JP3908356B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に半導体集積回路に関し、詳しくはクロック信号に同期させ入力信号をラッチする半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
クロック信号に同期して動作する半導体装置は、クロック信号CLKを入力として受け取り、クロック信号CLKを同期信号として用いて、他の信号のデータ取り込みを行う。この際、クロック信号CLKの立ち上がりエッジで確実にデータを取り込むためには、立ち上がりエッジよりセットアップタイムTs前にはデータが確定していなければならず、また立ち上がりエッジの後少なくともホールドタイムThの間はデータを保たなければならない。これらセットアップタイムTs及びホールドタイムThは、カタログに記載されており、ユーザはこのカタログ記載のセットアップタイムTs及びホールドタイムThが確保されるように、クロック信号CLK及び他の信号を半導体装置に供給する必要がある。
【0003】
例えば、クロックサイクルが10nsであり、セットアップタイムTs及びホールドタイムThが各々3 nsである場合、クロック信号CLKの立ち上がりエッジを中心として前後6 nsの間は、データ信号の有効な値を持続させる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
半導体装置の動作速度を向上させるためには、クロック信号CLKの周波数を高くして、データ入出力速度を速くする必要がある。しかしながら例えば、クロックサイクルを5 nsにした場合に、セットアップタイムTs及びホールドタイムThは比例的に各々1.5 nsになり、クロックサイクル5 nsのうちの3 nsの期間に、ユーザはデータ有効期間を一致させなければならない。逆に言えば、クロックサイクル5 nsのうちの2 nsの間に、データ変化を行わなければならない。このように、クロック信号CLKの周波数が高くなるにつれて、データ供給タイミングに関してユーザ側に要求される精度が厳しくなるので、システムを構築するのが難しくなる。
【0005】
従って、ユーザ側にとっては、このようにセットアップタイムTs及びホールドタイムThで要求されるデータ供給タイミングではなく、より緩やかな条件でデータ供給可能であることが望ましい。例えば、クロックサイクルが5 nsである場合に、要求されるデータ変化タイミングが、このクロックサイクルと同一の5 nsの範囲内で許容されるならば、ユーザ側にとっては最も緩やかな条件となる。即ち、1クロックサイクル期間内で任意のタイミングでのデータ変化を許容して、変化後の信号レベルをデータとして読み込む構成とすれば、ユーザ側はデータ変化のタイミングを1クロックサイクル期間内にさえ納めればよく、システムを構築するのが容易になる。
【0006】
従って本発明は、1クロックサイクルの期間内でデータ変化を許容して、変化後の信号レベルをデータとして読み込み可能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に於ては、半導体集積回路は、クロック信号の1クロックサイクルの期間である所定期間内に信号レベルが変化する複数の入力信号に関して該所定期間内で最も遅い信号変化タイミングを検出するタイミング検出回路と、該最も遅い信号変化タイミングに信号変化タイミングが一致するように、該複数の入力信号を遅延させて遅延入力信号を生成する第1の遅延調整回路と、該タイミング検出回路により検出された該最も遅い信号変化タイミングから所定時間後に該遅延入力信号を該クロック信号を遅延させた遅延クロック信号により読み込むラッチ回路を含み、前記第1の遅延調整回路は、遅延対象の信号を受け取り可変遅延量だけ遅延させる信号遅延回路と、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと前記最も遅い信号変化タイミングとを比較する位相比較回路と、該位相比較回路の比較結果に基づいて、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと該最も遅い信号変化タイミングとが略同タイミングとなるように、該信号遅延回路の該可変遅延量を調整する遅延量制御回路を含むことを特徴とする。
【0008】
上記発明に於いては、所定期間内で信号レベル変化を許容して、最も信号変化タイミングが遅い信号に全ての入力信号のタイミングを合わせ、タイミングの合った入力信号をラッチに取り込むことが出来る。従って、所定期間内で信号レベルが変化する際に、信号レベル変化後のデータを確実に読み込むことが可能になる。
【0009】
請求項2の発明に於ては、請求項1記載の半導体集積回路に於て、クロック信号を受け取り、前記最も遅い信号変化タイミングに信号変化タイミングが一致するように、該クロック信号を遅延させる第2の遅延調整回路と、該第2の遅延調整回路から遅延されたクロック信号を受け取り、更に所定遅延量だけ遅延させて遅延クロック信号を生成するクロック遅延回路を含み、前記ラッチ回路は該遅延クロック信号を同期信号として用いて前記遅延入力信号を読み込み、前記第2の遅延調整回路は、遅延対象の信号を受け取り可変遅延量だけ遅延させる信号遅延回路と、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと前記最も遅い信号変化タイミングとを比較する位相比較回路と、該位相比較回路の比較結果に基づいて、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと該最も遅い信号変化タイミングとが略同タイミングとなるように、該信号遅延回路の該可変遅延量を調整する遅延量制御回路を含むことを特徴とする。
