JP2015225535A - 情報処理装置、及びこれを用いる認証プリントシステム - Google Patents

情報処理装置、及びこれを用いる認証プリントシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 他の印刷ジョブに影響範囲が及ぶ印刷リソースを扱うPDLデータによって構成された印刷ジョブを、プレビュー機能を備えた認証プリント環境に適用する際、認証プリントサーバの処理負荷が増加してしまう。【解決手段】 情報処理装置は、受信した複数の印刷ジョブのそれぞれが、他の印刷ジョブにより生成される印刷リソースを使用する第1種別であるか、他の印刷ジョブにより生成される印刷リソースを使用しない第2種別であるかを判定する判定手段と、印刷ジョブを解析してプレビュー画像を生成する画像生成手段と、制御手段とを備える。制御手段は、受信した印刷ジョブが第1種別の場合には、画像生成手段に印刷ジョブの受信順序と同じ順序でプレビュー画像を生成させ、生成されたプレビュー画像と印刷ジョブとを関連付けて保存し、受信した印刷ジョブが第2種別の場合には、プレビュー画像を生成せずに、印刷ジョブを保存する。【選択図】 図3

Description

本発明は、入力された印刷データに対するページ画像を生成しプレビュー画像として表示する画像処理システムに関し、特に、印刷データとしてページ記述言語(PDL)を処理対象とする画像処理システムに関する。
近年、プリンタや複合機(MFP)等の画像出力装置を用いた印刷において、印刷物の取り忘れ防止や機密文書の漏洩防止を主な目的として、ICカード等によるユーザ認証を行った上で、出力を行う認証プリントが普及している(例えば、特許文献1)。
認証プリントにおいては、まず、ユーザを識別するユーザ情報を付加した印刷ジョブが認証プリントサーバに保存される。続いて、画像出力装置に接続されたカードリーダによって非接触型ICカードに含まれるユーザ情報を読み取り、ユーザ情報に合致する印刷ジョブ一覧を認証プリントサーバから取得し、操作パネル上の表示部にリスト表示を行う。そして、リスト表示から所望の印刷ジョブを選択して出力指示を行うと、画像出力装置は、認証プリントサーバから当該印刷ジョブを受信し、印刷ジョブを構成するPDLデータに対応するページ画像を記録紙上に出力する。印刷ジョブに含まれるユーザ情報としては、印刷ジョブのプリントアウトを指示するホストPCに対するログインID等が用いられる。このように、ユーザはプリントアウトの現場に立ち会うことになるため、認証プリントによって印刷物の取り忘れを防止することができる。
なお、近年では画像出力装置に認証プリントサーバの機能をも備え、別途認証プリントサーバを用意することなく認証プリント環境を構築できる画像処理システムも提案されている。また、認証プリントでは、表示部にリスト表示された印刷ジョブを選択してプレビューを指示することで、当該印刷ジョブのPDLデータを解析してプレビュー表示用の画像を生成し表示部に表示可能な画像出力装置も提案されている。
一方、一般に知られているPDLの種別によっては、フォントデータやマクロデータ等を印刷リソースとして画像出力装置の記憶装置内に登録し、参照することで描画を行うものがある。更に、一部のPDLにおいては、印刷リソースを異なる印刷ジョブ間で共有可能な永久登録リソースとして登録・参照可能なPDLがあり、このようなPDLの一例として、PCL(ヒューレット・パッカード社の登録商標)やLIPSなどが普及している。
特開2006−99714号公報
背景技術に示した認証プリントにおいては、ユーザの利便性を向上するために、操作パネル上の表示部にリスト表示された印刷ジョブの一覧から任意の印刷ジョブを選択し、プレビュー指示などを行えることが求められている。一方、印刷ジョブが永久登録リソースを使用するPDLによって構成されている場合は、複数の印刷ジョブ間で同一の印刷リソースを共有しているため、任意の印刷ジョブを選択してプレビュー指示を行うことが困難であった。
従って、従来技術においては、印刷ジョブの受信順序とは無関係に任意の順序でプレビューを実施することができないため、永久登録リソースを使用する印刷データは認証プリントの対象外となっていた。例えば、プレビューのために選択された第1の印刷ジョブ内で、第1の印刷ジョブよりも先に印刷指示された第2の印刷ジョブ内の印刷リソースを参照している場合、第1の印刷ジョブのPDLデータを解析する前に第2の印刷ジョブを処理する必要がある。しかし、永久登録リソースに関する各印刷ジョブ間の依存関係を判断するためには、全てのPDLデータを解析して印刷リソースの登録レベルやIDを管理する必要があるため、処理が非常に煩雑なものとなってしまう。
上記の課題は、認証プリントサーバが印刷ジョブを受信する際、印刷ジョブの受信順序と同じ順序でPDLデータを解析し、予めプレビュー表示用の画像(以下、「プレビュー画像」と記す)を生成しておくことで解決できる。しかし、この構成では、永久登録リソースを使用しないPDLの印刷ジョブでもプレビュー画像を生成してしまい、認証プリントサーバの処理負荷が増加してしまうという課題が生じる。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、外部装置より受信した複数の印刷ジョブのそれぞれが、他の印刷ジョブにより生成される印刷リソースを使用する第1種別であるか、他の印刷ジョブにより生成される印刷リソースを使用しない第2種別であるかを判定する判定手段と、前記受信した印刷ジョブを解析してプレビュー画像を生成する画像生成手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記受信した印刷ジョブが第1種別であると前記判定手段により判定された場合には、前記画像生成手段に印刷ジョブの受信順序と同じ順序でプレビュー画像を生成させ、生成されたプレビュー画像と前記印刷ジョブとを関連付けて保存し、前記受信した印刷ジョブが第2種別であると前記判定手段により判定された場合には、プレビュー画像を生成せずに、前記印刷ジョブを保存する。
