JP3487309B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP3487309B2
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    • HELECTRICITY
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    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S331/00Oscillators
    • Y10S331/02Phase locked loop having lock indicating or detecting means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
に関し、特に、内部クロック信号に同期して動作する内
部回路ブロックおよび入出力ラッチ回路に種々のタイミ
ングの内部クロック信号を供給することを可能にした半
導体集積回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置においては、LSI
の大規模化および高速化に伴いクロック信号のスキュー
が無視できなくなってきている。また、LSIの大規模
化に伴うピン数の増加によって、同時スイッチングノイ
ズの大きさが大きな問題となってきている。
【0003】図21は、従来の半導体集積回路装置の一
例を示すLSIのブロック図である。図21を参照し
て、このLSIは、半導体基板100上に形成されたド
ライバトランジスタ101、入力バッファ回路31,3
2,33、入力ラッチ回路41,42,43、内部回路
ブロック21,22,23、出力ラッチ回路51,5
2,53および出力バッファ回路61,62,63を含
む。
【0004】第1の内部回路ブロック21には、LSI
の外部から第1の入力バッファ回路31および第1の入
力ラッチ回路41を介して第1の入力データ信号I1が
入力される。第1の内部回路ブロック21から第1の出
力ラッチ回路51および第1の出力バッファ回路61を
介してLSIの外部に第1の出力データ信号O1が出力
される。
【0005】同様に、第2の内部回路ブロック22に
は、LSIの外部から第2の入力バッファ回路32およ
び第2の入力ラッチ回路42を介して第2の入力データ
信号I2が入力される。第2の内部回路ブロック22か
ら第2の出力ラッチ回路52および第2の出力バッファ
回路62を介してLSIの外部に第2の出力データ信号
O2が出力される。
【0006】同様に、第3の内部回路ブロック23に
は、LSIの外部から第3の入力バッファ回路33およ
び第3の入力ラッチ回路43を介して第3の入力データ
信号I3が入力される。第3の内部回路ブロック23か
ら第3の出力ラッチ回路53および第3の出力バッファ
回路63を介してLSIの外部に第3の出力データ信号
O3が出力される。
【0007】ドライバトランジスタ101は、LSIの
外部からの外部クロック信号CLKを受ける。ドライバ
トランジスタ101から第1〜第3の入力ラッチ回路4
1〜43のそれぞれ、第1〜第3の内部回路ブロック2
1〜23のそれぞれおよび第1〜第3の出力ラッチ回路
51〜53のそれぞれには、単一の内部クロック信号が
与えられる。
【0008】次に、図21に示されたLSIの動作につ
いて説明する。ドライバトランジスタ101は、外部ク
ロック信号CLKに応答して単一の内部クロック信号
を、第1〜第3の入力ラッチ回路41〜43のそれぞ
れ、第1〜第3の内部回路ブロック21〜23のそれぞ
れおよび第1〜第3の出力ラッチ回路51〜53のそれ
ぞれに向けて同時に出力する。
【0009】第1〜第3の入力ラッチ回路41〜43の
それぞれ、第1〜第3の内部回路ブロック21〜23の
それぞれおよび第1〜第3の出力ラッチ回路51〜53
のそれぞれは、与えられた内部クロック信号に同期して
動作する。
【0010】その動作を第1の入力バッファ回路31か
ら第1の出力バッファ回路61までの信号伝送経路を代
表例として説明すると次のようになる。第1の入力デー
タ信号I1が第1の入力バッファ回路31を介して第1
の入力ラッチ回路41に与えられる。第1の入力ラッチ
回路41は、与えられた内部クロック信号に同期して所
定のラッチ動作を行ない、与えられた第1の入力データ
信号I1を第1の内部回路ブロック21に与える。
【0011】第1の内部回路ブロック21は、与えられ
た内部クロック信号に同期して、与えられた第1の入力
データ信号I1に所定の信号処理を行ない、その結果と
して第1の出力データ信号O1を第1の出力ラッチ回路
51に与える。第1の出力ラッチ回路51は、与えられ
た内部クロック信号に同期して所定のラッチ動作を行な
い、与えられた第1の出力データ信号O1を第1の出力
バッファ回路61に与える。第1の出力データ信号O1
は、第1の出力バッファ回路61を介してLSIの外部
に出力される。
【0012】また、第2の入力バッファ回路32から第
2の出力バッファ回路62までの信号伝送経路での各部
の動作と、第3の入力バッファ回路33から第3の出力
バッファ回路63までの信号伝送経路での各部の動作と
は、前述した第1の入力バッファ回路31から第1の出
力バッファ回路61までの信号伝送経路での各部の動作
と同様に行なわれる。
【0013】このような構成の従来の半導体集積回路装
置では、その構成に起因して次のような問題があった。
【0014】第1の問題は、ドライバトランジスタ10
1から各内部回路のブロックまでの距離が異なるため
に、内部回路ブロック相互間で内部クロック信号につい
てのクロックスキューが生じ、そのためにLSIの高速
動作時に誤動作が生じるということである。
【0015】第2の問題は、各出力ラッチ回路が単一の
内部クロック信号に同期して動作するためすべての出力
データ信号が同時に出力されるので、同時スイッチング
ノイズが生じるということである。この同時スイッチン
グノイズとは、複数の出力バッファ回路の同時のスイッ
チング動作により半導体基板100に同時に電流が流れ
ることにより生じるノイズである。
【0016】第3の問題は、次のとおりである。複数の
LSIの相互間でデータ信号のやり取りをするシステム
において、各LSI間での信号の遅延の程度が異なる場
合に各LSIの動作タイミングが同じであると、各LS
Iでは、データ信号の遅延に起因してその他のLSIか
ら出力されるデータ信号を適切に取込めなくなるという
不都合がある。このような不都合を解消するためには、
各LSIのデータ信号の入出力タイミングを変更する必
要がある。しかし、従来のLSIでは、入力ラッチ回路
の動作タイミングおよび出力ラッチ回路の動作タイミン
グのそれぞれが固定されている。このため、LSIがボ
ードに実装された場合にデータ信号の入出力タイミング
を変更するには、各LSIにおいて、生成される内部ク
ロック信号の位相を変更するという煩わしい作業を行な
う必要があった。これが第3の問題である。
【0017】第4の問題は、次のとおりである。従来の
LSIでは、各入力ラッチ回路の動作タイミングが同じ
である。このため、LSIをボードに実装した際に各入
力ラッチ回路につながる信号線ごとにデータ信号の遅延
が異なる場合には、各入力ラッチ回路に入力されるデー
タ信号の位相を合わせるために各信号線に遅延素子を挿
入する必要があった。同様に、各出力ラッチ回路につな
がる信号線ごとにデータ信号の遅延が異なる場合には、
出力されるデータ信号の到着先のLSIにおけるデータ
信号の位相を合わせるために各信号線に遅延素子を挿入
する必要があった。このように信号線に遅延素子が挿入
されると、回路の実装面積が大きくなるという問題があ
った。これが第4の問題である。
【0018】複数のLSIに与えられるクロック信号に
ついて、LSI間でのクロックスキューを解消する可能
性がある発明としては、特開平1−261018号公報
に開示された発明がある。その発明では、クロック入力
信号を少しずつ遅延させた複数の遅延信号を生成する遅
延信号生成回路と、前記複数の遅延信号のうちから必要
な遅延信号を選択的に出力する選択回路とをLSI内部
に備える。その発明では、前記遅延信号生成回路および
前記選択回路によって、クロック入力信号に同期して動
作する複数のLSI間におけるクロックスキューが調整
される。
【0019】また、外部クロック信号に基づいて生成さ
れる複数相の内部クロック信号における相間スキューを
解消する可能性がある発明としては、特開平2−194
721号公報に開示された発明がある。その発明は、外
部クロック信号を分周する分周回路と、その分周回路の
出力信号を受ける微分回路とを備える。その発明では、
これらの回路により、外部クロック信号に基づいて、相
間スキューが削減された複数相の内部クロック信号が生
成される。
【0020】このような2つの発明は、クロック信号を
遅延させることにより、複数のクロック信号間でのクロ
ックスキューを解消させるものである。このため、この
ような技術を応用すると、信号生成部において外部クロ
ック信号を少しずつ遅延させて位相が異なる複数の内部
クロック信号を生成し、それらの内部クロック信号のそ
れぞれを前記信号生成部からの距離が異なる複数の内部
回路ブロックのそれぞれに供給することにより、内部回
路ブロック間におけるクロックスキューを解消させる技
術が考えられる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に、位相が
異なる複数の内部クロック信号を生成し、それらの信号
を内部回路ブロックに与えるだけの構成のLSIでは、
さらに次のような新たな問題がある。以下に、その問題
について説明する。
【0022】図22は、従来のLSIにおけるクロック
信号の伝送経路および内部データ信号の伝送経路の一部
を示すブロック図である。この図22においては、クロ
ック信号およびデータ信号の伝送経路の代表例としてク
ロックバッファ回路102、出力ラッチ回路54および
出力バッファ回路64における内部クロック信号および
データ信号の伝送経路が示される。
【0023】クロックバッファ回路102は、外部クロ
ック信号CLKに応答して内部クロック信号を生成す
る。出力ラッチ回路54は、前記内部クロック信号と内
部回路ブロック(図示せず)から与えられるデータ信号
とを受け、その内部クロック信号に応答してデータ信号
のラッチ動作を行ない、そのデータ信号を出力バッファ
回路64を介し、出力データ信号Oとして出力する。
【0024】図23は、図22のLSIの各部における
信号の波形図である。この図23においては、外部クロ
ック信号、クロックバッファ回路102の出力ノードに
おける内部クロック信号a、出力ラッチ回路54の入力
ノードおける内部クロック信号b、出力ラッチ回路54
の出力ノードにおけるデータ信号cおよび出力データ信
号Oのそれぞれの波形が示される。
【0025】図23を参照して、前述の2つの発明の問
題点について説明する。内部クロック信号aには、外部
クロック信号CLKに対してクロックバッファ回路10
2による遅延Dcbが生じる。内部クロック信号bに
は、内部クロック信号aに対して、クロックバッファ回
路102から出力ラッチ回路54までの配線による遅延
Dlineが生じる。データ信号cには、内部クロック
信号bに対して、出力ラッチ回路54における内部クロ
ック信号の立上がりからラッチ出力までの遅延Dolが
生じる。出力データ信号Oには、データ信号cに対し
て、出力バッファ回路64による遅延Dobが生じる。
【0026】これらの遅延により、外部クロック信号C
LKに対する出力データ信号Oの遅延Dtotalは、
すべての遅延Dcb,Dline,Dol,Dobの合
計値となる。このような遅延Dcb,Dline,Do
l,Dobの各々は、温度とプロセスのばらつきとによ
って変動する。したがって、前述の2つの発明において
は、外部クロック信号CLKに対する出力データ信号O
の遅延によってLSIにおける出力データ信号の出力タ
イミングのばらつきを防ぐことができないという問題が
