JPH1155602A - デジタル位相合わせ装置 - Google Patents

デジタル位相合わせ装置

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JPH1155602A
JPH1155602A JP20692597A JP20692597A JPH1155602A JP H1155602 A JPH1155602 A JP H1155602A JP 20692597 A JP20692597 A JP 20692597A JP 20692597 A JP20692597 A JP 20692597A JP H1155602 A JPH1155602 A JP H1155602A
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JP
Japan
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signal
clock signal
delayed clock
delay
delayed
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JP20692597A
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Shin Takebe
慎 武部
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals
    • H04L7/0338Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals the correction of the phase error being performed by a feed forward loop

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】入力信号の信号特性に影響を受けることなく、
クロック信号と入力信号との位相同期を効率良く獲得す
ることができるデジタル位相合わせ装置を提供するこ
と。 【解決手段】OCR21から出力されるクロック信号を
順次遅延させて複数の遅延クロック信号C0〜Cnを生
成し、変化点検出回路13を用いて水平同期信号(H
S)と整合する遅延クロック信号を選択して出力信号
(CK0)を選択するとともに、微調delay回路1
5が、遅延クロック信号(CK0)をさらに順次遅延さ
せて複数の遅延クロック信号を生成し、ロータリーディ
ップスイッチ17のスイッチ設定に対応する遅延クロッ
ク信号をシステムクロック(SCK)として選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号発生器が発生
したクロック信号の位相を入力信号の持つ位相に合わせ
るデジタル位相合わせ装置に関し、特に、入力信号の信
号特性に影響を受けることなく、クロック信号と入力信
号との位相同期を効率良く獲得することができるデジタ
ル位相合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水平同期信号及びアナログデータ
を外部から入力するVGA信号や、周期分離を用いて内
部で水平同期信号を求めるNTSCビデオ信号を画像デ
ータとして受信する技術が知られている。
【0003】かかる場合に、画像データを受信する受信
機では、高精度な水晶発振器を用いてクロック信号を発
生することになるが、このクロック信号は、入力信号に
適合する位相を有する必要がある。
【0004】そこで、従来では、PLL(Phase Locked
Loop )等を用いて受信データ信号の位相同期を確保し
ていたが、かかるPLLを用いることとすると、通信チ
ャネルのビットレートの低下を招き、また大型のループ
利得安定コンデンサが必要であり、さらに多数のアナロ
グ回路が必要となるという問題がある。
【0005】このため、特開平3−151737号公報
には、複数個の遅延手段を使用して複数個の遅延クロッ
ク信号を生成し、これらの遅延クロック信号を受信機入
力信号と比較して、該複数の遅延クロック信号のいずれ
が受信機入力信号と最も位相が近いかを決定するよう構
成したデジタル位相同期用の方法及び構成体が開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術を用いると、’0’又は’1’の入力信号が連続
し、入力信号に所定時間変化が生じない場合には、常に
ある決まった遅延クロック信号が選択されて、結果的に
相手側との位相同期をとれないという問題がある。
【0007】このため、この従来技術を用いてVGA信
号やNTSC信号を受信すると、入力信号が所定時間変
化しない場合には、入力信号とクロック信号との間で同
期ずれを起こし、正確な画像を再生することができない
こととなる。
【0008】そこで、本発明では、上記問題点を解決し
て、入力信号の信号特性に影響を受けることなく、クロ
ック信号と入力信号との位相同期を効率良く獲得するこ
とができるデジタル位相合わせ装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するため、第1の発明は、信号発生器が発生したク