本発明によれば、永久登録リソースを使用するPDLによる印刷データに対しても、任意の順序でプレビューや削除指定ができるため、ユーザの利便性が高い認証プリントシステムを提供することができる。また、永久登録リソースを使用しないPDLの印刷ジョブの場合は、プレビュー画像を生成しない構成とすることで、認証プリントサーバの処理負荷を軽減することができる。
第1の実施例における画像処理システムの接続形態例を示す図。 第1の実施例における認証プリントサーバと画像出力装置の主要ハード構成図。 第1の実施例における認証プリントサーバの主要処理部の構成を示した図。 第1の実施例における画像出力装置の主要処理部の構成を示した図。 認証プリントサーバによる印刷データ受信の処理手順を示したフローチャート。 画像出力装置における、プレビュー画像の表示手順を示したフローチャート。 画像出力装置の表示部に印刷ジョブ一覧を表示した例。 本発明における印刷ジョブのデータ形式詳細を示した図。 第2の実施例における画像処理システムの接続形態例を示す図。 第2の実施例における認証プリントサーバと画像出力装置の主要ハード構成図。 第4の実施例における印刷ジョブの削除手順を示したフローチャート。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。なお、本実施形態に適用する画像出力装置としては、以下、電子写真技術によるデジタル複合機として記述するが、プリンタ(SFP)の他、インクジェットプリンタ等の各種印刷方式にも適用可能である。また、本実施形態においては、印刷ジョブはページ記述言語(以下、「PDL」と記す)で記述されているものとする。また、印刷リソース(フォントデータやマクロデータ等)を異なる印刷ジョブ間で共有可能とする永久登録リソースの処理を前提としており、永久登録リソースを使用する印刷ジョブのPDL種別を「第1種別」、使用しない印刷ジョブのPDL種別を「第2種別」とする。第1種別の印刷ジョブでは、他の印刷ジョブにより生成される印刷リソースを使用することが可能である。
<第1実施例>
図1は、本実施例における画像処理システムを構成する装置の接続例を示す図である。このシステムでは、コンピュータ(以下、「PC」と記す)101、画像出力装置102、認証プリントサーバとして機能する情報処理装置104が、ネットワーク105によって通信可能に接続されている。同図において、画像出力装置102は、LCDから成る表示部103を備え、既知の電子写真技術によって紙媒体上に画像形成するデジタル複合機である。
認証プリントサーバ104は、画像出力装置102に接続されたカードリーダが読み取った情報を元にユーザ認証を行うICカード認証サーバと、PC101上で動作するアプリソフトからの指示に基づいて作成された印刷ジョブを保持する書誌サーバとを兼ねる。印刷ジョブは、PDLで記述された描画データに、ユーザを識別する情報を付加した形式で生成される。認証プリントサーバ104は、画像出力装置102からの印刷ジョブ一覧取得要求に応じて、保持している印刷ジョブから指定されたユーザ情報に合致する印刷ジョブ一覧情報を生成して画像出力装置102に出力する。
さらに、認証プリントサーバ104は、画像出力装置102からの印刷要求に応じて、画像出力装置102に対して指定された印刷ジョブを出力したり、削除要求に応じて、保持している印刷ジョブを削除したりする。また、認証プリントサーバ104は、印刷ジョブの種別に応じてプレビュー画像を生成するか否かを判断し、プレビュー画像を生成する場合は印刷ジョブと関連付けて保存するが、この処理の詳細については以下で詳述する。
一方、画像出力装置102は、カードリーダによって読み取られたユーザ情報を元にICカード認証サーバによって認証が許可された場合、認証プリントサーバに対して、ユーザ情報に合致するユーザの印刷ジョブ一覧情報を要求する。そして、画像出力装置102は、表示部103に印刷ジョブ一覧情報を表示し、ユーザの指示によって選択された印刷ジョブに対して、印刷、プレビュー表示、あるいは削除等の処理を行う。
ここで、画像出力装置102は、印刷ジョブのプレビュー表示が指示された際には、予め認証プリントサーバ104が生成したプレビュー画像、あるいは、画像出力装置102自身で生成したプレビュー画像を表示部103に表示する。画像出力装置102におけるプレビュー表示の制御についても、他の図面を用いて以下で詳述する。
なお、本実施例では、表示部103はタッチパネル方式のディスプレイとし、印刷環境メニューの操作や、印刷指示および取り消し指示等のユーザからの各種指示を受け付けるためのUIを表示した操作部としても機能するよう構成されている。また、簡単のためPC101および画像出力装置102は各1台のみが接続される構成として説明するが、実際にはそれぞれが複数台接続される形態で構成される。さらに、印刷ジョブの印刷実行を、一般的なパーソナルコンピュータであるPC101から行なう構成として説明するが、これに限らず、販売、在庫管理、財務等を扱った各種業務を処理するための基幹システムからの出力であっても構わない。この場合、基幹システムのオペレータがユーザとなる。
図2は、本実施例における認証プリントサーバ104および画像出力装置102のそれぞれの主要なハード構成の一例を示す図である。同図において、201〜214は認証プリントサーバ104の構成部であり、221〜235は画像出力装置102の構成部を示しているが、表示部103については図1と同図番を付して説明は省略する。