あった。
【0027】このような外部クロック信号に対する出力
データ信号の遅延がある場合には、次のような不都合が
ある。その不都合の具体例について説明する。
【0028】図24は、共通のシステムクロックに同期
して動作するCPUおよび複数のLSIの構成を示すブ
ロック図である。図24を参照して、CPU300、第
1のLSI301および第2のLSI302のそれぞれ
が共通のバス304に接続される。CPU300、第1
のLSI301および第2のLSI302のそれぞれ
は、システムクロック信号(外部クロック信号)に同期
して動作し、相互間でデータのやり取りが行なわれる。
【0029】これらの動作においては、第1のLSI3
01および第2のLSI302のうちの一方がデータを
出力しているときには、他方の出力がハイインピーダン
スにされる。それは、第1のLSI301から出力され
るデータと第2のLSI302から出力されるデータと
が衝突しないようにするためである。
【0030】次に動作について説明する。図25は、図
24のシステムの正常な動作状態を示すタイミングチャ
ートである。この図25においては、システムクロック
信号SC、第1のLSI301の出力データ信号Aおよ
び第2のLSI302の出力データ信号Bが示される。
【0031】図25を参照して、第1のLSI301お
よび第2のLSI302は、システムクロック信号SC
に同期して出力データ信号AおよびBを出力する。この
場合、一方のLSIがデータdを出力しているときに
は、他方のLSIの出力データ信号がハイインピーダン
スHZにされる。この場合、第1のLSI301が出力
するデータdと第2のLSI302が出力するデータd
とが衝突しない。
【0032】しかし、次のような場合には2つのLSI
301,302から出力されるデータdが衝突する。図
26は、図24のシステムの異常な動作を示すタイミン
グチャートである。この図26においても、システムク
ロック信号SC、第1のLSI301の出力データ信号
Aおよび第2のLSI302の出力データ信号Bが示さ
れる。この図26には、図24のシステムの異常な動作
の一例として第2のLSI302の出力データ信号Bが
第1のLSI301の出力データ信号Aに対して遅延し
た状態が示される。
【0033】図26を参照して、外部クロック信号であ
るシステムクロック信号SCに対して出力データ信号B
が、前述したような遅延Dtotalの分だけ遅延する
と、その遅延Dtotalに起因してある期間T1中デ
ータdが衝突する。
【0034】このようなデータdの衝突を防ぐために
は、出力データ信号AおよびBが一致するように出力デ
ータ信号Aの出力タイミングを遅延させる必要がある。
しかし、前述のように外部クロック信号に対する出力デ
ータ信号の遅延Dtotalは、温度およびプロセスに
よってばらつく。このため、遅延Dtotalを調整す
る場合には、システムの設計後(ボードに実装した後)
に再調整しなければならないという問題がある。
【0035】次に、外部クロック信号に対する出力デー
タ信号の遅延に起因するその他の問題について説明す
る。図27は、3つ以上のLSIの間でデータ信号のや
り取りをする構成のシステムのブロック図である。
【0036】図27を参照して、このシステムは、第1
のLSI401、第2のLSI402および第3のLS
I403を含む。第1のLSI401と第2のLSI4
02との間に第1の配線line1が設けられる。第1
のLSI401と第2のLSI402との間に第2の配
線line2が設けられる。第2のLSI402と第3
のLSI403との間に第3の配線line3が設けら
れる。
【0037】次に、図27のシステムの動作について説
明する。第1のLSI401の出力データ信号は、第1
の配線line1を介して第2のLSI402に与えら
れるとともに第2の配線line2を介して第3のLS
I403に与えられる。第2のLSI402および第3
のLSI403のそれぞれに与えられる前記出力データ
信号は、第1のLSI401から同時に出力される。第
3のLSI403は、与えられた出力データ信号に1ク
ロック分のデータ処理を施し、その処理の結果としての
出力データ信号を第3の配線line3を介して第2の
LSI402に与える。
【0038】このようなシステムにおいては、外部クロ
ック信号に対する出力データ信号の遅延により次のよう
な問題が生じる。図28は、図27のシステムの動作を
示すタイミングチャートである。
【0039】この図28においては、第1のLSI40
1における第1の配線line1の側の出力ノードにお
けるデータ信号AO、第2のLSI402の第1の配線
line1の側の入力ノードにおけるデータ信号BI
1、第2のLSI402の第3の配線line3の側の
入力ノードにおけるデータ信号BI2、第3のLSI4
03の入力ノードにおけるデータ信号CIおよび第3の
LSI403の出力ノードにおけるデータ信号COが示
される。
【0040】図28を参照して、第1のLSI401か
らデータA1,A2,…が順次出力される。データ信号
BI1には、データ信号AOに対して、第1の配線li
ne1による遅延Dline1が生じる。データ信号C
I1には、データ信号AOに対して、第2の配線lin
e2による遅延Dline2が生じる。データ信号CO
には、データ信号AOに対して、第3のLSI403の
内部におけるデータ信号の遅延による遅延Dchipが
生じる。データ信号BI2には、データ信号COに対し
て、第3の配線line3による遅延Dline3が生
じる。
【0041】この場合、第2のLSI402が、データ
信号BI1のデータA2とデータ信号BI2のデータC
1とを同時に取込める期間は、外部クロック信号の周期
Tから遅延Dchipを減算した期間T2(=T−Dc
hip)である。ただし、それは、遅延Dline1と
遅延Dline3とが等しい場合である。このようなシ
ステムでは、第3のLSI403における遅延Dtot
alが大きくなるに従って遅延Dchipが大きくな
る。そして、遅延Dchipが大きくなると、周期T2
が大きくなる。
【0042】このシステムにおいては、第2のLSI4
02は、第1のLSI401から与えられるデータ信号
と第3のLSI403から与えられるデータ信号とを同
時に取込む必要がある。そのためには、システムの設計
後に、たとえば第1の配線line1への遅延素子の挿
入などの素子の付加により第1のLSI401から与え
られるデータ信号と第3のLSI403から与えられる
データ信号とのタイミングを等しくしなければならない
という問題がある。
【0043】また、前述の2つの発明には、次のような
問題もある。すなわち、外部クロック信号と内部クロッ
ク信号との位相を揃えることができないということであ
る。さらに、次のような問題もある。すなわち、LSI
に与えられる外部クロック信号が、LSIの外部に設け
られた信号伝送路の温度および電気的特性などの影響に
よりそのデューティ係数が50%ではなくなった場合に
そのデューティ係数を50%にすることができないとい
う問題がある。
【0044】この発明は、以上に説明した問題を解決す
るものである。その目的は、クロックスキューの発生を
低減し、しかも、外部クロック信号と内部クロック信号
との位相を揃え、内部クロック信号のデューティ係数の
補償を行ない、各内部回路ブロックの出力タイミングの
ばらつきを低減することである。この発明のその他の目
的は、同時スイッチングノイズを低減することである。
この発明のさらに他の目的は、データ信号の入力タイミ
ングおよび出力タイミングのそれぞれを可変にすること
である。
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【課題を解決するための手段】請求項に記載の本発明
は、外部から入力される外部クロック信号に基づいて生
成される内部クロック信号に同期して動作する半導体集
積回路装置であって、内部クロック信号生成手段、複数
の内部回路ブロックおよび複数の信号伝送路を備える。
【0070】内部クロック信号生成手段は、外部クロッ
ク信号に応じて位相が異なる複数の内部クロック信号を
生成する。
【0071】複数の内部回路ブロックは、内部クロック
信号生成手段で生成された複数の内部クロック信号のそ
れぞれに同期して動作する。
【0072】複数の信号伝送路は、内部クロック信号生
成手段と複数の内部回路ブロックのそれぞれとの間に設
けられる。複数の信号伝送路の各々は、内部クロック信
号生成手段から内部回路ブロックの各々に内部クロック
信号を伝送するとともに内部回路ブロックに伝送された
内部クロック信号を内部クロック信号生成手段に帰還信
号として伝送する。
【0073】さらに、内部クロック信号生成手段は、位
相同期ループ手段、位相比較手段および遅延手段を含
む。
【0074】位相同期ループ手段は、外部クロック信号
と複数の帰還信号のうちの第1の帰還信号とを受け、こ
れらの信号の位相差に基づいて、生成される第1の内部
クロック信号の位相を外部クロック信号の位相に同期さ
せる。
【0075】位相比較手段は、第1の帰還信号と複数の
帰還信号のうちの第1の帰還信号とは異なる第2の帰還
信号とを受け、これらの信号の位相を比較してその位相
差を求める。
【0076】遅延手段は、第1の内部クロック信号を受
け、その第1の内部クロック信号を位相比較手段で求め
られた位相差に応じて遅延させて第2の内部クロック信
号として生成させる。第1の内部クロック信号は、複数
の信号伝送路のうちの第1の信号伝送路によって前記第
1の帰還信号として伝達され、第2の内部クロック信号
は、複数の信号伝送路のうちの第2の信号伝送路によっ
て第2の帰還信号として伝達される。
【0077】請求項に記載の本発明は、外部から入力
される外部クロック信号に基づいて生成される内部クロ
ック信号に同期して動作する半導体集積回路装置であっ
て、内部クロック信号生成手段、複数の内部回路ブロッ
クおよび複数の信号伝送路を備える。
【0078】内部クロック信号生成手段は、外部クロッ
ク信号に応じて、位相が異なる複数の内部クロック信号
を生成する。複数の内部回路ブロックは、内部クロック
信号生成手段で生成された複数の内部クロック信号のそ
れぞれに同期して動作する。
【0079】複数の信号伝送路は、内部クロック信号生
成手段と複数の内部回路ブロックのそれぞれとの間に設
けられる。複数の信号伝送路の各々は、内部クロック信
号生成手段から内部回路ブロックの各々に内部クロック
信号を伝送するとともに内部回路ブロックに伝送された
内部クロック信号を内部クロック信号生成手段に帰還信
号として伝送する。
【0080】さらに、内部クロック信号生成手段は、位
相同期ループ手段、第1の位相比較手段、第2の位相比
較手段、位相差比較手段および遅延手段を含む。
【0081】位相同期ループ手段は、外部クロック信号
と複数の帰還信号のうちの第1の帰還信号とを受け、こ
れらの信号の位相差に基づいて、生成される第1の内部
クロック信号の位相を外部クロック信号の位相に同期さ
せる。
【0082】第1の位相比較手段は、生成される第1の
内部クロック信号とその第1の内部クロック信号に対応
する第1の帰還信号とを受け、これらの信号の位相を比
較してその位相差を求める。
【0083】第2の位相比較手段は、生成される内部ク
ロック信号のうちの第2の内部クロック信号とその第2
の内部クロック信号に対応する第2の帰還信号とを受
け、これらの信号の位相を比較してその位相差を求め
る。
【0084】位相差比較手段は、第1の位相比較手段で
求められた位相差と第2の位相比較手段で求められた位
相差とを比較してその位相差の差を求める。
【0085】遅延手段は、第1の内部クロック信号を受
け、その第1の内部クロック信号を位相差比較手段で求
められた位相差の差に応じて遅延させて第2の内部クロ
ック信号として生成させる。
【0086】請求項に記載の本発明は、外部から入力
される外部クロック信号に基づいて生成される内部クロ
ック信号に同期して動作する半導体集積回路装置であっ
て、内部クロック信号生成手段、複数の内部回路ブロッ
クおよび複数の信号伝送路を備える。
