JP2007011735A - 情報処理装置および印刷制御方法およびプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および印刷制御方法およびプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに印刷イメージを確認させ、図形やテキスト等が重なる部分が同色となってしまい、図形やテキスト等が認識不可能な状態で印刷されてしまう等のユーザが意図しないミスプリントの発生を抑えること。
【解決手段】アプリケーション110から受け取った印刷データがモノクロデータであった場合、プリンタドライバ100は、前記印刷データ内の同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトを検出し、該検出された同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトの存在をユーザに通知する構成を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、アプリケーションから印刷データを受け取って印刷装置に印刷実行させる情報処理装置および印刷制御方法およびプログラムおよび記録媒体に関する。
カラードキュメントをモノクロ機で印刷する場合、多くの場合はプリンタドライバにおいて、ドキュメントの色をグレースケールに置き換えて印刷を実行している。
特開平11−339034号公報(特許文献1)には、入力されたカラー画素をモノクロ画素に変換する際に、隣接する画素において、異なる色でありながら、同じもしくは非常に近い輝度値となる場合を検出し、あえて異なる輝度値に設定することにより、異なった色でありながら同じ輝度値を持つ画素の区別がつかなくなり、原画像の情報が失われてしまうことを防止する技術が記載されている。
特開平11−339034号公報
しかし、一部のアプリケーションにおいては、カラードキュメントをモノクロ印刷する場合、該アプリケーションにおいて本来のドキュメントの色や画像を加工して印刷を行うものがある。例えば、背景を消去したり、文字色を自動変換したりする機能を持つものがある。背景を印刷しないという機能には、背景が複雑すぎる画像の場合には文字だけを印刷する事により、必要な情報だけを選択的に印刷するという狙いがある。また、文字色を自動で変換することにより、印刷写りの良い色で印刷し、文字を見やすくするという狙いがある。
例えば、Microsoft(登録商標)社のMicrosoft Office PowerPoint(登録商標)においてカラードキュメントをモノクロ印刷のデフォルト設定で印刷すると、アプリケーションが背景の画像を印刷しないように画像を加工して印刷を実行する。また、ディスプレイ上の文字色が黒以外の色であっても印刷時には黒に変換する。
しかし、このような処理の結果、カラーディスプレイ上で確認できるドキュメントと印刷結果とが大きくかけ離れてしまい、ユーザが望む印刷結果を得られない事がある。
例えば、カラー画像上では異色であった図形が重なった状態で配置されている場合、同色に変換されてしまう事がある。また、全ての文字色が黒に変換されてしまう為、濃色図形上に配置した淡色文字列が、判別不可能な色に変換されてしまう事もある。
上記のような特性を持つアプリケーションは印刷を行う前にプリンタドライバに印刷能力を問い合わせ、モノクロプリンタであった場合にはドキュメントの印刷データを加工する処理を行っている。
よって、プリンタドラバが受け取るデータ自体既にモノクロデータとなっており、上記特許文献1に記載された技術では対応することができない。
このような問題を回避するためには、ユーザがその都度アプリケーション上で印刷のカラーモードを変更する事によって回避可能な場合がある。
この時、アプリケーションは、ドキュメントの色を変換・加工する事無く、カラー情報を含む印刷データそのものをプリンタドライバに渡す。プリンタドライバが受け取ったデータはカラーではあるがプリンタドライバ自身がモノクロ変換を行う事ができる為、上記特許文献1の技術を用いれば、上記のような問題を避ける事が可能となる。
しかし、ユーザが印刷の都度、アプリケーション上で設定を変更することは非常に煩雑であり、ユーザに負担がかかるという問題点があった。
また、アプリケーション操作に慣れていない初心者の場合には、上記設定を変更する方法自体が解からない場合も考えられる。また、それだけでなく、操作になれたユーザであっても、うっかり上記設定変更操作を行うことを忘れて印刷指示を出してしまうことも考えられ、印刷ミスが頻発することによる紙資源の損失にも繋がるといった問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、アプリケーションから受け取った印刷データがモノクロデータであった場合に、前記印刷データ内の同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトを検出し、該検出された同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトの存在をユーザに通知することにより、ユーザは印刷イメージを確認することができ、図形やテキスト等が重なる部分が同色となってしまい、図形やテキスト等が認識不可能な状態で印刷されてしまう等のミスプリントの発生を抑えることが可能となり、アプリケーションの操作に慣れていない初心者のユーザでも、アプリケーション側の設定を変更するという煩雑な操作を行うことなく、アプリケーションからモノクロデータとして受け取ったデータ,カラーデータとして受け取ったデータの2つのデータを、視覚的に見比べてから、選択して印刷させることが可能となり、従って、ユーザが意図しない画像が印刷されてしまう等のミスプリントの発生を抑えることができる情報処理装置および印刷制御方法およびプログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、アプリケーションから印刷データを受け取って印刷装置に印刷実行させる情報処理装置において、アプリケーションから受け取った印刷データがモノクロデータであった場合に、前記印刷データ内の同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトを検出する検出手段と、前記印刷データと前記検出手段の検出結果を保持する第1の保持手段と、前記検知手段により検出された同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトの存在をユーザに通知する通知手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、アプリケーションから受け取った印刷データがモノクロデータであった場合に、前記印刷データ内の同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトを検出し、該検出された同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトの存在をユーザに通知するので、ユーザは印刷イメージを確認することができ、図形やテキスト等が重なる部分が同色となってしまい、図形やテキスト等が認識不可能な状態で印刷されてしまう等のミスプリントの発生を抑えることができる。
また、アプリケーションの操作に慣れていない初心者のユーザでも、アプリケーション側の設定を変更するという煩雑な操作を行うことなく、アプリケーションからモノクロデータとして受け取ったデータ,カラーデータとして受け取ったデータの2つのデータを、視覚的に見比べてから、選択して印刷させることができる。
従って、ユーザが意図しない画像が印刷されてしまう等のミスプリントの発生を抑えることができる等の効果を奏する。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す情報処理装置を適用可能な印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1において、130はホストコンピュータであり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置により構成される。また、このホストコンピュータ130は所定の通信媒体を介してプリンタ120と通信可能に接続されている。さらに、このホストコンピュータ130上では、図示しないOS,アプリケーション110,プリンタドライバ100が稼動している。また、ホストコンピュータ130上では、その他図不示の種々のアプリケーションプログラムも稼動している。