コントローラ部201は、認証プリントサーバ104を統括的に制御するボード基盤であって、CPU202、RAM204、ROM203(例えばフラッシュROM)、制御プログラムや印刷データ等を記憶する外部記憶装置212等から構成されている。ここで、CPU202は、ROM203や外部記憶装置212等の記憶媒体に格納された制御プログラムやOSをロードして実行することで、後述のフローチャートに示した手順で処理を行い、統括的に認証プリントサーバを制御する。
外部記憶装置212(例えばHDD)は、外部記憶装置I/O(211)を経由してコントローラ201のバスに接続され、後述するプレビュー画像や印刷ジョブに関する書誌情報等を記憶する。表示部214は、表示部I/F(211)を経由してコントローラ201のバスに接続され、制御プログラムの指示に従って各種ステータスの表示を行う。操作部210(例えばキーボード)は、操作部I/F(209)を経由してコントローラ201のバスに接続され、認証プリントサーバ104の各種設定を変更するための入力を受け付ける。
さらに、コントローラ部201は、ネットワークI/F(208)を経由してネットワーク105と接続され、PC101から送信された印刷ジョブを受信し、また、画像出力装置102からの要求に応答して、書誌情報やプレビュー画像を送信する。
RAM204は、後述のPDLデータの解析やプレビュー画像の生成時に各種データを一時的に保持する揮発性メモリである。具体的には、プレビュー画像生成時に、後述するPDLデータ解析部303が生成した描画オブジェクトを保持する描画メモリ205、描画オブジェクトをラスタライズして、プレビュー表示用のページ画像を一時的に保持するレンダリングバッファ206を含む。さらに、OSによって外部記憶装置212からロードされた制御プログラムのロード領域や、印字リソースの登録領域、および各種処理の作業領域であるヒープ領域として割り当てられるワークメモリ207等を含む。
なお、書誌情報は、認証プリントサーバ104が個々の印刷ジョブを管理する際に必要な情報であって、該当印刷ジョブを識別するジョブIDや、文書名、生成日時、データサイズ等を含むジョブ属性に加え、所有者を特定するユーザIDを含む。さらに本発明では、PDL種別を特定するPDL種別情報や、プレビュー画像の有無や格納先を示すプレビュー情報等も含む。
続いて、画像出力装置102の構成部について説明するが、認証プリントサーバ104と同一構成である構成部については、説明を省略する。画像出力装置102においては、プリンタエンジン233がビデオI/F(232)を経由して画像出力装置102のコントローラ部221に接続されている。また、カードリーダI/F(234)を経由してカードリーダ235が接続されており、非接触ICカードの情報を読み取り、ユーザ認証を行うためのユーザ情報を取得できるよう構成されている。
なお、認証プリントサーバとは異なり、画像出力装置102では、プリンタエンジン233を制御して、PDLデータに基づいたページ画像を記憶媒体上に形成して出力する。その際、一般的には600dpi程度の解像度でページ画像を生成するため、プレビュー画像の生成時に比べ、描画処理に要するRAM容量やページ画像の格納に要するHDD容量を多く割り当てている。
次に、図3を用いて、認証プリントサーバ104の各制御部の機能について説明する。同図において、制御部300は認証プリントサーバ104の制御部全体を表しており、各種制御部301〜308を含んでいる。ただし、ICカード認証サーバに関する制御部は図示および説明を省略する。各制御部は、図2のCPU202、ROM203、RAM204、外部記憶装置212等から成るコントローラ部201、及び以降のフローチャートで示す手順を実行するための制御プログラムにより実現される。この制御プログラムは外部記憶装置212およびROM203に記憶されており、RAM204にロードされた後CPU202により実行される。
図3において、印刷ジョブ制御部301は、他の制御部を呼び出すことで認証プリントサーバとしての印刷ジョブの制御全般を管理する。印刷ジョブ制御部301は、PC101から印刷ジョブを受信すると、PDLデータ格納部302を呼び出し、印刷ジョブを外部記憶装置212へ格納する一方、書誌情報管理部306を呼び出し、印刷ジョブを管理するための書誌情報を生成する。さらに、印刷ジョブ制御部301は、プレビュー制御部307を呼び出し、印刷ジョブのPDL種別を判定する。
プレビュー制御部307は、印刷データのPDL種別を判定し、第1種別と判定される場合は、プレビュー画像を事前に生成する必要があると判断し、プレビュー画像を生成し、該印刷ジョブと関連付けて外部記憶装置212に格納する。すなわち、プレビュー制御部307は、PDLデータ解析部303を呼び出し、PDLデータを解析し描画オブジェクトを生成し、プレビュー画像生成部304を呼び出し、描画オブジェクトを元にページ画像を生成する。ここで、プレビュー画像生成部304は、表示部103上でのプレビューに適した低解像度(例えば36dpi)でページ画像を生成した上で、プレビュー画面となる所定のビットマップ画像に生成したページ画像を重ねてプレビュー画像を生成する。
生成されたプレビュー画像は、プレビュー画像格納部305によって外部記憶装置212内に印刷ジョブと関連付けて格納される。そして、プレビュー画像格納部305は、プレビュー画像の生成が完了した時点で書誌情報管理部306を呼び出し、書誌情報内のうち、当該プレビュー画像に関する情報を更新する。