【0087】内部クロック信号生成手段は、外部クロッ
ク信号に基づいて位相が異なる複数の内部クロック信号
を生成する。複数の内部回路ブロックは、内部クロック
信号生成手段で生成された複数の内部クロック信号のそ
れぞれに同期して動作する。
【0088】複数の信号伝送路は、内部クロック信号生
成手段と複数の内部回路ブロックのそれぞれとの間に設
けられる。複数の信号伝送路の各々は、内部クロック信
号生成手段から内部回路ブロックの各々に内部クロック
信号を伝送するとともに内部回路ブロックに伝送された
内部クロック信号を内部クロック信号生成手段に帰還信
号として伝送する。
【0089】さらに、内部クロック信号生成手段は、第
1の選択手段、位相比較手段、電圧制御発振手段、第2
の選択手段および選択制御手段を含む。
【0090】第1の選択手段は、外部クロック信号と複
数の帰還信号のうちの第1の帰還信号および第2の帰還
信号とを受け、外部クロック信号および第1の帰還信号
よりなる第1の組の信号と第1の帰還信号および第2の
帰還信号よりなる第2の組の信号とを選択的に出力す
る。
【0091】位相比較手段は、第1の選択手段の出力信
号を受け、その出力信号に含まれる2つの信号の位相を
比較し、その位相差を示す信号を出力する。
【0092】電圧制御発振手段は、位相比較手段の出力
信号に応じて第1の内部クロック信号を生成する。遅延
手段は、電圧制御発振手段にて生成される第1の内部ク
ロック信号を受け、その第1の内部クロック信号を位相
比較手段の出力信号に応じて遅延させて第2の内部クロ
ック信号として生成する。
【0093】第2の選択手段は、位相比較手段と電圧制
御発振手段および遅延手段との間に設けられ、位相比較
手段の出力信号を電圧制御発振手段および遅延手段に選
択的に与える。
【0094】選択制御手段は、第1の選択手段において
第1の組の信号を選択する場合には第2の選択手段の出
力信号が電圧制御発振手段に与えられるように第1およ
び第2の選択手段を制御し、第1の選択手段において第
2の組の信号を選択する場合には第2の選択手段の出力
信号が遅延手段に与えられるように第1および第2の選
択手段を制御する。第1の内部クロック信号は、複数の
信号伝送路のうちの第1の信号伝送路によって前記第1
の帰還信号として伝達され、第2の内部クロック信号
は、複数の信号伝送路のうちの第2の信号伝送路によっ
て第2の帰還信号として伝達される
【0095】
【0096】
【0097】
【0098】
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】
【作用】請求項に記載の本発明によれば、内部クロッ
ク信号生成手段で生成された位相が異なる複数の内部ク
ロック信号が、複数の信号伝送路のそれぞれを経て複数
の内部回路ブロックのそれぞれに伝送される。内部回路
ブロックのそれぞれに伝送された内部クロック信号のそ
れぞれは、複数の信号伝送路のそれぞれを経て内部クロ
ック信号生成手段に帰還信号として伝送される。
【0106】内部クロック信号生成手段においては、位
相同期ループ手段により、外部クロック信号と第1の帰
還信号との位相差に基づいて、第1の内部クロック信号
の位相が外部クロック信号の位相に同期される。そし
て、位相比較手段により、第1の帰還信号と、第1の帰
還信号とは異なる第2の帰還信号との位相差が求められ
る。この位相差は、第1の帰還信号が得られる内部回路
ブロックおよび内部クロック信号生成手段の間を伝送さ
れる第1の内部クロック信号と、第2の帰還信号が得ら
れる内部回路ブロックおよび内部クロック信号生成手段
の間を伝送される第2の内部クロック信号との間におけ
る信号の遅延の程度を表わすものである。
【0107】そして、遅延手段により、位相比較手段で
求められた位相差に応じて第1の内部クロック信号が遅
延された信号である第2の内部クロック信号が生成され
る。つまり、第2の内部クロック信号は、第1の内部ク
ロック信号に対する信号の遅延の程度の分だけ遅延され
た信号として生成される。そして、第1の内部クロック
信号は、複数の信号伝送路のうちの第1の信号伝送路に
よって前記第1の帰還信号として伝達され、第2の内部
クロック信号は、複数の信号伝送路のうちの第2の信号
伝送路によって第2の帰還信号として伝達される。
【0108】したがって、複数の内部回路ブロックのそ
れぞれに到着する内部クロック信号の位相が自動的に内
部回路ブロック間で一致される。
【0109】請求項に記載の本発明によれば、内部ク
ロック信号生成手段で生成された位相が異なる複数の内
部クロック信号が、複数の信号伝送路のそれぞれを経て
複数の内部回路ブロックのそれぞれに伝送される。外部
回路ブロックのそれぞれに伝送された内部クロック信号
のそれぞれは、複数の信号伝送路のそれぞれを経て内部
クロック信号生成手段に帰還信号として伝送される。
【0110】内部クロック信号生成手段においては、位
相同期ループ手段により、外部クロック信号と第1の帰
還信号との位相差に基づいて、第1の内部クロック信号
の位相が外部クロック信号の位相に同期される。
【0111】そして、第1の位相比較手段により、第1
の内部クロック信号とそれに対応する第1の帰還信号と
の位相差が求められる。この位相差は、第1の内部クロ
ック信号が供給される内部回路ブロックと信号生成手段
との間における信号の遅延の程度を表わすものである。
また、第2の位相比較手段により、第2の内部クロック
信号とそれに対応する第2の帰還信号との位相差が求め
られる。この位相差は、第2の内部クロック信号が供給
される内部回路ブロックと信号生成手段との間における
信号の遅延の程度を表わすものである。
【0112】そして、位相差比較手段により、第1の位
相比較手段で求められた位相差と第2の位相比較手段で
求められた位相差との差が求められる。この位相差の差
は、内部回路ブロックに到着する第1の内部クロック信
号の位相と第2の内部クロック信号の位相との差を表わ
すものである。
【0113】そして、遅延手段により、位相差比較手段
で求められた位相差の差に応じて第1の内部クロック信
号が遅延された信号である第2の内部クロック信号が生
成される。
【0114】つまり、第2の内部クロック信号は、第1
の内部クロック信号に対する遅延の程度の分だけ遅延さ
れた信号として生成される。そして、第1の内部クロッ
ク信号は、複数の信号伝送路のうちの第1の信号伝送路
によって前記第1の帰還信号として伝達され、第2の内
部クロック信号は、複数の信号伝送路のうちの第2の信
号伝送路によって第2の帰還信号として伝達される。
【0115】したがって、複数の内部回路ブロックのそ
れぞれに到着する内部クロック信号の位相が自動的に内
部回路ブロックの相互間で一致される。
【0116】請求項に記載の本発明によれば、内部ク
ロック信号生成手段で生成された位相が異なる複数の内
部クロック信号が、複数の信号伝送路のそれぞれを経て
複数の内部回路ブロックのそれぞれに伝送される。内部
回路ブロックのそれぞれに伝送された内部クロック信号
のそれぞれは、複数の信号伝送路のそれぞれを経て内部
クロック信号生成手段に帰還信号として伝送される。
【0117】内部クロック信号生成手段においては、第
1の選択手段において外部クロック信号および第1の帰
還信号よりなる第1の組の信号が選択された第1の状態
の場合は、位相比較手段により得られる第1の組の信号
の位相差を示す信号が第2の選択手段を介して電圧制御
発振手段に与えられる。そして、電圧制御発振手段によ
り、与えられた信号に基づいて第1の内部クロック信号
が生成される。この場合は、位相比較手段および電圧制
御発振手段を中心として位相同期ループが形成される。
【0118】一方、第1の選択手段において第1の帰還
信号および第2の帰還信号よりなる第2の組の信号が選
択された第2の状態の場合は、位相比較手段により得ら
れる第2の組の信号の位相差を示す信号が第2の選択手
段を介して遅延手段に与えられる。
【0119】第2の状態において遅延手段に与えられた
第2の組の信号の位相差を示す信号を用いて、第1の状
態においてその第2の組の信号の位相差を示す信号に応
じて第1の内部クロック信号を遅延させた信号である第
2の内部クロック信号を生成すれば、第2の内部クロッ
ク信号は、第1の内部クロック信号に対する遅延の程度
の分だけ遅延された信号として生成される。
【0120】したがって、複数の内部回路ブロックのそ
れぞれに到着する内部クロック信号の位相差が自動的に
内部回路ブロックの相互間で一致される。
【0121】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0122】第1実施例 図1は、第1実施例によるLSIの構成を示すブロック
図である。図1を参照して、このLSIは、半導体基板
100上に形成された内部クロック信号生成回路と、第
1,第2および第3の内部回路ブロック21,22,2
3を含む。
【0123】第1,第2および第3の内部回路ブロック
21,22,23のそれぞれは、内部クロック信号生成
回路1から異なる距離の位置に設けられる。たとえば、
第1,第2および第3の内部回路ブロック21,22,
23の順に内部クロック信号生成回路1からの距離が長
くなっている。
【0124】内部クロック信号生成回路1は、LSIの
外部からの外部クロック信号CLKを受ける。内部クロ
ック信号生成回路1から第1の内部回路ブロック21に
は、第1の内部クロック信号CLK1が与えられる。内
部クロック信号生成回路1から第2の内部回路ブロック
22には、第2の内部クロック信号CLK2が与えられ
る。内部クロック信号生成回路1から第3の内部回路ブ
ロック23には第3の内部クロック信号CLK3が与え
られる。
【0125】第1の内部回路ブロック21には、LSI
の外部から入力データ信号Iが与えられる。その入力デ
ータ信号Iは、第1の内部回路ブロック21において所
定の信号処理を施され、その信号処理の結果としてのデ
ータ信号が第2の内部回路ブロック22に与えられる。
第2の内部回路ブロック22に与えられたデータ信号
は、所定の信号処理を施され、その信号処理の結果とし
てのデータ信号が第3の内部回路ブロック23に与えら
れる。第3の内部回路ブロック23に与えられたデータ
信号は、所定の信号処理を施され、その信号処理の結果
としてのデータ信号が出力データ信号OとしてLSIの
外部に出力される。
【0126】このLSIにおいては、内部クロック信号
生成回路1が、外部クロック信号CLKに基づいて、位
相が異なる第1,第2および第3の内部クロック信号C
LK1,CLK2,CLK3を生成する。第1の内部回
路ブロック21は、第1の内部クロック信号CLK1に
同期して動作する。第2の内部回路ブロック22は、第
2の内部クロック信号CLK2に同期して動作する。第
3の内部回路ブロック23は、第3の内部クロック信号
CLK3に同期して動作する。
【0127】次に、第1,第2および第3の内部回路ブ
ロック21,22,23のそれぞれの構成について説明
する。図2は、図1に示された第1,第2および第3の
内部回路ブロック21,22,23の構成を示すブロッ
ク図である。
【0128】図2を参照して、第1の内部回路ブロック
21は、クロックバッファ回路210と、縦続接続され
た3つのDフリップフロップ211,212,213と
を含む。第2の内部回路ブロック22は、クロックバッ
ファ回路220と、縦続接続された3つのDフリップフ
ロップ221,222,223とを含む。第3の内部回
路ブロック23は、クロックバッファ回路230と、縦
続接続された3つのDフリップフロップ231,23
2,233とを含む。
【0129】第1の内部回路ブロック21において、D
フリップフロップ211,212,213のそれぞれに
は、クロックバッファ回路210を介して第1の内部ク
ロック信号CLK1が与えられる。第2の内部回路ブロ
ック22において、Dフリップフロップ221,22
2,223のそれぞれには、クロックバッファ回路22
0を介して第2の内部クロック信号CLK2が与えられ
る。第3の内部回路ブロック23において、Dフリップ
フロップ231,232,233のそれぞれには、クロ
