JPH1028111A - ビット位相同期方法およびビット位相同期回路 - Google Patents
ビット位相同期方法およびビット位相同期回路Info
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- JPH1028111A JPH1028111A JP18092896A JP18092896A JPH1028111A JP H1028111 A JPH1028111 A JP H1028111A JP 18092896 A JP18092896 A JP 18092896A JP 18092896 A JP18092896 A JP 18092896A JP H1028111 A JPH1028111 A JP H1028111A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/0805—Details of the phase-locked loop the loop being adapted to provide an additional control signal for use outside the loop
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/02—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
- H04L7/033—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
- H04L7/0337—Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/099—Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
- H03L7/0995—Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator comprising a ring oscillator
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- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1の遅延ゲート群21は第2の遅延ゲート
群に入力データDin又はその何れかの遅延データを出力
する。第2の遅延ゲート群のp段目の遅延ゲートの入
出力データの一致・不一致と、p段目、p+1段目の遅
延ゲートの出力データ同士の一致・不一致とを、基準ク
ロックCinで制御される同一時刻に判定する。p段目の
遅延ゲートからの出力データの変化点が判定時刻の前後
所定範囲内にあるか否かを示す変化点検出信号を生成す
る。第1の遅延ゲート群21が出力しているデータを変
化点検出信号に応じ遅延ゲート群21での他の遅延データ
に変更することで、入力データと基準クロックとの位相
を同期させる。〜の処理を含むビット位相同期方法
において、安定なビット位相同期を実現する。 【解決手段】 第1の遅延ゲート群21の各遅延ゲート21
1 〜21n-1 における信号遅延量がそれぞれ一定となるよ
うにこれら遅延ゲートを制御する。
群に入力データDin又はその何れかの遅延データを出力
する。第2の遅延ゲート群のp段目の遅延ゲートの入
出力データの一致・不一致と、p段目、p+1段目の遅
延ゲートの出力データ同士の一致・不一致とを、基準ク
ロックCinで制御される同一時刻に判定する。p段目の
遅延ゲートからの出力データの変化点が判定時刻の前後
所定範囲内にあるか否かを示す変化点検出信号を生成す
る。第1の遅延ゲート群21が出力しているデータを変
化点検出信号に応じ遅延ゲート群21での他の遅延データ
に変更することで、入力データと基準クロックとの位相
を同期させる。〜の処理を含むビット位相同期方法
において、安定なビット位相同期を実現する。 【解決手段】 第1の遅延ゲート群21の各遅延ゲート21
1 〜21n-1 における信号遅延量がそれぞれ一定となるよ
うにこれら遅延ゲートを制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビット位相同期
方法およびその実施に好適なビット位相同期回路に関す
るものである。
方法およびその実施に好適なビット位相同期回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】高帯域ISDN(Integrated Services Digi
tal Network )交換機のように複数のユニットからなる
システムでは、各ユニットに基準クロック源から配線を
介し同一周波数のクロックが分配される。各ユニットで
は上記クロックに同期して他のユニットとデータの送受
信をする。しかし超高速で大容量のデータを取り扱う場
合、クロック用の配線の長さの違いにより生ずる各ユニ
ットでの受信クロックの位相差が問題となる。そこで、
各ユニットに入力データの位相を調整するビット位相同
期回路をそれぞれ設け、入力データの位相を自ユニット
のクロックに同期させることが行なわれる。そのための
従来技術として、例えば特開平4-293332号公報に開示の
技術がある。これは、概略次の様なものである。複数の
遅延ゲートを直列接続してなる第1の遅延ゲート群に入
力データを入力する。第1の遅延ゲート群から、前記入
力データかまたはいずれかの遅延ゲートの出力を取り出
す。取り出したデータを2段構成の第2の遅延ゲート群
に入力する。次に、該入力されたデータと、該第2の遅
延ゲート群における第1段目の遅延ゲートからの出力デ
ータとの一致・不一致および、該第1段目の遅延ゲート
の出力データと、第2段目の遅延ゲートの出力データと
の一致・不一致を、基準クロックで制御される同一時刻
に判定する。これにより、前記第1段目の遅延ゲートか
らの出力データの変化点が該判定時刻の前後所定範囲内
にあるか否かを示す変化点検出信号が生成される。次
に、前記第1の遅延ゲート群が出力しているデータの出
力位置を、該変化点検出信号に応じて、前記第1の遅延
ゲート群中の他の位置に変更することで、前記入力デー
タと前記基準クロックとの位相を同期させる。
tal Network )交換機のように複数のユニットからなる
システムでは、各ユニットに基準クロック源から配線を
介し同一周波数のクロックが分配される。各ユニットで
は上記クロックに同期して他のユニットとデータの送受
信をする。しかし超高速で大容量のデータを取り扱う場
合、クロック用の配線の長さの違いにより生ずる各ユニ
ットでの受信クロックの位相差が問題となる。そこで、
各ユニットに入力データの位相を調整するビット位相同
期回路をそれぞれ設け、入力データの位相を自ユニット
のクロックに同期させることが行なわれる。そのための
従来技術として、例えば特開平4-293332号公報に開示の
技術がある。これは、概略次の様なものである。複数の
遅延ゲートを直列接続してなる第1の遅延ゲート群に入
力データを入力する。第1の遅延ゲート群から、前記入
力データかまたはいずれかの遅延ゲートの出力を取り出
す。取り出したデータを2段構成の第2の遅延ゲート群
に入力する。次に、該入力されたデータと、該第2の遅
延ゲート群における第1段目の遅延ゲートからの出力デ
ータとの一致・不一致および、該第1段目の遅延ゲート
の出力データと、第2段目の遅延ゲートの出力データと
の一致・不一致を、基準クロックで制御される同一時刻
に判定する。これにより、前記第1段目の遅延ゲートか
らの出力データの変化点が該判定時刻の前後所定範囲内
にあるか否かを示す変化点検出信号が生成される。次
に、前記第1の遅延ゲート群が出力しているデータの出
力位置を、該変化点検出信号に応じて、前記第1の遅延
ゲート群中の他の位置に変更することで、前記入力デー
タと前記基準クロックとの位相を同期させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術の場合、第1の遅延ゲート群の各遅延ゲートにお
ける遅延量の安定性が重要になる。なぜなら、第1の遅
延ゲート群の各遅延ゲートにおける遅延量が変動してし
まうと、第1の遅延ゲート群の各遅延ゲートは入力デー
タに対し再現良く位相差を与えられなくなるため、位相
調整分解能が変動してしまうからである。位相調整分解
能が変動してしまうと、変化点検出信号に応じて第1の
遅延ゲート群におけるデータの出力位置を変更して入力
データの位相を調整しようとしても、目的の位相調整が
行なえない場合が生じるからである。しかし、上記公開
公報には、第1の遅延ゲート群の遅延量の安定化に関す
る記載は特になされていない。第1の遅延ゲート群の各
遅延ゲートを例えば遅延量が所定の固定値となるよう設
計されたCMOSインバータでそれぞれ構成するとした
場合、CMOSインバータにおける信号の遅延量はチッ
プ温度やこれを構成するMOS・FETの仕上がり特性
により大きくばらつく。このように従来技術において適
切な性能のビット位相調整回路を構成するためには、少
なくとも第1の遅延ゲート群の遅延量について留意する
ことが重要になる。
来技術の場合、第1の遅延ゲート群の各遅延ゲートにお
ける遅延量の安定性が重要になる。なぜなら、第1の遅
延ゲート群の各遅延ゲートにおける遅延量が変動してし
まうと、第1の遅延ゲート群の各遅延ゲートは入力デー
タに対し再現良く位相差を与えられなくなるため、位相
調整分解能が変動してしまうからである。位相調整分解
能が変動してしまうと、変化点検出信号に応じて第1の
遅延ゲート群におけるデータの出力位置を変更して入力
データの位相を調整しようとしても、目的の位相調整が
行なえない場合が生じるからである。しかし、上記公開
公報には、第1の遅延ゲート群の遅延量の安定化に関す
る記載は特になされていない。第1の遅延ゲート群の各
遅延ゲートを例えば遅延量が所定の固定値となるよう設
計されたCMOSインバータでそれぞれ構成するとした
場合、CMOSインバータにおける信号の遅延量はチッ
プ温度やこれを構成するMOS・FETの仕上がり特性
により大きくばらつく。このように従来技術において適
切な性能のビット位相調整回路を構成するためには、少
なくとも第1の遅延ゲート群の遅延量について留意する
ことが重要になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこでこの出願のビット
位相同期方法の発明によれば、複数の遅延ゲートを直列
接続して構成した第1の遅延ゲート群に入力データを入
力し、該第1の遅延ゲート群における各段の遅延ゲート
からそれぞれ得られる前記入力データについての遅延デ
ータおよび前記入力データの中からいずれかを選択的に
出力し、該選択的に出力したデータを少なくとも2段の
遅延ゲートで構成した第2の遅延ゲート群に入力し、該
第2の遅延ゲート群のp段目の遅延ゲートの出力データ
と、少なくとも(p−1)段目の遅延ゲートの出力デー
タとの一致・不一致および、該p段目の遅延ゲートの出
力データと、少なくとも(p+1)段目の遅延ゲートの
出力データとの一致・不一致を、基準クロックで制御さ
れる同一時刻に判定することにより、前記p段目の遅延
ゲートからの出力データの変化点が該判定時刻の前後所
定範囲内にあるか否かを示す変化点検出信号を生成し
(ただし、pは1以上の整数である。またp=1の場合
は、p−1段目の遅延ゲートは第2の遅延ゲート群の入
力点そのものとする。)、前記第1の遅延ゲート群が選
択的に出力しているデータを、前記変化点検出信号に応
じて、前記第1の遅延ゲート群における他のデータに変
更することで、前記入力データと前記基準クロックとの
位相を同期させるビット位相同期方法において、前記第
1の遅延ゲート群の各遅延ゲートにおける信号遅延量が
それぞれ一定となるようにこれら遅延ゲートを制御する
ことを特徴とする。
