JP2004070659A - 記録装置、記録方法、プログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

記録装置、記録方法、プログラム並びに記憶媒体 Download PDF

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中尾 宗樹
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Abstract

【課題】マークアップ言語で記述された文書を見やすく印刷することのできる記録装置、記録方法、プログラム並びに記憶媒体を提供すること。
【解決手段】ダウンロードしたHTMLデータを解析し、背景データを抽出し、文字データを抽出し、ページ内の背景色とその上に重なる文字色が近い色の場合、フォントデータの余白部分の色を他の色に変換し文字を見やすくして画像の記録を行う。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置、記録方法、プログラム並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、マークアップ言語の解析機能と、プリント機能とを併せ持つファクシミリや電話機などの記録装置が開発されてきている。
【0003】
このような記録装置の中には、インターネットに接続して、ウェブサーバに記憶されているデータを容易に閲覧できるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプリンタ一体型インターネット端末等の記録装置では、コンテンツの印刷を行おうとした場合に、文字情報などを選択的に明確にプリント出力することはできなかった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、マークアップ言語で記述された文書を見やすく印刷することのできる記録装置、記録方法、プログラム並びに記憶媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る装置は、
マークアップ言語で記述された文書データを入力する入力手段と、
前記文書データを解析する解析手段と、
前記解析手段での解析の結果、背景色と文字色が近似しているか否か判定する判定手段と、
前記判定手段での判定の結果、背景色と文字色が近似していれば、文字余白部分を前記文字色と近似しないように色変換しつつ、前記文書データから抽出した文字データを展開する第1展開手段と、
前記文書データから抽出した背景データを展開する第2展開手段と、
前記第1展開手段と前記第2展開手段で展開した文字及び背景を組み合わせて記録材に記録する記録手段と、
を含むことを特徴とする。
【0007】
前記判定手段は、前記背景色を白黒のグレースケールに変換した時の濃度と、前記文字色を白黒のグレースケールに変換した時の濃度とを比較し、
比較の結果、濃度差が第1の値以下となる場合、前記第1展開手段は、前記文字色との濃度差が第2の値以上となる色に前記文字余白部分の色を変換することを特徴とする。
【0008】
前記判定手段は、
前記文書データから抽出した背景色データと文字色データとを比較する手段を含むことを特徴とする。
【0009】
前記第1展開手段は、前記文字色が所定の濃度以上の場合には、前記文字余白部分を、前記背景色の濃度を薄くした色に変換し、前記文字色が所定の濃度以下の場合には、前記文字余白部分を、前記背景色の濃度を濃くした色に変換することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明に係る方法は、
マークアップ言語で記述された文書データを入力する入力ステップと、
前記文書データを解析する解析ステップと、
前記解析ステップでの解析の結果、背景色と文字色が近似しているか否か判定する判定ステップと、
前記判定ステップでの判定の結果、背景色と文字色が近似していれば、文字余白部分を前記文字色と近似しないように色変換しつつ、前記文書データから抽出した文字データを展開する第1展開ステップと、
前記文書データから抽出した背景データを展開する第2展開ステップと、
前記第1展開ステップと前記第2展開ステップで展開した文字及び背景を組み合わせて記録材に記録する記録ステップと、
を含むことを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
コンピュータに、
マークアップ言語で記述された文書データを入力する入力ステップと、
前記文書データを解析する解析ステップと、
前記解析ステップでの解析の結果、背景色と文字色が近似しているか否か判定する判定ステップと、
前記判定ステップでの判定の結果、背景色と文字色が近似していれば、文字余白部分を前記文字色と近似しないように色変換しつつ、前記文書データから抽出した文字データを展開する第1展開ステップと、
前記文書データから抽出した背景データを展開する第2展開ステップと、
を実行させることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明に係る記憶媒体は、
コンピュータに、
マークアップ言語で記述された文書データを入力する入力ステップと、
前記文書データを解析する解析ステップと、
前記解析ステップでの解析の結果、背景色と文字色が近似しているか否か判定する判定ステップと、
前記判定ステップでの判定の結果、背景色と文字色が近似していれば、文字余白部分を前記文字色と近似しないように色変換しつつ、前記文書データから抽出した文字データを展開する第1展開ステップと、