ックバッファ回路230を介して第3の内部クロック信
号CLK3が与えられる。第1の内部回路ブロック21
における第1段のDフリップフロップ211のデータ入
力端子Dには、入力データ信号Iが与えられる。
【0130】第1の内部回路ブロック21における第3
段のDフリップフロップ213のデータ出力端子Qは、
第2の内部回路ブロック22における第1段のDフリッ
プフロップ211のデータ入力端子Dに接続される。第
2の内部回路ブロック22における第3段のDフリップ
フロップ223のデータ出力端子Qは、第3の内部回路
ブロック23における第1段のDフリップフロップ23
1のデータ入力端子Dに接続される。第3の内部回路ブ
ロック23における第3段のDフリップフロップ233
のデータ出力端子Qから出力データ信号Oが出力され
る。
【0131】第1,第2および第3の内部回路ブロック
21,22,23のそれぞれに含まれるすべてのDフリ
ップフロップは、与えられた内部クロック信号に同期し
て動作する。
【0132】次に、図1に示された内部クロック信号生
成回路1の構成について説明する。図3は、内部クロッ
ク信号生成回路1の構成を示すブロック図である。図3
を参照して、内部クロック信号生成回路1は、PLL回
路10を含む。PLL回路10は、位相比較器11、ル
ープフィルタ12およびリングオシレータ13を含む。
【0133】位相比較器11には、外部クロック信号C
LKと帰還された第2の内部クロック信号CLK2とが
与えられる。この第2の内部クロック信号CLK2は、
たとえば、第2の内部回路ブロック22のクロックバッ
ファ220の出力側から帰還されたものである。位相比
較器11では、与えられた外部クロック信号CLKと第
2の内部クロック信号CLK2との位相を比較し、その
位相差に応じた電圧の信号をループフィルタ12に与え
る。
【0134】ループフィルタ12は、与えられた信号の
高周波成分を除去し、その結果としての信号をリングオ
シレータ13に与える。リングオシレータ13は、与え
られた信号に応答して、位相が異なる第1,第2および
第3の内部クロック信号CLK1,CLK2,CLK3
のそれぞれを生成する。リングオシレータ13により生
成される内部クロック信号のそれぞれは、ループフィル
タ12から与えられる信号の電圧に応答して周波数が変
化させられる。
【0135】次に、リングオシレータ13の構成につい
て説明する。図4は、図3に示されたリングオシレータ
13の構成を示すブロック図である。図4を参照して、
リングオシレータ13は、バイアス発生回路131と、
環状に接続された奇数段の可変遅延インバータ132,
132,…132とを含む。
【0136】バイアス発生回路131では、電源電位を
受ける電源ノードVDDと接地電位を受ける接地ノード
GNDとの間にPMOSトランジスタ1311,NMO
Sトランジスタ1312および抵抗1313が直列に接
続される。電源ノードVDDと接地ノードGNDとの間
には、PMOSトランジスタ1314およびNMOSト
ランジスタ1315も直列に接続される。
【0137】NMOSトランジスタ1312のゲートに
は、図3のループフィルタ12の出力信号が与えられ
る。PMOSトランジスタ1311,1314のそれぞ
れのゲートは、PMOSトランジスタ1311およびN
MOSトランジスタ1312の間のノードに接続され
る。NMOSトランジスタ1315のゲートは、PMO
Sトランジスタ1314およびNMOSトランジスタ1
315の間のノードN1に接続される。
【0138】可変遅延インバータ132,132,…の
各々は、同じ構成である。各々の可変遅延インバータ1
32においては、電源ノードVDDと接地ノードGND
との間にPMOSトランジスタ1321,1322,N
MOSトランジスタ1323,1324が直列に接続さ
れる。
【0139】各々の可変遅延インバータ132のPMO
Sトランジスタ1321のゲートは、バイアス発生回路
131におけるPMOSトランジスタ1311とNMO
Sトランジスタ1312との間のノードN1に接続され
る。各々の可変遅延インバータ132のNMOSトラン
ジスタ1324のゲートは、バイアス発生回路131に
おけるPMOSトランジスタ1314とNMOSトラン
ジスタ1315との間のノードN2に接続される。
【0140】各々の可変遅延インバータ132における
PMOSトランジスタ1322およびNMOSトランジ
スタ1323のそれぞれのゲートは、その前段の可変遅
延インバータ132におけるPMOSトランジスタ13
22およびNMOSトランジスタ1323の間のノード
に接続される。
【0141】言い換えると、各々の可変遅延インバータ
におけるPMOSトランジスタ1322およびNMOS
トランジスタ1323の間のノードは、次段の可変遅延
インバータ132におけるPMOSトランジスタ132
2およびNMOSトランジスタ1323のそれぞれのゲ
ートに接続される。
【0142】このように環状に接続された奇数段の可変
遅延インバータのうちの所定の可変遅延インバータ13
2,132の間のノードから第1の内部クロック信号C
LK1が出力される。その第1の内部クロック信号CL
K1が出力されるノードのたとえば次段のノードから
は、第2の内部クロック信号CLK2が出力される。そ
の第2の内部クロック信号CLK2が出力されるノード
のたとえば次段のノードからは、第3の内部クロック信
号CLK3が出力される。
【0143】次に、リングオシレータ13の動作につい
て説明する。各々の可変遅延インバータ132におい
て、PMOSトランジスタ1322およびNMOSトラ
ンジスタ1323は、遅延インバータとして動作する。
これにより可変遅延インバータ132,132,…のそ
れぞれの間の信号線には、クロック信号の波形が現われ
る。
【0144】そのクロック信号の周波数は、PMOSト
ランジスタ1321およびNMOSトランジスタ132
4のそれぞれのゲートに与えられる電圧の大きさに応じ
て変化させられる。すなわち、前記クロック信号の周波
数は、バイアス発生回路131の出力信号の電圧の大き
さに応じて変化させられる。
【0145】バイアス発生回路131では、ループフィ
ルタ12から与えられる信号の電圧が上昇すると、NM
OSトランジスタ1312のオン抵抗が低下してノード
N1の電圧が低下する。このため、PMOSトランジス
タ1311、1314および1321のそれぞれのゲー
ト電圧が低下する。PMOSトランジスタ1314のゲ
ート電圧が低下すると、PMOSトランジスタ1314
のオン抵抗が減少してノードN2の電圧が上昇する。
【0146】このようにPMOSトランジスタ1321
のゲートの電圧が低下し、NMOSトランジスタ132
4のゲートの電圧が上昇すると、可変遅延インバータ1
32を構成するトランジスタのドライブ能力が大きくな
る。その結果、可変遅延インバータ132の動作速度が
速くなり、リングオシレータ13において生成される第
1,第2および第3の内部クロック信号CLK1,CL
K2,CLK3のそれぞれの周波数が高くなる。
【0147】逆に、ループフィルタ12からNMOSト
ランジスタ1312のゲートに与えられる電圧が低下す
ると、可変遅延インバータ132を構成するトランジス
タのドライブ能力が小さくなる。その結果、可変遅延イ
ンバータ132の動作速度が遅くなり、リングオシレー
タ13において生成される第1,第2および第3の内部
クロック信号CLK1,CLK2,CLK3のそれぞれ
の周波数が低くなる。
【0148】次に、この第1実施例によるLSIの全体
の動作について説明する。内部クロック信号生成回路1
により生成された第1,第2および第3の内部クロック
信号CLK1,CLK2,CLK3のそれぞれは、第
1,第2および第3の内部回路ブロック21,22,2
3のそれぞれに与えられる。
【0149】第1,第2および第3の内部回路ブロック
21,22,23の各々においては、与えられた内部ク
ロック信号に同期して各Dフリップフロップが動作す
る。各Dフリップフロップの動作により、第1,第2お
よび第3の内部回路ブロック21,22,23は、第1
の内部回路ブロック21が入力データ信号Iを取込み、
各内部回路ブロックのDフリップフロップの動作により
入力データ信号Iに信号処理を施して第3の内部回路ブ
ロック23から出力データ信号Oを出力する。
【0150】このような動作において、Dフリップフロ
ップ211〜233の各々は、次のように動作する。
【0151】図5は、Dフリップフロップの動作を示す
タイミングチャートである。この図5においては、内部
クロック信号CLKnと、Dフリップフロップに入力さ
れるデータ信号Dと、Dフリップフロップから出力され
るデータ信号Qとが示される。この図5における斜線
は、データの不定期間を示している。
【0152】図5を参照して、Dフリップフロップは、
内部クロック信号CLKnの立上がりエッジの前後にセ
ットアップ時間Uとホールド時間Hとを必要とする。出
力されるデータ信号Qは、内部クロック信号CLKnの
立上がりエッジから所定時間DCQの経過後に有効なデ
ータとなる。
【0153】次に、内部回路ブロックの相互間において
内部クロック信号のスキューが生じた場合のDフリップ
フロップの動作について説明する。
【0154】図6は、内部クロック信号にクロックスキ
ューが生じた場合のDフリップフロップの動作を示すタ
イミングチャートである。この図6においては、代表例
として、第1の内部クロック信号CLK1、第2の内部
クロック信号CLK2、第1の内部回路ブロック21の
出力段のDフリップフロップ213から出力されるデー
タ信号Q1および第2の内部回路ブロック22の入力段
のDフリップフロップ221に入力されるデータ信号D
2が示される。この図6においても、斜線は、データの
不定期間を示している。
【0155】この図6の場合は、Dフリップフロップ2
13とDフリップフロップ221との間におけるデータ
信号の遅延Ddよりも第1の内部クロック信号CLK1
と第2の内部クロック信号CLK2との間のクロックス
キューDSが大きいという条件での動作状態である。
【0156】図6を参照して、クロックスキューDSが
データ信号の遅延Ddよりも大きいと、データ信号D2
を受けるフリップフロップ221では、データ信号D2
のデータの不定期間において、与えられたデータ信号D
2を取込むおそれがあるという不都合が生じる。この不
都合を解消するためには、データ信号の遅延Ddよりも
クロックスキューDSが小さくなるまで第2の内部クロ
ック信号CLK2の位相を早めればよい。
【0157】引続きLSIの全体の動作について説明す
る。第1実施例によるLSIにおいては、前述したよう
に内部クロック信号生成回路1から第1,第2および第
3の内部回路ブロック21,22,23までの距離が、
第1,第2および第3の内部回路ブロック21,22,
23の順に長いので、このような距離に起因して生じる
クロックスキューをなくすために、各内部クロック信号
の位相をクロックスキューの分だけ異ならせておく。す
なわち、図7に示されるように、生成される内部クロッ
ク信号の位相を予め異ならせておけばよい。
【0158】図7は、内部クロック信号生成回路1にお
いて生成される第1,第2および第3の内部クロック信
号CLK1,CLK2,CLK3を示すタイミングチャ
ートである。図7を参照して、第1の内部クロック信号
CLK1は、第2の内部クロック信号CLK2を基準と
してこれらの信号の間のクロックスキューDS1の分だ
け位相が進んだ信号として生成される。第3の内部クロ
ック信号CLK3は、第2の内部クロック信号CLK2
を基準として、これらの信号の間のクロックスキューD
S2の分だけ位相が遅れた信号として生成される。
【0159】図7に示された内部クロック信号CLK
1,CLK2,CLK3のそれぞれが、第1,第2およ
び第3の内部回路ブロック21,22,23のそれぞれ
に到着すると、図8に示されるような位相になる。
【0160】図8は、内部回路ブロック21,22,2
3に到着した内部クロック信号CLK1,CLK2,C
LK3のタイミングチャートである。図8を参照して、