上述した制御部によって、印刷ジョブが所定のPDL種別(第1種別)であった場合のみ、印刷ジョブの受信時に受信順序と同じ順序で印刷ジョブが解析され、プレビュー画像が生成される。なお、第2種別の場合は、プレビュー画像を事前に生成する必要がないので生成されない。
ここで、PDLデータ解析部303は、PDLデータを解析してフォントデータやマクロデータ等の印刷リソースが含まれていた場合は、PDLリソース格納部308を呼び出し、通常の印刷処理と同様に当該印刷リソースを外部記憶装置212に記録する。ここで、PDLリソース格納部308は、印刷リソースが永久登録リソースであるか否かによって、それぞれ外部記憶装置212内の別のディレクトリにファイルとして格納し、印刷ジョブ終了時に永久登録リソースのファイルは削除しないよう制御する。このように管理することで、異なるジョブ間で印刷リソースを共有することができる。
続いて、図4を用いて、画像出力装置102の制御部について説明するが、認証プリントサーバ104と同様の機能を有する制御部については同図番を付し、同じ機能については説明を省略する。また、カードリーダの制御およびユーザ認証に関する制御についても、従来の認証プリントにおける処理と同様であるため説明を省略する。従って、図4の制御部400は画像出力装置102の制御部全体を表しているが、以下の説明では本発明に関わる制御部の動作についてのみ触れる。なお、各制御部は、図2のCPU222、ROM223、RAM224、外部記憶装置231等から成るコントローラ部221、及び以降のフローチャートで示す手順を実行するための制御プログラムにより実現される。この制御プログラムは外部記憶装置231およびROM223に記憶されており、RAM224にロードされた後CPU222により実行される。
画像出力装置102は、ICカードから読み取ったユーザ情報を元にユーザ認証を行った後、認証プリントサーバ104に該ユーザ情報に合致する印刷ジョブが1つ以上記憶されている場合は、該印刷ジョブに関する情報を書誌情報として受信する。
書誌情報管理部306は、認証プリントサーバから受け取った書誌情報を管理し、印刷ジョブに対するユーザからの印刷、プレビュー表示、削除等の指示に対して、当該書誌情報を参照して以下に述べる各制御部を呼び出して処理を行う。また、書誌情報管理部306は、ユーザの操作によって印刷ジョブの印刷設定変更が指示された場合は、書誌情報または印刷ジョブデータをその設定変更に応じて書き換える。印刷設定の一例としては、カラーモードや部数が対象となる。
ユーザ操作による各種指示は、UI制御部406が表示部103に表示された操作画面からの入力を受け取り、書誌情報管理部306に伝えることで実現される。また、UI制御部406は、書誌情報に基づいて、認証したユーザの印刷ジョブの一覧を表示部103にリスト表示する。そして、リスト表示された印刷ジョブ一覧に対するユーザ操作を受け付け、プレビュー指示に応じて該当印刷ジョブのプレビュー画像を表示し、印刷ジョブの削除指示に応じて印刷ジョブ一覧の画面表示を更新する等、UI画面の制御を行う。
ここで、プレビュー画像の表示に際しては、書誌情報管理部306がプレビュー制御部307を呼び出すことで、書誌情報内のPDL種別情報に応じた制御を行う。すなわち、プレビュー制御部307は、PDL種別情報が第1種別を示す場合は、認証プリントサーバによってプレビュー画像が生成済みなので、認証プリントサーバからそのプレビュー画像を受信し、プレビュー画像格納部305に格納する。従って、永久登録リソースを使用する印刷ジョブに対しても、PCからの印刷指示順とは無関係の順番で任意にプレビュー表示が可能である。
一方、PDL種別情報が第2種別を示す場合は、認証プリントサーバによってプレビュー画像が生成されていないので、印刷ジョブ制御部301を呼び出して印刷ジョブを受信する。そして、認証プリントサーバと同様の制御部によってプレビュー画像の生成を行うが、この場合、印刷ジョブは永久登録リソースを扱わないため、PDLリソース格納部は呼び出されることはない。さらに、PDLデータの解析処理は各印刷ジョブ単位で独立して行えるため、PCからの印刷指示順とは無関係の順番で任意にプレビュー表示が可能である。
また、画像出力装置102は、プレビュー画像生成のための制御部とは異なる、PDLデータの解析およびページ画像の生成を行うための制御部を備え、書誌情報管理部306からの印刷指示を受け、印刷ジョブ一覧内で選択された印刷ジョブを出力する。ここで、PDLデータ解析部B(402)は、制御プログラムとしてはPDLデータ解析部A(303)と同一であるが、それぞれが別スレッドで並列動作可能なよう構成されており、異なる制御部として機能するものとする。さらに、ページ画像生成部403は、プレビュー画像生成部304と同様に構成されたレンダラであるが、印刷処理の際はプレビュー画像生成時よりも高い解像度(例えば600dpi)のページ画像を生成する。そして、生成したページ画像は、ページ画像格納部404が外部記憶装置231に記憶し、ページ画像出力部405によってプリンタエンジン233にビデオ信号として出力される。
続いて、図5のフローチャートを用いて、認証プリントサーバ104が印刷ジョブを受信した際の処理手順について説明する。ここで、以下に示す各ステップは、制御部300を実現するための制御プログラムがRAM204にロードされた後CPU202により実行される。
まず、印刷ジョブ制御部301はPC101から出力されたPDLデータを印刷ジョブとして受信し、PDLデータ格納部302に記憶する(S501)。続いて、プレビュー制御部307は、受信した印刷データのPDL種別を調べ、永久登録リソースを使用するPDL種別(第1種別)であるか否かを判別する(S502)。本実施例においては、PDL種別はジョブ制御言語によって予め指定されているものとし、例えば、PDL種別がPCL5であった場合は、永久登録リソースを使用するPDL種別(第1種別)であると判断する。
