやすくするため、配布先管理者名等は文書の特
定個所に表示される。管理者名等の表示箇所を容易に
視認できる等の特徴がある。そのため、該記載個所をマ
スクして複写されやすく、複写原紙の管理者を判定する
ことは困難であるという問題点がある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、不正コピーされた文書類が回収された際に、その
発生元となった配布文書の管理者を安価に判定できる技
術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明は次のように構成することができる。
【0009】請求項1に記載の発明は、配布文書を管理
するための文書管理方法であって、印影データを作成
し、前記印影データと同数の画素からなり、各画素値を
乱数によって決定した画素集合よりなるマスクデータを
文書の配布先に応じた枚数作成し、配布先を特定できる
情報とともに該マスクデータを保管し、前記マスクデー
タと前記印影データとについて各画素位置上で対応する
画素値の排他的論理和値を画素値とする暗号化印影デー
タを求め、該暗号化印影データを前記各マスクデータ毎
に作成し、前記マスクデータ毎に作成された各暗号化印
影データと文書データとをそれぞれ統合して配布文書を
作成し、該配布文書の配布先と、該配布文書に統合した
前記暗号化印影データの作成に用いた前記マスクデータ
とを対応付けて配布先管理データ表として記録し、前記
配布文書が回収され、配布先の確認をする場合には、前
記各マスクデータを透明又は半透明の媒体に照合用マス
クデータとして印刷し、当該配布文書の暗号化印影デー
タ部分と該印刷された照合用マスクデータとを重畳し、
該暗号化印影データ部分に印影データが表示された場合
に、前記配布先管理データ表から対応づけられる配布先
を特定する。
【0010】請求項2に記載の発明は、配布文書を管理
するための文書管理装置であって、印影データを作成
し、保管する手段と、前記印影データと同数の画素から
なり、各画素値を乱数によって決定した画素集合よりな
るマスクデータを文書の配布先に応じた枚数作成し、配
布先を特定できる情報とともに該マスクデータを保管す
る手段と、前記マスクデータと前記印影データとについ
て各画素位置上で対応する画素値の排他的論理和値を画
素値とする暗号化印影データを作成する手段と、該暗号
化印影データを前記各マスクデータ毎に作成する手段
と、前記マスクデータ毎に作成された各暗号化印影デー
タと文書データとをそれぞれ統合して配布文書を作成す
る手段と、該配布文書の配布先と、該配布文書に統合し
た前記暗号化印影データの作成に用いた前記マスクデー
タとを対応付けて配布先管理データ表として記録する手
段とを有する。
【0011】本発明によれば、次の暗号化・復号化の基
本原理を応用することによって配布文書の配布先特定を
可能とする。
【0012】すなわち、X=印影データ(図形、文字な
ど)、Y=マスクデータ、Z=暗号化印影データとした
場合、 (1) Z=X EOR Y (EOR;排他的論理和) (2) Z EOR Y =(X EOR Y)EOR Y = X となる基本原理を応用している。即ち、 1)2値画素からなる印影データXを生成し、保管す
る。 2)印影データXの各画素に対応する画素データを乱数
発生器などで発生させ、該画素データをマスクデータY
として保管する。 3)印影データXとマスクデータYの対応する各画素デ
ータについて排他的論理和を求め、その結果を暗号化印
影データZとし、 4)文書上に暗号化印影データZを印刷し配布文書とし
て配布する、 5)回収された配布文書に印刷されている暗号化印影デ
ータZと保管されているマスクデータYとの排他的論理
和をとることによって印影データXが再現される。
【0013】本発明では、文書の配布先管理元(配布先
個人、配布先部署、会社など)に対応させてマスクデー
タを複数作成し、配布先に応じてマスクデータの内容を
変更して暗号化印影データZを作成する。さらに、作成
した各マスクデータYiの配布先を配布先管理データ表
として記録しておく。なお、マスクデータYiとは、配
布先の区分数だけ作成したマスクデータのうちのi番目
のマスクデータを意味する。
【0014】暗号化印影データが印刷された文書が不正