前記文書データから抽出した背景データを展開する第2展開ステップと
を実行させるプログラムを格納したことを特徴とする。
【0013】
なお、ここで背景色とは、文字などの裏側に配置される画像の色を示すものであり、例えば、HTML文書においてバックグラウンドカラータグで示されるデータに限定されるものではなくイメージタグやバックグラウンドタグで示されるデータから導き出される色も含むものである。
【0014】
また、ここで文字余白部分とは、文字を展開する際の余白部分をいい、HTMLデータに含まれる文字データをフォントデータに基づいてビットマップ展開する際に背景となる領域を含む概念である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0016】
以下、本発明の一実施形態としてのウェブ・ブラウザ機能付き記録装置を説明する。
【0017】
<構成>
図1は、実施形態のウェブ・ブラウザ機能付き記録装置の構成例を示す構成図である。
【0018】
図1において100は装置全体を制御するための中央演算処理部(CPU)であり、101はプログラムおよびデータを記憶するROM、102は個人データ、電話帳などのバックアップ用のデータを格納する不揮発性RAM、103はCPUワークデータ、HTMLデータ、表示用データ、記録用データなどを記憶する記憶部(DRAM)である。104は受信したHTMLデータを解析し表示用および記録用データへ変換するHTML変換部である。105は受信したコンテンツデータや装置の状態などをカラー表示する表示部、106はテンキーなどから構成される操作部、107は受信した画像やテキストを記録するプリンタなどの記録部、108は回線109を接続し外部と通信するためのモデムなどから構成される通信部である。ここで各処理部はシステムバス110で接続される。111はセンサ群で、記録剤収容手段としてのカートリッジの種別および有り無しの検出センサ、記録紙サイズの検出センサ、読み取り原稿巾のセンサ、原稿ありなしのセンサなどが含まれる。
【0019】
図2は、表示部105の構成図である。表示部105は、表示データを記憶するVRAM200と、VRAM200の内容をドットマトリクスLCD202に出力させるためのLCDドライバ201とを含む。
【0020】
図3は、DRAM103の内部構成を示すメモリマップであり、DRAM103はそれぞれCPU100のワークとして使われるCPUワークエリア、受信したHTMLデータを記憶するHTMLデータ格納エリア、表示データを記憶する表示用データ格納エリア、プリントデータを記憶する記録用データ格納エリア、およびその他のデータを記憶するその他のデータ格納エリアから構成される。
【0021】
図5は、本ファクシミリの操作部106の外観構成図であり、LCD202、電話番号などを入力するためのテンキー502、機能設定などに用いる登録キー503、マルチな入力に用いる4つのファンクションキー504、および設定入力キーであるセットキー505と、表示部のカーソル移動などに用いる左右上下方向キー506を含む。
【0022】
このような構成において、HTMLデータを受信してから、LCDに表示するまでの動作についてまず説明する。ここでは回線接続操作によりすでに回線が接続状態であることとする。
【0023】
回線109および通信部108を通じてHTMLデータを受信し、受信したHTMLデータを記憶部103のHTMLデータ格納エリアへ記憶する。
【0024】
つぎに記憶部103のHTMLデータ格納エリアに記憶されたHTMLデータは、HTML変換部104に渡される。次に、HTMLデータ解析コア部にて表示データに変換され、再度記憶部103の表示用データエリアに表示用のビットマップデータとして記憶される。さらに、この表示用データエリアに記憶されたデータの中で、表示が必要なデータが、表示部105のVRAM200ヘ送られ、LCDドライバ201でドライブされ、ドットマトリクスLCD202で表示される。
【0025】
<印刷方法>
次に、図4を用いて、本記録装置を用いた印刷方法についての動作を説明する。
【0026】
図4は、本実施形態に係るHTML変換部104の動作を説明する図である。
【0027】
図中、HTMLデータ格納エリア、表示用データ格納エリア、記録用データ格納エリアは前述したRAM103に割り当てられたエリアである。
【0028】
HTMLデータ格納エリアはインターネットから得られたHTMLデータおよび、GIF、JPEGなどの画像データを格納するために用いられる。表示用データ格納エリアはLCDに表示させるためのデータを格納するために用いられ、記録用データ格納エリアは、HTMLデータを展開した印刷に用いられるためのデータを格納するために用いられる。
【0029】
HTML変換部104は、HTMLデータ解析コア部401、文字データ変換部402、画像・背景データ変換部403、プリントモードフラグ405を含む。
【0030】
HTMLデータ解析コア部401は、システムバス上からHTMLデータを取り入れ、そこに含まれる、文字、画像、レイアウト、タグデータなどの解析を行い、文字データとそれ以外のデータとを分離して、文字データ変換部402、画像・背景データ変換部403へ受け渡す。
【0031】
文字データ変換部402は、HTMLデータ解析コア部401から受け取ったコードデータと、ROM101に格納されたフォントデータとから、文字データをイメージ変換する。
【0032】
文字データのイメージ変換に際しては、あらかじめ、受信した1ページのHMLデータのうち画像や文字の裏側に回り込む背景データを示すタグ(バックグラウンドタグなど)を検出し、この背景データの色に応じた文字データのイメージ展開を行う。