位相同期方法の発明によれば、複数の遅延ゲートを直列
接続して構成した第1の遅延ゲート群に入力データを入
力し、該第1の遅延ゲート群における各段の遅延ゲート
からそれぞれ得られる前記入力データについての遅延デ
ータおよび前記入力データの中からいずれかを選択的に
出力し、該選択的に出力したデータを少なくとも2段の
遅延ゲートで構成した第2の遅延ゲート群に入力し、該
第2の遅延ゲート群のp段目の遅延ゲートの出力データ
と、少なくとも(p−1)段目の遅延ゲートの出力デー
タとの一致・不一致および、該p段目の遅延ゲートの出
力データと、少なくとも(p+1)段目の遅延ゲートの
出力データとの一致・不一致を、基準クロックで制御さ
れる同一時刻に判定することにより、前記p段目の遅延
ゲートからの出力データの変化点が該判定時刻の前後所
定範囲内にあるか否かを示す変化点検出信号を生成し
(ただし、pは1以上の整数である。またp=1の場合
は、p−1段目の遅延ゲートは第2の遅延ゲート群の入
力点そのものとする。)、前記第1の遅延ゲート群が選
択的に出力しているデータを、前記変化点検出信号に応
じて、前記第1の遅延ゲート群における他のデータに変
更することで、前記入力データと前記基準クロックとの
位相を同期させるビット位相同期方法において、前記第
1の遅延ゲート群の各遅延ゲートにおける信号遅延量が
それぞれ一定となるようにこれら遅延ゲートを制御する
ことを特徴とする。
【0005】このビット位相同期方法の発明によれば、
第1の遅延ゲート群の各遅延ゲートは入力データに対し
それぞれ再現性良く位相差を与えるようになる。なお、
ここでいう一定とは実質的に一定である場合も含む意味
である(以下同様。)。また、各遅延ゲートの遅延量が
同じでも異なっていても良く、それぞれ遅延ゲートでの
遅延量が一定であれば良いという意味である。
第1の遅延ゲート群の各遅延ゲートは入力データに対し
それぞれ再現性良く位相差を与えるようになる。なお、
ここでいう一定とは実質的に一定である場合も含む意味
である(以下同様。)。また、各遅延ゲートの遅延量が
同じでも異なっていても良く、それぞれ遅延ゲートでの
遅延量が一定であれば良いという意味である。
【0006】なお、このビット位相同期方法の発明の実
施に当たり、第2の遅延ゲート群の各遅延ゲートにおけ
る信号遅延量についても、各遅延ゲートでの遅延量が一
定となるようにこれら遅延ゲートを制御するのが好適で
ある。こうすると、p−1段目、p段目、p+1段目の
各遅延ゲートから出力されるデータ間の位相差が安定化
されるので変化点を検出する範囲が一定化される。その
ため、変化点検出感度の再現性が確保されるので、変化
点検出動作の信頼性をより向上させることができる。
施に当たり、第2の遅延ゲート群の各遅延ゲートにおけ
る信号遅延量についても、各遅延ゲートでの遅延量が一
定となるようにこれら遅延ゲートを制御するのが好適で
ある。こうすると、p−1段目、p段目、p+1段目の
各遅延ゲートから出力されるデータ間の位相差が安定化
されるので変化点を検出する範囲が一定化される。その
ため、変化点検出感度の再現性が確保されるので、変化
点検出動作の信頼性をより向上させることができる。
【0007】また、ビット位相同期回路の発明によれ
ば、複数の遅延ゲートを直列接続して構成され入力デー
タが入力される第1の遅延ゲート群を有し、かつ、該第
1の遅延ゲート群における各段の遅延ゲートからそれぞ
れ得られる前記入力データについての遅延データおよび
前記入力データの中からいずれかを選択的に出力するビ
ット位相調整回路と、少なくとも2段の遅延ゲートで構
成され前記ビット位相調整回路からの出力データが入力
される第2の遅延ゲート群を有し、かつ、該第2の遅延
ゲート群のp段目の遅延ゲートの出力データと、少なく
とも(p−1)段目の遅延ゲートの出力データとの一致
・不一致および、該p段目の遅延ゲートの出力データ
と、少なくとも(p+1)段目の遅延ゲートの出力デー
タとの一致・不一致を、基準クロックで制御される同一
時刻に判定することにより、前記p段目の遅延ゲートか
らの出力データの変化点が該判定時刻の前後所定範囲内
にあるか否かを示す変化点検出信号を出力するビット変
化点検出回路と(ただし、pは1以上の整数である。ま
たp=1の場合は、p−1段目の遅延ゲートは第2の遅
延ゲート群の入力点そのものとする。)、前記第1の遅
延ゲート群が選択的に出力しているデータを、前記変化
点検出信号に応じて、前記第1の遅延ゲート群における
他のデータに変更するよう制御するビット位相制御回路
とを具えるビット位相同期回路において、前記第1の遅
延ゲート群の各遅延ゲートを、遅延量制御型の遅延ゲー
トでそれぞれ構成してあり、かつこれら遅延量制御型の
遅延ゲートでの遅延量を一定に制御するための制御信号
を該遅延ゲートに与える遅延量制御回路を具えたことを
特徴とする。
ば、複数の遅延ゲートを直列接続して構成され入力デー
タが入力される第1の遅延ゲート群を有し、かつ、該第
1の遅延ゲート群における各段の遅延ゲートからそれぞ
れ得られる前記入力データについての遅延データおよび
前記入力データの中からいずれかを選択的に出力するビ
ット位相調整回路と、少なくとも2段の遅延ゲートで構
成され前記ビット位相調整回路からの出力データが入力
される第2の遅延ゲート群を有し、かつ、該第2の遅延
ゲート群のp段目の遅延ゲートの出力データと、少なく
とも(p−1)段目の遅延ゲートの出力データとの一致
・不一致および、該p段目の遅延ゲートの出力データ
と、少なくとも(p+1)段目の遅延ゲートの出力デー
タとの一致・不一致を、基準クロックで制御される同一
時刻に判定することにより、前記p段目の遅延ゲートか
らの出力データの変化点が該判定時刻の前後所定範囲内
にあるか否かを示す変化点検出信号を出力するビット変
化点検出回路と(ただし、pは1以上の整数である。ま
たp=1の場合は、p−1段目の遅延ゲートは第2の遅
延ゲート群の入力点そのものとする。)、前記第1の遅
延ゲート群が選択的に出力しているデータを、前記変化
点検出信号に応じて、前記第1の遅延ゲート群における
他のデータに変更するよう制御するビット位相制御回路
とを具えるビット位相同期回路において、前記第1の遅
延ゲート群の各遅延ゲートを、遅延量制御型の遅延ゲー
トでそれぞれ構成してあり、かつこれら遅延量制御型の
遅延ゲートでの遅延量を一定に制御するための制御信号
を該遅延ゲートに与える遅延量制御回路を具えたことを
特徴とする。
【0008】このビット位相同期回路の発明によれば、
ビット位相調整回路における第1の遅延ゲート群の各遅
延ゲートの遅延量が周囲温度の変動などに起因して万一
変動してもその修正が自動的になされる。よって、ビッ
ト位相調整回路の第1の遅延ゲート群の各遅延ゲート
は、入力データに対しそれぞれ再現性良く位相差を与え
る。そのため、入力データの位相を自ユニットの基準ク
ロックに従来より安定に同期させることが可能なビット
位相同期回路が実現される。
ビット位相調整回路における第1の遅延ゲート群の各遅
延ゲートの遅延量が周囲温度の変動などに起因して万一
変動してもその修正が自動的になされる。よって、ビッ
ト位相調整回路の第1の遅延ゲート群の各遅延ゲート
は、入力データに対しそれぞれ再現性良く位相差を与え
る。そのため、入力データの位相を自ユニットの基準ク
ロックに従来より安定に同期させることが可能なビット
位相同期回路が実現される。
【0009】なお、このビット位相同期回路の発明の実
施に当たり、第2の遅延ゲート群の各遅延ゲートそれぞ
れについても、遅延量制御型の遅延ゲートで構成するの
が好適である。
施に当たり、第2の遅延ゲート群の各遅延ゲートそれぞ
れについても、遅延量制御型の遅延ゲートで構成するの
が好適である。
【0010】こうすると、p−1段目、p段目、p+1
段目の各遅延ゲートの遅延量が周囲温度の変動などに起
因して万一変動してもその修正が自動的になされる。そ
のため、p−1段目、p段目、p+1段目の各遅延ゲー
トから出力されるデータ間の位相差が安定化されるので
変化点を検出する範囲が一定化される。したがって、変
化点検出感度の再現性が確保されるので、より信頼性の
高いビット位相同期回路が実現される。
段目の各遅延ゲートの遅延量が周囲温度の変動などに起
因して万一変動してもその修正が自動的になされる。そ
のため、p−1段目、p段目、p+1段目の各遅延ゲー
トから出力されるデータ間の位相差が安定化されるので
変化点を検出する範囲が一定化される。したがって、変
化点検出感度の再現性が確保されるので、より信頼性の
高いビット位相同期回路が実現される。
【0011】また、ビット位相同期回路の発明の実施に
当たり、遅延量制御型の遅延ゲートそれぞれを電圧によ
って遅延量が制御される遅延ゲートで構成し、かつ、遅
延量制御回路をPLL(フェーズ・ロック・ループ)回
路で構成する形態(請求項4、8の形態)の場合、PL
L技術による正確な遅延量制御技術を利用できる。特
に、第1の遅延ゲート群およびまたは第2の遅延ゲート
群の遅延ゲートそれぞれの回路構成およびレイアウト構
成を、前記PLLの回路の電圧制御発振器に備わる遅延
ゲートの回路構成およびレイアウト構成と同じとした場
合、PLL回路内の遅延ゲートに対する制御が第1の遅
延ゲート群およびまたは第2の遅延ゲート群の遅延ゲー
トにそのまま適用できるので、簡易に正確な遅延量制御
が行なえる。
当たり、遅延量制御型の遅延ゲートそれぞれを電圧によ
って遅延量が制御される遅延ゲートで構成し、かつ、遅
延量制御回路をPLL(フェーズ・ロック・ループ)回
路で構成する形態(請求項4、8の形態)の場合、PL
L技術による正確な遅延量制御技術を利用できる。特
に、第1の遅延ゲート群およびまたは第2の遅延ゲート
群の遅延ゲートそれぞれの回路構成およびレイアウト構
成を、前記PLLの回路の電圧制御発振器に備わる遅延
ゲートの回路構成およびレイアウト構成と同じとした場
合、PLL回路内の遅延ゲートに対する制御が第1の遅
延ゲート群およびまたは第2の遅延ゲート群の遅延ゲー
トにそのまま適用できるので、簡易に正確な遅延量制御
が行なえる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
ビット位相同期方法およびビット位相同期回路の実施の
形態について併せて説明する。なお、説明に用いる各図
はこの発明を理解出来る程度に概略的に示してある。ま
た各図において同様な構成成分については同一の番号を
付して示し、その重複する説明を省略することもある。
ビット位相同期方法およびビット位相同期回路の実施の
形態について併せて説明する。なお、説明に用いる各図
はこの発明を理解出来る程度に概略的に示してある。ま
た各図において同様な構成成分については同一の番号を
付して示し、その重複する説明を省略することもある。
【0013】1.第1の実施の形態 第1の実施の形態として、第1の遅延ゲート群の遅延ゲ
ートを電圧によって遅延量が制御される遅延ゲートでそ
れぞれ構成し、遅延量制御回路をPLL回路で構成した
例を説明する。
ートを電圧によって遅延量が制御される遅延ゲートでそ
れぞれ構成し、遅延量制御回路をPLL回路で構成した
例を説明する。
【0014】1−1.回路構成の説明 先ず図1〜図7を参照して第1の実施の形態のビット位
相同期回路10の回路構成について説明する。ここで図
1は第1の実施の形態のビット位相同期回路10の全体
を示したブロック図である。また図2はこのビット位相
同期回路10に備わるビット位相調整回路20の回路構
成を示した図、図3はビット位相調整回路20に備わる
第1の遅延ゲート群21の各遅延ゲートの構成例を示し
た図、図4はこのビット位相同期回路10に備わる変化
点検出回路30の回路構成を示した図、図5はこのビッ
ト位相同期回路10に備わるビット位相制御回路40の
回路構成を示した図、図6はこのビット位相同期回路1