に複写されるなどした後に回収された場合には、保管さ
れている各マスクデータを透明又は、半透明の媒体に印
刷し、回収された配布文書に印刷されている暗号化印影
データZに重畳させる。
【0015】回収された配布文書に表示されている暗号
化印影データを作成するときに使用されたマスクデータ
が重畳された場合には、印影データXが表示される。マ
スクデータが特定されれば、配布先管理データ表から当
該回収された配布先(文書保管元)を判明させることが
出来る。
【0016】なお、本発明では、YとZを重ねあわせて
いる(Z OR Yを求めている)ため、(2)のように
Z EORYとはならず、暗号化印影データと、マスクデー
タの画素が両方とも「黒」の場合、「黒」で出力され、
原「印影データ」とは完全には一致しない。しかし、マ
スクデータにおいてはこのパターン(黒・黒)が特定個
所に集中する確率は非常に低く、YがZ生成時に使用し
たものでない場合は、図7(b)の様に、マスクデータ
と同様の画像になる。しかし、YがZ生成時に使用した
ものである場合は、原印影データの特定領域(例えば、
図2の「スタンプ」を構成している文字部分、図4の四
角部分)に黒色画素が多数集合しているため、[黒+黒
=黒]となった画素はノイズとして現れる程度である。
すなわち、OR演算となっても、印影を構成する画素数
に比べて黒・黒の画素数が少ないため、黒・黒が白でなく
黒となってもそれはノイズとして見ることができる。従
って、上記の本発明により問題なく印影データを視認で
きる程度に復元することができ、配布文書の配布先特定
を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施例として、例えば、
社内機密文書に本発明に係る暗号化印影データを印字し
ておき、該社内機密文書が外部に漏洩され、後に回収さ
た場合、誰に配布した文書が持ち出されたかを特定する
ことができる。その手順は次の通りである。 (1)社内文書に対し、暗号化印影データ(照合用デー
タともいい、印影データをマスクデータ(乱数により生
成される)を用いて暗号化したものである)を印字して
配布する。その際、マスクデータを配布先毎に作成し、
保管する。また、マスクデータと配布先との対応づけを
記録し配布先管理データ表として保管しておく。 (2)漏洩した文書が回収される。 (3)保管されているマスクデータをOHPシートなど
透明のシートに印刷する。 (4)マスクデータが印刷された各OHPシートを回収
された文書の暗号化印影データ部分に重ねあわせる。暗
号化印影データが当該マスクデータを使用して作成され
た場合には、印影データが視認できる。印影データを視
認できたマスクデータがわかると、配布先管理データ表
により、その文書が誰に配布されたのかを特定する。
【0018】以上の手順により、誰に配布した文書が外
部に漏洩されたかを特定することができる。
【0019】また、文書に印刷される暗号化印影データ
は、マスクデータにより暗号化されているため(例え
ば、図3)、改竄できない、人が直接読み取れない特徴
を持ち、さらに、文書上の一部に図案情報として埋め込
むことができ、管理データが印刷されていることを強調
せずに文書を構成できるなどの利点を有している。
【0020】本発明を実施する場合のハードウェア構成
例を、図1により説明する。
【0021】本発明の文書管埋方法を実施するためのコ
ンピュータ装置(電子印鑑装置)は、印影データ作成・
保管部1、マスクデータ作成部2、マスクデータ保管部
3、暗号化印影データ作成部4、配布用文書作成・出力
部5、配布先管理データ表作成・保管部6、マスクデー
タ出力部7、の各機能を有する。
【0022】印影データ作成・保管部1は、例えば図2
に示されるような印影データを2値のビットマップ画像
として作成し、保管する。その印影データは、暗号化印
影データ作成部等で必要な都度読み出される。印影デー
タは、配布しようとする文書との対応が付けばよく、図
2のような文字であってもよいし、シンボルマーク、意
匠デザインのようなものであってもよい。
【0023】本実施例では、説明を簡単にするため、配
布しようとする文書(以下、原文書)と印影データを1
対1に対応づけて説明するが、1つの原文書に複数の印
影データを対応づけたり、1つの印影データに複数の原
文書を対応づけてもよい。