【0010】
上記発明に於いては、ラッチによるデータ読み込みを、最も信号変化タイミングが遅い信号のタイミングから更に所定時間遅延したクロック信号を用いて行う。従って、所定のセットアップタイム及びホールドタイムを確保して、確実なデータ読み込みを行うことが出来る。
【0011】
請求項3の発明に於ては、請求項2記載の半導体集積回路に於て、前記タイミング検出回路は、前記複数の入力信号の各々に対応して設けられ対応する入力信号の信号レベルが変化するとセットされる複数のラッチ回路と、該複数のラッチ回路が全てセットされると出力を変化させる回路を含むことを特徴とする。
【0012】
上記発明に於いては、単純な回路構成によって、最も遅い信号変化タイミングを検出することが出来る。請求項4の発明に於ては、請求項2記載の半導体集積回路に於て、前記所定期間は、前記クロック信号の1サイクルであることを特徴とする。上記発明に於いては、1クロックサイクルの期間内でデータ変化を許容して、変化後の信号レベルをデータとして確実に読み込むことが出来る。
【0013】
請求項5の発明に於ては、請求項2記載の半導体集積回路に於て、前記第1の遅延調整回路及び前記第2の遅延調整回路は、キャリブレーションモードに於いて動作することを特徴とする。上記発明に於いては、キャリブレーションモードに於いて入力信号の遅延量及びクロック信号の遅延量を適切な値に設定し、その後の通常動作モードで既に設定された遅延量を用いて確実なデータ読み込みを実現することが出来る。
【0014】
請求項6の発明に於ては、請求項5記載の半導体集積回路に於て、コマンド入力により前記キャリブレーションモードを設定するコマンド検出回路を更に含むことを特徴とする。上記発明に於いては、キャリブレーションモードをコマンド入力により設定することが出来る。
【0015】
請求項7の発明に於ては、請求項5記載の半導体集積回路に於て、電源投入を検出することにより前記キャリブレーションモードを設定する電源投入検出回路を更に含むことを特徴とする。上記発明に於いては、キャリブレーションモードを電源投入により設定することが出来る。
【0016】
請求項8の発明に於ては、請求項5記載の半導体集積回路に於て、電源電圧及び温度を監視して変化を検出することにより前記キャリブレーションモードを設定する検出・設定回路を更に含むことを特徴とする。上記発明に於いては、電源電圧或いは温度に変動があった場合に、自動的にキャリブレーションモードを設定することが出来る。
【0017】
請求項9の発明に於ては、請求項8記載の半導体集積回路に於て、前記検出・設定回路は、電源電圧及び温度を監視して変化を検出する検出回路と、該検出回路からの通知により前記キャリブレーションモードを設定すると共に、前記タイミング検出回路が前記最も遅い信号変化タイミングを検出した回数を計数して、計数値が所定値になると前記キャリブレーションモードを解除する設定回路を含むことを特徴とする。
【0018】
上記発明に於いては、電源電圧或いは温度に変動があった場合に、自動的にキャリブレーションモードを設定すると共に、遅延量調整を所定回数実行した段階でキャリブレーションモードを解除することが出来る。請求項10の発明に於ては、半導体集積回路は、複数の入力信号のうちで最もタイミングの遅い信号を検出するタイミング検出回路と、該最もタイミングの遅い信号と同期するように該複数の入力信号を遅延させて遅延入力信号を生成する第1の遅延調整回路と、該タイミング検出回路により検出された該最もタイミングの遅い信号のタイミングから所定時間後に該遅延入力信号を該クロック信号を遅延させた遅延クロック信号により読み込むラッチ回路を含み、前記第1の遅延調整回路は、遅延対象の信号を受け取り可変遅延量だけ遅延させる信号遅延回路と、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと前記最も遅い信号変化タイミングとを比較する位相比較回路と、該位相比較回路の比較結果に基づいて、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと該最も遅い信号変化タイミングとが略同タイミングとなるように、該信号遅延回路の該可変遅延量を調整する遅延量制御回路を含むことを特徴とする。
【0019】
上記発明に於いては、所定期間内で信号レベル変化を許容して、最も信号変化タイミングが遅い信号に全ての入力信号のタイミングを合わせ、タイミングの合った入力信号をラッチに取り込むことが出来る。従って、所定期間内で信号レベルが変化する際に、信号レベル変化後のデータを確実に読み込むことが可能になる。
【0020】
請求項11の発明に於ては、請求項10記載の半導体集積回路に於て、クロック信号を受け取り、前記最もタイミングの遅い信号に同期するように、該クロック信号を遅延させる第2の遅延調整回路と、該第2の遅延調整回路から遅延されたクロック信号を受け取り、更に所定遅延量だけ遅延させて遅延クロック信号を生成するクロック遅延回路を含み、前記ラッチ回路は該遅延クロック信号を同期信号として用いて前記遅延入力信号を読み込み、前記第2の遅延調整回路は、遅延対象の信号を受け取り可変遅延量だけ遅延させる信号遅延回路と、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと前記最も遅い信号変化タイミングとを比較する位相比較回路と、該位相比較回路の比較結果に基づいて、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと該最も遅い信号変化タイミングとが略同タイミングとなるように、該信号遅延回路の該可変遅延量を調整する遅延量制御回路を含むことを特徴とする。