アプリケーション110は、印刷のために必要に応じて文字列やグラフィックス等の描画オブジェクトを作成し出力し、プリンタドライバ100に入力させる。ここで言う描画オブジェクトとは、ホストコンピュータ130上のOS等のシステムのグラフィックエンジンを介してプリンタドライバ100に渡される文字列や、線、短形、ポリゴン、ビットマップ、イメージ等の抽出化された描画命令の概念である。
プリンタドライバ100は、アプリケーション110から印刷命令と描画オブジェクトを受け取り、それをプリンタ120が解釈可能な形でプリンタ120に出力している。
このプリンタドライバ100内は、大きく描画処理部101とユーザーインタフェイス部(UI部)105に分けられる。描画コマンド処理部103は、アプリケーション110から受け取った描画オブジェクトを受け取り、描画コマンド処理部103でプリンタ120が解釈可能な形に変換する。
また、描画コマンド処理部130は、アプリケーション110から受け取ったいくつかの描画オブジェクトの位置が互いに重なり合った部分は無いか、またその色を重複判定部102で判別している。
また、プレビュー作成部104では、描画コマントを解析し、実際に印刷した場合のプレビューを画像として作成する。UI処理部105は、プレビュー作成部104で作成されたプレビュー画像を、表示部に表示可能である。また、プリンタ120は、プリンタドライバ100から受け取った印刷データを元に実際の印刷を行う。
なお、プリンタ120は、レーザビーム方式であっても、レーザビーム方式以外の電子写真方式(例えばLED方式)でも、液晶シャッタ方式、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式でもその他のプリント方式であっても本発明は適用可能である。
図2は、図1に示したホストコンピュータ130を適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
本発明の実施形態のホストコンピュータを表す図である。なお、図2に示すホストコンピュータ130上のハードウェア構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例がある。
図2において、201はCPUであり、システムバス220に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。ROM202あるいは外部記憶装置211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、アプリケーション110、プリンタドライバ100に対応するプログラムコード、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等がコンピュータ読取可能に記憶されている。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202又は外部記憶装置211又は図示しないその他の記録媒体からRAM203にロードして、該プログラムをRAM203上で実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ205は、キーボード(KB),ポインティングデバイス(PD)209からの入力を制御する。なお、ポインティングデバイスは、マウス、トラックボール、その他のポインティングデバイスであってもよい。ビデオコントローラ206は、表示装置210への表示を制御する。表示装置210は、液晶ディスプレイであってもCRTディスプレイであっても、他の表示装置であっても構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
メモリコントローラ207は、外部記憶装置211へのアクセスを制御する。外部記憶装置211は、ハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体を含む。この外部記憶装置211は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する。
通信I/Fコントローラ208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
プリンタコントローラ(PRTC)204は、プリンタ120との双方向な通信を可能としている。
プリンタ120はホストコンピュータ130に接続されており、PRTC204から受け取った印刷命令を実行することができる。なお、ホストコンピュータ130とプリンタ120との接続形態はローカル接続に限るものではなく、ネットワーク経由の接続でも構わない。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、表示装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上に不図示のマウスカーソル等を表示制御して不図示のマウス等のポインティングデバイスからのユーザ指示を可能とする。
なお、本発明を実現するためのプリンタドライバプログラム100は、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
次に、図3〜図16を参照して、本発明の印刷制御装置の第1実施形態における制御処理手順に対応するプリンタドライバ100による印刷制御処理について説明する。
図3は、本発明の情報処理装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、プリンタドライバ100による印刷制御処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したホストコンピュータ103のCPU201が外部記憶装置211等に格納されるプログラム(プリンタドライバプログラム)をRAM203上にロードして実行することにより実現される。また、図中、S601〜S611は各ステップを示す。
まず、CPU201によりプリンタドライバ100が起動されると、本フローチャートの処理が開始する。ユーザがアプリケーション110上で印刷を指定すると、アプリケーション110はプリンタドライバ100に対し、プリンタの能力の問い合わせを行う。ここで、プリンタ能力とは「カラープリンタ」,「モノクロプリンタ」等の情報を含む。
ステップS601において、CPU201により実行されるプリンタドライバ100は、アプリケーション110からの印刷能力問い合わせを受信し、ステップS602に処理を遷移させる。なお、この際、アプリケーション110からアプリケーション名,ドキュメント名がプリンタドライバ100に通知される。
そして、ステップS602において、プリンタドライバ100は、外部記憶装置211に格納されるアプリケーション名及びドキュメント名に応じたカラーモード擬装フラグ(後述する図7の1804に示す)が立っている(ON)かどうかを判定する。
なお、ここで、カラーモード擬装フラグは、以下に示すカラーモード擬装を行うか否かを判定するためのものであり、後述する処理でセットされる。また、カラーモード擬装とは、アプリケーションからの印刷能力問い合わせに対して、モノクロであるにもかかわらず、カラープリンタと擬装して、カラープリンタの能力を示す情報をアプリケーションに返すことを示す。
なお、アプリケーション110から通知されたアプリケーション名,ドキュメント名に対応するカラーモード擬装フラグが存在しない場合には、プリンタドライバ100は、カラーモード擬装フラグがオフ(OFF)と判断するものとする。
ステップS602で、プリンタドライバ100が、外部記憶装置211に格納されるカラーモード擬装フラグが立っていない(OFF)と判定した場合には、ステップS609に処理を遷移させる。