【0033】
図6はこの文字データのイメージ展開を簡略的に説明した図である。
【0034】
図6において、601はフォントデータ101に格納されている状態でのフォントデータを説明している。この状態では、例えば図に例で示したカタカナの「タ」において、文字を形成する線の部分と、その周りを取り囲む文字余白部分との2つにデータが分かれている。つまり、文字余白部分とは、フォントデータを構成する領域(ここでは11×14ドット)のうち、文字(ここでは「タ」)を形成するドット以外のドットを意味する。
【0035】
文字を形成する線の部分はデータとして「1」、余白の部分はデータとして「0」の値が定義されて2値のフォントデータとしてROM内に格納されている。
【0036】
602はページ背景色であり、HTMLデータの中から検出した背景データを示している。
【0037】
603では601の変換前ROM内のフォントデータと、602のページ背景色データを受け取り、文字余白部分の色の変換処理を行う。
【0038】
この変換処理は、文字余白部分とページ背景色とで、異なる濃度の色とし、フォントの線の部分と文字余白部分に濃度差を設けて、フォントを見やすくするための文字余白部分における色の変換処理である。
【0039】
つまり、背景色と文字色が近似しているか否か判定し、背景色と文字色が近似していれば、文字余白部分が文字色と近似しない色となるように色変換しつつ文字をビットマップ展開する。
【0040】
この変換処理においては、HTMLデータで指定されたフォント指定色と、ページ背景色のデータから鑑み、文字余白色604の決定を行い、ROM内のフォントデータに対してデータ中の余白部分の色は決定された文字余白色604でビットマップ展開し、フォントの線の部分はHTMLデータで指定されたフォント指定色でビットマップ展開して、フォントデータを印字画像として生成する。
【0041】
611はWEBから受信したHTMLデータのオリジナルの画像イメージを示しており、背景の部分は濃い緑色でその緑色の背景上に黒色で文字が描画されていると仮定した一例を示している。
【0042】
612は前述の文字余白色変換処理を行った印刷画像の画像イメージを示しており、611のオリジナルの画像イメージに対してページの背景部分は同じ濃い緑色であるが、文字を取り囲む部分は、例えば薄い緑色で描画がなされており、その中に黒色で文字が描画されている。
【0043】
これらの処理を行うことにより611のオリジナル画像に対して612の処理後の画像は文字の輪郭が見やすく、文字情報の視認性を高めることを可能としている。
【0044】
次に図7を用いて印字方法の処理を説明する。
【0045】
図7はHTMLデータを受信してフォントの文字展開を行う処理に関するフローチャートである。
【0046】
ホームページを表示中に、操作パネルの機能キー403が押下され、所定のプリント開始操作が行われると、図7に示すHTMLデータの解析処理を開始する。
【0047】
まずステップS702において、受信したHTMLデータの中からページ内の背景色タグのサーチを行いページの背景色の情報を取得する。ここでは背景色のタグをサーチしたが、ページの背景がイメージデータの場合にも、仮想的に特定の背景色(例えばグレーなど)のタグデータが指定されたものとして以下の文字余白部分処理を行うことができる。その場合にはイメージデータの上に文字が重なった場合でも文字の視認性を向上させる効果を発揮できる。
【0048】
次にステップS703で文字余白色決定と文字余白色処理フラグのセットを行う。ただし、本実施形態に係る記録装置では、ソースデータによらず文字を黒でプリントする場合、ステップS702で取得した背景色データを白黒のグレースケールの値に変換し、その値がが黒に近いか否かに基づいて文字余白色変換処理を行うか否か、及び、その余白色自体を判定する。
【0049】
背景色のデータを白黒のグレースケールに変換した場合の階調数を例えば256階調とすると、白黒のグレースケールに変換した背景色の値が256階調のなかでとりうるある特定の値、例えば128を超えた時に文字色である黒の値に近いと判断し、文字余白色変換処理を行なう判定をする。そして、文字の余白色の値を例えば128に設定する。
【0050】
つまり、ステップS702で取得した背景色データが、例えば濃いグレーのように黒に近い色の場合には、文字余白色処理フラグをセットし、文字余白色は、背景色の濃度を薄くした色にセットする。
【0051】
なお、HTMLデータ内でページ背景色を取得した場合には常に文字余白色処理フラグをセットし、HTMLデータ内でページ背景色を取得できない場合に文字余白色処理フラグをセットしない制御としても良い。その場合、背景が白でない限り、文字余白色処理を行うことになる。
【0052】
次にステップS704ではWeb1ページの解析が終了したか否かの判断を行う。
【0053】
ステップS704でWeb1ページの解析が終了していないと判断すると、ステップS705に進み、HTMLデータを解析する。具体的には、HTMLデータ解析コア部401においてコンテンツデータのHTML言語のタグ解析を行う。タグ解析の結果、画像データを示すタグや、画像や文字の裏側に回り込む背景データを示すタグ(バックグラウンドタグなど)を検出すると、ステップS706からステップS707に進み、背景データと画像データの展開処理を開始する。ひとつのタグデータの処理が終了すると、再びS704の処理へ戻る。
【0054】
ステップS705でのHTMLデータ解析の結果、文字データを示すタグが検出されると、ステップS706を経てステップS710からステップS711に進み、文字余白の処理を行うか否かの判断を行う。