【0021】
上記発明に於いては、ラッチによるデータ読み込みを、最も信号変化タイミングが遅い信号のタイミングから更に所定時間遅延したクロック信号を用いて行う。従って、所定のセットアップタイム及びホールドタイムを確保して、確実なデータ読み込みを行うことが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に於いて、本発明の実施例を添付の図面を用いて説明する。
図1は、本発明による信号入力回路の第1の実施例を示す。
図1の信号入力回路は、ラッチ11−1及び11−2、NAND回路12、DLL回路13−1乃至13−3、遅延回路14、及びラッチ15−1及び15−2を含む。DLL回路13−1乃至13−3の各々は、信号の遅延量を調整する遅延調整回路であり、位相比較回路20、遅延制御回路21、及び遅延回路22を含む。ラッチ11−1及び11−2の各々は、NAND回路23及び24を含む。
【0023】
図1の信号入力回路に於いては、クロック信号CLKの立ち下がりでラッチ11−1及び11−2をリセットして、ラッチ11−1及び11−2の出力を全てLOWにする。リセットされた後、ラッチ11−1は入力信号Aの立ち下がりでセットされて、出力をHIGHにする。またラッチ11−2は入力信号Bの立ち下がりでセットされて、出力をHIGHにする。ラッチ11−1及び11−2の出力は、NAND回路12に入力される。従って、ラッチ11−1及び11−2が共にセットされたタイミングで、NAND回路12はLOWを出力する。即ち、NAND回路12の出力がHIGHからLOWに変化するタイミングが、入力信号A及びBのうちで最も遅い信号の変化タイミングに一致することになる。
【0024】
このようにラッチ11−1及び11−2とNAND回路12とは、最も遅い信号の変化タイミングを検出するタイミング検出回路を構成する。
なお図1では入力信号の数は2つとして示されるが、入力信号の数は2つ以上の任意の数nであってよい。この場合、n入力のNAND回路12が出力する立ち下がりエッジは、n個の信号のうちで最も遅い信号の変化タイミングに一致することになる。
【0025】
NAND回路12から出力される立ち下がりエッジは、DLL回路13−1乃至13−3に入力される。DLL回路13−1は、更にクロック信号CLKを入力として受け取り、クロック信号CLKの立ち上がりエッジとNAND回路12出力の立ち下がりエッジとが一致するように、クロック信号CLKを遅延させて位相を調整する。DLL回路13−2は、更に入力信号Aを入力として受け取り、入力信号Aの立ち下がりエッジとNAND回路12出力の立ち下がりエッジとが一致するように、入力信号Aを遅延させて位相を調整する。またDLL回路13−3は、更に入力信号Bを入力として受け取り、入力信号Bの立ち下がりエッジとNAND回路12出力の立ち下がりエッジとが一致するように、入力信号Bを遅延させて位相を調整する。
【0026】
なおDLL回路13−1乃至13−3は、立ち下がりエッジと立ち上がりエッジのどの組み合わせに対して位相調整を行うかで、厳密には回路構成が異なる。しかし後述するように、殆ど同一の回路構成であるので、説明の簡略化のために、その構成要素である位相比較回路20、遅延制御回路21、及び遅延回路22は同一の番号で参照してある。
【0027】
DLL回路13−1で位相の調整されたクロック信号CLKは、遅延回路14を介して、遅延クロック信号CLK1としてラッチ15−1及び15−2に供給される。またDLL回路13−2及び13−3で位相の調整された入力信号A及びBは、各々遅延入力信号A1及びB1として、ラッチ15−1及び15−2に供給される。
【0028】
DLL回路13−1から出力される位相の調整されたクロック信号CLKは、入力信号A及びBのうちで最も遅い信号に同期がとれている。また入力信号A及びBを位相調整して得られる遅延入力信号A1及びB1もまた、入力信号A及びBのうちで最も遅い信号に同期がとれている。この位相の調整されたクロック信号CLKを、遅延回路14で所定のセットアップタイムTs分だけ遅延させて、遅延クロック信号CLK1としてラッチ15−1及び15−2に供給している。従って、ラッチ15−1及び15−2は、この遅延クロック信号CLK1を同期信号として用いて、全ての入力信号を確実に読み込むことが出来る。
【0029】
なお上記動作は、図1の信号入力回路を組み込んだ半導体装置に於いて、キャリブレーションモード中に行われる。即ち、キャリブレーションモード中にDLL回路13−1乃至13−3の位相調整量を適切な値に設定することで、キャリブレーションモード後の通常動作モードに於いて、入力信号を確実に読み込むことが可能になる。ラッチ15−1及び15−2に読み込まれたデータは、半導体装置内部の内部回路に供給される。
【0030】
図2は、図1の信号入力回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図2に示されるように、クロック信号CLKがLOWからHIGHに変化する1サイクル内で変化する信号が、入力信号A及びBとして供給される。入力信号A及びBは、信号線の配線長の違い、配線容量の違い、信号出力側の回路特性の違い等の理由で、図2に示されるように、異なったタイミングで信号入力回路に供給される。
【0031】