0に備わる遅延量制御回路(具体的にはPLL回路)5
0の回路構成を示した図、図7は遅延量制御回路50に
備わる電圧制御発振器57の構成例を示した図である。
相同期回路10の回路構成について説明する。ここで図
1は第1の実施の形態のビット位相同期回路10の全体
を示したブロック図である。また図2はこのビット位相
同期回路10に備わるビット位相調整回路20の回路構
成を示した図、図3はビット位相調整回路20に備わる
第1の遅延ゲート群21の各遅延ゲートの構成例を示し
た図、図4はこのビット位相同期回路10に備わる変化
点検出回路30の回路構成を示した図、図5はこのビッ
ト位相同期回路10に備わるビット位相制御回路40の
回路構成を示した図、図6はこのビット位相同期回路1
0に備わる遅延量制御回路(具体的にはPLL回路)5
0の回路構成を示した図、図7は遅延量制御回路50に
備わる電圧制御発振器57の構成例を示した図である。
【0015】全体図である図1において、10aは入力
データDinの入力端子、10bは高速の基準クロックC
in(Ci とも示す)の入力端子、Dout はビット位相同
期された出力データ、Cout は基準クロックCinの出力
である。Do 、Di 、VCNTなどの記号は後々順次に
説明する。Din、Dout を、具体例、例えば高帯域ISDN
交換機の例で考えれば、入力データDinは、図示しない
他のユニットから送信されてきたデータとなり、基準ク
ロックCinは、図示しないクロック源からクロック用の
配線を介し送られてきた高速の基準クロックとなる。そ
してこのビット同期位相回路10は、これら入力データ
Dinと基準クロックCinとの間の位相を調整して適正に
出力データDout を後段に出力するものとなる。以下、
各構成成分20〜50について詳細に説明する。
データDinの入力端子、10bは高速の基準クロックC
in(Ci とも示す)の入力端子、Dout はビット位相同
期された出力データ、Cout は基準クロックCinの出力
である。Do 、Di 、VCNTなどの記号は後々順次に
説明する。Din、Dout を、具体例、例えば高帯域ISDN
交換機の例で考えれば、入力データDinは、図示しない
他のユニットから送信されてきたデータとなり、基準ク
ロックCinは、図示しないクロック源からクロック用の
配線を介し送られてきた高速の基準クロックとなる。そ
してこのビット同期位相回路10は、これら入力データ
Dinと基準クロックCinとの間の位相を調整して適正に
出力データDout を後段に出力するものとなる。以下、
各構成成分20〜50について詳細に説明する。
【0016】はじめに、ビット位相調整回路20につい
て図2および図3を参照して説明する。ただしこのビッ
ト位相調整回路20は、遅延ゲート211 〜21n-1 を
遅延量制御型のものとする点を除けば、例えば特開平4
−293332号公報に開示のものと同じ構成とでき
る。ここではそうしてある。具体的にはこのビット位相
調整回路20は、入力データDinの位相を調整したデー
タを変化点検出回路30に出力するもので、第1の遅延
ゲート群21およびセレクタ23で構成してある。
て図2および図3を参照して説明する。ただしこのビッ
ト位相調整回路20は、遅延ゲート211 〜21n-1 を
遅延量制御型のものとする点を除けば、例えば特開平4
−293332号公報に開示のものと同じ構成とでき
る。ここではそうしてある。具体的にはこのビット位相
調整回路20は、入力データDinの位相を調整したデー
タを変化点検出回路30に出力するもので、第1の遅延
ゲート群21およびセレクタ23で構成してある。
【0017】先ず第1の遅延ゲート群21は複数の遅延
ゲート211 〜21n-1 を直列接続して構成してある。
この第1の遅延ゲート群21の第1段目の遅延ゲート2
11に、入力データDinは入力される。そしてこの第1
の遅延ゲート群21は、入力データDinすなわち遅延量
がゼロのデータと、各遅延ゲート211 〜21n-1 から
それぞれ出力される入力データについての遅延データと
を、セレクタ23に出力する。したがって、この第1の
遅延ゲート群21は位相の違うn種類のデータ列をセレ
クタ23に出力する。
ゲート211 〜21n-1 を直列接続して構成してある。
この第1の遅延ゲート群21の第1段目の遅延ゲート2
11に、入力データDinは入力される。そしてこの第1
の遅延ゲート群21は、入力データDinすなわち遅延量
がゼロのデータと、各遅延ゲート211 〜21n-1 から
それぞれ出力される入力データについての遅延データと
を、セレクタ23に出力する。したがって、この第1の
遅延ゲート群21は位相の違うn種類のデータ列をセレ
クタ23に出力する。
【0018】ここで、第1の遅延ゲート群21の各々の
遅延ゲート211 〜21n-1 は、遅延量を一定に制御で
きる型の遅延ゲート(これを「遅延量制御型の遅延ゲー
ト」という)とする。このような遅延量制御型の遅延ゲ
ート211 〜21n は、ビット位相同期回路の設計に応
じ任意な回路で構成できる。ただし電圧によって遅延量
が制御される型のものが好ましい。なぜなら遅延ゲート
を構成するに当たりMOS技術が利用できたり、また遅
延量制御回路の構成を比較的容易にできたり、また遅延
量制御回路としてPLL回路(詳細は後述する)を利用
できる等の利点が得られるからである。さらにこれら遅
延ゲート211 〜21n-1 それぞれを、リングオシレー
タで構成された電圧制御発振器を有したPLL回路(詳
細は後述する)の当該電圧制御発振器中の遅延ゲートと
同一の回路構成およびレイアウト構成とされた遅延ゲー
トによって構成するのが、好ましい。なぜなら、詳細は
後述するが、リングオシレータを構成する遅延ゲートの
各遅延量はPLL回路の動作上、ほとんど遅延量が変化
しない。そこで、リングオシレータを構成する遅延ゲー
トを制御している制御電圧を、遅延ゲート211 〜21
n-1 の制御信号として流用することで、遅延ゲート21
1 〜21n-1 の遅延量の変動をより小さくすることがで
きるからである。このような型の遅延ゲートの一例を図
3に示す。すなわち、第1のCMOSインバータ21x
と、これに直列接続された第2のCMOSインバータ2
1yとで構成された遅延ゲート211 〜21n-1 であ
る。ただしこの第1のCMOインバータ21xは、PM
OSトランジスタ21aおよびNMOSトランジスタ2
1bで構成されたインバータと、このCMOSインバー
タのNMOSトランジスタ21bに直列に接続されたN
MOSトランジスタ21cであってしかも制御端子(ゲ
ート)にアナログの制御電圧VCNT(詳細は後述す
る)が入力されるトランジスタ(第3のMOSトランジ
スタ)21cとで構成したCMOSインバータである。
遅延ゲート211 〜21n-1 は、遅延量を一定に制御で
きる型の遅延ゲート(これを「遅延量制御型の遅延ゲー
ト」という)とする。このような遅延量制御型の遅延ゲ
ート211 〜21n は、ビット位相同期回路の設計に応
じ任意な回路で構成できる。ただし電圧によって遅延量
が制御される型のものが好ましい。なぜなら遅延ゲート
を構成するに当たりMOS技術が利用できたり、また遅
延量制御回路の構成を比較的容易にできたり、また遅延
量制御回路としてPLL回路(詳細は後述する)を利用
できる等の利点が得られるからである。さらにこれら遅
延ゲート211 〜21n-1 それぞれを、リングオシレー
タで構成された電圧制御発振器を有したPLL回路(詳
細は後述する)の当該電圧制御発振器中の遅延ゲートと
同一の回路構成およびレイアウト構成とされた遅延ゲー
トによって構成するのが、好ましい。なぜなら、詳細は
後述するが、リングオシレータを構成する遅延ゲートの
各遅延量はPLL回路の動作上、ほとんど遅延量が変化
しない。そこで、リングオシレータを構成する遅延ゲー
トを制御している制御電圧を、遅延ゲート211 〜21
n-1 の制御信号として流用することで、遅延ゲート21
1 〜21n-1 の遅延量の変動をより小さくすることがで
きるからである。このような型の遅延ゲートの一例を図
3に示す。すなわち、第1のCMOSインバータ21x
と、これに直列接続された第2のCMOSインバータ2
1yとで構成された遅延ゲート211 〜21n-1 であ
る。ただしこの第1のCMOインバータ21xは、PM
OSトランジスタ21aおよびNMOSトランジスタ2
1bで構成されたインバータと、このCMOSインバー
タのNMOSトランジスタ21bに直列に接続されたN
MOSトランジスタ21cであってしかも制御端子(ゲ
ート)にアナログの制御電圧VCNT(詳細は後述す
る)が入力されるトランジスタ(第3のMOSトランジ
スタ)21cとで構成したCMOSインバータである。
【0019】図3を用い説明したこのような遅延ゲート
211 〜21n-1 それぞれでは、第3のMOSトランジ
スタ21cのゲートに、該トランジスタ21cがオフ状
態とならない範囲内で電圧値を可変的に入力することに
より該トランジスタ21cの電流駆動能力を調整するこ
とができる。すなわち制御信号VCNTとして入力する
電圧値の大小により1段当たりの遅延ゲート自身の総遅
延量を制御することができるので、この図3を用いて説
明した遅延ゲートは、遅延量制御型の遅延ゲートとして
動作するのである。従って、例えばビット位相同期回路
の周囲温度(またはチップ温度)が変動した場合に遅延
ゲート遅延量もMOS・FETの特性に基づき変動して
しまうことを、この遅延ゲート211 〜21n-1 により
補償することができる。具体的には、この遅延量制御型
の遅延ゲート211 〜21n-1 は、チップ温度が高温の
時には制御信号VCNTとして高い電圧を与え、チップ
温度が低温の場合には制御信号VCNTとしてチップ温
度が高温の時に比べ低い電圧を与えることにより、周囲
温度やチップ温度に拘わらず、ほぼ一定の遅延時間を持
つ遅延ゲートとして動作するものとなる。
211 〜21n-1 それぞれでは、第3のMOSトランジ
スタ21cのゲートに、該トランジスタ21cがオフ状
態とならない範囲内で電圧値を可変的に入力することに
より該トランジスタ21cの電流駆動能力を調整するこ
とができる。すなわち制御信号VCNTとして入力する
電圧値の大小により1段当たりの遅延ゲート自身の総遅
延量を制御することができるので、この図3を用いて説
明した遅延ゲートは、遅延量制御型の遅延ゲートとして
動作するのである。従って、例えばビット位相同期回路
の周囲温度(またはチップ温度)が変動した場合に遅延
ゲート遅延量もMOS・FETの特性に基づき変動して
しまうことを、この遅延ゲート211 〜21n-1 により
補償することができる。具体的には、この遅延量制御型
の遅延ゲート211 〜21n-1 は、チップ温度が高温の
時には制御信号VCNTとして高い電圧を与え、チップ
温度が低温の場合には制御信号VCNTとしてチップ温
度が高温の時に比べ低い電圧を与えることにより、周囲
温度やチップ温度に拘わらず、ほぼ一定の遅延時間を持
つ遅延ゲートとして動作するものとなる。
【0020】ここで、制御信号VCNTは遅延量制御回
路50から与えられるが、該回路50については後に説
明する。
路50から与えられるが、該回路50については後に説
明する。
【0021】一方、セレクタ23は、n個の2入力AN
Dゲート251 〜25n と、これらANDゲート251
〜25n の出力を入力とするn入力ORゲート27とで
構成してある。ここでn個の2入力ANDゲート251
〜25n それぞれの一方の入力には、第1の遅延ゲート
群21からのn種のデータを重複なく入力してある。さ
らにn個の2入力ANDゲート251 〜25n それぞれ
の他方の入力には、後述するビット位相制御回路40か
らのn個の選択信号SEL1 〜SELn を重複なく入力
してある。このセレクタ23は、これら選択信号SEL
1 〜SELn の状態に応じ、第1の遅延ゲート群21の