内部クロック信号CLK1,CLK2,CLK3は、ク
ロック信号相互間に生じるクロックスキューの分だけ位
相が予め異ならされているので、内部回路ブロック2
1,22,23に到着したときの位相が一致する。した
がって、第1実施例によるLSIでは、内部クロック信
号のクロックスキューが解消される。
【0161】それに加えて、第1実施例によるLSIで
は、内部クロック信号生成回路1がPLL回路10によ
って内部クロック信号を生成するため、次のような効果
が得られる。
【0162】PLL回路10の位相同期機能により、内
部回路ブロック21,22,23のそれぞれに到着する
内部クロック信号21,22,23のそれぞれの位相を
外部クロック信号CLKの位相に同期させることができ
る。PLL回路10においては、リングオシレータ13
により内部クロック信号CLK1,CLK2,CLK3
が生成されるため、外部クロック信号CLKのデューテ
ィ係数が通常の値である50%でなくなった場合でもデ
ューティ係数が50%の内部クロック信号を生成させる
ことができる。
【0163】第2実施例 次に、第2実施例について説明する。図9は、第2実施
例によるLSIの構成を示すブロック図である。図9の
LSIが図21のLSIと異なるのは、内部クロック信
号生成回路1が設けられていることおよびセレクタ7が
設けられていることである。
【0164】内部クロック信号生成回路1において生成
される内部クロック信号のうち第2の内部クロック信号
CLK2が、入力ラッチ回路41,42,43のそれぞ
れと、内部回路ブロック21,22,23のそれぞれと
に与えられる。
【0165】セレクタ7には、内部クロック信号生成回
路1から内部クロック信号CLK1,CLK2,CLK
3が与えられるとともに第1および第2のセレクト信号
SEL1,SEL2が与えられる。セレクタ7から出力
ラッチ回路51,52,53のそれぞれには、第1およ
び第2のセレクト信号SEL1,SEL2に基づいて内
部クロック信号CLK1,CLK2,CLK3のうちの
1つの内部クロック信号が選択的に与えられる。
【0166】次に、セレクタ7の構成について説明す
る。図10は、セレクタ7の構成を示すブロック図であ
る。図10を参照して、セレクタ7は、2つのインバー
タ71,72、3つのANDゲート73,74,75お
よび1つのORゲート76を含む。
【0167】ANDゲート73には、第1のセレクト信
号SEL1と、インバータ72により反転された第2の
セレクト信号SEL2と、第1のクロック信号CLK1
とが与えられる。ANDゲート74には、インバータ7
1により反転された第1のセレクト信号SEL1と、第
2のセレクト信号SEL2と、第2の内部クロック信号
CLK2とが与えられる。
【0168】ANDゲート75には、第1のセレクト信
号SEL1、第2のセレクト信号SEL2および第3の
内部クロック信号CLK3が与えられる。ANDゲート
73,74,75のそれぞれの出力信号は、ORゲート
76を介して出力される。
【0169】次に、セレクタ7の動作について説明す
る。第1のセレクト信号SEL1がハイレベルであり、
かつ第2のセレクト信号SEL2がローレベルである場
合には、ANDゲート73からORゲート76を介して
第1の内部クロック信号CLK1が出力される。第1の
セレクト信号SEL1がローレベルであり、かつ第2の
セレクト信号SEL2がハイレベルである場合には、A
NDゲート74からORゲート76を介して第2の内部
クロック信号CLK2が出力される。第1のセレクト信
号SEL1および第2のセレクト信号SEL2がともに
ハイレベルである場合には、ANDゲート75からOR
ゲート76を介して第3の内部クロック信号CLK3が
出力される。
【0170】次に、セレクタ7の出力信号を受ける出力
ラッチ回路51,52,53の構成について説明する。
これらの出力ラッチ回路は、同じ構成である。また、入
力ラッチ回路41,42,43のそれぞれも出力ラッチ
回路51,52,53と同じ構成である。
【0171】図11は、出力ラッチ回路および入力ラッ
チ回路の1つの回路の構成を示す回路図である。図11
を参照して、このラッチ回路は、4つのPMOSトラン
ジスタTR1,TR2,TR4,TR7と、5つのNM
OSトランジスタTR3,TR5,TR6,TR8,T
R9とを含む。
【0172】電源ノードVDDと接地ノードGNDとの
間にトランジスタTR1,TR2,TR3が直列に接続
される。電源ノードVDDと接地ノードGNDとの間に
は、トランジスタTR4,TR5,TR6も直列に接続
される。電源ノードVDDと接地ノードGNDとの間に
は、トランジスタTR7,TR8,TR9も直列に接続
される。トランジスタTR2およびTR3の間のノード
とトランジスタTR5のゲートとが接続される。
【0173】トランジスタTR4およびTR5の間のノ
ードとトランジスタTR7およびTR9のそれぞれのゲ
ートとが接続される。トランジスタTR2,TR4,T
R6,TR8のそれぞれのゲートに内部クロック信号C
LKnが与えられる。トランジスタTR1,TR3のそ
れぞれのゲートには、入力されるデータ信号Dが与えら
れる。トランジスタTR7およびTR8の間のノードか
らデータ信号Qが出力される。
【0174】すなわち、このラッチ回路は、Dフリップ
フロップである。したがって、このラッチ回路は、前述
したような図5に示されるタイミングチャートによる動
作と同じ動作をする。
【0175】次に、第2実施例によるLSIの全体の動
作について説明する。なお、図21のLSIと共通する
部分の動作の説明は省略する。
【0176】セレクタ7においては、セレクト信号SE
L1,SEL2に応じて、出力される内部クロック信号
が選択される。セレクタ7で選択された内部クロック信
号は、出力ラッチ回路51,52,53のそれぞれに与
えられる。出力ラッチ回路51,52,53のそれぞれ
は、与えられた内部クロック信号に同期して動作する。
【0177】このLSIでは、出力ラッチ回路51,5
2,53に与えられる内部クロック信号がセレクト信号
SEL1,SEL2に応じて変更されるので、出力ラッ
チ回路51,52,53から対応する出力バッファ回路
61,62,63を介してLSIの外部に出力される出
力データ信号O1,O2,O3の出力タイミングを変更
することが可能である。
【0178】このように、出力データ信号の出力タイミ
ングが変更可能であると、次のような効果が得られる。
【0179】図12は、複数のLSIと1つのLSIと
の間でデータ信号のやり取りをするシステムの構成を示
すブロック図である。図12を参照して、このシステム
においては、第1のLSI201と、第1〜第5のLS
I202〜205のそれぞれとが接続され、第2〜第5
のLSI202〜205のそれぞれと第6のLSI20
6とが接続される。
【0180】動作において、第1のLSI201は、4
ビットのデータD[4:0]を取込む。そして、取込ま
れたデータD[4:0]が、第1のLSI201から第
2〜第5のLSI202〜205のそれぞれに1ビット
ごとに与えられる。第2〜第5のLSI202〜205
のそれぞれは、与えられた1ビットのデータを取込んで
所定の処理を行ない、その処理の結果を表わすデータ信
号をそれぞれ第6のLSI206に与える。第6のLS
I206は、与えられた1ビットごとのデータを取込
み、それらのデータを4ビットのデータD1[4:0]
として出力する。
【0181】このようなシステムにおいては、第6のL
SI206において、第2〜第5のLSI202〜20
5のそれぞれから与えられるデータを同時に取込む必要
がある。その場合、第2〜第5のLSI202〜205
のそれぞれから与えられるデータが同時に第6のLSI
206に到着しなければならない。しかし、第6のLS
I206に与えられるそれぞれのデータの遅延の程度が
異なる場合において、第2〜第5のLSI202〜20
5のそれぞれからデータが同時に出力されると、それぞ
れのデータが第6のLSI206に同時に到着しない。
【0182】第2実施例によるLSIでは、LSIの出
力データ信号の出力タイミングが可変であるので、その
LSIを図12に示されるシステムの第2〜第5のLS
I202〜205に用いると、第2〜第5のLSI20
2〜205のそれぞれの出力タイミングを異ならせるこ
とができる。
【0183】このため、第2〜第5のLSI202〜2
05のそれぞれと第6のLSI206との間の遅延の程
度に応じて第2〜第5のLSI202〜205の出力タ
イミングを異ならせれば、第2〜第5のLSI202〜
205から出力されるデータを第6のLSI206に同
時に到着させることができる。
【0184】それに加えて、第2実施例によるLSIで
は、次のような効果も得られる。前述したように、出力
ラッチ回路51,52,53に与えられる内部クロック
信号の位相が内部クロック信号CLKの位相に同期され
る。このため、外部クロック信号CLKの入力タイミン
グに対する出力データ信号O1,O2,O3のそれぞれ
の出力タイミングの遅延Dtotalは、出力バッファ
回路61,62,63のそれぞれによる遅延Dobのみ
になる。
【0185】したがって、システム設計時の出力データ
信号の遅延の見積りが容易になる。このため、LSIの
実装後にそのような出力データ信号の遅延の再調整を不
要にすることが可能になり得る。
【0186】第3実施例 次に第3実施例について説明する。図13は、第3実施
例によるLSIの構成を示すブロック図である。図13
のLSIが図21のLSIと異なるのは、内部クロック
信号生成回路1が設けられていることおよびセレクタ8
が設けられていることである。
【0187】内部クロック信号生成回路1において生成
される内部クロック信号のうち第2の内部クロック信号
CLK2が、出力ラッチ回路51,52,53のそれぞ
れと、内部回路ブロック21,22,23のそれぞれと
に与えられる。
【0188】セレクタ8には、内部クロック信号生成回
路1から内部クロック信号CLK1,CLK2,CLK
3が与えられるとともに第1および第2のセレクト信号
SEL1,SEL2が与えられる。セレクタ8から入力
ラッチ回路41,42,43には、セレクト信号SEL
1,SEL2に応じて、内部クロック信号CLK1,C
LK2,CLK3のうち1つの内部クロック信号が選択
的に与えられる。セレクタ8の構成は、図10に示され
た回路と同じである。
【0189】次に、第3実施例によるLSIの全体の動
作について説明する。なお、図21のLSIと共通する
部分の説明は省略する。
【0190】セレクタ8においては、セレクト信号SE
L1,SEL2に応じて、出力する内部クロック信号が
選択される。セレクタ8で選択された内部クロック信号
は、入力ラッチ回路41,42,43のそれぞれに与え
られる。入力ラッチ回路41,42,43のそれぞれ
は、与えられた内部クロック信号に同期して動作する。
【0191】このLSIにおいては、入力ラッチ回路4
1,42,43に与えられる内部クロック信号がセレク
ト信号SEL1,SEL2に応じて変更される。このた
め、入力バッファ回路31,32,33のそれぞれを介
して入力ラッチ回路41,42,43のそれぞれが取込
む入力データ信号I1,I2,I3の取込タイミングを
変更することが可能である。
【0192】このように、入力データ信号を取込むタイ
ミングが変更可能であると、次のような効果が得られ
る。図12を参照して、図12に示されるシステムにお
いては、第1のLSI201と第2〜第5のLSI20
2〜205のそれぞれとの間の遅延が異なると、LSI
202〜205のそれぞれには、データが同時に到着し
ない。その場合にLSI202〜205のそれぞれにお
いて、入力されるデータを取込むタイミングが同じであ
ると、LSIによってはデータを取込めない場合があ
る。
【0193】第3実施例によるLSIでは、入力データ
信号を取込むタイミングが可変であるので、そのLSI
を図12のシステムのLSI202〜LSI205に用
いると、LSI202〜205のそれぞれにおける入力
データ信号を取込むタイミングを異ならせることができ