信号入力回路は、DLL回路13−2及び13−3によって入力信号A及びBの位相を調整して、図2に示されるように最も遅い入力信号にタイミングの合った遅延入力信号A1及びB1を生成する。またDLL回路13−1及び遅延回路14を用いて、最も遅い入力信号のタイミングからセットアップタイムTsだけ遅延した遅延クロック信号CLK1を生成する。この遅延クロック信号CLK1を用いて、遅延入力信号A1及びB1を読み込む。従って、遅延回路14が設定する適切なセットアップタイムTsとホールドタイムThを確保しながら、遅延入力信号A1及びB1を読み込むことが出来る。
【0032】
このようにして図1の信号入力回路は、最も遅い入力信号のタイミングに全ての入力信号のタイミングを合わせ、更に最も遅い入力信号のタイミングからセットアップタイムTsだけ遅れた遅延クロック信号を用いて、これらの入力信号を読み込む。従って、入力信号がクロック信号CLKの1サイクル内の何処のタイミングで変化しようとも、所定のセットアップタイムTs及びホールドタイムThを確保しながら確実に入力信号を取り込むことが出来る。
【0033】
図3は、位相比較回路20の回路構成を示す回路図である。
図3の位相比較回路20は、エッジタイミング比較回路30、バイナリカウンタ60、及びパルス生成回路80を含む。
エッジタイミング比較回路30は、NAND回路31乃至45、インバータ46乃至51、容量52及び53、及びNOR回路54を含む。バイナリカウンタ60は、NAND回路61乃至68及びインバータ69乃至71を含む。パルス生成回路80は、NAND回路81乃至86、複数のインバータ87乃至92を含む。
【0034】
エッジタイミング比較回路30は、入力信号S1及びS2を受け取り、入力信号S1及びS2の何れの立ち上がりエッジが先であるかを判断する。なお立ち下がりエッジ間の時間的前後関係を判定する場合には、入力信号S1及びS2をインバータで反転してから、エッジタイミング比較回路30に入力すればよい。また立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ間の前後関係を判定したい場合には、入力信号S1及びS2の一方をインバータで反転してから、図3のエッジタイミング比較回路に入力すればよい。入力信号S1及びS2の一方が図1のNAND回路12の出力に対応し、もう一方がクロック信号CLK、入力信号A、或いは入力信号Bに対応する。
【0035】
例えば入力信号S1の立ち上がりエッジが先行する場合には、NAND回路31及び32からなるラッチの出力L1及びL2は、それぞれHIGH及びLOWとなる。またNAND回路33及び34からなるラッチの出力L3及びL4もまた、それぞれHIGH及びLOWとなる。
その後、両方の入力信号S1及びS2がHIGHになると、NAND回路37の出力がLOWとなり、NOR回路54の出力が所定の期間だけHIGHになる。このNOR回路54からの出力は、NAND回路38乃至41からなるゲートを開き、ラッチ出力L1乃至L4が反転されてNAND回路42乃至45からなる2つのラッチに入力される。従って、NAND回路42及び43からなるラッチの出力M1及びM2は、ラッチ出力L1及びL2と同様に、それぞれHIGH及びLOWとなる。またNAND回路44及び45からなるラッチの出力M3及びM4は、ラッチ出力L3及びL4と同様に、それぞれHIGH及びLOWとなる。
【0036】
従って入力信号S1の立ち上がりエッジが先行する場合には、パルス生成回路80のNAND回路82が出力をLOWに変化させることになる。
逆に入力信号S2の立ち上がりエッジが入力信号S1の立ち上がりエッジよりも十分に先行する場合には、ラッチ出力M1及びM2はLOW及びHIGHとなり、またラッチ出力M3及びM4もまたLOW及びHIGHとなる。従って、パルス生成回路80のNAND回路81が出力をLOWに変化させることになる。
【0037】
入力信号S2の立ち上がりエッジが入力信号S1の立ち上がりエッジより先行するが、その時間差が小さい場合、NAND回路35及びインバータ49による信号遅延の影響で、NAND回路33及び34からなるラッチの出力L3及びL4は、それぞれHIGH及びLOWとなる。この場合、ラッチ出力M1及びM2はLOW及びHIGHであり、ラッチ出力M3及びM4はHIGH及びLOWとなる。従って、パルス生成回路80のNAND回路81及び82は、出力をHIGHのまま変化させない。
【0038】
このように、入力信号S1及びS2の立ち上がりエッジ間の時間差が小さく、両方の立ち上がりエッジが一致していると見なしてよい場合には、図3の位相比較回路は出力を生成しない構成となっている。
バイナリカウンタ60は、エッジタイミング比較回路30のNAND回路36からの信号を1/2分周して、分周信号D1をインバータ71から出力すると共に、この分周信号の反転信号D2をインバータ70から出力する。NAND回路36からの信号は、入力信号S1及びS2と同一の周期の信号である。従ってバイナリカウンタ60から出力される分周信号D1が、例えば入力信号の偶数番目のサイクルでHIGHになるとすると、分周信号D2は奇数番目のサイクルでHIGHになる。
【0039】
パルス信号生成回路80に於いては、上述のように、入力信号S1が先行する場合にはNAND回路82の出力がLOWになり、入力信号S2が十分に先行する場合にはNAND回路81の出力がLOWになる。
入力信号S1が先行する場合には、NAND回路82の出力が複数のインバータ88によって反転されて、HIGHの信号がNAND回路85及び86に供給される。NAND回路85には更に分周信号D1が供給され、NAND回路86には更に分周信号D2が供給される。従ってこの場合、パルス信号生成回路80は、信号A及びBとして、交互にHIGHパルスを出力することになる。