S502で印刷ジョブが永久登録リソースを使用するPDL種別(第1種別)であると判断された場合、PDLデータ解析部303はPDLデータを解析する(S503)。続いて、プレビュー画像生成部304はプレビュー画像を生成する(S504)。最後に、プレビュー画像格納部305は生成されたプレビュー画像を外部記憶装置212に格納する(S505)。このようにして、1ページ分の処理を終了する。PDLデータ解析部303が印刷ジョブに含まれる全PDLデータを解析し終えるまで上記処理を続けることで、印刷ジョブ内の全てのページに対するプレビュー画像が生成される(S506)。一方、S502において、印刷ジョブが永久登録リソースを使用するPDL種別でない(即ち、第2種別である)と判断された場合は、PDLデータを格納して印刷ジョブの受信処理を終える。
続いて、図6のフローチャートを用いて、画像出力装置102の表示部103において、ユーザが印刷ジョブの一覧から印刷ジョブを指定してプレビュー指示を行った場合の処理手順について説明する。まず、UI制御部406は、リスト表示された印刷ジョブ一覧に対するユーザ操作によって対象の印刷ジョブを特定する(S601)。ここでは、ユーザによって選択された印刷ジョブのジョブIDからプレビュー対象となる印刷ジョブを特定するものとする。そして、UI制御部406から呼び出された書誌情報管理部306が以下のステップに示した処理を制御することで、対応するプレビュー画像を表示部103に表示する。
プレビュー制御部307は、書誌情報管理部306を通して書誌情報にアクセスし、当該ジョブIDを含む印刷ジョブのPDL種別情報を読み出し、認証プリントサーバに対してプレビューに必要な情報の出力を依頼する(S602)。次に、プレビュー制御部307は、認証プリントサーバからPDL種別に応じたプレビュー情報を受信し(S603)、そのPDL種別が永久登録リソースを使用する印刷ジョブであるか否か(第1種別か第2種別か)を確認する(S604)。永久登録リソースを使用する第1種別(認証プリントサーバによってプレビュー画像が生成済み)の場合は、プレビュー制御部307は、認証プリントサーバから受信したプレビュー画像をプレビュー画像格納部305に格納する。さらに、表示部103に先頭ページのプレビュー画像を表示する(S605)。
S604で永久登録リソースを使用しない第2種別(認証プリントサーバによってプレビュー画像が生成されない)と判定された場合は、プレビュー制御部307は、印刷ジョブ制御部301を呼び出して印刷ジョブを受信し、プレビュー画像を生成する。まず、PDLデータ解析部A(303)がPDLデータを解析して、描画オブジェクトを生成する(S606)。次に、プレビュー画像生成部304が生成された描画オブジェクトを元にプレビュー画像を生成する(S607)。最後に、プレビュー画像格納部305が当該プレビュー画像を外部記憶装置212に記憶する(S608)。
上述の通り、永久登録リソースを使用しないPDLデータ(第2種別)に対しては、画像出力装置102においてプレビュー指示が出された後にプレビュー画像が生成され、UI制御部406によって表示部に表示される。従来の認証プリントにおいては、事前に投入された別の印刷ジョブで印刷リソースを登録した後に、同印刷リソースを参照している印刷ジョブをプレビューするには、この2つの印刷ジョブを印刷指示順序と同じ順番でプレビュー指示する必要があった。本発明においては、図5、図6に示す処理によって、認証プリントサーバは、永久登録リソースを使用する印刷ジョブを受信した場合、印刷ジョブの受信時に、プレビュー画像を印刷ジョブの受信順序と同じ順序で生成するため、他の印刷ジョブ内の印刷リソースを参照している場合であっても、正しいプレビュー画像が得られる。また、認証プリントサーバは、永久登録リソースを使用しない印刷ジョブを受信した場合、受信時にプレビュー画像を生成しないので、認証プリントサーバの処理負荷を減らすことができる。
図7に、本実施例におけるUI制御部406が表示部103に表示する印刷ジョブ一覧の一例を示す。ここで、701は印刷ジョブ一覧の操作画面全体を示しており、印刷ジョブ一覧には、認証プリントサーバから受信した書誌情報を元に、各印刷ジョブが印刷属性と共にリスト表示されている。具体的には、印刷属性には、文書名/印刷ジョブ属性/ページ数/印刷指示された日時を含み、本実施例では、印刷ジョブ属性としては、永久登録リソースを使用するPDL種別であるか否かを表示するものとする。また、永久登録リソースを使用するPDL種別の場合は、文書名にPDL種別情報も合わせて表示している。
図7においては、永久登録リソースを使用するPDL種別として702〜705の4つの印刷ジョブが記憶されている例を示している。ここで、UI制御部406は、書誌情報内のプレビュー画像ページ数が0である印刷ジョブ(702、704)については、印刷リソースの管理のみを行う印刷ジョブと判断し、プリント対象として選択できないようグレーアウト表示する。このようにPDL種別に応じて印刷ジョブ一覧の表示を制御することで、複数の印刷ジョブ間に関連性があることをユーザに認識させつつ、出力ページが存在しない印刷ジョブを選択してしまうといった不必要な操作を防ぐことができる。
最後に、図8を用いて永久登録リソースを使用するPDLデータの一例として、PCL5のコマンド例を説明する。同図では、フォントデータを永久登録する印刷ジョブ8a、フォントデータを参照して文字を印字する印刷ジョブ8b、およびフォントデータを削除する印刷ジョブ8cの例を示している。