ロック信号の位相を入力信号の持つ位相に合わせるデジ
タル位相合わせ装置において、前記信号発生器が発生し
たクロック信号を順次遅延して、遅延量の異なる複数の
遅延クロック信号を発生する発生手段と、前記発生手段
が発生した複数の遅延クロック信号から、水平同期信号
の立ち下がり又は立ち上がりに変化点が対応する遅延ク
ロック信号を選択する選択手段とを具備するよう構成し
たので、下記に示す効果が得られる。
【0010】1)入力信号の信号特性に影響を受けるこ
となく、クロック信号と入力信号との位相同期を効率良
く獲得することができる。
【0011】2)水平同期信号と常に位相同期のとれた
システムクロックを供給することができる。
【0012】3)水平同期信号の送出元との同期を常に
獲得することができる。
【0013】また、第2の発明は、前記選択手段が選択
した遅延クロック信号を順次遅延して、遅延量が異なる
複数の遅延クロック信号を発生し、発生した複数の遅延
クロック信号のうち微調整操作に応答する遅延クロック
信号を選択する微調整手段をさらに具備するよう構成し
たので、選択手段が選択した遅延クロック信号の基準と
なる水平同期信号と送信元が出力するデータを生成する
クロック(ドットクロック)との間の位相誤差を解消す
ることができる。
【0014】また、第3の発明は、前記発生手段は、少
なくとも1以上のインバータを含む各delayに遅延
回路を用いて、クロック信号の1周期以上の遅延量を持
つ複数の遅延クロック信号を発生するよう構成したの
で、遅延に伴うデューティ比の崩れを防止することがで
きる。
【0015】また、第4の発明は、前記選択手段は、前
記水平同期信号の立ち下がり又は立ち上がり時の各遅延
クロック信号の状態をそれぞれ検出する複数のフリップ
フロップと、前記複数のフリップフロップが検出した検
出信号をそれぞれ受信して、前記水平同期信号の立ち下
がり又は立ち上がりに変化点が対応する変化点を有する
遅延クロック信号を検出する変化点検出手段とを具備す
るよう構成したので、水平同期信号の立ち下がり又は立
ち上がりに対応する変化点を有する遅延クロック信号を
効率良く特定することができる。
【0016】また、第5の発明は、前記変化点検出手段
は、前記水平同期信号の立ち下がり又は立ち上がりに対
応する変化点を有する遅延クロック信号が複数存在する
場合に、遅延量がわずかに異なる遅延クロック信号を複
数選択することなく最初に検出した遅延クロック信号の
みを選択するよう構成したので、遅延クロック信号の遅
延量が1周期を越える場合であっても、遅延クロック信
号を一意に特定し、もってクロックのデューティ崩れを
防止することができる。
【0017】また、第6の発明は、前記選択手段は、各
フリップフロップの出力をプルアップ又はプルダウンし
て、メタステーブル状態を排除するよう構成したので、
セットアップタイム及びホールドタイムが満たされてい
ないために、フリップフロップの出力がメタステーブル
状態になっても、強制的に出力を安定化することができ
る。
【0018】また、第7の発明は、前記選択手段は、前
記発生手段が発生する各遅延クロック信号を各遅延クロ
ック信号に対応して設けた複数のトライステートに入力
し、前記変化点検出手段による出力信号を用いて所定の
トライステートに入力した遅延クロック信号を出力する
よう構成したので、アンド(AND)、オア(OR) のセレ
クタに対してどのトライステートからの出力を考えた場
合であっても、信号出力までの要する遅延時間を均一化
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本実施の形態に係わる位相合わせ
回路の回路構成を示す図である。
【0021】図1に示す位相合わせ回路10は、発振回
路(OSC)21から出力されるクロック信号を順次遅
延させて複数の遅延クロック信号C0〜Cnを生成し、
変化点検出回路13を用いて水平同期信号(HS)と整
合する遅延クロック信号を選択して出力信号(CK0)
を選択する。
【0022】そして、微調delay回路15が、遅延
クロック信号(CK0)をさらに順次遅延させて複数の
遅延クロック信号を生成し、ロータリーディップスイッ
チ17のスイッチ設定に対応する遅延クロック信号をシ
ステムクロック(SCK)として選択する。
【0023】このように、この位相合わせ回路10は、
単に入力信号とクロック信号の同期をとるのではなく、
水平同期信号を第1基準にして微調整を行うことにより
送信元のドットクロックと常に位相同期のとれたシステ
ムクロックを出力するものである。
【0024】まず、この位相合わせ回路10の具体的な
動作について説明する。
【0025】図1に示すように、この位相合わせ回路1
0では、OSC21から出力されるクロック信号を分周
回路11で1/2分周した後に、n個の遅延素子(以下
「delay」と言う。)12a〜12nを直列配置し
た遅延回路12に入力する。
【0026】そして、各delay12a〜12nに入
力する遅延クロック信号C0〜Cn−1を、各dela
yに対応して設けたD型フリップフロップ(以下「F
F」と言う。)0〜FFnのD端子と、クロック信号を