【0055】
ステップS711でフォントの余白処理を行う判断はS703でセットした文字余白色処理フラグの状態により行われ、フラグがセットされている場合は文字余白の色変換処理を行うと判断し、ステップS713で文字余白色変換処理を行う。
【0056】
ステップS713では図6で説明した通りの文字余白色変換処理を1文字ずつ行い、その処理を、HTMLデータ内に示された文字数文だけ繰り返すことで文字列に対する文字余白色変換処理とする。文字列としての変換処理を行った後に実際の描画処理を行い再びS704へと戻る。
【0057】
ステップS711で文字余白色変換処理を行わないと判断した場合はステップS712へ進む。ステップS712では文字余白部分は透過モードにして文字をビットマップ展開する処理であり、本処理に関しては従来のフォント展開処理であるため処理方法の説明は割愛するが、結果的には指定された背景の上に指定された色で文字を展開する処理を行っている。
【0058】
このようなステップS702〜S713を行うことで1ページのWEBページの展開処理を行うものである。
【0059】
ステップS704でWeb1ページの解析が終了したと判断された場合は、展開した文字及び画像・背景を組み合わせて記録材に記録しプリント終了処理を行なう。
【0060】
なお、上記図7では、ソースデータにかかわらず文字を黒でプリントする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、HTMLデータのフォントカラータグ通りにプリントする場合にも適用可能である。その場合には、ステップS703の処理をステップS711の直前に行う。そして、そのステップS703の中で、文字色と背景色との比較を行い、同色系でかつ濃度差が所定範囲内であれば、文字余白色処理フラグをセットして、文字余白色を、背景色と同色系でかつ文字色との濃度差が所定値以上となる色に変換する。
【0061】
<印刷例>
図8は従来の装置でWEBページを印刷した場合のイメージ図である。濃い色の背景色上に濃い色の文字を配置した場合、文字の視認性が低い場合の例を示している。
【0062】
図9は図8と同じWEBページを本実施形態に係る記録装置を用いて印刷した場合のイメージ図を示している。WEBページのHTMLデータの指定の濃い色の背景色に対して、同じくHTMLデータ指定の濃い色の文字を配置しているにもかかわらず、文字余白部の色変換処理を行っているため文字の視認性が高いことが解る。
【0063】
図10は、図9とは反対に薄い色の背景色上に薄い色の文字を配置したWEBページに対して、背景色と文字色の色指定を変えることなく、文字余白部分の色を濃く設定することで文字の視認性を高めることが可能となることが解る。
【0064】
このように図9や図10といった結果を導くためには、図6で説明した処理に加えて、文字色が所定の濃度以上の場合には、文字余白部分を、背景色の濃度を薄くした色に変換し、文字色が所定の濃度以下の場合には、文字余白部分を、背景色の濃度を濃くした色に変換するといった処理を行えばよい。
【0065】
従来の装置では、WEBページの表示内容に対して、端末のディスプレイではさほど感じなかった文字の視認性が、WEBページを印刷した結果、背景色と文字色のコントラスト差に視覚的な違いが生じることで視認性が低下する場合があった。
【0066】
しかしながら本実施形態で行った処理により視認性の向上を計ることが可能となり、WEBページを印刷した場合でも文字の判読性を低下させない効果を有することができる。
【0067】
また、本実施形態に係る記録装置は、文字の判読性を低下させない効果と共に、背景色と文字色そのものはWEBページのHTMLデータで指定された色を変更しない。
【0068】
これにより、例えばWEBページ中の背景色が内容的に意味を持つ色である場合や、あるいはページ中の文字色が特定部分だけ色を変えて表現してあり、これは例えば「赤い文字の部分が変更箇所です」といったようなフォントの色が意味を持つ内容が含まれている場合にもその内容に支障を生じることなく、かつ文字の視認性を向上できる。
【0069】
<その他>
上記実施形態では、文字色と背景色の濃度が近い場合に文字余白色変換処理を行う場合についてのみ示したが、記録部でカラープリントを行う場合には、文字余白色変換処理は、文字色と背景色が近似色の場合に行えばよいのであって、濃度が近似していても全く異なる色の場合には文字余白色変換処理を行わないこととしてもよい。
【0070】
本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0071】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0072】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、マークアップ言語で記述された文書を見やすく印刷することのできる記録装置、記録方法、プログラム並びに記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての記録装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態としての記録装置の表示部の構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の実施形態としての記録装置の記憶部の構成を示したブロック図である。
【図4】本発明の実施形態としての記録装置のHTMLデータ解析モジュールのブロック図である。