【0040】
入力信号S2が十分に先行する場合には、NAND回路81の出力が複数のインバータ87によって反転されて、HIGHの信号がNAND回路83及び84に供給される。NAND回路83には更に分周信号D1が供給され、NAND回路84には更に分周信号D2が供給される。従ってこの場合には、パルス信号生成回路80は、信号C及びDとして、交互にHIGHパルスを出力することになる。
【0041】
これらの信号A乃至Dが、図1の遅延制御回路21に供給される。
図4は、遅延制御回路21の回路構成を示す回路図である。
遅延制御回路21は、NOR回路101−0乃至101−n、インバータ102−1乃至102−n、NAND回路103−1乃至103−n、NMOSトランジスタ104−1乃至104−n、NMOSトランジスタ105−1乃至105−n、NMOSトランジスタ106−1乃至106−n、及びNMOSトランジスタ107−1乃至107−nを含む。リセット信号RESETがLOWにされると、遅延制御回路21はリセットされる。即ち、リセット信号RESETがLOWになると、NAND回路103−1乃至103−nの出力がHIGHになり、インバータ102−1乃至102−nの出力がLOWになる。NAND回路103−1乃至103−nとインバータ102−1乃至102−nとの各ペアは、互いの出力を互いの入力とすることでラッチを形成する。従って、上記リセット信号RESETで設定された初期状態は、リセット信号RESETがHIGHに戻っても保持される。
【0042】
この初期状態では、図14に示されるように、NOR回路101−0の出力P0はHIGHであり、NOR回路101−1乃至101−nの出力P1乃至PnはLOWである。即ち出力P0だけがHIGHである。
位相調整対象の信号に関して、遅延量を大きくする必要がある場合には、信号線A及びBに交互にHIGHパルスを供給する。まず信号線AにHIGHパルスが供給されると、NMOSトランジスタ104−1がオンになる。このときNMOSトランジスタ106−1がオンであるので、NAND回路103−1の出力がグランドに接続されて、強制的にHIGHからLOWに変化させられる。従ってインバータ102−1の出力はHIGHになり、この状態がNAND回路103−1とインバータ102−1からなるラッチに保持される。またこの時出力P0はHIGHからLOWに変化し、出力P1はLOWからHIGHに変化する。従ってこの状態では、出力P1のみがHIGHになる。
【0043】
次に信号線BにHIGHパルスが供給されると、NMOSトランジスタ104−2がオンになる。このときNMOSトランジスタ106−2がオンになっているので、NAND回路103−2の出力がグランドに接続されて、強制的にHIGHからLOWに変化させられる。従ってインバータ102−2の出力はHIGHになり、この状態がNAND回路103−2とインバータ102−2からなるラッチに保持される。またこの時出力P1はHIGHからLOWに変化し、出力P2はLOWからHIGHに変化する。従ってこの状態では、出力P2だけがHIGHになる。
【0044】
このように信号線A及びBに交互にHIGHパルスを供給することで、出力P0乃至Pnのうちで一つだけHIGHである出力を一つずつ右にずらしていくことが出来る。
遅延量を小さくする必要がある場合には、信号線C及びDに交互にHIGHパルスを供給する。この場合の動作は、上述の動作と逆であるので、詳細な説明は省略する。
【0045】
信号線C及びDに交互にHIGHパルスを供給することで、出力P0乃至Pnのうちで一つだけHIGHである出力Pを一つずつ左にずらしていくことが出来る。
これらの出力信号P0乃至Pnを遅延回路22に供給することで、位相調整対象である信号の遅延量を調整する。
【0046】
図5は、図1の遅延回路22の回路構成を示す回路図である。
図5の遅延回路22は、NAND回路111−0乃至111−n、インバータ112−0乃至112−n、NAND回路113−0乃至113−n、及びインバータ114を含む。NAND回路113−0乃至113−nの一方の入力には、遅延制御回路21の出力P0乃至Pnが入力され、もう一方の入力には、入力信号SIをインバータ114で反転した信号が供給される。この入力信号SIが、位相調整対象の信号である。
【0047】
出力P0乃至Pnのうちで一つだけがHIGHであるので、このHIGH信号を受け取るNAND回路113−0乃至113−nのうちの一つが、入力信号SIを出力する。それ以外のNAND回路113−0乃至113−nは、常にHIGHを出力する。このHIGH出力を一方の入力に受け取るNAND回路111−0乃至111−nは、もう一方の入力に対するインバータとして動作する。
【0048】
従って、例えば出力Pn−1がHIGHであり、NAND回路113−n−1が入力信号SIを出力するとする。この場合、この入力信号SIは、NAND回路111−n−1、インバータ112−n−1、・・・、NAND回路111−0、インバータ112−0を伝播して、出力信号SOとして出力される。
従って、出力信号P0乃至Pnのうちで唯一HIGHである信号の位置に応じて、出力信号SOの遅延量は変化することになる。出力信号P0がHIGHである場合には、遅延量は最小であり、出力信号PnがHIGHである場合には、遅延量は最大である。
【0049】