上述したn種のデータのうちのいずれか1つを、変化点
検出回路30に入力Di として選択的に出力する。
Dゲート251 〜25n と、これらANDゲート251
〜25n の出力を入力とするn入力ORゲート27とで
構成してある。ここでn個の2入力ANDゲート251
〜25n それぞれの一方の入力には、第1の遅延ゲート
群21からのn種のデータを重複なく入力してある。さ
らにn個の2入力ANDゲート251 〜25n それぞれ
の他方の入力には、後述するビット位相制御回路40か
らのn個の選択信号SEL1 〜SELn を重複なく入力
してある。このセレクタ23は、これら選択信号SEL
1 〜SELn の状態に応じ、第1の遅延ゲート群21の
上述したn種のデータのうちのいずれか1つを、変化点
検出回路30に入力Di として選択的に出力する。
【0022】次に、変化点検出回路30について図4を
参照して説明する。なおこの変化点検出回路30は、特
開平4−293332号公報に開示のものと同じ構成と
できる。ここではそうしている。具体的にはこの変化点
検出回路30は、2段の遅延ゲート311 ,312 で構
成される第2の遅延ゲート群31と、第1〜第3のフリ
ップフロップ(ラッチ回路ともいう)331 〜333
と、第1〜第2の排他的ORゲート351 および352
と、第1および第2のSRフリップフロップ371 〜3
72 とで構成してある。ここで、第2の遅延ゲート群3
1は、ビット位相調整回路20から出力されたデータD
i と、このデータDi について各段の遅延ゲート31
1 、312 まででそれぞれ遅延される遅延データS31
1 、S312とを、後段の回路331 〜333 に出力す
る。すなわち、位相の違う3種類のデータ列を後段回路
に出力する。また第1のラッチ回路331 はデータDi
を、第2のラッチ回路332 は遅延ゲート311 の出力
データS311 を、第2のラッチ回路333 は遅延ゲー
ト312 の出力データS312 を、基準クロックCi に
より決められる同一時刻(例えば後の図8の時刻t1)
にそれぞれラッチする。また第1の排他的ORゲート3
51 は、第1のラッチ回路331 がラッチしているデー
タS331 と、第2のラッチ回路332 がラッチしてい
るデータS332との一致・不一致を判定する。また第
1の排他的ORゲート352 は、第2のラッチ回路33
2 がラッチしているデータS332 と、第3のラッチ回
路333 がラッチしているデータS333 との一致・不
一致を判定する。第1および第2の排他的ORゲート3
51 、352 の出力に応じ、SRフリップフロップ37
1 または372 が変化点検出信号としてのUPまたはD
OWNを出力する。この一連の信号処理について具体的
に説明する。
参照して説明する。なおこの変化点検出回路30は、特
開平4−293332号公報に開示のものと同じ構成と
できる。ここではそうしている。具体的にはこの変化点
検出回路30は、2段の遅延ゲート311 ,312 で構
成される第2の遅延ゲート群31と、第1〜第3のフリ
ップフロップ(ラッチ回路ともいう)331 〜333
と、第1〜第2の排他的ORゲート351 および352
と、第1および第2のSRフリップフロップ371 〜3
72 とで構成してある。ここで、第2の遅延ゲート群3
1は、ビット位相調整回路20から出力されたデータD
i と、このデータDi について各段の遅延ゲート31
1 、312 まででそれぞれ遅延される遅延データS31
1 、S312とを、後段の回路331 〜333 に出力す
る。すなわち、位相の違う3種類のデータ列を後段回路
に出力する。また第1のラッチ回路331 はデータDi
を、第2のラッチ回路332 は遅延ゲート311 の出力
データS311 を、第2のラッチ回路333 は遅延ゲー
ト312 の出力データS312 を、基準クロックCi に
より決められる同一時刻(例えば後の図8の時刻t1)
にそれぞれラッチする。また第1の排他的ORゲート3
51 は、第1のラッチ回路331 がラッチしているデー
タS331 と、第2のラッチ回路332 がラッチしてい
るデータS332との一致・不一致を判定する。また第
1の排他的ORゲート352 は、第2のラッチ回路33
2 がラッチしているデータS332 と、第3のラッチ回
路333 がラッチしているデータS333 との一致・不
一致を判定する。第1および第2の排他的ORゲート3
51 、352 の出力に応じ、SRフリップフロップ37
1 または372 が変化点検出信号としてのUPまたはD
OWNを出力する。この一連の信号処理について具体的
に説明する。
【0023】第1のラッチ回路331 でラッチされるデ
ータDi は、第2のラッチ回路332 でラッチされるデ
ータS311 より早い位相のものであり、一方、第3の
ラッチ回路333 でラッチされるデータS312 は、デ
ータS311 より遅い位相のものである。もし、第2の
ラッチ回路332 におけるラッチタイミングより少し前
にデータS311 の変化点が存在し、この変化点が遅延
ゲート311 の遅延量以内に接近している場合は、第2
及び第1のラッチ回路332 、331 がラッチしている
データS332 、S331 同士が不一致になる。この不
一致は第1の排他的ORゲート351 で検出され、その
結果SRフリップフロップ371 が「1」にセットされ
て、このSRフリップフロップ371 は前方変化点検出
信号UPを出力する。逆に第2のラッチ回路332 にお
けるラッチタイミングより少し後にデータS311 の変
化点が存在し、この変化点が遅延ゲート311 の遅延量
以内に接近している場合は、第2及び第3のラッチ回路
332 、333 がラッチしているデータS332 、S3
33 同士が不一致になる。この不一致は排他的ORゲー
ト372 で検出され、その結果SRフリップフロップ3
72 が「1」にセットされて、SRフリップフロップ3
72 は後方変化点検出信号DOWNを出力する。すなわ
ち、第2の遅延ゲート群31のp段目の遅延ゲート(こ
の例では1段目の遅延ゲート311 )からの出力データ
が0から1または1から0に変化する点(変化点)が上
記の判定時刻の前後所定範囲内にあるか否かが、第1、
第2の排他的ORゲート351 、352 で判定され、そ
の結果に応じ変化点検出信号UP或はDOWNが出力さ
れるのである。この変化点検出信号は、ビット位相制御
回路40に転送される。
ータDi は、第2のラッチ回路332 でラッチされるデ
ータS311 より早い位相のものであり、一方、第3の
ラッチ回路333 でラッチされるデータS312 は、デ
ータS311 より遅い位相のものである。もし、第2の
ラッチ回路332 におけるラッチタイミングより少し前
にデータS311 の変化点が存在し、この変化点が遅延
ゲート311 の遅延量以内に接近している場合は、第2
及び第1のラッチ回路332 、331 がラッチしている
データS332 、S331 同士が不一致になる。この不
一致は第1の排他的ORゲート351 で検出され、その
結果SRフリップフロップ371 が「1」にセットされ
て、このSRフリップフロップ371 は前方変化点検出
信号UPを出力する。逆に第2のラッチ回路332 にお
けるラッチタイミングより少し後にデータS311 の変
化点が存在し、この変化点が遅延ゲート311 の遅延量
以内に接近している場合は、第2及び第3のラッチ回路
332 、333 がラッチしているデータS332 、S3
33 同士が不一致になる。この不一致は排他的ORゲー
ト372 で検出され、その結果SRフリップフロップ3
72 が「1」にセットされて、SRフリップフロップ3
72 は後方変化点検出信号DOWNを出力する。すなわ
ち、第2の遅延ゲート群31のp段目の遅延ゲート(こ
の例では1段目の遅延ゲート311 )からの出力データ
が0から1または1から0に変化する点(変化点)が上
記の判定時刻の前後所定範囲内にあるか否かが、第1、
第2の排他的ORゲート351 、352 で判定され、そ
の結果に応じ変化点検出信号UP或はDOWNが出力さ
れるのである。この変化点検出信号は、ビット位相制御
回路40に転送される。
【0024】次に、ビット位相制御回路40について図
5を参照して説明する。なおこのビット位相制御回路4
0は、特開平4−293332号公報に開示のものと同
じ構成とできる。ここではそうしている。具体的にはこ
のビット位相制御回路40は、前記変化点検出信号に応
じて、ビット位相調整回路20のセレクタ23に対し適
正な選択信号(詳細は後述する)を出力するものであ
る。そのためここでは、リングカウンタ41と、ORゲ
ート43と、フリップフロップ45と、遅延ゲート群4
71 〜47n と、ORゲート491 〜49n とで構成し
てある。上記ビット変化点検出回路30から出力される
前方変化点検出信号と後方変化点検出信号は、それぞれ
ビット位相制御回路40内にあるリングカウンタ41の
UP端子とDOWN端子に入力される。このリングカウ
ンタ41は、基準クロックCi に同期して上記UP端子
およびDOWN端子の入力に応答して、カウントアッ
プ、カウントダウン動作を行い、カウント値に応じた遅
延量選択制御信号Q1 〜Qn を発生する。これらの遅延
量選択制御信号Q1 〜Qn は、リングカウンタ41のこ
れら遅延量選択制御信号Q1 〜Qn の出力端子に並列接
続してある遅延ゲート471 〜47n によって遅延して
得られた信号Q1'〜Qn'と共に、対応するORゲート4
91 〜49n に入力される。そしてこれらORゲート4
91 〜49n から出力される信号が、位相ビット調整回
路20に備わるセレクタ23のANDゲート251 〜2
5n に入力される選択信号SEL1 〜SELn (代表し
てSELとも示す)となる。
5を参照して説明する。なおこのビット位相制御回路4
0は、特開平4−293332号公報に開示のものと同
じ構成とできる。ここではそうしている。具体的にはこ
のビット位相制御回路40は、前記変化点検出信号に応
じて、ビット位相調整回路20のセレクタ23に対し適
正な選択信号(詳細は後述する)を出力するものであ
る。そのためここでは、リングカウンタ41と、ORゲ
ート43と、フリップフロップ45と、遅延ゲート群4
71 〜47n と、ORゲート491 〜49n とで構成し
てある。上記ビット変化点検出回路30から出力される
前方変化点検出信号と後方変化点検出信号は、それぞれ
ビット位相制御回路40内にあるリングカウンタ41の
UP端子とDOWN端子に入力される。このリングカウ
ンタ41は、基準クロックCi に同期して上記UP端子
およびDOWN端子の入力に応答して、カウントアッ
プ、カウントダウン動作を行い、カウント値に応じた遅
延量選択制御信号Q1 〜Qn を発生する。これらの遅延
量選択制御信号Q1 〜Qn は、リングカウンタ41のこ
れら遅延量選択制御信号Q1 〜Qn の出力端子に並列接
続してある遅延ゲート471 〜47n によって遅延して
得られた信号Q1'〜Qn'と共に、対応するORゲート4
91 〜49n に入力される。そしてこれらORゲート4
91 〜49n から出力される信号が、位相ビット調整回
路20に備わるセレクタ23のANDゲート251 〜2
5n に入力される選択信号SEL1 〜SELn (代表し
てSELとも示す)となる。
【0025】なお、上述した選択信号SEL1 〜SEL
n は、上記変化点検出信号に応答して変化する遅延量選
択制御信号Q1 〜Qn と、これを所定時間遅延させた信
号Q1'〜Qn'とをORゲート491 〜49n でオーバー
ラップさせたものとしている。そのため変化点検出信号
に応答して遅延量選択制御信号Qの値が例えばQ1 から
Q2 に変化したとしてもその変化の瞬間は、信号Q’の
値はQ1 となっている。このため、かりにQの値がQ1
からQ2 に切り替わる際に一時的に信号Qが途絶えたと