【図5】本発明の実施形態としての記録装置の操作部の構成を示したブロック図である。
【図6】本発明の実施形態としての記録装置の文字余白色変換を説明する図である。
【図7】本発明の実施形態としての記録装置のフォント展開を示したフローチャートである。
【図8】従来のコンテンツ印刷の例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態としての記録装置のコンテンツ印刷の例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態としての記録装置のコンテンツ印刷の例を示す図である。
【符号の説明】
100 CPU
101 ROM
102 不揮発性RAM
103 記憶部
104 HTML変換部
105 表示部
106 操作部
107 記録部
108 通信部
109 回線
110 バス
111 センサ群
401 HTMLデータ解析コア部
402 文字データ変換部
403 画像・背景データ変換部
404 切り換え部
405 プリントモードフラグ

Claims (7)

  1. マークアップ言語で記述された文書データを入力する入力手段と、
    前記文書データを解析する解析手段と、
    前記解析手段での解析の結果、背景色と文字色が近似しているか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段での判定の結果、背景色と文字色が近似していれば、文字余白部分を前記文字色と近似しないように色変換しつつ、前記文書データから抽出した文字データを展開する第1展開手段と、
    前記文書データから抽出した背景データを展開する第2展開手段と、
    前記第1展開手段と前記第2展開手段で展開した文字及び背景を組み合わせて記録材に記録する記録手段と、
    を含むことを特徴とする記録装置。
  2. 前記判定手段は、前記背景色を白黒のグレースケールに変換した時の濃度と、前記文字色を白黒のグレースケールに変換した時の濃度とを比較し、
    比較の結果、濃度差が第1の値以下となる場合、前記第1展開手段は、前記文字色との濃度差が第2の値以上となる色に前記文字余白部分の色を変換することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記判定手段は、
    前記文書データから抽出した背景色データと文字色データとを比較する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記第1展開手段は、前記文字色が所定の濃度以上の場合には、前記文字余白部分を、前記背景色の濃度を薄くした色に変換し、前記文字色が所定の濃度以下の場合には、前記文字余白部分を、前記背景色の濃度を濃くした色に変換することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. マークアップ言語で記述された文書データを入力する入力ステップと、
    前記文書データを解析する解析ステップと、
    前記解析ステップでの解析の結果、背景色と文字色が近似しているか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップでの判定の結果、背景色と文字色が近似していれば、文字余白部分を前記文字色と近似しないように色変換しつつ、前記文書データから抽出した文字データを展開する第1展開ステップと、
    前記文書データから抽出した背景データを展開する第2展開ステップと、
    前記第1展開ステップと前記第2展開ステップで展開した文字及び背景を組み合わせて記録材に記録する記録ステップと、
    を含むことを特徴とする記録方法。
  6. コンピュータに、
    マークアップ言語で記述された文書データを入力する入力ステップと、
    前記文書データを解析する解析ステップと、
    前記解析ステップでの解析の結果、背景色と文字色が近似しているか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップでの判定の結果、背景色と文字色が近似していれば、文字余白部分を前記文字色と近似しないように色変換しつつ、前記文書データから抽出した文字データを展開する第1展開ステップと、
    前記文書データから抽出した背景データを展開する第2展開ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  7. コンピュータに、
    マークアップ言語で記述された文書データを入力する入力ステップと、
    前記文書データを解析する解析ステップと、
    前記解析ステップでの解析の結果、背景色と文字色が近似しているか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップでの判定の結果、背景色と文字色が近似していれば、文字余白部分を前記文字色と近似しないように色変換しつつ、前記文書データから抽出した文字データを展開する第1展開ステップと、
    前記文書データから抽出した背景データを展開する第2展開ステップと
    を実行させるプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
JP2002229017A 2002-03-22 2002-08-06 記録装置、記録方法、プログラム並びに記憶媒体 Withdrawn JP2004070659A (ja)

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