【0024】マスクデータ作成部2は、印影データの画
素数と同一数の画素を持ち、各画素値(例えば、白、
黒)を乱数により決定して求まるマスクデータを所定の
n個生成し、マスクデータi(i=1,2,3,‥,
n)として識別IDとともにマスクデータ保管部3に保
管する。ここで「n」は配布先の区分数であり、配布先
の個人、配布先部署、企業名等配布を予定する文書に応
じて配布元の文書管理者等により決定される。即ち、配
布先(者)毎に固有のマスクデータが作成されてもよい
し、配布先グループ(複数利用者)毎に1つのマスクデ
ータが作成されてもよい。図3にマスクデータを印刷出
力した例を示す。
【0025】暗号化印影データ作成部4は、印影データ
作成・保管部1から印影データを読み出し、文書の配布
先に対応づけられるマスクデータi(i=1,2,3,
・・,n)をマスクデータ保管部3から読み出し、印影
データとマスクデータiの各画素(表示上の位置に対応
する)毎に排他的論理和した結果を画素値とする暗号化
印影データiを作成し、配布文書作成・出力部5に出力
する。
【0026】また、図4(a)、(b)には、模式的に
作成した印影データ、マスクデータを示し、図5には暗
号化印影データを示す。図4、5において、各四角の箱
が1画素である。
【0027】配布文書作成・出力部5は、暗号化印影デ
ータ作成部4で作成された暗号化印影データiを原文書
データ上に貼付けて、配布文書iを作成し出力する。
【0028】配布文書iの配布先、使用したマスクデー
タの識別ID、印影データを組にして配布先管理データ
表として配布先管理表作成・保管部6に記録する。
【0029】マスクデータ出力部7では、回収された配
布文書作成時に使用された全てのマスクデータをマスク
データ保管部3から読み出し、識別ID、配布先情報と
ともにOHPシートなどに印刷出力する。図6にその例
を示す。
【0030】これにより、OHPシートに印刷出力され
たマスクデータj(j=1,2、3,・・n)を回収さ
れた配布文書上の暗号化印影データ部分に順次重畳し、
印影データを視認できるか否か確認する。印影データが
復元された場合には、そこで使用されたマスクデータに
対応する(OHPシート上に印刷されている)配布先情
報から、回収された文書がどこに配布された文書又はそ
の文書の複写物であるかを特定することができる。
【0031】また、上記ではマスクデータ出力部7がマ
スクデータの配布先情報を取得してOHPシート上に出
力する構成を示したが、マスクデータ出力部7は、マス
クデータ識別IDとマスクデータをOHPシートに出力
し、印影データが復元された場合には、該マスクデータ
の識別IDを配布先データ管理表作成・保管部6に入力
し該当する配布先を出力する構成としてもよい。
【0032】回収文書を作成した際に使用されたマスク
データを暗号化印影データに重畳した場合の例、及び異
なるマスクデータを重畳した場合の例を、図7の
(a)、(b)に示す。また、図8には、図4、5の模
式図例における例(マスクデーター致のケース)を示
す。
【0033】図9は、電子印鑑装置の処理を示すフロー
チャートである。図9を参照し、印影データ作成から回
収された文書の配布先を特定するまでの処理手順につい
て詳細に説明する。
【0034】まず、印影となる図形、文字パターン等を
予め定めたサイズ(印影サイズという)に拡大又は縮小
し、各々の画素について2値判定し、判定結果を印影デ
ータとして記憶手段に格納、記憶する(ステップ1)。
なお、ここで記憶手段としてはコンピュータのメモリ又
はハードディスクを使用できる。
【0035】次に、前述したとおり、印影サイズと同一
画素数の乱数を発生させ、該乱数に基づき、2値の画素
値を決定して、マスクデータとして記憶手段に格納、記
憶する。マスクデータは文書の配布先に応じた所定のn
個(マスクデータi)を作成し、後に識別できるように
別個に記憶する(ステップ2)。
【0036】続いて、記憶手段に保持されているマスク
データから1つを選択し、選択されたマスクデータi
(i=1,2,・・n)と、記憶手段に保持されている印影デ
ータとを入力して、表示出力した場合に幾何学的に対応
する位置にある画素毎に排他的論理和(EOR)した値と
なる画素値を求め、暗号化印影データiとして記憶手段
に格納、記憶する(ステップ3)。すなわち、全ての画