そして、ステップS609において、プリンタドライバ100は、アプリケーション110に対し、モノクロプリンタの能力を示す情報を応答し、ステップS610に処理を遷移させる。
次に、ステップS610において、プリンタドライバ100は、第1の印刷処理を実行する。なお、ステップS610の第1の印刷処理に対して、後述する図3のステップS305〜S308を第2の印刷処理と称する。
そして、ステップS610の第1の印刷処理が終了すると、プリンタドライバ100は、全ての処理を終了させる。以下、図4を参照して、ステップS610の第1の印刷処理について詳細に説明する。
図4は、本発明の情報処理装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3のステップS609に示した第1の印刷処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したホストコンピュータ103のCPU201が外部記憶装置211等に格納されるプログラム(プリンタドライバプログラム)をRAM203上にロードして実行することにより実現される。また、図中、S301〜S312は各ステップを示す。
まず、ステップS301において、プリンタドライバ100は、アプリケーション110から送信されるオブジェクトの描画命令を受信すると、該受信したオブジェクトの描画命令を外部記憶装置211にスプールする。なお、描画オブジェクトは、描画するオブジェクトの数だけ順次アプリケーションから渡される。
次に、ステップS302において、プリンタドライバ100は、ステップS301スプールした全ての描画オブジェクトがモノクロのデータか否かを判定する。そして、ステップS302で、プリンタドライバ100が、ステップS301でスプルールした描画オブジェクト内にカラーのデータがあると判定した場合には、ステップS312に処理を遷移させて、通常の印刷処理を実行させる。そして、印刷処理を終了すると、図3のフローチャートに処理を戻す。
一方、ステップS302で、プリンタドライバ100が、ステップS301でスプールした全ての描画オブジェクトがモノクロのデータであると判定した場合には、ステップS303に処理を遷移させる。
次に、ステップS303において、プリンタドライバ100は、ステップS301でスプールされた描画オブジェクトのデータから1つ描画オブジェクトのデータを取り出し(以下、カレントの描画オブジェクトと称する)、該描画オブジェクトの情報をオブジェクト情報テーブル(外部記憶装置211内の描画オブジェクトリストA300)に保存する。同時に、プリンタドライバ100は、該描画オブジェクトの重複するオブジェクトに関する情報も保存する。
次に、ステップS304において、プリンタドライバ100は、描画オブジェクトリストAを作成した日時,カレントの印刷ジョブのアプリケーション名,ドキュメント名,描画オブジェクトリストAの格納アドレスを、外部記憶装置211内で印刷ジョブを管理する印刷ジョブ管理テーブルに格納する。
ここで、図5〜図7を参照して、アプリケーション100から受信するオブジェクトの描画命令のイメージと、描画オブジェクトリスト、印刷ジョブ管理テーブルについて説明する。
図5は、図4のステップS301で、プリンタドライバ100がアプリケーション110から受信するオブジェクトの描画命令(描画オブジェクト)のイメージ図である。
図5に示すように、描画領域900の上に短形901、円903、文字列902が配置されている。即ち、プリンタドライバ100は、図4のステップS301で、短形901、円903、文字列902の各描画命令を順次アプリケーション110から受信する。
なお、円903と文字列902は、描画位置に重複領域があり、かつ同色である。本来そのまま印刷をしたのでは、この重複領域は人間の目により識別不可能となる。この図では、説明のために文字列902をあえて点線により図示しているが、実際には円形903と同化して全く目視認識することが不可能な状態で印刷されてしまう。
図6は、本発明の情報処理装置における描画オブジェクトリストの一例を示す図である。なお、この描画オブジェクトリストは、外部記憶装置211内に記憶されるものである。
図6において、1211,1221,1231はそれぞれ描画オブジェクトを表し、図5に示した描画命令(描画オブジェクト)901〜903に対応している。1201〜1207はそれぞれ描画オブジェクトの属性を表す項目である。
1201は描画オブジェクトに与えられた連番を表している。この情報は、プリンタドライバ203が、アプリケーション110から受信した順にシーケンシャルに付与するものである。
1202は描画オブジェクトの種類を表している。1203は描画の開始点を表している。1204は描画の終了点をあらわしている。1205は描画の種類が文字列の類だった場合に、文字バッファの内容を表している。1206は描画色をグレースケールで表している。これら1202〜1206の情報は、アプリケーション110から受信した描画命令に含まれている情報に対応する。
1207はテーブル内に重複するオブジェクトが存在する場合にはそのオブジェクトの番号を表している。この情報は、上述の1202〜1204の情報に基づいて、プリンタドライバ100が重複するオブジェクトを判定して格納するものである。なお、本実施形態で、「重複するオブジェクト」又は「描画位置の重なるオブジェクト」とは、各オブジェクトの描画位置が重なっている場合のみならず、各オブジェクトが接する場合も含むものとする。
以下、各オブジェクトの情報について説明する。
1212〜1217は、それぞれオブジェクト番号「1」の描画オブジェクトの属性を表しており、図5に示した描画オブジェクト901の属性に対応している。1222〜1227はそれぞれ描画オブジェクト番号「2」のオブジェクトの属性を表しており、図5に示した描画オブジェクト903の属性に対応している。1232〜1237はそれぞれオブジェクト番号「3」の描画オブジェクトの属性を表しており、図5に示した描画オブジェクト902の属性に対応している。
例えば、図4のステップS301で、図5に示したような描画オブジェクトを受信した場合、ステップS301(ループ1巡目)において、プリンタドライバ100は、図5の短形901に対応する描画オブジェクトの情報として、1212〜1216に示すような属性をオブジェクトリストに保存する。
また、ステップS301(ループ2巡目)において、プリンタドライバ100は、図5の円903に対応する描画オブジェクトの情報として、1222〜1226に示すような属性をオブジェクトリストに保存する。
さらに、ステップS301(ループ3巡目)において、プリンタドライバ100は、図5の文字列902に対応する描画オブジェクトの情報として、1232〜1236に示すような属性をオブジェクトリストに保存する。さらに、この際、プリンタドライバ100は、文字列902は円903と描画位置に重複領域があるので、これを判断して、文字列902,円903に対する重複するオブジェクトの項目1227,1237に、文字列902に対応するオブジェクト番号「3」、円903に対応するオブジェクト番号「2」をそれぞれ保存する。
以上のように、オブジェクトリストに各描画オブジェクトの情報が格納される。
なお、オブジェクトリストは、印刷ジョブ毎に外部記憶装置211内に作成され、該印刷ジョブの識別子(ジョブID)と紐付けて記憶管理される。
図7は、本発明の情報処理装置における印刷ジョブ管理テーブルの一例を示す図である。なお、この印刷ジョブ管理テーブルは、外部記憶装置211内に記憶されるものである。
図7において、1801はアプリケーション名であり、対応する印刷ジョブのアプリケーション名を格納する。1802はドキュメント名であり、対応する印刷ジョブのドキュメント名を格納する。1803は日時であり、描画オブジェクトリストAを作成した日時を格納する。1804はカラーモード擬装フラグであり、デフォルトでは「OFF」を格納する。1805は描画オブジェクトリストAの格納アドレスを格納する。1806は描画オブジェクトリストB(後述する)の格納アドレスを格納する。