しても、この間に選択信号SELは信号Q’(=Q1 )
の値となっているので、Qの値がQ2 になった後はSE
L=Q1 +Q2 となり、Q’の値がQ2になった後はS
EL=Q2 となる。従って、上記構成によれば、遅延量
選択制御信号Qの値が一時的に途絶えたとしても、ビッ
ト位相調整回路20からは途切れることなく連続的にデ
ータを出力することが出来る。
n は、上記変化点検出信号に応答して変化する遅延量選
択制御信号Q1 〜Qn と、これを所定時間遅延させた信
号Q1'〜Qn'とをORゲート491 〜49n でオーバー
ラップさせたものとしている。そのため変化点検出信号
に応答して遅延量選択制御信号Qの値が例えばQ1 から
Q2 に変化したとしてもその変化の瞬間は、信号Q’の
値はQ1 となっている。このため、かりにQの値がQ1
からQ2 に切り替わる際に一時的に信号Qが途絶えたと
しても、この間に選択信号SELは信号Q’(=Q1 )
の値となっているので、Qの値がQ2 になった後はSE
L=Q1 +Q2 となり、Q’の値がQ2になった後はS
EL=Q2 となる。従って、上記構成によれば、遅延量
選択制御信号Qの値が一時的に途絶えたとしても、ビッ
ト位相調整回路20からは途切れることなく連続的にデ
ータを出力することが出来る。
【0026】次に、遅延量制御回路50について説明す
る。この遅延量制御回路50は、遅延量制御型の遅延ゲ
ート211 〜21n-1 にそこでの遅延量を一定にし得る
制御信号を与えることができるものであれば、本来特に
限定されない。しかしここでは以下に図6、図7を参照
して説明するような構成としてある。
る。この遅延量制御回路50は、遅延量制御型の遅延ゲ
ート211 〜21n-1 にそこでの遅延量を一定にし得る
制御信号を与えることができるものであれば、本来特に
限定されない。しかしここでは以下に図6、図7を参照
して説明するような構成としてある。
【0027】この実施の形態の遅延量制御回路50は、
図6に示したように、所定クロック(ここでは高速の基
準クロックCi )と電圧制御発振器57の信号との位相
を比較する位相差検出器51と、この位相差検出器51
の出力を入力とするループフィルタ53と、ループフィ
ルタ53の出力に基づき電圧制御発振器57に直流制御
信号を与える増幅器55と、電圧制御発振器(VCO)
57とにより構成された、いわゆるPLL(フェーズ・
ロック・ループ)回路と呼ばれる公知の回路で構成して
ある。またこのPLL回路50に備わる電圧制御発振器
57は、複数個かつ奇数個のインバータ・ゲートをリン
グ上に直列接続したリングオシレータで構成してある。
具体的には例えば図7に示したように、遅延量制御型の
遅延ゲート57a1 〜57a4 とインバータゲート57
bとで構成してある。ここで遅延量制御型の遅延ゲート
57a1 〜57a4 は、図3を用い既に説明した遅延ゲ
ートと同じ構成のものとなっている。この電圧制御発振
器57を使用したPLL回路50では、周囲温度やチッ
プ温度に拘わらず常に所定クロック(ここでは基準クロ
ックCi )と同一周波数で発振する様に自立的に帰還制
御されるため、電圧制御発振器57内の遅延量制御型の
遅延ゲート57a1 〜57a4 の各遅延量は、周囲温度
やチップ温度に拘わらずほぼ一定の値に制御される。す
なわち、周囲温度やチップ温度に拘わらず遅延ゲート5
7a1 〜57a4 の遅延量を一定にし得るような制御電
圧VCNTが、上記ループフィルタ53および増幅器5
5により、各遅延ゲート57a1 〜57a4 の制御端子
にそれぞれ供給されるのである。そこでこの実施の形態
では、これら遅延ゲート57a1 〜57a4 の遅延量を
一定に制御し得るという制御電圧VCNTを、第1の遅
延ゲート群21における各遅延ゲート211 〜21n に
それぞれ入力して、これら遅延ゲート211 〜21n の
遅延量の一定化(安定化)を図る。なお、この種のPL
Lの動作原理については、例えば「超LSIのためのア
ナログ集積回路設計技術−下巻」P.R.グレイ/R.
G.メイヤー共著、永田稔監訳、培風館発行、pp.1
83〜209に詳細に説明されているため、ここではこ
れ以上の詳細な説明は省略する。もちろん、このPLL
回路で使用する所定クロックは上記基準クロックCi で
なくとも構わないが、Ci を用いると別途にクロックを
用意せずに済むという効果が得られる。
図6に示したように、所定クロック(ここでは高速の基
準クロックCi )と電圧制御発振器57の信号との位相
を比較する位相差検出器51と、この位相差検出器51
の出力を入力とするループフィルタ53と、ループフィ
ルタ53の出力に基づき電圧制御発振器57に直流制御
信号を与える増幅器55と、電圧制御発振器(VCO)
57とにより構成された、いわゆるPLL(フェーズ・
ロック・ループ)回路と呼ばれる公知の回路で構成して
ある。またこのPLL回路50に備わる電圧制御発振器
57は、複数個かつ奇数個のインバータ・ゲートをリン
グ上に直列接続したリングオシレータで構成してある。
具体的には例えば図7に示したように、遅延量制御型の
遅延ゲート57a1 〜57a4 とインバータゲート57
bとで構成してある。ここで遅延量制御型の遅延ゲート
57a1 〜57a4 は、図3を用い既に説明した遅延ゲ
ートと同じ構成のものとなっている。この電圧制御発振
器57を使用したPLL回路50では、周囲温度やチッ
プ温度に拘わらず常に所定クロック(ここでは基準クロ
ックCi )と同一周波数で発振する様に自立的に帰還制
御されるため、電圧制御発振器57内の遅延量制御型の
遅延ゲート57a1 〜57a4 の各遅延量は、周囲温度
やチップ温度に拘わらずほぼ一定の値に制御される。す
なわち、周囲温度やチップ温度に拘わらず遅延ゲート5
7a1 〜57a4 の遅延量を一定にし得るような制御電
圧VCNTが、上記ループフィルタ53および増幅器5
5により、各遅延ゲート57a1 〜57a4 の制御端子
にそれぞれ供給されるのである。そこでこの実施の形態
では、これら遅延ゲート57a1 〜57a4 の遅延量を
一定に制御し得るという制御電圧VCNTを、第1の遅
延ゲート群21における各遅延ゲート211 〜21n に
それぞれ入力して、これら遅延ゲート211 〜21n の
遅延量の一定化(安定化)を図る。なお、この種のPL
Lの動作原理については、例えば「超LSIのためのア
ナログ集積回路設計技術−下巻」P.R.グレイ/R.
G.メイヤー共著、永田稔監訳、培風館発行、pp.1
83〜209に詳細に説明されているため、ここではこ
れ以上の詳細な説明は省略する。もちろん、このPLL
回路で使用する所定クロックは上記基準クロックCi で
なくとも構わないが、Ci を用いると別途にクロックを
用意せずに済むという効果が得られる。
【0028】1−2.動作の説明 次に、この第1の実施の形態のビット位相同期回路10
におけるビット位相同期動作について図8〜図10を参
照して説明する。なお、図8〜図10は、上述した変化
点検出動作を中心とした、このビット位相同期回路10
の動作を示すタイミングチャートである。図8ー図10
中のS21m-1 、・・、S333 は図2、図4に示した
回路中の各位置の信号を示している。
におけるビット位相同期動作について図8〜図10を参
照して説明する。なお、図8〜図10は、上述した変化
点検出動作を中心とした、このビット位相同期回路10
の動作を示すタイミングチャートである。図8ー図10
中のS21m-1 、・・、S333 は図2、図4に示した
回路中の各位置の信号を示している。
【0029】先ず図8に示した例は、ビット位相調整回
路20が第1の遅延ゲート群のある段の遅延ゲート(図
2では第1段目の遅延ゲート211 )からデータS21
m を出力している場合を示している。しかも、第2のラ
ッチ回路332 (基準フリップフロップ332 ともい
う)におけるデータS311 のラッチのタイミング(こ
の場合はクロックCi の立ち上がりのタイミング)が、
データ変化点に対して十分離れており、各データのほぼ
中央でデータラッチ、すなわちデータの識別が行われて
いる場合を示している。この場合は、クロックCi の立
ち上がりのタイミングで、第1のラッチ回路331 にラ
ッチされるデータDi も第3のラッチ回路333 にラッ
チされるデータS312 も基準データであるデータS3
11 と同じ値となる。例えば、クロックCi の立ち上が
りエッジaについて言えば、すべてのラッチ回路331
〜333 が同一データDnをラッチしている。この場
合、基準フリップフロップ332 はデータを十分安定し
たところでラッチできているため、変化点検出回路30
からは変化点検出信号は出力されず、よってビット位相
制御回路40は遅延量選択制御信号を現在状態に維持す
る。
路20が第1の遅延ゲート群のある段の遅延ゲート(図
2では第1段目の遅延ゲート211 )からデータS21
m を出力している場合を示している。しかも、第2のラ
ッチ回路332 (基準フリップフロップ332 ともい
う)におけるデータS311 のラッチのタイミング(こ
の場合はクロックCi の立ち上がりのタイミング)が、
データ変化点に対して十分離れており、各データのほぼ
中央でデータラッチ、すなわちデータの識別が行われて
いる場合を示している。この場合は、クロックCi の立
ち上がりのタイミングで、第1のラッチ回路331 にラ
ッチされるデータDi も第3のラッチ回路333 にラッ
チされるデータS312 も基準データであるデータS3
11 と同じ値となる。例えば、クロックCi の立ち上が
りエッジaについて言えば、すべてのラッチ回路331
〜333 が同一データDnをラッチしている。この場
合、基準フリップフロップ332 はデータを十分安定し
たところでラッチできているため、変化点検出回路30
からは変化点検出信号は出力されず、よってビット位相
制御回路40は遅延量選択制御信号を現在状態に維持す
る。
【0030】また図9に示した例は、ビット位相調整回
路20がS21m を出力していたところ、入力データD
inの基準クロックCi に対する位相がずれてきたために
入力データS311 の変化点がラッチタイミングである
クロックCi の立ち上がり点の僅か前まで接近してきた
場合を示している。ここで、クロックCi の立ち上がり
エッジaに着目すると基準データであるデータS311
と、これより位相の進んだデータDi とは、同じデータ
Dnとなっているが、もっとも位相の遅れているデータ
S312 は、上記タイミングaにおいて1サイクル前の
値Dn−1となっている。従って、この場合は第2のラ
ッチ回路332 の出力データS332 と第3のラッチ回
路S333 の出力データS333 とが不一致となるの
で、変化点検出回路30からは、後方変化点検出信号が
出力される。この後方変化点検出信号を受けたビット位
相制御回路40はビット位相調整回路20が遅延量を一
段減らしたデータS21m-1 を選択出力するように選択
制御信号を出力する。これによってビット位相調整回路
20は変化点検出回路30にデータS21m-1 を出力す
るようなる(図9の時刻tx)。このため、基準フリッ
プフロップ332 に入力されるデータS311 の位相を
前に進むので、ラッチタイミングはデータの十分安定し
た位置に来るようになる。
路20がS21m を出力していたところ、入力データD
inの基準クロックCi に対する位相がずれてきたために
入力データS311 の変化点がラッチタイミングである
クロックCi の立ち上がり点の僅か前まで接近してきた
場合を示している。ここで、クロックCi の立ち上がり
エッジaに着目すると基準データであるデータS311
と、これより位相の進んだデータDi とは、同じデータ
Dnとなっているが、もっとも位相の遅れているデータ
S312 は、上記タイミングaにおいて1サイクル前の