選択するセレクタ14とに出力する。
【0027】ここで、このFF0〜FFnのクロック端
子には、インバータを介して水平同期信号を入力し、F
F0〜FFnのQ端子からの出力信号A1〜Anを、変
化点検出回路13に出力する。なお、セットアップタイ
ム及びホールドタイムが保持されない場合に生ずるメタ
ステーブル状態を防止するために、各FF0〜FFnの
出力は、プルアップ又はプルダウンされている。
【0028】そして、変化点検出回路13は、かかる信
号A0〜Anに基づいて後述する変化点検出処理を行
い、変化点に係わる信号Y0〜Ynを生成し、セレクタ
14に出力する。
【0029】その後、セレクタ14は、信号Y0〜Yn
に基づいて遅延クロック信号C0〜Cnのいずれかを選
択し、選択した信号CK0を微調delay回路15に
出力する。
【0030】例えば、Y0が’H(HIGH)’であり、Y
1〜Ynが’L(LOW) ’である場合には、遅延クロッ
ク信号C0を信号CK0として選択し、Y1が’H(HI
GH)’であり、Y0及びY2〜Ynが’L(LOW) ’で
ある場合には、遅延クロック信号C1を信号CK0とし
て選択する。
【0031】次に、微調delay回路15は、上記遅
延回路12と同様に遅延素子を重畳した直列回路を用い
て、CK0を順次遅延させた遅延クロック信号B0〜B
nをセレクタ16に出力する。
【0032】そして、セレクタ16では、かかる遅延ク
ロック信号B0〜Bnのうち、ロータリーディップスイ
ッチ17のスイッチ設定に対応する遅延クロック信号を
選択して、システムクロック(SCK)として出力す
る。
【0033】このように、この位相合わせ回路10で
は、水平同期を行うごとにシステムクロック信号の位相
を水平同期信号の位相に合わせるよう構成することによ
り、該水平同期信号の出力元と常に位相同期を保持でき
るようにしている。
【0034】また、セレクタ14が選択した信号CK0
をシステムクロックとして使用するのではなく、該信号
CK0を微調delay回路15で微調整するよう構成
しているので、水平同期信号と送信元のデータの変化点
のずれを解消することができる。
【0035】以上、本実施の形態に係わる位相合わせ回
路10の構成について説明した。
【0036】次に、この位相合わせ回路10を用いた映
像受信装置について説明する。
【0037】図2は、図1に示す位相合わせ回路10を
有する映像受信装置の一例を示す図である。
【0038】同図に示すように、この映像受信装置で
は、発振器(OSC)21とA/Dコンバータ23〜2
5及びLCD27との間に図1に示す位相合わせ回路1
0を設けたため、該位相合わせ回路10は、水平同期信
号(HS)の位相を基準として微調整用のロータリーデ
ィップスイッチをLCDの画面を見ながら調整すること
によって、送信元のドットクロックと同期が保持された
システムクロック信号(SCK)を、A/Dコンバータ
23〜25及びLCD27のクロック端子に出力するこ
とになる。
【0039】したがって、各A/Dコンバータ23〜2
5は、それぞれ水平同期信号(HS)を第1基準にして
送信元のドットクロックと位相同期が保持されたシステ
ムクロック信号(SCK)に基づいて、アナログの映像
信号又はVGA信号のR成分、G成分及びB成分をA/
D変換し、変換したデジタル信号をLCD27に出力す
ることができる。
【0040】このことから、LCD27は、送信元のド
ットクロックと同期した位相ずれのない映像信号を獲得
できることになる。なお、かかるLCD27には、HS
delay回路22及びVSdelay回路26を介し
て、それぞれ遅延した水平同期信号(HS)及び垂直同
期信号(VS)が入力される。
【0041】図3は、図1に示す位相合わせ回路10を
用いた映像受信装置の別の例を示す図である。
【0042】同図に示すように、この映像受信装置で
は、図1に示す位相合わせ回路10が、発振器(OS
C)21と各A/Dコンバータ23〜25との間に設け
られているため、コンポジットビデオ信号から周期分離
回路31が周期分離した水平同期信号(HS)と位相同
期が保持されたシステムクロック信号(SCK)が、各
A/Dコンバータ23〜25のクロック端子に出力され
る。
【0043】したがって、Y/C分離回路32がコンポ
ジットビデオ信号から分離した輝度信号(Y)及び色信
号(C)が、RGBデコーダ33によってRGB座標系
の信号r、g及びbに変換されたならば、これらのr、
g及びb信号は、水平同期信号(HS)と常に位相同期
のとれたシステムクロック信号に基づいて、R、G及び
B信号に変換される。
【0044】このことから、かかるコンポジットビデオ
信号を考えた場合であっても、水平同期信号を第1基準
にして送信元のドットクロックと同期した位相ずれのな
い映像信号を獲得できることになる。
【0045】以上、図1に示す位相合わせ回路10の映
像受信装置への適用例について説明した。
【0046】次に、図1に示す遅延回路12を形成する
delay12a〜12nについて具体的に説明する。
【0047】図4は、図1に示す遅延回路12を形成す
るdelay12aの細部構成を示す図である。
【0048】図4(a)に示すように、このdelay