以下、図4のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS304において、プリンタドライバ100は、描画オブジェクトリストAを作成した日時を外部記憶装置211内に前記描画オプジェクトリストA(即ち、印刷ジョブのジョブID)と紐付けて記憶する。
次に、ステップS305において、プリンタドライバ100は、カレントの描画オブジェクトに、描画位置の重なるオブジェクト(図形もしくは文字)が1つ以上が存在するかどうかを判定する。なお、描画位置の重なるとは、描画オブジェクト同士が接する場合も含むものとする。また、この描画位置の重なるオブジェクトが存在するかどうかの判定は、プリンタドライバ100が、オブジェクトリストの重複するオブジェクトの項目1207を参照して判定するものとする。
そして、ステップS305で、プリンタドライバ100が、描画位置の重なるオブジェクト(図形もしくは文字)が存在しないと判定した場合には、ステップS303に処理を戻し、次の描画オブジェクトを取り出す。
一方、ステップS305で、プリンタドライバ100が、描画位置の重なるオブジェクト(図形もしくは文字)が存在すると判定した場合には、ステップS306に処理を遷移させる。
次に、ステップS306において、プリンタドライバ100は、カレントの描画オブジェクトの他の描画オブジェクトと重なる部分の色をオブジェクトリスト内の色(グレースケール)の項目1206に基づいて計算する。そして、ステップS307において、プリンタドライバ100は、重複するオブジェクトの色とステップS306で計算した重なる部分の色が同じであるかどうかを判定する。なお、本実施形態において、「色が同じ」又は「同色」とは、近い色(色情報の差が所定の範囲内の色)も含むものとする。
以下、図8を用いて、描画位置の重なる部分の色が同色のオブジェクトについて説明する。
図8は、描画位置の重なるオブジェクトを印刷した際のイメージを示す模式図である。なお、図8(a)は重なる部分の色が異なるオブジェクトを印刷した際のイメージに対応し、図8(b)は重なる部分の色が異なるオブジェクトを印刷した際のイメージに対応する。
図8(a)では、濃色の円形1001上に淡色の文字列1002が配置されている。円形1001と文字列1002では描画オブジェクトの色が異なる為、ユーザは円形1001と文字列1002の存在をそれぞれ認識することができる。一方、図8(b)では、濃色の円形1003上に同じ濃色の文字列1004が配置されている(この図では、説明のために文字列1004を点線により図示しているが、実際には円形1003と同化して全く目視認識することが不可能に印刷される)。しかし、この場合、これら2つの描画オブジェクトは同色であるために、ユーザには文字列を解読することどころかその存在を知ることさえも不可能となる。よって、このような場合、本実施形態では後述するプレビューを作成して、重複する同色のオブジェクトが存在するために、このまま印刷すると判別不可能になる旨を、ユーザに通知する。
以下、図4のフローチャートの説明に戻る。
ステップS307で、プリンタドライバ100が、重複するオブジェクトの色と重なる部分の色が同じであると判定した場合には、プリンタドライバ100は、後に印刷プレビューを作成する為、ステップS308において、外部記憶装置211内のプレビュー作成フラグを立て、ステップS309に処理を遷移させる。
一方、ステップS307で、プリンタドライバ100が、重なる領域の色と隣接オブジェクトの色が同色でないと判定した場合には、プリンタドライバ100は、そのままステップS309に処理を遷移させる。
次に、ステップS309において、プリンタドライバ100は、ステップS301で受信しスプールされた全描画命令に対してステップS303〜S308の処理が終了したか否かを判定する。
そして、ステップS309で、プリンタドライバ100が、ステップS301で受信しスプールされた全描画命令に対して、まだステップS303〜S308の処理が終了していないと判定した場合には、ステップS303に処理を戻し、次の描画オブジェクトに処理を移す。
一方、ステップS309で、プリンタドライバ100が、ステップS301で受信しスプールされた全描画命令に対して、ステップS303〜S308の処理が終了したと判定した場合には、ステップS310に処理を遷移させる。
ステップS310において、プリンタドライバ100は、プレビュー作成フラグが立っているかどうかを判定し、プレビューフラグが立っていないと判定した場合には、そのまま図3のフローチャートに処理を戻す。
一方、ステップS310で、プリンタドライバ100が、プレビュー作成フラグが立っていると判定した場合には、ステップS311に処理を遷移させて、プリンタドライバ100は、プレビュー作成処理(後述する図9に示す)を行い、該プレビュー作成処理が終了すると、図3のフローチャートに処理を戻す。
図9は、本発明の情報処理装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4のステップS311に示したプレビュー表示処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したホストコンピュータ103のCPU201が外部記憶装置211等に格納されるプログラム(プリンタドライバプログラム)をRAM203上にロードして実行することにより実現される。また、図中、S401〜S407は各ステップを示す。
まず、ステップS401において、プリンタドライバ100は、描画オブジェクトリストAに基づいてプレビューを作成する処理(プレビュー作成処理)を行う。詳細は後述する図12に示す。
次に、ステップS402において、ステップS401で作成したプレビューに基づくプレビュー画面を表示装置210に表示するように制御し、ユーザからの入力(印刷、又は、印刷中止)を受け付ける。以下、このプレビュー画面について図10を参照して説明する。
図10は、本発明の情報処理装置におけるプレビュー画面の一例を示す図である。
図10において、1300はプレビューウィンドウである。プレビューウィンドウ1300において、1301は印刷プレビュー描画領域である。1302は1ページ目の印刷プレビューである。なお、ここでは図示しないが、印刷プレビュー描画領域1301には、印刷するページ数分のプレビューがスクロール表示可能なるようにプリンタドライバ100により制御される。
1303は、印刷プレビュー描画領域1301に表示される印刷データをプリンタ120から印刷出力するかどうかをユーザに確認するためのメッセージ(文字列)である。
1304はOKボタンであり、ユーザが印刷を行うと判断した際に押下する(KB,PD209により指示する)ためのボタンである。1305はキャンセルボタンであり、ユーザが印刷は行わない(印刷を中止する)と判断した際に押下する(KB,PD209により指示する)ためのボタンである。
以下、図9のフローチャートの説明に戻る。
プリンタドライバ100は、図10に示したプレビュー画面での入力を検知すると、ステップS403に処理を遷移させ、該入力が印刷を中止する指示であるか(即ち、キャンセルボタン1305が指示されたか)否かを判定する。
ステップS403で、プリンタドライバ100は、印刷を中止する指示がなされなかった(OKボタン1304により印刷を行う指示がなされた)と判定した場合には、ステップS406に処理を遷移させる。
ステップS406において、プリンタドライバ100は、描画オブジェクトリストAに基づいてプリンタ120での印刷処理を実行し、ステップS407において、描画オブジェクトリストAを削除して、図4のフローチャートに処理を戻す。
一方、ステップS403で、プリンタドライバ100は、印刷を中止する指示がなされた(キャンセルボタン1305により印刷を中止する指示がなされた)と判定した場合には、ステップS404に処理を遷移させる。
そして、ステップS404において、プリンタドライバ100は、図11に示す再印刷を促すメッセージ画面(ダイアログ)を表示装置210に表示するように制御し、ユーザからの入力を受け付ける。以下、この再印刷を促すメッセージ画面(ダイアログ)について図11を参照して説明する。