値Dn−1となっている。従って、この場合は第2のラ
ッチ回路332 の出力データS332 と第3のラッチ回
路S333 の出力データS333 とが不一致となるの
で、変化点検出回路30からは、後方変化点検出信号が
出力される。この後方変化点検出信号を受けたビット位
相制御回路40はビット位相調整回路20が遅延量を一
段減らしたデータS21m-1 を選択出力するように選択
制御信号を出力する。これによってビット位相調整回路
20は変化点検出回路30にデータS21m-1 を出力す
るようなる(図9の時刻tx)。このため、基準フリッ
プフロップ332 に入力されるデータS311 の位相を
前に進むので、ラッチタイミングはデータの十分安定し
た位置に来るようになる。
【0031】また図10に示した例は、ビット位相調整
回路20がS21m を出力していたところ、入力データ
Dinの基準クロックCi に対する位相がずれてきた(進
んできた)ために入力データS311 の変化点がクロッ
クCLKoの立ち上がり点の僅か後ろにまで接近した場
合を示している。この場合は、基準データであるデータ
S311 と位相の最も進んでいるデータDi でラッチす
るデータが不一致となるので、変化点検出回路30から
は前方変化点検出信号が出力される。ビット位相制御回
路40は、ビット位相調整回路20が遅延量を1段階増
やしたデータを選択するよう選択制御信号を出力する。
これによって、ビット位相調整回路20は変化点検出回
路40にデータS21m+1 を出力するようになる(図1
0の時刻tx)。このため、基準フリップフロップ33
2 に入力されるデータS311 の位相は遅れるので、ラ
ッチタイミングがデータの十分安定した位置に来るよう
に調整される。
回路20がS21m を出力していたところ、入力データ
Dinの基準クロックCi に対する位相がずれてきた(進
んできた)ために入力データS311 の変化点がクロッ
クCLKoの立ち上がり点の僅か後ろにまで接近した場
合を示している。この場合は、基準データであるデータ
S311 と位相の最も進んでいるデータDi でラッチす
るデータが不一致となるので、変化点検出回路30から
は前方変化点検出信号が出力される。ビット位相制御回
路40は、ビット位相調整回路20が遅延量を1段階増
やしたデータを選択するよう選択制御信号を出力する。
これによって、ビット位相調整回路20は変化点検出回
路40にデータS21m+1 を出力するようになる(図1
0の時刻tx)。このため、基準フリップフロップ33
2 に入力されるデータS311 の位相は遅れるので、ラ
ッチタイミングがデータの十分安定した位置に来るよう
に調整される。
【0032】ところでこの位相ビット同期回路10で
は、既に説明したように、遅延ゲート211 〜21n-1
それぞれでの遅延量がビット位相同期回路の制御分解能
を決定している。これに対しこの発明では、上記の一連
のビット位相同期動作中、第1遅延ゲート群21の各遅
延ゲート211 〜21n-1 の遅延量は一定になるように
制御されている。このため、遅延ゲート211 〜21
n-1 による位相制御分解能が温度変動等によって変動し
てしまうのを抑制できるので、所望の回路動作を保証し
やすくできるという効果が得られる。特に高速の入力信
号を取り扱うビット位相同期回路では、タイミング上の
設計マージンがきわめて少ないが、この方法により遅延
ゲートの遅延値の温度変動を小さくしたことにより設計
マージンの拡大が図れることになる。もちろん、電源電
圧の変動に起因する遅延ゲート211〜21n-1 での遅
延量変動も抑制できる。
は、既に説明したように、遅延ゲート211 〜21n-1
それぞれでの遅延量がビット位相同期回路の制御分解能
を決定している。これに対しこの発明では、上記の一連
のビット位相同期動作中、第1遅延ゲート群21の各遅
延ゲート211 〜21n-1 の遅延量は一定になるように
制御されている。このため、遅延ゲート211 〜21
n-1 による位相制御分解能が温度変動等によって変動し
てしまうのを抑制できるので、所望の回路動作を保証し
やすくできるという効果が得られる。特に高速の入力信
号を取り扱うビット位相同期回路では、タイミング上の
設計マージンがきわめて少ないが、この方法により遅延
ゲートの遅延値の温度変動を小さくしたことにより設計
マージンの拡大が図れることになる。もちろん、電源電
圧の変動に起因する遅延ゲート211〜21n-1 での遅
延量変動も抑制できる。
【0033】2.第2の実施の形態 上述の第1の実施の形態では変化点検出回路30に備わ
る第2の遅延ゲート群31の各遅延ゲート311 ,31
3 については特に遅延量制御型とは限定していない。し
かし、これら遅延ゲート311 ,312 を通常の固定遅
延ゲートで構成した場合、例えば室温で最適な検出感度
が得られるようにビット変化点検出回路30を設計した
としても、実使用における周囲温度もしくはチップ温度
の上昇があると遅延ゲートの遅延量が増大してしまい、
検出感度が鈍くなってしまうという問題が生じる。この
第2の実施の形態ではその対策技術を開示する。図11
はその説明に供する図であり、第2の実施の形態の変化
点検出回路130の構成を示した図である。
る第2の遅延ゲート群31の各遅延ゲート311 ,31
3 については特に遅延量制御型とは限定していない。し
かし、これら遅延ゲート311 ,312 を通常の固定遅
延ゲートで構成した場合、例えば室温で最適な検出感度
が得られるようにビット変化点検出回路30を設計した
としても、実使用における周囲温度もしくはチップ温度
の上昇があると遅延ゲートの遅延量が増大してしまい、
検出感度が鈍くなってしまうという問題が生じる。この
第2の実施の形態ではその対策技術を開示する。図11
はその説明に供する図であり、第2の実施の形態の変化
点検出回路130の構成を示した図である。
【0034】この第2の実施の形態の変化点検出回路1
30の第1の実施の形態のものとの相違点は、図4を用
いて説明したビット変化点検出回路30における遅延ゲ
ート311 、312 を、図3を用いて説明した遅延量制
御型の遅延ゲート211 (図11では1311 、131
2 として示す。)に置き換え、かつ、これら遅延ゲート
1311 、1312 の制御端子(図3でいえば第3のト
ランジスタ21cのゲート)に遅延量制御回路50の制
御信号VCNTを入力した点である。
30の第1の実施の形態のものとの相違点は、図4を用
いて説明したビット変化点検出回路30における遅延ゲ
ート311 、312 を、図3を用いて説明した遅延量制
御型の遅延ゲート211 (図11では1311 、131
2 として示す。)に置き換え、かつ、これら遅延ゲート
1311 、1312 の制御端子(図3でいえば第3のト
ランジスタ21cのゲート)に遅延量制御回路50の制
御信号VCNTを入力した点である。
【0035】こうしておくと、第1の実施の形態にて説
明した理由と同様の理由から、変化点検出回路内の遅延
ゲート1311 、1312 での遅延量が周囲温度または
チップ温度の変動に起因して変化するのを抑制できるか
ら、遅延ゲート1311 、1312 それぞれの遅延量の
安定化が図れる。そのため、変化点検出回路の安定動作
が確保される。
明した理由と同様の理由から、変化点検出回路内の遅延
ゲート1311 、1312 での遅延量が周囲温度または
チップ温度の変動に起因して変化するのを抑制できるか
ら、遅延ゲート1311 、1312 それぞれの遅延量の
安定化が図れる。そのため、変化点検出回路の安定動作
が確保される。
【0036】3.第3の実施の形態 上述の第1、第2の各実施の形態では、遅延量制御型の
遅延ゲートとして図3に示したものを用い、遅延量制御
回路としてPLL回路を用いる例を説明した。これによ
れば第1の遅延ゲート群21(図2参照)や第2の遅延
ゲート群31(図4参照)の各遅延ゲートでの遅延量の
安定化を高い精度で行なえる。しかし例えば遅延量の安
定化はある程度達成されれば良いというような場合は、
遅延量制御回路の構成をもっと簡単なものとしても良
い。この第3の実施の形態では、その一例を説明する。
この説明を図12を参照して行なう。
遅延ゲートとして図3に示したものを用い、遅延量制御
回路としてPLL回路を用いる例を説明した。これによ
れば第1の遅延ゲート群21(図2参照)や第2の遅延
ゲート群31(図4参照)の各遅延ゲートでの遅延量の
安定化を高い精度で行なえる。しかし例えば遅延量の安
定化はある程度達成されれば良いというような場合は、
遅延量制御回路の構成をもっと簡単なものとしても良
い。この第3の実施の形態では、その一例を説明する。
この説明を図12を参照して行なう。
【0037】この第3の実施の形態では、第1の遅延ゲ
ート群およびまたは第2の遅延ゲート群に使用する遅延
量制御型の遅延ゲート60を、第1のインバータ61お
よびこれに直列接続された第2のインバータ63で構成
された遅延ゲートにより構成する。ただし、第1のイン
バータ61は、Pチャネル型MOSFET61a、Pチ
ャネル型MOSFET61b、Nチャネル型MOSFE
T61cおよびNチャネル型MOSFET61dを直列
接続してあり、かつ、MOSFET61b,61cそれ
ぞれのゲートを遅延ゲート60の入力とし、MOSFE
T61b,61cのソース・ドレイン接続点を第2のイ
ンバータ63に対する出力としてあるインバータであ
る。また、第2のインバータ63は、Pチャネル型MO
SFET63a、Pチャネル型MOSFET63b、N
チャネル型MOSFET63cおよびNチャネル型MO
SFET63dを直列接続してあり、かつ、MOSFE
T63b,63cそれぞれのゲートを第1のインバータ
の出力と接続してあり、MOSFET63b,63cの
ソース・ドレイン接続点を遅延ゲート60の出力として
あるインバータである。また、遅延量制御回路70はこ
の場合PMOS側遅延量制御回路71およびNMOS側
遅延量制御回路73で構成してある。PMOS側遅延量
制御回路71は、負の温度係数を有する抵抗手段71a
と、該抵抗手段71aの一端にドレインおよびゲートが
接続されソースは電源に接続されているPチャネル型M
OSFET71bとで構成されている。抵抗手段71a
の他端は接地してある。一方、NMOS側遅延量制御回
路73は、負の温度係数を有する抵抗手段73aと、該
抵抗手段73aの一端にドレインおよびゲートが接続さ
れソースは接地されているNチャネル型MOSFET7
3bとで構成されている。抵抗手段73aの他端は電源
と接続してある。またPMOS側遅延量制御回路71の
抵抗手段71aおよびPチャネル型MOSFET71b
の結節点(ノード)N71を、遅延ゲート60における
Pチャネル型MOSFET61a,63aの各ゲートに
接続してある。また、NMOS側遅延量制御回路73の
抵抗手段73aおよびNチャネル型MOSFET73b
のノードN73を、遅延ゲート60におけるNチャネル
型MOSFET61d,63dの各ゲートに接続してあ
る。これらP側、N側遅延量制御回路71,73それぞ
れにおいて、負の温度係数を有する抵抗手段は分圧抵抗
となっている。そのためこのPMOS側遅延量制御回路
71では、周囲温度(チップ温度)が高くなるにつれ接
続点N71の電位が低くなる。またNMOS側遅延量制
御回路73では、周囲温度(チップ温度)が高くなるに
つれ接続点N73の電位が高くなる。これらノードN7
1、ノードN73における電圧は、遅延ゲート60での
遅延量を一定化するための制御信号として利用出来る。
ート群およびまたは第2の遅延ゲート群に使用する遅延
量制御型の遅延ゲート60を、第1のインバータ61お
よびこれに直列接続された第2のインバータ63で構成
された遅延ゲートにより構成する。ただし、第1のイン
バータ61は、Pチャネル型MOSFET61a、Pチ
ャネル型MOSFET61b、Nチャネル型MOSFE
T61cおよびNチャネル型MOSFET61dを直列