12aは、複数のインバーターを直列に連結して構成さ
れている。
【0049】ここで、同図(b)に示すような、バッフ
ァの連鎖40を用いることとすると、入力クロック信号
41の波形が出力クロック信号42のように変形され、
そのデューティ比が崩れてしまう。このため、本実施の
形態では、かかるデューティ比の崩れを伴わないよう
に、インバーターを用いてdelay12aを構成する
ことにより、デューティ比の崩れを、インバーター2個
でキャンセルされるようにして遅延回路12を実現して
いる。
【0050】なお、ここでは説明の便宜上、delay
12aについてのみ示すこととしたが、delay12
b〜12nについても同様に構成される。ただし、各d
elay12a〜12nはそれぞれ均等なものとするこ
とが条件となる。
【0051】次に、図1に示す変化点検出回路13の具
体的な構成について説明する。
【0052】図5は、図1に示す変化点検出回路13の
構成を示す図である。
【0053】同図に示す変化点検出回路13は、nが1
5の場合、すなわち遅延回路12のdelayが16個
あり、各delayに奇数個のインバータを設けた場合
を示している。
【0054】この変化点検出回路13は、遅延クロック
信号C0〜Cnのうち、いずれの遅延クロック信号の立
ち上がり又は立ち下がり(以下「変化点」と言う。)が
水平同期信号(HS)の立ち下がりに対応するかを検出
する回路である。
【0055】具体的には、水平同期信号(HS)の立ち
下がりが、遅延クロック信号C0の立ち上がりと遅延ク
ロック信号C1の立ち下がりとの間に位置するのか、遅
延クロック信号C1の立ち下がりと遅延クロック信号C
2の立ち上がりとの間に位置するのか、又は他のクロッ
ク信号の立ち上がり又は立ち下がりに対応するのかを検
出する。
【0056】ここで、本実施の形態では、水平同期信号
(HS)の立ち下がりと遅延クロック信号の変化点との
関係を「状態」として捉えることとし、具体的には、図
6(a)に示すように、水平同期信号(HS)の立ち下
がりが、遅延クロック信号C0の立ち上がりと遅延クロ
ック信号C1の立ち下がりとの間に位置する場合を「状
態0」と呼ぶこととする。
【0057】また、同図(b)に示すように、水平同期
信号(HS)の立ち下がりが、遅延クロック信号C1の
立ち下がりと遅延クロック信号C2の立ち上がりとの間
に位置する場合には「状態1」となり、遅延クロック信
号C14の立ち上がりと遅延クロック信号C15の立ち
下がりとの間に位置する場合には「状態14」となる。
【0058】そして、状態0の場合には、FF0の出力
であるA0と、FF1の出力であるA1が共に’H’と
なるため、A0とA1の論理積によって得られるY0
は’H’となり、MASK1の出力については’L ’
となる。したがって、MASK2〜4の出力も’L’と
なり、結果的にY4以降が全て’L’となる。
【0059】なお、A1が’H’であるからY1は’
L’となり、クロックパルスの周期を考え合わせると、
Y2及びY3についても’L’となる。
【0060】これらのことから、状態0の場合における
変化点検出回路13の出力信号は、Y0のみが’H’と
なり、Y1〜Y15は’L’となる。なお、この出力信
号Y0〜Y15を受け取ったセレクタ14では、出力信
号CK0としてC0を選択し、微調delay回路15
に出力することになる。
【0061】次に、状態1の場合を考えると、A1及び
A2がともに’L’となるので、Y0が’L’、Y1
が’H’、Y2が’L’、Y3が’L’、Y4〜Y15
が’L’となり、結果的にY1のみが’H’となる。
【0062】ところで、図6(c)に示すように、水平
同期信号がクロック信号C1と同時に立ち下がる場合に
は、FF1はセットアップタイム及びホールドタイムが
満たされていないために、その出力がメタステーブル状
態となるが、該出力にはプルアップ抵抗を設けているた
め、A1が’H’となり、上記状態0の場合に含まれる
ことになる。
【0063】このように、この変化点検出回路13を用
いることにより、水平同期信号(HS)の立ち下がり
が、いずれの遅延クロック信号C0〜Cnの変化点に対
応するかを検出できることになる。
【0064】また、この変化点検出回路13では、ma
sk1〜4を設けることにより、クロックの遅延量が一
周期分以上あるような場合であっても、2つ以上の変化
点を検出しないよう構成している。
【0065】なお、遅延回路12の各delay12a
〜12nに奇数個のインバーターが内在される場合に
は、C1及びC3のような奇数番目のクロック信号が反
転されるため、図7に示すように、セレクタ14内にイ
ンバーターを設けることによって、クロック信号を元に
戻す必要がある。
【0066】ここで、このセレクタ14は、各遅延クロ
ック信号C0〜C15をそれぞれトライステートに入力
しておき、変化点検出回路13からの出力信号Y0〜Y
15を用いて、水平同期信号(HS)を位相同期のとれ
た遅延クロック信号を出力するよう構成されている。こ
のため、どのトライステートからの出力を考えた場合で
あっても、信号CK0を出力するまでの要する遅延時間
を均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係わる位相合わせ回路の回路構