図11は、本発明の情報処理装置における再印刷を促すメッセージ画面(ダイアログ)の一例を示す図である。
図11において、1500は再印刷を促すメッセージ画面(ダイアログ)である。この再印刷を促すメッセージ画面(ダイアログ)1500において、ユーザに再印刷を促すメッセージである。1502はOKボタンであり、ユーザがメッセージを確認した後に押下する(KB,PD209により指示する)ためのボタンである。
以下、図9のフローチャートの説明に戻る。
プリンタドライバ100は、図11に示したメッセージ画面(ダイアログ)1500での確認入力(KB,PD209でのOKボタンの指示)を検知すると、プリンタドライバ100は、ステップS405に処理を遷移させ、プリンタドライバ100は、次回印刷時にプリンタ能力の擬装を行うために、外部記憶装置211内のカレントのアプリケーション,ドキュメントに対応するカラーモード擬装フラグ1804(図7)を立てて、図4のフローチャートに処理を戻す。
図12は、本発明の情報処理装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図9のステップS401に示したプレビュー作成処理(描画オブジェクトA)に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したホストコンピュータ103のCPU201が外部記憶装置211等に格納されるプログラム(プリンタドライバプログラム)をRAM203上にロードして実行することにより実現される。また、図中、S501〜S505は各ステップを示す。
まず、ステップS501において、プリンタドライバ100は、外部記憶装置211内に記憶される描画オブジェクトリストA300から、描画オブジェクトの情報を読み込む。
次に、ステップS502において、プリンタドライバ100は、ステップS501で読み込んだ描画オブジェクトの情報に基づいて、オブジェクトの重複領域のエッジを検出する。詳細には、まず、手前に存在する図形のエッジを検出し、検出したエッジ部データを、新たな描画オブジェクトとしてRAM203に読み込まれたオブジェクトに追加する。ただし、エッジ部の図形が複雑で描画オブジェクトとして表現できない場合、透過型のビットマップデータとして保持するようにしてもよい。
例えば、図8(b)に示した場合、即ち、濃色の円形1003上に同じ濃色の文字列1004が配置されており目視認識不可能な場合、重複領域は文字列1004そのものということになる。よって、ここでは、文字列1004のエッジを検出し、新たな描画オブジェクトとして追加することになる。
次に、ステップS503において、プリンタドライバ100は、ステップS502で検出したエッジ部分をユーザが目視認識可能な色に変換設定する。この処理によって、重複オブジェクトが存在していることを明示的にユーザに知らせることが可能となる。この様子を図13に示す。
図13は、図8(b)に示した重複オブジェクト(文字1004)のエッジ領域を他の色に変換した状態を示した模式図である。
図13において、図形1101は、図8(b)に示した文字列1003のエッジ領域を模ったオブジェクトを他の色に変換することにより目視認識可能に強調した状態を示す。
以下、図12のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS504において、プリンタドライバ100は、RAM203上に保持される描画オブジェクトのデータを、RAM203上に画像として展開する。そして、ステップS505において、プリンタドライバ100は、ステップS504でRAM203上に展開した画像によりプレビューをRAM203上に作成し、処理を終了する。
以上の処理により、オブジェクトの色が同じ重複オブジェクトを目視認識可能にユーザに通知するためのプレビューを作成することができる。
以下、図3のフローチャートの説明に戻る。
ステップS602で、プリンタドライバ100が、外部記憶装置211内の印刷ジョブ管理テーブル(図7)内に格納されるアプリケーション名1801及びドキュメント名1802に応じたカラーモード擬装フラグ1804が立っている(ON)と判定した場合には、ステップS603に処理を遷移させる。
なお、このケースは、図10に示したプレビュー画面でキャンセルボタン1305が押下されて、印刷が中止された後、ユーザが、再度、アプリケーション110から同一のドキュメントの印刷を指示したことにより、図3のフローチャートが開始された場合に対応する。
次に、ステップS603において、プリンタドライバ100は、印刷ジョブ管理テーブル(図7)内に格納される日時(描画オブジェクトリストAの作成日時)1803に基づいて、描画オブジェクトリストAが作成されてから規定時間が経過したかどうかを判定する。なお、この規定時間は、ユーザが設定可能であり、設定値は外部記憶装置211に格納されるものとする。
次に、ステップS603で、プリンタドライバ100が、描画オブジェクトリストAが作成されてから既に規定時間が経過したと判定した場合には、ステップS609に処理を遷移させる。
一方、ステップS603で、プリンタドライバ100が、描画オブジェクトリストAが作成されてから既に規定時間が経過していないと判定した場合には、ステップS612において、外部記憶装置211内の印刷ジョブ管理テーブル(図7)内に格納されるアプリケーション名1801及びドキュメント名1802に応じたカラーモード擬装フラグ1804をオフ(OFF)にし、対応する描画オブジェクトリストAも外部記憶装置211から削除して、ステップS604に処理を遷移させる。
ステップS604において、プリンタドライバ100は、アプリケーション110に対し、架空のカラープリンタの能力を示す情報を返し、プリンタ能力の擬装を実現する。
次に、ステップS605において、プリンタドライバ100は、アプリケーション110から印刷コマンド(オブジェクトの描画命令)を受け取り、該受け取った印刷コマンドをスプールする。
次に、ステップS606において、プリンタドライバ100は、ステップS605でスプールした描画オブジェクトの描画色がカラーの場合には、描画オブジェクトの描画色をモノクロ値に変換する。
次に、ステップS607において、プリンタドライバ100は、ステップS606でモノクロ変換した描画オブジェクトのデータをオブジェクト情報テーブル(外部記憶装置211内の描画オブジェクトリストB)に保存する。なお、描画オブジェクトリストBは、上述した描画オブジェクトリストAと同様の構成とする。
次に、ステップS608において、プリンタドライバ100は、前回印刷時の印刷プレビュー(図9のステップS402で表示した図10の1302)と今回の印刷プレビューを比較可能な形で表示する処理を実行する。詳細は後述する図14に示す。そして、ステップS610の比較プレビュー作成処理が終了すると、ステップS611に処理を遷移させる。
そして、ステップS611において、プリンタドライバ100は、外部記憶装置211内の印刷ジョブ管理テーブル(図7)内に格納されるアプリケーション名1801及びドキュメント名1802に応じたカラーモード擬装フラグ1804をオフ(OFF)にし、対応する描画オブジェクトリストA,Bも外部記憶装置211から削除し、処理を終了する。なお、このとき、印刷ジョブ管理テーブル(図7)から、カレントの印刷ジョブのアプリケーション名及びドキュメント名に対応するレコードを削除するようにしてもよい。
以下、図14を参照して、ステップS610の比較プレビュー作成処理について詳細に説明する。
図14は、本発明の情報処理装置における第5の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図3のステップS610の比較プレビュー作成処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したホストコンピュータ103のCPU201が外部記憶装置211等に格納されるプログラム(プリンタドライバプログラム)をRAM203上にロードして実行することにより実現される。また、図中、S701〜S706は各ステップを示す。
まず、ステップS701において、プリンタドライバ100は、描画オブジェクトリストAに基づいてプレビューを作成する処理(図12に示したプレビュー作成処理(描画オブジェクトA))を行う。