素について排他的論理和演算の結果を各画素値とするこ
とにより暗号化印影データが作成される。
【0037】次に、暗号化印影データiと文書データと
を統合し、配布文書iとして印刷・出力する(ステップ
4)。
【0038】続いて、配布文書iの配布先とマスクデー
タiとを組にした、配布先管理データ表を記憶手段に記
憶する(ステップ5)。
【0039】図10にステップ1〜ステップ4までの処
理におけるデータの遷移図を示す。図10においては、
印影データを配布先ID情報、暗号化印影データを照合用
データ、文書データを原文書、として表記している。
【0040】図11には、ステップ5にて生成される配
布先管理データ表の例を示す。同図に示したように、配
布先管理データ表は、マスクデータと配布先ID情報と配
布文書管理者を対応付けた表である。
【0041】次に、図9のフローチャートのステップ6
にて、記憶手段に記憶されているマスクデータiを透明
又は半透明の媒体に確認用マスクデータiとして印刷出
力し、配布文書に印刷されている暗号化印影データ部分
に確認用マスクデータを重畳し、印影データが表示され
た確認用マスクデータの番号と、記憶手段に記憶されて
いる配布先管理データ表とから、該文書の配布先を特定
する。図12にステップ6における処理を示す。このよ
うに、ある確認用マスクデータが一致とならない場合に
は、他の確認用マスクデータで再度確認する。
【0042】なお、図12中、確認用マスクデータを暗
号化印影データ部分に重畳した場合、どちらかが黒であ
れば黒く、両方白であれば白く見えるので、ORで表すこ
とができる。ここで、前述したように、両方黒の場合黒
く見えるので(理論通りのEORではないので)、原「印
影データ」とは完全に一致しない。しかし、このパター
ン(黒・黒)が特定個所に集中する確率は非常に少ない
(マスクデータが乱数により生成されているため)の
で、ノイズとして現れる程度である。特に、印影データ
が、図2の例の様に「黒」で表示される画素が特定箇所
に集中している場合には、マスクデータが不一致の場合
と一致の場合とで表現結果の差が顕著となる。
【0043】確認用マスクデータと暗号化印影データ生
成時のマスクデータが一致した場合は例えば図8に示し
たように元の印影データが復元される。不一致だった場
合は元の印影データとは全く異なる画像となる。
【0044】本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、不正コピーされた文書
類が回収された際に、その発生元となった配布文書の管
理者を容易に判定できる。その結果として、不正コピー
の発生の低減を期待できる。
【0046】また、本発明によれば、印刷済みの帳票に
も権利保護の機能が組み込めるようになる。すなわち、
従来のコンピュータシステムのセキュリティツールは電
子データを対象としたものであり、ハードコピーされた
帳票は対象外であったところ、本発明によればプリンタ
出力された帳票にもセキュリティ設定が可能である。そ
のため帳票が不正コピーされた場合、コピー原紙の管理
者を特定することが出来る。
【0047】また、乱数を用いるので、マスクデータと
暗号化印影データは作成のたびに全く異なり、同じもの
は二度と作成されることがない。すなわち、マスクデー
タと暗号化印影データは元の印影データを全くランダム
なパターン画像に展開した上で作成されるので、作成の
たびに違うものができ、同じものができることは二度と
ない。そのため、印影データが漏洩して再度マスクデー
タと暗号化印影データが作成されたとしても元のマスク
データとはマッチングせず、全くの偽者であることが分
かる。
【0048】また、印影データとしてビットマップの画
像データを使用するので、テキスト情報だけでなく、個
人の筆跡、実印など本当の印鑑画像、シンボルマーク、
意匠デザインなども扱うことができる。
【0049】更に、暗号化印影データは文字や特定の図
形ではないため、文書内の余白、行間等に配置しても文
書内容と混同するおそれがない。このため、配布先(文
書保管)情報を故意にマスクして複写しにくいという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における電子印鑑装置の構成を
示す図である。
【図2】印影データの表示例である。