ここで、図中の表記“<ESC>”は、エスケープと呼ばれる1バイトの制御コードであって、16進数では0x1bである。PCL5における各制御コマンドは、“<ESC>”制御コードに続いて、所定のシンタックスに従ってパラメータや終端子を示す文字コードが記述された、いわゆるエスケープシーケンスによって表現される。
まず、全ての印刷ジョブに共通の処理として、各印刷ジョブの先頭と最後で、“Printer Reset”コマンド(801)を発行することで、印刷環境を初期状態に戻し、かつテンポラリ登録された各種印刷リソースの削除を指示する。本実施例における永久登録リソースの例としては、ID=100にて特定されるフォントデータを示しており、まずは“Font ID”コマンドにてIDが指定された後(802)、フォントデータ実体が登録される(803)。PCLで扱えるフォントの例としては、TrueTypeフォントやIntelliフォント等があり、ここではフォントデータ実体として10,000バイトのデータが登録されている例を示している。
続いて、フォントに含まれるキャラクタのグリフデータが、所定の制御コマンドにて登録される(804、805)。ここでは、グリフデータとして1文字、1,000バイトのデータが登録されている例を示している。なお、PCL5の言語仕様としては、フォントデータの実体が異なっていても、同一のフォントIDを指定することが可能であるため、単純にフォントIDの一致/不一致でもって同一フォントか否かを判断することはできない。“Font Control Command”(806)は、パラメータ5を指定することで、カレントフォント(ID=100)を永久登録リソースとして登録することを指示している。
印刷ジョブ8bでは、印刷ジョブ8aで永久登録したフォントデータを参照して、1ページ内に1文字を印字している。まず、フォントIDにて登録済みフォントをカレントフォントとして選択し(807)、続いて805にて登録時に指定した文字コードを記述する(808)ことで、1文字の印字を行う。最後に、改ページを意味する制御コード“<FF>”(16進で0x0c)を発行することで、1ページ分の描画処理を終える。
印刷ジョブ8cでは、登録時と同じフォントIDを指定した上で(810)、806と同じ“Font Control Command”に、削除を意味するパラメータ=2を指定することで(811)、永久登録フォントの削除を行っている。
なお、本実施例では、説明を簡略化するために、永久登録リソースを参照して印刷を行う印刷ジョブを1つのみ示したが、実際は、必要な数だけの印刷ジョブを印刷するよう構成されている。同図に示したように、複数の印刷ジョブにまたがって同一の印刷リソースを参照する印刷ジョブに対しては、印刷ジョブを受信した順序と同じ順序でPDLデータの解析を行わないと正しい印字結果を得ることができない。
以上、説明したように、本実施例における認証プリントシステムでは、PDL種別に応じてプレビュー画像の生成タイミングおよび実施装置の構成を切り替えることで、印刷指示順番に関係なくプレビュー表示が可能な認証プリントシステムを提供することができる。
<第2実施例>
第1実施例では、認証プリントサーバ104は独立したサーバとして構成していたが、本発明は画像出力装置自身が認証プリントサーバを兼ねる構成にも適用可能である。ただし、画像出力装置が認証プリントサーバの機能も備えた構成に適用した場合、永久登録リソースの管理方法について、次の課題も解決する必要がある。すなわち、画像出力装置として印刷ジョブの印刷を行うためのPDL解釈処理と、認証プリントサーバとしてプレビュー画像を生成するためのPDL解釈処理とが競合してしまうと、正しく印刷リソースを扱えない場合がありうる。例えば、第1の印刷ジョブで永久登録リソースを登録し、後続の第2の印刷ジョブで永久登録リソースを参照・削除するコマンド構成となっている場合、第1の印刷ジョブの印刷完了より先にプレビューのために第2の印刷ジョブを処理できなかった。
図9は、第2実施例における画像処理システムを構成する各装置の接続例を示す図であって、画像出力装置901は認証プリントサーバの機能を備えているものとする。902は画像出力装置901が備える表示部であって、画像出力装置102の表示部103と同様の機能を有する。
ここで、本実施例の画像出力装置901のハード構成は、第1実施例の図2に示した画像出力装置102の構成と同様で良いため、説明は省略する。本実施例における画像出力装置901は、PC101から受信した印刷ジョブを記憶して、PDL種別に応じてプレビュー画像の生成を制御する一方、画像出力装置102と同様、ICカードによる認証プリントの出力処理を行う。
図10は、本実施例における画像出力装置901の各制御部の機能について説明した図である。ここで、1000は画像出力装置904の制御部全体を表しており、各制御部301〜308、および1001〜1006を含んでいる。同図において、PDLリソース格納部B(1001)〜UI制御部1006は、第1実施例の画像出力装置102における制御部401〜406と全く同じ構成で良いため、説明を省略する。
一方、印刷ジョブ制御部301〜PDLリソース格納部A(308)の各制御部については、第1実施例に示した認証プリントサーバ104と画像出力装置102の両方の制御部の機能を合わせ持った制御部として構成されている。つまり、認証プリントサーバとして機能する際は、永久登録リソースを含む印刷ジョブのプレビュー画像を印刷ジョブの受信と同順番で行うと共に、画像出力装置として機能する際は、永久登録リソースを含まない印刷ジョブのプレビュー画像の生成処理を行う。
ただし、本実施例のプレビュー制御部307は永久登録リソースを含む印刷ジョブのプレビュー画像も生成するため、PDLデータ解析部A(303)は、PDL種別に応じてPDLリソース格納部A(308)を呼び出し、印刷リソースの管理を行う。