次に、ステップS702において、プリンタドライバ100は、描画オブジェクトリストBに基づいてプレビューを作成する処理(後述する図16に示すプレビュー作成処理(描画オブジェクトB))を行う。
次に、ステップS703において、ステップS701で作成したプレビュー,ステップS702で作成したプレビューを比較できるような形態で(並べて)表示するプレビュー画面を表示装置210に表示するように制御し、ユーザからの入力(印刷するプレビューの選択及び印刷、又は、印刷中止)を受け付ける。以下、このプレビュー画面について図15を参照して説明する。
図15は、本発明の情報処理装置におけるプレビュー画面の一例を示す図である。
図15において、1400はプレビューウィンドウである。1401は描画オブジェクトリストAを基に作成した印刷プレビュー描画領域である。1403は描画オブジェクトリストAを基に作成した1ページ目の印刷プレビューである。
1402は描画オブジェクトリストBを基に作成した印刷プレビュー描画領域である。1404は描画オブジェクトリストBを基に作成した1ページ目の印刷プレビューである。
なお、ここでは図示しないが、印刷プレビュー描画領域1401,1402には、印刷するページ数分のプレビューがスクロール表示可能なようにプリンタドライバ100により制御される。
1405は、印刷プレビュー描画領域1401,1402に表示される印刷データのどちらをプリンタ1200に出力するかをユーザに選択させるためのメッセージである。
ラジオボタン1406は、ユーザが印刷プレビュー描画領域1401に表示あれる印刷データ(即ち、描画オブジェクトリストAに対応する印刷データ)をプリンタに出力するよう指定する際に選択する(KB,PD209により選択指示する)ためのラジオボタンである。
また、ラジオボタン1407は、ユーザが印刷プレビュー描画領域1402に表示あれる印刷データ(即ち、描画オブジェクトリストBに対応する印刷データ)をプリンタに出力するよう指定する際に選択する(KB,PD209により選択指示する)ためのラジオボタンである。なお、通常ラジオボタンが複数並んでいる場合、どちらか一方のみが指定可能である(1406,1407は排他選択される)が、ここをチェックボックスにすることによって、両方のドキュメントの印刷を指定して印刷させることも可能となる。
1408はOKボタンであり、ユーザがラジオボタン1406又は1407で選択したプレビューの印刷を行うと判断した際に押下する(KB,PD209により指示する)ためのボタンである。1409はキャンセルボタンであり、ユーザが印刷は行わない(印刷を中止する)と判断した際に押下する(KB,PD209により指示する)ためのボタンである。
以下、図9のフローチャートの説明に戻る。
プリンタドライバ100は、図15に示したプレビュー画面での入力を検知すると、ステップS704に処理を遷移させ、該入力がカラーモード擬装前データである印刷プレビュー1を印刷する指示であるか(即ち、ラジオボタン1406が選択された状態でOKボタン1408が指示されたか)否かを判定する。
ステップS704で、プリンタドライバ100が、カラーモード擬装前データである印刷プレビュー1を印刷する指示である(即ち、ラジオボタン1406が選択された状態でOKボタン1408が指示された)と判定した場合には、ステップS705に処理を遷移させる。
ステップS705において、プリンタドライバ100は、描画オブジェクトリストAに基づいてプリンタ120での印刷処理を実行し、図3のフローチャートに処理を戻す。
一方、ステップS704で、プリンタドライバ100が、カラーモード擬装前データである印刷プレビュー1を印刷する指示でない(即ち、ラジオボタン1407が選択された状態でOKボタン1408が指示された)と判定した場合には、ステップS706に処理を遷移させる。
ステップS706において、プリンタドライバ100は、描画オブジェクトリストBに基づいてプリンタ120での印刷処理を実行し、図3のフローチャートに処理を戻す。
以下、図16を参照して、図14のステップS702のプレビュー作成処理(描画オブジェクトB)について説明する。
図16は、本発明の情報処理装置における第6の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図9のステップS401に示したプレビュー作成処理(描画オブジェクトB)に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したホストコンピュータ103のCPU201が外部記憶装置211等に格納されるプログラム(プリンタドライバプログラム)をRAM203上にロードして実行することにより実現される。また、図中、S801〜S803は各ステップを示す。
まず、ステップS801において、プリンタドライバ100は、外部記憶装置211内に記憶される描画オブジェクトリストB600から、描画オブジェクトの情報を読み込む。
次に、ステップS802において、プリンタドライバ100は、ステップS501で読み込んだ描画オブジェクトのデータを、RAM203上に画像として展開する。そして、ステップS803において、プリンタドライバ100は、ステップS504でRAM203上に展開した画像によりプレビューをRAM203上に作成し、処理を終了する。
以上説明したように、アプリケーションからモノクロデータとして受け取ったデータに、描画オブジェクトの重なる部分が同色となるために印刷時に認識不可能となるオブジェクトが含まれている場合、該重なるオブジェクトの色を目視認識可能な色に変更した印刷イメージのプレビューを、印刷前に一旦画面上に表示させることにより、ユーザは印刷イメージを確認することができ、図形やテキスト等が重なる部分が同色となってしまい、図形やテキスト等が認識不可能な状態で印刷されてしまう等のミスプリントの発生を抑えることが可能となる。
また、その後、同ドキュメントに関する2回目の印刷(再印刷)を促すことにより、2回目の印刷時には、プリンタのカラーモードを擬装し、アプリケーションからカラーデータを受け取り、該受け取ったカラーデータをプリンタドライバ内で独自にモノクロ変換し、結果を印刷イメージとして画面上に表示することができる。これにより、アプリケーションの操作に慣れていない初心者のユーザでも、アプリケーション側の設定を変更するという煩雑な操作を行うことなく、アプリケーションからモノクロデータとして受け取ったデータ,カラーデータとして受け取ったデータの2つのデータを、視覚的に見比べてから、選択して印刷させることが可能となる。
従って、アプリケーションから受け取った印刷データがモノクロであった場合に、同色図形の重なりを検出し、該検出した重複オブジェクトの存在をプレビュー画面でユーザに知らせることにより、ユーザが意図しない画像が印刷されてしまう等のミスプリントの発生を抑えることができる等の効果を奏する。
〔第2実施形態〕
図10,図15に示した印刷プレビュー上で、重複オブジェクトの色を変更できるように構成してもよい。以下、その実施形態について図17,図18を参照して説明する。
図17は、本発明の情報処理装置における第7の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、オブジェクトの色変更処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したホストコンピュータ103のCPU201が外部記憶装置211等に格納されるプログラム(プリンタドライバプログラム)をRAM203上にロードして実行することにより実現される。また、図中、S1601〜S1605は各ステップを示す。
まず、ステップS1601において、プリンタドライバ100は、図10,図15に示した印刷プレビュー1302,1403,1404上のオブジェクトの色変更指示を受け付け、色変更指示が入力されると、プリンタドライバ100は、ステップS1602に処理を遷移させる。
次に、ステップS1602において、プリンタドライバ100は、図18に示す色選択ダイアログを表示装置210に表示するように制御する。