接続してあり、かつ、MOSFET61b,61cそれ
ぞれのゲートを遅延ゲート60の入力とし、MOSFE
T61b,61cのソース・ドレイン接続点を第2のイ
ンバータ63に対する出力としてあるインバータであ
る。また、第2のインバータ63は、Pチャネル型MO
SFET63a、Pチャネル型MOSFET63b、N
チャネル型MOSFET63cおよびNチャネル型MO
SFET63dを直列接続してあり、かつ、MOSFE
T63b,63cそれぞれのゲートを第1のインバータ
の出力と接続してあり、MOSFET63b,63cの
ソース・ドレイン接続点を遅延ゲート60の出力として
あるインバータである。また、遅延量制御回路70はこ
の場合PMOS側遅延量制御回路71およびNMOS側
遅延量制御回路73で構成してある。PMOS側遅延量
制御回路71は、負の温度係数を有する抵抗手段71a
と、該抵抗手段71aの一端にドレインおよびゲートが
接続されソースは電源に接続されているPチャネル型M
OSFET71bとで構成されている。抵抗手段71a
の他端は接地してある。一方、NMOS側遅延量制御回
路73は、負の温度係数を有する抵抗手段73aと、該
抵抗手段73aの一端にドレインおよびゲートが接続さ
れソースは接地されているNチャネル型MOSFET7
3bとで構成されている。抵抗手段73aの他端は電源
と接続してある。またPMOS側遅延量制御回路71の
抵抗手段71aおよびPチャネル型MOSFET71b
の結節点(ノード)N71を、遅延ゲート60における
Pチャネル型MOSFET61a,63aの各ゲートに
接続してある。また、NMOS側遅延量制御回路73の
抵抗手段73aおよびNチャネル型MOSFET73b
のノードN73を、遅延ゲート60におけるNチャネル
型MOSFET61d,63dの各ゲートに接続してあ
る。これらP側、N側遅延量制御回路71,73それぞ
れにおいて、負の温度係数を有する抵抗手段は分圧抵抗
となっている。そのためこのPMOS側遅延量制御回路
71では、周囲温度(チップ温度)が高くなるにつれ接
続点N71の電位が低くなる。またNMOS側遅延量制
御回路73では、周囲温度(チップ温度)が高くなるに
つれ接続点N73の電位が高くなる。これらノードN7
1、ノードN73における電圧は、遅延ゲート60での
遅延量を一定化するための制御信号として利用出来る。
【0038】この第3の実施の形態によれば、第1、第
2の実施の形態に比べ簡易に遅延量制御回路を構成出来
る。
2の実施の形態に比べ簡易に遅延量制御回路を構成出来
る。
【0039】4.他の実施の形態 以上、第1、第2および第3の実施の形態をそれぞれ説
明したが、この発明は上述の各実施の形態に限られな
い。
明したが、この発明は上述の各実施の形態に限られな
い。
【0040】例えば、第1、第2の実施の形態では、第
1の遅延ゲート群や第2の遅延ゲート群における各遅延
ゲートの回路構成およびレイアウト構成を、PLL回路
中の遅延ゲートの回路構成およびレイアウト構成と同一
(実質的に同一も含む)とするのが良い旨説明したが、
両者間で素子サイズ等が変わったとしてもある程度遅延
量の安定化は図れると考えられる。したがって、この目
的の範囲内で第1の遅延ゲート群や第2の遅延ゲート群
における各遅延ゲートの回路構成およびレイアウト構成
と、PLL回路中の遅延ゲートの回路構成とが違う場合
ももちろん本発明に含まれる。
1の遅延ゲート群や第2の遅延ゲート群における各遅延
ゲートの回路構成およびレイアウト構成を、PLL回路
中の遅延ゲートの回路構成およびレイアウト構成と同一
(実質的に同一も含む)とするのが良い旨説明したが、
両者間で素子サイズ等が変わったとしてもある程度遅延
量の安定化は図れると考えられる。したがって、この目
的の範囲内で第1の遅延ゲート群や第2の遅延ゲート群
における各遅延ゲートの回路構成およびレイアウト構成
と、PLL回路中の遅延ゲートの回路構成とが違う場合
ももちろん本発明に含まれる。
【0041】また、第1、第2の実施の形態では遅延量
制御型の遅延ゲートとして、図3に示したように、第1
のCMOインバータ21xのNMOS・FET21b側
にNMOSFET21cをさらに直列接続した例を説明
した。しかし、このNMOSFET21cを用いずに、
第1のCMOSインバータ21xのPMOS・FET2
1aと電源との間に新たにPMOSFETを設けそのゲ
ートに制御信号を入力する構成としても良い。または、
図3に示した構成において、PMOS・FET21aと
電源との間に新たにPMOSFETを設けそのゲートお
よびNMOSFET21cのゲートそれぞれに適正な制
御信号を入力する構成としても良い。このように変更し
た場合における遅延量制御回路40は、これらの遅延ゲ
ートの回路方式に適応したPLL回路とリングオシレー
タに変更すればよいことは、明白である。
制御型の遅延ゲートとして、図3に示したように、第1
のCMOインバータ21xのNMOS・FET21b側
にNMOSFET21cをさらに直列接続した例を説明
した。しかし、このNMOSFET21cを用いずに、
第1のCMOSインバータ21xのPMOS・FET2
1aと電源との間に新たにPMOSFETを設けそのゲ
ートに制御信号を入力する構成としても良い。または、
図3に示した構成において、PMOS・FET21aと
電源との間に新たにPMOSFETを設けそのゲートお
よびNMOSFET21cのゲートそれぞれに適正な制
御信号を入力する構成としても良い。このように変更し
た場合における遅延量制御回路40は、これらの遅延ゲ
ートの回路方式に適応したPLL回路とリングオシレー
タに変更すればよいことは、明白である。
【0042】また、第3の実施の形態においては、遅延
量制御回路60としてP側遅延量制御回路61およびN
側遅延量制御回路63を設ける例を説明した。しかし、
P側、N側遅延量制御回路61、63のいずれか一方は
設けない構成の場合があっても良い。なお、P側遅延量
制御回路61を設けないこととしたなら、Pチャネル型
MOSFET61a,63aは設けずとも良く、また、
P側遅延量制御回路63を設けないこととしたなら、N
チャネル型MOSFET61d,63dは設けずとも良
い。また、上記実施の形態では遅延量制御回路60は、
第1および又は第2の遅延ゲート群の各遅延ゲートにそ
れぞれ設ける例を示したが、各遅延ゲートで共通となる
ように遅延量制御回路60を配置する場合があっても良
い。
量制御回路60としてP側遅延量制御回路61およびN
側遅延量制御回路63を設ける例を説明した。しかし、
P側、N側遅延量制御回路61、63のいずれか一方は
設けない構成の場合があっても良い。なお、P側遅延量
制御回路61を設けないこととしたなら、Pチャネル型
MOSFET61a,63aは設けずとも良く、また、
P側遅延量制御回路63を設けないこととしたなら、N
チャネル型MOSFET61d,63dは設けずとも良
い。また、上記実施の形態では遅延量制御回路60は、
第1および又は第2の遅延ゲート群の各遅延ゲートにそ
れぞれ設ける例を示したが、各遅延ゲートで共通となる
ように遅延量制御回路60を配置する場合があっても良
い。
【0043】また、上述の実施の形態においては、第2
の遅延ゲート群31を2段構成としかつ1段目の遅延ゲ
ートの出力データを基準データとし、然も、1段目の遅
延ゲートの入出力データ同士の一致・不一致と、1段目
および2段目の遅延ゲートの出力データ同士の一致・不
一致とを判定することとしていた。しかし、第2の遅延
ゲート群31を3段以上としかつ適性段の遅延ゲートの
出力を基準データとし、そして基準データとの一致・不
一致を判定するデータ数を実施の形態より増やして変化
点検出信号を生成するアルゴリズムとする場合があって
も良い。
の遅延ゲート群31を2段構成としかつ1段目の遅延ゲ
ートの出力データを基準データとし、然も、1段目の遅
延ゲートの入出力データ同士の一致・不一致と、1段目
および2段目の遅延ゲートの出力データ同士の一致・不
一致とを判定することとしていた。しかし、第2の遅延
ゲート群31を3段以上としかつ適性段の遅延ゲートの
出力を基準データとし、そして基準データとの一致・不
一致を判定するデータ数を実施の形態より増やして変化
点検出信号を生成するアルゴリズムとする場合があって
も良い。
【0044】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
出願のビット位相同期方法の発明によれば、入力データ
の位相調整をするための第1の遅延ゲート群の各遅延ゲ
ートでの遅延量が一定になるようこれら遅延ゲートを制
御する。そのため、第1の遅延ゲート群の各遅延ゲート
は入力データに対しそれぞれ再現性良く位相差を与える
ようになる。したがって、ビット位相同期における所望
の動作を保証できる。特に、高速の入力信号を取り扱う
ビット位相同期処理では、タイミング上の設計マージン
グが少しでも拡大すればビット位相同期の信頼性が向上
する点を考えると、この発明の意義は一層大きい。
出願のビット位相同期方法の発明によれば、入力データ
の位相調整をするための第1の遅延ゲート群の各遅延ゲ
ートでの遅延量が一定になるようこれら遅延ゲートを制
御する。そのため、第1の遅延ゲート群の各遅延ゲート
は入力データに対しそれぞれ再現性良く位相差を与える
ようになる。したがって、ビット位相同期における所望
の動作を保証できる。特に、高速の入力信号を取り扱う
ビット位相同期処理では、タイミング上の設計マージン
グが少しでも拡大すればビット位相同期の信頼性が向上
する点を考えると、この発明の意義は一層大きい。
【0045】また、この出願のビット位相同期回路によ
れば、入力データの位相調整をするための第1の遅延ゲ
ート群の各遅延ゲートを遅延量制御型のものとし、か
つ、該遅延ゲートを制御する遅延量制御回路を具えてい
る。そのため、ビット位相調整回路における第1の遅延
ゲート群の各遅延ゲートの遅延量が周囲温度の変動など
に起因して万一変動してもその修正がなされる。したが
って、ビット位相調整回路の第1の遅延ゲート群の各遅
延ゲートは、入力データに対しそれぞれ再現性良く位相
差を与える。そのため、入力データの位相を自ユニット
の基準クロックに従来より安定に同期させることが可能
なビット位相同期回路が実現される。
れば、入力データの位相調整をするための第1の遅延ゲ
ート群の各遅延ゲートを遅延量制御型のものとし、か
つ、該遅延ゲートを制御する遅延量制御回路を具えてい
る。そのため、ビット位相調整回路における第1の遅延
ゲート群の各遅延ゲートの遅延量が周囲温度の変動など
に起因して万一変動してもその修正がなされる。したが
って、ビット位相調整回路の第1の遅延ゲート群の各遅
延ゲートは、入力データに対しそれぞれ再現性良く位相
差を与える。そのため、入力データの位相を自ユニット
の基準クロックに従来より安定に同期させることが可能
なビット位相同期回路が実現される。
【図1】第1の実施の形態のビット位相同期回路の全体
図である。
図である。
【図2】第1の実施の形態のビット位相同期回路におけ
るビット位相調整回路の説明図である。
るビット位相調整回路の説明図である。
【図3】遅延量制御型の遅延ゲートの説明図である。
【図4】第1の実施の形態のビット位相同期回路におけ
る変化点検出回路の説明図である。
る変化点検出回路の説明図である。
【図5】第1の実施の形態のビット位相同期回路におけ
るビット位相制御回路の説明図である。
るビット位相制御回路の説明図である。
【図6】第1の実施の形態の遅延量制御回路の説明図で
ある。
ある。
【図7】電圧制御発振器57の説明図である。
【図8】ビット位相同期動作の説明に供する図(その
1)である。
1)である。
【図9】ビット位相同期動作の説明に供する図(その
2)である。
2)である。
【図10】ビット位相同期動作の説明に供する図(その
3)である。
3)である。