成を示す図。
【図2】図1に示す位相合わせ回路を有する映像受信装
置の一例を示す図。
【図3】図1に示す位相合わせ回路を有する映像受信装
置の別の例を示す図。
【図4】図1に示す遅延回路を形成するdelayの細
部構成を示す図。
【図5】図1に示す変化点検出回路の構成を示す図。
【図6】図1に示す遅延クロック信号と水平同期信号の
立ち下がりの対応関係を示す図。
【図7】奇数個のインバーターを用いて遅延回路を構成
した場合のセレクタの構成を示す図。
【符号の説明】
10…位相合わせ回路、 11…分周回路、 12…遅
延回路、12a,12b,12n…delay、FF
0、FF1,FFn−1,FFn…D型フリップフロッ
プ回路、13…変化点検出回路、 14,16…セレク
タ、15…微調delay回路、 17…ロータリーデ
ィップスイッチ、21…発振器、 22…水平同期信号
遅延回路、23,24,25…A/Dコンバータ、26
…垂直同期信号遅延回路、 27…LCD、31…周期
分離回路、 32…Y/C分離回路、33…RGBデコ
ーダ回路、 40…バッファ連鎖

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号発生器が発生したクロック信号の位
    相を入力信号の持つ位相に合わせるデジタル位相合わせ
    装置において、 前記信号発生器が発生したクロック信号を順次遅延し
    て、遅延量の異なる複数の遅延クロック信号を発生する
    発生手段と、 前記発生手段が発生した複数の遅延クロック信号から、
    水平同期信号の立ち下がり又は立ち上がりに変化点が対
    応する遅延クロック信号を選択する選択手段とを具備す
    ることを特徴とするデジタル位相合わせ装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段が選択した遅延クロック信
    号を順次遅延して、遅延量が異なる複数の遅延クロック
    信号を発生し、発生した複数の遅延クロック信号のうち
    微調整操作に応答する遅延クロック信号を選択する微調
    整手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載
    のデジタル位相合わせ装置。
  3. 【請求項3】 前記発生手段は、 少なくとも1以上のインバータを含む各delayに遅
    延回路を用いて、クロック信号の1周期以上の遅延量を
    持つ複数の遅延クロック信号を発生することを特徴とす
    る請求項1記載の位相合わせ装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、 前記水平同期信号の立ち下がり又は立ち上がり時の各遅
    延クロック信号の状態をそれぞれ検出する複数のフリッ
    プフロップと、 前記複数のフリップフロップが検出した検出信号をそれ
    ぞれ受信して、前記水平同期信号の立ち下がり又は立ち
    上がりに変化点が対応する変化点を有する遅延クロック
    信号を検出する変化点検出手段とを具備することを特徴
    とする請求項1記載のデジタル位相合わせ装置。
  5. 【請求項5】 前記変化点検出手段は、 前記水平同期信号の立ち下がり又は立ち上がりに対応す
    る変化点を有する遅延クロック信号が複数存在する場合
    に、遅延量がわずかに異なる遅延クロック信号を複数選
    択することなく1つの遅延クロック信号のみを検出する
    ことを特徴とする請求項4記載のデジタル位相合わせ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は、 各フリップフロップの出力をプルアップ又はプルダウン
    して、メタステーブル状態を排除することを特徴とする
    請求項4記載のデジタル位相合わせ装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段は、 前記発生手段が発生する各遅延クロック信号を各遅延ク
    ロック信号に対応して設けた複数のトライステートに入
    力し、前記変化点検出手段による出力信号を用いて所定
    のトライステートに入力した遅延クロック信号を出力す
    ることを特徴とする請求項4記載のデジタル位相合わせ
    装置。
JP20692597A 1997-07-31 1997-07-31 デジタル位相合わせ装置 Withdrawn JPH1155602A (ja)

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JP20692597A JPH1155602A (ja) 1997-07-31 1997-07-31 デジタル位相合わせ装置
US09/156,890 US6404833B1 (en) 1997-07-31 1998-09-18 Digital phase synchronizing apparatus

Applications Claiming Priority (2)

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