図18は、本発明の情報処理装置における色選択ダイアログの一例を示す図である。
図18において、1700は色選択ダイアログである。色選択ダイアログ1700において、1701,1702は色を選択するためのスライダーである。1703は描画領域であり、図17のステップS1601でユーザが選択したオブジェクトのプレビューが表示制御される。なお、この描画領域1703は、スライダー1702で色の変更がKB,PD209により指示されると、該色変更の指示に応じて、プリンタドライバ100により、スライダー1702で選択した色をリアルタイムに反映するように制御されている。
1704はOKボタンであり、この色選択ダイアログ1700での変更をプレビュー画面に反映させたい時にユーザが押下する(KB,PD209により指示する)ためのボタンである。1705はキャンセルボタンであり、この色選択ダイアログ1700での変更を無効にしたい時にユーザが押下する(KB,PD209により指示する)ためのボタンである。
以下、図17のフローチャートの説明に戻る。
ステップS1603において、プリンタドライバ100は、色選択ダイアログ1700での色変更指示の入力を受け付け、ユーザにより変更したい色が選択されOKボタン1704が押下指示すると、ステップS1604に処理を遷移させる。
次に、ステップS1604において、プリンタドライバ100は、RMA203内に保持しているオブジェクトの色データをステップS1603で指示された色に変更する。
そして、ステップS1605において、プリンタドライバ100は、ステップS1604での変更をプレビューに反映させるように表示制御する。
以上の処理により、ユーザは、プレビュー画面から、描画オブジェクトの重なる部分の色が同色であるため、印刷結果においてオブジェクトが識別できなくなるような重複オブジェクトの色を変更して印刷させて、ユーザの所望の印刷結果を得ることができる。
〔第3実施形態〕
上記第1実施形態では、図10に示したプレビュー画面で1回目の印刷指示で印刷がキャンセルされた場合には、再印刷を促すようなメッセージを表示してユーザに再印刷を指示させる構成について説明したが、プレビューから図15に示したような比較プレビューの表示を指示可能に構成してもよい。以下、その実施形態について図19,図20を参照して説明する。
図19は、本発明の情報処理装置における第8の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4のステップS311に示したプレビュー表示処理に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したホストコンピュータ103のCPU201が外部記憶装置211等に格納されるプログラム(プリンタドライバプログラム)をRAM203上にロードして実行することにより実現される。また、図中、S401,S402,S404〜S407,S1901〜S1903は各ステップを示す。なお、図9と同一のステップには同一のステップ番号を付してあり、説明は省略する。
ステップS402で、表示されるプレビュー画面について図20を参照して説明する。
図20は、本発明の第3実施形態におけるプレビュー画面の一例を示す図であり、図10と同一のものには同一の符号を付してある。
図20において、2001は比較プレビュー表示ボタンであり、比較プレビュー表示ボタン2001は、図15に示したような比較プレビューを表示させたい場合に押下する(KB,PD209により指示する)。
以下、図19のフローチャートの説明に戻る。
プリンタドライバ100は、図10に示したプレビュー画面での入力を検知すると、ステップS1901に処理を遷移させ、該入力を判定する。
ステップS1901で、プリンタドライバ100は、印刷をする指示がなされた(OKボタン1304により印刷を行う指示がなされた)と判定した場合には、ステップS406に処理を遷移させる。
また、ステップS1901で、プリンタドライバ100は、印刷を中止する指示がなされた(キャンセルボタン1305により印刷を中止する指示がなされた)と判定した場合には、ステップS404に処理を遷移させる。
また、ステップS1901で、プリンタドライバ100は、比較プレビュー表示指示がなされた(比較プレビューボタン2001が指示された)と判定した場合には、ステップS1902に処理を遷移させる。
ステップS1902において、プリンタドライバ100は、外部記憶装置211内のカレントのアプリケーション,ドキュメントに対応するカラーモード擬装フラグ1804(図7)を立てて、ステップS1903に処理を遷移させる。
次に、ステップS1903において、プリンタドライバ100は、カレントのアプリケーション110に対して、カレントのドキュメントの印刷指示を行うように制御し、図4のフローチャートに処理を戻す。
なお、ステップS1903で印刷指示されたアプリケーション110は、プリンタドライバ100に印刷能力の問い合わせを行い、プリンタドライバ100では、図3のステップS301に処理が遷移され、2回目の印刷が開始されることになる。
以上説明したように、アプリケーションからモノクロデータとして受け取ったデータに、描画オブジェクトの重なる部分が同色となるために印刷時に認識不可能となるオブジェクトが含まれている場合、該重なるオブジェクトの色を目視認識可能な色に変更した印刷イメージのプレビューを、印刷前に一旦画面上に表示させることにより、ユーザは印刷イメージを確認することができ、図形やテキスト等が重なる部分が同色となってしまい、図形やテキスト等が認識不可能な状態で印刷されてしまう等のミスプリントの発生を抑えることが可能となる。
また、上記プレビュー画面上で、モノクロモードとカラーモードでの印刷結果の比較を指示できるので、容易に、アプリケーションから受け取ったモノクロデータの印刷イメージと、アプリケーションから受け取ったカラーデータをプリンタドライバ内で独自にモノクロ変換した結果の印刷イメージとを比較形態で表示することができる。
これにより、アプリケーションの操作に慣れていない初心者のユーザでも、アプリケーション側の設定を変更するという煩雑な操作を行うことなく、アプリケーションからモノクロデータとして受け取ったデータ,カラーデータとして受け取ったデータの2つのデータを、視覚的に見比べてから、選択して印刷させることが可能となる。
従って、アプリケーションから受け取った印刷データがモノクロであった場合に、同色図形の重なりを検出し、該検出した重複オブジェクトの存在をプレビュー画面でユーザに知らせることにより、ユーザが意図しない画像が印刷されてしまう等のミスプリントの発生を抑えることができる等の効果を奏する。
なお、一度アプリケーション110から印刷指示されただけで、プリンタドライバ100が、図15に示したようなモノクロモードとカラーモードの印刷イメージを比較表示可能なプレビュー画面を表示するように制御するように構成してもよい。
上述した描画命令を示すデータ等の構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以下、図21に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図21は、本発明に係る情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図3,図4,図9,図12,図14,図16,図17,図19に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態及び各変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態を示す情報処理装置を適用可能な印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示したホストコンピュータを適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の情報処理装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の情報処理装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 プリンタドライバがアプリケーションから受信するオブジェクトの描画命令(描画オブジェクト)のイメージ図である。 