このように、図3の位相比較回路20を用いて2つの信号間でエッジの前後関係を比較し、この前後関係に応じて、図4の遅延制御回路21によって図5の遅延回路22の遅延量を制御する。これによって、2つの信号のエッジタイミングが一致するように、一方の信号の遅延量を調整することが出来る。即ち、図1のDLL回路13−1乃至13−3に於いて、クロック信号CLK、入力信号A、入力信号Bを、最も遅い信号のタイミングに合わせることが出来る。
【0050】
図6は、本発明による信号入力回路の第2の実施例を示す。
図6の信号入力回路は、図1のラッチ11−1及び11−2及びNAND回路12の代わりに、ラッチ11A−1及び11A−2及びNOR回路12Aを含む。図6のラッチ11A−1及び11A−2の各々は、NOR回路25及び26を含む。
【0051】
図7は、図6の信号入力回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。図7を参照しながら、図6の信号入力回路の動作を説明する。
図7に示されるように、クロック信号CLKがHIGHからLOWに変化する1サイクル内で変化する信号が、入力信号A及びBとして供給される。入力信号A及びBは、信号線の配線長の違い、配線容量の違い、信号出力側の回路特性の違い等の理由で、図7に示されるように、異なったタイミングで信号入力回路に供給される。
【0052】
図6の信号入力回路に於いては、クロック信号CLKの立ち上がりでラッチ11A−1及び11A−2をリセットして、ラッチ11A−1及び11A−2の出力を全てHIGHにする。リセットされた後、ラッチ11A−1は入力信号Aの立ち上がりでセットされて、出力をLOWにする。またラッチ11A−2は入力信号Bの立ち上がりでセットされて、出力をLOWにする。ラッチ11A−1及び11A−2の出力は、NOR回路12Aに入力される。従って、ラッチ11A−1及び11A−2が共にセットされたタイミングで、NOR回路12AはHIGHを出力する。即ち、NOR回路12Aの出力がLOWからHIGHに変化するタイミングが、入力信号A及びBのうちで最も遅い信号の変化タイミングに一致することになる。
【0053】
NOR回路12Aから出力される立ち上がりエッジは、DLL回路13−1乃至13−3に入力される。DLL回路13−1は、更にクロック信号CLKを入力として受け取り、クロック信号CLKの立ち上がりエッジとNOR回路12A出力の立ち上がりエッジとが一致するように、クロック信号CLKを遅延させて位相を調整する。DLL回路13−2は、更に入力信号Aを入力として受け取り、入力信号Aの立ち上がりエッジとNOR回路12A出力の立ち上がりエッジとが一致するように、入力信号Aを遅延させて位相を調整する。またDLL回路13−3は、更に入力信号Bを入力として受け取り、入力信号Bの立ち上がりエッジとNOR回路12A出力の立ち上がりエッジとが一致するように、入力信号Bを遅延させて位相を調整する。
【0054】
即ち信号入力回路は、DLL回路13−2及び13−3によって入力信号A及びBの位相を調整して、図7に示されるように最も遅い入力信号にタイミングの合った遅延入力信号A1及びB1を生成する。またDLL回路13−1及び遅延回路14を用いて、最も遅い入力信号のタイミングからセットアップタイムTsだけ遅延した遅延クロック信号CLK1を生成する。この遅延クロック信号CLK1を用いて、遅延入力信号A1及びB1を読み込む。従って、遅延回路14が設定する適切なセットアップタイムTsとホールドタイムThを確保しながら、遅延入力信号A1及びB1を読み込むことが出来る。
【0055】
第1の実施例の場合には、クロック信号の1サイクル内にHIGHからLOWになる信号を入力したが、図2の実施例の場合には、クロック信号の1サイクル内にLOWからHIGHになる信号を用いて、クロック信号及び入力信号の位相調整を行うことが出来る。
図8は、本発明による信号入力回路の第3の実施例を示す。図8に於いて、図1と同一の構成要素は同一の符号で参照され、その説明は省略する。
【0056】
図8の信号入力回路は、図1の信号入力回路に加えて、コマンド検出回路16が設けられる。コマンド検出回路16は、キャリブレーションモードを指定するコマンド入力が外部からなされると、位相比較回路20及び遅延制御回路21を駆動させる。その後通常動作モードを指定するコマンド入力がなされると、位相比較回路20及び遅延制御回路21を停止させる。コマンド検出回路16の構成は通常のコマンドデコーダ等の構成でよく、また位相比較回路20及び遅延制御回路21の駆動・停止に関する制御は、例えば回路の電源供給を制御すればよく、従来技術の範囲内であるので説明を省略する。
【0057】
なお図8のコマンド検出回路16の代わりに、半導体装置の電源が投入されたことを検知するパワーアップ検出回路を設けてもよい。この場合、電源投入検出から例えば所定期間の間をキャリブレーションモードとし、この期間だけ位相比較回路20及び遅延制御回路21を駆動させる構成とすればよい。
図9は、本発明による信号入力回路の第4の実施例を示す。図9に於いて、図1と同一の構成要素は同一の符号で参照され、その説明は省略する。
【0058】
図9の信号入力回路は、制御信号生成回路17及び温度・電源変動検出回路18を含む。温度・電源変動検出回路18は、温度の変化及び半導体装置の電源電圧の変化を監視し、変化が検出された場合には、制御信号生成回路17にこれを通知する。制御信号生成回路17は、温度変化或いは電源電圧の変化を通知されると、動作モードをキャリブレーションモードにして、位相比較回路20及び遅延制御回路21を駆動させる。制御信号生成回路17は、NAND回路12から出力される立ち下がりエッジをカウントし、計数値が所定値となるとキャリブレーションモードを終了して、位相比較回路20及び遅延制御回路21を停止させる。