本実施例では、PDLリソース格納部をプレビュー画像生成時(308)とページ画像生成時(1001)で独立させることで、認証プリントサーバとしてのプレビュー画像生成処理と、画像出力装置としてのページ画像生成処理とを並列させることが可能となる。したがって、画像出力装置が認証プリントサーバの機能も備えた構成の場合でも、印刷処理とプレビュー画像の生成処理における印刷リソースの競合を考慮する必要がなくなる。そのため、認証プリントサーバの性能を落とすことなく同時に印刷処理を行える認証プリントシステムを提供することができる。
<第3実施例>
第1実施例においては、プレビュー制御部307は、ジョブ制御言語によって予め指定されたPDL種別を読み取ることで、永久登録リソースを使用するPDL種別であるか否かを判別する。これに対して、第3実施例では、プレビュー制御部307がPDLデータ解析部302を呼び出して、PDLデータのコマンド内容を解析した上で判断する。
具体的には、図8に示したような、永久登録リソースを登録するPDLコマンド(806)を検知するか、同一ジョブ内で未登録のフォントを指定してフォント選択(807)や削除(811)を行うPDLコマンドを検知すると、永久登録リソース有りと判断する。
このように構成することで、PDL種別に関係なく、実際に永久登録リソースを使用していない印刷データは予めプレビュー画像を生成する必要がなくなるため、認証プリントサーバとしての処理負荷を下げることができる。また、ユーザ認証後の印刷順序を任意の順序で指定することが可能となる。
<第4実施例>
本発明では、印刷リソースが複数の印刷ジョブにまたがって参照されるPDL種別について、正しいプレビュー結果を任意の順序で表示可能な認証プリントシステムを提供している。このような構成の認証プリントシステムにおいては、印刷ジョブの削除指示に対しても、任意の印刷ジョブを選択的に削除できることが望まれる。具体的には、図7のUI画面にて任意の印刷ジョブを選択し、消去ボタンを押下することで、選択された印刷ジョブのみを削除することが望まれる。
そこで、第4実施例に示す画像出力装置の制御部は、図11のフローチャートに示した手順の制御を行うことで、永久登録リソースを使用する印刷ジョブについても、別の印刷ジョブに影響を与えることなく、任意の順序で印刷ジョブの削除を行うことができる。ここで、同図のフローチャートについても、外部記憶装置231およびROM223に記憶された制御プログラムが、RAM224にロードされCPU222により実行されることで、各ステップの処理が実現される。なお、本実施例の制御部は、第1実施例の図4に示した制御部と同様の構成で良いため、詳細な説明は省略する。
図11において、まず、UI制御部406は、表示部にリスト表示された印刷ジョブ一覧に対するユーザ操作を受け付け、削除対象の印刷ジョブを特定する(S1101)。なお、本実施例においても、印刷ジョブのジョブIDから削除対象となる印刷ジョブを特定するものとする。そして、UI制御部406から呼び出された書誌情報管理部306が、以下に示した各ステップを制御することで、印刷ジョブの削除処理を実行する。
書誌情報管理部306は、認証プリントサーバから受信した書誌情報を読み出し(S1102)、UI制御部406によって特定された削除対象のジョブIDに該当する書誌情報のエントリに対し、削除された旨を示す削除フラグをセットする(S1103)。続いて書誌情報管理部306は、書誌情報にアクセスし、当該ジョブIDを含むエントリのPDL種別情報を読み出し、該当印刷ジョブが永久登録リソースを使用するPDL種別であるか否かを判定する(S1104)。
S1104で削除対象の印刷ジョブが永久登録リソースを使用するPDL種別でないと判断された場合、書誌情報管理部306はプレビュー制御部307を呼び出し、認証プリントサーバ104から印刷ジョブを受信済みであるかを調べる(S1105)。そして、印刷ジョブが受信済みであると判断された場合は、PDLデータ格納部302は、外部記憶装置231内の該当印刷ジョブを削除する(S1106)。そして、プレビュー制御部307は、プレビュー画像が生成済みか否かを判定し(S1107)、生成済みである場合は、そのプレビュー画像を削除し(S1108)、生成済みでない場合は、S1109に進む。一方、S1105の判定結果がNoだった場合は、プレビュー表示を実行していない状態であるため、途中の処理をパスしてS1109に進む。
書誌情報管理部306は、S1103にて削除フラグをセットしたエントリを書誌情報から削除し(S1109)、認証プリントサーバ104に対して当該印刷ジョブの削除依頼を通知する(S1110)。最後に、UI制御部406は、S1109にて更新された書誌情報を参照して、表示部に表示された印刷ジョブ一覧を更新して(S1111)、削除処理を終える。
一方、S1104で削除対象の印刷ジョブが永久登録リソースを使用するPDL種別であると判定された場合、S1112以降のステップに進む。ここで、プレビュー制御部307は、認証プリントサーバ104からプレビュー画像が受信済みか否かを調べ(S1112)、受信済みであればそのプレビュー画像を削除する(S1113)。そして、認証プリントサーバ104に対して、当該印刷ジョブの書誌情報に削除フラグをセットする指示を通知する(S1114)。S1112でプレビュー画像が受信済みでないと判定された場合は、S1114に進む。最後に、UI制御部406は、S1103にて更新された書誌情報を参照して、表示部に表示された印刷ジョブ一覧を更新する(S1111)。つまり、UI制御部406は、削除フラグがセットされた印刷ジョブについては印刷ジョブ一覧に表示しないよう構成されている。