本発明の情報処理装置における描画オブジェクトリストの一例を示す図である。 本発明の情報処理装置における印刷ジョブ管理テーブルの一例を示す図である。 描画位置の重なるオブジェクトを印刷した際のイメージを示す模式図である。 本発明の情報処理装置における第5の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の情報処理装置におけるプレビュー画面の一例を示す図である。 本発明の情報処理装置における再印刷を促すメッセージ画面(ダイアログ)の一例を示す図である。 本発明の情報処理装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図8(b)に示した重複オブジェクト(文字)のエッジ領域を他の色に変換した状態を示した模式図である。 本発明の情報処理装置における第5の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の情報処理装置におけるプレビュー画面の一例を示す図である。 本発明の情報処理装置における第6の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の情報処理装置における第7の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の情報処理装置における色選択ダイアログの一例を示す図である。 本発明の情報処理装置における第8の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態におけるプレビュー画面の一例を示す図である。 本発明に係る情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
100 プリンタドライバ
110 アプリケーション
120 プリンタ
130 ホストコンピュータ
201 CPU
202 ROM
203 RAM
209 KB,PD
210 表示装置
211 外部記憶装置

Claims (12)

  1. アプリケーションから印刷データを受け取って印刷装置に印刷実行させる情報処理装置において、
    アプリケーションから受け取った印刷データがモノクロデータであった場合に、前記印刷データ内の同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトを検出する検出手段と、
    前記印刷データと前記検出手段の検出結果を保持する第1の保持手段と、
    前記検知手段により検出された同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトの存在をユーザに通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通知手段は、前記検出手段により検出された同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトの輪郭を該オブジェクトの描画色と異なる色に変更した状態で前記印刷データから第1の印刷イメージを生成し、該生成した第1の印刷イメージを表示することを有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記通知手段により前記同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトの存在を通知された印刷データの印刷、又は、印刷中止を指示する第1の指示手段と、
    を有することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の指示手段により印刷が指示された場合には、前記第1の保持手段に保持されている前記印刷データを前記印刷装置に印刷処理させるとともに前記第1の保持手段に保持されている前記印刷データと前記検出結果を削除させ、一方、前記第1の指示手段により印刷中止が指示された場合には、前記第1の保持手段に前記印刷データと前記検出結果を保持させたままにしておくように制御する第1の制御手段と、
    前記アプリケーションから前記印刷データの印刷を再度指示するようにユーザに促す催促手段と、
    を有することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の保持手段に印刷データが保持されている状態で、前記アプリケーションからプリンタ能力の問い合わせがあった場合、前記印刷装置がモノクロ装置であってもカラー装置であるようにプリンタ能力を擬装して前記アプリケーションに応答する擬装手段を有することを請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記擬装手段により前記プリンタ能力を擬装したことに応じて前記アプリケーションから受け取ったカラー印刷データをモノクロの印刷データに変換する変換手段と、
    前記変換手段によりモノクロに変換された印刷データを保持する第2の保持手段と、
    前記第1の保持手段に保持された印刷データと検出結果から前記第1の印刷イメージを生成し、さらに、前記第2の保持手段に保持された印刷データから第2の印刷イメージを生成し、前記第1の印刷イメージと前記第2の印刷イメージとを比較可能に表示する比較手段と、
    を有することを請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記比較手段に表示されている前記第1の印刷イメージ、又は、前記第2の印刷イメージに対応する印刷データの印刷を指示する第2の指示手段と、
    前記第2の指示手段により前記第1の印刷イメージに対応する印刷データが印刷指示された場合、前記第1の保持手段に保持される印刷データを前記印刷装置に印刷処理させるとともに前記第1,2の保持手段に保持されている印刷データと検索結果を削除させ、一方、前記第2の指示手段により前記第2の印刷イメージに対応する印刷データが印刷指示された場合、前記第2の保持手段に保持される印刷データを前記印刷装置に印刷処理させるとともに前記第1,2の保持手段に保持されている印刷データと検索結果を削除させるように制御する第2の制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の保持手段は、前記第1の保持手段に前記印刷データが保持された日時の情報も保持するものであり、
    前記擬装手段は、前記第1の保持手段に前記印刷データが保持されてから一定期間が経過している場合には、前記第1の保持手段に印刷データが保持されている状態で、前記アプリケーションからプリンタ能力の問い合わせがあった場合でも、前記プリンタ能力の擬装を行わないことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 前記一定期間を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項8記載の情報処理装置。
  10. アプリケーションから印刷データを受け取って印刷装置に印刷実行させる情報処理装置における印刷制御方法において、
    アプリケーションから受け取った印刷データがモノクロデータであった場合に、前記印刷データ内の同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトを検出する検出ステップと、
    前記検知ステップで検出された同色で印刷位置が重なる描画オブジェクトの存在をユーザに通知する通知ステップと、
    を有する事を特徴とする印刷制御方法。
  11. 請求項10に記載された印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項10に記載された印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記録媒体。
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