る。このため、LSI201とLSI202〜205の
それぞれとの間の遅延の程度に応じてLSI202〜2
05のそれぞれにおける入力信号の取込のタイミングを
異ならせれば、LSI202〜205のすべてにおいて
入力データ信号を取込むことができる。
【0194】第4実施例 次に第4実施例について説明する。図14は、第4実施
例によるLSIの構成を示すブロック図である。図14
のLSIが図9のLSIと異なるのは、セレクタ71,
72,73のそれぞれが、出力ラッチ回路51,52,
53のそれぞれに対応して設けられていることである。
セレクタ71,72,73の各々の構成は、図10に示
されるセレクタと同じである。
【0195】次に、第4実施例によるLSI全体の動作
について説明する。ただし、図9のLSIと共通する部
分の説明は省略する。
【0196】セレクタ71においては、セレクト信号S
EL1,SEL2に応じて、出力する内部クロック信号
が選択される。セレクタ71で選択された内部クロック
信号は出力ラッチ回路51に与えられる。
【0197】セレクタ72においては、セレクト信号S
EL3,SEL4に応じて、出力する内部クロック信号
が選択される。セレクタ72で選択された内部クロック
信号は、出力ラッチ回路52に与えられる。
【0198】セレクタ73においては、セレクト信号S
EL5,SEL6に応じて、出力する内部クロック信号
が選択される。セレクタ73で選択された内部クロック
信号は、出力ラッチ回路53に与えられる。出力ラッチ
回路51,52,53のそれぞれは、与えられた内部ク
ロック信号に同期して動作する。このLSIでは、出力
ラッチ回路51,52,53の各々において、与えられ
る内部クロック信号が、出力ラッチ回路ごとにセレクト
信号に応じて変更される。このため、出力ラッチ回路5
1,52,53のそれぞれから出力バッファ回路61,
62,63のそれぞれを介してLSIの外部に出力され
る出力データ信号O1,O2,O3の出力タイミングを
出力データ信号ごとに変更することが可能である。
【0199】このように、出力データ信号ごとにその出
力タイミングが変更可能であると、第2実施例において
説明した効果に加えて、次のような効果が得られる。出
力データ信号ごとに出力タイミングが可変になっている
ため、出力データ信号O1,O2,O3を異なるタイミ
ングで出力させることができる。その結果、LSIにお
ける同時スイッチングノイズを解消することができる。
【0200】第5実施例 次に第5実施例について説明する。図15は、第5実施
例によるLSIの構成を示すブロック図である。図15
のLSIが図13のLSIと異なるのは、セレクタ8
1,82,83のそれぞれが入力ラッチ回路41,4
2,43のそれぞれに対応して設けられていることであ
る。セレクタ81,82,83の各々の構成は、図10
に示されるセレクタと同じである。
【0201】次に、第5実施例によるLSI全体の動作
について説明する。ただし、図13のLSIと共通する
部分の説明は省略する。
【0202】セレクタ81においては、セレクト信号S
EL1,SEL2に応じて、出力する内部クロック信号
が選択される。セレクタ81で選択された内部クロック
信号は、入力ラッチ回路41に与えられる。
【0203】セレクタ82においては、セレクト信号S
EL3,SEL4に応じて、出力する内部クロック信号
が選択される。セレクタ82で選択された内部クロック
信号は、入力ラッチ回路42に与えられる。
【0204】セレクタ83においては、セレクト信号S
EL5,SEL6に応じて、出力する内部クロック信号
が選択される。セレクタ83で選択された内部クロック
信号は、入力ラッチ回路43に与えられる。入力ラッチ
回路41,42,43のそれぞれは、与えられた内部ク
ロック信号に同期して動作する。
【0205】このLSIでは、入力ラッチ回路41,4
2,43の各々において、与えられる内部クロック信号
が入力ラッチ回路ごとにセレクト信号に応じて変更され
る。このため、入力バッファ回路31,32,33のそ
れぞれを介して入力ラッチ回路41,42,43のそれ
ぞれが取込む入力データ信号I1,I2,I3の取込の
タイミングを入力データ信号ごとに変更することが可能
である。
【0206】このように入力データ信号ごとに入力デー
タ信号を取込むタイミングが変更可能であると、第3実
施例で説明した効果に加えて、次のような効果が得られ
る。入力データ信号ごとに入力データ信号の取込のタイ
ミングが可変になっているため、入力データ信号I1,
I2,I3を異なるタイミングで取込むことができる。
その結果、LSIにおける同時スイッチングノイズを解
消することができる。
【0207】第6実施例 次に第6実施例について説明する。図16は、第6実施
例によるLSIの主要部の構成を示すブロック図であ
る。図16のLSIが図1のLSIと異なるのは、内部
クロック信号生成回路9の構成および内部回路ブロック
21,22,23のそれぞれから内部クロック信号生成
回路9に内部クロック信号が帰還される構成の部分であ
る。
【0208】内部クロック信号生成回路9と第1の内部
回路ブロック21との間で信号の遅延が生じる場合、内
部クロック信号生成回路9から出力される第1の内部ク
ロック信号CLK1においては、内部クロック信号生成
回路9における出力される信号PLLO1と、第1の内
部回路ブロック21に到着した信号CLKI1との間で
位相が異なる。さらに、第1の内部クロック信号CLK
1においては、第1の内部回路ブロック21における帰
還される信号CLKB1と、内部クロック信号生成回路
9に到着した信号PLLB1との間においても位相が異
なる。
【0209】内部クロック信号生成回路9と第2の内部
回路ブロック22との間で信号の遅延が生じる場合、第
2の内部クロック信号CLK2においては、内部クロッ
ク信号生成回路9における出力される信号PLLO2
と、第2の内部回路ブロック22に到着した信号CLK
I2との間において位相が異なる。さらに、第2の内部
クロック信号CLK2においては、第2の内部回路ブロ
ック22における帰還される信号CLKB2と内部クロ
ック信号生成回路9に到着した信号PLLB2との間に
おいて位相が異なる。
【0210】内部クロック信号生成回路9と第3の内部
回路ブロック23との間で信号の遅延が生じる場合、第
3の内部クロック信号CLK3においては、内部クロッ
ク信号生成回路9における出力される信号PLLO3
と、第3の内部回路ブロック23に到着した信号CLK
I3との間において位相が異なる。さらに、第3の内部
クロック信号CLK3においては、第3の内部回路ブロ
ック23における帰還される信号CLKB3と内部クロ
ック信号生成回路9に到着した信号PLLB3との間に
おいても位相が異なる。
【0211】このような内部クロック信号CLK1,C
LK2,CLK3のそれぞれにおける位相の相違の状態
が図17に示される。第1の内部クロック信号CLK1
においては、信号PLLO1と信号CLKI1およびC
LKB1との間に位相差Δt1が生じ、信号PLLO1
と信号PLLB1との間に位相差(Δt1)×2が生じ
る。
【0212】第2の内部クロック信号CLK2において
は、信号PLLO2と信号CLKI2および信号CLK
B2との間に位相差Δt2が生じ、信号PLLO2と信
号PLLB2との間に位相差(Δt2)×2が生じる。
【0213】第3の内部クロック信号CLK3において
は、信号PLLO3と信号CLKI3および信号CLK
B3との間に位相差Δt3が生じ、信号PLLO3とP
LLB3との間に位相差(Δt3)×2が生じる。
【0214】すなわち、内部クロック信号生成部9から
出力される内部クロック信号と帰還される内部クロック
信号との位相差は、内部クロック信号生成回路9から出
力される内部クロック信号と内部回路ブロックに到着す
る内部クロック信号との間の位相差の2倍である。
【0215】したがって、内部クロック信号生成回路9
から出力される内部クロック信号と内部回路ブロックに
到着する内部クロック信号との位相差は、内部クロック
信号生成回路9から出力される内部クロック信号と帰還
される内部クロック信号との間の位相差を1/2倍する
ことにより求められる。また、信号CLKI2および信
号CLKI3の位相をそれぞれ信号CLKI1の位相に
一致させるためには、信号CLKI2の位相をΔt1−
Δt2の分だけ遅らせ、同様に、信号CLKI3の位相
をΔt1−Δt3の分だけ遅らせればよい。
【0216】次に、内部クロック信号生成回路9の構成
について説明する。図18は、内部クロック信号生成回
路9の構成を示すブロック図である。図18を参照し
て、位相比較器911は、外部クロック信号CLKおよ
び信号PLLB1を受ける。位相比較器911の出力信
号は、ループフィルタ912および電圧制御発振器91
3を介して遅延回路917,921のそれぞれに与えら
れるとともに信号PLLO1として出力される。位相比
較器911、ループフィルタ912および電圧制御発振
器913によりPLL回路900が構成される。
【0217】位相比較器914は、信号PLLB1およ
びPLLB2を受ける。位相比較器914の出力信号
は、電圧変換器915およびループフィルタ916を介
して遅延回路917に与えられる。位相比較器918
は、信号PLLB1およびPLLB3を受ける。位相比
較器918の出力信号は、電圧変換器919およびルー
プフィルタ920を介して遅延回路921に与えられ
る。遅延回路917の出力信号は、信号PLLO2とし
て出力される。遅延回路921の出力信号は信号PLL
O3として出力される。
【0218】次に、この内部クロック信号生成回路9の
詳細な動作について説明する。位相比較回路911は、
部クロック信号CLKと信号PLLB1との位相差に
応じた電圧の信号を出力する。ループフィルタ912
は、位相比較器911の出力信号の高周波成分を除去す
る。電圧制御発振器913は、ループフィルタ912の
出力信号の電圧に応じて信号PLLO1の周波数を変化
させる。
【0219】位相比較器914は、信号PLLB1とP
LLB2との位相差に応じた電圧の信号を出力する。こ
の信号の電圧は、2×(Δt1−Δt2)に相当する。
電圧変換器915は、位相比較器914の出力信号の電
圧を1/2の電圧に変換する。電圧変換器915の出力
信号の電圧は、Δt1−Δt2に相当する。ループフィ
ルタ916は、電圧変換器915の出力信号の高周波成
分を除去する。
【0220】遅延回路917は、電圧制御発振器913
から与えられるクロック信号をループフィルタ916か
ら与えられる信号の電圧に応じて遅延させ、信号PLL
O2として、出力する。すなわち、遅延回路917で
は、信号CLKI1の位相に信号CLKI2の位相が一
致するように信号PLLO2の位相が制御される。
【0221】位相比較器918は、信号PLLB1と信
号PLLB3との位相差に応じた電圧の信号を出力す
る。この信号の電圧は、2×(Δt1−Δt3)に相当
する。電圧変換器919は、位相比較器918の出力信
号の電圧を1/2の電圧に変換する。電圧変換器919
の出力信号の電圧は、Δt1−Δt3に相当する。ルー
プフィルタ920は、電圧変換器919の出力信号の高
周波成分を除去する。
【0222】遅延回路921は、電圧制御発振器913
から与えられるクロック信号をループフィルタ920か
ら与えられる信号の電圧に応じて遅延させ、信号PLL
O3として出力する。すなわち、遅延回路921では、
信号CLKI1の位相に信号CLKI3の位相が一致す
るように信号PLLO3の位相が制御される。
【0223】このように、内部クロック信号生成回路9
においては、PLL回路900によって、第1の内部ク
ロック信号CLK1の位相が外部クロック信号CLKの
位相に同期される。さらに、第2の内部回路ブロック2
2に到着する第2の内部クロック信号CLK2の位相お
よび第3の内部回路ブロック23に到着する第3の内部
クロック信号CLK3の位相が、第1の内部回路ブロッ
ク21に到着する第1の内部クロック信号CLK1の位
相に同期するように、第2,第3の内部クロック信号C
LK2,CLK3の位相が制御される。