【図3】マスクデータの表示例である。
【図4】模式的に作成した印影データ、マスクデータの
例を示す図である。
【図5】図4に示すデータから作成された暗号化印影デ
ータを示す図である。
【図6】マスクデータの出力例を示す図である。
【図7】回収文書を作成した際に使用されたマスクデー
タを暗号化印影データに重畳した場合の例、及び異なる
マスクデータを重畳した場合の例を示す図である。
【図8】図4、5の模式図例におけるマスクデーター致
のケースを示す図である。
【図9】本発明の実施例における処理手順を示すフロー
チャートである。
【図10】配布文書作成までのデータの遷移図である。
【図11】配布先管理データ表の例である。
【図12】配布先を特定するための処理を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 印影データ作成・保管部 2 マスクデータ作成部 3 マスクデータ保管部 4 暗号化印影データ作成部 5 配布用文書作成・出力部 6 配布先管理データ表作成・保管部 7 マスクデータ出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/44 H04N 1/40 Z Fターム(参考) 5B057 AA11 AA19 CA12 CA16 CB12 CB16 CC03 CE08 DA12 DB02 DC32 DC36 5C075 EE02 EE03 5C076 AA14 BA06 5C077 LL14 LL17 PP23 PP55 PP65 5J104 AA13 AA14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配布文書を管理するための文書管理方法
    であって、 印影データを作成し、 前記印影データと同数の画素からなり、各画素値を乱数
    によって決定した画素集合よりなるマスクデータを文書
    の配布先に応じた枚数作成し、配布先を特定できる情報
    とともに該マスクデータを保管し、 前記マスクデータと前記印影データとについて各画素位
    置上で対応する画素値の排他的論理和値を画素値とする
    暗号化印影データを求め、 該暗号化印影データを前記各マスクデータ毎に作成し、 前記マスクデータ毎に作成された各暗号化印影データと
    文書データとをそれぞれ統合して配布文書を作成し、 該配布文書の配布先と、該配布文書に統合した前記暗号
    化印影データの作成に用いた前記マスクデータとを対応
    付けて配布先管理データ表として記録し、 前記配布文書が回収され、配布先の確認をする場合に
    は、 前記各マスクデータを透明又は半透明の媒体に照合用マ
    スクデータとして印刷し、 当該配布文書の暗号化印影データ部分と該印刷された照
    合用マスクデータとを重畳し、 該暗号化印影データ部分に印影データが表示された場合
    に、前記配布先管理データ表から対応づけられる配布先
    を特定することを特徴とする文書管理方法。
  2. 【請求項2】 配布文書を管理するための文書管理装置
    であって、 印影データを作成し、保管する手段と、 前記印影データと同数の画素からなり、各画素値を乱数
    によって決定した画素集合よりなるマスクデータを文書
    の配布先に応じた枚数作成し、配布先を特定できる情報
    とともに該マスクデータを保管する手段と、 前記マスクデータと前記印影データとについて各画素位
    置上で対応する画素値の排他的論理和値を画素値とする
    暗号化印影データを作成する手段と、 該暗号化印影データを前記各マスクデータ毎に作成する
    手段と、 前記マスクデータ毎に作成された各暗号化印影データと
    文書データとをそれぞれ統合して配布文書を作成する手
    段と、 該配布文書の配布先と、該配布文書に統合した前記暗号
    化印影データの作成に用いた前記マスクデータとを対応
    付けて配布先管理データ表として記録する手段とを有す
    ることを特徴とする文書管理装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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