【図11】第2の実施の形態の説明図であり、第2の遅
延ゲート群の遅延ゲートでの遅延量をも一定化する例の
説明図である。
延ゲート群の遅延ゲートでの遅延量をも一定化する例の
説明図である。
【図12】他の遅延ゲートおよび遅延量制御回路の例を
示す図である。
示す図である。
10:第1の実施の形態のビット位相同期回路 20:ビット位相調整回路 21:第1の遅延ゲート群 211 〜21n-1 :遅延量制御型の遅延ゲート 23:セレクタ 30:変化点検出回路 31:第2の遅延ゲート群 311 :遅延ゲート(p段目の遅延ゲート) 312 :遅延ゲート(p+1段目の遅延ゲート) 40:ビット位相制御回路 50:遅延量制御回路 51:位相差検出器 53:ループフィルタ 55:増幅器 57:電圧制御発振器 57a1 〜57a4 :遅延量制御型の遅延ゲート 57b:インバータゲート 70:遅延量制御回路(負の温度係数を有する抵抗手段
を具えたもの) 71a,73a:負の温度係数を有する抵抗手段 130:第2の実施の形態の変化点検出回路 131:第2の実施の形態における第2の遅延ゲート群 1311 、1312 :遅延量制御型の遅延ゲート
を具えたもの) 71a,73a:負の温度係数を有する抵抗手段 130:第2の実施の形態の変化点検出回路 131:第2の実施の形態における第2の遅延ゲート群 1311 、1312 :遅延量制御型の遅延ゲート
Claims (10)
- 【請求項1】 複数の遅延ゲートを直列接続して構成し
た第1の遅延ゲート群に入力データを入力し、該第1の
遅延ゲート群における各段の遅延ゲートからそれぞれ得
られる前記入力データについての遅延データおよび前記
入力データの中からいずれかを選択的に出力し、 該選択的に出力したデータを少なくとも2段の遅延ゲー
トで構成した第2の遅延ゲート群に入力し、該第2の遅
延ゲート群のp段目の遅延ゲートの出力データと、少な
くとも(p−1)段目の遅延ゲートの出力データとの一
致・不一致、および、該p段目の遅延ゲートの出力デー
タと、少なくとも(p+1)段目の遅延ゲートの出力デ
ータとの一致・不一致を、基準クロックで制御される同
一時刻に判定することにより、前記p段目の遅延ゲート
からの出力データの変化点が該判定時刻の前後所定範囲
内にあるか否かを示す変化点検出信号を生成し(ただ
し、pは1以上の整数である。またp=1の場合は、p
−1段目の遅延ゲートは第2の遅延ゲート群の入力点そ
のものとする。)、 前記第1の遅延ゲート群が選択的に出力しているデータ
を、前記変化点検出信号に応じて、前記第1の遅延ゲー
ト群における他のデータに変更することで、前記入力デ
ータと前記基準クロックとの位相を同期させるビット位
相同期方法において、 前記第1の遅延ゲート群の各遅延ゲートにおける信号遅
延量がそれぞれ一定となるようにこれら遅延ゲートを制
御することを特徴とするビット位相同期方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のビット位相同期方法に
おいて、 前記第2の遅延ゲート群の各遅延ゲートにおける信号遅
延量がそれぞれ一定となるようにこれら遅延ゲートを制
御することを特徴とするビット位相同期方法。 - 【請求項3】 複数の遅延ゲートを直列接続して構成さ
れ入力データが入力される第1の遅延ゲート群を有し、
かつ、該第1の遅延ゲート群における各段の遅延ゲート
からそれぞれ得られる前記入力データについての遅延デ
ータおよび前記入力データの中からいずれかを選択的に
出力するビット位相調整回路と、 少なくとも2段の遅延ゲートで構成され前記ビット位相
調整回路からの出力データが入力される第2の遅延ゲー
ト群を有し、かつ、該第2の遅延ゲート群のp段目の遅
延ゲートの出力データと、少なくとも(p−1)段目の
遅延ゲートの出力データとの一致・不一致、および、該
p段目の遅延ゲートの出力データと、少なくとも(p+
1)段目の遅延ゲートの出力データとの一致・不一致
を、基準クロックで制御される同一時刻に判定すること
により、前記p段目の遅延ゲートからの出力データの変
化点が該判定時刻の前後所定範囲内にあるか否かを示す
変化点検出信号を出力するビット変化点検出回路と(た
だし、pは1以上の整数である。またp=1の場合は、
p−1段目の遅延ゲートは第2の遅延ゲート群の入力点
そのものとする。)、 前記第1の遅延ゲート群が選択的に出力しているデータ
を、前記変化点検出信号に応じて、前記第1の遅延ゲー
ト群における他のデータに変更するよう制御するビット
位相制御回路とを具えるビット位相同期回路において、 前記第1の遅延ゲート群の各遅延ゲートを、遅延量制御
型の遅延ゲートでそれぞれ構成してあり、かつこれら遅
延量制御型の遅延ゲートでの遅延量を一定に制御するた
めの制御信号を該遅延ゲートに与える遅延量制御回路を
具えたことを特徴とするビット位相同期回路。 - 【請求項4】 請求項3に記載のビット位相同期回路に
おいて、 前記第1の遅延ゲート群を構成している遅延量制御型の
遅延ゲートそれぞれを、電圧によって遅延量が制御され
る遅延ゲートで構成してあり、 前記遅延量制御回路を、リングオシレータにより構成さ
れる電圧制御発振器を有したPLL回路であって該電圧
制御発振器用の制御電圧が前記制御信号として使用され
るPLL回路で構成したことを特徴とするビット位相同
期回路。 - 【請求項5】 請求項4に記載のビット位相同期回路に
おいて、 前記遅延ゲートそれぞれの回路構成およびレイアウト構
成を、前記PLL回路の電圧制御発振器に備わる遅延ゲ
ートの回路構成およびレイアウト構成と同じとしてある
ことを特徴とするビット位相同期回路。 - 【請求項6】 請求項3に記載のビット位相同期回路に
おいて、 第1の遅延ゲート群を構成している遅延量制御型の遅延
ゲートそれぞれを、電圧によって遅延量が制御される遅
延ゲートで構成してあり、 前記遅延量制御回路を、負の温度係数を有する抵抗手段
を分圧抵抗として用いていて温度変動に応じ異なる電圧
を前記制御信号として出力する回路で構成してあること
を特徴とするビット位相同期回路。 - 【請求項7】 請求項3に記載のビット位相同期回路に
おいて、 前記第2の遅延ゲート群の各遅延ゲートを、遅延量制御
型の遅延ゲートでそれぞれ構成してあり、かつこれら遅
延量制御型の遅延ゲートでの遅延量を一定に制御するた
めの制御信号を該遅延ゲートに与える遅延量制御回路を
具えたことを特徴とするビット位相同期回路。 - 【請求項8】 請求項7に記載のビット位相同期回路に
おいて、 前記第2の遅延ゲート群を構成している遅延量制御型の
遅延ゲートそれぞれを、電圧によって遅延量が制御され
る遅延ゲートで構成してあり、 前記遅延量制御回路を、請求項4に記載のPLL回路で
兼用してあることを特徴とするビット位相同期回路。 - 【請求項9】 請求項8に記載のビット位相同期回路に
おいて、 前記遅延ゲートそれぞれの回路構成およびレイアウト構
成を、前記PLLの回路の電圧制御発振器に備わる遅延
ゲートの回路構成およびレイアウト構成と同じとしてあ
ることを特徴とするビット位相同期回路。 - 【請求項10】 請求項7に記載のビット位相同期回路
において、 前記第2の遅延ゲート群を構成している遅延量制御型の
遅延ゲートそれぞれを、電圧によって遅延量が制御され
る遅延ゲートで構成してあり、 前記遅延量制御回路を、負の温度係数を有する抵抗手段
を分圧抵抗として用いていて温度変動に応じ異なる電圧
を前記制御信号として出力する回路で構成してあること
を特徴とするビット位相同期回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18092896A JPH1028111A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | ビット位相同期方法およびビット位相同期回路 |
US08/788,862 US6041089A (en) | 1996-07-10 | 1997-01-23 | Bit phase synchronizing method and bit phase synchronizing circuit |
CN97114530.XA CN1174459A (zh) | 1996-07-10 | 1997-07-10 | 比特相位同步方法和比特相位同步电路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18092896A JPH1028111A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | ビット位相同期方法およびビット位相同期回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1028111A true JPH1028111A (ja) | 1998-01-27 |
Family
ID=16091737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18092896A Pending JPH1028111A (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | ビット位相同期方法およびビット位相同期回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6041089A (ja) |
JP (1) | JPH1028111A (ja) |
CN (1) | CN1174459A (ja) |
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KR100416512B1 (ko) * | 1999-06-15 | 2004-01-31 | 샤프 가부시키가이샤 | 비트동기회로 |
JP2020115627A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-30 | アンリツ株式会社 | データ信号伝送装置およびデータ信号伝送方法 |
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EP1148646A1 (de) * | 2000-04-19 | 2001-10-24 | TOSHIBA Electronics Europe GmbH | Verfahren zur Optimierung der Abtastung digitaler Signalwellen |
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CN104734672B (zh) | 2013-12-23 | 2018-04-17 | 国际商业机器公司 | 时钟信号控制器 |
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1996
- 1996-07-10 JP JP18092896A patent/JPH1028111A/ja active Pending
-
1997
- 1997-01-23 US US08/788,862 patent/US6041089A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-10 CN CN97114530.XA patent/CN1174459A/zh active Pending
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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US6041089A (en) | 2000-03-21 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030325 |