【0059】
温度変化或いは電源電圧の変化が生じた場合には、遅延回路22の遅延量が最適値でなくなる可能性が高い。図9の構成に於いては、このような場合に、自動的にキャリブレーションモードに設定することで、遅延回路22の遅延量を再び最適値に設定し直すことが可能である。なおこの場合、温度・電源変動検出回路18の出力を、半導体装置外部に出力する構成とすることが望ましい。これによって、ユーザは、キャリブレーションモードが設定されたことを知り、キャリブレーションのための入力信号を半導体装置に供給することが出来る。
【0060】
なお制御信号生成回路17はカウンタを含む単純な論理回路で構成可能であり、また温度・電源変動検出回路18のように温度変動或いは電源変動を検出する回路は、従来技術でよく知られた回路であるので、詳細な説明は省略する。
以上本発明は実施例に基づいて説明されたが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載される範囲内で、自由に変形・変更が可能である。
【0061】
【発明の効果】
請求項1の発明に於ては、所定期間内で信号レベル変化を許容して、最も信号変化タイミングが遅い信号に全ての入力信号のタイミングを合わせ、タイミングの合った入力信号をラッチに取り込むことが出来る。従って、所定期間内で信号レベルが変化する際に、信号レベル変化後のデータを確実に読み込むことが可能になる。
【0062】
請求項2の発明に於ては、ラッチによるデータ読み込みを、最も信号変化タイミングが遅い信号のタイミングから更に所定時間遅延したクロック信号を用いて行う。従って、所定のセットアップタイム及びホールドタイムを確保して、確実なデータ読み込みを行うことが出来る。
【0063】
請求項3の発明に於ては、単純な回路構成によって、最も遅い信号変化タイミングを検出することが出来る。請求項4の発明に於ては、1クロックサイクルの期間内でデータ変化を許容して、変化後の信号レベルをデータとして確実に読み込むことが出来る。請求項5の発明に於ては、キャリブレーションモードに於いて入力信号の遅延量及びクロック信号の遅延量を適切な値に設定し、その後の通常動作モードで既に設定された遅延量を用いて確実なデータ読み込みを実現することが出来る。
【0064】
請求項6の発明に於ては、キャリブレーションモードをコマンド入力により設定することが出来る。請求項7の発明に於ては、キャリブレーションモードを電源投入により設定することが出来る。請求項8の発明に於ては、電源電圧或いは温度に変動があった場合に、自動的にキャリブレーションモードを設定することが出来る。
【0065】
請求項9の発明に於ては、電源電圧或いは温度に変動があった場合に、自動的にキャリブレーションモードを設定すると共に、遅延量調整を所定回数実行した段階でキャリブレーションモードを解除することが出来る。請求項10の発明に於ては、所定期間内で信号レベル変化を許容して、最も信号変化タイミングが遅い信号に全ての入力信号のタイミングを合わせ、タイミングの合った入力信号をラッチに取り込むことが出来る。従って、所定期間内で信号レベルが変化する際に、信号レベル変化後のデータを確実に読み込むことが可能になる。
【0066】
請求項11の発明に於ては、ラッチによるデータ読み込みを、最も信号変化タイミングが遅い信号のタイミングから更に所定時間遅延したクロック信号を用いて行う。従って、所定のセットアップタイム及びホールドタイムを確保して、確実なデータ読み込みを行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による信号入力回路の第1の実施例を示す図である。
【図2】図1の信号入力回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】位相比較回路20の回路構成を示す回路図である。
【図4】遅延制御回路21の回路構成を示す回路図である。
【図5】図1の遅延回路22の回路構成を示す回路図である。
【図6】本発明による信号入力回路の第2の実施例を示す図である。
【図7】図6の信号入力回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図8】本発明による信号入力回路の第3の実施例を示す図である。
【図9】本発明による信号入力回路の第4の実施例を示す図である。
【符号の説明】
11−1、11−2 ラッチ
12 NAND回路
13−1、13−2、13−3 DLL回路
14 遅延回路
15−1、15−2 ラッチ
16 コマンド検出回路
17 制御信号生成回路
18 温度・電源変動検出回路
20 位相比較回路
21 遅延制御回路
22 遅延回路
23、24 NAND回路
30 エッジタイミング比較回路
60 バイナリカウンタ
80 パルス生成回路
Claims (11)
- クロック信号の1クロックサイクルの期間である所定期間内に信号レベルが変化する複数の入力信号に関して該所定期間内で最も遅い信号変化タイミングを検出するタイミング検出回路と、
該最も遅い信号変化タイミングに信号変化タイミングが一致するように、該複数の入力信号を遅延させて遅延入力信号を生成する第1の遅延調整回路と、
該タイミング検出回路により検出された該最も遅い信号変化タイミングから所定時間後に該遅延入力信号を該クロック信号を遅延させた遅延クロック信号により読み込むラッチ回路