【0224】したがって、第6実施例によるLSIで
は、内部クロック信号CLK1,CLK2,CLK3の
それぞれの位相が自動的に外部クロック信号CLKの位
相に同期される。その結果、内部クロック信号間のクロ
ックスキューが解消される。また、LSIにおいても、
内部クロック信号生成回路9がPLL回路900によっ
て内部クロック信号を生成するため、第1実施例におい
て説明したPLL回路による特有の効果が得られる。
【0225】第7実施例 次に第7実施例について説明する。この第7実施例は、
第6実施例によるLSIにおける内部クロック信号生成
回路9の変形例である。図19は、第7実施例によるL
SIにおける内部クロック信号生成回路9の構成を示す
ブロック図である。
【0226】位相比較器922は、外部クロック信号C
LKと帰還された信号PLLO1とを受ける。位相比較
器922の出力信号は、ループフィルタ923および電
圧制御発振器924を介して遅延回路931,936の
それぞれに与えられるとともに信号PLLO1として出
力される。位相比較器922、ループフィルタ923お
よび電圧制御発振器924によりPLL回路901が構
成される。
【0227】位相比較器925は、帰還された信号PL
LO1と信号PLLB1とを受ける。位相比較器925
の出力信号は、電圧変換器926を介して位相差比較器
929,934のそれぞれに与えられる。位相比較器9
27は、信号PLLO2と信号PLLB2とを受ける。
位相比較器927の出力信号は電圧変換器928を介し
て位相差比較器929に与えられる。
【0228】位相比較器932は、信号PLLO3と帰
還された信号PLLB3とを受ける。位相比較器932
の出力信号は電圧変換器933を介して位相差比較器9
34に与えられる。位相差比較器934の出力信号はル
ープフィルタ935を介して遅延回路936に与えられ
る。遅延回路931の出力信号は、信号PLLO2とし
て出力されるとともに位相比較器927に帰還される。
遅延回路936の出力信号は、信号PLLO3として出
力されるとともに位相比較器932に帰還される。
【0229】次に、この内部クロック信号生成回路9の
詳細な動作について説明する。PLL回路901は、図
18のPLL回路900と同様の動作により、外部クロ
ック信号CLKの位相に信号PLLB1の位相を同期さ
せる。
【0230】位相比較器925は、信号PLLO1と信
号PLLB1との位相差に応じた電圧の信号を出力す
る。電圧変換器926は、位相比較器925の出力信号
の電圧を1/2の電圧に変換する。電圧変換器926の
出力信号の電圧は、図17のΔt1に相当する。
【0231】位相比較器927は、信号PLLO2と信
号PLLB2との位相差に応じた電圧の信号を出力す
る。電圧変換器928は、位相比較器927の出力信号
の電圧を1/2の電圧に変換する。電圧変換器928の
出力信号の電圧は、図17のΔt2に相当する。
【0232】位相比較器932は、信号PLLO3と信
号PLLB3との位相差に応じた電圧の信号を出力す
る。電圧変換器933は、位相比較器932の出力信号
の電圧を1/2の電圧に変換する。電圧変換器933の
出力信号の電圧は、図17のΔt3に相当する。
【0233】位相差比較器929は、電圧変換器926
の出力信号の電圧と電圧変換器928の出力信号の電圧
との電圧差に相当する電圧の信号を出力する。この信号
の電圧は、Δt1−Δt2に相当する。ループフィルタ
930は、位相差比較器929の出力信号の高周波成分
を除去する。遅延回路931は、図19の遅延回路91
7と同じ動作を行ない、信号PLLO2を出力する。
【0234】位相比較器934は、電圧変換器926の
出力信号の電圧と電圧変換器933の出力信号の電圧と
の電圧差に相当する電圧の信号を出力する。この信号の
電圧は、Δt1−Δt3に相当する。ループフィルタ9
35は、位相差比較器934の出力信号の高周波成分を
除去する。遅延回路936は、図19の遅延回路921
と同じ動作を行ない、信号PLLO3を出力する。
【0235】この第7実施例によるLSIの内部クロッ
ク信号生成回路9においては、PLL回路901によっ
て第1の内部クロック信号CLK1の位相が外部クロッ
ク信号CLKの位相に同期される。さらに、第6実施例
による内部クロック信号生成回路9と同様に、内部回路
ブロック21,22,23のそれぞれに到着する内部ク
ロック信号CLK1,CLK2,CLK3の位相が同期
される。
【0236】したがって、第7実施例によるLSIの内
部クロック信号生成回路では、内部クロック信号CLK
1,CLK2,CLK3の位相が、自動的に外部クロッ
ク信号CLKの位相に同期される。その結果、内部クロ
ック信号間のクロックスキューが解消される。その他、
第7実施例によるLSIにおいては、第6実施例による
LSIにおいて得られる効果と同じ効果が得られる。
【0237】第8実施例 次に第8実施例について説明する。この第8実施例は、
第6実施例によるLSIにおける内部クロック信号生成
回路9の変形例である。この第8実施例に示される内部
クロック信号生成回路は、図18に示される内部クロッ
ク信号生成回路の構成要素の一部を共通化したものであ
る。
【0238】図20を参照して、セレクタ937は、信
号PLLB1,PLLB2,PLLB3および外部クロ
ック信号CLKを受ける。セレクタ937の出力信号は
位相比較器938に与えられる。位相比較器938の出
力信号は、電圧変換器939を介してセレクタ940に
与えられるとともにそのままセレクタ940に与えられ
る。セレクタ940の出力信号はループフィルタ941
を介してセレクタ942に与えられる。
【0239】セレクタ942の出力信号は、電圧制御発
振器943、遅延回路944および945に選択的に与
えられる。電圧制御発振器943の出力信号は、信号P
LLO1として出力されるとともに遅延回路944,9
45のそれぞれに与えられる。遅延回路944の出力信
号は、信号PLLO2として出力される。遅延回路94
5の出力信号は、信号PLLO3として出力される。選
択制御部946の出力信号は、セレクタ937,94
0,942のそれぞれに与えられる。
【0240】次に、図20に示された内部クロック信号
生成回路の動作を詳細に説明する。セレクタ937は、
選択制御部946から与えられた制御信号に応じて、外
部クロック信号CLKおよび信号PLLB1の組(以下
第1の組という)、信号PLLB1およびPLLB3の
組(以下第2の組という)および信号PLLB1および
PLLB2の組(以下第3の組という)の3つの組のう
ちのいずれかの組の信号を選択して出力する。
【0241】位相比較器938は、セレクタ937から
出力された組の2つの信号の位相差に応じた電圧の信号
を出力する。電圧変換器939は、位相比較器938の
出力信号の電圧を1/2の電圧に変換する。セレクタ9
40は、選択制御部946から与えられる制御信号に応
じて、位相比較器938の出力信号および電圧変換器9
39の出力信号のいずれかを出力する。ループフィルタ
941は、セレクタ940の出力信号の高周波成分を除
去する。
【0242】セレクタ942は、選択制御部946から
与えられる制御信号に応じて、ループフィルタ941の
出力信号を電圧制御発振器943、遅延回路944およ
び遅延回路945のいずれかに選択的に与える。電圧制
御発振器943は、セレクタ942の出力信号の電圧に
応じて信号PLLO1の周波数を変化させる。遅延回路
944は、図18の遅延回路917と同様の動作を行な
い、信号PLLO2を出力する。遅延回路945は、図
18の遅延回路921と同様の動作を行ない、信号PL
LO3を出力する。
【0243】選択制御部946は、セレクタ937,9
40,942のそれぞれを、次のように制御する。
【0244】セレクタ937が第1の組の信号を選択し
て出力する場合は、セレクタ940が位相比較器938
の出力信号を選択して出力するように制御する。セレク
タ937が第2の組または第3の組の信号を選択して出
力する場合は、セレクタ940が電圧変換器939の出
力信号を選択して出力するように制御する。
【0245】さらに選択制御部946は、セレクタ93
7が第1の組の信号を選択する場合はセレクタ942が
ループフィルタ941の出力信号を遅延回路945に出
力するように制御する。セレクタ937が第2の組の信
号を選択して出力する場合は、セレクタ942がループ
フィルタ941の出力信号を遅延回路944に出力する
ように制御する。セレクタ937が第3の組の信号を選
択して出力する場合は、セレクタ942がループフィル
タ941の出力信号を電圧制御発振器943に出力する
ように制御する。
【0246】この内部クロック信号生成回路において
は、定常状態において、セレクタ937が第3の組の信
号を選択し、セレクタ940が位相比較器938の出力
信号を選択し、セレクタ942が電圧制御発振器943
への出力信号を選択するように制御される。
【0247】このような定常状態になる前には、ループ
フィルタ941の出力信号がセレクタ942から遅延回
路944,945にそれぞれ予め与えられるように制御
される。遅延回路944,945のそれぞれに一度セレ
クタ942からの出力信号が与えられると、その与えら
れた出力信号が遅延回路944,945のそれぞれにお
いて保持される。
【0248】この第8実施例によるLSIにおいては、
第6実施例によるLSIにおいて得られる効果に加え
て、回路において重複する部分の構成が共通化できると
いう効果が得られる。
【0249】
【0250】
【0251】
【0252】
【0253】
【0254】
【0255】
【0256】
【0257】
【0258】
【0259】
【0260】
【発明の効果】請求項に記載の本発明によれば、第1
の内部クロック信号の位相が外部クロック信号の位相に
同期される。そして、第1の内部クロック信号を第1の
帰還信号と第2の帰還信号との位相差に応じて遅延させ
た第2の内部クロック信号が生成される。このため、内
部クロック信号生成回路とそれぞれの内部回路ブロック
との間における信号の遅延の程度に応じて、それぞれの
内部回路ブロックに到着する内部クロック信号の位相が
一致する複数の内部クロック信号が生成できる。
【0261】したがって、内部回路ブロックのそれぞれ
に到着する内部クロック信号の位相を一致させることが
できる。その結果、内部クロック信号間のクロックスキ
ューを低減できる。
【0262】それに加えて、位相同期ループ手段により
第1の内部クロック信号の位相が外部クロック信号の位
相に同期されるので次のような効果が得られる。内部ク
ロック信号の位相を外部クロック信号の位相に一致させ
ることができる。さらに、外部クロック信号のデューテ
ィ係数によらずデューティ係数が50%の内部クロック
信号が生成できる。さらに、温度およびプロセスのばら
つきによるデータ信号の出力タイミングのばらつきを防
ぐことができる。
【0263】請求項に記載の本発明によれば、第1の
内部クロック信号の位相が外部クロック信号の位相に同
期される。そして、第1の内部クロック信号およびそれ
に対応する第1の帰還信号の位相差と、内部クロック信
号およびそれに対応する第2の帰還信号の位相差との差
に応じて第1の内部クロック信号を遅延させた第2の内
部クロック信号が生成される。
【0264】このため、内部クロック信号生成手段とそ
れぞれの内部回路ブロックとの間における信号の遅延の
程度に応じて、それぞれの内部回路ブロックに到着する
内部クロック信号の位相が一致する複数の内部クロック
信号が生成できる。
【0265】したがって、内部回路ブロックのそれぞれ
に到着する内部クロック信号の位相を一致させることが
できる。その結果、内部クロック信号間のクロックスキ
ューを低減できる。
【0266】それに加えて、位相同期ループ手段により
第1の内部クロック信号の位相が外部クロック信号の位
相に同期されるので次のような効果が得られる。内部ク
ロック信号の位相を外部クロック信号の位相に一致させ
ることができる。さらに、外部クロック信号のデューテ
ィ係数によらずデューティ係数が50%の内部クロック
信号が生成できる。さらに、温度およびプロセスのばら