なお、S1114の通知に対して、認証プリントサーバ104は、当該印刷ジョブを外部記憶装置212から削除することなく記憶し続け、画像出力装置102から印刷出力指示を受けた際に、削除フラグがセットされていない印刷ジョブと同様に送信する。そして、画像出力装置102は、印刷ジョブ一覧から印刷指示がなされた際、書誌情報に削除フラグがセットされている印刷ジョブに対しては、PDLの解析のみを行って出力は行わない。そのため、印刷ジョブに永久登録リソースに関するPDLコマンドが含まれている場合、永久登録リソースの登録あるいは削除のみが実行され、永久登録リソースの登録状況のみが更新される。
上述した処理によって、永久登録リソースを使用するPDL種別の印刷ジョブについても、プレビュー表示のみならず、永久登録リソースの整合性を保持したまま、任意の順序で印刷データの削除を行うことが可能となる。ただし、本実施例においては、永久登録リソースの整合性を保つため、印刷順序は印刷ジョブが生成された順序と同じでなければならない。従って、印刷ジョブ一覧にて永久登録リソースを使用する印刷ジョブが選択され、印刷が指示された場合は、当該印刷ジョブよりも先に生成された未選択の印刷ジョブも合わせて出力することになる。
<その他の実施例>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
102 画像出力装置
104 認証プリントサーバ
307 プレビュー制御部

Claims (9)

  1. 外部装置より受信した複数の印刷ジョブのそれぞれが、他の印刷ジョブにより生成される印刷リソースを使用する第1種別であるか、他の印刷ジョブにより生成される印刷リソースを使用しない第2種別であるかを判定する判定手段と、
    前記受信した印刷ジョブを解析してプレビュー画像を生成する画像生成手段と、
    制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記受信した印刷ジョブが第1種別であると前記判定手段により判定された場合には、前記画像生成手段に印刷ジョブの受信順序と同じ順序でプレビュー画像を生成させ、生成されたプレビュー画像と前記印刷ジョブとを関連付けて保存し、前記受信した印刷ジョブが第2種別であると前記判定手段により判定された場合には、プレビュー画像を生成せずに、前記印刷ジョブを保存することを特徴とする情報処理装置。
  2. 印刷ジョブはページ記述言語(PDL)によって記述されており、前記判定手段は、PDLの種別情報を参照して、前記印刷ジョブが第1種別であるか第2種別であるかを判定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 印刷ジョブはページ記述言語(PDL)によって記述されており、前記判定手段は、印刷ジョブに含まれるコマンドに基づいて、前記印刷ジョブが第1種別であるか第2種別であるかを判定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記印刷リソースとは、PDLのコマンドによって記憶手段に登録あるいは削除され、描画処理の際に参照される描画データであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記印刷リソースは、フォントデータ及びマクロデータの少なくとも1つから構成される描画データであることを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 請求項1に記載の情報処理装置と画像出力装置とがネットワークで接続された認証プリントシステムであって、
    前記画像出力装置は、
    ユーザ認証手段と、
    前記ユーザ認証手段によって得られたユーザ情報に合致する印刷ジョブを前記情報処理装置から受信して表示する管理手段とを備え、
    前記管理手段は、前記受信した印刷ジョブが第1種別である場合は前記情報処理装置から該当するプレビュー画像を受信し、前記印刷ジョブが第2種別である場合は印刷ジョブを解析してプレビュー画像を生成することを特徴とする認証プリントシステム。
  7. 前記管理手段は、前記印刷ジョブが第1種別である場合は、印刷ジョブ属性として印刷リソースが含まれることがある旨を示した印刷ジョブ一覧を生成し、前記プレビュー画像のページ数が0である印刷ジョブについては、前記印刷ジョブを選択できないよう表示することを特徴とする、請求項6に記載の認証プリントシステム。
  8. 前記管理手段は、印刷ジョブの削除指示があった場合に、前記印刷ジョブが第1種別である場合は、当該印刷ジョブの書誌情報から削除せず、前記書誌情報に削除指示があった旨を示す情報をセットし、前記情報がセットされた印刷ジョブについて印刷指示があった場合に、PDLデータの解析を行うが、印刷処理は行わないよう制御することを特徴とする、請求項6に記載の認証プリントシステム。
  9. 前記画像出力装置は前記情報処理装置の機能を併せ持っており、
    前記管理手段は、プレビュー画像を生成する際に印刷リソースを管理する第1の管理手段と、印刷のためにページ画像を生成する際に印刷リソースを管理する第2の管理手段とを備えることを特徴とする、請求項6に記載の認証プリントシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017016653A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム、プログラム、及び制御方法
JP2017111651A (ja) * 2015-12-17 2017-06-22 株式会社リコー 情報処理装置、プログラム、画像処理システム

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