を含み、前記第1の遅延調整回路は、遅延対象の信号を受け取り可変遅延量だけ遅延させる信号遅延回路と、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと前記最も遅い信号変化タイミングとを比較する位相比較回路と、該位相比較回路の比較結果に基づいて、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと該最も遅い信号変化タイミングとが略同タイミングとなるように、該信号遅延回路の該可変遅延量を調整する遅延量制御回路を含むことを特徴とする半導体集積回路。 - クロック信号を受け取り、前記最も遅い信号変化タイミングに信号変化タイミングが一致するように、該クロック信号を遅延させる第2の遅延調整回路と、
該第2の遅延調整回路から遅延されたクロック信号を受け取り、更に所定遅延量だけ遅延させて遅延クロック信号を生成するクロック遅延回路
を含み、前記ラッチ回路は該遅延クロック信号を同期信号として用いて前記遅延入力信号を読み込み、前記第2の遅延調整回路は、遅延対象の信号を受け取り可変遅延量だけ遅延させる信号遅延回路と、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと前記最も遅い信号変化タイミングとを比較する位相比較回路と、該位相比較回路の比較結果に基づいて、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと該最も遅い信号変化タイミングとが略同タイミングとなるように、該信号遅延回路の該可変遅延量を調整する遅延量制御回路を含むことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。 - 前記タイミング検出回路は、前記複数の入力信号の各々に対応して設けられ対応する入力信号の信号レベルが変化するとセットされる複数のラッチ回路と、該複数のラッチ回路が全てセットされると出力を変化させる回路を含むことを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
- 前記所定期間は、前記クロック信号の1サイクルであることを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
- 前記第1の遅延調整回路及び前記第2の遅延調整回路は、キャリブレーションモードに於いて動作することを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
- コマンド入力により前記キャリブレーションモードを設定するコマンド検出回路を更に含むことを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路。
- 電源投入を検出することにより前記キャリブレーションモードを設定する電源投入検出回路を更に含むことを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路。
- 電源電圧及び温度を監視して変化を検出することにより前記キャリブレーションモードを設定する検出・設定回路を更に含むことを特徴とする請求項5記載の半導体集積回路。
- 前記検出・設定回路は、電源電圧及び温度を監視して変化を検出する検出回路と、該検出回路からの通知により前記キャリブレーションモードを設定すると共に、前記タイミング検出回路が前記最も遅い信号変化タイミングを検出した回数を計数して、計数値が所定値になると前記キャリブレーションモードを解除する設定回路を含むことを特徴とする請求項8記載の半導体集積回路。
- 複数の入力信号のうちで最もタイミングの遅い信号を検出するタイミング検出回路と、
該最もタイミングの遅い信号と同期するように該複数の入力信号を遅延させて遅延入力信号を生成する第1の遅延調整回路と、
該タイミング検出回路により検出された該最もタイミングの遅い信号のタイミングから所定時間後に該遅延入力信号を該クロック信号を遅延させた遅延クロック信号により読み込むラッチ回路
を含み、前記第1の遅延調整回路は、遅延対象の信号を受け取り可変遅延量だけ遅延させる信号遅延回路と、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと前記最も遅い信号変化タイミングとを比較する位相比較回路と、該位相比較回路の比較結果に基づいて、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと該最も遅い信号変化タイミングとが略同タイミングとなるように、該信号遅延回路の該可変遅延量を調整する遅延量制御回路を含むことを特徴とする半導体集積回路。 - クロック信号を受け取り、前記最もタイミングの遅い信号に同期するように、該クロック信号を遅延させる第2の遅延調整回路と、
該第2の遅延調整回路から遅延されたクロック信号を受け取り、更に所定遅延量だけ遅延させて遅延クロック信号を生成するクロック遅延回路
を含み、前記ラッチ回路は該遅延クロック信号を同期信号として用いて前記遅延入力信号を読み込み、前記第2の遅延調整回路は、遅延対象の信号を受け取り可変遅延量だけ遅延させる信号遅延回路と、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと前記最も遅い信号変化タイミングとを比較する位相比較回路と、該位相比較回路の比較結果に基づいて、該信号遅延回路で遅延された信号の信号変化タイミングと該最も遅い信号変化タイミングとが略同タイミングとなるように、該信号遅延回路の該可変遅延量を調整する遅延量制御回路を含むことを特徴とする請求項10記載の半導体集積回路。
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