つきによるデータ信号の出力タイミングのばらつきを防
ぐことができる。
【0267】請求項に記載の本発明によれば、選択制
御手段により制御される第1の選択手段および第2の選
択手段のそれぞれの選択状態に応じて、請求項に記載
の本発明の位相同期ループ手段に相当する構成と、位相
比較手段および遅延手段に相当する構成とが選択的に形
成される。
【0268】したがって、請求項に記載の本発明と同
じ効果が得られる。それに加えて、請求項に記載の本
発明における位相同期ループ手段、位相比較手段および
遅延手段の構成を共通化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるLSIの構成を示すブロック
図である。
【図2】内部回路ブロックの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】内部クロック信号生成回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】リングオシレータの構成を示すブロック図であ
る。
【図5】Dフリップフロップの動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図6】内部クロック信号にクロックスキューが生じた
場合のDフリップフロップの動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図7】内部クロック信号生成回路で生成された内部ク
ロック信号のタイミングチャートである。
【図8】内部回路ブロックに到着した内部クロック信号
のタイミングチャートである。
【図9】第2実施例によるLSIの構成を示すブロック
図である。
【図10】セレクタの構成を示すブロック図である。
【図11】出力ラッチ回路および入力ラッチ回路の1つ
の回路の構成を示す回路図である。
【図12】複数のLSIと1つのLSIとの間でデータ
信号のやり取りをするシステムの構成を示すブロック図
である。
【図13】第3実施例によるLSIの構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】第4実施例によるLSIの構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】第5実施例によるLSIの構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】第6実施例によるLSIの主要部の構成を示
すブロック図である。
【図17】図16のLSIにおける内部クロック信号の
位相の相違の状態を示すタイミングチャートである。
【図18】図16の内部クロック信号生成回路の構成を
示すブロック図である。
【図19】第7実施例によるLSIにおける内部クロッ
ク信号生成回路の構成を示すブロック図である。
【図20】第8実施例によるLSIにおける内部クロッ
ク信号生成回路の構成を示すブロック図である。
【図21】従来の半導体集積回路装置の一例を示すLS
Iのブロック図である。
【図22】従来のLSIにおけるクロック信号の伝送経
路およびデータ信号の伝送経路の一部を示すブロック図
である。
【図23】図22のLSIの各部における信号の波形図
である。
【図24】共通のシステムクロックに同期して動作する
CPUおよび複数のLSIの構成を示すブロック図であ
る。
【図25】図24のシステムの正常な動作状態を示すタ
イミングチャートである。
【図26】図24のシステムの異常な動作状態を示すタ
イミングチャートである。
【図27】3つ以上のLSIの間でデータ信号のやり取
りをする構成のシステムのブロック図である。
【図28】図27のシステムの動作を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1,9 内部クロック信号生成回路 7,8,71〜73,81〜83,937,940,9
44 セレクタ 10,900,901 PLL回路 21,22,23 内部回路ブロック 41,42,43 入力ラッチ回路 51,52,53 出力ラッチ回路 911,914,918,922,925,927,9
32,938 位相比較器 913,924,943 電圧制御発振器 917,921,924,931,936,944,9
45 遅延回路 929,934 位相差比較器 946 選択制御部 L1,L2,L3 信号伝送路 CLK 外部クロック信号 CLK1,CLK2,CLK3 内部クロック信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 5/15 H03K 3/354 H03L 7/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力される外部クロック信号に
    基づいて生成される内部クロック信号に同期して動作す
    る半導体集積回路装置であって、 前記外部クロック信号に応じて、位相が異なる複数の内
    部クロック信号を生成する内部クロック信号生成手段
    と、 前記内部クロック信号生成手段で生成された複数の内部
    クロック信号のそれぞれに同期して動作する複数の内部
    回路ブロックと、 前記内部クロック信号生成手段と前記複数の内部回路ブ
    ロックのそれぞれとの間に設けられた複数の信号伝送路
    とを備え、 前記複数の信号伝送路の各々は、前記内部クロック信号
    生成手段から前記内部回路ブロックの各々に内部クロッ
    ク信号を伝送するとともに前記内部回路ブロックに伝送
    された内部クロック信号を前記内部クロック信号生成手
    段に帰還信号として伝送し、 前記内部クロック信号生成手段は、 前記外部クロック信号と前記複数の帰還信号のうちの第
    1の帰還信号とを受け、これらの信号の位相差に基づい
    て、生成される第1の内部クロック信号の位相を前記外
    部クロック信号の位相に同期させる位相同期ループ手段
    と、 前記第1の帰還信号と、前記複数の帰還信号のうちの
    記第1の帰還信号とは異なる第2の帰還信号とを受け、
    これらの信号の位相を比較してその位相差を求める位相
    比較手段と、 前記第1の内部クロック信号を受け、その第1の内部ク
    ロック信号を前記位相比較手段で求められた位相差に応
    じて遅延させて第2の内部クロック信号として生成させ
    る遅延手段とを含み、 前記第1の内部クロック信号は、前記複数の信号伝送路
    のうちの第1の信号伝送路によって前記第1の帰還信号
    として伝達され、 前記第2の内部クロック信号は、前記複数の信号伝送路
    のうちの第2の信号伝送路によって前記第2の帰還信号
    として伝達される 、半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 外部から入力される外部クロック信号に
    基づいて生成される内部クロック信号に同期して動作す
    る半導体集積回路装置であって、 前記外部クロック信号に応じて、位相が異なる複数の内
    部クロック信号を生成する内部クロック信号生成手段
    と、 前記内部クロック信号生成手段で生成された複数の内部
    クロック信号のそれぞれに同期して動作する複数の内部
    回路ブロックと、 前記内部クロック信号生成手段と前記複数の内部回路ブ
    ロックのそれぞれとの間に設けられた複数の信号伝送路
    とを備え、 前記複数の信号伝送路の各々は、前記内部クロック信号
    生成手段から前記内部回路ブロックの各々に内部クロッ
    ク信号を伝送するとともに前記内部回路ブロックに伝送
    された内部クロック信号を前記内部クロック信号生成手
    段に帰還信号として伝送し、 前記内部クロック信号生成手段は、 前記外部クロック信号と前記複数の帰還信号のうちの第
    1の帰還信号とを受け、これらの信号の位相差に基づい
    て、生成される第1の内部クロック信号の位相を前記外
    部クロック信号の位相に同期させる位相同期ループ手段
    と、 生成される第1の内部クロック信号とその第1の内部ク
    ロック信号に対応する第1の帰還信号とを受け、これら
    の信号の位相を比較してその位相差を求める第1の位相
    比較手段と、 生成される内部クロック信号のうちの第2の内部クロッ
    ク信号とその第2の内部クロック信号に対応する第2の
    帰還信号とを受け、これらの信号の位相を比較してその
    位相差を求める第2の位相比較手段と、 前記第1の位相比較手段で求められた位相差と前記第2
    の位相比較手段で求められた位相差とを比較してその位
    相差の差を求める位相差比較手段と、 前記第1の内部クロック信号を受け、その第1の内部ク
    ロック信号を前記位相差比較手段で求められた位相差の
    差に応じて遅延させて前記第2の内部クロック信号とし
    て生成させる遅延手段とを含む、半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 外部から入力される外部クロック信号に
    基づいて生成される内部クロック信号に同期して動作す
    る半導体集積回路装置であって、 前記外部クロック信号に応じて、位相が異なる複数の内
    部クロック信号を生成する内部クロック信号生成手段
    と、 前記内部クロック信号生成手段で生成された複数の内部
    クロック信号のそれぞれに同期して動作する複数の内部
    回路ブロックと、 前記内部クロック信号生成手段と前記複数の内部回路ブ
    ロックのそれぞれとの間に設けられた複数の信号伝送路
    とを備え、 前記複数の信号伝送路の各々は、前記内部クロック信号
    生成手段から前記内部回路ブロックの各々に内部クロッ
    ク信号を伝送するとともに前記内部回路ブロックに伝送
    された内部クロック信号を前記内部クロック信号生成手
    段に帰還信号として伝送し、 前記内部クロック信号生成手段は、 前記外部クロック信号と前記複数の帰還信号のうちの第
    1の帰還信号および第2の帰還信号とを受け、前記外部
    クロック信号および前記第1の帰還信号よりなる第1の
    組の信号と前記第1の帰還信号および前記第2の帰還信
    号よりなる第2の組の信号とを選択的に出力する第1の
    選択手段と、 前記第1の選択手段の出力信号を受け、その出力信号に
    含まれる2つの信号の位相を比較し、その位相差を示す
    信号を出力する位相比較手段と、 前記位相比較手段の出力信号に応じて、第1の内部クロ
    ック信号を生成する電圧制御発振手段と、 前記電圧制御発振手段にて生成される第1の内部クロッ
    ク信号を受け、その第1の内部クロック信号を前記位相
    比較手段の出力信号に応じて遅延させて第2の内部クロ
    ック信号として生成する遅延手段と、 前記位相比較手段と前記電圧制御発振手段および前記遅
    延手段との間に設けられ、前記位相比較手段の出力信号
    を前記電圧制御発振手段および前記遅延手段に選択的に
    与える第2の選択手段と、 前記第1の選択手段において前記第1の組の信号を選択
    する場合には前記第2の選択手段の出力信号が前記電圧
    制御発振手段に与えられるように前記第1および第2の
    選択手段を制御し、前記第1の選択手段において前記第
    2の組の信号を選択する場合には前記第2の選択手段の
    出力信号が前記遅延手段に与えられるように前記第1お
    よび第2の選択手段を制御する選択制御手段とを含み、 前記第1の内部クロック信号は、前記複数の信号伝送路
    のうちの第1の信号伝 送路によって前記第1の帰還信号
    として伝達され、 前記第2の内部クロック信号は、前記複数の信号伝送路
    のうちの第2の信号伝送路によって前記第2の帰還信号
    として伝達される 、半導体集積回路装置。
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